JP2021023783A - 突っ張り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面間や、床面と天井面との間等の固定部間に突っ張り状態で架設された架設部材の取り付け状態を確実に維持し得る突っ張り装置を提供する。【解決手段】壁面18,18間に突っ張り状態で架設される架設部材3を具える。架設部材3は、外管13とこれにスライド可能に挿入されて引き出し可能の内管15と、内管15の先端側の部分に設けられて内管15の軸線方向で前後動できる可動圧接部材9と、該可動圧接部材9を前後進させるための駆動ネジ部材10と、該駆動ネジ部材10を正回転させることによって可動圧接部材9を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材10の逆回転を防止する逆回転防止具11を具える。【選択図】 図2

Description

本発明は、壁面間や、床面と天井面との間等の固定部間に、水平状態や垂直状態を呈して突っ張り状態で架設される架設部材を具える突っ張り装置に関するものである。
ネジ部材を回転させて突っ張り棒の両端を壁面間に圧接させることによって該突っ張り棒を壁面間に突っ張り状態で取り付け、該突っ張り棒を用いて、物を載せるための棚や物を引っ掛けるための掛着部を設けることが行われている( 例えば特許文献1、2、3)。
しかしながら前記突っ張り棒にあっては、前記棚や前記掛着部としての使用が継続されて上からの荷重が付加され続けている間に、経時的変化により前記ネジ部材が逆回転して、前記突っ張り棒の両端の前記壁面に対する圧接力が低下して突っ張り強さが弱くなり易かった。
このように突っ張り強さが弱くなると、該突っ張り棒が下向きの荷重に耐えられなくなってこれが下方に位置ずれして壁面を損傷したり、或いは該突っ張り棒が、前記棚に載せられていた物と一緒に或いは前記掛着部に掛けられていた物と一緒に一挙に落下する事態を招き、危険であり該物の損傷招く恐れもあった。
特開2018−143508 特開2000−116450 実用新案登録第2518156号
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、壁面間や、床面と天井面との間等の固定部間に、水平状態や垂直状態を呈して突っ張り状態で架設された架設部材の取り付け状態を確実に維持でき、これによって、該架設部材を棚として構成した場合において該棚に物を載せたり、或いは、該架設部材を掛着部として構成した場合において該掛着部に物を引っ掛けたりする該架設部材の使用状態を安定的に持続させ得る突っ張り装置の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明に係る突っ張り装置は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る突っ張り装置の第1の態様は、両端部が固定部に圧接されることによって該固定部間に突っ張り状態で架設される架設部材を具える突っ張り装置であって、該架設部材は、直線状の棒体と、該棒体の一端側の部分及び/又は該棒体の他端側の部分に設けられて該棒体の軸線方向で前後動でき且つ、所要量前進した状態で、前進方向の先端面が前記固定部に圧接される可動圧接部材と、該可動圧接部材を前後進させるために正逆回転させ得る駆動ネジ部材と、該駆動ネジ部材を正回転させることによって前記可動圧接部材を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止する逆回転防止具とを具えており、該可動圧接部材が具えられない側の前記棒体の端部は、前記固定部に直接又は間接の圧接状態で固定されることを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第2の態様は、両端部が固定部に圧接されることによって該固定部間に突っ張り状態で架設される架設部材を具える突っ張り装置であって、該架設部材は、直線状の棒体を有している。該棒体は、一端が一方の前記固定部に直接又は間接の圧接状態で固定される直線状の外管と、該外管にスライド可能に挿入され且つ該外管の他端で引き出し可能となされており、所要に引き出された状態で該外管に固定される直線状の内管と、該内管の、引き出し方向で見た先端側の部分に設けられて該内管の軸線方向で前後動でき且つ、所要量前進した状態で、前進方向で見た先端面が他方の前記固定部に圧接される可動圧接部材と、該可動圧接部材を前後進させるために正逆回転させ得る駆動ネジ部材と、該駆動ネジ部材を正回転させることによって前記可動圧接部材を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止する逆回転防止具を具えることを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第3の態様は、両端部が固定部に圧接されることによって該固定部間に突っ張り状態で架設される架設部材を具える突っ張り装置であって、該架設部材は、直線状の棒体を有している。該棒体は、一端が一方の前記固定部に直接又は間接の圧接状態で固定される直線状の外管と、該外管にスライド可能に挿入され且つ該外管の一端で引き出し可能となされており、所要に引き出された状態で該外管に固定され、且つ引き出し方向で見た先端が一方の前記固定部に直接又は間接の圧接状態で固定される直線状の内管と、該外管の他端側の部分に設けられて該外管の軸線方向で前後動でき且つ、所要量前進した状態で、前進方向で見た先端面が他方の前記固定部に圧接される可動圧接部材と、該可動圧接部材を前後進させるために正逆回転させ得る駆動ネジ部材と、該駆動ネジ部材を正回転させることによって前記可動圧接部材を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止する逆回転防止具とを具えることを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第4の態様は、前記第1〜第3の何れかの態様において、前記駆動ネジ部材の正回転により圧縮されて前記可動圧接部材に前記固定部に対する付勢力を生じさせるバネ部材が設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第5の態様は、前記第1〜第4の何れかの態様において、前記外管と前記内管が共に水平状態を呈することを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第6の態様は、前記第1〜第4の何れかの態様において、 前記外管と前記内管が共に垂直状態を呈することを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第7の態様は、前記第5の態様において、前記外管が、水平面内で所要間隔を置いて平行状態に複数本配置されると共に、全ての外管がその両端部で連結されており、各外管に前記内管がスライド可能に挿入されていることを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第8の態様は、前記第6の態様において、前記外管が、垂直面内で所要間隔を置いて平行状態に複数本配置されると共に、全ての外管がその両端部で連結されており、各外管に前記内管がスライド可能に挿入されていることを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第9の態様は、前記第2の態様において、前記逆回転防止具は、前記内管をその軸線方向でスライドできるが該内管の軸線回りには回転できない移動部材に設けられており、前記駆動ネジ部材を正回転させることによって前記可動押圧部材を所要量前進させ前記先端面が前記固定部を押圧した状態で、該移動部材を前記内管の先端部に向けて所要量スライドさせることにより、該逆回転防止具が前記駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止することを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第10の態様は、前記第3の態様において、前記逆回転防止具は、前記外管をその軸線方向でスライドできるが該外管の軸線回りには回転できない移動部材に設けられており、前記駆動ネジ軸を正回転させることによって前記可動押圧部材を所要量前進させ前記先端面が前記固定部を押圧した状態で、該移動部材を前記外管の先端部に向けて所要量スライドさせることにより、該逆回転防止具が前記駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止することを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第11の態様は、前記第1〜第10の何れかの態様において、前記駆動ネジ部材は、その有する回転操作部で前記正逆回転の操作を可能となされており、該回転操作部は第1の係合部を具え、前記逆回転防止具は、該第1の係合部と係合し得る第2の係合部を具えていることを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第12の態様は、前記第2又は第3の態様において、前記逆回転防止具は、前記外管をその軸線方向でスライドできるが該外管の軸線回りには回転できない移動部材に設けられており、前記駆動ネジ軸を正回転させることによって前記可動押圧部材を所要量前進させ前記先端面が前記固定部を押圧した状態で、該移動部材を前記外管の先端部に向けて所要量スライドさせることにより、該逆回転防止具が前記駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止する如くなされており、前記駆動ネジ部材は、その有する回転操作部で前記正逆回転の操作を可能となされており、該回転操作部は第1の係合部を具え、前記逆回転防止具は、該第1の係合部と係合し得る第2の係合部を具えており、前記移動部材がスライドして前記第1の係合部と前記第2の係合部とが係合した状態で、該移動部材が前記回転操作部を覆い隠すことを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第13の態様は、前記第12の態様において、前記移動部材は、上片と該上片の両側で下設された両側片とを具えたコ字型箱状を呈する着脱部材を有し、前記第2の係合部は、前記回転操作部の前記第1の係合部と係合し得る、該着脱部材の前記両側片の内面部として構成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第14の態様は、前記第12の態様において、前記外管と前記内管が共に水平状態を呈する場合において、前記移動部材がスライドして前記第1の係合部と前記第2の係合部とが係合した状態で、前記移動部材が前記回転操作部を覆い隠し、該覆い隠した状態で、該移動部材の上面が前記可動押圧部材の上面と面一状態を呈して、該移動部材の該上面と該可動押圧部材の該上面が物の載置部となることを特徴とするものである。
本発明に係る突っ張り装置の第15の態様は、前記第11〜第14の何れかの態様において、前記第1の係合部は、係合突部及び/又は係合凹部からなり、前記第2の係合部は、該第1の係合部と嵌合状態に係合することを特徴とするものである。
本発明によるときは、壁面間や、床面と天井面との間等の固定部間に、水平状態や垂直状態を呈して突っ張り状態で架設された架設部材の取り付け状態を確実に維持でき、これによって、該架設部材を棚として構成した場合において該棚に物を載せたり、或いは、該架設部材を掛着部として構成した場合において該掛着部に物を引っ掛けたりする該架設部材の使用状態を安定的に持続させることができる。
本発明に係る突っ張り装置を縮小した状態で説明する平面図である。 本発明に係る突っ張り装置が、固定部間に突っ張り状態で設置された状態を示す平面図である。 本発明に係る突っ張り装置が固定部間に突っ張り状態で設置された状態を示す側面図と、逆回転防止の作動状態を説明する側面図である。 本発明に係る突っ張り装置を説明する部分断面図である。 バネ部材が圧縮された状態を説明する側面図である。 固定圧接部材及び、これに連結された外管と中間外管を説明する斜視図である。 固定圧接部材に対する外管の連結状態を示す断面図である。 外管連結部材に対する中間外管の連結状態を説明する断面図である。 外管連結部材に対する外管と中間外管の連結状態を説明する斜視図である。 可動圧接部材と、これに連結される回転操作部と筒状ネジ軸を説明する斜視図である。 内管に対する筒状ネジ軸の連結状態を説明する断面図である。 第1、第2の係合部の構成を説明する説明図である。 逆回転防止具に対する内管と中間内管の取付け状態を説明する斜視図である。 移動部材に対する中間内管の連結状態を説明する断面図である。 駆動ネジ部材の逆回転が逆回転防止具によって防止されている状態を示す断面図である。 逆回転防止具を外管に設けてなる突っ張り装置を示す断面図である。 伸縮しない1本の棒体を以って構成した突っ張り装置を示す説明図である。 逆回転防止具の他の構成を示す説明図である。
図1〜5において本発明に係る突っ張り装置1は、両端部が固定部2,2に圧接されることによって該固定部2,2間に突っ張り状態で架設される架設部材3を具えている。該架設部材3は、直線状の棒体5と、該棒体5の一端側の部分及び/又は該棒体5の他端側の部分に設けられて該棒体5の軸線方向で前後動でき且つ、所要量前進した状態で、前進方向の先端面(圧接面)7が前記固定部2に圧接される可動圧接部材9と、該可動圧接部材9を前後進させるために正逆回転させ得る駆動ネジ部材10と、該駆動ネジ部材10を正回転させることによって前記可動圧接部材9を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材10と係合して該駆動ネジ部材10の逆回転を防止する逆回転防止具11とを具えており、
該可動圧接部材9が具えられない側の前記棒体5の端部は、前記固定部2に直接又は間接の圧接状態で固定されている。
本実施例において前記棒体5は、図2〜4に示すように、一端12が一方の前記固定部2(2a)に直接又は間接の圧接状態で固定される直線状の外管13と、該外管13にスライド可能に挿入され且つ該外管13の他端14(図4)で引き出し可能となされており、所要に引き出された状態で該外管13に固定される直線状の内管15と、該内管15の、引き出し方向で見た先端側の部分に設けられて該内管15の軸線方向で前後動でき且つ、所要量前進した状態で、前進方向の先端面(圧接面)7が他方の前記固定部2(2b)に圧接される前記可動圧接部材9と、該可動圧接部材9を前後進させるために正逆回転させ得る駆動ネジ部材10と、該駆動ネジ部材10を正回転させることによって前記可動圧接部材9を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材10と係合して該駆動ネジ部材10の逆回転を防止する前記逆回転防止具11とを具えている。
ここに、前記棒体5を構成する前記外管13の前記一端12( 図4)が一方の前記固定部2( 2a)に直接の圧接状態で固定されるとは、該外管13の一端12がそのまま( 即ち、他の部材を介さないで)一方の前記固定部2(2a)に圧接状態で固定されることを意味する。又、前記管体13の前記一端12が一方の前記固定部2(2a)に間接の圧接状態で固定されるとは、図2、図3(A)に示すように、該外管13の一端12( 図4)が、例えば後述する固定圧接部材26を介して前記固定部2(2a)に圧接状態で固定されることを意味する。以下これを具体的に説明する。
本実施例においては、前記固定部2,2は左右対向する壁面18,18として構成され、前記架設部材3は、図3(A)に示すように、該壁面18,18間に水平状態を呈して突っ張り状態で架設されて棚19を構成する。
前記外管13は、図6に示すようにその長さ方向と直交する方向に長い横長の長方形状断面を呈する角筒状を呈しており、例えば、高さが12.6mm程度で水平幅が21.4mm程度に設定されている。該外管13は、本実施例においては2本設けられており、水平面内で所要間隔を置いて(例えば65mm程度の間隔を置いて)平行状態に配置されている。本実施例においては図1〜2、図6に示すように、該両外管13,13の中間部位において、該両外管13,13と同様構成の中間外管20が配置されている。
そして図1に示すように、該両外管13,13と該中間外管20の一端側の部分21、22、21の一端23,24,23は揃っており、該一端側の部分21,22,21は、図7に示すように先端面( 圧接面) 25で一方の前記壁面18(18a)(前記一方の固定部2(2a))に圧接される固定圧接部材26によって連結されている。該固定圧接部材26は、本実施例においては図7に示すように、前記外管13の長さ方向と直交する方向に長い直方体状の横長箱状体として構成されており、該横長箱状体の内部には、垂直を呈する内方側の側面部27で開口して前記一端側の部分21,22,21を圧入させ得る有底の挿入孔部29,29、29を有し、前記一端23,24, 23が該挿入孔部29,29,29の底面30,30,30に当接することによって、該一端側の部分21,22, 21が該固定圧接部材26によって連結されている。該固定圧接部材26は、本実施例においては図4、図6〜7に示すように、上面31が水平面を呈し、下面32は、一方の前記壁面18aに向けて下方に傾斜する傾斜面として形成されている。
又図1〜2、図4、図8〜9に示すように、該両外管13,13の他端側の部分33, 33と前記中間外管20の他端側の部分35は、外管連結部材36で連結されている。該外管連結部材36は図4、図8に示すように、前記両外管13,13と前記中間外管20の前記他端側の部分33,35,33を圧入させ得る挿入孔部40, 40,40が設けられており、夫々の挿入孔部40の奥端には、該両外管13, 13と該中間外管20の他端14,42,14を当接させ得る段差縁43が設けられると共に、該両外管13,13 と該中間外管20の該他端14,42,14の夫々で引き出された前記両内管15,15と前記中間内管45を挿通させるための内管挿通孔46,47,46が設けられている。そして図4に示すように、該内管挿通孔46,46の下側の部分に設けられている挿入溝49, 49(図4、図9)には、図4に示すように、前記両内管15,15を所要に引き出した状態で該両内管15,15を前記外管連結部材36に固定するための固定ネジ50をねじ込むためのネジ板51が収容されている。
前記可動圧接部材9を前後進させるために正逆回転させ得る前記駆動ネジ部材10は、本実施例においては図4〜5、図10に示すように、前記内管15,15の夫々の外端で該内管の軸線方向に突設されたネジ軸52に螺合するナット部53(図10)として構成されている。該ネジ軸52は図4、図10〜11に示すように、前記内管15の先端面55を覆う基板56の内面部57の周縁部に、前記内管15の内周面59に密接して該内管15内に挿入される内側筒体60が突設されると共に、該内管15の外周面61の先端側の部分62を周方向で取り囲む外側筒体63が連設されている。そして該基板56の外面部65の中央部分に、筒状ネジ軸66としての前記ネジ軸52が突設されている。該筒状ネジ軸66は、先端67(図4)が開放されている。本実施例においては、該筒状ネジ軸66の内孔68が、前記内側筒体60(図10)内に設けられた挿入筒体64の内孔70に連通しており、連通した該筒状ネジ軸66の該内孔68と該挿入筒体64の内孔70に、金属棒材等としての補強心材71が密接に挿入されることによって、該筒状ネジ軸66が補強されている。
然して図4、図10に示すように、前記挿入筒体60と前記外側筒体63と前記基板56(図11)との間に形成された周溝部72に前記内管15の、引き出し方向で見た先端側の部分62を圧入させることによって、前記筒状ネジ軸66が該先端側の部分62に連結され、該先端側の部分62に前記筒状ネジ軸66(前記ネジ軸52)が突設された状態とされる。
又前記ナット部材53は、図10、図12に示すように、前記筒状ネジ軸66に螺合し得るネジ筒73の一端側73aの外周面に、指先を掛けるための回転操作部74が設けられている。該回転操作部74は、外形が正方形状を呈しており、係合凸部及び/又は係合凹部からなる第1の係合部75(図12)を具え、前記逆回転防止具11は、図12に示すように、該第1の係合部75と係合し得る第2の係合部76を具えている。該ナット部材53は、本実施例においては例えば図10、図12に示すように、外形が正方形状を呈し且つ正方形状の各面の中央部分が、指先を掛け易くするために湾曲状態に凹んでいる。これによって、正方形の四つの角部分77, 77, 77,77が前記第1の係合部75を構成している。そして図10、図4に示すように、前記ネジ筒73の他端側73bの外周面79の先端側の部分には、周方向に連続する係合突条80が設けられている。
前記可動圧接部材9は、本実施例においては図3〜5、図10に示すように、前記固定圧接部材26と同様の横長箱状体として構成されており、その上面81は水平面を呈し、その下面82は、他方の前記壁面18bに向けて下方に傾斜する傾斜面として形成されている。且つ、図4、図10に示すように、該上面81を水平面としたときに、該横長箱状体の内部の両側部分に、内端側面83が垂直面を呈する内方側の側面部84で開口して前記ネジ筒73の前記他端側73bを挿入させるための円形状の有底の挿入孔部85,85が設けられている。そして、該挿入孔部85の内周面86の入口端側に、係合突部87が周方向に所要ピッチ(例えば120度の角度ピッチ)で設けられている。然して、前記他端側73bが該挿入孔部85に挿入された状態で、図4に示すように、前記係合突条80が前記係合突部87を弾性的に乗り越えて、該挿入孔部85の底部88側に位置することによって、該係合突条80と該係合突部87との係合によって、前記ネジ筒73が該挿入孔部85から抜け出るのが防止される。
本実施例においては図4示すように、前記ネジ筒73の前記他端側73bの先端89に付設した受板90と前記底部88との間に、例えばコイルバネとしてのバネ部材91が配設されている。然して、前記駆動ネジ部材10を、前記回転操作部74を指で摘まんで正回転させると、前記ネジ筒73が前記筒状ネジ軸66を前方向に螺進し、該ネジ筒73の先端89が、図5に示すように、前記バネ部材91を介して前記可動圧接部材9を前進させる。
前記逆回転防止具11は本実施例においては、図4、図13に示すように前記内管15の軸線方向でスライドできるが該内管15の軸線回りには回転できない移動部材92を以って構成されている。該移動部材92は、直方体状の横長箱状を呈しており、上面93と下面95は水平面を呈し、内端側面96が垂直面を呈する内方側の側面部97と、外端側面99が垂直面を呈する外方側の側面部100(図14)は夫々、垂直を呈している。そして該移動部材92の両側部分には、図4、図13に示すように、前記内管15をスライド可能に挿通させ得る矩形状の挿通筒部101が設けられ、その内端102と外端103は、前記内端側面96と前記外端側面99で矩形状に開口されている。又前記内方側の側面部97の幅方向の中央部分には、図13〜14に示すように、前記中間外管20にスライド可能に挿入されている前記中間内管45の先端側の部分105を圧入させ得る有底の矩形状の挿入孔部106が設けられており、該挿入孔部106の内端107は、前記内端側面96で矩形状に開口されている。
前記移動部材92は、前記可動圧接部材9に対して前後進できる。ここに、前記移動部材92が該可動圧接部材9が存する側に向けて移動することを前進するといい、その逆側に向けて移動することを後進するという。図3(B)に示し、又図4に一点鎖線で示す状態は、該移動部材92が該可動圧接部材9に向けて前進した状態を示す。該前進した状態において、該移動部材92の外方側の部分108が前記回転操作部74を覆い隠す化粧作用が得られる。これに加えて、前記回転操作部74の上面部109と下面部110が、図12に一点鎖線で示すように水平状態を呈しており、該上面部109(前記第1 の係合部75の一種)と該下面部110(前記第1 の係合部75の一種)が、前記移動部材92の前記外方側の部分108の上面部111(前記第2の係合部76の一種)と下面部112(前記第2の係合部76の一種)に当接状態に係合することによって、前記回転操作部74の外形のみを図示する図15に示すように、水平線に対して若干傾いた当接状態で係合することによって該回転操作部74の逆回転を防止できる。即ち、前記駆動ネジ部材10の逆回転を防止できる。このように本実施例においては、前記移動部材92が有する前記挿通筒部101の前記外方側の部分(前記可動圧接部材9に近い側の部分)108(図4)が、前記可動圧接部材9を前記のように所要量前進させた状態(図3(B))において前記駆動ネジ部材10の逆回転を防止する前記逆回転防止具11を構成する。
このように前記移動部材92を前進させると、それに伴って前記中間内管45が前記中間外管20から引き出される(図2)。そして、前記第1の係合部75と前記第2の係合部76との係合を解除するために前記移動部材92を、前記可動圧接部材9に対して、図3(B)に示す状態から図3(A)に示す状態に後進させると、前記中間内管45は、その後進した長さ分だけ前記中間外管20内にスライドによって収容される。該移動部材92を、前記可動圧接部材9に対して後進させた状態においては、該移動部材92の外端112が前記可動圧接部材9から所要の距離を隔てた状態となるため、該移動部材92と該可動圧接部材9との間に、例えば図2、図3(A)に示すように、前記回転操作部74を正逆回転操作するために必要な広い作業スペースが得られることなる。
なお本実施例においては、図4に示すように、前記移動部材92の上面93が水平面を呈すると共にその外端側面99が垂直面を呈しており、又前記のように前記可動圧接部材9の前記上面81が水平面を呈し且つ前記内端側面83が垂直面を呈している(図10、図4)。そのため、前記ネジ筒73の他端側の部分73bが該挿入孔部85に挿入された状態で該挿入状態に遊びが生じている場合、次のような作用効果が得られることとなる。
即ち、図3(B)に示すように、前記移動部材92の垂直な前記外端側面99を前記可動圧接部材9の垂直な内端側面83に当接させることができるため、該当接による水平状態保持作用によって、前記棚19に物が載置された状態が継続しても、前記壁面18bに固定状態にある前記可動圧接部材9に対して該棚19が下がるのを防止できることとなる。ここのように下がるのを防止できることから、前記移動部材92の上面93と前記可動圧接部材9の上面81の水平な面一状態をより安定的に持続させることができる。かかる面一状態の安定的な持続によって、面一の該両上面93,81を、物を載せるための載置面として有効活用できることとなる。
図2、図3(A)は、前記構成を有する架設部材3を、対向する壁面18,18間(前記固定部2,2間)に突っ張り状態で架設して棚19を構成した場合を示している。その手順は以下の通りである。先ず、前記壁面18,18間の距離に合わせて、前記可動圧接部材9と前記移動部材92に手を掛けて、前記内管15,15と前記中間内管45を所要に引き出す。該移動部材92のかかる引き出しの際は、該移動部材92は、前記内管15,15をスライドする。そして該スライドにより、該移動部材92の前記挿入孔部106に前記先端側の部分105が圧入されている前記中間内管45(図13)は、該移動部材92の移動によって引き出される。このようにして前記内管15,15と前記中間内管45が所要に引き出された状態は、図4に示すように前記固定ネジ50,50の締め付けによって保持され、これによって、前記架設部材3の長さが固定されることとなる。
その後図5に示すように、前記駆動ネジ部材10を正回転させることにより前記バネ部材91を圧縮させ、前記可動圧接部材9を該バネ部材91を介して所要量前進させる。これによって、図2、図3(A)に示すように、該可動圧接部材9の先端面(圧接面)7と前記固定圧接部26の先端面(圧接面)25を、対向する壁面18,18(前記固定部2,2)に所要に圧接させる。これによって、両端部の先端面7,25が前記壁面18,18に圧接され、前記架設部材3が、該壁面18,18間(前記固定部2,2間)に突っ張り状態で架設されることとなる。その後、前記移動部材92を前進させると、図12、図13に示すように、前記第1の係合部75と前記第2の係合部76との係合によって前記駆動ネジ部材10の逆回転を防止できることとなる。
これによって、前記架設部材3の突っ張り状態を、前記逆回転防止具11による前記駆動ネジ部材10の逆回転防止作用によって確実に維持できることとなる。その結果、前記架設部材3が構成した棚19に物を載せた状態において、該架設部材3の両端部(前記固定圧接部材26の先端面25と、前記可動圧接部材9の先端面7)の前記壁面18,18に対する圧接力の低下が防止され、従って、該架設部材3の突っ張り強さが弱化する恐れがない。特に本実施例においては、前記駆動ネジ部材10の正回転により圧縮されて前記可動圧接部材9に前記固定部2に対する付勢力を生じさせるバネ部材91が設けられているため、石膏ボードを下地とする壁面18等としての前記固定部2が前記圧接によって窪み変形したとしても、該バネ部材91の付勢力によって該窪み変形による圧接力の低下を補うことができる。
又本実施例においては前記のように、前記移動部材92の垂直な前記外端側面99を前記可動圧接部材9の垂直な内端側面83に当接させることができるため、前記移動部材92の上面93と前記可動圧接部材9の上面81の水平な面一状態をより安定的に持続させることができる。かかる面一状態の安定的な持続によって、面一の該両上面93,81を、物を載せるための載置面として有効活用できることとなる。
図16は、本発明に係る突っ張り装置1の他の実施例を示すものであり、前記棒体5は、直線状の外管13と、該外管13にスライド可能に挿入され且つ該外管13の一端で引き出し可能となされており、所要に引き出された状態で該外管13に固定され、且つ引き出し方向で見た先端が一方の前記固定部2aに直接又は間接の圧接状態で固定される直線状の内管15と、該外管13の他端側の部分に設けられて該外管13の軸線方向で前後動でき且つ、所要量前進した状態で、前進方向で見た先端面(圧接面)7が他方の前記固定部2bに圧接される可動圧接部材9と、該可動圧接部材9を前後進させるために正逆回転させ得る駆動ネジ部材10と、該駆動ネジ部材10を正回転させることによって前記可動圧接部材9を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材10と係合して該駆動ネジ部材10の逆回転を防止する逆回転防止具11とを具えている。
該突っ張り装置1が、実施例1に係る突っ張り装置1と相違するのは、前記固定部(壁面18等)2に圧接される可動圧接部材9を前記内管15に設けるのではなく前記外管13に設ける点である。そして、該可動圧接部材9と、該可動圧接部材9を前後進させるために正逆回転させ得る前記駆動ネジ部材10と、該駆動ネジ部材10を正回転させることによって前記可動圧接部材9を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材10と係合して該駆動ネジ部材10の逆回転を防止する逆回転防止具11の構成、及び架設部材3の突っ張り作用は、夫々、実施例1で説明したところと同様であるためその具体的な説明を省略する。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1)本発明に係る突っ張り装置1は、例えば図17示すように、前記直線状の棒体5を、伸縮しない1本の棒体として構成することもある。この場合は、該棒体5の一端側の部分及び/又は該棒体5の他端側の部分に前記可動圧接部材9が設けられる。該棒体5は管体を以って構成されることの他、例えば中実の木製棒材を用いて構成されることもある。
(2)図17は、該棒体5の一方の端部5aが前記固定部2に直接の圧接状態で固定された状態の一例を示している。
(3)実施例1においては、前記架設部材3を構成する前記外管6の本数を2本とし、これを、水平面内で所要間隔を置いて配置しているが、該外管13の本数は1 本に設定されることもある。或いは、該外管13の本数が3本以上の所要本数に設定されることもある。又、所要間隔を置いて配置された隣り合う2本の外管13, 13間に1 本乃至複数本の前記中間外管20が、所要間隔を置いて平行状態に配置されることもある。
(4)前記架設部材3は、例えば床面で立設したポールの所要高さ位置で設定された固定部2と、例えば壁面19で設定された固定部2との間に突っ張り状態で架設されることもある。又、例えば該床面で立設した対向するポールの所要高さ位置で設定された固定部2,2間に突っ張り状態で架設されることもある。
(5)前記架設部材3は、棚を構成できる他、物を引っ掛ける掛着部等を構成することもできる。
(6)前記外管13は、垂直状態を呈する如く配置されることもある。この場合、前記架設部材3は、例えば床面としての固定部2と例えば天井面としての固定部2との間に突っ張り状態で架設される。或いは、地震時における家具の転倒を防止するために本発明に係る突っ張り装置1を応用する場合は、家具の上面としての固定部2と天井面としての固定部2との間に突っ張り状態で架設される。
(7)前記移動部材92は、前記実施例においては前記内管15側から前記可動圧接部材9に向けてスライドするように構成されているが、該可動圧接部材9側から前記外管13に向けてスライドするように構成してもよい。
(8)前記逆回転防止具11は、該駆動ネジ部材10を正回転させることによって前記可動圧接部材9を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材10と係合して該駆動ネジ部材10の逆回転を防止するものであればよく、前記した直方体状の横長箱状を呈する前記移動部材92には限らない。例えば図18に示すように、上片118と該上片118の両側で下設された両側片119,119とを具えた、下端116が開放して上下方向で着脱可能のコ字型箱状を呈する着脱部材117を用いて構成することもできる。該逆回転防止具11の装着状態においては、対向した両側片119,119の内面部120,120が、前記回転操作部(図18においては、図12に示す回転操作部74の外形のみが図示されている)74の例えば左右の側面部121,121としての第1の係合部75と係合し得る第2の係合部76として機能し、該第1、第2の係合部75,76が係合することによって前記駆動ネジ部材10の逆回転が防止される。この場合は、該着脱部材117を、図18に一点鎖線で示すように、上方向に移動させて取り外すことによって、前記回転操作部74を正逆回転操作できる。
前記逆回転防止具11は、前記した構成を有するものの他、係止ピン等の、前記駆動ネジ部材10に設けた孔部に挿通されて該駆動ネジ部材10の逆回転を防止し得る係合部材を用いて構成することもできる他、摩擦による係合作用によって該駆動ネジ部材10の逆回転を防止するものとして構成することもできる。
前記駆動ネジ部材10が前記回転操作部74を具え、該回転操作部74が、係合凸部及び/又は係合凹部からなる第1の係合部75を具え、前記逆回転防止具11が、該第1の係合部75と係合し得る第2の係合部76を具えるものであればよい。該係合凸部と該係合凹部の形態は、例えば、互いに嵌合し得る各種形態の凸部と凹部を以って構成できる。
(9)前記可動圧接部材9と、これを前後進させるための駆動ネジ部材10と、該駆動ネジ部材10の逆回転を防止する逆回転防止具11は、前記外管13と前記内管15の双方に設けられることもある。
(10)前記外管13と前記内管15は、円筒管等、各種の横断面形態を有する管体として構成することができる。又、前記駆動ネジ部材10を正逆回転操作するための前記回転操作部74の外形は、前記した外形が正方形状を呈するものの他、該外形が例えば六角形状等の多角形状を呈するもの等、回転操作可能であって且つ前記第1の係合部75を有するものであれば、各種形態のものに構成できる。
(11)前記移動部材92の前記上面93と前記可動圧接部材9の前記上面81は、水平な面一状態を呈するのでなく、該両上面93,81間に段差が生じてもよい。
(12)前記駆動ネジ部材10は、正逆回転させることによって前記可動圧接部材9を前後進させることができるものであれば各種に構成できる。前記実施例においては、前記ネジ軸52に螺合するナット部53として構成されているが、その他にも、例えば、前記内管15の先端側の部分に設けた雌ネジ部に螺合し得るネジ軸を具える如くなし、該雌ネジ部に対する該ネジ軸の螺合量を調整することによって前記可動圧接部材9を所要量前進させるように構成することも可能である。この場合も前記と同様にして、前記駆動ネジ部材10を正回転させることによって該可動圧接部材9を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材10と係合して該駆動ネジ部材10の逆回転を防止する逆回転防止具11をが設けられる。
1 突っ張り装置
2 固定部
3 架設部材
5 棒材
7 先端面
9 可動圧接部材
10 駆動ネジ部材
11 逆回転防止具
13 外管
15 内管
18 壁面
19 棚
26 固定圧接部材
74 回転操作部
75 第1の係合部
76 第2の係合部
83 内端側面
91 バネ部材
92 移動部材
99 外端側面

Claims (15)

  1. 両端部が固定部に圧接されることによって該固定部間に突っ張り状態で架設される架設部材を具える突っ張り装置であって、該架設部材は、直線状の棒体と、該棒体の一端側の部分及び/又は該棒体の他端側の部分に設けられて該棒体の軸線方向で前後動でき且つ、所要量前進した状態で、前進方向の先端面が前記固定部に圧接される可動圧接部材と、該可動圧接部材を前後進させるために正逆回転させ得る駆動ネジ部材と、該駆動ネジ部材を正回転させることによって前記可動圧接部材を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止する逆回転防止具とを具えており、該可動圧接部材が具えられない側の前記棒体の端部は、前記固定部に直接又は間接の圧接状態で固定されることを特徴とする突っ張り装置。
  2. 両端部が固定部に圧接されることによって該固定部間に突っ張り状態で架設される架設部材を具える突っ張り装置であって、該架設部材は、直線状の棒体を有しており、該棒体は、一端が一方の前記固定部に直接又は間接の圧接状態で固定される直線状の外管と、該外管にスライド可能に挿入され且つ該外管の他端で引き出し可能となされており、所要に引き出された状態で該外管に固定される直線状の内管と、該内管の、引き出し方向で見た先端側の部分に設けられて該内管の軸線方向で前後動でき且つ、所要量前進した状態で、前進方向で見た先端面が他方の前記固定部に圧接される可動圧接部材と、該可動圧接部材を前後進させるために正逆回転させ得る駆動ネジ部材と、該駆動ネジ部材を正回転させることによって前記可動圧接部材を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止する逆回転防止具とを具えることを特徴とする突っ張り装置。
  3. 両端部が固定部に圧接されることによって該固定部間に突っ張り状態で架設される架設部材を具える突っ張り装置であって、該架設部材は、直線状の棒体を有しており、該棒体は、一端が一方の前記固定部に直接又は間接の圧接状態で固定される直線状の外管と、該外管にスライド可能に挿入され且つ該外管の一端で引き出し可能となされており、所要に引き出された状態で該外管に固定され、且つ引き出し方向で見た先端が一方の前記固定部に直接又は間接の圧接状態で固定される直線状の内管と、該外管の他端側の部分に設けられて該外管の軸線方向で前後動でき且つ、所要量前進した状態で、前進方向で見た先端面が他方の前記固定部に圧接される可動圧接部材と、該可動圧接部材を前後進させるために正逆回転させ得る駆動ネジ部材と、該駆動ネジ部材を正回転させることによって前記可動圧接部材を所要量前進させた状態で該駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止する逆回転防止具とを具えることを特徴とする突っ張り装置。
  4. 前記駆動ネジ部材の正回転により圧縮されて前記可動圧接部材に前記固定部に対する付勢力を生じさせるバネ部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の突っ張り装置。
  5. 前記外管と前記内管が共に水平状態を呈することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の突っ張り装置。
  6. 前記外管と前記内管が共に垂直状態を呈することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の突っ張り装置。
  7. 前記外管が、水平面内で所要間隔を置いて平行状態に複数本配置されると共に、全ての外管がその両端部で連結されており、各外管に前記内管がスライド可能に挿入されていることを特徴とする請求項5記載の突っ張り装置。
  8. 前記外管が、垂直面内で所要間隔を置いて平行状態に複数本配置されると共に、全ての外管がその両端部で連結されており、各外管に前記内管がスライド可能に挿入されていることを特徴とする請求項6記載の突っ張り装置。
  9. 前記逆回転防止具は、前記内管をその軸線方向でスライドできるが該内管の軸線回りには回転できない移動部材に設けられており、前記駆動ネジ部材を正回転させることによって前記可動押圧部材を所要量前進させ前記先端面が前記固定部を押圧した状態で、該移動部材を前記内管の先端部に向けて所要量スライドさせることにより、該逆回転防止具が前記駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止することを特徴とする請求項2記載の突っ張り装置。
  10. 前記逆回転防止具は、前記外管をその軸線方向でスライドできるが該外管の軸線回りには回転できない移動部材に設けられており、前記駆動ネジ軸を正回転させることによって前記可動押圧部材を所要量前進させ前記先端面が前記固定部を押圧した状態で、該移動部材を前記外管の先端部に向けて所要量スライドさせることにより、該逆回転防止具が前記駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止することを特徴とする請求項3記載の突っ張り装置。
  11. 前記駆動ネジ部材は、その有する回転操作部で前記正逆回転の操作を可能となされており、該回転操作部は第1の係合部を具え、前記逆回転防止具は、該第1の係合部と係合し得る第2の係合部を具えていることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の突っ張り装置。
  12. 請求項2又は3記載の突っ張り装置であって、前記逆回転防止具は、前記外管をその軸線方向でスライドできるが該外管の軸線回りには回転できない移動部材に設けられており、前記駆動ネジ軸を正回転させることによって前記可動押圧部材を所要量前進させ前記先端面が前記固定部を押圧した状態で、該移動部材を前記外管の先端部に向けて所要量スライドさせることにより、該逆回転防止具が前記駆動ネジ部材と係合して該駆動ネジ部材の逆回転を防止する如くなされており、前記駆動ネジ部材は、その有する回転操作部で前記正逆回転の操作を可能となされており、該回転操作部は第1の係合部を具え、前記逆回転防止具は、該第1の係合部と係合し得る第2の係合部を具えており、前記移動部材がスライドして前記第1の係合部と前記第2の係合部とが係合した状態で、該移動部材が前記回転操作部を覆い隠すことを特徴とする突っ張り装置。
  13. 前記移動部材は、上片と該上片の両側で下設された両側片とを具えたコ字型箱状を呈する着脱部材を有し、前記第2の係合部は、前記回転操作部の前記第1の係合部と係合し得る、該着脱部材の前記両側片の内面部として構成されていることを特徴とする請求項12記載の突っ張り装置。
  14. 前記外管と前記内管が共に水平状態を呈する場合において、前記移動部材がスライドして前記第1の係合部と前記第2の係合部とが係合した状態で、前記移動部材が前記回転操作部を覆い隠し、該覆い隠した状態で、該移動部材の上面が前記可動押圧部材の上面と面一状態を呈して、該移動部材の該上面と該可動押圧部材の該上面が物の載置部となることを特徴とする請求項12記載の突っ張り装置。
  15. 前記第1の係合部は、係合突部及び/又は係合凹部からなり、前記第2の係合部は、該第1の係合部と嵌合状態に係合することを特徴とする請求項11〜14の何れかに記載の突っ張り装置。
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