JP2017199386A - ラベル発行装置及びその制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】書込み部と印刷部との間に1枚以上のラベルが存在する場合でも、ボイドデータの印刷制御を簡略化する。
【解決手段】ラベル発行装置は、データ記憶部に記憶されたタグデータをタグバッファにセットする際にそのタグデータよりも枚数記憶部で記憶される枚数分後に搬送されるラベルに対するラベルデータをデータ記憶部から読み出してラベルバッファにセットする。そしてラベル発行装置は、書込み部によりタグデータが正しく書き込まれなかった場合に当該タグデータと対をなしてデータ記憶部に記憶されるラベルデータをボイドデータに変更する。
【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、RFID(Radio Frequency Identification)タグ付きのラベルを発行するラベル発行装置及びその制御プログラムに関する。
例えば物流倉庫では、この倉庫で保管される各物品にそれぞれバーコードラベルを付し、このラベルに印刷されたバーコードによって各物品を個別管理する仕組みとなっている。また最近では、バーコードラベルをRFIDタグ付きのラベルとし、バーコード以外の情報をRFIDタグのICチップで保存する仕組みも提案されている。このため、RFIDタグ付きのバーコードラベルを発行するラベル発行装置が開発されている。
この種のラベル発行装置は、一般に、ラベルの搬送方向に対して上流側にRFIDタグへの書込み部を設け、下流側にバーコード等の印刷部を設ける。そしてラベル発行装置の制御部は、書込み部を制御して搬送中のラベル(以下、搬送ラベルと称する)に設けられたRFIDタグに対して情報を非接触で書込んだ後、印刷部を制御して当該搬送ラベルの表面にバーコード等を印刷する。その際、制御部は、RFIDタグに対して情報が正しく書き込まれたか判定する。そして、正しく書き込まれなかった場合には、制御部は、印刷部を制御して当該ラベルが無効であることを示すボイドデータを搬送ラベルの表面に印刷する。したがってユーザは、ボイドデータが印刷されて発行されたラベルはRFIDタグに情報が正しく書き込まれなかった無効ラベルであると容易に認識できる。
しかしながら、書込み部と印刷部とが近接している場合、ラベル発行装置では、RFIDタグに正しく情報が書き込まれたか判定する前に印刷部によってバーコード等の印刷が開始される。このため、無効ラベルであった場合には、搬送ラベルを搬送方向とは逆の方向に一旦戻してボイドデータを印刷し直さなければならず、効率が悪い。また、搬送ラベルを搬送方向とは逆の方向に戻す際にラベル用紙の紙詰まりが生じやすい懸念もある。
そこで、書込み部と印刷部との間隔を十分に開けることが望まれる。しかしながら、書込み部と印刷部との間隔が開くと、ラベルの搬送方向に対する幅によっては、書込み部と印刷部との間に1枚以上のラベルが存在する場合がある。その場合、印刷部においてボイドデータをどのタイミングで無効判定された搬送ラベルに印刷するかの制御が複雑になる。
特開2010−102735号公報
一実施形態が解決しようとする課題は、書込み部と印刷部との間に1枚以上のラベルが存在する場合でも、印刷部においてボイドデータをどのタイミングで無効判定された搬送ラベルに印刷するかの制御を簡略化できるラベル発行装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、ラベル発行装置は、データ記憶部と、ラベルバッファと、タグバッファと、印刷部と、書込み部と、搬送機構と、枚数記憶部と、制御部と、無効処理手段と、を含む。データ記憶部は、ラベルに印刷されるラベルデータと前記ラベルに設けられたタグに書き込まれるタグデータとを対にして複数ラベル分記憶する。ラベルバッファは、印刷対象の前記ラベルデータを格納する。タグバッファは、書込み対象の前記タグデータを格納する。印刷部は、前記ラベルバッファに格納された前記ラベルデータを前記ラベルに印刷する。書込み部は、前記タグバッファに格納された前記タグデータを前記タグに無線通信を利用して書き込む。搬送機構は、複数の前記ラベルを一定間隔で前記書込み部から前記印刷部に順次搬送する。枚数記憶部は、前記書込み部による前記タグデータの書込み位置から前記印刷部による前記ラベルデータの印刷位置までの区間内に存在する前記ラベルの枚数を記憶する。制御部は、前記データ記憶部に記憶された前記タグデータを前記タグバッファにセットする際にそのタグデータよりも前記枚数記憶部で記憶される枚数分前を搬送される前記ラベルに対する前記ラベルデータを前記データ記憶部から読み出して前記ラベルバッファにセットする。無効処理手段は、前記書込み部により前記タグデータが正しく書き込まれなかった場合に当該タグデータと対をなして前記データ記憶部に記憶される前記ラベルデータを前記ラベルが無効であることを示すボイドデータに変更する。
本実施形態におけるラベル発行装置の概略を示す模式図。 ラベル発行装置の要部構成を示すブロック図。 制御ユニットのRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。 制御ユニットのCPUが、制御プログラムにしたがって実行するラベル発行制御の手順を示す流れ図。 ラベル発行制御にしたがって搬送路を搬送されるラベルの一例を示す模式図。
以下、ラベル発行装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施形態は、物流倉庫に順次搬入される各物品に対してRFIDタグ付きのバーコードラベルを順番に発行するラベル発行装置を例示する。
図1は、本実施形態におけるラベル発行装置1の概略を示す模式図である。ラベル発行装置1は、バーコードラベルの印刷ユニット10と、RFIDタグへの書込みユニット20とを含む。またラベル発行装置1は、外置きのラベルホルダ30を備える。
ラベルホルダ30は、ロール状に巻回されたラベル用紙40を保持する。ラベル用紙40は、帯状の台紙41と、この台紙41の表面に剥離自在に貼り付けられた多数枚のラベル42とから構成される。各ラベル42は、一定の間隔をあけて台紙41の長手方向に一列に貼り付けられる。そして各ラベル42は、それぞれ台紙41との接着面とは反対側の面を印刷面43とする。
各ラベル42には、それぞれICチップとアンテナとからなる周知のRFIDタグ44が付される。RFIDタグ44は、RFIDインレットと称される場合もある。RFIDタグ44は、ラベル42の印刷面43とは反対側の面に貼り付けられていてもよいし、ラベル42に埋設されていてもよい。
印刷ユニット10は、本体ケース11の一方の側面11aに搬入口12を形成し、他方の側面11bに搬出口13を形成する。そして印刷ユニット10は、搬入口12から搬出口13に向けて搬送路14を形成し、搬送モータ18(図2を参照)の動力により、この搬送路14に沿って前記ラベル用紙40を図1中矢印Y方向に搬送する。ここに、搬送路14と搬送モータ18とは、搬送機構を構成する。
印刷ユニット10は、本体ケース11内に印刷ヘッド15とプラテンローラ16とラベルセンサ17とを備える。印刷ヘッド15は、搬送路14を挟んで一方の側に設けられており、他方の側の印刷ヘッド15と対向する位置にプラテンローラ16が設けられている。つまり、搬送路14を挟んで印刷ヘッド15とプラテンローラ16とが当接する位置が、ラベル42への印刷位置(図1中、符号B)となる。この印刷位置Bにて印刷ヘッド15は、ラベル42の印刷面43に対してバーコード等を印刷する。このような印刷ヘッド15としては、サーマルヘッド、インクジェットヘッド等が用いられる。
印刷面43に印刷が施されたラベル42は、搬出口13から本体ケース11の外部に排出される。このとき、ラベル42が台紙41に貼り付けられた状態で搬出口13から排出されてもよいし、ラベル42が台紙41から剥がされて搬出口13から排出されてもよい。ラベル42が剥がされた台紙41は、本体ケース11内で巻き取られる。つまり、搬出口13の先端が、ラベル42の発行位置(図1中、符号C)となる。
ラベルセンサ17は、上記印刷位置Bよりも搬送方向(Y方向)の下流側近傍にて、搬送路14を搬送されるラベル用紙40の台紙41に貼り付けられたラベル42の先端エッジを検出する。先端エッジとは、ラベル42の搬送方向Yに対して先端側のエッジである。印刷ユニット10は、ラベルセンサ17がラベル42を検知したことをトリガとして、ラベルデータの印刷を開始する。ラベルセンサ17の検出方式は、特に限定されるものではない。ラベルセンサ17は、光透過型のセンサであってもよいし、光反射型のセンサであってもよい。また、ラベル42の先端エッジを検出するのではなく、後端エッジを検出してもよい。あるいは、予めラベル42の印刷面43に付されたマークを検出してもよい。後端エッジを検出する場合、この検出信号は、エッジを検知したラベルの次に搬送されるラベルに対する印刷制御のトリガとなる。
書込みユニット20は、RFIDリーダ・ライタ22(図2を参照)と、このリーダ・ライタ22のアンテナ23とを備える。アンテナ23は、本体ケース21内に配置される。RFIDリーダ・ライタ22は、本体ケース21内に配置されてもよいし、本体ケース21外に配置されてもよい。本体ケース21は、印刷ユニット10における本体ケース11の側面11aに形成される搬入口12の下側に取り付けられる。そして、ラベルホルダ30から繰り出され。搬入口12から本体ケース11内に搬入される直前のラベル用紙40と対向する位置にアンテナ23が位置決めされる。
アンテナ23は、RFIDリーダ・ライタ22の制御により電波を発信する。この電波は、上方に強い指向性を有する。このため、アンテナ23の上方をラベル用紙40に貼り付けられたラベル42が通過すると、このラベル42に付されたRDIDタグ44が電波を受信する。電波を受信したRFIDタグ44は、この電波により励起されて応答波を発信する。この応答波はアンテナ23で受信され、受信信号がRFIDリーダ・ライタ22に供給される。かくしてRFIDリーダ・ライタ22は、RFIDタグ44と交信を行って、RFIDタグ44にタグデータを非接触で書き込む。つまり、アンテナ23の上方がRFIDタグ44へのタグデータの書込み位置(図1中、符号A)となる。またRFIDリーダ・ライタ22は、RFIDタグ44と交信を行って、RFIDタグ44からタグデータを読み取る。つまり、書込み位置Aは、タグデータの読取り位置にもなる。
図2は、ラベル発行装置1の要部構成を示すブロック図である。ラベル発行装置1は、前述した印刷ユニット10及び書込みユニット20に加え、制御ユニット50を含む。制御ユニット50は、例えばパーソナルコンピュータによって構成される。制御ユニット50は、印刷ユニット10及び書込みユニット20の間をそれぞれ伝送路61,62によって接続する。伝送路61,62は、有線であってもよいし無線であってもよい。
制御ユニット50は、CPU51、ROM52、RAM53、補助記憶デバイス54、ホストインターフェース55、第1の通信インターフェース56及び第2の通信インターフェース57を含む。そしてCPU51と、ROM52、RAM53、補助記憶デバイス54、ホストインターフェース55、第1の通信インターフェース56及び第2の通信インターフェース57とを、アドレスバス,データバスなどのバスライン58で接続して、制御ユニット50を構成する。
CPU51は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU51は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、ラベル発行装置1としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM52は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM52は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM52は、CPU51が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
RAM53は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM53は、CPU51が処理を実行する上で必要なデータを記憶する。またRAM53は、CPU51によって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用される。
補助記憶デバイス54は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス54は、例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)などである。補助記憶デバイス54は、CPU51が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU51での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス54は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
ホストインターフェース55は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを経由してホスト装置(不図示)とデータ通信を行う。ホスト装置は、各ラベル42の印刷面43に印刷するラベルデータ及びそのラベル42に付されたRFIDタグ44に書き込むタグデータを生成可能なコンピュータである。ホスト装置によって生成されたラベルデータとタグデータとは、ホストインターフェース55を介して制御ユニット50に取り込まれる。
第1の通信インターフェース56は、伝送路61を経由して印刷ユニット10とデータ通信を行う。第2の通信インターフェース57は、伝送路62を経由して書込みユニット20とデータ通信を行う。
印刷ユニット10は、前述した印刷ヘッド15、搬送モータ18、ラベルセンサ17の他に、通信インターフェース19とプリンタコントローラ100とを備える。通信インターフェース19は、伝送路61を経由して制御ユニット50とデータ通信を行う。プリンタコントローラ100は、印刷ヘッド15、搬送モータ18、ラベルセンサ17等を制御して、ラベル42の印刷面43に対するラベルデータの印刷を制御する。
書込みユニット20は、前述したRFIDリーダ・ライタ22及びアンテナ23の他に、通信インターフェース24を備える。通信インターフェース24は、伝送路62を経由して制御ユニット50とデータ通信を行う。
図3は、制御ユニット50のRAM53に形成される主要なメモリエリアを示す模式図である。図示するようにRAM53には、少なくともラベルデータメモリ71、タグデータメモリ72、ラベルバッファ73、タグバッファ74、調整数メモリ75及びカウンタメモリ76が形成される。
ラベルデータメモリ71は、一連の番号順に複数のラベルデータを記憶する。タグデータメモリ72は、一連の番号順に複数のタグデータを記憶する。ラベルバッファ73は、印刷ユニット10によってラベル42の印刷面43に印刷するラベルテータを記憶する。
タグバッファ74は、書込みユニット20によってラベル42に付されたRFIDタグに書き込むタグデータを記憶する。調整数メモリ75は、後述する調整数mを記憶する。カウンタメモリ76は、“1”ずつカウントアップされるカウンタpを記憶する。
調整数mは、書込みユニット20によるタグデータの書込み位置Aから印刷ユニット10によるラベルデータの印刷位置Bまでの区間内に存在するラベル42の枚数である。例えば図1に示したラベル発行装置1の場合、書込み位置Aから印刷位置Bまでの区間内に2枚のラベルが存在する。したがってこの場合、調整数mは“2”となる。調整数mは、書込み位置Aから印刷位置Bまでの距離L1と、台紙41に整列して貼り付けられたラベル42の間隔及びラベル42の搬送方向Yと同一向きの幅とよって一義的に定まる。ラベル42の間隔と幅は、ラベル用紙40の種類によって異なる。
そこで本実施形態では、ホスト装置において、ラベル発行装置1で使用するラベル用紙40の種類を選択可能とする。ラベル用紙40の種類が選択されると、ホスト装置においては、このラベル用紙40の種類に対して予め設定された情報(ラベル42の間隔と幅)と距離L1とから調整数mが自動的に算出される。ホスト装置で算出された調整数のデータは、後述するラベル発行制御の開始前にネットワークを経由して制御ユニット50に送信され、調整数メモリmにセットされる。
また、ホスト装置においては、物流倉庫に搬入される各物品に対し、その物品に付されるラベル42のラベルデータとタグデータとが、搬入される順番に生成される。そして、搬入される順番を付してラベルデータとタグデータとの一対データが、後述するラベル発行制御の開始前にネットワークを経由して制御ユニット50に送信される。そして、ラベルデータはラベルデータメモリ71に番号順にセットされ、タグデータはタグデータメモリ72に番号順にセットされる。
ここに、ラベルデータメモリ71及びタグデータメモリ72は、ラベル42に印刷されるラベルデータとラベル42に設けられたRFIDタグ44に書き込まれるタグデータとを対にして複数ラベル分記憶するラベル記憶部を構成する。また、調整数メモリ75は、書込みユニット20によるタグデータの書込み位置Aから印刷ユニット10によるラベルデータの印刷位置Bまでの区間内に存在するラベル42の枚数を記憶する枚数記憶部を構成する。
図4は、制御ユニット50のCPU51が、制御プログラムにしたがって実行するラベル発行制御の手順を示す流れ図である。制御プログラムは、ROM52または補助記憶デバイス54に格納される。また、図5は、このラベル発行制御にしたがって搬送路を搬送されるラベルの一例を示す模式図である。なお、図5においては、ラベル用紙40の搬送方向Yに対して先頭のラベル42から順にTL1,TL2,TL3,……なる符号を付して、各ラベル42を区別する。
以下、図4及び図5を用いて、ラベル発行装置1の動作について説明する。なお、説明の便宜上、制御数mが“2”であり、10枚のラベルTL1〜TL10を発行する場合を例示する。
ラベル発行制御の開始前は、ラベルホルダ30から繰り出されたラベル用紙40の先頭のラベルTL1が、書込みユニット20による書込み位置Aの手前に位置する(図5の(a)を参照)。この状態で、ホスト装置から10枚のラベルTL1〜TL10に対するラベルデータとタグデータとの一対データが制御ユニット50にダウンロードされ、続いてホスト装置からラベル発行制御の開始コマンドが制御ユニット50に与えられると、上記制御プログラムが起動する。この制御プログラムの起動により、CPU51は、図4の流れ図に示す手順を開始する。
先ずCPU51は、カウンタメモリ76のカウンタpを“0”にリセットする(Act1)。またCPU51は、ラベルバッファ73及びタグバッファ74を初期化する(Act2)。なお、上記Act1とAct2の処理の手順は限定されるものではなく、前後が逆であってもよい。
Act1及びAct2の処理が終了すると、CPU51は、印刷ユニット10に対して搬送開始の指令コマンドを送信する(Act3)。このコマンドを受信した印刷ユニット10のプリンタコントローラ100は、搬送モータ18を正転させて、ラベル用紙40を搬送方向Yに搬送する。
一方、コマンドを送信したCPU51は、カウンタpを“1”だけカウントアップする(Act4)。そしてCPU51は、カウンタpがラベル発行枚数nを超えたか否かを確認する(Act5)。ラベル発行枚数nは、ラベルデータとタグデータとの一対データの数であり、この例の場合は“10”である。
この時点では、カウンタpは“1”である。したがって、カウンタpはラベル発行枚数nを超えていない。カウンタpがラベル発行枚数nを超えていない場合(Act5にてNO)、CPU51は、カウンタpから調整数mを減じた値r(r=p−m)が“1”以上であるか否かを確認する(Act6)。
この時点では、rは“−1”であり、“1”に達していない。値rが“1”に達していない場合(Act6にてNO)、CPU51は、カウンタpと番号が一致するタグデータTDpをタグデータメモリ72から読み出し、タグバッファ74に上書きする(Act7)。
すなわちCPU51は、タグデータTD1をタグバッファ74に上書きする。
しかる後、CPU51は、書込みユニット20に対してタグバッファ74内のタグデータTD1とともに書込みコマンドを送信する(Act10)。この書込みコマンドを受信した書込みユニット20のRFIDリーダ・ライタ22は、コマンドとともに受信したタグデータTD1でアンテナ23から放射される電波を変調して、図5の(b)に示すように、書込み位置Aに到来したラベルTL1のRFIDタグ44にタグデータTD1を非接触で書き込む。また、RFIDリーダ・ライタ22は、アンテナ23を介してラベルTL1のRFIDタグ44と交信して、タグデータTD1が正常に書き込まれたか否かを判定する。そしてRFIDリーダ・ライタ22は、その判定結果を制御ユニット50に送信する。
書込みコマンドを送信したCPU51は、カウンタpから調整数mを減じた値r(r=p−m)が“1”以上であるか否かを再度確認する(Act11)。この時点では値rは“1”に達していないので、CPU51は、Act14の処理に進む。Act14では、CPU51は、タグデータがRFIDタグ44に正しく書き込まれたか否かを確認する。正しく書き込まれた場合(Act14にてYES)、CPU51は、Act4の処理に戻る。
これに対し、タグデータがRFIDタグ44に正しく書き込まれなかった場合には(Act14にてNO)、CPU51は、ラベルデータメモリ71に保存されている各ラベルデータのうち、カウンタpと番号が一致するラベルデータTDp、すなわちこの場合はラベルデータTD1を、ラベルが無効であることを示すボイドデータVOIDに変更する(Act15:無効処理手段)。しかる後、CPU51は、Act4の処理に戻る。
Act4の処理に戻ると、CPU51は、カウンタpをさらに“1”だけカウントアップする。したがって、カウンタpは“2”となる。このとき、図5の(c)に示すように、ラベルTL1は書込み位置Aを通過し、次のラベルTL2が書込み位置Aの手前に位置する。
この時点においても、カウンタpはラベル発行枚数nを超えていない(Act5にてNO)。また、値rは“1”に達していない(Act6にてNO)。したがって、カウンタpと番号が一致するタグデータTD2がタグバッファ74に上書きされた後(Act7)、このタグデータTD2の書込みが指令される(Act8)。そして、タグデータTD2がラベルTL2のRFIDタグ44に正しく書き込まれなかった場合(Act14にてNO)、ラベルデータメモリ71のラベルデータLD2がボイドデータVOIDに書き換えられる(Act15:無効処理手段)。
カウンタpがさらにカウントアップして“3”になると(Act4)、値rは“1”に達する。このとき、図5の(d)に示すように、ラベルTL2は書込み位置Aを通過し、次のラベルTL3が書込み位置Aの手前に位置する。また、ラベルTL1は、印刷位置Bの手前に位置する。
値rが“1”に達すると(Act6にてYES)、CPU51は、カウンタpと番号が一致するタグデータTDpをタグデータメモリ72から読み出し、タグバッファ74に上書きする(Act8)。すなわちCPU51は、タグデータTD3をタグバッファ74に上書きする。またCPU51は、カウンタpから調整数mを減じた値と番号が一致するラベルデータLD(p-m)をラベルデータメモリ71から読み出し、ラベルバッファ73に上書きする(Act9)。すなわちCPU51は、ラベルデータTD1またはボイドデータVOIDをラベルバッファ73に上書きする。
しかる後、CPU51は、書込みユニット20に対してタグバッファ74内のタグデータTD3とともに書込みコマンドを送信する(Act10)。この書込みコマンドを受信した書込みユニット20のRFIDリーダ・ライタ22は、コマンドとともに受信したタグデータTD3でアンテナ23から放射される電波を変調して、図5の(e)に示すように、書込み位置Aに到来したラベルTL3のRFIDタグ44にタグデータTD3を非接触で書き込む。また、RFIDリーダ・ライタ22は、アンテナ23を介してラベルTL3のRFIDタグ44と交信して、タグデータTD3が正常に書き込まれたか否かを判定する。そしてRFIDリーダ・ライタ22は、その判定結果を制御ユニット50に送信する。
書込みコマンドを送信したCPU51は、カウンタpから調整数mを減じた値r(r=p−m)が“1”以上であるか否かを再度確認する(Act11)。今回は値rが“1”に達しているので、CPU51は、Act12の処理に進む。Act12では、CPU51は、ラベルセンサ17によってラベルが検出されるのを待機する(Act12)。
図5の(e)に示すように、ラベルセンサ17によってラベルTL1の先端エッジが検出されると(Act12にてYES)、CPU51は、印刷ユニット10に対してラベルバッファ73内のデータ、すなわちラベルテータLD1あるいはボイドデータVOIDとともに印刷コマンドを送信する(Act13)。この印刷コマンドを受信した印刷ユニット20のプリンタコントローラ100は、印刷ヘッド15を制御してラベルTL1の印刷面43にラベルテータLD1あるいはボイドデータVOIDを印刷出力する。
印刷コマンドを送信した後、CPU51は、Act14の処理に進む。したがって、ラベルTL3のRFIDタグ44に対してタグデータTD3が正しく書き込まれた場合には、直ちにAct4の処理に戻り、正しく書き込まれなかった場合には、ラベルデータLD3をボイドデータVOIDに変更した後に、Act4の処理に戻る。
Act4にてカウンタpがさらにカウントアップして“4”になると、図5の(f)に示すように、ラベルデータLD1またはボイドデータVOIDが印刷されたラベルTL1は、発行位置Cに達する。また、ラベルTL2は、印刷位置Bの手前に位置する。さらに、書込み位置Aを通過したラベルTL3の次のラベルTL4が、書込み位置Aの手前に位置する。
この時点では、カウンタpはラベル発行枚数nを超えていない(Act5にてNO)。また、値rは“1”に達している(Act6にてYES)。したがって、タグバッファ74にはタグデータTD4が上書きされる(Act8)。ラベルバッファ73には、ラベルデータLD2またはボイドデータVOIDが上書きされる(Act9)。そして、Act10の処理によりタグデータTD4がラベルTL4のRFIDタグ44に書き込まれ、Act13の処理によりラベルデータLD2またはボイドデータVOIDがラベルTL2の印刷面43に印刷される。
以後、カウンタpが“1”ずつカウントアップされる毎に、上記Act8,Act9,Act10,Act12,Act13,Act14,Act15の処理が実行される。そして、カウンタpが“10”になると、図5の(g)に示すように、ラベルデータLD7またはボイドデータVOIDが印刷されたラベルTL7は、発行位置Cに達する。また、ラベルTL8は、印刷位置Bの手前に位置する。さらに、書込み位置Aを通過したラベルTL9の次のラベルTL10が、書込み位置Aの手前に位置する。
この時点では、カウンタpはラベル発行枚数nを超えていない(Act5にてNO)。また、値rは“1”に達している(Act6にてYES)。したがって、タグバッファ74にはタグデータTD10が上書きされる(Act8)。ラベルバッファ73には、ラベルデータLD8またはボイドデータVOIDが上書きされる(Act9)。そして、Act10の処理によりタグデータTD10がラベルTL10のRFIDタグ44に書き込まれ、Act13の処理によりラベルデータLD8またはボイドデータVOIDがラベルTL2の印刷面43に印刷される。
タグデータTD10がRFIDタグ44に正しく書き込まれるか(Act14にてYES)、正しく書き込まれなかったために(Act14にてNO)、ラベルデータLD10がボイドデータVOIDに書き換えられたならば(Act15)、カウンタpが“11”となる。この時点では、図5の(h)に示すように、ラベルTL8への印刷が終了し、次のラベルTL9が印刷位置Bの手前に位置する。また、書込み位置Aの手前には、先頭から11番目のラベルTL11が位置する。このラベルTL11は、今回の発行対象ではない。
カウンタpが“11”になり、ラベル発行枚数nを超えると(Act5にてYES)、CPU51は、Act16の処理に進む。Act16では、CPU51は、カウンタpから調整数mを減じた値と番号が一致するラベルデータLD(p-m)をラベルデータメモリ71から読み出し、ラベルバッファ73に上書きする。すなわちCPU51は、ラベルデータLD9またはボイドデータVOIDをラベルバッファ73に上書きする。
しかる後、CPU51は、ラベルセンサ17によってラベルが検出されるのを待機する(Act17)。そして、ラベルセンサ17によってラベルTL9の先端エッジが検出されると(Act17にてYES)、CPU51は、印刷ユニット10に対してラベルバッファ73内のデータ、すなわちラベルテータLD9またはボイドデータVOIDとともに印刷コマンドを送信する(Act18)。したがって、ラベルTL9の印刷面43にラベルテータLD9またはボイドデータVOIDが印刷される。このときラベルTL11は、書込み位置Aを通過する。しかし、書込みユニット20は動作しないので、ラベルTL11に対してタグデータが書き込まれることはない。
印刷コマンドを送信した後、CPU51は、カウンタpから調整数mを減じた値rがラベル発行枚数nに達したか否かを確認する(Act19)。この時点では、値rは“9”であり、ラベル発行枚数n=10に達していない。値rがラベル発行枚数nに達していない場合(Act19にてNO)、CPU51は、Act4の処理に戻る。すなわち、カウンタpが “12”となる。この時点では、図5の(i)に示すように、ラベルTL9への印刷が終了し、次のラベルTL10が印刷位置Bの手前に位置する。また、書込み位置Aの手前には、先頭から12番目のラベルTL12が位置する。このラベルTL12も、今回の発行対象ではない。
カウンタpが“12”になると、CPU51は、カウンタpから調整数mを減じた値と番号が一致するラベルデータLD(p-m)をラベルデータメモリ71から読み出し、ラベルバッファ73に上書きする。すなわちCPU51は、ラベルデータLD10またはボイドデータVOIDをラベルバッファ73に上書きする(Act16)。
しかる後、CPU51は、ラベルセンサ17によってラベルが検出されるのを待機する(Act17)。そして、ラベルセンサ17によってラベルTL10の先端エッジが検出されると(Act17にてYES)、CPU51は、印刷ユニット10に対してラベルバッファ73内のデータ、すなわちラベルテータLD10またはボイドデータVOIDとともに印刷コマンドを送信する(Act18)。したがって、ラベルTL10の印刷面43にラベルテータLD9またはボイドデータVOIDが印刷される。このときラベルTL12は、書込み位置Aを通過する。しかし、書込みユニット20は動作しないので、ラベルTL12に対してタグデータが書き込まれることはない。
印刷コマンドを送信した後、CPU51は、カウンタpから調整数mを減じた値rがラベル発行枚数nに達したか否かを確認する(Act19)。この時点では、値rは“10”であり、ラベル発行枚数n=10に達する。値rがラベル発行枚数nに達すると(Act19にてYES)、CPU51は、印刷位置Bから発行位置Cまでの距離L2だけラベル用紙40をフィードすることを指令するコマンドを印刷ユニット10に送信する(Act20)。
図5の(j)に示すように、ラベルTL10に対する印刷が終了した時点では、ラベルTL10は発行位置Cに達していない。そこでCPU51は、上述したフィードコマンドを印刷ユニット10に送信する。このコマンドを受信した印刷ユニット10のプリンタコントローラ100は、搬送モータ18をさらに正転させて、ラベル用紙40を距離L2だけフィードする。図5の(k)に示すように、ラベル用紙40を距離L2だけフィードすることによって、ラベルTD10は発行位置Cを通過する。すなわち、ラベルTD10が搬出口13から排出(発行)される。
距離L2のフィードコマンドを送信した後、CPU51は、距離L1+L2だけラベル用紙40をバックフィードすることを指令するコマンドを印刷ユニット10に送信する(Act21)。距離L1+L2は、書込み位置Aから印刷位置までの距離L1に印刷位置Bから発行位置Cまでの距離L2を加算した距離である。このコマンドを受信した印刷ユニット10のプリンタコントローラ100は、搬送モータ18を逆転させて、ラベル用紙40を距離L1+L2だけバックフィードする。図5の(l)に示すように、ラベル用紙40を距離L1+L2だけバックフィードすることによって、最後に発行されたラベルTL10の次のラベルTL11が、書込み位置Aの手前まで戻る。
距離L1+L2のバックフィードコマンドを送信した後、CPU51は、搬送停止コマンドを印刷ユニット10に送信する(Act22)。このコマンドを受信した印刷ユニット10のプリンタコントローラ100は、搬送モータ18を停止させる。したがって、ラベルTL11が、書込み位置Aの手前に位置決めされる。
このように、制御ユニット50は、カウンタpから調整数mを減じた値rが“1”に達するまでは、タグデータメモリ72にセットされたタグデータTDpを順番に読み出し、書込みユニット20に送信する。そして、タグデータTDpの書込みが正常に行われなかった場合には、ラベルデータメモリ71のラベルデータLDpをボイドデータVOIDに書き換える。
値rが“1”に達すると、カウンタpがラベル発行枚数nを超えるまでは、制御ユニット50は、タグデータメモリ72にセットされたタグデータTDpを順番に読み出し、書込みユニット20に送信するとともに、ラベルデータメモリ71にセットされたラベルデータLD(p-m)を順番に読み出し、印刷ユニット10に送信する。ラベルデータLD(p-m)は、タグデータTDpが書き込まれるラベルTLpよりも調整数mだけ前を搬送されるラベルTL(p-m)に対して印刷されるデータである。
カウンタpがラベル発行枚数nを超えると、制御ユニット50は、ラベルデータメモリ71にセットされたラベルデータLD(p-m)を順番に読み出し、印刷ユニット10に送信する。そして、カウンタpから調整数mを減じた値rがラベル発行枚数nに達すると、制御ユニット50は、距離L1のフィードと距離L1+L2のバックフィードとを実行させる。
制御ユニット50は、調整数mの値に係らず、上述した制御手順を実行する。そして、この制御手順が実行されることにより、ラベル発行装置1からは、物流倉庫に搬入される各物品に対するラベル42が発行される。通常、このラベル42の印刷面には、対応する物品のバーコード等のラベルデータが印刷される。また、このラベル42のRFIDタグ44には、この物品に関する情報等のタグデータが書き込まれる。ただし、タグデータの書き込みに失敗したラベル42については、ボイドデータが印刷される。
このように、書込みユニット20と印刷ユニット10との間にm枚のラベルが存在する場合でも、制御ユニット50は、制御プログラムに従い、ラベルデータメモリ71とタグデータメモリ72とにそれぞれセットされたラベルデータとタグデータとを順番に読み出して書込みユニット20と印刷ユニット10とに送信するだけでよいので、制御を簡略化できる。
なお、前記実施形態では、物流倉庫に順次搬入される各物品に対してRFIDタグ付きのバーコードラベルを順番に発行するラベル発行装置を例示したが、本発明が適用可能なラベル発行装置の態様はこれに限定されるものではない。
また、ラベルホルダは、ラベル発行装置1の必須の構成要件ではない。印刷ユニット10と書込みユニット20とに対してRFIDタグ付きのラベル42を順次繰り出すことができる機構であればよい。
また、ラベルセンサ17を印刷位置Bよりも用紙搬送方向(Y方向)の下流側近傍に設けたが、ラベルセンサ17の位置はこの位置に限定されるものではない。印刷位置Bよりも用紙搬送方向(Y方向)の上流側近傍に設けてもよい。
また、制御ユニット50は、ラベルデータメモリ71に記憶されたラベルデータLDpをラベルバッファ73にセットする際に、そのラベルデータLDpよりも調整数m分後を搬送されるラベル42に対するタグデータLD(p+m)をタグデータメモリ72から読み出してタグバッファ74にセットすると言及してもよい。
なお、制御ユニット50の譲渡は一般に、制御プログラム等のプログラムがROM52に記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、補助記憶デバイス54等、コンピュータ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡された制御プログラム等がユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。制御プログラム等の譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ラベル発行装置、10…印刷ユニット、15…印刷ヘッド、17…ラベルセンサ、18…搬送モータ、20…書込みユニット、22…RFIDリーダ・ライタ、23…アンテナ、40…ラベル用紙、42…ラベル、44…RFIDタグ、50…制御ユニット、51…CPU。
一実施形態において、ラベル発行装置は、ラベルバッファと、タグバッファと、印刷部と、書込み部と、搬送機構と、格納制御部と、書込み制御部と、無効処理手段と、ラベルセンサと、印刷制御部と、を含む。ラベルバッファは、ラベルデータを格納する。タグバッファは、タグデータを格納する。印刷部は、ラベルバッファに格納されたラベルデータを印刷位置にてラベルに印刷する。書込み部は、タグバッファに格納されたタグデータをラベルに設けられたタグに無線通信を利用して書込み位置にて書き込む。搬送機構は、複数のラベルを一定間隔で書込み位置から印刷位置に順次搬送する。格納制御部は、データ記憶部に記憶されたタグデータの1つをタグバッファに格納させるとともに、書込み位置から印刷位置までの区間内に存在するラベルの枚数分前を搬送されるラベルに対するタグデータと対としてデータ記憶部に記憶されたラベルデータをラベルバッファに格納させる。無効処理手段は、書込み制御部による制御の下に書込み部によりタグデータが正しく書き込まれなかった場合にラベルが無効であることを示すボイドデータをラベルデータとしてラベルバッファに格納する。ラベルセンサは、ラベルが印刷位置に到達したことを検出する。印刷制御部は、書込み制御部がタグデータの書込みを行うように書込み部を制御したのちにラベルが印刷位置に到達したことがラベルセンサにより検出されたことに応じて、印刷を行うように印刷部を制御する。
書込みユニット20は、RFIDリーダ・ライタ22(図2を参照)と、このリーダ・ライタ22のアンテナ23とを備える。アンテナ23は、本体ケース21内に配置される。RFIDリーダ・ライタ22は、本体ケース21内に配置されてもよいし、本体ケース21外に配置されてもよい。本体ケース21は、印刷ユニット10における本体ケース11の側面11aに形成される搬入口12の下側に取り付けられる。そして、ラベルホルダ30から繰り出され搬入口12から本体ケース11内に搬入される直前のラベル用紙40と対向する位置にアンテナ23が位置決めされる。
以下、図4及び図5を用いて、ラベル発行装置1の動作について説明する。なお、説明の便宜上、調整数mが“2”であり、10枚のラベルTL1〜TL10を発行する場合を例示する。
この時点においても、カウンタpはラベル発行枚数nを超えていない(Act5にてNO)。また、値rは“1”に達していない(Act6にてNO)。したがって、カウンタpと番号が一致するタグデータTD2がタグバッファ74に上書きされた後(Act7)、このタグデータTD2の書込みが指令される(Act10)。そして、タグデータTD2がラベルTL2のRFIDタグ44に正しく書き込まれなかった場合(Act14にてNO)、ラベルデータメモリ71のラベルデータLD2がボイドデータVOIDに書き換えられる(Act15:無効処理手段)。
図5の(e)に示すように、ラベルセンサ17によってラベルTL1の先端エッジが検出されると(Act12にてYES)、CPU51は、印刷ユニット10に対してラベルバッファ73内のデータ、すなわちラベルテータLD1あるいはボイドデータVOIDとともに印刷コマンドを送信する(Act13)。この印刷コマンドを受信した印刷ユニット10のプリンタコントローラ100は、印刷ヘッド15を制御してラベルTL1の印刷面43にラベルテータLD1あるいはボイドデータVOIDを印刷出力する。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] ラベルに印刷されるラベルデータと前記ラベルに設けられたタグに書き込まれるタグデータとを対にして複数ラベル分記憶するデータ記憶部と、
印刷対象の前記ラベルデータを格納するラベルバッファと、
書込み対象の前記タグデータを格納するタグバッファと、
前記ラベルバッファに格納された前記ラベルデータを前記ラベルに印刷する印刷部と、
前記タグバッファに格納された前記タグデータを前記タグに無線通信を利用して書き込む書込み部と、
複数の前記ラベルを一定間隔で前記書込み部から前記印刷部に順次搬送する搬送機構と、
前記書込み部による前記タグデータの書込み位置から前記印刷部による前記ラベルデータの印刷位置までの区間内に存在する前記ラベルの枚数を記憶する枚数記憶部と、
前記データ記憶部に記憶された前記タグデータを前記タグバッファにセットする際にそのタグデータよりも前記枚数記憶部で記憶される枚数分前を搬送される前記ラベルに対する前記ラベルデータを前記データ記憶部から読み出して前記ラベルバッファにセットする制御部と、
前記書込み部により前記タグデータが正しく書き込まれなかった場合に当該タグデータと対をなして前記データ記憶部に記憶される前記ラベルデータを前記ラベルが無効であることを示すボイドデータに変更する無効処理手段と、
を具備したことを特徴とするラベル発行装置。
[付記2] 前記データ記憶部から前記タグデータを読み出す回数を計数するカウンタ、をさらに具備し、
前記制御部は、前記カウンタの値が前記枚数記憶部に記憶される前記枚数を上回るまでは、前記タグデータを前記タグバッファにセットする処理を行い、前記ラベルデータを前記ラベルバッファにセットする処理を行わないことを特徴とする付記1記載のラベル発行装置。
[付記3] 前記制御部は、前記カウンタの値が所定のラベル発行枚数に達した後は、前記ラベルデータを前記ラベルバッファにセットする処理を行い、前記タグデータを前記タグバッファにセットする処理を行わないことを特徴とする付記2記載のラベル発行装置。
[付記4] 前記制御部は、前記カウンタの値から前記枚数記憶部に記憶される前記枚数を減じた値が前記ラベル発行枚数に達した場合、前記搬送機構により搬送される前記ラベルを、前記前記タグデータの書込み位置から前記印刷部による前記ラベルデータの印刷位置までの距離以上戻すことを特徴とする付記3記載のラベル発行装置。
[付記5] 前記搬送機構は、帯状の台紙に一列に貼り付けられた前記ラベルを順次繰り出し、前記書込み部による前記タグデータの書込み位置を経て前記印刷部による前記ラベルデータの印刷位置まで搬送することを特徴とする付記1乃至4のうちいずれか1に記載のラベル発行装置。
[付記6] 印刷対象のラベルデータを格納するラベルバッファ、書込み対象のタグデータを格納するタグバッファ、前記ラベルバッファに格納された前記ラベルデータをラベルに印刷する印刷部、前記タグバッファに格納された前記タグデータをタグに無線通信を利用して書き込む書込み部、及び、複数の前記ラベルを一定間隔で前記書込み部から前記印刷部に順次搬送する搬送機構、を備えたラベル発行装置のコンピュータに、
前記タグデータを前記タグバッファにセットする際に前記書込み部による前記タグデータの書込み位置から前記印刷部による前記ラベルデータの印刷位置までの区間内に存在する前記ラベルの枚数分前を搬送される前記ラベルに対する前記ラベルデータを前記ラベルバッファにセットする制御部と、
前記書込み部により前記タグデータが正しく書き込まれなかった場合に当該タグデータと対をなして記憶される前記ラベルデータを前記ラベルが無効であることを示すボイドデータに変更する無効処理手段と、
して実現させるための制御プログラム。

Claims (6)

  1. ラベルに印刷されるラベルデータと前記ラベルに設けられたタグに書き込まれるタグデータとを対にして複数ラベル分記憶するデータ記憶部と、
    印刷対象の前記ラベルデータを格納するラベルバッファと、
    書込み対象の前記タグデータを格納するタグバッファと、
    前記ラベルバッファに格納された前記ラベルデータを前記ラベルに印刷する印刷部と、
    前記タグバッファに格納された前記タグデータを前記タグに無線通信を利用して書き込む書込み部と、
    複数の前記ラベルを一定間隔で前記書込み部から前記印刷部に順次搬送する搬送機構と、
    前記書込み部による前記タグデータの書込み位置から前記印刷部による前記ラベルデータの印刷位置までの区間内に存在する前記ラベルの枚数を記憶する枚数記憶部と、
    前記データ記憶部に記憶された前記タグデータを前記タグバッファにセットする際にそのタグデータよりも前記枚数記憶部で記憶される枚数分前を搬送される前記ラベルに対する前記ラベルデータを前記データ記憶部から読み出して前記ラベルバッファにセットする制御部と、
    前記書込み部により前記タグデータが正しく書き込まれなかった場合に当該タグデータと対をなして前記データ記憶部に記憶される前記ラベルデータを前記ラベルが無効であることを示すボイドデータに変更する無効処理手段と、
    を具備したことを特徴とするラベル発行装置。
  2. 前記データ記憶部から前記タグデータを読み出す回数を計数するカウンタ、をさらに具備し、
    前記制御部は、前記カウンタの値が前記枚数記憶部に記憶される前記枚数を上回るまでは、前記タグデータを前記タグバッファにセットする処理を行い、前記ラベルデータを前記ラベルバッファにセットする処理を行わないことを特徴とする請求項1記載のラベル発行装置。
  3. 前記制御部は、前記カウンタの値が所定のラベル発行枚数に達した後は、前記ラベルデータを前記ラベルバッファにセットする処理を行い、前記タグデータを前記タグバッファにセットする処理を行わないことを特徴とする請求項2記載のラベル発行装置。
  4. 前記制御部は、前記カウンタの値から前記枚数記憶部に記憶される前記枚数を減じた値が前記ラベル発行枚数に達した場合、前記搬送機構により搬送される前記ラベルを、前記前記タグデータの書込み位置から前記印刷部による前記ラベルデータの印刷位置までの距離以上戻すことを特徴とする請求項3記載のラベル発行装置。
  5. 前記搬送機構は、帯状の台紙に一列に貼り付けられた前記ラベルを順次繰り出し、前記書込み部による前記タグデータの書込み位置を経て前記印刷部による前記ラベルデータの印刷位置まで搬送することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1に記載のラベル発行装置。
  6. 印刷対象のラベルデータを格納するラベルバッファ、書込み対象のタグデータを格納するタグバッファ、前記ラベルバッファに格納された前記ラベルデータをラベルに印刷する印刷部、前記タグバッファに格納された前記タグデータをタグに無線通信を利用して書き込む書込み部、及び、複数の前記ラベルを一定間隔で前記書込み部から前記印刷部に順次搬送する搬送機構、を備えたラベル発行装置のコンピュータに、
    前記タグデータを前記タグバッファにセットする際に前記書込み部による前記タグデータの書込み位置から前記印刷部による前記ラベルデータの印刷位置までの区間内に存在する前記ラベルの枚数分前を搬送される前記ラベルに対する前記ラベルデータを前記ラベルバッファにセットする制御部と、
    前記書込み部により前記タグデータが正しく書き込まれなかった場合に当該タグデータと対をなして記憶される前記ラベルデータを前記ラベルが無効であることを示すボイドデータに変更する無効処理手段と、
    して実現させるための制御プログラム。
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