JP6202466B2 - 駆動ユニット及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は駆動ユニットに関するもので、例えば、ファクシミリ、プリンタ、複写機等の電子写真方式の画像形成装置の駆動装置に利用することができる。また、本発明は、画像形成装置における駆動装置に限らず、騒音や熱の発生源となるメカトロ部品をもった駆動装置一般に広く適用することができる。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラムのような像担持体、像担持体上の潜像を現像する現像ローラ、像担持体上の潜像を用紙へ転写するための転写ローラ、その他クリーニングローラや帯電ローラ等々、各種の回転部材を備えている。したがって、それらの回転部材の駆動源となるモータなど(以下、アクチュエータと総称する)を備えている。アクチュエータとは、入力されたエネルギーを物理的な運動へと変換する機構を意味し、一般的には電気エネルギーを運動に変換する装置を指す。
従来の画像形成装置では、アクチュエータの作動に伴う騒音や、これらから発せられる熱が装置内部にこもってしまうという問題があった。すなわち、印刷時には、用紙の搬送音や印刷動作に関わる各部品の動作音、特にモータの動作音やギヤのかみ合い時の衝撃音などが発生しており、これらの程度が著しいと、騒音として指摘され得る。騒音の発生源を分類すると、図9に示すように、作像駆動系のモータ類によるものが半数以上を占める。
また、モータは、モータ軸を含めた回転部分の磁石と本体部分のコイルとの電磁力によって駆動されるものであり、コイルに電流を流すことで発熱が生じる。さらに、モータの本体部分には、回転数の変動を抑えるために抵抗やコンデンサ、制御ICを含んだ基板が備わっており、基板上の電子部品類からも発熱が生じる。熱がモータの周囲に滞留すると、モータの駆動効率が低下する上、程度によっては部品類が破損するおそれがあるため、モータを冷却し、又は熱を外部へ効率よく排出する必要がある。
特許文献1(特開平6−348079号公報)には、画像形成装置における騒音の低減を目的として、特殊な材料や構造を採用した防音カバーを設けることにより、装置内で発生する騒音の音波が装置の外へ漏れることを防止する技術が記載されている。
また、特許文献2(特開2010−107694号公報)には、画像形成装置において、モータからギヤ列を介して駆動軸を回転駆動する駆動機構と、その駆動機構を収容するカバーとを有する駆動機構ユニットを設けることが記載されている。モータは、部分的に外部に露出させた状態で、カバーに取り付けてある。そして、カバーに空気の吸入口と排出口を設け、かつ、カバー内に、空気流形成手段としてシロッコファンを駆動軸に取り付け、シロッコファンがカバーの内部に空気流を形成するようにしている。
特許文献1のものは、もっぱら防音カバーの材料や断面構造の改良に関するもので、防音カバーの全体の形状や、どこに、どのように装着するかといった点については記載がない。
また、特許文献2のものは、駆動軸にシロッコファンを取り付けることにより、別途シロッコファンの駆動手段を設けることなく、カバーの内部に空気流を形成する。しかしながら、カバーは駆動機構のみを覆う形状であり、騒音の発生源の一つであるモータを全体的に覆う形状とはなっていない。むしろ、モータを部分的に外部に露出させてあることから、アクチュエータの作動に伴う騒音を抑制するという問題は解消できていない。
本発明の主たる目的は、アクチュエータの作動に伴う騒音を少なくすることにある。
本発明は、アクチュエータを全体的に覆う防音カバーを設けることによって課題を解決した。すなわち、本発明は、フレームの一方の面に一個以上のモータを取り付け、前記モータによって駆動される被駆動部材に駆動力を伝達するための伝動装置を前記モータとは反対側に配置した駆動ユニットにおいて、前記モータを取り付けた面と同じ面に防音カバーを取り付け、前記防音カバーによって前記モータの全体を覆ったことを特徴とする。
本発明によれば、モータの全体を防音カバーで覆うことで、モータの作動に伴う騒音が外部に漏れるのを極力抑え、当該駆動ユニットの騒音を低減させることができる。
画像形成装置の基本的構成を示す略図である。 (A)はプロセスカートリッジの断面図、(B)は斜視図である。 (A)(B)はプロセスカートリッジの端部の斜視図である。 (A)は駆動伝達経路の正面図、(B)(C)は斜視図である。 (A)は防音カバーを取り外した状態の駆動ユニットの正面図、(B)は斜視図である。 (A)は防音カバーを取り付けた状態の駆動ユニットの正面図、(B)は斜視図である。 (A)(B)は防音カバーの裏面の斜視図である。 別の実施の形態を示す駆動ユニットまわりの略図である。 画像形成装置における騒音の発生源を示す円グラフである。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、図1に示すカラーレーザープリンタを例にとって、画像形成装置の基本的構成について述べる。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、モノクロプリンタや、その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置にも適用することができる。
図1に示す画像形成装置は、4個の感光体2a〜2dを有するタンデム方式の画像形成装置であり、同図の右から、ブラック感光体2a、シアン感光体2b、マゼンタ感光体2c、イエロー感光体2dの順に配置してある。ここではドラムタイプの感光体を図示した。各感光体2a〜2d上に図示しない書込部から照射された各々の色の露光ビーム6a〜6dにより潜像が形成され、各色の現像ローラ4a〜4dにより各感光体2a〜2d上にトナー像を形成される。その後、イエロー感光体2d、マゼンタ感光体2c、シアン感光体2b、ブラック感光体2aの順に、各色の転写位置8a〜8dで中間転写ベルト10上に順次トナー像が転写される。一方、レジストローラ対14からタイミングを合わせて搬送された転写紙に、二次転写ローラ12により中間転写ベルト10上のトナー像が転写され、定着ローラ16で定着が行われる。
感光体2a〜2dはプロセスカートリッジに支持されている。図2(A)に示すように、プロセスカートリッジ34は、感光体ユニット60と現像ユニット62を備えている。感光体ユニット60と現像ユニット62は一体的な構造となっていてもよい。図2(B)に示すように、時計方向に回転する感光体2の表面は、帯電ローラ58によって所定の電位に帯電される。一様に帯電した感光体2は、図示しない光学ユニットからの光ビーム(ここではレーザ光)6で露光され、潜像が形成される。
現像ユニット62は、現像ローラ4を備えるほか、磁性キャリア及びマイナス帯電のトナーを含む二成分現像剤(以下、単に現像剤という)を内包している。この現像剤は、搬送スクリュー44によって撹拌搬送されながら摩擦帯電された後、現像ローラ4の表面に担持される。そして、現像ドクタ74によってその層厚が規制されてから感光体ドラム2と対向する現像位置に搬送され、ここで感光体ドラム2上の上記静電潜像にトナーを付着させる。この付着により、感光体ドラム2上に所定の色トナー像が形成される。現像によってトナーを消費した現像剤は、現像ローラ4の回転に伴って現像ユニット62内に戻される。
感光体2は、その上方に配置した転写ユニットの中間転写ベルト10(図1参照)に接触して転写位置8a〜8dとしての転写ニップを形成する。
感光体2上に現像されたトナーは中間転写ベルト10上に転写され、転写されずに感光体2に残ったトナーはクリーニングブレード52によって除去され、トナー搬送コイル54によって不図示の収容部に搬送される。
なお、タンデム型の画像形成装置の場合について説明したが、本発明は、黒トナーを用いるトナー像形成部を1組備えたモノクロの画像形成装置にも適用できるものである。
次に、述べたようなプロセスカートリッジ34を持つ画像形成装置における、駆動源からプロセスカートリッジ34内の被駆動体への駆動伝達経路について、図3及び図4を参照して説明する。なお、ギヤ(歯車)の図は歯を省略して簡略化してある。
ここで、被駆動体としては、プロセスカートリッジ34(図2(B)参照)側の感光体2、現像ローラ4、搬送スクリュー44、トナー搬送コイル54、クリーニングブラシ56、帯電ローラ58が該当する。そして、それらの駆動源としては、4つのモータすなわち、ブラック感光体モータM1、ブラック現像モータM2、Fc感光体モータM3、Fc現像モータM4がある(図4(A)参照)。
まず、ブラック感光体側の駆動源はブラック感光体モータM1である。ブラック感光体モータM1は、図4(B)に示すように、出力軸に切削加工によってギヤの歯が形成してあり、このギヤが大径ギヤ18aとかみ合って大径ギヤ18aを駆動する。大径ギヤ18aは、スプライン穴の形態をしたジョイント30を有し、このジョイント30は、スプライン軸の形態をした感光体2と同軸上のジョイント36(図3(A)参照)と連結して、感光体2に駆動力を伝達する。図3(A)の矢印Aと図4(B)の矢印Aはこのことを表している。
ここで、大径ギヤ18(18a〜18d)に小モジュールのギヤを採用することにより、感光体2上に1歯のかみ合い周期の速度変動が生じても、画像上で視認しにくいため、バンディングや色むらといった不具合が抑制される。なお、モジュール(mm)とは、ギヤのピッチ円直径を歯数で除した値であって、モジュールが小さいほど歯の大きさが小さくなる。
大径ギヤ18aには、ジョイント30の基部にギヤ20が形成してあり、このギヤ20がブラシジョイント28(28a〜28d)のギヤとかみ合う。ブラシジョイント28は、先端にスプライン穴の形態をしたジョイント32を有し、このジョイント32は、スプライン軸の形態をしたジョイント46(図3(B))と連結して、クリーニングブラシ56及びトナー搬送コイル54に駆動力を伝達する。図3(A)の矢印Cと図4(B)の矢印Cはこのことを表している。
ブラック現像側の駆動源はブラック現像モータM2である。ブラック現像モータM2は、出力軸に切削加工によってギヤの歯が形成してあり、このギヤが現像ギヤ22とかみ合って現像ギヤ22に駆動力を伝達する。現像ギヤ22は現像ジョイント24とかみ合う。現像ジョイント24は、その先端に一体的に形成したスプライン穴の形態をしたジョイント26を有する。このジョイント26は、スプライン軸の形態をしたジョイント38(図3(A))と連結する。図3(A)の矢印Bと図4(B)の矢印Bはこのことを表している。そして、ジョイント38と同軸のギヤ38aを、現像ローラ4と同軸のギヤ40及び搬送スクリュー44と同軸のギヤ42とそれぞれかみ合わせることにより、プロセスカートリッジ34側の現像ローラ4及び現像スクリュー44に駆動力を伝達する。
プロセスカートリッジ34内の帯電ローラ58は、本実施例(図2(B)参照)においては、感光体2と連れ回りする構成であるが、駆動するようにしてもよい。その場合、感光体2に設けたフランジ状のギヤから駆動力を取るのではなく、ジョイント46からの入力系統を利用して、外部からの駆動力を取るのが好ましい。具体的には、図3(B)に示すように、ジョイント46の基部に形成したギヤ46aを、アイドラギヤ46aを介してギヤ50とかみ合わせることにより、ギヤ50を固定してあるトナー搬送コイル54に駆動力を伝達する。これと同様に、帯電ローラ58にギヤを設けて、ジョイント46と同軸のギヤ46aと直接、あるいはアイドラギヤを介してかみ合わせることにより、ジョイント46から駆動力を取ることができる。
スプラインを利用したジョイントは、感光体2上にかみ合い振動を乗せないので有利である。例えばインボリュートスプラインを採用することができる。すべてのスプラインは、スプライン軸とスプライン穴の関係を逆にすることも可能である。また、スプラインというときはセレーションも含まれるものとする。
次に、Fc(フルカラー)の駆動系について説明する。
Fc感光体側の駆動源はFc感光体モータM3である。Fc感光体モータM3は、ブラック感光体モータM1と同様に、出力軸に切削加工によってギヤの歯が形成してあり、大径ギヤ18b及び18cとかみ合う。さらに、大径ギヤ18cは、アイドラギヤ76及び大径ギヤ18dとかみ合い、シアン、マゼンタ、イエローのカラー3色の感光体2を駆動する。駆動ユニット100とプロセスカートリッジ34側の被駆動部材との間で駆動力を伝達するジョイントの形態は、上でブラック感光体モータM1及びブラック現像モータM2に関して述べたのと同様である。
Fc現像側の駆動源はFc現像モータM4である。Fc現像モータM4も、その出力軸に切削加工によってギヤの歯が形成してあり、現像ギヤ66とかみ合って駆動力を伝達する。現像ギヤ66は、シアン側については、アイドラギヤ64を介して現像ジョイント24bへ駆動力を伝達する。また、マゼンタ側については、ギヤ68を介して現像ジョイント24cへ駆動力を伝達する。イエロー側については、ギヤ68、タイミングベルト70、ギヤ72を介して現像ジョイント24dへ駆動力を伝達する。駆動ユニット100とプロセスカートリッジ34側の被駆動部材との間で駆動力を伝達するジョイントの形態は、上でブラック感光体モータM1及びブラック現像モータM2に関して述べたのと同様である。
次に、中間転写ベルトの駆動系について説明する。
ブラック大径ギヤ18aは、ギヤ78、80を介して転写ジョイント82を駆動する。転写ジョイント82は不図示の中間転写ベルトユニットと連結して中間転写ベルト10を駆動する。中間転写ベルト10はエンドレスで、駆動ローラと従動ローラとの間に架け回してあり、駆動ローラの回転に伴い図1に矢印で示す方向に循環走行する。
次に、図5を参照して、駆動ユニットの構造を説明する。同図中、符号100で概括的に駆動ユニットを指してある。駆動ユニット100はフレーム102を有し、このフレーム102を画像形成装置の本体を構成する筐体1(図8参照)にねじを利用して取り外し可能に取り付けるようになっている。図示した駆動ユニット100は、作像の駆動系の例であって、感光体4色、現像ローラ4色、中間転写ベルトユニットを駆動するための駆動部材すべてを包含している。具体的には、4個のモータM1〜M4と、制御系統の電子回路を備えた基板104を、フレーム102に取り付けてある。図示するように、モータ類はすべてフレーム102の同一の面に取り付けてあり、その反対側、つまり、図5の紙背側に、感光体や現像ローラを駆動伝達するためのジョイント群が配置してある。
本実施例では、複数のユニットを1個のモータで駆動する構成を取っている。具体的には、ブラック感光体と中間転写ベルトユニットを1個のモータで駆動し、Fc3色の感光体を1個のモータで駆動し、3色の現像ローラを1個のモータで駆動する。しかしながら、色合わせ精度が厳しい場合には、各色ごとに感光体モータを有したり、また、中間転写ベルトユニットを単独で駆動するモータを備えたりしてもよい。あるいは、現像ローラ駆動においては、クラッチを介すなど感光体駆動との非同期を実現させることにより、感光体と同じ駆動モータとするなど、条件によってモータの個数は変更可能である。
また、印刷する紙種など、印刷時にユーザによって装置本体の操作部で設定される印刷モードに応じて、各ユニット(ローラ/ベルト)にはあらかじめ設定された回転/搬送速度での駆動が要求される。したがって、その要求された速度となるように、各駆動モータの回転数が設定されて駆動される。
図6及び図7に、防音カバー106の構成を示す。防音カバー106の材質としては、耐熱性や消音性、また、加工性を考慮して、合成樹脂を使用するのが好ましい。採用し得る材料の一例として、ポリカーボネートにABSを混ぜ合わせたPC/ABSアロイが挙られる。
図6は図5に対応し、図6が防音カバー106を取り付けた状態を示しているのに対し、図5は防音カバー106を取り外した状態を示している。また、図7は防音カバー106を裏側から見た図で、図7(A)と図7(B)は基本的に同じ図であるが、図7(B)では二点鎖線でモータの位置を示し、さらに、二点鎖線の白抜き矢印で空気の流れを示してある。
図7に示すように、防音カバー106の外周には全周にわたって周壁108が設けてある。周壁108には吸気口118と排気口120が設けてある。吸気口118及び排気口120を設ける位置は、モータM1〜M4の配置や、駆動ユニット100自体の画像形成装置全体における配置等を勘案して設定されるべきものである。ここでは、図6(A)に示した例に即して述べるならば、防音カバー106はL字形を倒したような形状で、その最も左側の辺の上端部に吸気口118が設けてあり、最上部の辺の全長にわたって排気口120が設けてある。
吸気口118は周壁108の一部分を矩形に切り欠いて形成してあるが、周囲壁を貫通する開口の形態であってもよい。開口の形状も矩形に限らず丸その他の任意の形状を採用することができる。また、複数の切欠きや開口を設けることも可能である。形状に関する限り排気口120についても同様である。通常、排気口120を通過する空気は吸気口118を通過する空気よりも温度が高くなっており、その分だけ体積が膨張している。したがって、昇温した空気が防音カバー106の内部に滞留させることなくスムーズに排気するため、図示するように、吸気口118よりも排気口120の開口面積を大きく設定するのが望ましい。
図示例の場合、図6(B)及び図7(A)からわかるように、防音カバー106の左側に吸気口118、上部に排気口120を設けてある。その結果、図7(B)に二点鎖線の白抜き矢印で示すように、同図の右側にある吸気口118から防音カバー106の内部を通って排気口120から流出する、という流れが生ずる。その間、まず、モータM1が位置している空間を経て、通気口116aから、モータM2が位置している隣りの空間に流入し、続いて通気口116bを通り、モータM3が位置している空間に流入する。その後、図の左側の周壁108に突き当たって上向きに進路を変え、通気口116c、116dを通ってモータM4が位置している空間に流入し、そうして排気口120に向かう。
防音カバー106の裏面には、縦横に走る補強用のリブ112と、補強用リブ112よりも高い仕切り壁114が設けてある。補強リブ112と仕切り壁114は、図7ではあたかも底板のように見える天板110から垂直に立ち上がっている。仕切り壁114も補強に役立つことは言うまでもない。仕切り壁114は、図7(B)からよくわかるように、防音カバー106の周壁108とでもって各モータを取り囲むように配置してある。
また、仕切り壁114には通気口116a〜116dが設けてあり、吸気口118から排気口120へ向けて空気の流れを誘導して、吸気口118からそれぞれのモータを順次通過して排気口120に至る流れを創出する役割を果たす。図示した通気口116a〜116dの例は、仕切り壁114の上縁を矩形に切り欠いていわゆる切欠きを設けた場合であるが、仕切り壁114を貫通する開口を設けてもよい。切欠きや開口の形状や大きさも図示した矩形に限らず、空気の流れを誘導するうえで最も有利な形状を採用することができる。通気口の形状や大きさは、必ずしも同じにする必要はなく、位置や向きなどを勘案して適宜変更してもよい。
図7(B)に、裏面カバー106の内側における気流経路を示す。吸気口118から流入した外気が、各モータ周囲の仕切り壁114の通気口(切欠き116a〜116d)を経由して、モータ周囲で発生する熱量を奪いながら、最終的には排気口120から排出される。
駆動ユニット100は画像形成装置本体を構成する筐体1(図8参照)に対して取り付け、取り外しが可能である。つまり、ねじを利用してフレーム102を筐体1に取り外し可能に固定する。防音カバー106は複数の取り付け座122を有し、この取り付け座122をフレーム102に当てて、ボルトを用いて締結するようになっている。
図8は、防音カバー106を取り付けた駆動ユニット100の画像形成装置本体での設置例を示すが、吸、排気の量をより確保するために、吸気側と排気側にそれぞれファンを設けた例である。すなわち、吸気ファン124によって外気が吸気ダクト128を通じて駆動ユニット100の防音カバー106内に供給される。そして、防音カバー106内で熱を吸収して昇温した空気は、排気ダクト130を通じて排気ファン126によって強制排気される。なお、吸気ファン124又は排気ファン126のどちらか一方だけでもよい。また、吸気ファン124及び排気ファン126は、それぞれ、駆動ユニット100の吸気口118及び排気口120に設けてもよい。
上述の実施例の効果をまとめると次のとおりである。
実施例は、フレーム102の一方の面に一個以上のモータM1〜M4を取り付け、モータM1〜M4によって駆動される被駆動部材に駆動力を伝達するための伝動装置をモータM1〜M4とは反対側に配置した駆動ユニット100を有する。そして、モータM1〜M4を取り付けた面と同じ面に防音カバー106を取り付け、防音カバー106によってモータM1〜M4の全体を覆うことにより、当該モータ由来の騒音を少なくすることができる。
複数のモータM1〜M4を単一の防音カバー106によって覆うことにより、スペースを有効に活用することができる。この場合、被駆動部材に駆動力を伝達するための伝動装置として歯車伝達装置(図4参照)を採用することにより、モータ同士の間隔が狭くなる。しかも、その歯車電動装置を、フレーム102の、モータM1〜M4とは反対側に配置したため、モータを取り付けた側の軸方向の寸法が短縮できる。したがって、それらのモータ群を覆う防音カバーは全体として偏平なものとなるため、防音カバー106の断面積を小さくして空気の速度を上げ、防音カバー106の内部の昇温した空気をいちはやく排気することができる。
防音カバー106は、モータM1〜M4の周囲を取り囲む周壁108を有し、周壁108に吸気口118と排気口120を設けることにより、防音カバーの内部に吸気口から排気口に向かう空気の流れを創出することができ、冷却効果を高めることができる。すなわち、吸気口118と排気口120は、防音カバー106の内外を連通させる開口であって、防音カバー106の外側から内側へ、また、内側から外側へ、それぞれ吸気と排気を促す。防音カバー106によってモータの全体を覆うと、騒音を少なくするためには有効であるが、その一方で熱がこもるという問題がある。そこで、冷却効果を高めつつ、騒音防止を図る必要がある。
フレーム102は、装置本体1に対して取り付け、取り外しが可能であるのが好ましい。そして、駆動ユニット100を装置本体1に取り付けることにより、駆動ユニット100の吸気口118と排気口120が装置本体1側の送風経路に連結されるような設定とするのが好ましい。この場合、実施例では、プロセスカートリッジ34側の被駆動部材との連結にスプライン(セレーションを含む)を利用したジョイント(図3、図4参照)を採用している。このような構成を採用することにより、コンパクトな構造が実現するばかりでなく、駆動ユニット100の取り付け、取り外し作業を容易に遂行できる。
各モータM1〜M4を配置する空間を仕切る仕切り壁114を設けることにより、隣り合うモータM1〜M4の駆動音が干渉するのを防止して、騒音の発生を抑制することができる。また、仕切り壁114は防音カバー106の補強にもなる。
仕切り壁114に、気体の流れを案内するための通気口116a〜116dを設けることにより、吸気口118から各モータM1〜M4を経て排気口120へ至る気体の流れを創出することができる。通気口は、仕切り壁114の縁を切り欠いたいわゆる切欠きのほか、仕切り壁114を貫通する1又は複数の開口であってもよい。
吸気口118側若しくは排気口120側又は両側にファン124、126を設けることにより、吸気及び/又は排気が強制的に行われるため、冷却効果が一層高まる。しかも、防音カバー106の内部に気流の経路を確保して一種のダクトとして利用することとあいまって、内部のアクチュエータを効率よく冷却することができる。
上記駆動ユニットを備えた画像形成装置は、防音性能が向上し、さらに冷却効果も高まる。したがって、商品価値の高い画像形成装置を提供することができる。
以上、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施をするに当たり、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは言うまでもない。
1 画像形成装置本体
100 駆動ユニット
102 フレーム
104 基板
106 防音カバー
108 周壁
110 天板
112 補強リブ
114 仕切り板
116 通気口
118 吸気口
120 排気口
122 取り付け座
124 吸気ファン
126 排気ファン
128 吸気ダクト
130 排気ダクト
M1 ブラック感光体モータ
M2 ブラック現像モータ
M3 Fc感光体モータ
M4 Fc現像モータ
特開平6−348079号公報 特開2010−107694号公報

Claims (9)

  1. フレームの一方の面に複数のモータを取り付け、前記モータによって駆動される被駆動部材に駆動力を伝達するための伝動装置を前記モータとは反対側に配置した駆動ユニットにおいて、前記モータを取り付けた面と同じ面に防音カバーを取り付け、前記防音カバーによって前記モータの全体を覆い、
    前記防音カバーは、前記各モータを配置する空間を仕切る仕切り壁を有する駆動ユニット。
  2. 記複数のモータを単一の前記防音カバーによって覆った請求項1の駆動ユニット。
  3. 前記防音カバーは、前記モータの周囲を取り囲む周壁を有し、前記周壁に吸気口と排気口を設けた請求項1又は2の駆動ユニット。
  4. 前記フレームは、装置本体に対して取り付け、取り外しが可能である請求項1、2又は3の駆動ユニット。
  5. 駆動ユニットを装置本体に取り付けることにより、前記駆動ユニットの吸気口と排気口が装置本体側の送風経路に連結される請求項3又は4の駆動ユニット。
  6. 前記仕切り壁に、前記吸気口から前記排気口へ通じる気体の流れを案内するための通気口を設けた請求項3又は5の駆動ユニット。
  7. 前記通気口は切欠き又は前記仕切り壁を貫通した開口である請求項の駆動ユニット。
  8. 前記吸気口側若しくは前記排気口側又は両側にファンを設けた請求項3、5、6又は7の駆動ユニット。
  9. 請求項1から8のいずれか1項の駆動ユニットを備えた画像形成装置。
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