JP6202619B2 - 鉄道車両の床下カバー - Google Patents
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Description
基本カバー12Aは、主に床下機器の目隠し機能を有するものであり、全体として一体のパネルからなるものである。一方、多目的カバー12B〜12Dは、床下機器の目隠し機能のみならず、その他の機能を有するものである。具体的には、図3(b)の多目的カバー12Bは、床下機器の点検蓋14を備えるものである。又、図3(c)の多目的カバー12Cは、床下機器の冷却等を円滑に行うためのルーバー16を備えるものである。又、図2(d)の多目的カバー12Dは、点検蓋14及びルーバー16の双方を備えるものである。更に、図示は省略するが、主に乗員の乗り降りに利用される格納式ステップを備えるものや、その他必要な機能部を有する多目的カバーもある。又、基本カバー12Aには特に高い遮音機能を持たせたものもあり、その他の多目的カバー12B〜12Dについても、遮音性に考慮した構造としたものもある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、床下カバーに求められる機能を確保しつつ、開発及び製造時の工数を低減することにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の鉄道車両の床下カバーは、車体側設備機器の配置等に応じて、車体の上下方向の寸法が共通でかつ車体の長手方向の寸法が異なる床下カバーを、適宜用いることで、ベース部及び機能部の長手方向寸法以外の構造を共通化するものである。そして、床下カバーの長手方向寸法の如何にかかわらず、ベース部及び機能部の強度解析において、想定し得る最大寸法のものが基準を満たすように設計することで、強度を保証しつつ設計作業の共通化を図るものである。
本項に記載の鉄道車両の床下カバーは、機能部に、パネル部、ルーバー部、点検蓋部、格納式ステップ部のいずれかが含まれ、これら異なる機能部をベース部に適宜組み合わせることで、床下カバーを構成するものである。機能部としてパネル部を選択する場合には、床下カバーは、床下機器を鉄道車両の側面から覆い隠し、鉄道車両の床下から発する騒音対策や、鉄道車両の外観向上に寄与するものとなる。又、機能部として、ルーバー部、点検蓋部又は格納式ステップ部を選択する場合には、床下カバーは、これら各機能部の機能を具備する多目的カバーとして構成されるものとなる。
(5)上記(4)項において、前記ベース部及び前記機能部を製作する工程の一方又は双方において、車体の上下方向の寸法が共通でかつ車体の長手方向の寸法が異なるものを製造する鉄道車両の床下カバーの製造方法(請求項3)。
(6)上記(5)項において、前記機能部には、パネル部、ルーバー部、点検蓋部、格納式ステップ部のいずれかを含む鉄道車両の床下カバーの製造方法(請求項4)。
そして、上記(4)(5)項記載の床下カバーの製造方法により、上記(1)(2)項記載の床下カバーを得ることで、上記(1)(2)項記載の作用を得るものとなる。
又、パネル部22、点検蓋部26及びルーバー部28の「外形」についても同様に、図2に示されるように車体を側面視したときの、これらの外縁により定まる形状、すなわち、パネル部22、点検蓋部26及びルーバー部28の単体を平面視したときの、外形形状を意味するものである。
更に、図示は省略するが、多目的カバー12E、12Fの例に限定されることなく、例えば格納式ステップ部の別の機能を有する機能部を、ベース部20の開口部20aに嵌め込み可能な外形に形成することで、格納式ステップ機能を有する機能部を構成することも可能であり、様々な機能を有する多目的カバーを構成することも可能である。
なお、基本カバー12Aと、多目的カバー12E、12Fとの、鉄道車両10の車体に対する取付け構造部については、ベース部20が共通であることにより、同一形状とすることが可能である。
本発明の実施の形態に係る鉄道車両10の床下カバー12は、ベース部20と、ベース部20の開口部20aに嵌め込まれる機能部22、26、28とによって構成されるものである。すなわち、ベース部20に機能部22、26、28を組み合わせて床下カバー12を構成可能となるように、ベース部20と機能部22、26、28とをユニット化して、適宜、基本カバー12A又は様々な多目的カバー12E、12Fを構成するものである。かかる床下カバー12が、車体側面に装着されることによって、鉄道車両10の騒音対策や外観向上を図ることが可能となる。又、必要な機能を有する機能部22、26、28をベース部20に装着することで、床下カバー12に必要な機能を与えることが可能となる。
なお、本発明の実施の形態に係る床下カバー12は、特に、鉄道車両10の台車間の床下側部への設置に適したものであるが、適宜、台車を覆う部分や、車体端部近傍等、その他の場所への設置にも対応可能である。
Claims (4)
- 鉄道車両の車体側面に沿って装着される床下カバーであって、
開口部が形成されたベース部と、前記開口部にはめ込み可能な外形を有する複数種類の機能部とを含み、前記ベース部及び前記機能部の一方又は双方には、車体の上下方向の寸法が共通でかつ車体の長手方向の寸法が異なるものが含まれ、前記複数種類の機能部から必要な機能部を選択して、前記ベース部の前記開口部に対し嵌め込み、固定してなることを特徴とする鉄道車両の床下カバー。 - 前記機能部には、パネル部、ルーバー部、点検蓋部、格納式ステップ部のいずれかが含まれることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の床下カバー。
- 鉄道車両の車体側面に沿って装着される床下カバーの製造方法であって、
開口部が形成されたベース部を製作する工程と、
前記開口部に嵌め込み可能な外形を有する複数種類の機能部を製作する工程と、
前記ベース部の前記開口部に対し、前記複数種類の機能部から必要な機能部を選択して、前記ベース部に嵌め込み、固定する工程とを含み、
前記ベース部及び前記機能部を製作する工程の一方又は双方において、車体の上下方向の寸法が共通でかつ車体の長手方向の寸法が異なるものを製作することを特徴とする鉄道車両の床下カバーの製造方法。 - 前記機能部には、パネル部、ルーバー部、点検蓋部、格納式ステップ部のいずれかを含むことを特徴とする請求項3記載の鉄道車両の床下カバーの製造方法。
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JP2013245138A JP6202619B2 (ja) | 2013-11-27 | 2013-11-27 | 鉄道車両の床下カバー |
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JP2015101289A JP2015101289A (ja) | 2015-06-04 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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