JP6202956B2 - 車両用吸気ダクト - Google Patents

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Description

本発明は、車両の内燃機関に外気を吸気する時の吸気騒音低減機能を有する車両用吸気ダクトに関する。
図13は、特許文献1で開示された車両用吸気ダクト1101を示す。図13において、車両用吸気ダクト1101は、中空な角筒形状のダクト本体1102と2個の多孔質材1103と2個のカバー1104とを備える。ダクト本体1102の周壁部として構成された平面部には、開口部1105と孔部1106とが複数個ずつ設けられる。開口部1105と孔部1106とは、ダクト本体1102の内外に貫通する。多孔質材1103は、ダクト本体1102の外側から複数個の開口部1105を覆うように、通気性不織布、モルトプレン、フェルト、アスベストシート、グラスウール等により構成される。カバー1104は、多孔質材1103を外側から保持するものであり、複数個の貫通孔部1107が設けられた格子形状に形成される。カバー1104の格子形状となった部分には凸部1108が複数個設けられ、カバー1104の一方の鍔部1109には凸部1110が設けられ、カバー1104の他方の鍔部1111には孔部1112が設けられる。そして、多孔質材1103が複数個の開口部1105を覆うようにダクト本体1102の外側からダクト本体1102の平面部に被せられた後、一対のカバー1104がダクト本体1102の外側から多孔質材1103に被せられ、凸部1110が孔部1112に装着される一方、凸部1108が多孔質材1103を貫通してダクト本体1102の孔部1106に装着されることにより、開口部1105を覆った多孔質材1103が一対のカバー1104でダクト本体1102の平面部の外側に固定されるようになっている。
しかしながら、図13に示す車両用吸気ダクト1101は、ダクト本体1102に多孔質材1103の位置を規制するものが構成されていないため、多孔質材1103をダクト本体1102に被せる場合にダクト本体1102に対する多孔質材1103の位置がばらつくという欠点がある。又、多孔質材1103をカバー1104の平板形状の格子形状の部分とダクト本体1102とで挟んで支持する構造であるので、多孔質材1103とダクト本体1102との間に隙間が発生しやすく、当該隙間が発生すると、エンジンルーム内の熱い空気を余分に吸い込み、エンジン性能に悪影響を生じるという欠点がある。
図14は、特許文献2で開示された車両用吸気ダクト1201を示す。図14において、車両用吸気ダクト1201は、中空な円筒形状のダクト本体1202と1個の多孔質材1203と1個のカバー1204とを備える。ダクト本体1202は、半円形な第1半体1205と半円形な第2半体1206とを備える。第1半体1205と第2半体1206とが中空な円筒形状となるように合わせられ、第1半体1205のフランジ部1207と第2半体1206のフランジ部1208とが互いに接合されることにより、ダクト本体1202が形成される。第1半体1205には、円形な開口部1209と一対のリブ1210と2個の取付孔部1211が設けられる。一対のリブ1210は、ダクト本体1202の周方向に延びてフランジ部1207に接続される。ダクト本体1202のリブ1210とフランジ部1207とで囲まれた部分には、開口部1209がダクト本体1202の周方向に配列されて複数個設けられる。多孔質材1203は、ダクト本体1202の外側から複数個の開口部1209を覆うように不織布等からなる通気性を有する部材である。カバー1204は、合成樹脂により多孔質材1203を覆う大きさであり、ダクト本体1202のリブ1210とフランジ部1207とで囲まれた部分と同じ曲面形状に形成されている。カバー1204には、開口部1209に繋がる貫通孔部1212が形成される。カバー1204におけるダクト本体1202の周方向の両端部には、止部1213が設けられる。止部1213には、フック部1214が設けられる。そして、多孔質材1203がダクト本体1202の外側から複数個の開口部1209を覆うようにダクト本体1202のリブ1210とフランジ部1207とで囲まれた部分に被せられた後、カバー1204がダクト本体1102の外側から多孔質材1203に被せられ、止部1213とフック部1214とが取付孔部1211に嵌め込まれ、フック部1214が取付孔部1211に固定されることにより、カバー1204がダクト本体1202に結合され、多孔質材1203がダクト本体1202とカバー1204とで挟まれて支持されるようになっている。
しかしながら、図14に示す車両用吸気ダクト1201は、複数個の開口部1209がダクト本体1202の周方向に配列された構造であるため、多孔質材1203とカバー1204と複数個の開口部1209と一対のリブ1210と一対の取付孔部1211とからなる部分がダクト本体1202の内部を流れる空気の流れ方向に複数箇所に分かれて設けられる必要があり、構造が複雑である。又、止部1213がカバー1204の両端部に設けられた構造であるので、カバー1204における複数個の貫通孔部1212の設けられた部分がダクト本体1202の直径方向の外側に浮き上がる傾向にあり、カバー1204における複数個の貫通孔部1212の設けられた部分がダクト本体1202の直径方向の外側に浮き上がると、ダクト本体1202のリブ1210とフランジ部1207とで囲まれた部分と多孔質材1203との間に隙間を発生しやすく、当該隙間が発生すると、エンジンルーム内の熱い空気を余分に吸い込み、エンジン性能に悪影響を生じるという欠点がある。
実公平6−10116号公報 WO2011/155437号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、多孔質材をカバーとダクト本体の設置部とで挟んで支持する吸気騒音低減機能を有する車両用吸気ダクトにおいて、多孔質材と設置部との間に隙間を発生しないように、多孔質材が設置部に取り付けられることを目的とする。
発明は、中空な角筒形状に形成されたダクト本体と、前記ダクト本体の周壁部を構成する平面部の外側面に設けられた設置部と、前記ダクト本体の内外に貫通するように前記設置部に形成された開口部と、前記ダクト本体の外側から前記開口部を覆うように前記設置部に配置される多孔質材と、前記ダクト本体の外部から前記開口部への通気を可能にする貫通孔部を有するカバーとを備えた車両用吸気ダクトであることを共通する事項とし、前記設置部には隔壁部が前記カバーの側に突出すると共に前記開口部を囲む環状に形成され、前記隔壁部にはフック部を有する複数個の止部が前記隔壁部の環状に沿う方向に分散配置されていると共に前記隔壁部から前記カバーの側に突出して設けられ、前記カバーの周縁部には前記止部に対応する個数の取付孔部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方又は両方には凸部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方に設けられた前記凸部或いは前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との両方に設けられ前記凸部の少なくとも一方で前記開口部又は前記貫通孔部を囲む構成であり、前記カバーが前記設置部に配置された前記多孔質材を覆うように前記ダクト本体に取り付けられる場合に、前記止部と前記フック部とが前記取付孔部に嵌め込まれ、前記フック部が前記取付孔部に固定されることにより、前記カバーが前記ダクト本体に結合されかつ前記凸部が前記多孔質材を圧縮することを特徴とするか、又は、前記設置部には隔壁部が前記カバーの側に突出すると共に前記開口部を囲む環状に形成され、前記カバーの周縁部にはフック部を有する複数個の止部が前記カバーの周縁部の周りに沿う方向に分散配置されていると共に前記カバーから前記ダクト本体の側に突出して設けられ、前記隔壁部には止部に対応する個数の取付孔部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方又は両方には凸部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方に設けられた前記凸部或いは前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との両方に設けられ前記凸部の少なくとも一方で前記開口部又は前記貫通孔部を囲む構成であり、前記カバーが前記設置部に配置された前記多孔質材を覆うように前記ダクト本体に取り付けられる場合に、前記止部と前記フック部とが前記取付孔部に嵌め込まれ、前記フック部が前記取付孔部に固定されることにより、前記カバーが前記ダクト本体に結合されかつ前記凸部が前記多孔質材を圧縮することを特徴とするか、又は、前記設置部には隔壁部が前記カバーの側に突出すると共に前記開口部を囲む環状に形成され、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方又は両方には凸部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方に設けられた前記凸部或いは前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との両方に設けられ前記凸部の少なくとも一方で前記開口部又は前記貫通孔部を囲む構成であり、前記カバーが前記設置部に配置された前記多孔質材を覆うように前記ダクト本体に取り付けられる場合に、前記カバーの周縁部が前記隔壁部に超音波溶着又は振動溶着又は熱溶着のいずれかで結合されたか接着剤による接着で結合され、前記カバーが前記ダクト本体に結合され、前記凸部が前記多孔質材を圧縮することを特徴とするか、又は、前記設置部には隔壁部が前記カバーの側に突出すると共に前記開口部を囲む環状に形成され、前記隔壁部にはフック部を有する複数個の止部が前記隔壁部の環状に沿う方向に分散配置されていると共に前記隔壁部の突端面から前記カバーの側に突出して設けられ、前記カバーには覆壁部がダクト本体の側に突出すると共に貫通孔部を囲む環状に形成され、前記止部に対応する個数の取付孔部が前記カバーの周縁部と前記覆壁部とにわたり設けられ、前記カバーが前記設置部に配置された前記多孔質材を覆うように前記ダクト本体に取り付けられる場合に、前記止部と前記フック部とが前記取付孔部に嵌め込まれ、前記フック部が前記取付孔部に固定されることにより、前記カバーが前記ダクト本体に結合され、覆壁部が前記隔壁部の外周部を囲むことを特徴とする。
本発明は、隔壁部にはフック部を有する複数個の止部が隔壁部の環状に沿う方向に分散配置されていると共に隔壁部からカバーの側に突出して設けられ、カバーの周縁部には止部に対応する個数の取付孔部が設けられるか、又は、隔壁部には止部に対応する個数の取付孔部が設けられ、カバーの周縁部にはフック部を有する複数個の止部がカバーの周縁部の周りに沿う方向に分散配置されていると共にカバーからダクト本体の側に突出して設けられたことにより、カバーが設置部に配置された多孔質材を覆うようにダクト本体に取り付けられる場合に、フック部が取付孔部に固定されることにより、カバーがダクト本体に結合されたか、又は、カバーの周縁部が隔壁部に超音波溶着又は振動溶着又は熱溶着のいずれかで結合されたか接着剤による接着で結合されたことにより、多孔質材と設置部との間に隙間が発生することなく、エンジンルーム内の熱い空気を余分に吸い込むことがなく、ダクト本体の内部の通気抵抗を低下できる効果がある。又、カバーが被せられた場合に、複数個の止部と複数個の取付孔部とが互いに適切に嵌め込まれ、カバーの設置部への取り付けが容易になる効果がある。本発明にあっては、隔壁部にはフック部を有する複数個の止部が前記隔壁部の環状に沿う方向に分散配置されていると共に前記隔壁部の突端面から前記カバーの側に突出して設けられ、カバーには覆壁部がダクト本体の側に突出すると共に貫通孔部を囲む環状に形成され、止部に対応する個数の取付孔部がカバーの周縁部と覆壁部とにわたり設けられ、カバーが多孔質材を覆うように設置部に取り付けられる場合に、覆壁部が設置部の隔壁部の外周部を囲むように配置されていれば、カバーの形状が適切に保持されるうえ、カバーの覆壁部が設置部の隔壁部の外周部を囲むことにより、多孔質材の周縁部と設置部との間に隙間が発生しない効果がある。
発明を実施するための形態1に係る車両用吸気ダクトを分解して示す斜視図。 発明を実施するための形態1に係るダクト本体を分解して示す斜視図。 発明を実施するための形態1に係る車両用吸気ダクトの外観を示す斜視図。 図3の101−101線断面図。 図3の102−102線断面図。 発明を実施するための形態2に係る車両用吸気ダクトの102−102線断面図に相当する断面図。 発明を実施するための形態3に係る車両用吸気ダクトの102−102線断面図に相当する断面図。 発明を実施するための形態4に係る車両用吸気ダクトの101−101線断面図に類似する断面図。 発明を実施するための形態5に係る車両用吸気ダクトの一部の101−101線断面図に類似する断面図。 発明を実施するための形態6に係る車両用吸気ダクトの一部を分解して示す斜視図。 発明を実施するための形態6に係る車両用吸気ダクトの一部の101−101線断面図に類似する断面図。 発明を実施するための形態7に係る車両用吸気ダクトの101−101線断面図に類似する断面図。 従来の車両用吸気ダクトを分解して示す斜視図。 別の従来の車両用吸気ダクトを分解して示す斜視図。
発明を実施するための形態において、同一機能を有する部分には同一符号を付して説明する。
図1乃至図5を参照し、発明を実施するための形態1に係る車両用吸気ダクト1について説明する。図1に示すように、発明を実施するための形態1に係る車両用吸気ダクト1は、図外の車両の内燃機関のエアークリーナーに外気を吸気するための管路を構成するものであり、別々に構成された部材として、ダクト本体2と多孔質材3とカバー4とを備える。ダクト本体2は、合成樹脂により4つの平面部5;6;7;8からなる周壁部で囲まれた中空な角筒形状の直管に構成される。
ダクト本体2の一端部の外気を導入する側は設置部14の設けられていない平面部5を構成する周壁部からダクト本体2の内部を通る空気の流れ方向12に交差する方向の後側に突出するように設けられる。ダクト本体2における他端部のエアークリーナーに連結する側は、設置部14の設けられた平面部6を構成する周壁部からダクト本体2の内部を通る空気の流れ方向12に交差する前側に突出するように設けられる。つまり、ダクト本体2の一端部の後側からダクト本体2の内部に流入した空気は、平面部6を構成する周壁部を曲がりの外周側となるように曲がって設置部14の側に誘導された後、設置部14の側からダクト本体2の他端部の側に行くに従って平面部6を構成する周壁部を曲がりの内周側となるように曲がってダクト本体2の他端部の前側に到達する。
設置部14の側からダクト本体2を見た場合、平面部5;6は、ダクト本体2の内部を流れる空気の流れ方向12の上流側から下流側に行くに従い平面部7の側の縁部と平面部8の側の縁部との間の幅が広くなる弧状の造形である。ダクト本体2の周壁部の1つを構成する平面部6には、設置部14が多孔質材3を配置する部分として設けられる。設置部14には、開口部15と桟部16と隔壁部17と凸部18とが設けられる。開口部15は、ダクト本体2の内外に貫通する方形な窓として複数個設けられる。複数個の開口部15は、桟部16により互いに仕切られている。設置部14のカバー4の側の面と桟部16のカバー4の側の面とは、一様の面を構成する。
設置部14及び隔壁部17は、ダクト本体2の内部を通る空気の流れ方向12の上流側の平面部6よりカバー4の側へ突出した高さが最も高くなっており、ダクト本体2の内部を通る空気の流れ方向12の下流側の平面部6よりカバー4の側へ突出した高さが最も低くなっている。換言するならば、設置部14及び隔壁部17は、ダクト本体2の内部を通る空気の流れ方向12の上流側から下流側に行くに従い高さが滑らかに低くなる造形である。
隔壁部17は、平面部6に対して予め定められた角度になるようにつまり互いに平行になるように設置部14の外周部よりカバー4の側に突出すると共に、複数個の開口部15及び桟部16を囲む環状に形成される。以下の説明において、予め定められた角度は、ダクト本体2又はカバー4を成形型で成形後に成形型から型抜きする方向に一致する角度であり、直角に限定されるものではない。隔壁部17は、開口部15及び桟部16を囲む方向に切れ目なく連続する造形に限定されるものではなく、切れ目を設けた造形でも適用可能である。隔壁部17の設置部14よりカバー4の側に突出した高さは、多孔質材3の厚さよりも小さな寸法になっている。つまり、多孔質材3が隔壁部17の内側に収容されて設置部14と桟部16とに接触して複数個の開口部15の全部を覆う状態において、多孔質材3の一部が隔壁部17よりもカバー4の側に突出する。
隔壁部17には止部19が複数個設けられる。止部19は、隔壁部17の環状に沿う方向に万遍なく行き渡るように分散配置されていると共に、平面部6に対して予め定められた角度になるようにつまり互いに平行になるように隔壁部17の突端面からカバー4の側に突出する。図1では、止部19が、隔壁部17の上片部に3個、下片部に3個、左片部に1個、右片部に2個とうように分散配置された造形を例示した。複数個の止部19が隔壁部17の上下片部及び左右片部に設けられる個数は上記個数に限定されるものではなく、複数個の止部19が隔壁部17の環状に沿う方向に万遍なく行き渡るように分散配置されれば、適用可能であるが、複数個の止部19が隔壁部17の上下片部及び左右片部に図1に示す態様に設けられれば、カバー4が設置部14に取り付けられ場合に、カバー4が上下左右を間違えることのないように適切に取り付けられる。止部19の先端にはフック部20が設けられる。
凸部18は、設置部14の開口部15の側に位置する部分よりカバー4の側に予め定められた角度に起立するように突出すると共に、複数個の開口部15及び桟部16を囲む環状に形成される。凸部18は、開口部15及び桟部16を囲む方向に切れ目なく連続する造形に限定されるものではなく、切れ目を設けた造形でも適用可能である。
多孔質材3は、ダクト本体2から車両の内燃機関に吸気される外気による共鳴振動を吸収すると共に吸気騒音を低減するために、設置部14に配置される部材であり、通気性を有する不織布により可撓性の有る平板形状又は可撓性の無いに平板形状に構成される。多孔質材3が設置部14に配置された場合には、多孔質材3が隔壁部17の内側に収容されて設置部14と桟部16とに接触して複数個の開口部15の全部を覆うようになっている。
カバー4は、合成樹脂により多孔質材3及び隔壁部17を覆う大きさであると共に設置部14に平行になるように形成された造形である。カバー4には、貫通孔部22と桟部23と取付孔部24と覆壁部25と凹部26と凸部27とが設けられる。貫通孔部22は、開口部15への通気を可能にするものであり、複数個の開口部15の1つ1つに関連するように複数個設けられる。複数個の貫通孔部22は、桟部23により仕切られている。
取付孔部24は、カバー4の周縁部と覆壁部25とにわたり、複数個の止部19の1つ1つに対応して複数個設けられると共に、カバー4におけるダクト本体2の平面部6の外側面に平行する平面部に対して予め定められた角度になるようにつまり互いに平行になるように造形される。
覆壁部25は、カバー4におけるダクト本体2の平面部6の外側面に平行する平面部に対して予め定められた角度になるようにつまり互いに平行になるようにカバー4の周縁部よりダクト本体2の側に突出すると共に、複数個の貫通孔部22及び桟部23を囲む環状に形成される。覆壁部25は、貫通孔部22及び桟部23を囲む方向に切れ目なく連続する造形に限定されるものではなく、切れ目を設けた造形でも適用可能である。又、隔壁部17及び覆壁部25の両方に切れ目を設けてもよい。
尚、ダクト本体2は、合成樹脂材料を成形型に注入することにより1つの中空な角筒形状に形成されたパイプとして構成されてもよいが、図2に示すように発明を実施するための実施の形態1では、合成樹脂材料を成形型に注入して形成された2つの本体構成体29;30から構成された場合を例示した。
図2を参照し、発明を実施するための実施の形態1に係る2つの本体構成体29;30について説明する。一方の本体構成体29は、設置部14の設けられていない1つの平面部5と、平面部5よりダクト本体2の内側に突出した平面部31;32と、平面部31;32よりダクト本体2の外側に突出したフランジ部33;34とを備える。他方の本体構成体30は、設置部14の設けられた1つの平面部6と、平面部6よりダクト本体2の内側に突出した平面部35;36と、平面部35;36からダクト本体2の外側に突出したフランジ部37;38とを備える。
そして、2つの本体構成体29;30が1個の中空な角筒形状を形成するように合わされ、フランジ部33;37が互いに密封状に接合され、フランジ部34;38が互いに密封状に接合される。これにより、図4に示すように、平面部31;35が設置部14の設けられていない1つの平面部7を構成し、平面部32;36が設置部14の設けられていない1つの平面部8を構成し、2つの本体構成体29;30が設置部14を備えた図1に示すダクト本体2として構成される。
図4及び図5に仮想線で示すように、覆壁部25がカバー4に設けられたことにより、カバー4におけるダクト本体2の側に位置する部分には凹部26が形成される。覆壁部25のカバー4よりダクト本体2の側に突出した高さは、隔壁部17の設置部14よりカバー4の側に突出した高さよりも小さな寸法になっている。つまり、多孔質材3が隔壁部17の内側に収容されて設置部14と桟部16とに接触して複数個の開口部15の全部を覆う状態において、カバー4が多孔質材3及び隔壁部17に被せられ、止部19とフック部20とが取付孔部24に嵌め込まれ、フック部20が取付孔部24に固定され、カバー4がダクト本体2に結合された場合には、カバー4が多孔質材3を設置部14に浮き上がらないように押し付けるようになっている。
凹部26は、カバー4におけるダクト本体2の側に開口し、覆壁部25で囲まれた造形である。凸部27は、カバー4の覆壁部25よりも貫通孔部22の側に位置する部分よりダクト本体2の側に予め定められた角度に起立するように突出すると共に、複数個の開口部15及び桟部16を囲む環状に形成される。凸部27は、貫通孔部22及び桟部23を囲む方向に切れ目なく連続する造形に限定されるものではなく、切れ目を設けた造形でも適用可能である。又、凸部18及び凸部27の両方に切れ目を設けてもよい。
又、ダクト本体2の凸部18とカバー4の凸部27とは、カバー4がダクト本体2に装着された場合、ダクト本体2の平面部6に平行な方向で互い違いに配置されるように構成されている。図4及び図5では、凸部18が凸部27よりもダクト本体2の平面部6に平行な方向で開口部15の側に配置された場合を例示した。これに対し、図示は省略したが、凸部18が凸部27よりもダクト本体2の平面部6に平行な方向で隔壁部17の側に配置された場合でも適用可能である。
図4及び図5を参照し、ダクト本体2に多孔質材3をカバー4で取り付ける場合について説明する。図4及び図5に実線で示すように、多孔質材3が隔壁部17の内側に収容される。これにより、多孔質材3が設置部14に適切に配置され、多孔質材3の周縁部が設置部14からめくれ上がることがなく、多孔質材3が設置部14と桟部16とに接触して複数個の開口部15の全部を覆う。次に、仮想線で示すカバー4が実線で示すように多孔質材3及び隔壁部17に被せられる。このようにカバー4が被せられる場合、隔壁部17と止部19と覆壁部25とが平面部6に対して予め定められた角度になるように互いに平行に突出しているので、カバー4が平面部6に対する予め定められた角度の方向から被せられることにより、カバー4の全部の取付孔部24が全部の止部19に嵌め込まれるため、カバー4の設置部14への取り付けが容易になる。
又、全部の止部19と全部のフック部20とが全部の取付孔部24に嵌め込まれることに伴い、カバー4の周縁部と桟部23と凸部27とが多孔質材3を設置部14の側に圧縮し、全部のフック部20が全部の取付孔部24に固定され、カバー4がダクト本体2に結合される。このようにカバー4がダクト本体2に結合した場合、止部19が隔壁部17の環状に沿う方向に万遍なく行き渡るように分散配置されているので、カバー4が多孔質材3の周縁部と設置部14との間に隙間が発生しないように多孔質材3の周縁部を設置部14に押し付けることができる。
又、カバー4がダクト本体2に結合された場合、カバー4の覆壁部25が隔壁部17の外周部を囲むように配置され、設置部14とカバー4とが多孔質材3を圧縮しかつ挟んで支持することにより、多孔質材3の周縁部と設置部14との間に隙間が発生しないので、エンジンルーム内の熱い空気を余分に吸い込むことがなく、ダクト内部の通気抵抗を低下できる。多孔質材3が桟部16;23で挟まれることにより、多孔質材3の落ち込みが阻止される。
又、図4及び図5に実線で示すように、多孔質材3が設置部14とカバー4とで挟まれて支持された場合、凸部18;27が多孔質材3の周縁部を平面部6に平行な方向で互い違い圧縮するので、多孔質材3の位置ずれが防止される一方、多孔質材3の周縁部を設置部14に隙間の発生しないように密着させることができ、多孔質材3の周縁部からエンジンルーム内の熱い空気の余分な吸い込みを防止することができる。又、覆壁部25がカバー4に設けられたので、カバー4に覆壁部25が設けられていない板状の構造に比べ、カバー4の形状が適切に保持される。凸部18;27の何れか一方又は両方を除去しても適用可能である。
尚、図示は省略するが、超音波溶着又は振動溶着又は熱溶着又は接着剤による接着により、カバー4と止部19とを互いに結合してもよい。この場合、フック部20をカバー4に超音波溶着又は振動溶着又は熱溶着のいずれかで結合するか接着剤による接着で結合するか、又は、止部19にフック部20を設けることなく、止部19をカバー4に超音波溶着又は振動溶着又は熱溶着のいずれかで結合するか接着剤による接着で結合することが考えられる。止部19を除去し、カバー4を設置部14にリベット又はビス等の固定具で結合してもよい。
図6を参照し、発明を実施するための形態2に係る車両用吸気ダクト1について説明する。発明を実施するための形態2に係る車両用吸気ダクト1の設置部14が平面部6の外側面として構成され、隔壁部17の平面部6よりカバー4の側に突出する高さが平面部6に平行に構成され、カバー4が平面部6に平行な板状に構成され、覆壁部12のカバー4よりダクト本体2の側に突出した高さが平面部6と平行に構成される。そして、多孔質材3が設置部14に配置され、カバー4が止部19とフック部20とが取付孔部24に嵌め込まれ、フック部20が取付孔部24に固定され、カバー4がダクト本体2に結合され、設置部14とカバー4とが多孔質材3を圧縮して挟んで支持することにより、多孔質材3がダクト本体2に隣接して配置される。
図7を参照し、発明を実施するための形態3に係る車両用吸気ダクト1について説明する。発明を実施するための形態3に係る車両用吸気ダクト1は、ダクト本体2の桟部16とカバー4の桟部23との位置がダクト本体2の内部を通る空気の流れ方向12に互い違いに構成されたことにより、桟部16と桟部23とにおけるダクト本体2の内部を通る空気の流れ方向12の間隔が狭くなっている。
図8を参照し、発明を実施するための形態4に係る車両用吸気ダクト1について説明する。発明を実施するための形態4に係る車両用吸気ダクト1は、図8に示すようにダクト本体2から止部19(図7参照)とフック部20(図7参照)とを除去し、カバー4から取付孔部24(図7参照)と覆壁部25(図7参照)とを除去ている。そして、図8に実線で示すように、カバー4が多孔質材3及び隔壁部17に被せられた後、カバー4の周縁部と隔壁部17とが超音波を与えられて全周にわたり互いに結合されたことにより、ダクト本体2の設置部14とカバー4とが多孔質材3を圧縮しかつ挟んで支持した態様である。
図9を参照し、発明を実施するための形態5に係る車両用吸気ダクト1について説明する。発明を実施するための形態5に係る車両用吸気ダクト1は、隔壁部17の平面部6よりカバー4の側に突出した高さが多孔質材3の厚さよりも大きな寸法になっている一方、凸部27のカバー4よりダクト本体2の側に突出した高さは、凸部27が多孔質材3を設置部14の側に圧縮するように、図4に示す凸部27の高さよりも大きな寸法になっている。そして、多孔質材3が設置部14に配置され、カバー4が多孔質材3及び隔壁部17に被せられ、凸部27が多孔質材3を設置部62の側に圧縮し、止部19とフック部20とが取付孔部24に嵌め込まれ、フック部20が取付孔部24に固定されることにより、カバー4がダクト本体2に結合され、覆壁部25が隔壁部17の外周部を囲むように配置され、カバー4と設置部14とが多孔質材3を圧縮しかつ挟んで支持した態様である。
図10及び図11を参照し、発明を実施するための形態6に係る車両用吸気ダクト1について説明する。図10に示すように、発明を実施するための形態6に係る車両用吸気ダクト1は、取付孔部24がダクト本体2の側に設けられ、止部19及びフック部20がカバー4の側に設けられた構成である。具体的には、取付孔部24が隔壁部17に設けられ、止部19が覆壁部25に設けられる。覆壁部25には、一対の溝41がダクト本体2の側の端面からカバー4の側に形成される。一対の溝41の間に残された弾性片が止部19である。止部19のカバー4よりダクト本体2の側に突出した高さは、覆壁部25の平面部6よりカバー4の側に突出した高さよりも小さな寸法になっている。止部19のダクト本体2の側の端部には、フック部20が設けられる。
そして、図11において、多孔質材3が設置部14に配置され、カバー4が多孔質材3及び隔壁部17に被せられ、凸部27が多孔質材3を設置部62の側に圧縮し、止部19とフック部20とが取付孔部24に嵌め込まれ、フック部20が取付孔部24に固定されることにより、カバー4がダクト本体2に結合され、覆壁部25が隔壁部17の外周部を囲むように配置され、カバー4と設置部14とが多孔質材3を圧縮しかつ挟んで支持した態様である。
図12を参照し、発明を実施するための形態7に係る車両用吸気ダクト1について説明する。発明を実施するための形態7に係る車両用吸気ダクト1は、ダクト本体2の2つの平面部5;6のそれぞれに設置部3が個別に設けられ、双方の設置部3のそれぞれに多孔質材3が個別に配置され、カバー4が双方の設置部3に対して個別に取り付けられた態様である。具体的には、実線で示す一方の多孔質材3が平面部5の一方の設置部14に配置され、仮想線で示す一方のカバー4が実線で示すように一方の多孔質材3及び一方の隔壁部17に被せられ、一方の覆壁部25が一方の隔壁部17に嵌め込まれることに伴い、一方の凸部27が一方の多孔質材3を一方の設置部14の側に圧縮し、一方の止部19と一方のフック部20とが一方の取付孔部24に嵌め込まれ、一方のフック部20が一方の取付孔部24に固定されることにより、一方のカバー4がダクト本体2に結合され、一方の覆壁部25が一方の隔壁部17の外周部を囲むように配置され、一方のカバー4と一方の設置部14とが一方の多孔質材3を圧縮しかつ挟んで支持する。又、実線で示す他方の多孔質材3が平面部6の他方の設置部14に配置され、仮想線で示す他方のカバー4が実線で示すように他方の多孔質材3及び他方の隔壁部17に被せられ、他方の凸部27が他方の多孔質材3を他方の設置部14の側に圧縮し、他方の止部19と他方のフック部20とが他方の取付孔部24に嵌め込まれ、他方のフック部20が他方の取付孔部24に固定されることにより、他方のカバー4がダクト本体2に結合され、他方の覆壁部25が他方の隔壁部17の外周部を囲むように配置され、他方のカバー4と他方の設置部14とが他方の多孔質材3を圧縮しかつ挟んで支持する。
1は車両用吸気ダクト、2はダクト本体、3は多孔質材、4はカバー、5乃至8は平面部、9乃至11は欠番、12は空気の流れ方向、13は欠番、14は設置部、15は開口部、16は桟部、17は隔壁部、18は凸部、19は止部、20はフック部、21は欠番、22は貫通孔部、23は桟部、24は取付孔部、25は覆壁部、26は凹部、27は凸部、28は欠番、29;30は本体構成体、31;32は平面部、33;34はフランジ部、35;36は平面部、37;38はフランジ部、39;40は欠番、41は溝、42乃至100は欠番、101;102は断面箇所を示す線、104乃至1100は欠番、1101は車両用吸気ダクト、1102はダクト本体、1103は多孔質材、1104はカバー、1105は開口部、1106は孔部、1107は貫通孔部、1108は凸部、1109は鍔部、1110は凸部、1111は鍔部、1112は孔部、1113乃至1200は欠番、1201は車両用吸気ダクト、1202はダクト本体、1203は多孔質材、1204はカバー、1205は第1半体、1206は第2半体、1207;1208はフランジ部、1209は開口部、1210はリブ、1211は取付孔部、1212は貫通孔部、1213は止部、1214はフック部。

Claims (5)

  1. 中空な角筒形状に形成されたダクト本体と、前記ダクト本体の周壁部を構成する平面部の外側面に設けられた設置部と、前記ダクト本体の内外に貫通するように前記設置部に形成された開口部と、前記ダクト本体の外側から前記開口部を覆うように前記設置部に配置される多孔質材と、前記ダクト本体の外部から前記開口部への通気を可能にする貫通孔部を有するカバーとを備えた車両用吸気ダクトであって、前記設置部には隔壁部が前記カバーの側に突出すると共に前記開口部を囲む環状に形成され、前記隔壁部にはフック部を有する複数個の止部が前記隔壁部の環状に沿う方向に分散配置されていると共に前記隔壁部から前記カバーの側に突出して設けられ、前記カバーの周縁部には前記止部に対応する個数の取付孔部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方又は両方には凸部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方に設けられた前記凸部或いは前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との両方に設けられ前記凸部の少なくとも一方で前記開口部又は前記貫通孔部を囲む構成であり、前記カバーが前記設置部に配置された前記多孔質材を覆うように前記ダクト本体に取り付けられる場合に、前記止部と前記フック部とが前記取付孔部に嵌め込まれ、前記フック部が前記取付孔部に固定されることにより、前記カバーが前記ダクト本体に結合されかつ前記凸部が前記多孔質材を圧縮することを特徴とする車両用吸気ダクト。
  2. 中空な角筒形状に形成されたダクト本体と、前記ダクト本体の周壁部を構成する平面部の外側面に設けられた設置部と、前記ダクト本体の内外に貫通するように前記設置部に形成された開口部と、前記ダクト本体の外側から前記開口部を覆うように前記設置部に配置される多孔質材と、前記ダクト本体の外部から前記開口部への通気を可能にする貫通孔部を有するカバーとを備えた車両用吸気ダクトであって、前記設置部には隔壁部が前記カバーの側に突出すると共に前記開口部を囲む環状に形成され、前記カバーの周縁部にはフック部を有する複数個の止部が前記カバーの周縁部の周りに沿う方向に分散配置されていると共に前記カバーから前記ダクト本体の側に突出して設けられ、前記隔壁部には止部に対応する個数の取付孔部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方又は両方には凸部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方に設けられた前記凸部或いは前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との両方に設けられ前記凸部の少なくとも一方で前記開口部又は前記貫通孔部を囲む構成であり、前記カバーが前記設置部に配置された前記多孔質材を覆うように前記ダクト本体に取り付けられる場合に、前記止部と前記フック部とが前記取付孔部に嵌め込まれ、前記フック部が前記取付孔部に固定されることにより、前記カバーが前記ダクト本体に結合されかつ前記凸部が前記多孔質材を圧縮することを特徴とする車両用吸気ダクト。
  3. 中空な角筒形状に形成されたダクト本体と、前記ダクト本体の周壁部を構成する平面部の外側面に設けられた設置部と、前記ダクト本体の内外に貫通するように前記設置部に形成された開口部と、前記ダクト本体の外側から前記開口部を覆うように前記設置部に配置される多孔質材と、前記ダクト本体の外部から前記開口部への通気を可能にする貫通孔部を有するカバーとを備えた車両用吸気ダクトであって、前記設置部には隔壁部が前記カバーの側に突出すると共に前記開口部を囲む環状に形成され、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方又は両方には凸部が設けられ、前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との一方に設けられた前記凸部或いは前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との両方に設けられ前記凸部の少なくとも一方で前記開口部又は前記貫通孔部を囲む構成であり、前記カバーが前記設置部に配置された前記多孔質材を覆うように前記ダクト本体に取り付けられた状態において、前記カバーの周縁部が前記隔壁部に超音波溶着又は振動溶着又は熱溶着のいずれかで結合されたか接着剤による接着で結合されることにより、前記カバーが前記ダクト本体に結合されかつ前記凸部が前記多孔質材を圧縮することを特徴とする車両用吸気ダクト。
  4. 中空な角筒形状に形成されたダクト本体と、前記ダクト本体の周壁部を構成する平面部の外側面に設けられた設置部と、前記ダクト本体の内外に貫通するように前記設置部に形成された開口部と、前記ダクト本体の外側から前記開口部を覆うように前記設置部に配置される多孔質材と、前記ダクト本体の外部から前記開口部への通気を可能にする貫通孔部を有するカバーとを備えた車両用吸気ダクトであって、前記設置部には隔壁部が前記カバーの側に突出すると共に前記開口部を囲む環状に形成され、前記隔壁部にはフック部を有する複数個の止部が前記隔壁部の環状に沿う方向に分散配置されていると共に前記隔壁部の突端面から前記カバーの側に突出して設けられ、前記カバーには覆壁部がダクト本体の側に突出すると共に貫通孔部を囲む環状に形成され、前記止部に対応する個数の取付孔部が前記カバーの周縁部と前記覆壁部とにわたり設けられ、前記カバーが前記設置部に配置された前記多孔質材を覆うように前記設置部に取り付けられる場合に、前記止部と前記フック部とが前記取付孔部に嵌め込まれ、前記フック部が前記取付孔部に固定されることにより、前記カバーが前記ダクト本体に結合されかつ前記覆壁部が前記隔壁部の外周部を囲むことを特徴とする車両用吸気ダクト。
  5. 前記設置部と前記カバーの前記設置部に対応する部分との両方に設けられ前記凸部が前記設置部に平行な方向で互い違いに配置されたことを特徴とする請求項1から3の1つに記載された車両用吸気ダクト。
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