JPH07325536A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07325536A
JPH07325536A JP6140796A JP14079694A JPH07325536A JP H07325536 A JPH07325536 A JP H07325536A JP 6140796 A JP6140796 A JP 6140796A JP 14079694 A JP14079694 A JP 14079694A JP H07325536 A JPH07325536 A JP H07325536A
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JP
Japan
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process unit
drive motor
wall
unit
gear
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JP6140796A
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English (en)
Inventor
Ken Inada
研 稲田
Tomohiro Miura
友宏 三浦
Jiyuusuke Shimamura
十輔 島村
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、画像形成装置において、例えファ
ンを用いない場合においても駆動モータより発生する熱
を効率よく外部に放出して、装置内の昇温を容易に回避
し得る発明を提供する。 【構成】 本発明は、感光体ドラムを含むプロセスユニ
ットの軸端側に位置する外装面の所定部位を膨出し、該
膨出部位内に前記プロセスユニットを駆動制御するため
の駆動モータを配設するとともに、該膨出部位のモータ
収納空間を実質的に閉塞可能に、該膨出部位と対面させ
て仕切板を配し、前記駆動モータの発熱を膨出部位に設
けた開口を介して外気に放熱可能に構成した事を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナー像を画像定着させ
る熱定着ユニットが組込まれた画像形成装置、例えば複
写機、プリンタ、ファクシミリ、若しくはこれらを複合
した画像形成装置として適用される発明に係り、特にフ
ァンを用いることなく装置内の昇温を回避し得る装置構
成を取ることをも可能にした発明に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ、プリンタ、複
写機として適用される画像形成装置として、感光体ドラ
ム外周面上に、露光、現像、転写、クリーニング(残留
トナー除去)、除電、及び帯電の各プロセス手段を配置
し、所定の電子写真プロセスにより画像形成を行なう、
いわゆるカールソンプロセスに基づく画像形成装置は周
知である。
【0003】又近年、円筒状の透光性支持体上に透光性
導電層と光導電体層を積層して感光体ドラムを形成する
と共に、該ドラム内に、画像情報に対応した光出力を生
成する露光手段(例えばLEDヘッド)を内挿し、所定
の帯電手段を用いて帯電させた感光体ドラム上に前記露
光手段の光出力を集束レンズを通して露光すると同時若
しくはその直後に前記感光体ドラムと対面配置させた現
像スリーブを介して前記潜像をトナー像化(現像)した
後、該トナー像を転写ローラその他の転写手段を介して
記録紙に転写可能に構成した画像形成装置(特開昭58
−153957号他)も公知である。
【0004】この種の記録方式はいずれも記録材の搬送
速度に合せて、レジストローラ、感光体ドラム、転写ロ
ーラ、及び定着ローラを回転制御する必要があり、又現
像ローラや帯電ローラも感光体ドラムとの関係において
回転制御される。従ってこれらのプロセス手段は、一般
的に一の駆動モータに歯車列を介して連結されている
が、このような構成を取ると必然的に軸トルクの大きな
駆動モータを必要とする。
【0005】一方画像形成装置はオフィス設置スペース
の制約から極力小型化を図っており、このため狭い空間
内に感光体ドラムを始め各種プロセス手段が高密度でレ
イアウトされることになり、このため前記駆動モータの
配設空間をプロセス手段に近接して取ることが出来ず、
該プロセス手段から遠ざかった装置内角隅部等に配設せ
ねばならないために、両者間を連結する歯車列やベルト
等の伝導部材が必然的に多くなり、結果として伝達ロス
が多くなり、又ジッタ等の画像むらも発生しやすくなっ
ていた。
【0006】又、伝達ロスが大きいことは前記駆動モー
タの軸トルクの増大と放熱量の増大につながり、一方装
置内は小形化とともにプロセス手段が高密度に配置され
ている為に、前記駆動モータの放熱が機内温度を上昇さ
せるのみならず、前記各種プロセス手段に伝播し、画像
形成に悪影響を及ぼす。例えば感光体ドラムの昇温は潜
像形成を不安定化し、又、クリーナや現像器の昇温はト
ナーの固化や架橋を生じトナー画像が不安定になった
り、機械故障につながる。
【0007】このため従来より前記装置内の側壁にファ
ンを配置し、該駆動モータ等より発生する熱を機外に放
出するように構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらファン及
びそれを駆動するファンモ−タを配設することは、その
分更に装置内の配設空間に制約を受け、小形化に制約を
受けるのみならず、前記ファンの吸引により機内に発生
した浮遊トナーや塵埃、更には感光体ドラム周囲に発生
した窒化生成物等の汚染物質を室内(機外)に放出する
ために、室内汚染を招きやすい。
【0009】本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、例
えファンを用いない場合においても駆動モータより発生
する熱を効率よく外部に放出して、装置内の昇温を容易
に回避し得る発明を提供する事を目的とする。本発明の
他の目的とするところは、駆動モータより発生する熱エ
ネルギーの感光体ドラム及びその周囲に位置するプロセ
ス手段への熱伝達を極力防ぎ、これにより該プロセス手
段の昇温から起因する潜像やトナー画像形成の不安定
化、更には機械故障等を有効に阻止し得る発明を提供す
る事にある。又本発明の他の目的とする所は、歯車列や
ベルト等の伝導部材の伝導経路を極力少なくし、これに
より、伝達ロスの低減とともに、ジッタ等の画像むらの
発生を極力抑制し得る発明を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体ドラム
を含むプロセスユニットの軸端側に位置する外装面の所
定部位を膨出し、該膨出部位内に前記プロセスユニット
を駆動制御するための駆動モータを配設するとともに、
該膨出部位のモータ収納空間を実質的に閉塞可能に、該
膨出部位と対面させて仕切板を配し、前記駆動モータの
発熱を膨出部位に設けた開口を介して外気に放熱可能に
構成した事を特徴とする。
【0011】この場合、前記仕切板は断熱性をもたせる
のがよく、好ましくは前記駆動モータを取付ける取付け
板で形成するのがよい。又、前記開口はスリット開口若
しくは多数の小孔を散在配置してもよく、又該開口は駆
動モータに位置する膨出部位の自然対流が生じる位置に
適宜形成するのがよい。更に前記膨出部位の形成位置
は、前記プロセスユニットの軸方向における投影面と、
少なくともその一部が重合する位置に形成するのがよ
い。
【0012】
【作用】かかる発明によれば、前記駆動モータの発熱に
よりその周囲空間に対流が生じても、プロセスユニット
側は仕切板によりモ−タ収納空間は実質的に隔絶されて
いるために、膨出壁に設けた下方若しくは側方開口(側
方スリット)より機外よりの冷えた空気がモ−タ収納空
間内に流れ込み、駆動モータを冷却した後、上部開口
(スリット)より熱せられた空気を放出する。又駆動モ
ータとプロセスユニット間は仕切板が介装されているた
めに、駆動モータよりの輻射熱がプロセスユニット側に
伝播されることなく、又好ましくは断熱性の仕切板を用
いることにより熱伝導も効果的に抑制し得る。
【0013】この結果プロセスユニット側、更には装置
内への放熱を抑えることが出来、例えファンを用いない
場合においても駆動モータより発生する熱を効率よく外
部に放出して、装置内の昇温を容易に回避し得るととも
に、駆動モータより発生する熱エネルギーの感光体ドラ
ム及びその周囲に位置するプロセス手段への熱伝達を極
力防ぎ、これにより該プロセス手段の昇温から起因する
潜像やトナー画像形成の不安定化、更には機械故障等を
有効に阻止し得る。又本発明は、外装面を膨出してモー
タ収納空間を形成する為に、装置内の部品レイアウトに
何等制約されることなく、外装面のいずれの箇所にも形
成できる。この結果プロセスユニット近傍に膨出部位を
配置することも容易であり、これにより伝達歯車の数を
極力少なくすることが可能となり、伝達ロスの低減及び
モータの軸トルクの省トルク化とともに、ジッタ等の画
像むらも発生を極力抑制し得る。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図2
は本発明の実施例に係る画像形成装置の全体構成を示
し、下方より仕切り壁1E、1Dを介して給紙カセット
収納空間1A、ボード取付け空間1B、プロセスユニッ
ト取付け空間1Cの3つに区分けするとともに、給紙カ
セット2の装置前端底面に給紙開口2Aを設け、該給紙
開口2Aに連設させてオプションとしての給紙ユニット
(不図示)が装着されている。
【0015】ボード取付け空間1Bは下面側に位置する
仕切り壁1E上に設けた脚3A上に基板3が設置可能に
して且つ側壁に設けたガイド3Bに沿って、該基板3を
図上右方の後壁より抜出可能に構成する。
【0016】カセット収納空間1Aは、給紙カセット2
が挿脱可能に構成するとともに、該カセット収納空間1
Aの前側上端に給紙ローラ17が軸支され、給紙カセッ
ト2より引出された記録紙を、給紙カセット2の前壁側
に設けた給紙ガイド47を介して記録紙搬送路10の入
口端側に向け給紙可能に構成している。給紙カセット2
はカセット引き出し部としても機能する前壁32を具
え、該前壁32を表示パネル取付け部16の下面位置ま
で立設させるとともに、その上面中央側に手差し給紙機
構34を設ける。
【0017】プロセスユニット取付け空間1Cはボード
取付け空間1Bを仕切る仕切り壁1Dの上面側に記録紙
搬送路10を形成するとともに、該搬送路10入口端側
10aより搬送路10に沿って給紙ガイドローラ18、
レジストローラ対4、転写ローラ5と感光体ドラム6、
及び熱定着ユニット7が配設されており、給紙カセット
2と一体化された手差し給紙部34、給紙カセット2、
若しくは不図示の給紙ユニットより給送された記録紙が
給紙ガイドローラ18を介してレジストローラ4入口端
で待機された後、感光体ドラム6に担持させたトナー像
始端と同期させてレジストローラ対4を回転させて転写
ローラ5により前記トナー像を転写させ、更に熱定着ユ
ニット7の熱定着ローラ対70を挿通させて画像定着を
行った後、中間排紙ローラ8、反転排紙ガイド40及び
排紙ローラ対9を介して、装置上面側の排紙トレー部2
0に反転排紙される。
【0018】一方、感光体ドラム6周囲には、ドラム回
転方向(時計回り)に沿ってクリーナ11、粒子帯電ユ
ニット12、LEDユニット13、及び現像ユニット1
4が配設されており、クリーナ11により残留トナーが
除去された感光体ドラム6上を粒子帯電ユニット12に
より均一帯電をさせた後、LEDユニット13により画
像情報に対応した露光潜像の書込みを行い、現像ユニッ
ト14により前記潜像を可視像化してトナー像を形成し
た後、転写ローラ5により記録紙側に転写可能に構成す
る。
【0019】装置上面は、図2及び図3に示すように、
表示パネル取付け部16の上側に設けた支軸24を中心
に起伏可能に開閉する回動壁21と、排紙ガイド40側
の後壁19と連設され、スリット開口233が形成して
ある固定壁23よりなり、回動壁21は、前記支軸24
より水平に延在した後、その途中位置で下向きに傾斜さ
せてドラムユニット60と対面させたクリーナ上方空間
位置まで延在させ、後記する固定壁23の一部とともに
排紙トレー部20を形成する。さて、本実施例において
は、前記回動壁裏面にLEDユニット13を連設すると
ともに、感光体ドラム6、クリーナ11、粒子帯電ユニ
ット12及び現像ユニット14を一体としてプロセスユ
ニットとして構成し、該プロセスユニットは前記回動壁
21を開放することにより取りだし及び図4に示す位置
決めガイド61を利用して位置決め装着可能に構成して
いる。又前記回動壁21上面の支軸位置には、回動壁2
1水平部位に設けた収納位置より表示パネル取付け部1
6側に回動する方形状の載置板15が軸支されており、
大型サイズの記録材を載置する際に、前記載置板15を
収納位置よりパネル取付け部16側に回動させる。
【0020】固定壁23は、前記回動壁21の傾斜端の
延長線に沿って下向きに傾斜させて排紙トレー部20の
終端部を形成した後、熱定着ユニット7入口側上方の、
前記終端位置でほぼ垂直に立上げてその立上げ部26に
排紙口26aを開口し該開口26a内に排紙ローラ対9
を軸支するとともに、前記立上げ部26より排紙ガイド
40に沿ってなだらかな曲面状に形成しつつ後壁19に
連設する。そして該固定壁23は排紙ガイド40と対面
する曲面部位27の、上面リブ231と下面リブ232
間にスリット開口233を設ける。排紙ガイド40は垂
直リブ402及び該垂直リブ402を仕切る仕切板40
1により定着ユニット7上方空間にダクト41A、41
Bを形成している。又熱定着ユニット7入口側において
は、排紙トレー部20Aの終端部を形成した固定壁23
の内壁より記録紙搬送路10に向けて遮蔽壁30を垂直
に引き降ろし、該遮蔽壁30下端と記録紙搬送路10間
を所定の空隙30Aを介して対峙させる事により、ドラ
ムユニット60側との間で熱的遮断を図る。
【0021】一方装置側壁は、図1に示すように転写ロ
ーラ5斜め下側の該ローラ隣接位置近傍を中心Xとして
プロセスユニットAの感光体ドラム6に位置する位置ま
でを外径とする、駆動モータM外径より大なる外径の仮
想円部Zを図3に示すように円錐台状に膨出させ、該膨
出壁50の上面と側面にスリット開口51を形成する。
そして図1及び図5に示すように、前記感光体ドラム6
側のプロセスユニットA、定着ユニット7の定着ローラ
70及びレジストローラ4等に駆動力を伝達する歯車列
52を軸支する歯車取付け板53を前記本体フレーム5
4と対面する側の装置側壁55内面側に取付け、前記膨
出壁50内の膨出空間501を実質的に遮蔽する。そし
て前記膨出空間501内の歯車取付け板53に駆動モ−
タMを装着するとともに、そのモ−タ軸M1を本体フレ
ーム54側に貫設する。又該モ−タ軸M1が突設する本
体フレーム54側の取付け板53上には歯車軸56が所
定位置に夫々固着されており、前記モ−タ軸M1及び歯
車軸56に夫々互いに歯合可能に歯車521…を軸支さ
せ、プロセスユニットA側の駆動歯車57及び定着ロー
ラ70側の駆動歯車58に歯合可能に構成する。即ち、
図5に示すようにモ−タ軸M1に嵌着された軸歯車52
1には左右両側に夫々減速歯車522、523が歯合さ
れており、該一の減速歯車522は減速歯車524、中
継歯車525を介して軸方向に二つの歯車が連結された
二連歯車526に回転力を伝達させる。該二連歯車52
6の一の歯車526aは本体フレーム54の窓部よりフ
レーム内側位置まで延在しており、該延在位置で定着ユ
ニット7の駆動歯車58と歯合させる。そして該軸歯車
は排紙ローラ系の歯車列52(不図示)に歯合されてお
り、定着ローラ70下流側の排紙ローラ系に動力を伝達
可能に構成している。一方、前記モ−タ軸歯車521に
歯合されている他の減速歯車は本体フレーム54側に枢
支されている歯車527に歯合され、該歯車527を本
体フレーム54の窓部よりプロセスユニットAの歯車列
57Aの駆動歯車57と歯合させ、該歯車57を介して
プロセスユニットA内の現像ローラ14a、攪拌ローラ
14b、感光体ドラム6、粒子帯電用の帯電ローラ1
2、及びクリーニングローラ11等に駆動力を伝達可能
に構成している。
【0022】尚、61は本体フレーム54上に設けられ
たすり鉢状の位置決めガイドで、該ガイド61に沿って
プロセスユニットAを落とし込む事によりユニットA側
の駆動歯車57と伝導系の終端側の歯車527が精度よ
く歯合する。
【0023】次にかかる装置の作用を図1に基づいて説
明する。図1は前記実施例の横断面構成を示す概略図
で、左右両側壁55間に一対の本体フレーム54が立設
されており、該フレーム間を上下に仕切るごとく仕切り
壁1Dが架設されており、そして該仕切り壁1Dの上方
位置に位置決めガイド61により精度よく位置決めされ
たプロセスユニットAが装着されている。そして、プロ
セスユニットAの軸端側に位置する装置側壁55が円錐
台状に膨出され、該膨出壁50の周囲にスリット状若し
くは小孔の多数の開口51を穿孔するとともに、該膨出
壁50内に前記駆動モータMを配設する。そして、該駆
動モ−タの取付け板53を前記側壁55内壁面に当接固
定させ、モータ収納空間50aを実質的に閉塞させると
ともに、前記取付け板53の本体フレーム54側に前記
モ−タMにより駆動される歯車列52を取付け、該歯車
列52の終端側歯車527を本体フレーム54側に延在
してプロセスユニットA側の駆動歯車57と噛合させて
いる。
【0024】かかる実施例によれば、前記駆動モータM
の発熱によりその周囲空間に対流が生じても、プロセス
ユニットA側は取付け板53及び本体フレーム54によ
り実質的に二重に隔絶されているために、膨出壁50に
設けた下方若しくは側方開口(下方、側方スリット51
b)より機外よりの冷えた空気が膨出部位内に流れ込
み、駆動モータMを冷却した後、上部開口(スリット5
1a)より熱せられた空気を放出する。又駆動モータM
とプロセスユニットA間は取付け板53及び本体フレー
ム54により実質的に二重に介装されているために、駆
動モータMよりの輻射熱がプロセスユニットA側に伝播
されることは全くなく、又好ましくは取付け板53又は
/及び本体フレーム54にスポンジフェルト等の断熱性
材料を貼着することにより熱伝導も効果的に抑制し得
る。この結果プロセスユニットA側、更には装置内への
放熱を抑えることが出来る。又、本実施例は外装面を膨
出してモータM収納空間を形成する為に、装置内の部品
レイアウトに何等制約されることなく、外装面のいずれ
の箇所にも形成できる。この結果プロセスユニットA近
傍に膨出部位50を配置することも容易であり、これに
よりプロセスユニットAへの伝達歯車の数を極力少なく
することが可能となり、伝達ロスの低減及びモータMの
軸トルクの省トルク化とともに、ジッタ等の画像むらも
発生を極力抑制し得る。
【0025】一方、本実施例においては熱定着ユニット
7の発熱も効率よく外部に排出されるように構成してい
る。即ち、図2に示すごとく熱定着ユニット7によって
加温された熱気は、遮蔽壁30によりドラムユニット6
0側に流れるのを阻止しながら、熱定着ユニット7の上
側ハウジング71上方に位置するダクト開口部41Aよ
り固定壁23のスリット開口233より機外に放気さ
れ、該放気により熱定着ユニット7の入口側の気圧が低
下し、遮蔽壁30の下方空隙30Aを介してドラムユニ
ット6側より冷気が流れ、結果としてドラムユニット6
周囲→空隙30A→熱定着ユニット7→ダクト41A→
スリット開口233の空気の流れを作る事が出来る。又
前記ユニット7の出口側上方にもダクト開口41Bが位
置しているために、定着ローラ70のヒートローラ70
aにより加熱され出口側に流れた熱気がダクトを通って
固定壁23のスリット開口233より機外に放気され
る。尚、70Bは圧力ローラである。これにより駆動モ
−タMのみならず熱定着ユニット7側の熱も上昇気流を
利用して容易に排気できるために、装置全体としてファ
ンを用いない排気が一層容易となる。
【0026】
【効果】以上記載のごとく本発明によれば、例えファン
を用いない場合において駆動モ−タより発生する熱を装
置内に導くことなく効率よく外部に放出して、装置内の
昇温を容易に回避し得る。又本発明によれば、駆動モー
タより発生する熱エネルギーの感光体ドラム6及びその
周囲に位置するプロセス手段への熱伝達を極力防ぎ、こ
れにより該プロセス手段の昇温から起因する潜像やトナ
ー画像形成の不安定化、更には機械故障等を有効に阻止
し得る。又本発明によれば、歯車列やベルト等の伝導部
材の伝導経路を極力少なくし、これにより、伝達ロスの
低減とともに、ジッタ等の画像むらも発生を極力抑制し
得る。等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は図2に示す実施例の横断面の主要部のみ
を抽出した本発明の基本構成に係る概略図である。
【図2】本発明の実施例に係る画像形成装置の全体構成
を示す。
【図3】装置上面側の構成を示す右側平面図である。
【図4】本体フレームと装置外壁間に位置する歯車列の
構成を示す。
【図5】図4の水平断面の要部構成を示す。
【符号の説明】
6 感光体ドラム 50 膨出部位 53 モータ取付け板 A プロセスユニット M 駆動モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムを含むプロセスユニットの
    軸端側に位置する外装面の所定部位を膨出し、該膨出部
    位内に前記プロセスユニットを駆動制御するための駆動
    モータを配設するとともに、該膨出部位のモータ収納空
    間を実質的に閉塞可能に、該膨出部位と対面させて仕切
    板を配し、前記駆動モータの発熱を膨出部位に設けた開
    口を介して外気に放熱可能に構成した事を特徴とする画
    像形成装置
  2. 【請求項2】 前記仕切板が、前記駆動モータを取付け
    支持する取付け板である請求項1記載の画像形成装置
  3. 【請求項3】 前記膨出部位が、前記プロセスユニット
    の軸方向における投影面と少なくともその一部が重合す
    る位置に形成してある事を特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置
JP6140796A 1994-05-31 1994-05-31 画像形成装置 Pending JPH07325536A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1992998A2 (en) 2007-05-18 2008-11-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Image Forming Apparatus Capable of Reducing Temperature Difference of a Photosensitive Body
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JP2015087588A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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