JP2014052764A - 媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】書き込み対象でないICタグに情報が書き込まれることを防止する。
【解決手段】プリンター1は、ICタグが設けられた媒体を搬送する搬送部52と、媒体のICタグと無線通信するタグ読書装置46と、搬送部52及びタグ読書装置46を制御する制御部54と、を備え、媒体の搬送経路上に、タグ読書装置46との間で通信ができない非通信領域を形成し、前記制御部54は、ICタグへの情報の書き込みに際し、通信可能なICタグの検出を行い、複数のICタグが検出された場合、ICタグを通信可能領域から非通信領域へと移動させ、通信不可能となったICタグを、情報を書き込む対象とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、媒体のICタグに情報を書き込み可能な媒体処理装置、当該媒体処理装置の制御方法、及び、当該媒体処理装置を制御するためのプログラムに関する。
従来、非接触のICタグ(RFIDタグ)が設けられた媒体(ラベル)に情報を書き込み可能に構成された媒体処理装置(ラベルプリンター)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−83459号公報
上述した媒体処理装置のように、ICタグに情報を書き込むものでは、書き込み対象でないICタグに情報が書き込まれ、ICタグに誤った情報が書き込まれた状態となることを防止する必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、書き込み対象でないICタグに情報が書き込まれることを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ICタグが設けられた媒体を搬送路に沿って搬送する搬送部と、無線通信により前記媒体のICタグに情報を書き込み、また、前記ICタグから情報を読み出す情報読書部と、前記搬送部を制御して、前記媒体の前記ICタグを、前記情報読書部との間で通信可能な通信可能領域に搬送し、前記情報読書部を制御して、前記通信可能領域に位置する前記ICタグに情報を書き込む制御部と、を備え、前記制御部は、前記ICタグへの情報の書き込みに際し、通信可能な前記ICタグの検出を行い、複数の前記ICタグが検出された場合、前記搬送部に、前記ICタグを前記通信可能領域から搬送経路上の前記情報読書部との間で通信ができない非通信領域へと移動させる動作を行わせ、当該動作に応じて、通信不可能となった前記ICタグを、情報を書き込む対象とすることを特徴とする。
ここで、通信可能領域に位置し、情報の書き込みを行うべきICタグを、通信可能領域から、非通信領域へと移動させた場合、当該移動に応じて、当該ICタグは、情報読書部と通信不可能な状態となる。このことを踏まえ、上記構成によれば、媒体処理装置は、ICタグへの情報の書き込みに際し、複数のICタグが検出された場合は、ICタグを通信可能領域から非通信領域へと移動させて、通信可能領域に位置していたICタグを特定してから、情報の書き込みを行う。このため、情報を書き込むべきではない誤ったICタグに情報の書き込みが行われることを防止できる。
また、本発明は、前記制御部は、前記搬送部に行わせた動作に応じて、通信不可能となった前記ICタグが存在しない場合、又は、複数の前記ICタグが通信不可能となった場合、所定の態様で警告を行うことを特徴とする。
この構成によれば、ICタグを、通信可能領域から非通信領域へと移動させる動作を行っても、通信不可能となるICタグが存在しない、又は、複数のICタグが通信不可能となる、という何らかのエラーが生じている状況下で、ICタグへ情報の書き込みが行われることを防止した上で、このようなエラーが生じていることを迅速に報知可能である。
また、本発明は、前記制御部は、前記ICタグへの情報の書き込みに際し、通信可能な前記ICタグの検出を行い、複数の前記ICタグが検出された場合、通信により複数の前記ICタグのそれぞれのタグ識別情報を取得して記憶し、前記搬送部に、前記ICタグを前記通信可能領域から前記非通信領域へと移動させる動作を行わせ、通信可能な前記ICタグの前記タグ識別情報を検出し、記憶した前記タグ識別情報のうち、検出されなかった前記タグ識別情報に係る前記ICタグを、情報を書き込む対象とすることを特徴とする。
この構成によれば、ICタグに付与されているタグ識別情報を利用して、ICタグを通信可能領域から非通信領域に移動させる動作を行ったときに、通信不可能となったICタグを確実に特定可能である。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ICタグが設けられた媒体を搬送路に沿って搬送する搬送部と、無線通信により前記媒体のICタグに情報を書き込み、また、前記ICタグから情報を読み出す情報読書部と、を備える媒体処理装置の制御方法であって、前記ICタグへの情報の書き込みに際し、通信可能な前記ICタグの検出を行い、複数の前記ICタグが検出された場合、前記搬送部に、前記ICタグを通信可能領域から、搬送経路上の前記情報読書部との間で通信ができない非通信領域へと移動させる動作を行わせ、当該動作に応じて、通信不可能となった前記ICタグを、情報を書き込む対象とすることを特徴とする。
この制御方法によれば、媒体処理装置は、ICタグへの情報の書き込みに際し、複数のICタグが検出された場合は、ICタグを通信可能領域から非通信領域へと移動させて、通信可能領域に位置していたICタグを特定してから、情報の書き込みを行う。このため、情報を書き込むべきではない誤ったICタグに情報の書き込みが行われることを防止できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ICタグが設けられた媒体を搬送路に沿って搬送する搬送部と、無線通信により前記媒体のICタグに情報を書き込み、また、前記ICタグから情報を読み出す情報読書部と、を備える媒体処理装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記媒体の搬送経路上に、前記情報読書部との間で通信ができない非通信領域を形成した上で、前記制御部に、前記ICタグへの情報の書き込みに際し、通信可能な前記ICタグの検出を行わせ、複数の前記ICタグが検出された場合、前記搬送部に、前記ICタグを通信可能領域から、前記搬送経路上の前記情報読書部との間で通信ができない非通信領域へと移動させる動作を行わせ、当該動作に応じて、通信不可能となった前記ICタグを、情報を書き込む対象とさせることを特徴とする。
このプログラムによれば、媒体処理装置は、ICタグへの情報の書き込みに際し、複数のICタグが検出された場合は、ICタグを通信可能領域から非通信領域へと移動させて、通信可能領域に位置していたICタグを特定してから、情報の書き込みを行う。このため、情報を書き込むべきではない誤ったICタグに情報の書き込みが行われることを防止できる。
本発明によれば、書き込み対象でないICタグに情報が書き込まれることを防止することができる。
本実施形態に係るプリンターの斜視図である。 カバーを開けた状態のプリンターの斜視図である。 プリンター本体の内部機構を示す説明図である。 プリンターの制御系の構成を示す機能ブロック図である。 プリンターの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1はプリンター1(媒体処理装置)の斜視図である。
本実施形態に係るプリンター1は、空港における航空会社のサービスカウンター等に設けられ、いわゆるバゲッジタグを発行するものである。プリンター1によって発行されるバゲッジタグは、ICタグを搭載しており、このICタグに、荷物(バゲッジ)を搭乗すべき飛行機の便の番号や、バゲッジタグを発行した日時等、予め定められた必要な情報が記録される。また、バゲッジタグの表面には、飛行機の便番号や、荷物の所有者の氏名等、予め定められた必要な情報が印刷される。
プリンター1は、印刷を実行するプリンター本体3にロール紙7(媒体)を供給する給紙装置2を備えて構成される。給紙装置2は、プリンター本体3に着脱可能に接続されるベース板4と、このベース板4に取り付けられている垂直支持板5と、垂直支持板5の上端側の部位に水平に取り付けられているロール紙支軸6とを備えている。ロール紙支軸6には、その先端側からロール紙7が装着される。ロール紙支軸6の先端部には、ロール紙支軸6に直交する方向にロール紙抜け止め用の抜け防止軸8が取り付けられている。また、ロール紙支軸6の根元側にはロール紙幅調整用の円盤状のスペーサー9が着脱可能に取り付けられており、幅の異なるロール紙を、手前側の側端を基準として装着可能となっている。
ロール紙7は、本実施形態では、空港において使用されるバゲッジタグ用のラベル用紙10(媒体)を巻き取ったものである。ロール紙7は、一定幅の連続する長尺の台紙に、所定の長さのラベル用紙10が配置されたものである。各ラベル用紙10には所定の情報が書き込まれたRFIDタグ10A(ICタグ)が貼付または埋設(搭載)されている。なお、ベース板4を連続用紙の一つであるファンフォールド紙のトレイとして利用することも可能である。この場合には、給紙装置2を、ロール紙7およびファンフォールド紙の双方に給紙する装置として用いることができる。
プリンター本体3は、全体として前後に長い直方体形状をしたプリンター本体ケース11を備えている。プリンター本体ケース11の上面には、開閉自在にカバー16が設けられている。プリンター本体ケース11の後端面11a(図2参照)と、カバー16の先端部との間には、用紙挿入口26が形成されている。さらに、プリンター本体ケース11の前端面11bには、その上下方向の中程の位置に用紙排出口28が形成されている。
図2はカバー16を開けた状態のプリンター本体3を示す斜視図である。
図2に示すように、カバー16を回動させて開くと上面開口部13が露出する。また、プリンター本体ケース11の右側の側面14には、上面開口部13から連続する側面開口部15が形成される。
カバー16は、図1に示す閉じ位置において上面開口部13および側面開口部15を封鎖する。カバー16は、上面開口部13を封鎖するカバー天板部分17と、側面開口部15を封鎖するカバー側板部分18とを備えており、カバー天板部分17におけるプリンター本体3の前側の端部を中心として、図1に示す閉じ位置から図2に示す全開位置まで開くことができる。カバー16を開くと、プリンター本体ケース11の内部に形成されているラベル用紙10の搬送経路19、及び搬送経路19の上側に形成されている用紙溜まり部20が開放状態となり、これらに対して、上面開口部13及び側面開口部15からアクセス可能になる。
搬送経路19の幅方向の一方の側端、すなわちプリンター本体3の右側の側端は、図2に示すように、カバー側板部分18の内側に形成されている第1用紙ガイド21によって規定されている。また、幅方向の他方の側端は、搬送経路19の底面を規定している底板24に着脱可能に取り付けた第2用紙ガイド22および第3用紙ガイド23のいずれかによって規定される。第2用紙ガイド22が取り付けられている場合には、第1用紙ガイド21および第2用紙ガイド22によって規定される幅のラベル用紙10をガイド可能であり、第2用紙ガイド22を外すと、第1用紙ガイド21および第3用紙ガイド23によって規定される広幅のラベル用紙10をガイド可能になる。
用紙挿入口26の内側には、プリンター本体ケース11の側に下側ガイドローラー27aが取り付けられており、カバー16側には、カバー16が図1の閉じ位置にある場合に、下側ガイドローラー27aに対向する上側ガイドローラー27bが取り付けられている。
プリンター本体3は、USBケーブル29を介して、後述するホストコンピューター55(図4)に接続され、ホストコンピューター55との間で印刷コマンドや印刷データを送受信する。
図3(A)は、プリンター本体3の内部機構を示す説明図である。
プリンター本体3の内部機構は、プリンター本体ケース11によって覆われている板金製の本体フレーム30にプリンター本体3の構成部品が搭載された構成となっている。本体フレーム30には上方に突出した左右の支持腕31が形成されており、これらの支持腕31の間にヒンジ軸32が、プリンター本体ケース11の幅方向に平行に架け渡されて、カバー16がヒンジ軸32の軸まわりに回動自在となっている。
プリンター本体3の内部においては、用紙溜まり部20の前側の部位において、用紙挿入口26よりも下方の位置にテンションローラー36が幅方向に架け渡されている。また、用紙挿入口26と用紙排出口28との間には、テンションローラー36、及びテンションローラー36の前方に位置するプラテンローラー42を経由するラベル用紙10の搬送経路39が形成されている。
搬送経路39は、用紙挿入口26に近い上流側の傾斜搬送経路39Aと、下流側の傾斜搬送経路39Bと、さらに下流側において用紙排出口28近傍の水平搬送経路39Cとによって構成される。傾斜搬送経路39Aは、用紙挿入口26から下向きに傾斜して延び、テンションローラー36に至る経路である。また、傾斜搬送経路39Bは、テンションローラー36から下流側において上方に向けて傾斜して延び、プラテンローラー42に達する経路である。傾斜搬送経路39Bは、上下に対向して配置された用紙ガイド37、38によって形成される。また、水平搬送経路39Cは、プラテンローラー42から下流側すなわち前側に水平に延びて用紙排出口28に繋がる経路である。
傾斜搬送経路39Bには、ラベル用紙10に印刷を行うサーマルヘッド41が下向きに配置され、サーマルヘッド41には下側からプラテンローラー42が対向して配置されている。プラテンローラー42は、サーマルヘッド41の発熱面に押し付けて配置され、プラテンローラー42の回転によってラベル用紙10が搬送される。また、水平搬送経路39C上には、用紙排出口28の近傍にオートカッターユニット43が配置されており、サーマルヘッド41により印刷された印刷媒体(例えば、ラベル用紙10)はオートカッターユニット43により切断される。
ラベル用紙10に印刷する場合、まず、カバー16が開かれて、ユーザーの作業によって給紙装置2にセットされたラベル用紙10が引き出されて、用紙挿入口26から挿入される。このラベル用紙10は、第1用紙ガイド21と第2用紙ガイド22あるいは第3用紙ガイド23にガイドされながら、傾斜搬送経路39Aを通って、テンションローラー36に導かれる。さらに、ラベル用紙10は、テンションローラー36から傾斜搬送経路39Bに沿ってサーマルヘッド41とプラテンローラー42の間に搬送され、水平搬送経路39Cを通って用紙排出口28から引き出された状態にセットされる。ここで、カバー16が閉じられると、ラベル用紙10の先端がプラテンローラー42とサーマルヘッド41とに挟まれて搬送可能となる。
プリンター本体ケース11内には、RFIDタグ10Aに対してデータの書き込み及びデータの読み出しを行うタグ読書装置46(情報読書部)が配置されている。タグ読書装置46は、RFIDタグ10Aに対して無線信号を送受信するアンテナ44と、RF送受信回路45とを備えている。アンテナ44は、図3(A)に示すように、傾斜搬送経路39A(搬送経路)に向けて設けられ、傾斜搬送経路39Aが、タグ読書装置46によるデータの書き込み及びデータの読み出しが行われる読書位置となっている。すなわち、ラベル用紙10に付されたRFIDタグ10Aが傾斜搬送経路39Aの範囲に位置している間に、タグ読書装置46により、データの書込及びデータの読み取りが行われる。
RFIDタグ10Aは、タグ読書装置46等の外部の装置から送信される無線信号を受信するアンテナを備え、このアンテナに誘起される電力によりICを駆動する受動型のICタグである。本実施形態のタグ読書装置46及びRFIDタグ10Aは、無線タグとして一般的なプロトコルに従って無線信号を送受信する。
すなわち、タグ読書装置46は、RFIDタグ10Aに対するデータの書き込み又はデータの読み出しを行う場合に、まず、所定周波数の搬送波を送信し、この搬送波に重畳して検出用信号を送信する。タグ読書装置46が送信した搬送波によってRFIDタグ10Aのアンテナに起電力が誘起されると、この電力によりRFIDタグ10AのICがオンに切り替わり、検出用信号を受信して、この検出用信号に対して応答する信号を送信する。タグ読書装置46は、RFIDタグ10Aが送信した応答信号を受信すると、搬送波の出力を継続しながら、このRFIDタグ10Aをデータの書き込み及びデータの読み出しの対象として設定するとともに、データの書き込み及びデータの読み出しを開始する旨を通知する信号を送信する。その後は、タグ読書装置46が搬送波の出力を継続しながら、タグ読書装置46とRFIDタグ10Aとの間で無線信号が送受信され、RFIDタグ10Aに記録されているデータの読み出し、及び、RFIDタグ10Aが有するICの書き換え可能な記憶領域に対し、データの書込が行われる。
図4はプリンター1の制御系の構成を示す機能ブロック図である。
プリンター1は、上述した各部の他、ホストコンピューター55に接続される通信インターフェイス(I/F)51と、プリンター1の各部を制御する制御部54とを備えて構成される。通信インターフェイス51は、例えばUSB規格に準拠したコネクターやインターフェイス回路等を備え、ホストコンピューター55との間でコマンドや各種データを送受信する。
制御部54は、通信インターフェイス51を介してホストコンピューター55との間でコマンドや各種データを送受信するとともに、サーマルヘッド41、タグ読書装置46、搬送部52、及びオートカッターユニット43の各部を制御する。搬送部52は、プラテンローラー42、プラテンローラー42を駆動する搬送モーター(図示略)、及び、搬送モーターの駆動軸とプラテンローラー42とを連結するギヤ等により構成される構成部である。
制御部54は、ホストコンピューター55から入力される印刷コマンドと印刷データに従って、搬送部52を制御してラベル用紙10を搬送させ、サーマルヘッド41への通電を制御して、ラベル用紙10に文字、画像、バーコード等を印刷させる。例えば、ラベル用紙10がバゲッジタグとして使用される場合、ラベル用紙10には、取扱航空会社、出発空港、行き先の空港、トランジットする空港、このバゲッジタグを発行したカウンター、対応する搭乗券の番号、搭乗便等の名称やコードが印刷される。
また、制御部54は、搬送部52を制御して、印刷対象のラベル用紙10に付されているRFIDタグ10Aを傾斜搬送経路39A上に停止させる。
また、制御部54は、タグ読書装置46を制御して、RFIDタグ10Aに対するデータ読み出し及びデータ書き込みを実行させる。より詳細には、タグ読書装置46を制御して、RFIDタグ10AのICが記憶しているデータを読み取り、続いて、ラベル用紙10に印刷する内容に対応したデータをRFIDタグ10AのICに書き込む。例えば、本実施形態のようにラベル用紙10がバゲッジタグとして使用される場合、取扱航空会社、出発空港、行き先の空港、トランジットする空港、このバゲッジタグを発行したカウンター、対応する搭乗券の番号、搭乗便等を示すデータをRFIDタグ10Aに書き込む。
また、制御部54は、通信インターフェイス51によりホストコンピューター55との間のコマンド及びデータの送受信を実行する。
記憶部57は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。
ここで、上述したとおり、タグ読書装置46が搬送波の送信を開始すると、この搬送波を受信可能な範囲に位置する全てのRFIDタグ10Aがオンになり、応答信号を送信する。
これを踏まえ、本実施形態では、タグ読書装置46が出力する搬送波の指向性を利用して、傾斜搬送経路39Aに対するアンテナ44の位置を適切に設計する等して、傾斜搬送経路39Aに通信可能領域A1(図3(B))を形成し、ロール紙7に形成されたRFIDタグ10Aについて、傾斜搬送経路39Aに形成された通信可能領域A1に位置するRFIDタグ10A以外のタグには、搬送波が受信されない構成となっている。特に、図3(B)に示すように、搬送経路39において、用紙挿入口26よりも上流側には、非通信領域A2が形成され、当該非通信領域A2に位置しているRFIDタグ10Aには、確実に、アンテナ44から送信される搬送波が受信されない構成となっている。
図3(B)は、ある1枚のラベル用紙10の末端での切断が完了した直後の、プリンター1内におけるラベル用紙10の状態を、説明に適した態様で表す図である。つまり、図3(B)は、次に処理対象となるラベル用紙10(=次に発行されるバゲッジタグに対応するラベル用紙10)について、バゲッジタグの発行に係る処理が開始される前の状態を模式的に示している。ある1のバゲッジタグが発行された後、次のバゲッジタグの発行が開始される前の間は、基本的には、図3(B)に示す状態が維持される。
図3(B)に示すように、処理の開始前、ラベル用紙10の先端位置は、オートカッターユニット43の切断位置に対応する位置に位置しており、さらに、ラベル用紙10のRFIDタグ10Aは、傾斜搬送経路39Aに形成された通信可能領域A1に位置した状態となる。これは、バゲッジタグに係るラベル用紙10における先端位置からRFIDタグ10Aの離間距離が規格により定められおり、当該離間距離を踏まえて、処理の開始前は傾斜搬送経路39AにRFIDタグ10Aが位置するように、傾斜搬送経路39Bの長さや、その他の付随する部材、機構が設計されているからである。
このような構成のため、ある1のラベル用紙10に対して、バゲッジタグの発行に係る各種処理を開始する場合において、上述した手段により、通信可能なRFIDタグ10Aの検出を行った場合、プリンター1の近傍に処理済のラベル用紙10が載置される等のイレギュラーな状態とならない限り、処理対象となるラベル用紙10のRFIDタグ10A(=傾斜搬送経路39Aに形成された通信可能領域A1に位置するラベル用紙10)のみが検出される。
以上のような構成の下、プリンター1は、以下のようにしてバゲッジタグを発行する。
ある1枚のバゲッジタグを発行する場合のプリンター1の基本的な動作について簡単に説明する。まず、制御部54は、図3(B)に示す状態のラベル用紙10について、搬送部52と、サーマルヘッド41とを制御して、ラベル用紙10の搬送と、サーマルヘッド41の駆動とを適切なタイミングで行い、処理対象となるラベル用紙10の表面の適切な位置に所定の情報を印刷する。また、制御部54は、ラベル用紙10の搬送に伴って、適切なタイミングで、RFIDタグ10Aと通信し、必要な情報を読み出し、また、必要な情報を書き込む。情報の読み書きに係る制御については、後に詳述する。このようにして、ラベル用紙10の表面に必要な情報を印刷し、また、RFIDタグ10Aに必要な情報を書き込んだ後、制御部54は、搬送部52を制御してロール紙7をさらに搬送し、処理対象となるラベル用紙10の末端を、オートカッターユニット43による切断位置に対応する位置まで搬送する。次いで、制御部54は、オートカッターユニット43を制御して、処理対象となるラベル用紙10の末端を切断する。
以上により、ラベル用紙10がロール紙7から切り離されて、1枚のバゲッジタグの発行が完了する。
ところで、本実施形態に係るプリンター1では、タグ読書装置46が出力する搬送波の指向性を利用して、ロール紙7に搭載されたRFIDタグ10Aについて、傾斜搬送経路39Aに形成された通信可能領域A1のRFIDタグ10A以外のタグに搬送波が届かないようにしている構造上、例えば、処理済(情報を書き込み済)のラベル用紙10等がプリンター1の非常に近傍に載置される等した場合に、当該ラベル用紙10のRFIDタグ10Aが搬送波を受信可能な状態となってしまう場合がある。このような場合において、プリンター1の近傍に載置されたラベル用紙10のRFIDタグ10Aに情報が上書きされてしまった場合、当該RFIDタグ10Aに、誤った情報が書き込まれた状態となる可能性があるため、このような書き込みが行われることを防止する必要がある。
以上を踏まえ、本実施形態に係るプリンター1は、以下の動作を実行する。
図5は、本実施形態に係るプリンター1が、1つのバゲッジタグを発行するため、処理対象となるラベル用紙10のRFIDタグ10Aに情報を書き込むときの動作を示すフローチャートである。
以下の説明において、動作の開始前は、処理対象のラベル用紙10が、図3(B)に示す状態にあるものとする。また、制御部54の機能は、CPUがプログラムを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
RFIDタグ10Aへの情報の書き込みに際し、まず、プリンター1の制御部54は、タグ読書装置46を制御して、検出用信号を送信し、その応答信号の受信状況により、通信可能なRFIDタグ10Aを検出する検出処理を行う(ステップSA1)。次いで、制御部54は、ステップSA1の検出処理の結果、通信可能なRFIDタグ10Aが、1つも検出されなかったか否かを判別する(ステップSA2)。
ステップSA2において、通信可能なRFIDタグ10Aが1つも検出されない場合として、例えば、以下の状態が想定される。すなわち、何らかの原因で次に処理対象となるラベル用紙10が図3(B)に示す正常な位置に位置していないか、又は、次に処理対象となるラベル用紙10が図3(B)に示す正常な位置に位置しているものの、当該ラベル用紙10のRFIDタグ10Aが壊れており、タグ読書装置46と通信できない状態が想定される。これを踏まえ、通信可能なRFIDタグ10Aが1つも検出されなかった場合(ステップSA2:YES)、制御部54は、その旨警告し、処理を一時停止する(ステップSA3)。警告は、例えば、ホストコンピューター55に所定のデータを出力し、ホストコンピューター55が備える表示パネルに、通信可能なRFIDタグ10Aが1つも検出されなかった旨を示す情報を表示したり、また、プリンター1自体がLEDや、表示パネルを備えている場合は、LEDを所定の態様で点灯/消灯したり、表示パネルにその旨を示す情報を表示したりすることによって行われる。この点は、以下で行われる別のケースの警告も同様である。
ステップSA3における警告により、ユーザーは、何らかのイレギュラーな状態が発生していることを迅速、かつ、確実に認識できる。その後、ユーザーは、例えば、原因を究明した上で、次に処理対象となるラベル用紙10が正常な位置に位置し、かつ、プリンター1の近傍に処理済のバゲッジタグ等、RFIDタグ10Aが存在しない状態を作り、処理対象となるラベル用紙10のRFIDタグ10Aのみがタグ読書装置46と通信できる状態とし、改めて、バゲッジタグの発行に係る処理の開始を指示する。
ステップSA2において、通信可能なRFIDタグ10Aが検出されたと判別した場合(ステップSA2:NO)、制御部54は、検出されたRFIDタグ10Aが、「1つ」であるか否かを判別する(ステップSA4)。
検出されたRFIDタグ10Aが「1つ」である場合、プリンター1は、以下の状態にある。すなわち、次に処理対象となるラベル用紙10が、図3(B)に示す正常な位置に位置しており、かつ、プリンター1の近傍に通信可能なRFIDタグ10Aが存在しない状態である。これを踏まえ、検出されたRFIDタグ10Aが「1つ」である場合(ステップSA4:YES)、制御部54は、検出されたRFIDタグ10Aを、情報の書き込み対象とし(ステップSA5)、情報の書き込みを行う(ステップSA6)。
一方、ステップSA4において検出されたRFIDタグ10Aが「1つ」ではないと判別した場合、換言すれば、検出されたRFIDタグ10Aが「複数」である場合(ステップSA4:NO)、制御部54は、処理手順をステップSA7へ移行する。検出されたRFIDタグ10Aが複数である場合、プリンター1は、以下の状態にあることが想定される。すなわち、プリンター1の近傍に、発行済のバゲッジタグ等、RFIDタグ10Aが存在している状態である。
ステップSA7において、制御部54は、タグ読書装置46を制御して、検出された全てのRFIDタグ10Aと通信し、全てのRFIDタグ10Aのタグ識別情報を取得し、記憶部57の所定の記憶領域に記憶する(ステップSA7)。
なお、タグ識別情報は、全てのRFIDタグ10Aについて、所定の規格に準拠して、RFIDタグ10Aのメモリーにおける特定の記憶領域に格納されており、制御部54は、所定のプロトコルに従った通信により、当該タグ識別情報を取得可能である。タグ識別情報は、RFIDタグ10Aのそれぞれについて、一意な値である。
次いで、制御部54は、搬送部52を制御して、ロール紙7を搬送方向と逆方向に予め定められた所定量だけ搬送し、通信可能領域A1に位置しているRFIDタグ10Aの全領域を、通信可能領域A1の外側の非通信領域A2の確実に位置させる(ステップSA8)。当該搬送により、処理対象のラベル用紙10のRFIDタグ10Aは、タグ読書装置46と通信可能な状態から、通信不可能な状態へと移行する。
次いで、制御部54は、タグ読書装置46を制御して、検出用信号を送信し、その応答信号の受信状況により、通信可能なRFIDタグ10Aを検出する検出処理を行う(ステップSA9)。次いで、制御部54は、タグ読書装置46を制御して、ステップSA9の検出処理によって検出されたRFIDタグ10Aのそれぞれと通信し、それぞれのRFIDタグ10Aからタグ識別情報を取得(検出)する(ステップSA10)。次いで、制御部54は、ステップSA7で記憶したタグ識別情報と、ステップSA10で取得したタグ識別情報とを比較する(ステップSA11)。次いで、制御部54は、ステップSA11における比較の結果、ステップSA10で取得したタグ識別情報が、ステップSA7で記憶したタグ識別情報から1つ減っている状態であるか否かを判別する(ステップSA12)。
ステップSA10で取得したタグ識別情報が、ステップSA7で記憶したタグ識別情報から1つ減っている状態とは、具体的には、以下の状態である。すなわち、ステップSA8の搬送により、処理対象となるラベル用紙10のRFIDタグ10Aが、通信可能領域A1から非通信領域A2へと移動したことにより、検出処理によって検出可能な状態から、検出処理によって検出不可能な状態となる。これに伴って、ステップSA9の検出処理によって検出されるRFIDタグ10Aが、ステップSA1の検出処理によって検出されるRFIDタグ10Aから「1つ」減った状態となっている。従って、ステップSA9の検出処理で検出されなくなったRFIDタグ10Aが、ステップSA8の搬送の前に、通信可能領域A1に位置していたRFIDタグ10A、換言すれば、情報を書き込むべきRFIDタグ10Aということである。
以上を踏まえ、ステップSA12において、タグ識別情報が1つ減っている状態である場合(ステップSA12:YES)、制御部54は、ステップSA10で取得することができなくなったタグ識別情報(=1つ減った識別情報)を有するRFIDタグ10Aを、情報の書き込み対象として特定する(ステップSA13)。そして、制御部54は、ステップSA8において、搬送方向と逆方向に搬送した搬送量と対応する搬送量分、ロール紙7を搬送方向に搬送することにより、処理対象となるラベル用紙10を、図3(B)の状態とする(ステップSA14)。当該ステップSA14の搬送に係る処理により、ステップSA9の検出処理で検出できなくなったRFIDタグ10Aについて、タグ読書装置46との間で通信可能な状態となる。次いで、制御部54は、タグ読書装置46を制御して、ステップSA12において「1つ」減ったと判別されたタグ識別情報を有するRFIDタグ10Aと通信し、当該RFIDタグ10Aに対して情報の書き込みを行う(ステップSA15)。これにより、プリンター1の近傍に載置された発行済のバゲッジタグのRFIDタグ10A等に誤って情報が上書きされることなく、処理対象となるラベル用紙10のRFIDタグ10Aに対して正常に情報の書き込みが行われる。
一方、ステップSA12において、タグ識別情報が1つ減っている状態ではない、と判別した場合(ステップSA12:NO)、何らかのエラーが発生しているため、制御部54は、その旨警告する(ステップSA16)。なお、タグ識別情報が1つ減っている状態ではない、ということは、換言すれば、検出されなくなったタグ識別情報が1つもないか、又は、ロール紙7の搬送に伴って、複数のタグ識別情報が検出されなくなった状態である。当該警告により、ユーザーは、何らかのエラーが発生していることを迅速、かつ、確実に認識することができ、対応する処理(原因の究明等)を即座に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係るプリンター1では、ロール紙7の(媒体)の搬送経路39上に、タグ読書装置46(情報読書部)との間で通信ができない非通信領域A2を形成している。そして、制御部54は、RFIDタグ10Aへの情報の書き込みに際し、通信可能なRFIDタグ10Aの検出を行い、複数のRFIDタグ10Aが検出された場合、搬送部52に、RFIDタグ10Aを通信可能領域A1から非通信領域A2へと移動させる動作を行わせ、当該動作に応じて、通信不可能となったRFIDタグ10Aを、情報を書き込む対象とする。
この構成によれば、プリンター1は、RFIDタグ10Aへの情報の書き込みに際し、複数のRFIDタグ10Aタグが検出された場合は、RFIDタグ10Aを通信可能領域A1から非通信領域A2へと移動させて、通信可能領域A1に位置していたRFIDタグ10Aを特定してから、情報の書き込みを行う。このため、情報を書き込むべきではない誤ったRFIDタグ10Aに情報の書き込みが行われることを防止できる。
また、本実施形態では、制御部54は、搬送部52に行わせた動作に応じて、通信不可能となったRFIDタグ10Aが存在しない場合、又は、複数のRFIDタグ10Aが通信不可能となった場合、所定の態様で警告を行う。
この構成によれば、何らかのエラーが生じている状況下で、RFIDタグ10Aへ情報の書き込みが行われることを防止した上で、このようなエラーが生じていることを迅速に報知可能である。
また、本実施形態では、制御部54は、RFIDタグ10Aへの情報の書き込みに際し、通信可能なRFIDタグ10Aの検出を行い、複数のRFIDタグ10Aが検出された場合、通信により複数のRFIDタグ10Aのそれぞれのタグ識別情報を取得して記憶し、搬送部52に、RFIDタグ10Aを通信可能領域A1から非通信領域A2へと移動させる動作を行わせ、通信可能なRFIDタグ10Aのタグ識別情報を検出し、記憶したタグ識別情報のうち、検出されなかったタグ識別情報に係るICタグを、情報を書き込む対象とする。
この構成によれば、RFIDタグ10Aに付与されているタグ識別情報を利用して、RFIDタグ10Aを通信可能領域A1から非通信領域A2に移動させる動作を行ったときに、通信不可能となったRFIDタグ10Aを確実に特定可能である。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
なお、上記実施形態は本発明を適用した好ましい一態様を例示したものであり、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、プリンター本体ケース11の内部において、ラベル用紙10が搬送される傾斜搬送経路39A、傾斜搬送経路39B、及び水平搬送経路39Cからなる搬送経路が設けられた構成を例に挙げて説明したが、ラベル用紙10の搬送経路の傾斜、サーマルヘッド41の配置、オートカッターユニット43の配置等は任意である。また、タグ読書装置46が備えるアンテナ44は、ラベル用紙10が搬送される経路を向けて配置されていればよく、例えば、用紙挿入口26や用紙排出口28の近傍に設置してもよいが、プリンター本体ケース11の外への無線信号の漏洩を考慮すると、図3に示したようにプリンター本体ケース11内の中央部に配置されることが好ましい。
また、RFIDタグ10Aが搭載された媒体としてのラベル用紙10を、ロール紙7としてプリンター本体3の近傍の給紙装置2にセットした構成に限定されず、例えばカット紙にRFIDタグ10Aを付した構成として、このカット紙をプリンター本体3の近傍に集積配置した構成とすることも可能であるし、プリンター本体3から離れた箇所にロール紙7をセットしてもよい。さらに、プリンター本体ケース11とは別体としてタグ読書装置46を配置してもよい。
また、プリンター1は、感熱紙としてのラベル用紙10に印刷を行うサーマルヘッド41を備えた構成に限定されず、インクジェット式プリンターであってもよいし、レーザープリンターやドットインパクトプリンター等に本発明を適用することも可能である。さらに、プリンター1に、エラーを報知するためのブザーや発光部、表示画面等を設けてもよく、その他の細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
1…プリンター(媒体処理装置)、7…ロール紙(媒体)、10…ラベル用紙(媒体)、10A…RFIDタグ(ICタグ)、39…搬送経路、41…サーマルヘッド、52…搬送部、54…制御部、55…ホストコンピューター、57…記憶部、A1…通信可能領域、A2…非通信領域。

Claims (5)

  1. ICタグが設けられた媒体を搬送路に沿って搬送する搬送部と、
    無線通信により前記媒体のICタグに情報を書き込み、また、前記ICタグから情報を読み出す情報読書部と、
    前記搬送部を制御して、前記媒体の前記ICタグを、前記情報読書部との間で通信可能な通信可能領域に搬送し、前記情報読書部を制御して、前記通信可能領域に位置する前記ICタグに情報を書き込む制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記ICタグへの情報の書き込みに際し、通信可能な前記ICタグの検出を行い、
    複数の前記ICタグが検出された場合、前記搬送部に、前記ICタグを前記通信可能領域から搬送経路上の前記情報読書部との間で通信ができない非通信領域へと移動させる動作を行わせ、当該動作に応じて、通信不可能となった前記ICタグを、情報を書き込む対象とすることを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記搬送部に行わせた動作に応じて、通信不可能となった前記ICタグが存在しない場合、又は、複数の前記ICタグが通信不可能となった場合、所定の態様で警告を行うことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記ICタグへの情報の書き込みに際し、通信可能な前記ICタグの検出を行い、複数の前記ICタグが検出された場合、通信により複数の前記ICタグのそれぞれのタグ識別情報を取得して記憶し、前記搬送部に、前記ICタグを前記通信可能領域から前記非通信領域へと移動させる動作を行わせ、通信可能な前記ICタグの前記タグ識別情報を検出し、記憶した前記タグ識別情報のうち、検出されなかった前記タグ識別情報に係る前記ICタグを、情報を書き込む対象とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体処理装置。
  4. ICタグが設けられた媒体を搬送路に沿って搬送する搬送部と、
    無線通信により前記媒体のICタグに情報を書き込み、また、前記ICタグから情報を読み出す情報読書部と、を備える媒体処理装置の制御方法であって、
    前記ICタグへの情報の書き込みに際し、通信可能な前記ICタグの検出を行い、複数の前記ICタグが検出された場合、前記搬送部に、前記ICタグを通信可能領域から、搬送経路上の前記情報読書部との間で通信ができない非通信領域へと移動させる動作を行わせ、当該動作に応じて、通信不可能となった前記ICタグを、情報を書き込む対象とすることを特徴とする媒体処理装置の制御方法。
  5. ICタグが設けられた媒体を搬送路に沿って搬送する搬送部と、
    無線通信により前記媒体のICタグに情報を書き込み、また、前記ICタグから情報を読み出す情報読書部と、を備える媒体処理装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
    前記媒体の搬送経路上に、前記情報読書部との間で通信ができない非通信領域を形成した上で、
    前記制御部に、
    前記ICタグへの情報の書き込みに際し、通信可能な前記ICタグの検出を行わせ、複数の前記ICタグが検出された場合、前記搬送部に、前記ICタグを通信可能領域から、前記搬送経路上の前記情報読書部との間で通信ができない非通信領域へと移動させる動作を行わせ、当該動作に応じて、通信不可能となった前記ICタグを、情報を書き込む対象とさせることを特徴とするプログラム。
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