JP4693872B2 - 配管等の固定具 - Google Patents
配管等の固定具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4693872B2 JP4693872B2 JP2008151072A JP2008151072A JP4693872B2 JP 4693872 B2 JP4693872 B2 JP 4693872B2 JP 2008151072 A JP2008151072 A JP 2008151072A JP 2008151072 A JP2008151072 A JP 2008151072A JP 4693872 B2 JP4693872 B2 JP 4693872B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- fixed
- belt
- coupling
- coupling member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
尚、本発明に係る配管等の固定具は、金属製の配管固定金具として開発されたが、合成樹脂製のものとして実施することもできる。
ベース部材60とその上面にビス62、62によって固定されるサドル部材65とから構成される。ベース部材60は、平面視略矩形形状で、その前方と後方縁部には起立部61、61が形成され、固定される管体69を一定の高さに維持して固定することができる。また、その中央部には、ベース部材60を壁面等に固定するビス挿通孔63が設けられ、その両端部側にはビス孔64、64が形成されている。
他方、上記特許文献2に記載の「配管等固定金具」においては、ベース部材として平面視円形形状のものを使用し、逆U字形状のサドル部材との固定手段に特徴を有し、サドル部材をベース部材に対して平面視周方向に回動して、その取り付け角度を変更して固定できるものである。
他の外径サイズのものを固定しようとすると、別のサイズのサドル部材及びベース部材の組合せのものを選択して、使用するしかないのである。
そのため、市場では、各種異なるサイズのベース部材及びサドル部材の組み合わせのものが販売されているのが現状である。
このビス止め作業を簡略化するために、上記特許文献に記載の発明が提案されたのである。
つまり、同一の1つの配管等固定具により、異なる外径サイズの配管等をも固定できるものを提供することである。
そして、配管等の固定に際して、ビス止め作業を無くし、より簡単に配管等を固定できるものを提供することも本発明の課題である。
また、帯状部材のその一方端部に固定された結合部材の挿通路に、帯状部材の他方端部を挿通させ、引き絞るのみで固定されるために、その固定作業は極めて簡易となり、従来のようなビス止め作業を必要とせず、その固定作業はいわばワンタッチで可能となる。
より詳しくは、帯状部材を配管等に巻き付け、帯状部材の一方端部に固定された結合部材の挿通路に帯状部材の他方端部を挿通させ、この他方端部を引き絞る。
そうすると、鋼球等のストッパー部材は、溝条部の基端側に、即ち溝条部の溝の深さの深い側に移行して帯状部材の他方端部は何ら問題なく、引き絞ることができる。
次に、この帯状部材の他方端部から力を抜くと、その他方端部はほんの少し逆方向に戻され、それと同時に鋼球等のストッパー部材もほんの少し逆方向に移行して、これによりストッパー部材は、溝条部の溝の浅い部位に移行して、その他方端部が結合部材の挿通路内で固定されることとなるのである。
即ち、配管等の固定を解除して、配管等を本発明に係る固定具から取り外すことが可能となるのである。
即ち、本発明に係る固定具は、立体的な形態を有するものであるが、上記のように構成部材を分解して、別体に構成したために、平面的にパッケージ内に収納することができ、或は平面的に展示し販売することができるものとなる。
図1は、本発明に係る配管等の固定具の一実施形態を図示する全体斜視説明図である。
壁面や床面、或は構築部材等の被固定部材に固定されるベース部材10は、平面視円形形状を有し、その外周縁部全体に下方に延長する起立部12が形成され、このベース部材10に固定される管体等を一定の高さ位置に固定できる。
図中、螺子挿通孔14の左右には、一対の長孔からなる挿通孔16、16が穿設されている。この挿通孔16、16にバンド部材が挿通されることとなる。
バンド部材は、この実施形態では1本の塑性変形可能な金属製の帯状部材20からなり、この帯状部材20を上記2つの挿通孔16、16に挿通して、組み合わせ、ベース部材10の裏面でスポット溶接されている。
尚、バンド部材である帯状部材20は、ベース部材10に溶接されていなくとも実施可能である。
この結合部材25の構成は、後の図を用いて説明するが、その長手方向に帯状部材20の他方の端部22を挿通することのできる挿通路26がその内側に形成された金属製の枠体或は筒体形状のものからなる。
この結合部材25は、帯状部材20の一方端部21を、その挿通路26内に挿通させ、その一方端部21を下方に折曲し、結合部材25の裏面に接合するまで折り返し、結合部材25の裏面で溶接着し、固定される。
この突条部27は、結合部材25の先端側から基端側に向かって傾斜しており、先端側が低く、基端側が高く形成され、その突条部27の内部にストッパー部材としてのスチールボール(鋼球)28が配置されている。
勿論、このスチールボール28は、突条部27の外部に飛び出すことは無く、その基端側の開口部の周辺の一部が内側に折曲されている。
この事情は、後の図2にて説明する。
尚、ベース部材10に設けられた刻印15、15は、ベース部材10を水平に被固定部材に固定するための基準線用マークである。
この図から良く解る通り、結合部材25には、突条部27の裏面に溝条部29がその挿通路26方向に設けられ、しかもその溝条部29は、その基端側Bの溝深さが深く、その先端側Tの溝深さがそれよりも浅く、テーパー条に形成されている。
この溝条部29内部には、スチールボール28が挿通路方向に移行可能に内設されているのである。
再度説明すると、この図の状態から、帯状部材20の他方端部22が結合部材25の挿通路26内に挿通されて、配管等を結束するように帯状部材20の端部22を引き絞り、その後力を緩めることにより、帯状部材20は少し逆戻りし、それに伴ってストッパーボール28も図中少し右に移行し、その結果帯状部材20は、ストッパーボール28により固定されることとなるのである。これにより配管等が固定されるのである。
この実施形態に係る結合部材25においては、そのストッパー部材と溝条部の形態が上記のものと異なる。
即ち、溝条部29の上面に長孔からなる窓孔32が穿設され、スチールボール28は、単なる球体からなるのではなく、その上方に延長腕部30が形成されており、さらにその先端部には略直行する横杆31が形成されているものである。そして、この延長腕部30が前記窓孔32から外部に突出する構造を有する。これら延長腕部30及び横杆31の材質も全て金属製である。
即ち、本発明に係る固定具により配管等が固定されると、帯状部材の端部は、スチールボール28の押圧により固定されているのであるが、このスチールボール28の延長腕部30及び横杆31を指により、或はプライヤー等の工具を用いて基端側(溝条部の深さの深い側)に引っ張り、引き寄せることにより、スチールボール28のロックが解除され、帯状部材の端部を結合部材25の挿通路26から抜き取ることができることとなるのである。
更に、本発明においては、上記実施形態における帯状部材、ベース部材、並びに結合部材を別個に形成し、組立て式のものとして実施することもできる。
このようにすることにより、本発明に係る固定具は、立体的なものであるが、その構成要素に分解することにより、その包装を容易とし、或は、構成要素をばら売り等するに際しても嵩張らず、その取り扱いが容易で、便利なものとなるのである。
先ず、上記実施形態においては、その構成要素の全てを金属製ものから形成したが、その構成部材を合成樹脂製のものとして実施することも可能である。
ベース部材やバンド部材の大きさ、サイズ等も自由に設計することができる。
また、ストッパー部材に設ける延長腕部も自由に設計することができる。
ベース部材も、上記実施形態では、平面視円形形状のものを採用したが、このベース部材としては、種々のものを採用することができる。
以上、本発明は、簡易な構成にして、バンド部材の一端に設けられた結合部材にバンド部材の他方端を挿通させてワンタッチで固定することができ、しかも異なる外径サイズの配管をも同一の固定具で固定できる極めて便利な配管等の固定具を提供することができたものである。
16 挿通孔
20 帯状部材(バンド部材)
21 一方端部
22 他方端部
25 結合部材
26 挿通孔
27 突条部
28 スチールボール(ストッパー部材)
29 溝条部
30 延長腕部
32 窓孔
Claims (2)
- 壁面や構築部材等の被固定部材に固定されるベース部材(10)と、このベース部材(10)に取り付けられたバンド部材とから成り、
バンド部材はその両端部が相互に結合される帯状部材(20)からなり、この帯状部材(20)は配管等に巻き付けることができ、
帯状部材(20)の一方の端部(21)には結合部材(25)が設けられ、この結合部材(25)に帯状部材(20)の他方の端部(22)を挿通させて、結合部材(25)に内設されたストッパー部材(28)により帯状部材(20)の両端部(21, 22)が相互に固定され、配管等が固定され、
結合部材(25)は、帯状部材(20)の一方の端部(21)に固定されて帯状部材(20)の他方の端部(22)を挿通できる挿通路(26)を有するものから成り、
この挿通路(26)の略中央部で、帯状部材(20)の挿通方向に沿って、溝条部(29)が形成され、この溝条部(29)の内部に鋼球(28)等のストッパー部材が内設され、
前記溝条部(29)の溝の深さが結合部材(25)の先端側から基端側に向かって徐々に大きくなるように形成され、
溝条部(29)に窓孔(32)が形成され、この窓孔(32)から外部に向かって、ストッパー部材から延長する延長腕部(30)が突出していることを特徴とする配管等の固定具。 - ベース部材とバンド部材を別体のものから形成し、バンド部材として塑性変形可能な金属製の1本の帯状部材を使用し、このバンド部材をベース部材に設けた2つの挿通孔に挿通して両者を結合することができ、
結合部材もバンド部材と別体に形成し、結合部材に設けられた挿通路にバンド部材の一方端部を挿通してその先端を折り返すことにより、結合部材がバンド部材に結合されることを特徴とする請求項1に記載の配管等の固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008151072A JP4693872B2 (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | 配管等の固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008151072A JP4693872B2 (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | 配管等の固定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009293790A JP2009293790A (ja) | 2009-12-17 |
JP4693872B2 true JP4693872B2 (ja) | 2011-06-01 |
Family
ID=41542129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008151072A Expired - Fee Related JP4693872B2 (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | 配管等の固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4693872B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2486277A (en) * | 2010-12-10 | 2012-06-13 | Raymond Wild | Cable fastener |
KR200472845Y1 (ko) | 2013-01-21 | 2014-05-27 | 해태제과식품주식회사 | 목각 또는 장승깍기용 고정지그 |
JP2018071668A (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-10 | 株式会社オーティス | パイプ支持具 |
KR102652791B1 (ko) * | 2023-09-25 | 2024-03-28 | 반명환 | 배관용 행거 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58137197U (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-14 | 石川機材株式会社 | ホ−スの表面プロテクタ |
JPH03136576A (ja) * | 1989-10-23 | 1991-06-11 | Mitsubishi Electric Corp | 映像信号処理回路 |
-
2008
- 2008-06-09 JP JP2008151072A patent/JP4693872B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58137197U (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-14 | 石川機材株式会社 | ホ−スの表面プロテクタ |
JPH03136576A (ja) * | 1989-10-23 | 1991-06-11 | Mitsubishi Electric Corp | 映像信号処理回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009293790A (ja) | 2009-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6413004B1 (en) | Tubular connector | |
JP4693872B2 (ja) | 配管等の固定具 | |
KR101269686B1 (ko) | 호스용 클램프 | |
JP6578394B2 (ja) | スライドレールアセンブリ及びそのレールキット | |
JP4659152B2 (ja) | 管継手 | |
JP5680690B2 (ja) | ヘッダー管固定具 | |
TWM287208U (en) | Improved clinching structure of tube pliers | |
JP2006010007A (ja) | パイプ柄および前記パイプ柄を使用した清掃用品 | |
JP2017101760A (ja) | 保持具 | |
JP2008014132A (ja) | 管継手 | |
JP2018076912A (ja) | プロファイル用コネクタ | |
JP2008545110A (ja) | 別個のセット・アップ・クランプを有する2本のチューブの間のカップリング。 | |
JP2006300127A (ja) | 止め具 | |
JP2016044736A (ja) | 配線・配管材支持具 | |
JP6301052B2 (ja) | ヘッダー管固定具 | |
JP4206367B2 (ja) | 配管等固定具 | |
JP2010265975A (ja) | パイプ接続構造及びパイプ構造物 | |
JP7240251B2 (ja) | ホースクランプ | |
JP5009086B2 (ja) | 管継手 | |
JP5485948B2 (ja) | 固定リングの拡径工具 | |
JP3144457U (ja) | 配管接続金具 | |
KR200483969Y1 (ko) | 배관용 행거 클램프 | |
JP4066385B1 (ja) | 締結ピン | |
JP6377455B2 (ja) | 配線・配管材の保持部構造、及び配線・配管材保持具 | |
KR20150003868U (ko) | 파이프 결속장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100818 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100819 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110204 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110222 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |