JP2020049712A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】内径が異なる様々なロール体を使用可能なプリンタであっても、ロール体をプリンタにセットするだけで印字媒体の情報を取得できるようにする。【解決手段】プリンタは、帯状の印字媒体を巻回してなるロール体を保持する媒体保持部と、ロール体の一方の側面をガイドする壁部と、を備え、ロール体の内側に取り付けられた通信タグと通信するための複数のアンテナが、媒体保持部に保持されたロール体の軸線方向と直交する面に沿って壁部に設けられる。【選択図】図2A

Description

本発明は、プリンタに関する。
特許文献1には、芯管に帯状の紙葉類が巻回されたロール体を回転自在に支持し、ロール体を回転させて紙葉類を繰り出し、紙葉類に被包装体を単位量毎に小分けして包装する分包機が開示されている。
分包機は、ロール体に設けられた被検知体と、被検知体を検知する検知器と、を備え、紙葉類を分包機にセットするだけで被検知体に書き込まれた分包紙の情報を得ることができるようになっている。
特開2004−248752号公報
プリンタにセットされたロール状の印字媒体(ロール体)の情報を取得するために、上記の技術をプリンタに適用することが考えられる。
しかしながら、プリンタにおいては、内径が異なる様々なロール体が存在する。よって、単に上記の技術をプリンタに適用したとしても、使用するロール体の内径によって検知器に対する被検知体の相対的位置が変化してしまうので、被検知体と検知器との間の通信を適切に行うことが難しい。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、内径が異なる様々なロール体を使用可能なプリンタであっても、ロール体をプリンタにセットするだけで印字媒体の情報を取得できるようにすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、帯状の印字媒体を巻回してなるロール体を保持する媒体保持部と、前記ロール体の一方の側面をガイドする壁部と、を備え、前記ロール体の内側に取り付けられた通信タグと通信するための複数のアンテナが、前記媒体保持部に保持された前記ロール体の軸線方向と直交する面に沿って前記壁部に設けられる、プリンタが提供される。
これによれば、プリンタが複数のアンテナを備えるので、内径が異なる様々なロール体それぞれに対応するように複数のアンテナそれぞれを構成することができる。よって、内径が異なる様々なロール体を使用可能なプリンタであっても、ロール体をプリンタにセットするだけで、当該ロール体に対応するアンテナを用いてロール体に取り付けられた通信タグとの通信を適切に行うことができ、印字媒体の情報を取得できる。
本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 プリンタに第1ロール体がセットされた場合における図1のII−II線に沿う概略断面図である。 プリンタに第2ロール体がセットされた場合における図1のII−II線に沿う概略断面図である。 媒体供給部をアンテナ側から見た概略構成図である。 コントローラが実行するアンテナへの通電処理を示すフローチャートである。
以下、図1〜図3を参照しながら本発明の実施形態に係るプリンタ100について説明する。
プリンタ100は、サーマル紙である印字媒体Mに印字を行う感熱発色方式のプリンタである。プリンタ100は、図1に示すように、印字機構1と、アンテナ2(図2A〜図3参照)と、媒体供給部4と、カッター5と、コントローラ7と、媒体位置検出センサ9と、を備える。なお、プリンタ100は、例えば、熱転写方式、インクジェット方式等としてもよい。
印字機構1は、ヘッドユニット11と、プラテンローラ12と、プラテン駆動モータ14と、ヘッド位置検出センサ17と、を備え、印字媒体Mへの印字と印字媒体Mの搬送を行う機構である。
ヘッドユニット11は、サーマルヘッド16の複数の発熱体(図示せず)を下面から露出させた状態でサーマルヘッド16を保持する。プラテンローラ12は、サーマルヘッド16の直下に配置され、印字媒体Mに印字を行う印字部15をサーマルヘッド16とともに構成する。
ヘッドユニット11は、支持軸13によりプリンタ100の筐体に対して図1の矢印の方向に揺動可能に支持される。ヘッドユニット11は、図1に2点鎖線で示すサーマルヘッド16がプラテンローラ12から離間するヘッドオープン位置と、図1に実線で示すサーマルヘッド16がプラテンローラ12に当接するヘッドクローズ位置と、に移動させることができる。
プラテン駆動モータ14は、ベルト、ギヤ等を介してプラテンローラ12を駆動する。
ヘッド位置検出センサ17は、例えば、反射型光電センサであって、ヘッドユニット11の位置がヘッドクローズ位置にあることを検出するためのセンサである。
媒体供給部4は、印字部15に供給される帯状の印字媒体Mを円筒状の紙管6に巻回してなるロール体Tを保持する。印字媒体Mは、ガイド軸10よって印字部15へと案内され、サーマルヘッド16とプラテンローラ12との間に挟持される。
ロール体Tとしては、例えば、ロール紙や、帯状の台紙に複数のラベルを所定の間隔で連続して仮着してロール状に巻き回したロールラベル、表面に剥離剤を設けた帯状のラベルをロール状に巻き回した台紙なしラベル等がある。
印字媒体Mがサーマルヘッド16とプラテンローラ12との間に挟持された状態でサーマルヘッド16の発熱体への通電が行われると、発熱体の熱によって印字媒体Mが発色し、印字媒体Mへの印字が行われる。
プラテン駆動モータ14によってプラテンローラ12が正(反時計回りに)回転すると、印字媒体Mが搬送方向下流側へと搬送されて印字媒体Mが排出口8からプリンタ100の外部に排出される。排出口8の近傍にはカッター5が設けられ、連続状に形成された印字媒体Mを単枚に切断することができる。
媒体位置検出センサ9は、例えば、反射型光電センサであって、印字媒体Mに所定ピッチであらかじめ印刷されているタイミングマーク(図示せず)を検出することで、連続して印字発行するときに、印字部15に対する印字媒体Mの相対的位置を検出する。
コントローラ7は、マイクロプロセッサ、ROMやRAM等の記憶装置、入出力インターフェース、これらを接続するバス等で構成される。コントローラ7には、入出力インターフェースを介して、図示しない外部のコンピュータ等からの印字データ、媒体位置検出センサ9の検出信号、ヘッド位置検出センサ17の検出信号等が入力される。
また、本実施形態では、コントローラ7は、ロール体Tの紙管6の内側(内周面)に取り付けられた近距離無線通信用の通信タグ63に書き込まれている情報を読み取るタグリーダとしての機能を有する。コントローラ7は、アンテナ2を用いて通信タグ63との通信を行う。
通信タグ63には、印字媒体Mに関する情報として、例えば、印字媒体Mの生産日、生産ロット、材質、幅(サイズ)、受注番号、基材コード、1巻のラベル巻き数、ロット番号、ロットの総巻数、列ナンバー等が書き込まれている。コントローラ7は、通信タグ63から取得した情報に基づいて、プリンタ100の印字設定等を自動的に変更可能である。これにより、印字制御の最適化、消費期限管理、自動発注、運用ミス防止、不具合調整等が図られる。
コントローラ7は、記憶装置に記憶されている各種プログラムをマイクロプロセッサによって実行し、サーマルヘッド16の発熱体への通電、プラテン駆動モータ14への通電、及びアンテナ2への通電等を制御する。コントローラ7を複数のマイクロコンピュータによって構成してもよい。
本実施形態のプリンタ100は、ロール体Tとして、内径が異なる第1ロール体T1及び第2ロール体T2を用いることができる。これに対応して、アンテナ2は、図2A〜図3に示すように、第1ロール体T1に取り付けられた通信タグ64と通信するための第1ループアンテナ21と、第2ロール体T2に取り付けられた通信タグ65と通信するための第2ループアンテナ22と、で構成される。なお、第1ループアンテナ21と第2ループアンテナ22とは、それぞれ独立して設けられる。
図2A、図2Bに示すように、媒体供給部4は、水平方向に延在してロール体T(T1、T2)を保持する媒体供給軸42(媒体保持部)と、鉛直方向に延在して媒体供給軸42を支持する壁部41と、媒体供給軸42に設けられてロール体Tが媒体供給軸42から外れることを防止する規制部43と、を備える。なお、図1では、壁部41及び規制部43については記載を省略している。
壁部41は、媒体供給軸42によって保持されたロール体Tの一方の側面をガイドする。
媒体保持部としての媒体供給軸42は、その基端が壁部41と連結するように壁部41に固定されているが、これに限定されるものではなく、例えば、壁部41と一体に成形されてもよい。
図2Aに示すように、第1ロール体T1は、円筒状の紙管61と、紙管61に巻回されたロール状の印字媒体M1と、紙管61の内側(内周面)に取り付けられた通信タグ64と、を有する。第1ロール体T1は、内径d1を有する。
通信タグ64は、印字媒体M1に関する情報が書き込まれたICチップ64aと、ICチップ64aと接続されたループアンテナ64bと、を備える。
本実施形態では、通信タグのアンテナとしてのループアンテナ64bは四角形状を有し、その一辺が第1ロール体T1の軸線方向と直交する面に沿うように配置される。
図2Bに示すように、第2ロール体T2は、円筒状の紙管62と、紙管62に巻回されたロール状の印字媒体M2と、紙管62の内側(内周面)に取り付けられた通信タグ65と、を有する。第2ロール体T2は、第1ロール体T1の内径d1よりも大きい内径d2を有する。
通信タグ65は、印字媒体M2に関する情報が書き込まれたICチップ65aと、ICチップ65aと接続されたループアンテナ65bと、を備える。
本実施形態では、通信タグのアンテナとしてのループアンテナ65bは四角形状を有し、その一辺が第2ロール体T2の軸線方向と直交する面に沿うように配置される。
なお、図1〜図2Bでは、便宜上、通信タグ63、64、65に厚みを持たせていることから、紙管6、61、62にそれぞれが埋め込まれた態様となっている。しかしながら、通信タグ63、64、65は、紙管6、61、62の内周面に貼りつけてもよい。
規制部43は、媒体供給軸42の上下方向の頂点Aよりも上方に延伸して設けられ、ロール体Tと当接することによって、ロール体Tが媒体供給軸42の先端から脱落してしまうことを防止する。すなわち、規制部43が媒体供給軸42によって保持されたロール体Tの他方の側面をガイドすることによって、ロール体Tが壁部41と規制部43との間に位置する。
規制部43は、図2A、図2Bに白抜き矢印で示すように、使用するロール体Tの幅に合わせて位置を移動させることができる。また、媒体供給軸42の先端まで移動させると、媒体供給軸42の軸線方向と平行になるまで倒すことができるようになっている。
壁部41における媒体供給軸42とは反対側(裏側)には、媒体供給軸42の軸線方向(すなわち、媒体供給軸42に保持されたロール体Tの軸線方向)と直交する面に沿うようにアンテナ2(第1ループアンテナ21、第2ループアンテナ22)が設けられる。
第1ループアンテナ21は、図2A、図3に示すように、媒体供給軸42の軸線方向からみて媒体供給軸42を取り囲む円環状に形成されており、第1ロール体T1と同じ内径d1を有する。
第2ループアンテナ22は、図2B、図3に示すように、媒体供給軸42の軸線方向からみて媒体供給軸42を取り囲む円環状に形成されており、第2ロール体T2と同じ内径d2を有する。
第1ループアンテナ21及び第2ループアンテナ22は、媒体供給軸42の軸線方向からみて、それぞれの上下方向の頂点が、媒体供給軸42の上下方向の頂点Aを基準点として、その近傍に位置するように配置されている。
第1ループアンテナ21及び第2ループアンテナ22は、媒体供給軸42の軸線方向からみて、それぞれの上下方向の頂点が媒体供給軸42の上下方向の頂点A(基準点)と一致するように配置されることが好ましい。
本実施形態では、第1ループアンテナ21は、第1ロール体T1と同じ内径d1を有する。よって、第1ロール体T1が媒体供給軸42によって保持された場合、つまり、プリンタ100に第1ロール体T1がセットされた場合は、媒体供給軸42の軸線方向からみて、第1ロール体T1の内周円は、第1ループアンテナ21と重なる。これにより、第1ロール体T1が軸線周りに回転したときの通信タグ64の運動軌跡は、第1ループアンテナ21の形状と一致する。すなわち、第1ロール体T1が軸線周りに回転したときの通信タグ64の運動軌跡は、第1ループアンテナ21の形状と同じ軌跡を描く。
上記構成によれば、第1ロール体T1をプリンタ100にセットした状態で、通信タグ64が紙管61の内周面においてどの方向にあっても、通信タグ64と第1ループアンテナ21のアンテナ線との距離が一定となる。
よって、第1ロール体T1がプリンタ100にセットされた場合、コントローラ7は、第1ループアンテナ21を用いることで、第1ロール体T1の通信タグ64と適切に通信することができる。
つまり、上記構成によれば、第1ロール体T1をプリンタ100にセットする際に、通信タグ64を特定の方向に位置させるような煩雑な作業を行う必要がない。このように、第1ループアンテナ21は、第1ロール体T1に対応する。
本実施形態では、通信タグ64のループアンテナ64bと第1ループアンテナ21とは、平行(対向)ではなく、直交するように設けられている。すなわち、通信タグ64のループアンテナ64bと第1ループアンテナ21とは、それぞれ設けられた面が直交する。しかしながら、通信タグ64を紙管61の内周面における壁部41側に配置してループアンテナ64bを第1ループアンテナ21に近づけることで、良好な通信状態を得ることができる。
また、本実施形態では、第2ループアンテナ22は、第2ロール体T2と同じ内径d2を有する。よって、第2ロール体T2が媒体供給軸42によって保持された場合、つまり、プリンタ100に第2ロール体T2がセットされた場合は、媒体供給軸42の軸線方向からみて、第2ロール体T2の内周円は、第2ループアンテナ22と重なる。これにより、第2ロール体T2が中心軸周りに回転したときの通信タグ65の運動軌跡は、第2ループアンテナ22の形状と一致する。すなわち、第2ロール体T2が軸線周りに回転したときの通信タグ65の運動軌跡は、第2ループアンテナ22の形状と同じ軌跡を描く。
上記構成によれば、第2ロール体T2をプリンタ100にセットした状態で、通信タグ65が紙管62の内周面においてどの方向にあっても、通信タグ65と第2ループアンテナ22のアンテナ線との距離が一定となる。
よって、第2ロール体T2がプリンタ100にセットされた場合、コントローラ7は、第2ループアンテナ22を用いることで、第2ロール体T2の通信タグ65と適切に通信することができる。
つまり、上記構成によれば、第2ロール体T2をプリンタ100にセットする際に、通信タグ65を特定の方向に位置させるような煩雑な作業を行う必要がない。このように、第2ループアンテナ22は、第2ロール体T2に対応する。
本実施形態では、通信タグ65のループアンテナ65bと第2ループアンテナ22とは、平行(対向)ではなく、直交するように設けられている。すなわち、通信タグ65のループアンテナ65bと第2ループアンテナ22とは、それぞれ設けられた面が直交する。しかしながら、通信タグ65を紙管62の内周面における壁部41側に配置してループアンテナ65bを第2ループアンテナ22に近づけることで、良好な通信状態を得ることができる。
上述したように、第1ループアンテナ21及び第2ループアンテナ22は、媒体供給軸42の軸線方向からみて、それぞれの上下方向の頂点が、媒体供給軸42の上下方向の頂点Aを基準点として、その近傍に位置するように配置されている。これは、言い換えると、第1ループアンテナ21及び第2ループアンテナ22は、それぞれが対応するロール体T(T1、T2)の通信タグ63(64、65)との通信が可能な限度において、媒体供給軸42の軸線方向からみて、それぞれの上下方向の頂点が、基準点に対して所定の範囲内に位置していればよいということである。
コントローラ7は、第1ループアンテナ21への通電を行うタイミングと、第2ループアンテナ22への通電を行うタイミングとをずらすように制御することができる。すなわち、第1ループアンテナ21への通電を行うタイミングと第2ループアンテナ22への通電を行うタイミングとが重ならないように制御することができる。
これによれば、第1ループアンテナ21と第2ループアンテナ22との間の電波干渉を防止することができるので、プリンタ100にセットされたロール体T(T1、T2)の通信タグ63(64、65)との通信を適切に行うことができる。
続いて、図4に示すフローチャートを参照しながら、コントローラ7が実行するアンテナ2への通電処理について説明する。
プリンタ100の電源がONになると、コントローラ7が起動してステップS1に進む。
ステップS1では、コントローラ7は、アンテナ2への通電を行う。アンテナ2への通電が行われると、コントローラ7は、アンテナ2を介して、通信タグ63から印字媒体Mの情報を読み取ることができる。
ステップS2では、コントローラ7は、ヘッド位置検出センサ17から入力された検出信号に基づき、ヘッドユニット11がヘッドオープン位置からヘッドクローズ位置へ移動したかを判定する。
コントローラ7は、ヘッドユニット11がヘッドオープン位置からヘッドクローズ位置へ移動したと判定すると、処理をステップS1に移行してアンテナ2への通電を行う。また、ヘッドユニット11がヘッドオープン位置からヘッドクローズ位置へ移動していないと判定すると、ステップS2の処理を繰り返し実行する。
このように、アンテナ2への通電は、常に行われるものではなく、特定のタイミングに行われる。すなわち、プリンタ100の電源を入れたとき、及びヘッドユニット11がヘッドオープン位置からヘッドクローズ位置へ移動する動作があったときに行われるのが最適である。なお、印字中、つまり、ロール体Tが回転している間(プリンタの稼働中)にアンテナ2への通電が行われてもよい。
プリンタ100の電源を入れたときにアンテナ2への通電を実行するのは、電源がOFFの間にロール体Tが交換されている可能性があるからである。ヘッドユニット11がヘッドオープン位置からヘッドクローズ位置へ移動する動作があったときも同様に、ヘッドユニット11がヘッドオープン位置にある間にロール体Tの交換が行われている可能性があるからである。
これにより、ロール体Tのプリンタ100への交換が行われた可能性があるタイミング、すなわち、印字媒体Mの情報を読み取る必要があるタイミングに、アンテナ2への通電が行われる。その結果、アンテナ2への通電による電力消費を効果的に抑制することができるとともに、コントローラ7の処理コストを低減することができる。
なお、図4のフローチャートに従った処理は、プリンタ100の電源がOFFになるまで継続して実行される。
以上述べたように、本実施形態に係るプリンタ100は、帯状の印字媒体M(M1、M2)を巻回してなるロール体T(T1、T2)を保持する媒体供給軸42と、ロール体T(T1、T2)の一方の側面をガイドする壁部41と、を備え、ロール体T(T1、T2)の内側に取り付けられた通信タグ63(64、65)と通信するための複数のアンテナ(ループアンテナ21、22)が、媒体供給軸42に保持されたロール体T(T1、T2)の軸線方向と直交する面に沿って壁部41に設けられる。
これによれば、内径が異なるロール体T(T1、T2)それぞれに対応するように複数のループアンテナ21、22それぞれを構成することができる。よって、内径が異なる様々なロール体T(T1、T2)を使用可能なプリンタ100であっても、ロール体T(T1、T2)をプリンタ100にセットするだけで、当該ロール体T(T1、T2)に対応するループアンテナ21、22を用いてロール体T(T1、T2)に取り付けられた通信タグ63(64、65)との通信を適切に行うことができ、印字媒体M(M1、M2)の情報を取得できる。
また、アンテナ2は、ループアンテナ21、22であり、ロール体T(T1、T2)の軸線方向からみて、ループアンテナ21、22の上下方向の頂点が、媒体供給軸42の上下方向の頂点Aを基準点として所定の範囲内に位置する。
ロール体T(T1、T2)が媒体供給軸42によって保持されると、ロール体T(T1、T2)は、媒体供給軸42に吊り下げられた状態となる。よって、通信タグ63(64、65)が上方に位置するようにロール体T(T1、T2)がプリンタ100にセットされた状態では、ループアンテナ21、22のアンテナ線と通信タグ63(64、65)との距離が近くなる。これにより、通信タグ63(64、65)との通信を適切に行うことができる。
また、ループアンテナ21、22は、円環状に形成される。
これによれば、ロール体T(T1、T2)が媒体供給軸42によって保持された状態では、通信タグ63(64、65)がロール体T(T1、T2)の内側においてどの方向にあっても、ループアンテナ21、22と、それぞれに対応するロール体T(T1、T2)に取り付けられた通信タグ63(64、65)との距離が一定の範囲内に収まる。よって、プリンタ100にセットされたロール体T(T1、T2)に対応するループアンテナ21、22を用いることで、ロール体T(T1、T2)の通信タグ63(64、65)と適切に通信することができる。
また、複数のループアンテナ21、22のそれぞれは、内径が異なる複数のロール体T(T1、T2)のそれぞれと対応し、ロール体T(T1、T2)が回転したときの通信タグ63(64、65)の運動軌跡は、対応するループアンテナ21、22の形状と同じ軌跡を描く。
これによれば、ロール体T(T1、T2)が媒体供給軸42によって保持された状態では、通信タグ63(64、65)がロール体T(T1、T2)の内側においてどの方向にあっても、ループアンテナ21、22と、それぞれに対応するロール体T(T1、T2)に取り付けられた通信タグ63(64、65)との距離が最短となる。よって、プリンタ100にセットされたロール体T(T1、T2)に対応するループアンテナ21、22を用いることで、ロール体T(T1、T2)の通信タグ63(64、65)とより適切に通信することができる。
また、通信タグ63(64、65)は、ロール体T(T1、T2)の円筒状の紙管6(61、62)に取り付けられる。
また、媒体供給軸42にはロール体T(T1、T2)の他方の側面をガイドする規制部43が設けられ、ロール体T(T1、T2)が媒体供給軸42によって保持された状態において、通信タグ63(64、65)は、ロール体T(T1、T2)における壁部41側に位置する。
これによれば、ループアンテナ21、22のアンテナ線と通信タグ63(64、65)との距離を近くできる。これにより、通信タグ63(64、65)との通信を適切に行うことができる。
また、壁部41に設けられたループアンテナ21、22と通信タグ63(64、65)が有するループアンテナ64b、65bとは、それぞれ設けられた面が直交する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、通信タグ63(64、65)は、ロール体T(T1、T2)の紙管6(61、62)の内側に取り付けられている。しかしながら、例えば、ロール体T(T1、T2)が紙管6(61、62)を備えない場合は、ロール状の印字媒体M(M1、M2)の内側(内周面)に直接取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、アンテナ2は、第1ループアンテナ21と第2ループアンテナ22とを有するが、アンテナ2を構成するループアンテナの数は3つ以上であってもよい。
また、プリンタ100は、内径が異なる3種類以上のロール体Tを使用可能であってもよい。
また、上記実施形態では、コントローラ7が通信タグ63(64、65)と通信するタグリーダとしての機能を備えているが、コントローラ7と通信可能なタグリーダをコントローラ7とは別に設けてもよい。
また、ループアンテナ64b、65bの形状は、四角形状以外の形状であってもよい。
1 印字機構
2 アンテナ
4 媒体供給部
5 カッター
6 紙管
7 コントローラ
8 排出口
9 媒体位置検出センサ
10 ガイド軸
11 ヘッドユニット
12 プラテンローラ
13 支持軸
14 プラテン駆動モータ
15 印字部
16 サーマルヘッド
17 ヘッド位置検出センサ
21 第1ループアンテナ
22 第2ループアンテナ
41 壁部
42 媒体供給軸(媒体保持部)
43 規制部
61 紙管
62 紙管
63 通信タグ
64 通信タグ
64a ICチップ
64b ループアンテナ(通信タグのアンテナ)
65 通信タグ
65a ICチップ
65b ループアンテナ(通信タグのアンテナ)
100 プリンタ
M 印字媒体
M1 印字媒体
M2 印字媒体
T ロール体
T1 ロール体
T2 ロール体

Claims (7)

  1. 帯状の印字媒体を巻回してなるロール体を保持する媒体保持部と、
    前記ロール体の一方の側面をガイドする壁部と、
    を備え、
    前記ロール体の内側に取り付けられた通信タグと通信するための複数のアンテナが、前記媒体保持部に保持された前記ロール体の軸線方向と直交する面に沿って前記壁部に設けられる、
    プリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記複数のアンテナは、ループアンテナであり、前記ロール体の軸線方向からみて、前記ループアンテナの上下方向の頂点が、前記媒体保持部の上下方向の頂点を基準点として所定の範囲内に位置する、
    プリンタ。
  3. 請求項2に記載のプリンタであって、
    前記ループアンテナは、円環状に形成される、
    プリンタ。
  4. 請求項2又は3に記載のプリンタであって、
    前記複数のループアンテナのそれぞれは、内径が異なる複数の前記ロール体のそれぞれと対応し、
    前記ロール体が回転したときの前記通信タグの運動軌跡は、対応する前記ループアンテナの形状と同じ軌跡を描く、
    プリンタ。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のプリンタであって、
    前記通信タグは、前記ロール体の円筒状の紙管に取り付けられる、
    プリンタ。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のプリンタであって、
    前記媒体保持部には前記ロール体の他方の側面をガイドする規制部が設けられ、
    前記ロール体が前記媒体保持部によって保持された状態において、前記通信タグは、前記ロール体における前記壁部側に位置する、
    プリンタ。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載のプリンタであって、
    前記壁部に設けられた前記アンテナと前記通信タグが有するアンテナとは、それぞれ設けられた面が直交する、
    プリンタ。
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