JP6201454B2 - 媒体処理装置、印刷装置、及び媒体処理装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、処理効率の低下を抑制することを目的とする。
本発明の構成によれば、待機状態中に制御データを受信した場合、媒体処理装置は、制御データに基づく画像の印刷を実行する。このため、単票の発行の要求があるのにもかかわらず、不必要に単票の発行が停止され処理効率が低下してしまうことを抑制できる。
本発明の構成によれば、媒体処理装置は、待機状態中に制御データを受信した場合、すぐに制御データに基づいて媒体の処理を行うのではなく、所定の期間は待機状態を維持する。このため、ユーザーが、媒体を所定方向に変位するように動かして、意図的に媒体を切断させる時間を確保できる。
本発明の構成によれば、制御データの受信をトリガーとして媒体の切断が実行されて単票が発行され、紙出口付近に単票が溜まることを防止できる。
本発明の構成によれば、待機状態中に制御データを受信した場合、媒体処理装置は、印刷制御データに基づく画像の印刷を実行する。このため、単票の発行の要求があるのにもかかわらず、不必要に単票の発行が停止され処理効率が低下してしまうことを抑制できる。
本発明の構成によれば、媒体処理装置は、待機状態中に制御データを受信した場合、すぐに制御データに基づいて媒体の処理を行うのではなく、所定の期間は待機状態を維持する。このため、ユーザーが、媒体を所定方向に変位するように動かして、意図的に媒体を切断させる時間を確保できる。
本発明の制御方法によれば、待機中に制御データを受信した場合、媒体処理装置は、制御データに基づく画像の印刷を実行する。このため、単票の発行の要求があるのにもかかわらず、不必要に単票の発行が停止され処理効率が低下してしまうことを抑制できる。
本発明の制御方法によれば、媒体処理装置は、待機中に制御データを受信した場合、すぐに制御データに基づいて媒体の処理を行うのではなく、所定の期間は待機状態を維持する。このため、ユーザーが、媒体を所定方向に変位するように動かして、意図的に媒体を切断させる時間を確保できる。
図1は、本実施形態に係る単票発行装置10を示す概略構成図である。
図1において、X方向は単票発行装置10で使用される媒体の搬送方向を示し、Y方向は媒体の紙幅方向を示し、Z方向は、X方向およびY方向の双方が直交する方向を示している。
本実施形態に係る単票発行装置10は、空港における航空会社のサービスカウンター等に設けられ、バゲッジタグや、ボーディングパス等の単票を発行する機能を有している。
単票発行装置10によって発行されるバゲッジタグや、ボーディングパスには、IC(Integrated Circuits)タグが搭載されている場合があり、このICタグに、必要な情報が記録される。例えば、バゲッジタグのICタグには、荷物(バゲッジ)を搭乗すべき飛行機の便の番号や、バゲッジタグを発行した日時等が記録される。また、バゲッジタグや、ボーディングパスの表面には、必要な情報が印刷される。例えば、バゲッジタグの表面には、飛行機の便番号や、荷物の所有者の氏名等、予め定められた必要な情報が印刷される。
給紙装置2は、プリンター本体3に着脱可能に接続されるベース板4と、このベース板4に取り付けられている用紙保持部5と、用紙保持部5に取り付けられているロール紙支軸6とを備えている。ロール紙支軸6には、その先端側からロール紙Rが装着される。ロール紙支軸6の先端部には、ロール紙支軸6に直交する方向にロール紙抜け止め用の抜け防止軸8が取り付けられている。また、ロール紙支軸6の根元側にはロール紙幅調整用の円盤状のスペーサー9が着脱可能に取り付けられており、幅の異なるロール紙が、装着可能となっている。
本実施形態において、ロール紙Rは、一定長のラベル用紙7が長手方向に連続して接続された構成の媒体である。各ラベル用紙7は、プリンター1により後述する所定の処理が施された後、切り離されて、単票(例えば、バゲッジタグ)として利用される。各ラベル用紙7の所定の部位にはRFID(Radio frequency identification)タグ7A(ICタグ)が貼付または埋設によって搭載されている。
図1では、給紙装置2にロール紙Rがセットされている。
一方、上述したように、ベース板4は、連続用紙の一つであるファンフォールド紙のトレイとして利用することも可能である。ファンフォールド紙は、一定長の単票部が、所定の長さに折り畳んで構成された媒体である。各単票部は、プリンター1により後述する所定の処理が施された後、切り離されて、単票(例えば、ボーディングパス)として利用される。ファンフォールド紙を使用する場合は、ベース板4と用紙保持部5とによって形成されたスペースSPにファンフォールド紙が収容される。
本体ケース11Aは、外装ケース11のベースとなる部品であって、外装ケース11の他のケース部品および前述の給紙装置2が取り付けられる。本体ケース11Aには、電源のオン/オフを指示する電源スイッチDSと、媒体Bの搬送を指示するフィードボタンFBとが設けられている。
前部ケース12は、プリンター1において給紙装置2と対向する方向で本体ケース11Aに取り付けられる。前部ケース12の前面11bには、その上下方向の中程の位置に、Y方向を長手方向とする矩形形状の排出口28(紙出口)が形成されている。この前部ケース12の内部には後述するプリンター機構部61が収容されている。
カバー16は、外装ケース11に、開閉自在に設けられる。外装ケース11の後端面11aと、カバー16の先端部との間には、用紙挿入口26が形成されている。
カバー16は、媒体Bの紙搬送経路19を覆う形態であり、プリンター1の前側の端部を中心として矢印A(図1)方向に開閉可能となっている。
図2に示すように、カバー16を回動させて開くと上面開口部13が露出する。また、外装ケース11の一方の側面14には、上面開口部13から連続する側面開口部15が形成される。
カバー16は、図1に示す閉じ位置において上面開口部13および側面開口部15を覆う。カバー16は、上面開口部13を覆うカバー天板部分17と、側面開口部15を覆うカバー側板部分18とを備えており、カバー天板部分17におけるプリンター本体3の前側の端部を中心として矢印A方向(図1)に回動し、図1に示す閉じ位置から図2に示す開位置まで開くことができる。カバー16を開くと、外装ケース11の内部に形成されている媒体B(図1では、ラベル用紙7)の紙搬送経路19、および、紙搬送経路19に形成されている用紙溜まり部20が開放状態となり、これらに対して、上面開口部13、および、側面開口部15を介してアクセス可能となる。
用紙挿入口26の内側には、外装ケース11の側に下側ガイドローラー27aが取り付けられており、カバー16側には、カバー16が図1の閉じ位置にある場合に、下側ガイドローラー27aに対向する上側ガイドローラー27bが取り付けられている。
図3(A)、(B)では、紙搬送経路19上に、ロール紙Rが延在した状態を示している。
プリンター本体3の内部機構は、外装ケース11によって覆われている板金製の本体フレーム30にプリンター本体3の構成部品が搭載された構成となっている。本体フレーム30には上方に突出した左右の支持腕31が形成されており、これらの支持腕31の間にヒンジ軸32が、外装ケース11の幅方向に架け渡されて、カバー16がヒンジ軸32の軸まわりに回動自在となっている。
すなわち、タグ読書装置46は、RFIDタグ7Aに対するデータの書き込み又はデータの読み出しを行う場合に、まず、所定周波数の搬送波を送信し、この搬送波に重畳して検出用信号を送信する。タグ読書装置46が送信した搬送波によってRFIDタグ7Aのアンテナに起電力が誘起されると、この電力によりRFIDタグ7AのICがオンに切り替わり、検出用信号を受信して、この検出用信号に対して応答する信号を送信する。タグ読書装置46は、RFIDタグ7Aが送信した応答信号を受信すると、搬送波の出力を継続しながら、このRFIDタグ7Aをデータの書き込み及びデータの読み出しの対象として設定するとともに、データの書き込み及びデータの読み出しを開始する旨を通知する信号を送信する。その後は、タグ読書装置46が搬送波の出力を継続しながら、タグ読書装置46とRFIDタグ7Aとの間で無線信号が送受信され、RFIDタグ7Aに記録されているデータの読み出し、及び、RFIDタグ7Aが有するICの書き換え可能な記憶領域に対し、データの書込が行われる。
図4に示すように、プリンター機構部61は、外装ケース11の前部ケース12の内部に収容され、搬送機構63(搬送部)と、印刷機構64(印刷部)と、オートカッター60(切断部)と、媒体姿勢検知手段65(検出部)と、を備えている。
搬送機構63は、紙搬送経路19の所定位置に配置されたプラテンローラー66(搬送ローラー)と、このプラテンローラー66に対向配置されたサーマルヘッド67とを備えている。搬送機構63のX(−)方向にプリンター機構部61としての用紙挿入口26が設けられる。媒体Bは、この用紙挿入口26を通って装置内部に供給され、サーマルヘッド67とプラテンローラー66との間で押圧状態に装填される。用紙挿入口26と、サーマルヘッド67およびプラテンローラー66との間の紙搬送経路19上には、媒体Bを案内する紙案内部材69が設けられている。
プラテンローラー66には、搬送モーター70の回転駆動力が図示しない歯車等の伝達機構を介して伝達される。プラテンローラー66が正方向(図2の矢印B方向)に回転すると、この回転に伴って媒体Bが紙搬送経路19に沿って正方向(X(−)方向からX(+)方向)に搬送される。また、逆方向(矢印Bの反対方向)にプラテンローラー66が回転すると、媒体Bは逆送する。
搬送モーター70は、ステッピングモーターである。
サーマルヘッド67は、プラテンローラー66と対向するヘッド面に、媒体Bを加熱して印刷を行う発熱部71を備えている。この発熱部71は、Y方向に沿って列状に並んで形成された発熱素子を有している。サーマルヘッド67は、印刷を行うときには、発熱部71の部分をプラテンローラー66に正対させ、発熱部71とプラテンローラー66とで媒体Bを搬送させながら、発熱部71を構成する複数の発熱素子の内の任意の発熱体を選択的に発熱させる。媒体Bは、表面に感熱発色層が塗布されているため、発熱した発熱素子に対応する部位が発色しドットを形成する。
切断機構としてのオートカッター60は、サーマルヘッド67によって画像が印刷された媒体Bを、任意の長さに切断して単票とする機能を有する。本実施形態に係るオートカッター60は、一方の刃に対して他方の刃が接近および離反する方向に旋回する鋏式オートカッターである。なお、オートカッター60には、一方の刃に対して他方の刃が接近および離反する方向に直線往復移動するギロチン形式のものなど複数種あり、いずれでも対応可能である。
オートカッター60はカッター駆動モーター76を備え、カッター駆動モーター76の駆動力は図示しない可動刃駆動伝達機構を介して可動刃75に伝達される。そのため、可動刃75は、旋回中心75bを中心に旋回可能となり、カッター駆動モーター76の動作により、固定刃74に対して接近および離反する方向に旋回することができる。その結果、固定刃74と可動刃75との間に配置される媒体Bは切断される。
媒体姿勢検知手段65(検出部)は、排出口28から媒体Bが排出された状態で、媒体Bが媒体の搬送方向と異なる方向(本例では、上方)に変位した場合、変位を検出する手段である。
図6は、媒体姿勢検知手段65を説明する図であり、(A)は、媒体姿勢検知手段65を媒体Bの排出方向から見た斜視図、(B)は図(A)中のS方向から見た概略図、(C)は図(A)中T方向から見た概略図である。図6に示すX、Y、および、Z方向は、図1に示すX、Y、および、Z方向と同一な方向を示す。
図6に示すように、媒体姿勢検知手段65は、検知レバー80と、検知レバー支持部材81と、検出器82と、を備える。
媒体処理システム91は、プリンター1(媒体処理装置)と、ホストコンピューター92(制御装置)と、を備えている。プリンター1は、上述した構成の下、長尺の媒体Bを排出口28から所定量排出した後、切断して単票を発行可能な装置である。また、ホストコンピューター92は、プリンター1を制御するコンピューターであり、プリンター1に対して、画像の印刷を指示する制御データ(後述)を送信する機能を有している。
図7に示すように、プリンター1は、媒体処理装置制御部100(制御部)を備えている。
媒体処理装置制御部100は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、プリンター1の各部を制御する。
また、媒体処理装置制御部100は、タグ読書装置46を制御して、RFIDタグ7Aに対するデータ読み出し及びデータの書き込みを実行する。例えば、ラベル用紙7がバゲッジタグとして使用される場合、媒体処理装置制御部100は、取扱航空会社、出発空港、行き先の空港、トランジットする空港、このバゲッジタグを発行したカウンター、対応する搭乗券の番号、搭乗便等を示すデータ等をRFIDタグ7Aに書き込む。
本実施形態では、タグ読書装置46は、媒体処理装置制御部100の制御の下、ホストコンピューター92から受信した制御データに基づいて媒体Bに処理を行う「処理部」として機能する。
また、媒体処理装置制御部100は、ヘッド駆動回路101を制御して、サーマルヘッド67を駆動し、媒体Bに画像を印刷する。
本実施形態では、印刷機構64は、媒体処理装置制御部100の制御の下、「印刷部」として機能する。また、印刷機構64は、媒体処理装置制御部100の制御の下、ホストコンピューター92から受信した制御データに基づいて媒体Bに処理を行う「処理部」として機能する。
また、媒体処理装置制御部100は、モーター駆動回路102を制御して、搬送モーター70を駆動する。搬送モーター70の駆動に応じて、プラテンローラー66が回転し、プラテンローラー66の回転に応じて、媒体Bを搬送する。
本実施形態では、搬送機構63は、媒体処理装置制御部100の制御の下、「搬送部」として機能する。
また、媒体処理装置制御部100は、モーター駆動回路102を制御して、カッター駆動モーター76を駆動する。カッター駆動モーター76の駆動に応じて、可動刃75が移動し、媒体Bを切断する。
本実施形態では、オートカッター60は、媒体処理装置制御部100の制御の下、「切断部」として機能する。
報知部103は、ブザーを備え、媒体処理装置制御部100の制御の下、所定の態様で電子音を放音する。
入力部104は、電源スイッチDSと、フィードボタンFBとを備え、これらに対する操作を検出し、媒体処理装置制御部100に出力する。
記憶部105は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に、不揮発的に記憶する。
通信I/F106は、媒体処理装置制御部100の制御の下、所定の通信規格に準拠して、ホストコンピューター92と通信する。通信I/F106と、媒体処理装置制御部100とが協働して「通信部」として機能する。
制御装置制御部108は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、ホストコンピューター92の各部を制御する。
ホスト表示部109は、液晶パネル等の表示パネル110を備え、制御装置制御部108の制御の下、表示パネル110に各種画像を表示する。
ホスト入力部111は、操作スイッチや、各種入力デバイスに接続され、操作スイッチや、入力デバイスに対する操作を検出して、制御装置制御部108に出力する。
ホスト記憶部112は、EEPROMや、ハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。
ホスト通信I/F113は、制御装置制御部108の制御の下、所定の通信規格に準拠して、プリンター1と通信する。
制御装置制御部108と、ホスト通信I/F113とが協働して、媒体Bへの処理を指示する制御データを送信する「送信部」として機能する。
図8では、説明の便宜のため、プログラム、および、機能ブロックを同等のブロックで表現している。
ホストコンピューター92には、複数のアプリケーションAP(第1アプリケーションAP1〜第nアプリケーションAPn)がインストールされており、いずれかのアプリケーションを選択的に立ち上げて動作させることが可能となっている。
上述したように、プリンター1は、空港における航空会社のサービスカウンターに設けられることが想定されたものであるが、その場合、複数の航空会社が1つのプリンター1、および、プリンター1を含んで構成された媒体処理システム91を共用する場合がある。
以下の説明では、複数の航空会社が媒体処理システム91を共用しているものとする。
このように複数の航空会社が1つの媒体処理システム91を共有する場合、各航空会社は、専用のアプリケーションの機能によって、プリンター1にバゲッジタグや、ボーディングパス等の単票を発行する。これを踏まえ、ホストコンピューター92には、事前に、航空会社ごとにアプリケーションAPがインストールされる。
本例では、第1航空会社〜第n航空会社のアプリケーションAPとして、第1アプリケーション〜第nアプリケーションのn個のアプリケーションAPが事前にインストールされている。そして、図8では、複数のアプリケーションAPのうち、いずれかのアプリケーションAPが、起動して、動作可能であることを表わしている。
アプリケーションAPのそれぞれは、少なくとも、単票の発行にあたり、発行する単票のRFIDタグ7Aに書き込む情報を含むデータ(以下、「書込データ」という。)、単票に印刷すべき画像に関する情報を含むデータ(以下、「印刷データ」)という。)を生成する機能を有している。
なお、アプリケーションAPは、単票の発行に際して、媒体Bの切断を指示するデータを出力しない。このため、アプリケーションAPには、所定のタイミングで媒体Bの切断を指示するデータを出力する機能を実装する必要はなく、印刷データを出力する機能を実装すればよい。これにより、アプリケーションAPの複雑化が抑制されている。
従って、アプリケーションAPのそれぞれは、単票の発行にあたり、書込データ、および、印刷データを生成すると共に、これらデータを含む処理データを、プロトコルに従ってミドルウェアMWに出力すればよい。
設定ファイルSFとは、印刷に関する各種設定の設定値が記述されたファイルである。印刷に関する設定とは、例えば、印刷速度や、印刷濃度、余白の状態、印刷開始位置、印刷終了位置等である。特に本実施形態では、設定ファイルSFには、設定値として、動作モードを指定する情報(以下、「動作モード情報」という。)が記述されている。動作モードについては、後に詳述する。
媒体処理装置制御部100は、設定ファイルSFを参照し、指定された動作モードで動作する。また、媒体処理装置制御部100は、設定ファイルSFに記述された各種設定の設定値に準じて画像の印刷を実行する。
図8に示すように、設定ファイルSFは、アプリケーションAPのそれぞれに対応して存在している。図8の例では、第n設定ファイルSFnは、第nアプリケーションAPnに対応する設定ファイルSFである。航空会社は、所望の設定値が記述された設定ファイルSFを事前にプリンター1の記憶部105に記憶する。航空会社による設定ファイルSFの記憶は、例えば、アプリケーションAPや、ミドルウェアMWの機能によりユーザーインターフェースが提供され、このユーザーインターフェースを介して行われる。また例えば、プリンター1のメンテナンス用のソフトウェアツールを利用して行われる。
図9を用いた以下の説明において、制御装置制御部108は、媒体Bに処理を行う情報を生成して出力するアプリケーションを実行させる「アプリケーション実行部」として機能する。また、制御装置制御部108と、ホスト通信I/F113は、協働して、アプリケーションで出力された情報を送信する「送信部」として機能する。
また、記憶部105は、動作モードごとの設定ファイルSFを記憶することにより、動作モードごとに、設定値を記憶する「印刷設定記憶部」として機能する。
さて、アプリケーションAPの起動が指示されると(ステップSX1)、ホストコンピューター92において、起動後のアプリケーションAP(以下、「起動アプリケーション」という。)は、ミドルウェアMWに対して、アプリケーションAPごとに付与された識別情報であるアプリ識別情報を出力する(ステップSA1)。つまり、各アプリケーションAPには、起動に応じて自身に付与されたアプリ識別情報をミドルウェアMWに対して出力する機能が実装されている。ミドルウェアMWは、アプリ識別情報を含む送信用のデータを生成し、プロトコルに準拠して、プリンター1に送信する(ステップSA2)。
次いで、媒体処理装置制御部100は、取得したアプリ識別情報に基づいて、参照すべき設定ファイルSFを特定する(ステップSB3)。
詳述すると、プリンター1では、ホストコンピューター92にインストールされたアプリケーションAPのそれぞれについて、アプリ識別情報と、参照すべき設定ファイルSFを示す情報と、が対応付けて記憶されている。対応付けに関する情報は、例えば、媒体処理装置制御部100の機能を実現するプログラムが参照可能なデータとして、記憶部105の所定の記憶領域に記憶され、また、当該プログラムに定義される。そして、ステップSB3において、媒体処理装置制御部100は、アプリ識別情報と対応付けられた設定ファイルSFを、参照すべき設定ファイルSFとして特定する。
なお、設定ファイルSFには、動作モードを指定する動作モード情報が記述されているため、プリンター1は、アプリ識別情報と、動作モード情報とを対応付けて記憶している。
このステップSB3の処理により、起動アプリケーションに応じて(制御装置で動作するアプリケーションに応じて)、参照する設定ファイルSFが切り替わり、以後、媒体処理装置制御部100は、印刷に際し、特定した設定ファイルSFを参照する。
次いで、媒体処理装置制御部100は、ステップSB3で特定した設定ファイルSFに記述された動作モード情報に基づいて、動作モードを決定(選択)する(ステップSB4)。
なお、本実施形態では、設定ファイルSFに動作モードを示す動作モード情報が記述されている構成であるが、例えば、動作モード情報と、アプリ識別情報とを対応付けた対応情報を含むデータを設定ファイルSFとは別に記憶し、当該データに基づいて動作モードを選択する構成であってもよい。
このステップSB4の処理により、起動アプリケーションに応じて(制御装置で動作するアプリケーションに応じて)、動作モードが選択され、以後、プリンター1は、選択された動作モードに準じて動作する。各動作モードについては、後述する。
特に、本実施形態によれば、アプリケーションAPの起動に応じて、参照する設定ファイルSF、および、選択される動作モードが自動で選択される。このため、アプリケーションAPの起動ごとに、ユーザーは、動作モードを指示したり、また、設定値に関する各種設定を行ったりする必要がなく、ユーザーの利便性が高い。
本実施形態では、動作モードとして、動作モードMA1、MA2、及び、動作モードMBの4つの動作モードがある。動作モードMA1、MA2のそれぞれは第1の動作モードに該当し、動作モードMBは第2の動作モードに該当する。
動作モードMBでは、媒体処理装置制御部100は、媒体Bに対して画像の印刷や、RFIDタグ7Aへのデータの読み書きを行い、媒体Bの搬送を停止した後、後述する待機状態へ移行することなく、自動で、オートカッター60により媒体Bの切断を実行する。
以下、動作モードMA1、MA2のそれぞれについて詳述する。
図10は、媒体Bに画像を印刷し単票を発行する際のホストコンピューター92、及び、プリンター1の動作を示すフローチャートである。(A)はホストコンピューター92の動作を、(B)はプリンター1の動作を示している。
なお、図10のフローチャートにおいて、プリンター1の動作モードは、動作モードMA1である。
また、図10のフローチャートにおいて、図9のフローチャートに準じた処理が行われることにより、アプリケーションAPの起動、および、当該起動に伴う設定ファイルSF、動作モードの選択は完了しているものとする。選択された動作モードは、動作モードMA1である。
図3(A)に示すように、アプリケーションAPは、単票の発行を実行すべきか否かを判別する(ステップSC1)。例えば、アプリケーションAPが提供する所定のユーザーインターフェースに対して、必要な情報の入力と共に、単票の発行の指示があった場合、アプリケーションAPは、単票の発行を実行すべきと判別する。また例えば、接続されたサーバー装置等の外部機器から、必要な情報の入力と共に、単票の発行の指示があった場合、アプリケーションAPは、単票の発行を実行すべきと判別する。
単票の発行を行う場合(ステップSC1:YES)、アプリケーションAPは、発行する単票のRFIDタグ7Aに書き込む情報を含む書込データ、および、単票に印刷する画像に関する情報を含む印刷データを少なくとも含む処理データを生成し、ミドルウェアMWに出力する(ステップSC2)。ミドルウェアMWは、処理データに基づいて、制御データを生成し、プリンター1に送信する(ステップSC3)。
次いで、ミドルウェアMWは、制御データのプリンター1への送信を行わない送信停止状態へ移行する(ステップSC4)。この送信停止状態へ移行している間は、ミドルウェアMWは、アプリケーションAPと協働して、制御データのプリンター1への送信を禁止する。送信停止状態のときには、ミドルウェアMW、または、アプリケーションAPの機能により、その旨を表示パネル110に表示し、また、単票の発行の指示を受け付けない構成としてもよい。
送信停止状態へ移行後、ミドルウェアMWは、処理完了通知データを受信したか否かを監視する(ステップSC5)。処理完了通知データ、および、当該データの受信後の処理については後述する。
制御データを受信した場合(ステップSD1:YES)、媒体処理装置制御部100は、制御データに基づいて、適宜、搬送機構63(搬送モーター70等)に媒体Bを搬送させつつ、所定のタイミングで、制御データに含まれる書込制御データに基づいてタグ読書装置46によりRFIDタグ7Aにデータを書き込み、かつ、制御データに含まれる印刷制御データに基づいて印刷機構64(サーマルヘッド67等)に画像を印刷させる(ステップSD2)。このステップSD2の処理は、媒体Bに対する処理部による処理に該当する。
ステップSD2の処理の実行中、媒体処理装置制御部100は、媒体Bに対する処理が完了したか否かを監視する(ステップSD3)。より具体的には、媒体処理装置制御部100は、RFIDタグ7Aへのデータの書き込み、および、画像の印刷が完了したか否かを監視する(ステップSD3)。
RFIDタグ7Aのデータの書き込みの完了とは、制御データに含まれる書込制御データに基づいて、RFIDタグ7Aに書き込むべき全てのデータの、RFIDタグ7Aへの書き込みが終了したことをいう。また、画像の印刷の完了とは、制御データに含まれる印刷制御データに基づいて、印刷すべき全ての画像の印刷が終了したことをいう。ステップSD3では、RFIDタグ7Aへのデータの書き込み、および、画像の印刷の双方が完了したか否かを監視している。
印刷動作が完了した場合、媒体処理装置制御部100は、制御データに基づく印刷が完了したことを示す処理完了通知データを、ホストコンピューター92に送信する(ステップSD4)。
なお、ステップSD3、および、ステップSD4では、媒体処理装置制御部100は、RFIDタグ7Aへのデータの書き込み、および、画像の印刷の双方が完了した時点で、処理が完了したとして、処理完了通知データを送信する。しかしながら、媒体処理装置制御部100は、後に説明するステップSD5の処理により、媒体Bを所定位置まで、搬送して停止したときに、処理が完了したとして、処理完了通知データを送信する構成であってもよい。
このように、本実施形態では、ホストコンピューター92は、データの書き込み、および、印刷を指示する制御データを送信した後、処理完了通知データを受信するまでは、次の単票に係るデータの書き込み、画像の印刷を指示する制御データの送信を禁止する。そして、ホストコンピューター92は、処理完了通知データを受信した場合に、次の単票に係る制御データの送信が可能な状態へと移行する。このような構成のため、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成によれば、プリンター1が1の単票に係る媒体Bに対する処理が完了するまでは、ホストコンピューター92により、制御データの送信が行われない。つまり、ホストコンピューター92から、プリンター1に対して制御データが連続して出力されることが防止される。これに伴って、ホストコンピューター92の受信バッファーがオーバーフローし、ホストコンピューター92の要求に応じた単票の発行がされない、といった事態が発生することを防止できる。
媒体Bにおける被切断位置とは、制御データに基づく処理部による処理が行われた単票の末端に相当する位置である。この被切断位置にて媒体Bを切断することにより、媒体Bから1つの単票分の紙片が切り離されて、単票が発行される。
このステップSD5の処理により、媒体Bの一部が排出口28から排出された状態となる。
次いで、媒体処理装置制御部100は、待機状態へ移行する(ステップSD6)。
この待機状態では、媒体処理装置制御部100は、媒体Bの搬送を停止した状態を維持する。詳述すると、待機状態では、媒体処理装置制御部100は、ステッピングモーターである搬送モーター70をホールド状態にし、これにより、搬送方向に沿った媒体Bの移動(排出口28へ移動する方向への移動)を規制する。すなわち、媒体処理装置制御部100は、搬送モーター70をホールド状態にすることにより、プラテンローラー66の媒体Bの搬送方向への回転を規制する。媒体Bは、サーマルヘッド67と、プラテンローラー66との間で、押圧状態で挟持されているため、プラテンローラー66の回転が規制されることにより、媒体Bの搬送方向に沿った媒体Bの移動が規制される。
このように媒体Bの移動が規制されるため、ユーザーが媒体Bを切断するべく媒体Bを変位させた場合や、媒体Bが引っ張られる等されて媒体Bに何らかの力が加わった場合であっても、媒体Bの被切断位置と、オートカッター60の切断位置との位置ずれが防止される。本実施形態では、プラテンローラー66の回転を規制する規制部材としての搬送モーター70、および、搬送モーター70をホールドする媒体処理装置制御部100(駆動制御部)が、「規制部」に該当する。
さらに、待機状態では、媒体処理装置制御部100は、印刷機構64による印刷、および、タグ読書装置46によるRFIDタグ7Aへのデータの読み書きを禁止する。つまり、待機状態では、媒体処理装置制御部100は、媒体Bへの処理部での処理を禁止する。
さらに、待機状態では、媒体処理装置制御部100は、上述した媒体姿勢検知手段65が備える検出器82のセンサーの出力の変化を監視し、紙ステージ72に滞留する媒体Bの姿勢変化(所定方向への変位)があるか否かを監視する。換言すれば、待機状態でないときは、上記検出は行われず、従って、媒体Bの姿勢の変化があった場合であっても、姿勢の変化の検出に基づく媒体Bの切断は行わない。
媒体姿勢検知手段65により媒体Bの姿勢変化が検出されたということは、ユーザーが、媒体Bの切断(単票の発行)を実行すべく、媒体Bを意図的に動かしたということである。
媒体Bの姿勢変化が検出される前に制御データを受信した場合(ステップSD7:YES)、媒体処理装置制御部100は、受信した制御データを所定の記憶領域に記憶し(ステップSD9)、処理手順をステップSD8へ移行する。
一方、待機状態で、媒体Bの姿勢変化を検出した場合、媒体処理装置制御部100は、オートカッター60を制御して、媒体Bを切断させる(ステップSD10)。
ここで、上述したように、待機状態のとき、プラテンローラー66の回転が規制され、このプラテンローラー66と、サーマルヘッド67とによって媒体Bが挟持される。従って、ステップSD10の切断前、特に、ユーザーが媒体Bを変位させたときであっても、媒体Bが搬送方向に移動せず、媒体Bの被切断位置と、オートカッター60の切断位置とにずれが生じない。また、切断時も、媒体Bの被切断位置と、オートカッター60の切断位置とにずれが生じず、媒体Bは切断すべき位置で適切に切断される。
特に、図4に示すように、プラテンローラー66を含むずれ防止機構は、オートカッター60の搬送方向上流であって、オートカッター60の近傍に設けられている。すなわち、媒体Bにおいて、挟持により固定された部分と、被切断位置とが近接した状態となっている。このため、媒体Bについて、固定された部分よりも搬送方向下流側に、媒体Bの姿勢変化に伴う傾きや、撓み等が発生した場合であっても、媒体Bの被切断位置と、オートカッター60の切断位置との位置ずれが最小限に留められる。
ステップSD10の切断により、1つの単票分の紙片が媒体Bから切り離され、これにより単票が発行される。
媒体Bの切断後、媒体処理装置制御部100は、待機状態を解除する(ステップSD11)。
この解除に伴って、媒体Bの姿勢変化の検出が停止され、媒体Bに姿勢変化があった場合であっても、媒体Bの切断が行われなくなる。
さらに、この解除に伴って、媒体処理装置制御部100は、印刷機構64による印刷、および、タグ読書装置46によるRFIDタグ7Aへのデータの読み書きの禁止を解除する。つまり、媒体処理装置制御部100は、処理部での媒体Bの処理を許可する。
このように、本実施形態では、待機状態中に、次の単票の画像の印刷等を指示する制御データを受信した場合、制御データを記憶し、媒体Bの切断に応じて待機状態を解除した後、記憶した制御データに基づく処理を実行する。このため、媒体Bの切断に応じて待機状態を解除した後、次の単票の画像の印刷を開始することができ、処理効率を向上することができる。
なお、待機状態となった場合、待機状態で所定期間が経過した場合、および、待機状態を解除した場合のうち、いずれか1つ、または、いずれか2つの場合に報知を行う構成であってもよく、報知を行うタイミングをユーザーが設定できる構成であってもよい。
また、報知の方法は、報知部103による電子音の発生のみならず、表示部を備えている場合は、その表示部による表示によって行ってもよい。
以上説明した待機状態に関する報知は、後述する動作モードMA2でも実行される。
制御データの受信の禁止は、例えば、媒体処理装置制御部100が、ホストコンピューター92の制御装置制御部108に対して、所定のデータを送信し、制御データの送信の停止を要求することにより行われる。また、制御データを受信することの許可は、例えば、媒体処理装置制御部100が、ホストコンピューター92の制御装置制御部108に対して、所定のデータを送信し、制御データの送信の停止の解除を要求することにより行われる。
この構成によれば、媒体処理装置制御部100は、待機状態を解除し、次の単票に係る媒体Bへの処理を実行可能な状態となった後に、次の単票に係る制御データを受信し、媒体Bの処理を開始することが可能となる。
次に、動作モードMA2について説明する。
図11は、媒体Bに画像を印刷し単票を発行する際のホストコンピューター92、及び、プリンター1の動作を示すフローチャートである。(A)はホストコンピューター92の動作を、(B)はプリンター1の動作を示している。なお、図11のフローチャートにおいて、プリンター1の動作モードは、動作モードMA2である。
図11において、ホストコンピューター92の動作は、図10(A)のフローチャートと同一であるため、各ステップに同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、図11(B)のプリンター1のフローチャートにおいて、ステップSE1〜SE6の動作は、図10(B)のステップSD1〜ステップSD6と同一であるため、その説明を省略する。
図11(B)に示すように、プリンター1は、ステップSE6で待機状態となる。その後、媒体処理装置制御部100は、媒体姿勢検知手段65により媒体Bの姿勢変化が検出されたか否かを監視しつつ(ステップSE8)、次の単票の画像の印刷等を指示する制御データを受信したか否か判別する(ステップSE7)。
制御データを受信する前に、媒体Bの姿勢変化が検出された場合(ステップSE8:YES)、媒体処理装置制御部100は、オートカッター60を制御して媒体Bを切断し(ステップSE9)、待機状態を解除する(ステップSE10)。その後、媒体処理装置制御部100は、処理手順をステップSE1へ戻し、制御データを受信したか否かを監視する。
一方、媒体Bの姿勢変化が検出される前に、制御データを受信した場合(ステップSE7:YES)、媒体処理装置制御部100は、待機状態を解除する(ステップSE11)。ここで、待機状態の解除に際し、媒体処理装置制御部100は、媒体Bの切断を実行しない。これにより、ユーザーが意図せずに、媒体Bの切断が実行されて単票が発行され、排出口28付近に単票が溜まることを防止できる。
なお、ステップSE11における待機状態の解除に際し、媒体Bを切断する構成であってもよく、また、切断するか否かをユーザーが設定できる構成であってもよい。
次いで、媒体処理装置制御部100は、処理手順をステップSD2へ戻し、受信した制御データに基づくRFIDタグ7Aへのデータの書き込み、画像の印刷を実行する。
待機状態中に制御データを受信した場合、プリンター1は、制御データに基づく画像の印刷を実行する。このため、単票の発行の要求があるのにもかかわらず、不必要に単票の発行が停止され処理効率が低下してしまうことを抑制できる。
すなわち、媒体処理装置制御部100は、待機状態中に次の単票の画像の印刷等を指示する制御データを受信した場合、受信から所定の期間、待機状態を維持する。そして、当該所定の期間中に、媒体Bの変位が検出されなかった場合、当該所定の期間の経過後、待機状態を解除して、受信した制御データに基づく処理を実行する。
待機状態の解除時、媒体処理装置制御部100は、媒体Bの切断を行わない。これにより、ユーザーが意図せずに、媒体Bの切断が実行されて単票が発行され、排出口28付近に単票が溜まることを防止できる。媒体Bを切断する構成であってもよく、また、切断するか否かをユーザーが設定できる構成であってもよい。
この構成によれば、プリンター1は、待機状態中に次の単票の画像の印刷等を指示する制御データを受信した場合、すぐに制御データに基づく画像の印刷等を行うのではなく、所定の期間は待機状態を維持する。このため、ユーザーが、媒体Bを所定方向に変位するように動かして、意図的に媒体Bを切断させる時間を確保できる。その上で、所定期間の経過後は、制御データに基づく画像の印刷等を行うため、単票の発行の要求があるのにもかかわらず、不必要に単票の発行が停止され処理効率が低下してしまうことを抑制できる。
すなわち、媒体処理装置制御部100は、待機状態となった後、所定の期間は、媒体Bの変位が検出されない場合、次の単票の画像の印刷等を指示する制御データの受信の有無にかかわらず待機状態を維持する。
この構成によれば、プリンター1は、待機状態となった後、所定の期間は、制御データの受信の有無にかかわらず待機状態を維持する。このため、待機状態となった後、すぐに制御データの受信があった場合であっても、ユーザーが、媒体Bを所定方向に変位するように動かして、意図的に媒体Bを切断させる時間を確保できる。
上述したように、動作モードが、動作モードMA1、または、動作モードMA2である場合、待機状態の期間がある。そして、待機状態の間、すなわち、排出口28から1つの単票分の媒体Bが排出されている状態の時に、電源がオフされる場合がある。これを踏まえ、プリンター1は、動作モードが動作モードMA1、または、MA2である場合、以下の処理を実行する。
図12(A)は、電源がオンのときのプリンター1の動作を示すフローチャートである。
図12(A)に示すように、媒体処理装置制御部100は、電源のオフの指示があったか否かを監視する(ステップSG1)。電源のオフの指示があった場合(ステップSG1:YES)、媒体処理装置制御部100は、待機状態か否かを判別する(ステップSG2)。待機状態では無い場合(ステップSG2:NO)、媒体処理装置制御部100は、シャットダウン処理を実行する(ステップSG3)。シャットダウン処理とは、所定のデータの不揮発性メモリーへの退避や、ホストコンピューター92との切断処理等、正常に電源をオフするための処理である。
一方、電源のオフの指示があったときに待機状態である場合(ステップSG1:YES)、媒体処理装置制御部100は、待機状態であることを示す情報を、不揮発性メモリーたる記憶部105の所定の記憶領域に記憶する。次いで、媒体処理装置制御部100は、処理手順をステップSG3へ移行し、シャットダウン処理を行う。
図12(B)に示すように、電源のオン後(ステップSH1)、媒体処理装置制御部100は、記憶部105の所定の記憶領域を参照し(ステップSH2)、待機状態であることを示す情報が記憶されているか否かを判別する(ステップSH3)。当該情報が記憶されている場合は、前回の電源オフ時に待機状態であったということである。この場合、排出口28から1の単票分の媒体Bが排出された状態であり、ユーザーが媒体Bの切断を指示できるよう待機状態に必要がある。一方、当該情報が記憶されていない場合は、前回の電源オフ時に待機状態ではなかったということである。つまり、ステップSH3では、媒体処理装置制御部100は、当該情報が記憶されているか否かを判別することにより、前回の電源オフ時に待機状態であったか否かを判別している。
上記情報が記憶されている場合(ステップSH3:YES)、媒体処理装置制御部100は、記憶部105から情報を削除した上で(ステップSH4)、待機状態とする(ステップSH5)。これにより、ユーザーが、意図的に、媒体Bを切断可能な状態となる。一方で、上記情報が記憶されていない場合(ステップSH3:NO)、媒体処理装置制御部100は、待機状態としない。
以上の構成のため、媒体Bが切断されることなく、待機状態中に電源がオフされた場合であっても、次回電源オン時に待機状態とする。このため、ユーザーは、次回電源オン後に、媒体Bの姿勢が変化したことを検知したときに媒体Bの切断を指示し、媒体Bを切断させることができる。
上述したように、動作モードが、動作モードMA1、または、動作モードMA2である場合、待機状態の期間がある。この場合において、媒体姿勢検知手段65や、当該手段に付随する部材等にエラーが生じ、媒体Bの姿勢変化を検出できない可能性がある。
これを踏まえ、媒体処理装置制御部100は、待機状態中に、フィードボタンFBが操作された場合、オートカッター60を制御して、媒体Bを切断し、待機状態を解除する。これにより、媒体姿勢検知手段65にエラーが生じている場合であっても、ユーザーは、待機状態中に、意図的に、媒体Bの切断を実行させることができる。なお、ユーザーが意図的に切断を指示していることを検出するため、例えば、所定期間内に所定回数以上、フィードボタンFBが押下された場合等、所定の態様でフィードボタンFBが操作された場合に切断を実行する構成であってもよい。また、所定のエラーが発生していることが検出されているときに、フィードボタンFBが操作された場合に切断を実行する構成であってもよい。また、フィードボタンFB以外のスイッチ類の操作で検知する構成であってもよい。
この構成によれば、媒体Bが所定方向に変位するように動かされた場合に、媒体Bの切断が実行され、単票が発行される。これにより、紙出口付近で単票が溜まってしまうことを防止できる。
すなわち、動作モードMA1の説明で述べたように、動作モードMA1において、図10のフローチャートにおいて、ステップSD6で待機状態となった場合、制御データの受信を禁止し、待機状態が解除された後、制御データを受信することを許可する構成であってもよい。
この構成によれば、媒体処理装置制御部100は、待機状態を解除し、次の単票に係る媒体Bへの処理を実行可能な状態となった後に、次の単票に係る制御データを受信し、媒体Bの処理を開始することが可能となる。
この構成によれば、媒体Bの搬送が停止した後、予め定められた時間の間、ユーザーが媒体Bを変位させて、媒体Bを切断させる期間を確保できる。
この構成によれば、オートカッター60での切断を待機していることをユーザーに認識させることができる。
この構成によれば、待機状態中に制御データを受信した場合、プリンター1は、制御データに基づく画像の印刷を実行する。このため、単票の発行の要求があるのにもかかわらず、不必要に単票の発行が停止され処理効率が低下してしまうことを抑制できる。
この構成によれば、プリンター1は、待機状態中に制御データを受信した場合、すぐに制御データに基づいて媒体Bの処理を行うのではなく、所定の期間は待機状態を維持する。このため、ユーザーが、媒体Bを所定方向に変位するように動かして、意図的に媒体Bを切断させる時間を確保できる。
この構成によれば、媒体Bの切断が実行されて単票が発行され、紙出口付近に単票が溜まることを防止できる。
この構成によれば、媒体Bが所定方向に変位するように動かされた場合に、媒体Bの切断が実行され、単票が発行される。このため、単票が自動で連続して発行され、そのことに起因して紙出口付近で単票が溜まってしまことを防止できる。
また上記構成によれば、プリンター1は、処理部での処理が実行されたときに処理完了通知データをホストコンピューター92に送信する。このため、ホストコンピューター92は、プリンター1による処理が行われたことを認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行可能である。
この構成によれば、ホストコンピューター92は、処理完了通知データを受信した後に、第2制御データを送信する。これにより、ホストコンピューター92によって1の単票についての媒体Bへの処理が完了していない状態で、ホストコンピューター92からプリンター1に対して、次の単票についての媒体Bの処理を指示する制御データが送信されることが禁止される。これにより、ホストコンピューター92から、プリンター1に対して連続して制御データが出力され、これに起因してプリンター1のバッファーがオーバーフローし、ホストコンピューター92の要求に応じた単票の発行がされない、と言った事態が発生することを防止できる。
本発明の構成によれば、プリンター1は、ホストコンピューター92のアプリケーションAPに基づいて、第1の動作モードもしくは第2の動作モードを選択するため、プリンター1は、アプリケーションAPに応じた動作モードで動作することが可能である。すなわち、プリンター1により、ホストコンピューター92が複数のアプリケーションAPを備えていることを踏まえた処理を行うことが可能となる。
本発明の構成によれば、ホストコンピューター92で起動されたアプリケーションAPに応じて、第1の動作モード、もしくは第2の動作モードを選択できる。
本発明の構成によれば、アプリケーションAPの識別情報を利用して、制御装置におけるアプリケーションの起動に応じた媒体処理装置の動作モードの選択を実現できる。
この構成によれば、ホストコンピューター92のアプリケーションAPに基づいて、動作モードと共に、設定値を選択するため、プリンター1は、アプリケーションAPに応じた設定値を利用して動作することが可能である。
この構成によれば、待機状態中に、媒体Bが所定方向に変位するようにユーザーによって動かされた場合に、媒体Bの切断が実行され、単票が発行される。これにより、排出口28付近で単票が溜まってしまことを防止できる。
この構成によれば、媒体Bの切断に応じて待機状態を解除した後、次の単票の画像の印刷を開始することができ、処理効率を向上することができる。
この構成によれば、待機中に制御データを受信した場合、プリンター1は、制御データに基づく画像の印刷を実行する。このため、単票の発行の要求があるのにもかかわらず、不必要に単票の発行が停止され処理効率が低下してしまうことを抑制できる。
すなわち、媒体処理装置制御部100は、待機状態中に次の単票の画像の印刷等を指示する制御データを受信した場合、受信から所定の期間、前記待機状態を維持する。そして、当該所定の期間中に、媒体Bの変位が検出されなかった場合、当該所定の期間の経過後、待機状態を解除して、受信した制御データに基づく印刷等を実行する。
この構成によれば、プリンター1は、待機状態中に次の単票の画像の印刷等を指示する制御データを受信した場合、すぐに制御データに基づく画像の印刷等を行うのではなく、所定の期間は待機状態を維持する。このため、ユーザーが、媒体Bを所定方向に変位するように動かして、意図的に媒体Bを切断させる時間を確保できる。その上で、所定期間の経過後は、制御データに基づく画像の印刷等を行うため、単票の発行の要求があるのにもかかわらず、不必要に単票の発行が停止され処理効率が低下してしまうことを抑制できる。
すなわち、媒体処理装置制御部100は、待機状態で、所定の期間は、媒体Bの変位が検出されない場合、次の単票の画像の印刷を指示する制御データの受信の有無にかかわらず待機状態を維持する。
この構成によれば、プリンター1は、待機状態で、所定の期間は、制御データの受信の有無にかかわらず待機状態を維持する。このため、待機状態となった後、すぐに制御データの受信があった場合であっても、ユーザーが、媒体Bを所定方向に変位するように動かして、意図的に媒体Bを切断させる時間を確保できる。その上で、単票の発行の要求があるのにもかかわらず、不必要に単票の発行が停止され処理効率が低下してしまうことを抑制できる。
この構成によれば、待機状態にあること、待機状態で所定時間経過したこと、または、待機状態が解除されたことをユーザーに認識させることができると共に、待機状態中に媒体Bを切断する必要がある場合は、ユーザーに媒体Bを動かして切断を実行させることを促すことができる。
この構成によれば、媒体Bが切断されることなく、待機状態中に電源がオフされた場合であっても、次回電源オン時に待機状態とするため、ユーザーは、次回電源オン後に媒体Bを切断させることができる。
この構成によれば、媒体姿勢検知手段65の異常等により、待機状態中に媒体Bが所定方向に変位しても切断が行われなくなった場合であっても、ユーザーが意図的に切断を実行させることができる。
この構成によれば、プリンター1によって1の単票の画像の印刷が完了していない状態で、ホストコンピューター92からプリンター1に対して、次の単票の画像の印刷等を指示する制御データが送信されることを禁止できる。これにより、ホストコンピューター92から、プリンター1に対して連続して制御データが出力され、これに起因してプリンター1のバッファーがオーバーフローし、要求に応じた単票の発行がされない、と言った事態が発生することを防止できる。
この構成によれば、ホストコンピューター92で動作するアプリケーションAPに応じて、ホストコンピューター92の動作モードを切り替え可能であるため、プリンター1は、アプリケーションAPに応じた動作モードで動作することが可能である。すなわち、プリンター1により、ホストコンピューター92が複数のアプリケーションを備えていることを踏まえた処理を行うことが可能となる。
より具体的には、ホストコンピューター92は、アプリケーションAPの起動時に、起動後のアプリケーションAPの識別情報を、プリンター1に通知する。プリンター1は、アプリケーションAPの識別情報と、動作モードを示す動作モード情報とを対応付けて記憶し、ホストコンピューター92から識別情報の通知を受けた場合、動作モードを、識別情報に対応付けられた動作モードに切り替える。
この構成によれば、アプリケーションの起動に応じてユーザーは動作モードを指定する必要が無くなり、ユーザーが煩雑な作業を行うことを抑制した上で、アプリケーションに応じた動作モードでプリンター1を動作させることができる。
この構成によれば、プリンター1は、アプリケーションAPに応じた動作モード、および、設定値で動作することが可能である。
ここで、第1動作モードに属する動作モードMA1、MA2によれば、待機状態中に、媒体Bが所定方向に変位した場合に、媒体Bの切断が実行され、単票が発行される。このため、単票が自動で連続して発行され、そのことに起因して紙出口付近で単票が溜まってしまことを防止できる、というメリットがある。
一方で、第2動作モードに属する動作モードMBによれば、媒体Bへの画像の印刷に応じて媒体Bの切断が行われるため、媒体Bへの画像の印刷後媒体の切断が行われないことに起因した処理効率の低下を抑制できる、というメリットがある。
そして、上記構成によれば、アプリケーションに応じて、上記メリットを踏まえて動作モードを切り替えることが可能である。
この構成によれば、待機状態へ移行中は、ずれ防止機構により、切断機構による切断位置と、媒体の被切断位置との間のずれを生じさせる移動が防止され、定められた位置で媒体Bを切断して単票を発行できる。
この構成によれば、ずれ防止機構の搬送方向下流側に、媒体Bの姿勢変化に伴う傾きや、撓み等が発生した場合であっても、媒体Bの被切断位置と、オートカッター60の切断位置との位置ずれが最小限に留められ、より効果的にずれを防止できる。
この構成によれば、搬送機構63がプラテンローラー66を備えること、および、プラテンローラー66がステッピングモーターによって駆動されること、を利用してずれ防止機構により、ずれを防止できる。
例えば、媒体姿勢検知手段65によって媒体Bの所定方向の変位を検出していた。しかしながら、媒体Bの所定方向への変位を検出する手段は、変位を検出できる構成であれば、どのようなものであってもよい。例えば、反射型光センサーを紙ステージ72に配置し、媒体Bが所定方向に変位したときに、当該センサーの出力値が変わる構成としてもよい。
また例えば、ずれ防止機構の構成は、上述した実施形態で説明したものに限らず、オートカッター60の切断位置と、媒体Bの被切断位置とのずれを防止できる構成であれば、どのようなものであってもよい。例えば、プラテンローラー66とは、別部材で媒体Bを挟持し、これにより、媒体Bの移動を防止する構成であってもよい。
また例えば、プリンター1は、サーマル方式のプリンターであったが、プリンターの形式はこれに限定されない。
また、図7に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、プリンター1や、ホストコンピューター92の各機能を、これら装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、プリンター1や、ホストコンピューター92は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。
Claims (5)
- 受信した制御データに基づいて媒体を処理する処理部と、
前記媒体を切断する切断部と、
前記媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部が前記媒体を搬送する搬送方向と異なる方向への前記媒体の変位を検出する検出部と、
前記処理部による前記媒体の処理後、前記処理部による前記媒体の処理を禁止する待機状態へ移行し、前記待機状態において、前記検出部で前記媒体の変位を検出した場合、前記切断部に前記媒体を切断させて前記待機状態を解除する一方、前記検出部で前記媒体の変位を検出する前に前記制御データを受信した場合、前記待機状態を解除して前記処理部に前記媒体を処理させる制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記待機状態のときに前記検出部で前記媒体の変位を検出する前に前記制御データを受信した場合、前記制御データを受信してから予め定められた時間が経過する前に前記媒体の変位を検出したときは、前記切断部に前記媒体を切断させて前記待機状態を解除する一方、前記制御データを受信してから前記検出部で前記媒体の変位を検出することなく予め定められた時間が経過したときは、前記待機状態を解除して前記処理部に前記媒体を処理させ、
また、前記待機状態ではないときは前記切断部による前記媒体の切断を禁止することを特徴とする媒体処理装置。 - 前記制御部は、前記待機状態で前記制御データを受信したときに前記切断部で前記媒体を切断させることなく、前記処理部に前記媒体を処理させる請求項1に記載の媒体処理装置。
- 前記媒体は、データが書き込まれるICタグを有し、
前記処理部は、前記ICタグにデータの読み書きを行う読書部である請求項1又は2に記載の媒体処理装置。 - 受信した印刷制御データに基づいて媒体に印刷を行う印刷部と、
前記媒体を切断する切断部と、
前記媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部が前記媒体を搬送する搬送方向と異なる方向への前記媒体の変位を検出する検出部と、
前記印刷部による前記媒体への印刷後、前記印刷部による前記媒体の印刷を禁止する待機状態へ移行し、前記待機状態において、前記検出部で前記媒体の変位を検出した場合、前記切断部に前記媒体を切断させて前記待機状態を解除する一方、前記検出部で前記媒体の変位を検出する前に前記印刷制御データを受信した場合、前記待機状態を解除して前記印刷部に前記媒体に印刷させる制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記待機状態のときに前記検出部で前記媒体の変位を検出する前に前記印刷制御データを受信した場合、前記印刷制御データを受信してから予め定められた時間が経過する前に前記媒体の変位を検出したときは、前記切断部に前記媒体を切断させて前記待機状態を解除する一方、前記印刷制御データを受信してから前記検出部で前記媒体の変位を検出することなく予め定められた時間が経過したときは、前記待機状態を解除して前記印刷部に前記媒体に印刷させ、
また、前記待機状態ではないときは前記切断部による前記媒体の切断を禁止することを特徴とする印刷装置。 - 受信した制御データに基づいて媒体を処理する処理部と、前記媒体を切断する切断部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部が前記媒体を搬送する搬送方向と異なる方向への前記媒体の変位を検出する検出部と、を備える媒体処理装置の制御方法であって、
前記処理部による前記媒体の処理後、前記処理部による前記媒体の処理を禁止する待機状態へ移行し、前記待機状態において、前記検出部で前記媒体の変位を検出した場合、前記切断部に前記媒体を切断させて前記待機状態を解除する一方、前記待機状態のときに前記検出部で前記媒体の変位を検出する前に前記制御データを受信した場合、前記制御データを受信してから予め定められた時間が経過する前に前記媒体の変位を検出したときは、前記切断部に前記媒体を切断させて前記待機状態を解除し、前記制御データを受信してから前記検出部で前記媒体の変位を検出することなく予め定められた時間が経過したときは、前記待機状態を解除して前記処理部に前記媒体を処理させ、また、前記待機状態ではないときは前記切断部による前記媒体の切断を禁止することを特徴とする媒体処理装置の制御方法。
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