JP2011051252A - 印字ラベル作成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送不具合や搬送制御への悪影響の防止を図りつつ、装置全体の構造の簡素化や小型化を図る。
【解決手段】タグラベル作成装置1は、カートリッジホルダ8と、テープ送りローラ駆動軸14、印字ヘッド9、及びカッタユニット30を有するサーマル印刷機構6と、マークセンサ35と、EEPROM47とを有し、第1タグラベルが作成された後、当該第1タグラベルの存在がマークセンサ35により検出されているかどうかを判定し、第1タグラベルの存在がマークセンサ35により検出されている旨の判定結果がEEPROM27に記憶されていた場合、第2タグラベルが作成開始される際に、第1タグラベルの存在がマークセンサ35により検出されているかどうかを判定し、第1タグラベルの存在がマークセンサ35により検出されていると判定した場合に、これに対応した報知を行うための報知信号を生成して出力する。
【選択図】図3
【解決手段】タグラベル作成装置1は、カートリッジホルダ8と、テープ送りローラ駆動軸14、印字ヘッド9、及びカッタユニット30を有するサーマル印刷機構6と、マークセンサ35と、EEPROM47とを有し、第1タグラベルが作成された後、当該第1タグラベルの存在がマークセンサ35により検出されているかどうかを判定し、第1タグラベルの存在がマークセンサ35により検出されている旨の判定結果がEEPROM27に記憶されていた場合、第2タグラベルが作成開始される際に、第1タグラベルの存在がマークセンサ35により検出されているかどうかを判定し、第1タグラベルの存在がマークセンサ35により検出されていると判定した場合に、これに対応した報知を行うための報知信号を生成して出力する。
【選択図】図3
Description
本発明は、ラベル用テープに印字を行った後、これを切断して印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に関するものである。
従来、被印字材となるテープをロール状にテープカートリッジ内に収納し、ロールよりテープを繰り出しつつ所望の文字を印刷した後、これを切断手段で切断して印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置が既に提唱されている(例えば、特許文献1)。
この従来技術においては、切断手段でテープを切断した後、この切断位置より搬送方向下流側(出口側)に位置する部分、すなわち印字ラベルを排出ローラ(送出ローラ)で搬送し、テープ排出口から排出する。また、切断手段より搬送方向下流側の排出口近傍にセンサを設け、このセンサの検出結果に基づき、装置内での搬送異常等の発生を検出する。
上記のような印字ラベル作成装置において、近年、装置全体の構造の簡素化や小型化を図るために、排出口から導出された印字ラベルを強制的に装置外部へ排出する上記排出ローラ等を特に設けない構造とする場合がある。この場合、操作者が、上記のように導出された印字ラベルを手動操作で抜き去ったり、印字ラベルが自重で排出口より落下しない限り、印字ラベルの終端部が、切断手段より搬送方向下流側の排出口付近に残存する可能性がある。このような場合、その後次の印字ラベルを作成するときに、排出口へと搬送されてきたラベル用テープの先端が、当該残存している印字ラベルに干渉し、切断手段より搬送方向下流側における搬送不良等の不具合(いわゆるジャム)を引き起こすおそれがある。
上記従来技術は、切断手段の下流側に排出ローラが存在することを前提としている。このため、上記従来技術は、排出ローラが省略された場合において固有の課題として生じる、印字ラベルの残存による搬送不良等の不具合については、特に配慮されていなかった。
本発明の目的は、排出ローラが省略された場合においても、印字ラベルの残存による搬送不具合を防止できる印字ラベル作成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、ラベル用テープを巻回したラベル用テープロールを備えたテープカートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、前記カートリッジホルダに装着された前記テープカートリッジより供給される前記ラベル用テープを排出口へ向かって搬送するための搬送手段、前記搬送手段により搬送される前記ラベル用テープに対し所望の印字を行う印字手段、及び、前記印字手段による印字が終了した後前記ラベル用テープを所望の長さに切断する切断手段を有し、切断後の前記ラベル用テープを用いて印字ラベルを連続的に作成可能なラベル作成部と、前記切断手段と前記排出口との間に設けられ、前記切断手段による前記ラベル用テープの切断が終了して第1印字ラベルが作成された後前記第1印字ラベルにおける反射光の挙動を利用して当該第1印字ラベルの存在を光学的に検出可能な検出手段と、前記第1印字ラベルが作成された後、作成された当該第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されているかどうかを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段の判定結果を記憶する記憶手段と、前記第1判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されている旨の判定結果が前記記憶手段に記憶されていた場合、前記第1印字ラベルの次の順番で前記ラベル作成部により第2印字ラベルが作成開始される際に、前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されているかどうかを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されていると判定された場合に、これに対応した報知を行うための報知信号を生成して出力する信号生成手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明においては、カートリッジホルダにテープカートリッジが装着されると、ラベル作成部によって印字ラベルの作成が行われる。テープカートリッジより供給されるラベル用テープが搬送手段によって搬送される。搬送開始後は、検出手段がラベル用テープの存在を光学的に検出する。搬送されるラベル用テープに対し、印字手段により所望の印字が行われ、印字終了後、切断手段がラベル用テープを所望の長さに切断する。これによって印字ラベルが作成され、作成された印字ラベルは排出口から装置外部へと導出される。
本願第1発明の検出手段は、切断手段と排出口との間に設けられており、この結果、上記のようにして第1印字ラベルが作成された後、当該第1印字ラベルの終端部が排出口付近に残存していた場合には、そのことを光学的に検出可能である。そして、検出手段による上記搬送不具合の光学的検出機能に対応し、第1判定手段が、排出口から導出された第1印字ラベルの存在を検出手段が検出したか(言い換えれば第1印字ラベルの終端部が排出口付近に残っているかどうか)を判定する。この判定結果は記憶手段へ記憶され、第1印字ラベルの終端部が排出口に残存していた場合には、第1判定手段により第1印字ラベルの存在が検出手段により検出されている旨の判定結果が記憶手段に記憶されることとなる。
そして、その後新たに第2印字ラベルを作成開始する際は、上記記憶手段に記憶された判定結果が第1判定手段により上記第1印字ラベルの存在が上記検出手段により検出されている旨の判定結果であった場合に限り、(第1印字ラベルの終端部が排出口付近に残り上記搬送不具合が発生する可能性があることから)第2判定手段が、再度、第1印字ラベルの存在が検出手段により検出されているかどうか(言い換えれば第1印字ラベルの終端部がまだ排出口付近に残っているかどうか)を判定する。
この時点で、前述したように操作者が第1印字ラベルの終端部を抜き去り排出口近傍から除去済みであるか、若しくは、第1印字ラベルの終端部が自重で排出口より落下していれば、第1印字ラベルの存在は検出手段により検出されないので、第2判定手段の判定は満たされない。一方、それらが行われずこの時点でも第1印字ラベルの終端部が排出口付近に残存していた場合には、第2判定手段の判定が満たされる。この結果、報知信号が信号生成手段により生成されて出力され、対応した報知(エラー表示等)を行い、操作者に対し、上記搬送不具合が生じていることを認識させることができる。これにより、操作者に対し、第1印字ラベルを手動操作で除去し、搬送の円滑化を図るよう、促すことができる。
以上説明したように、本願第1発明においては、搬送不具合の防止を図りつつ、排出ローラを省略し、装置全体の構造の簡素化や小型化を図ることができる。)
第2発明は、上記第1発明において、前記第2判定手段は、前記第1判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されていない旨の判定結果が前記記憶手段に記憶されていた場合、前記第2印字ラベルが作成開始される際の前記判定を中止することを特徴とする。
カートリッジホルダに新規にテープカートリッジを装着して印字ラベルの作成を行おうとするとき、(例えば振動や操作者の手動引き出しにより)多少の長さのラベル用テープが既にカートリッジ外にはみ出した状態のテープカートリッジを、カートリッジホルダに装着する場合がある。この場合でも、実際には、そのまま搬送を行うことで、ラベル作成作業が可能である。
しかしながら、上記のようにラベル用テープがはみ出している場合、そのはみ出している部分での反射光の挙動に基づき、この部分の存在が検出手段によって(作成後の第1印字ラベルの存在の検出と同様にして)検出される可能性がある。この場合、仮に、第2判定手段が単純に第2印字ラベルの作成開始時における検出手段の検出結果のみを判定する構成とすると、上記のようなテープカートリッジ装着時においても第2判定手段によって検出手段により第1印字ラベルの存在が検出されていると判定されてしまい、信号生成手段から報知信号が出力されて操作者によるラベル作成作業が実行されなくなってしまうという懸念がある。
そこで本願第2発明においては、第2判定手段は、第2印字ラベルの前の順番で作成される第1印字ラベルについての第1判定手段の判定結果を参照するようにしている。すなわち、第1判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されていない旨の判定結果が記憶手段に記憶されていた場合は、第2判定手段は、第2印字ラベルが作成開始される際の上記ラベル用テープに対する検出結果の判定を中止する。そして、第1判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されている旨の判定結果が記憶手段に記憶されていた場合に限り、第2判定手段が、第2印字ラベルが作成開始される際の上記ラベル用テープに対する検出結果の判定を行うようにする。
これにより、上記のようなラベル用テープがはみ出したテープカートリッジが新規に装着された場合であっても、第1判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されている旨の判定結果が記憶されていないときには、第2判定手段による判定が実行されないようにできる。この結果、上述のような実際は作成可能であるはずの印字ラベル作成作業が不可能となる、という不都合を回避することができる。
第3発明は、上記第2発明において、前記検出手段は、前記搬送手段による前記ラベル用テープの搬送開始後、前記切断手段による前記ラベル用テープの切断までの、前記ラベル用テープの一方側の面に設けられた光吸収性の第1被検出子における前記反射光の反射挙動に基づき、当該第1被検出子の存在を検出可能に構成されており、かつ、前記搬送手段による前記ラベル用テープの搬送開始後、前記検出手段による前記第1被検出子の存在の検出結果に対応し、前記搬送手段を制御し前記ラベル用テープの位置決め制御を行う搬送制御手段を設けたことを特徴とする。
本願第3発明においては、ラベル用テープの一方側の面に光吸収性の第1被検出子を設ける。これにより、第1被検出子近傍では反射光の強度が小さくなり、それ以外の部分では反射光の強度が大きくなる。このような反射挙動の違いにより、ラベル用テープの搬送に伴って第1被検出子が検出手段の検出範囲に到達したことを、確実に検知し、位置決め制御を行うことができる。このように、搬送開始後の検出手段での検出結果に基づき搬送制御手段が搬送手段を制御する。これにより、前述のような搬送不具合の光学的検出と、搬送制御のための光学的検出との両方の機能を、1つの検出手段で兼用することができる。この結果、別途搬送制御用のテープセンサ等を設ける場合に比べ、装置全体の構造の簡素化や小型化を図ることができる。
第4発明は、上記第3発明において、前記検出手段は、光を発する投光手段と、前記投光手段から発せられ前記ラベル用テープ又は前記印字ラベルで反射された前記反射光を受光する受光手段とを備えており、前記搬送手段による前記ラベル用テープの搬送開始後前記切断手段による前記ラベル用テープの切断までの間、前記受光手段により受光される前記反射光の強度が所定の第1しきい値より小さくなったことにより、前記ラベル用テープの前記第1被検出子の存在を検出し、前記切断手段による前記ラベル用テープの切断が終了して第1印字ラベルが作成された後、前記受光手段により受光される前記反射光の強度が所定の第2しきい値より大きいことにより、前記第1印字ラベルの存在を検出することを特徴とする。
これにより、投光手段から発せられる光の反射光を、小強度側において識別して第1被検出子の存在の検出を行い搬送制御のための光学的検出機能を実行するとともに、大強度側において識別して第1印字ラベルの存在の検出を行い搬送不具合の光学的検出機能を実行することができる。この結果、1つの検出手段により、両方の機能を確実に実行することができる。
第5発明は、上記第4発明において、前記搬送手段は、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うタグアンテナとを備えた無線タグ回路素子を、固定ピッチで配置した前記ラベル用テープとしてのタグテープを搬送し、前記検出手段は、前記搬送手段による前記ラベル用テープの搬送開始後、前記タグテープの一方側の面に前記無線タグ回路素子の配置位置に対応して前記固定ピッチで設けられた前記第1被検出子の存在を検出することを特徴とする。
本願第5発明においては、ラベル用テープとしてタグテープを用い、印字ラベル(すなわちタグラベル)を作成する。タグテープには無線タグ回路素子が固定ピッチで設けられており、この無線タグ回路素子の配置位置に対応して同じ固定ピッチで第1被検出子が設けられる。したがって、各第1被検出子と各無線タグ回路素子との位置が個別に対応付けられるので、第1被検出子の存在を検出することによってタグテープにおける無線タグ回路素子の位置を検出可能となる。この結果、切断手段による切断において無線タグ回路素子の位置を回避し損傷を確実に防止したり、印字手段による印字において無線タグ回路素子の位置を回避して印字品質の低下を防止する等、無線タグ回路素子の位置に対応した各種の拡張した制御を行うことができる。
また、タグテープは無線タグ回路素子が含まれる分一般に高価であるため、前述したように搬送制御の支障による無駄なテープ消費を防止できることで、コスト低減効果が特に大きくなる。
第6発明は、上記第1乃至第5発明のいずれかにおいて、操作端末からのラベル作成指示信号を入力する信号入力手段を有し、前記信号入力手段により、複数の印字ラベルを一括して作成する旨の前記ラベル作成指示信号が入力された場合、前記第1判定手段は、前記複数の印字ラベルのうち前記第1印字ラベルが前記ラベル作成部により先行して作成された後、当該第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されたかどうかを判定し、前記第2判定手段は、前記第1判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されている旨の判定結果が前記記憶手段に記憶されていた場合、前記複数の印字ラベルのうち前記第1印字ラベルに後続して作成される前記第2印字ラベルが前記ラベル作成部により作成開始される際に、前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されているかどうかを判定することを特徴とする。
これにより、複数の印字ラベルを一括して連続作成する場合には、各印字ラベルごとに、印字ラベルの終端部が排出口付近に残存しているかどうかに基づく第1判定手段及び第2判定手段の判定が実行され、第2判定手段により第1印字ラベルの存在が検出手段により検出されていると判定された場合には報知を行うことができる。したがって、操作者に対し、各印字ラベルごとに、必要に応じて手動操作でラベル除去を行うように促すことができる。
第7発明は、上記第1乃至第6発明のいずれかにおいて、前記検出手段は、前記ラベル用テープの搬送方向終端部近傍に設けられた第2被検出子の存在を光学的に検出可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、1つの検出手段により、テープカートリッジのラベル用テープがすべて消費されたテープ切れ検出機能をも併せて実行することができる。
第8発明は、上記第1乃至第7発明のいずれかにおいて、前記搬送手段は、搬送経路に沿って少なくとも前記切断手段から前記排出口までの間は前記ラベル用テープの面方向を略水平としつつ当該ラベル用テープを搬送し、前記排出口は、前記切断手段による切断後の印字ラベルの排出方向が略水平方向となるように、構成されていることを特徴とする。
排出口近くでテープの面方向が水平となって搬送され、排出方向が略水平方向である場合、切断手段により切断された印字ラベルは、その水平な下面を排出口に面接触させつつ、排出口からゆるやかに弧を描いて垂れ下がるように導出される。特に、印字ラベル長が比較的長い場合には、垂れ下がった先端が印字ラベル作成装置の設置面に到達して突っ張る格好となり、導出された印字ラベルの搬送方向終端部が、排出口付近に残存しやすい傾向となる。したがって、このような搬送構造の場合、排出口付近の搬送不良(詰まり発生)を検知し操作者に報知を行うことは、特に有効である。
本発明によれば、排出ローラが省略された場合においても、印字ラベルの残存による搬送不具合を防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、本発明を無線タグラベルの作成システムに適用した場合の実施形態である。
図1を用いて、本実施形態の印字ラベル作成装置を備えたタグラベル作成システムの全体構成を説明する。
図1において、タグラベル作成システムTSは、タグラベル作成装置1(印字ラベル作成装置)と、操作端末100とを有している。
タグラベル作成装置1は設置面Hに配置されており、装置本体2を有している。装置本体2の前面部には、テープ排出口4(排出口)が設けられている。テープ排出口4は、装置本体2内で作成された印字済みタグラベル用テープ28を装置本体2外へ排出する。装置本体2の左側面部には、開閉蓋3が設けられている。開閉蓋3は、開閉可能(又は着脱可能としてもよい)に形成されており、カートリッジホルダ8(後述の図2参照)を覆うように構成されている。
操作端末100は、各種表示を行う表示部101と、各種操作を行うための操作部102とを有している。
また、タグラベル作成装置1及び操作端末100は、ケーブル5(例えばUSBケーブル等。無線でもよい)を介して互いに情報送受信可能に接続されている。
図2を用いて、タグラベル作成装置1のカートリッジホルダ8及びカートリッジの外観構成を説明する。なお、この図2では、図示の煩雑を避けるため、図1中左側方に開いた状態の開閉蓋3の図示は省略している。
図2において、タグラベル作成装置1の装置本体2内部には、カートリッジホルダ8と、印字ヘッド9(印字手段)と、放熱板9Aと、テープ送りローラ駆動軸14(搬送手段)と、リボン巻取りローラ駆動軸15とが設けられている。
カートリッジホルダ8は、カートリッジ21(テープカートリッジ)を着脱可能に構成されている。
印字ヘッド9は、被印字媒体であるカバーフィルム51(後述の図3参照)に対し所望の印字を行う。
テープ送りローラ駆動軸14及びリボン巻取りローラ駆動軸15は、タグテープ53(後述の図3参照)、カバーフィルム51、印字済みタグラベル用テープ28、及び使用済みのインクリボン52(後述の図3参照)の搬送駆動力をそれぞれ与えるものであり、互いに連動して回転駆動される。
一方、カートリッジ21は、全体が略直方体形状に形成された箱体であり、その一部には表裏両面を貫通するヘッド挿通開口22が形成されている。
図3を用いて、カートリッジ21及びカートリッジホルダ8の周辺部分を説明する。なお、この図3は、図1に示す構造において、開閉蓋3を取り除いて矢印A方向から見た矢視図に相当している。
図3において、カートリッジ21は、カートリッジホルダ8に着脱可能に収納(装着)されている。また、カートリッジ21は、タグテープロール38と、カバーフィルムロール39と、リボン供給側ロール37と、リボン巻取りローラ42と、テープ送りローラ63とを有している。
タグテープロール38は、タグテープ用スプール56の周りに、タグテープ53を巻回している。
タグテープ53は、複数層(この例では4層)の積層構造を備えている(図3中部分拡大図参照)。すなわち、内側に巻かれる側(図3中左側)よりその反対側(図3中右側)へ向かって、適宜の粘着剤からなり後述のカバーフィルム51を貼り合わせるための粘着剤層53a、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)等からなるテープ基材層53b、適宜の粘着剤からなる粘着剤層53c、剥離紙53dの順序で積層され構成されている。
剥離紙53dは、最終的に完成したタグラベルT(印字ラベル。後述の図6等参照)が所定の物品等の貼り付け対象物に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着剤層53cにより当該貼り付け対象物に接着できるようにしたものである。
テープ基材層53bの裏側(図3中右側)には、情報の送受信を行うタグアンテナ151が一体的に設けられている。また、このタグアンテナ151に接続するように、情報を記憶するIC回路部150が形成されている。これらIC回路部150及びタグアンテナ151によって無線タグ回路素子Toが構成されている。
剥離紙53dの裏面(=タグテープ53の一方側の面。図3中右側)には、光吸収性の黒マークPM(第1被検出子)が、印刷により設けられている。
カバーフィルムロール39は、カバーフィルム用スプール54の周りに、上記タグテープ53と略同じ幅であるカバーフィルム51を巻回している。
なお、タグテープ53及びカバーフィルム51の総称が、各請求項記載のラベル用テープに相当する。また、タグテープロール38及びカバーフィルムロール39の総称が、ラベル用テープロールに相当する。
リボン供給側ロール37は、印字用のインクリボン52(但し被印字媒体が感熱テープの場合は不要)を繰り出すロールであり、リボン供給側スプール55の周りに、インクリボン52を巻回している。
なお、上記タグテープ用スプール56、上記カバーフィルム用スプール54、及び上記リボン供給側スプール55は、カートリッジ21の底面に立設されたボス60、ボス58、及びボス59に対し、それぞれ回転可能に嵌挿され収納されている。
リボン巻取りローラ42は、リボン巻取りスプール61を備えている。このリボン巻取りローラ42が、カートリッジホルダ8側の上記リボン巻取りローラ駆動軸15により駆動されることで、印字済み(使用済み)のインクリボン52を巻取り、リボン巻取りスプール61に巻回する。
テープ送りローラ63は、カートリッジホルダ8側の上記テープ送りローラ駆動軸14により駆動されることで、上記タグテープ53と上記カバーフィルム51とを押圧し接着させ印字済みタグラベル用テープ28としつつ(=テープ圧着ローラとしても機能する)、図3中矢印ア、イ、ウで示す方向にテープ送りを行う。なお、以下適宜、上記のように印字済みタグラベル用テープ28とされた後の、タグテープ53及びカバーフィルム51、すなわち、ラベル用テープを、印字済みタグラベル用テープ28と言い換えて記載する。
なお、上記リボン巻取りローラ42及びテープ送りローラ63は、それぞれカートリッジ21外に設けた例えばパルスモータであるテープ送りモータ32(後述の図4参照)の駆動力が、図示しないギヤ機構を介し上記リボン巻取りローラ駆動軸15及びテープ送りローラ駆動軸14に伝達されることによって、連動して回転駆動される。
一方、カートリッジホルダ8には、上記印字ヘッド9と、上記放熱板9Aと、上記リボン巻取りローラ駆動軸15と、上記テープ送りローラ駆動軸14と、ローラホルダ26とが設けられている。
印字ヘッド9は、多数の発熱素子を備えており、カバーフィルムロール39から繰り出されたカバーフィルム51の所定の印字領域(図示せず)に所望の印字を行う。
テープ送りローラ駆動軸14は、テープ送りローラ63を駆動させることにより、タグテープロール38より供給されるタグテープ53、カバーフィルムロール39より供給されるカバーフィルム51、及び印字済みタグラベル用テープ28を、搬送経路(図中矢印ア、イ、ウを参照)に沿ってテープ排出口4へ向って搬送する。なお、以下適宜、タグテープ53、カバーフィルム51、及び印字済みタグラベル用テープ28を省略して「タグテープ53等」と称する。また、テープ送りローラ駆動軸14は、テープ送りローラ63を駆動させることにより、後述のカッタユニット30からテープ排出口4までの間においては、印字済みタグラベル用テープ28を、その面方向を設置面H(図1参照)に沿って略水平としつつ搬送する。
ローラホルダ26は、支持軸29により回動可能に枢支され、切換機構により印字位置とリリース位置に切換可能とされている。このローラホルダ26には、プラテンローラ10及びテープ圧接ローラ11が回転可能に配設されている。そして、ローラホルダ26が上記印字位置に切り換えられたときに、それらプラテンローラ10及びテープ圧接ローラ11が上記印字ヘッド9及びテープ送りローラ63に対し圧着されるようになっている。
さらに、タグラベル作成装置1には、カートリッジ21のラベル用テープ排出口27に隣接して(この例でははさみ式の)カッタユニット30(切断手段)が配設されている。このカッタユニット30は、可動刃30A及び固定刃30Bから構成されている。そして、可動刃30Aがソレノイド34(後述の図4参照)によって固定刃30Bに対して作動して、上記印字ヘッド9による印字が終了した印字済みタグラベル用テープ28を所定の長さに切断し、タグラベルTを生成する。
また、テープ排出口4は、上記カッタユニット30による切断後のタグラベルT(又は切断前の印字済みタグラベル用テープ28)の排出方向が、タグラベル作成装置1の設置面Hに沿って略水平方向となるように構成されている。
また、上記カッタユニット30とテープ排出口4との間、すなわち、カッタユニット30よりテープ搬送方向下流側(図中右側)のテープ排出口4に向う搬送経路には、マークセンサ35(検出手段)が設けられている。
マークセンサ35は、例えば公知の反射型センサ等、光学的手法を用いたセンサである。すなわち、マークセンサ35は、投光器35A(投光手段)及び受光器35B(受光手段)を備えている。投光器35Aは、例えば赤外光を、印字済みタグラベル用テープ28又はタグラベルTに向けて投光する。受光器35Bは、上記投光器35Aから発せられ、上記印字済みタグラベル用テープ28又はタグラベルTから反射された反射光を受光する。
マークセンサ35は、上記印字済みタグラベル用テープ28又はタグラベルT、あるいは、上記剥離紙53dの黒マークPMにおける反射光の挙動を利用して検出を行う。具体的には、マークセンサ35は、上記受光器35Bにより受光される反射光の強度に基づき、印字済みタグラベル用テープ28又はタグラベルTの存在、あるいは、黒マークPMの存在を、光学的に検出する(詳細は後述する)。なお、後述のように、このマークセンサ35は、タグテープ53の搬送方向終端部近傍に設けられた余白部分EM(後述の図5(b)参照)の存在についても、光学的に検出することができる。
上記構成において、カートリッジ21がカートリッジホルダ8に装着された後、上記テープ送りモータ32の駆動力によってリボン巻取りローラ駆動軸15及びテープ送りローラ駆動軸14がそれぞれ同期して回転駆動される。テープ送りローラ駆動軸14の駆動に伴いテープ送りローラ63、プラテンローラ10、及びテープ圧接ローラ11が回転し、タグテープロール38からタグテープ53が繰り出され、上述のようにテープ送りローラ63へ供給される。一方、カバーフィルムロール39からはカバーフィルム51が繰り出されるとともに、印字ヘッド駆動回路31(後述の図4参照)により印字ヘッド9の複数の発熱素子が通電される。このとき、インクリボン52が、印字ヘッド9に押圧されることで当該カバーフィルム51の裏面に接触させられる。この結果、カバーフィルム51の裏面の所定の印字領域に、所望の印字(鏡像印字)がなされる。そして、タグテープ53と上記印字が終了したカバーフィルム51とがテープ送りローラ63及びテープ圧接ローラ11により接着され、一体化されて、印字済みタグラベル用テープ28として形成される。形成された印字済みタグラベル用テープ28は、上記ラベル用テープ排出口27より、カートリッジ21外へと搬出される。そして、カッタユニット30によって印字済みタグラベル用テープ28が切断され、所望の印字がされたタグラベルTが生成される。
図4を用いて、タグラベル作成装置1の機能的構成を説明する。
図4において、タグラベル作成装置1の制御基板(図示せず)上には、制御回路40が配置されている。制御回路40には、CPU44が設けられており、このCPU44に、データバス42を介し、入出力インターフェース41、ROM46、EEPROM47(記憶手段)、RAM48、及び通信用インターフェース43が接続されている。なお、EEPROM47に代え、フラッシュメモリ等を用いてもよい。
ROM46には、印字駆動制御プログラム、切断駆動制御プログラム等、制御上必要な各種のプログラムが格納されている。印字駆動制御プログラムは、後述の印字バッファ48Bのデータを読み出して上記印字ヘッド9や後述のテープ送りモータ32を駆動するためのプログラムである。切断駆動制御プログラムは、印字が終了した場合に印字済みタグラベル用テープ28を切断位置までテープ送りモータ32を駆動して搬送し、後述のソレノイド34を駆動して印字済みタグラベル用テープ28を切断するためのプログラムである。CPU44は、このようなROM46に記憶されている各種プログラムに基づいて各種の演算を行う。
RAM48は、CPU44により演算された各種の演算結果等を一時的に記憶する。このRAM48には、テキストメモリ48A、印字バッファ48B、ワークメモリ48C等が設けられている。テキストメモリ48Aは、印字用データを格納する。印字バッファ48Bは、ドットパターンデータを格納する。ワークメモリ48Cは、各種演算データ等を格納する。
通信用インターフェース43は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等から構成され、操作端末100との間でケーブル5を介して情報通信(例えばシリアル通信等)を行う。
入出力インターフェース41には、印字ヘッド駆動回路31と、テープ送りモータ駆動回路33と、ソレノイド駆動回路36と、カートリッジセンサ7と、上記マークセンサ35とが接続されている。
印字ヘッド駆動回路31は、印字ヘッド9を駆動する。
テープ送りモータ駆動回路33は、テープ送りモータ32を駆動することにより、前述のテープ送りローラ駆動軸14及びリボン巻取りローラ駆動軸15を駆動し、タグテープ53等の搬送を行う。
ソレノイド駆動回路36は、可動刃30Aを駆動して切断動作を行わせるソレノイド34を駆動する。
また、上記印字ヘッド駆動回路31、印字ヘッド9、テープ送りモータ駆動回路33、テープ送りモータ32、テープ送りローラ駆動軸14、リボン巻取りローラ駆動軸15、ソレノイド駆動回路36、ソレノイド34、及び可動刃30A等により、切断後の印字済みタグラベル用テープ28を用いてタグラベルTを連続的に作成可能な、サーマル印刷機構6(ラベル作成部)が構成されている。
カートリッジセンサ7は、例えばカートリッジホルダ8に設けられている。そして、カートリッジセンサ7は、カートリッジ21のカートリッジホルダ8への装着時に、カートリッジ21に形成された被検出部(図示せず)を検出することで、カートリッジ21の種類を検出する。
マークセンサ35は、前述したように、反射光の反射挙動に基づき、印字済みタグラベル用テープ28又はタグラベルTの存在、あるいは、上記黒マークPMの存在等を検出する。
図4に示す制御回路40を核とする制御系において、操作端末100からケーブル5を介して、印字データが入力された場合、その印字データがテキストメモリ48Aに記憶される。その記憶された印字用データは再び読み出され、制御回路40の変換機能により所定の変換がされることで、ドットパターンデータが生成され、印字バッファ48Bに記憶される。そして、印字ヘッド9が印字ヘッド駆動回路31を介して駆動され、上記各発熱素子が1ライン分の印字ドットに対応して選択的に発熱駆動されて印字バッファ48Bに記憶されたドットパターンデータの印字を行う。また、これと同期してテープ送りモータ32がテープ送りモータ駆動回路33を介してタグテープ53等の搬送制御を行い、最終的にタグラベルTを作成する。
図5を用いて、タグテープ53の構成を概念的に説明する。図5(a)にタグテープ53の搬送方向始端部近傍の部分を示し、図5(b)にタグテープ53の搬送方向終端部近傍の部分を示している。
図5(a)及び図5(b)において、タグテープ53には、その搬送方向に沿って、所定数(例えば40個)の上記無線タグ回路素子Toが所定の固定ピッチPt(例えば10cm間隔)で配置されている。また、タグテープ53の剥離紙53dの裏面(図5(a)及び図5(b)中手前側)には、上記無線タグ回路素子Toの配置位置に対応して、上記黒マークPMがタグテープ53のテープ幅方向に沿って、上記無線タグ回路素子Toの配置間隔と同等の固定ピッチPtで印刷されている。
また、さらに、上記剥離紙53dの裏面の、タグテープ53の搬送方向終端部(図5(b)中左側)近傍には、第2被検出子として機能する余白部分EMが設けられている。この余白部分EMは、タグテープ53の搬送方向に所定数配置された無線タグ回路素子Toのうち、最終順番(例えば40個配置されている場合には40個目)の無線タグ回路素子Toに対応する黒マークPM(図5(b)に示す例では、最も左側に印刷された黒マークPM)の後に、上記固定ピッチPtよりも長い長さとなるように設けられている。
そして、前述のマークセンサ35は、印字済みタグラベル用テープ28又はタグラベルTの存在、及び、黒マークPMの存在の検出に加え、上記余白部分EMの存在を光学的に検出可能に構成されている。すなわち、マークセンサ35によって、余白部分EMの存在が検出されることで、言い換えれば、黒マークPMの存在が上記固定ピッチPtに対応した間隔で検出されなくなることで、無線タグ回路素子Toの配置されていない終端部にタグテープ53が達したと、認識されるのである。なお、余白部分EMに代えて、黒マークPMと同様の有色のエンドマークを第2被検出子として設け、マークセンサ35により検出するようにしてもよい。
図6(a)、図6(b)、図7(a)、及び図7(b)を用いて、前述のようにして作成されたタグラベルTの外観の一例を説明する。
これら図6(a)、図6(b)、図7(a)、及び図7(b)において、タグラベルTは、前述の図3に示したタグテープ53にカバーフィルム51が加わった5層構造となっている。すなわち、表面(図7(a)及び図7(b)中上側)よりその反対側(図7(a)及び図7(b)中下側)へ向かって、カバーフィルム51、粘着剤層53a、テープ基材層53b、粘着剤層53c、剥離紙53dの順序で積層され構成されている。
また、前述したようにテープ基材層53bの裏側(図7(a)及び図7(b)中下側)には、IC回路部150及びタグアンテナ151を備える無線タグ回路素子Toが設けられている。剥離紙53dの裏面には、テープ幅方向に沿って黒マークPMが印刷されている。
また、カバーフィルム51の裏面には、印字R(この例では「RF−ID」の文字)が鏡像印字により印刷されている。
なお、この例では、タグアンテナ151がいわゆるダイポールアンテナである場合を示しているが、これに限られず、タグアンテナ151をいわゆるループアンテナで構成してもよい。
図8を用いて、無線タグ回路素子Toの機能的構成を説明する。
図8において、IC回路部150は、整流部152と、電源部153と、クロック抽出部154と、メモリ部155と、変復調部156と、制御部157とを備えている。
整流部152は、タグアンテナ151により受信された質問波を整流する。電源部153は、整流部152により整流された質問波のエネルギを蓄積し、そのエネルギを、無線タグ回路素子Toの駆動電源とする。クロック抽出部154は、タグアンテナ151により受信された質問波からクロック信号を抽出して制御部157に供給する。メモリ部155は、所定の情報信号を記憶する。
変復調部156は、タグアンテナ151により受信された、周知の情報読み取り手段(図示せず)からの質問波を復調する。変復調部156はまた、制御部157からの返信信号を変調し、タグアンテナ151より応答波、すなわちタグ識別情報を含む信号として、送信する。
制御部157は、上記メモリ部155、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介し、無線タグ回路素子Toの作動を制御する。また、制御部157は、変復調部156により復調された受信信号を解釈し、メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成する。そして制御部157は、157は、当該返信信号をタグアンテナ151を介し送信する。
以上のような基本構成において、本実施形態の最大の特徴は、第1タグラベル(後述)の作成後に、当該第1タグラベルがテープ排出口4に存在しているかどうかを判定すること、第1タグラベルがテープ排出口4に存在していた場合に限り、その後の第2タグラベル(後述)の作成開始の際に、先の第1タグラベルがテープ排出口4に存在しているかどうかを判定すること、及び、当該判定の際、第1タグラベルがテープ排出口4に存在していた場合は、対応した報知を行わせること、である。以下、これらの内容を、図9〜図11を用いて説明する。
なお、本実施形態においては、ケーブル5を介し、操作端末100からタグラベル作成装置1へ入力されるラベル作成指示信号(詳細は後述)が、1枚のタグラベルTを作成する旨のラベル作成指示信号である場合を例にとり説明する。上記ラベル作成指示信号が、複数のタグラベルTを一括して作成する旨のラベル作成指示信号である場合については、後述の(1)の変形例で説明する。
図9において、1枚のタグラベルTを作成する旨のラベル作成指示信号が、ケーブル5を介し、操作端末100からタグラベル作成装置1へ入力されると、前述のサーマル印刷機構6(図4参照)によって、1枚のタグラベルTの作成が開始される。すなわち、まずテープ送りローラ駆動軸14等の駆動力に基づきテープ送りローラ63等によって、タグテープ53等の搬送が開始される(前述の図3参照)。本実施形態では、この搬送開始とともに、マークセンサ35によって、印字済みタグラベル用テープ28又はタグラベルTの存在の検出や、黒マークPM及び余白部分EMの検出が開始される。そして、それらの検出結果に基づき、タグテープ53等の搬送開始後の、テープ送りローラ駆動軸14の搬送制御が行われる。
そして、タグテープ53等の搬送が開始された後に、印字済みタグラベル用テープ28が、上記ラベル用テープ排出口27(図3参照)から排出され、マークセンサ35の所定の検出範囲内に到達する。これにより、図9(a)に示すように、当該マークセンサ35によって、印字済みタグラベル用テープ28の存在(すなわち、タグテープ53及びカバーフィルム51の存在。以下同様)が検出される。
すなわち、前述の投光器35Aより光(例えば赤外光など)が発せられ、その後、前述の受光器35Bにより受光された上記光の反射光の強度が、所定のしきい値(=第2しきい値)より大きいことにより、印字済みタグラベル用テープ28の存在が検出される。
その後、タグテープ53等が、テープ送りローラ駆動軸14等の駆動力に基づきさらにテープ排出口4に向って搬送されると、上記黒マークPMが、マークセンサ35の上記検出範囲内に到達する。これにより、図9(b)に示すように、マークセンサ35によって、この黒マークPMの存在が検出される。
すなわち、上記投光器35Aより光が発せられ、その後、上記受光器35Bにより受光された上記光の反射光の強度が、黒マークPMの光吸収性により所定のしきい値(第1しきい値。以下、「第1しきい値」という)より小さくなる。このことにより、上記黒マークPMの存在が検出されるのである。なお、上記第1しきい値と上記第2しきい値とは、同じ値でもよいし、別の値でもよい。
このように、マークセンサ35によって、上記黒マークPMの存在が検出されると、上記カバーフィルム51が、上記印字ヘッド9による印刷開始位置まで搬送されたとみなされ、当該印字ヘッド9によって、カバーフィルム51の印字領域への印字が開始される。つまり、マークセンサ35による上記黒マークPMの存在の検出結果に基づいて、テープ送りローラ駆動軸14等を介してタグテープ53等の位置決め制御を行っているのである。
その後、タグテープ53等が、テープ送りローラ駆動軸14等の駆動力に基づき所定量、例えば、カバーフィルム51の印字領域のすべてがカッタユニット30の所定の長さ分超えるだけの搬送距離、搬送されると、上記搬送が停止される(図9(c)の状態)。そして、印字済みタグラベル用テープ28が、カッタユニット30により切断(分断)されタグラベルTが作成される(図9(d)の状態)。この時点においては、上記作成されたタグラベルTが、第1印字ラベルに相当する。以下適宜、第1印字ラベルに相当するタグラベルTを、「第1タグラベルT」と称する。
ここで、前述したように、本実施形態のタグラベル作成装置1のテープ排出口4は、上記カッタユニット30による切断後のタグラベルTの排出方向が、装置本体2の設置面Hに沿って略水平方向となるように構成されている。したがって、上記のようにカッタユニット30により切断された後のタグラベルT(第1タグラベルT)は、テープ排出口4からゆるやかに弧を描いて垂れ下がるように導出(排出)される(図9中(d)参照)。
そして、第1タグラベルTが作成された後(例えば、作成直後)、当該第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されているかどうか、言い換えれば、当該第1タグラベルTがテープ排出口4に存在(残存)しているかどうかを判定する。以下適宜、第1印字ラベルの作成後に行う上記判定を、「第1判定」と称する。
図10を用いて、上記第1判定の判定結果を場合分けして説明する。図10(a)を用いて、第1タグラベルTがテープ排出口4に存在している場合を説明し、図10(b)を用いて、第1タグラベルTがテープ排出口4に存在していない場合を説明する。
まず、図10(a)示すように、上記のようにしてタグラベルT(第1タグラベルT)が作成された後に、作成された当該第1タグラベルTの先端が装置本体2の設置面Hに接触し、第1タグラベルTの搬送方向終端部(図示左側端部)がテープ排出口4に存在している場合がある。この場合、テープ排出口4に存在している第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出される。
このような場合に上記第1判定が行われると、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されている(=第1タグラベルTがテープ排出口4に存在している)と判定される。なお、本実施形態においては、この時点では、後述のエラー表示は行われない(後述の(1)の変形例においては、この時点で、エラー表示が行われる場合もある)。そして、この判定結果、すなわち、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されている旨の判定結果(以下適宜、単に「第1判定結果:存在」と記載する)が、前述のEEPROM47に記憶される。
一方、図10(b)に示すように、上記のようにしてタグラベルT(第1タグラベルT)が作成された後に、作成された当該第1タグラベルTが操作者による手動操作で取り除かれた、あるいは、当該第1タグラベルTが自重でテープ排出口4より落下した等により、第1タグラベルTがテープ排出口4に存在していない場合がある。この場合、第1タグラベルTの存在は、マークセンサ35により検出されない。
このような場合に上記第1判定が行われると、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていない(=第1タグラベルTがテープ排出口4に存在していない)と判定される。そして、この判定結果、すなわち、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていない旨の判定結果(以下適宜、単に「第1判定結果:不存在」と記載する)が、上記EEPROM47に記憶される。
次に、図11を用いて、操作端末100の表示部101でのエラー表示が行われる場合について説明する。
図11(a)及び図11(b)において、上記のように第1タグラベルTが作成された後に、再び上記ラベル作成指示信号が、ケーブル5を介し、操作端末100からタグラベル作成装置1へ入力されると、上記サーマル印刷機構6によって、上記第1タグラベルTの次の順番のタグラベルTの作成が開始される。なお、第1タグラベルTの次の順番でサーマル印刷機構6によって作成開始されるタグラベルTが、第2印字ラベルに相当する。以下適宜、第2印字ラベルに相当するタグラベルTを、「第2タグラベルT」と称する。そして、EEPROM47に記憶された、上記第1タグラベルTの作成後の上記第1判定の判定結果が参照される。
すなわち、図11(a)に示すように、EEPROM47に、上記第1判定の判定結果として「第1判定結果:存在」が記憶されている場合がある。この場合、上記第2タグラベルTの作成が開始される際に、上記作成された第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されているかどうか、言い換えれば、当該第1タグラベルTがテープ排出口4にまだ存在(残存)しているかどうかを判定する。以下適宜、第2印字ラベルの作成開始の際に行う上記判定を、「第2判定」と称する。
そして、上記作成された第1タグラベルTが、テープ排出口4にまだ存在している場合(まだ上記図10(a)に示す状態である場合)には、当該第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されている。したがって、このような場合に上記第2判定が行われると、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されている(=第1タグラベルTがテープ排出口4にまだ存在している)と判定される。
このように上記第2判定により、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていると判定された際には、対応する報知として操作端末100の表示部101に所定のエラー表示(例えば「ラベルが詰まっているので取り除いて下さい」など)が表示される。
また、上記作成された第1タグラベルTが、操作者による手動操作で取り除かれた等により、テープ排出口4に既に存在していない場合(上記図10(b)に示す状態である場合)には、当該第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されない。したがって、このような場合に上記第2判定が行われると、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていない(=第1タグラベルTがテープ排出口4に既に存在していない)と判定される。そして、このように上記第2判定により、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていないと判定された際には、上記のようなエラー表示は行われない。
一方、図11(b)に示すように、EEPROM47に、上記第1判定の判定結果として「第1判定結果:不存在」が記憶されている場合がある。この場合、(第1タグラベルTがテープ排出口4に既に存在していないため)第2タグラベルTが作成開始される際の上記第2判定は行われない(中止される)ようになっている。
以上説明したような機能を実現するために、タグラベル作成装置1のCPU44によって実行される制御内容を、図12を用いて説明する。
図12において、例えば操作者によりタグラベル作成装置1の電源がオンにされることによって、このフローが開始される(「START」位置)。なお、前述したように、上記マークセンサ35は、タグテープ53等の搬送開始(後述の図13のステップS210参照)とともに、印字済みタグラベル用テープ28又はタグラベルTの存在や、黒マークPM及び余白部分EMの検出を開始する。
まずステップS10で、CPU44は、タグラベル作成フラグFsをFs=0に初期化する。
その後、ステップS20で、CPU44は、ケーブル5及び通信用インターフェース43を介し、操作端末100から1枚のタグラベルTを作成する旨のラベル作成指示信号(印字データを含む)を入力したかどうかを判定する。上記ラベル作成信号を入力するまで、判定が満たされずループ待機し、上記ラベル作成信号を入力したら(信号入力手段としての機能)、判定が満たされてステップS30に移る。
ステップS30では、CPU44は、上記フラグFsがFs=0であるかどうかを判定する。Fs=0である場合、すなわち、タグラベル作成装置1の電源投入後、まだタグラベルTが作成されていない場合には、判定が満たされてステップS200に移る。
ステップS200では、CPU44は、サーマル印刷機構6によりタグラベルTを作成するラベル作成処理(詳細手順は後述の図13参照)を実行する。
そして、ステップS40に移り、CPU44は、上記フラグFsを、タグラベル作成装置1の電源投入後、タグラベルT(第1タグラベルT)が作成されたことを表すFs=1とする。
その後、ステップS50で、CPU44は、上記ステップS200において第1タグラベルTが作成されてから、所定時間(例えば数秒〜10秒)経過したかどうかを判定する。所定時間経過するまで、判定が満たされずループ待機し、所定時間経過したら、判定が満たされてステップS60に移る。
ステップS60では、CPU44は、上記ステップS200において作成された第1タグラベルTの存在が、マークセンサ35により検出されているかどうか、言い換えれば、当該第1タグラベルTが、上記テープ排出口4に存在しているかどうかを判定する(=前述の第1判定に相当。第1判定手段としての機能)。この判定は、上記ステップS200において作成された第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出され、入出力インターフェース41を介し、当該マークセンサ35より検出信号が入力されたかどうかを判定すれば足りる。第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されている場合(=第1タグラベルTがテープ排出口4に存在している場合)には、判定が満たされてステップS70に移る。
ステップS70では、CPU44は、上記ステップS60の判定結果、すなわち、上記「第1判定結果:存在」を、EEPROM47に記憶させる。その後、後述のステップS90に移る。
一方、上記ステップS60で、上記ステップS200において作成された第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていない場合(=第1タグラベルTがテープ排出口4に存在していない場合)には、ステップS60の判定が満たされず、ステップS80に移る。
ステップS80では、CPU44は、上記ステップS60の判定結果、すなわち、上記「第1判定結果:不存在」を、EEPROM47に記憶させる。
そして、ステップS90に移り、CPU44は、所定の終了操作(例えばタグラベル作成装置1の電源オフ)が行われたかどうかを判定する。終了操作が行われていない場合には、判定が満たされずステップS20に戻り、同様の手順を繰り返す。終了操作が行われた場合には、判定が満たされて、このフローを終了する。
一方、上記ステップS30において、上記フラグFsが、Fs=1である場合、すなわち、タグラベル作成装置1の電源投入後、既にタグラベルTが作成されている場合には、ステップS30の判定が満たされて、ステップS100に移る。
ステップS100では、CPU44は、上記EEPROM47に記憶された直前のステップS60の判定結果が、「第1判定結果:存在」であったかどうかを判定する。上記「第1判定結果:不存在」がEEPROM47に記憶されていた場合には、判定が満たされず、後述のステップS110における判定を行わず(中止し)、上記ステップS200に戻り、同様の手順を繰り返す。一方、上記「第1判定結果:存在」がEEPROM47に記憶されていた場合には、判定が満たされてステップS110に移る。
ステップS110では、CPU44は、上記ステップS200において作成された第1タグラベルTの存在が、マークセンサ35により検出されているかどうか、言い換えれば、当該第1タグラベルTが、上記テープ排出口4にまだ存在しているかどうかを判定する。この判定は、上記ステップS200において作成された第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出され、入出力インターフェース41を介し、当該マークセンサ35より検出信号が入力されたかどうかを判定すれば足りる。第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていない場合(=第1タグラベルTがテープ排出口4に既に存在していない場合)には、判定が満たされず、上記ステップS200に移り、同様の手順を繰り返す。一方、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されている場合(=第1タグラベルTがテープ排出口4にまだ存在している場合)には、判定が満たされてステップS120に移る。すなわち、このステップS110が、実質的に、上記第2タグラベルTが作成開始される際に、上記第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されているかどうかを判定している(前述の第2判定に相当。第2判定手段としての機能)。
ステップS120では、CPU44は、サーマル印刷機構6を、所定のアイドリング(待機状態)モードへ切り替える。
その後、ステップS130で、CPU44は、対応したエラー表示を行うための表示信号(報知信号)を生成する。そして、その生成した表示信号を、通信用インターフェース43及びケーブル5を介し、操作端末100の表示部101に出力する(信号生成手段としての機能)。これにより、表示部101では、上記対応したエラー表示(例えば「ラベルが詰まっているので取り除いて下さい」など)が表示される。
そして、ステップS140に移り、CPU44は、ケーブル5及び通信用インターフェース43を介し、操作端末100からラベル作成の再開指示信号を入力したかどうかを判定する。ラベル作成の再開指示信号を入力するまで、判定が満たされずループ待機する。上記表示部101の表示を見た操作者がタグラベルTを手動操作で取り除き、操作端末100でラベル作成を指示すると、ラベル作成の再開指示信号が入力され、判定が満たされてステップS150に移る。
ステップS150では、CPU44は、サーマル印刷機構6の上記アイドリングモードを解除する。その後、上記ステップS110に戻り、同様の手順を繰り返す。
上記図12のステップS200の詳細手順を、図13を用いて説明する。
図13において、まずステップS210で、CPU44は、入出力インターフェース41を介し、テープ送りモータ駆動回路33に制御信号を出力し、テープ送りモータ32によりテープ送りローラ駆動軸14及びリボン巻取りローラ駆動軸15を駆動させる。これにより、タグテープロール38からのタグテープ53の繰り出し、及び、カバーフィルムロール39からのカバーフィルム51の繰り出しを開始し、タグテープ53等の搬送を開始する。
その後、ステップS220で、CPU44は、マークセンサ35による上記黒マークPMの存在の検出結果に基づき、タグテープ53等が所定量だけ搬出されたかどうかを判定する。この所定量とは、例えば、カバーフィルム51の印字領域の先端が、印字ヘッド9がほぼ対向する位置に到達するだけの搬送距離(いわゆる前余白用搬送量)である。この搬送距離判定は、上記黒マークPMの存在がマークセンサ35により検出され、入出力インターフェース41を介し当該マークセンサ35より検出信号が入力されたかどうかを判定すれば足りる。黒マークPMの存在がマークセンサ35により検出されるまで(=所定量が搬送されるまで)は、判定が満たされずループ待機する。そして、黒マークPMの存在がマークセンサ35により検出されたら(=所定量が搬送されたら)、判定が満たされてステップS230に移る。なお、このステップS220が、実質的に、マークセンサ35による黒マークPMの存在の検出結果に対応し、テープ送りローラ駆動軸14を介しタグテープ53等の位置決め制御を行うことに相当する。すなわち、このステップS220が、各請求項記載の搬送手段の制御を行う搬送制御手段として機能する。
ステップS230では、CPU44は、入出力インターフェース41を介し、印字ヘッド駆動回路31に制御信号を出力し、印字ヘッド9に、カバーフィルム51の印字領域に対し、上記図12のステップS10で入力された印字データに対応した印字を開始させる。
そして、ステップS240に移り、CPU44は、カバーフィルム51の印字領域に対する印字がすべて完了しているかどうかを判定する。印字がすべて完了するまで、判定が満たされずループ待機し、印字がすべて完了したら、判定が満たされてステップS250に移る。
ステップS250では、CPU44は、タグテープ53等がさらに所定量(例えば、印字領域のすべてがカッタユニット30を所定の長さ分越えるだけの搬送距離、いわゆる後余白用搬送量)だけ搬送されたかどうかを判定する。このときの判定は、例えば、上記ステップS220で、黒マークPMの存在がマークセンサ35により検出された後の搬送距離を公知の方法(例えば、テープ送りモータ32を駆動するテープ送りモータ駆動回路33の出力パルス数をカウントする等)で検出すればよい。所定量が搬送されるまで、判定が満たされずループ待機し、所定量搬送されたら、判定が満たされてステップS260に移る。
ステップS260では、CPU44は、入出力インターフェース41を介し、テープ送りモータ駆動回路33に制御信号を出力し、テープ送りモータ32によるテープ送りローラ駆動軸14及びリボン巻取りローラ駆動軸15の駆動を停止させる。これにより、タグテープロール38及びカバーフィルムロール39からのタグテープ53及びカバーフィルム51の繰り出し、及び、タグテープ53等の搬送が停止される。
その後、ステップS270で、CPU44は、入出力インターフェース41を介し、ソレノイド駆動回路36に制御信号を出力し、ソレノイド34を駆動し、カッタユニット30の可動刃30Aを作動させて、印字済みタグラベル用テープ28の切断(分断)を行わせる。このカッタユニット30による分断によって印字済みタグラベル用テープ28から切り離されて、タグラベルTが生成される。そして、このルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施形態のタグラベル作成装置1においては、タグテープ53等の搬送開始後は、マークセンサ35によって、印字済みタグラベル用テープ28の存在が光学的に検出されるとともに、印字ヘッド9によって、カバーフィルム51に対し所望の印字が行われる。そして、上記印字終了後は、カッタユニット30によって、印字済みタグラベル用テープ28が所望の長さに切断され、タグラベルTが作成される。その後、作成されたタグラベルTは、テープ排出口4から装置本体2の外部へと導出される。
このとき、本実施形態のように、装置本体2全体の構造の簡素化や小型化を図るために、テープ排出口4から導出されたタグラベルTを強制的に装置本体2の外部へ排出する排出ローラ等を特に設けない構造とする場合がある。この場合には、操作者が上記のように導出されたタグラベルTを手動操作で抜き去ったり、タグラベルTが自重でテープ排出口4より落下しない限り、タグラベルTの終端部が、カッタユニット30より搬送方向下流側のテープ排出口4付近に残存する可能性がある(図10(a)を参照)。したがって、このような場合には、その後、次のタグラベルT(=第2タグラベルT)を作成する際に、テープ排出口4へと搬送されてきた印字済みタグラベル用テープ28の先端が、当該残存しているタグラベルT(=第1タグラベルT)に干渉し、カッタユニット30より搬送方向下流側における搬送不良等の不具合(いわゆるジャム)を引き起こすおそれがある。
そこで、本実施形態では、カッタユニット30とテープ排出口4との間に、マークセンサ35を設けている(図3参照)。この結果、上記のようにして第1タグラベルTが作成された後、当該第1タグラベルTの終端部がテープ排出口4付近に残存していた場合には、マークセンサ35によって、そのことを光学的に検出することができる。そして、マークセンサ35による上記搬送不具合の光学的検出機能に対応し、テープ排出口4から導出された第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されているかどうか(=第1タグラベルTの終端部がテープ排出口4付近に残っているかどうか)を判定する(図12のステップS60を参照)。そして、その判定結果(「第1判定結果:存在」又は「第1判定結果:不存在」)を、EEPROM47へと記憶させる。すなわち、第1タグラベルTの終端部がテープ排出口4に残存していた場合には、上記「第1判定結果:存在」がEEPROM47に記憶されることとなる。そして、その後第2タグラベルTの作成が開始される際には、上記EEPROM47に記憶された判定結果が、上記「第1判定結果:存在」であった場合に限り、(第1タグラベルTの終端部がテープ排出口4付近に残り上記搬送不具合が発生する可能性があることから)再度、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されているかどうか(=第1タグラベルTの終端部がまだテープ排出口4付近に残っているかどうか)を判定する(図12のステップS110を参照)。
そして、この時点で、前述したように操作者が第1タグラベルTの終端部を抜き去りテープ排出口4から除去済みであるか、若しくは、第1タグラベルTの終端部が自重でテープ排出口4より落下していれば、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていない旨の判定がされる(ステップS110の判定が満たされない)。一方、それらが行われず、この時点でも第1タグラベルTの終端部がテープ排出口4付近に残存していた場合には、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されている旨の判定がされる(ステップS110の判定が満たされる)。この場合には、表示信号を生成し操作端末100の表示部101に出力して、所定のエラー表示を行う。この結果、操作者に対し、上記搬送不具合が生じていることを認識させることができる。また、上記搬送不具合が生じ第1タグラベルTの終端部がテープ排出口4付近に残存していると、マークセンサ35の検出光の経路を遮るおそれがある。その場合、第2タグラベルT作成時の印字済みタグラベル用テープ28の黒マークPMの検出がうまく行かず、搬送制御に支障を来すおそれがある。本実施形態では、上記のようにエラー表示を行うことにより、このような搬送制御への悪影響についても操作者に対し認識させることができる。以上により、本実施形態のタグラベル作成装置1は、操作者に対し、第1タグラベルTを手動操作で除去し、搬送の円滑化・搬送制御の正常化を図るよう、促すことができる。
以上のように、本実施形態のタグラベル作成装置1によれば、搬送不具合や搬送制御への悪影響の防止を図りつつ、排出ローラを省略した構成によって装置本体2の構造の簡素化や小型化を図ることができる。
ここで、例えば振動や操作者の手動引き出しにより、多少の長さの印字済みタグラベル用テープ28が既にカートリッジ21外にはみ出した状態のカートリッジ21が、新規にカートリッジホルダ8に装着される場合がある。この場合でも、実際には、そのまま搬送を行い上記黒マークPMに対する検出を行うことで通常通りの搬送制御を行い、正常なラベル作成作業を行うことができる。しかしながら、上記のように印字済みタグラベル用テープ28がはみ出している場合、そのはみ出している部分での反射光の挙動に基づき、この部分の存在がマークセンサ35によって(作成後の第1タグラベルTの存在の検出と同様にして)検出される可能性がある。したがって、仮に、単純に第2タグラベルTの作成開始時におけるマークセンサ35の検出結果のみを元に、上記第2判定(図12のステップS110の判定)を行うとすると、上記のようなカートリッジ21装着時においても、上記第2判定によって、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていると判定されてしまう(ステップS110の判定が満たされてしまう)。そして、前述のエラー表示が行われて、操作者によるラベル作成作業が実行されなくなってしまうという懸念がある。
そこで、本実施形態では特に、第2タグラベルTが作成開始される際に、EEPROM47に記憶された、当該第2タグラベルTの前の順番で作成される第1タグラベルTについての、上記第1判定(図12のステップS60の判定)の判定結果(「第1判定結果:存在」又は「第1判定結果:不存在」)を参照するようにしている。すなわち、上記「第1判定結果:不存在」がEEPROM47に記憶されていた場合は、第2タグラベルTが作成開始される際の上記第2判定を中止する(図12のステップS100の判定が満たされず、ステップS110の手順が実行されない)。そして、上記「第1判定結果:存在」がEEPROM47に記憶されていた場合に限り、第2タグラベルTが作成開始される際の上記第2判定を行うようにする。これにより、上記のような印字済みタグラベル用テープ28がはみ出したカートリッジ21が新規に装着された場合であっても、上記「第1判定結果:存在」がEEPROM47に記憶されていないときには、上記第2判定を実行しないようにできる。この結果、上述のような実際は作成可能であるはずのタグラベルTの作成作業が不可能となる、という不都合を回避することができる。
また、本実施形態では特に、タグテープ53の一方側の面(上記の例では剥離紙53dの裏面。図3等を参照)に上記黒マークPMを設ける。これにより、黒マークPM近傍では反射光の強度が小さくなり、それ以外の部分では反射光の強度が大きくなる。そして、タグテープ53等の搬送開始後に、マークセンサ35が、上記反射挙動の違いにより、タグテープ53等の搬送に伴って黒マークPMがマークセンサ35の検出範囲に到達したことを確実に検知し、それに基づき、テープ送りローラ駆動軸14が制御され、位置決め制御が行われる。さらに、マークセンサ35は、タグテープ53の搬送方向終端部近傍に設けられた上記余白部分EM(図5(b)を参照)の存在を光学的に検出する。すなわち、1つのマークセンサ35により、前述のような搬送不具合(ジャム)の検出機能と、搬送制御のための検出機能と、さらにカートリッジ21のタグテープ53がすべて消費されたテープ切れ検出機能とを併せて実行することができる。この結果、別途搬送制御用のテープセンサ等を設ける場合に比べ、装置本体2全体の構造の簡素化や小型化を図ることができる。
また、本実施形態では特に、マークセンサ35は、上記投光器35A及び受光器35Bを備えている。そして、タグテープ53等の搬送開始後、カッタユニット30による印字済みタグラベル用テープ28の切断までの間、受光器35Bにより受光される反射光の強度が上記第1しきい値より小さくなったことにより、上記黒マークPMの存在を検出する。また、カッタユニット30による印字済みタグラベル用テープ28の切断が終了してタグラベルTが作成された後、受光器53Bにより受光される反射光の強度が上記第2しきい値より大きいことにより、タグラベルTの存在を検出する。これにより、投光器53Aから発せられる光の反射光を、小強度側において識別して黒マークPMの存在の検出を行い搬送制御のための光学的検出機能を実行するとともに、大強度側において識別してタグラベルTの存在の検出を行い搬送不具合の光学的検出機能を実行することができる。この結果、1つのマークセンサ35により、両方の機能を確実に実行することができる。
また、本実施形態では特に、印字済みタグラベル用テープ28は、テープ排出口4近傍においては、その面方向が略水平となって搬送される。また、テープ排出口4は、カッタユニット30による切断後のタグラベルTの排出方向が略水平方向となるように構成されている。したがって、タグラベルTは、その水平な下面をテープ排出口4に面接触させつつ、テープ排出口4からゆるやかに弧を描いて垂れ下がるように導出される(図9(d)参照)。特に、タグラベルTのラベル長が比較的長い場合には、垂れ下がった先端がタグラベル作成装置1の設置面に到達して突っ張る格好となり、導出されたタグラベルTの搬送方向終端部が、テープ排出口4付近に残存しやすい傾向となる(図10(a)を参照)。したがって、このような搬送構造の場合、上述したように、テープ排出口4付近の搬送不良(詰まり発生)を検知し操作者に報知を行うことは、特に有効となる。
また、本実施形態では特に、ラベル用テープとして、無線タグ回路素子Toを配置したタグテープ53(図5を参照)を用い、印字ラベルとしてタグラベルTを作成する。このとき、タグテープ53では、各黒マークPMと各無線タグ回路素子Toとの位置が個別に対応付けられ、マークセンサ35によって、黒マークPMの存在を検出することで、タグテープ53における無線タグ回路素子Toの位置を(間接的に)検出する。この結果、上記図13を用いた制御手順では詳細な説明を省略したが、例えばステップS270でのカッタユニット30による切断において、無線タグ回路素子Toの位置を回避し損傷を確実に防止したり、ステップS210からの印字ヘッド9による印字において、無線タグ回路素子Toの位置を回避して印字品質の低下を防止する等、無線タグ回路素子Toの位置に対応した各種の拡張した制御を行うことができる。また、タグテープ53は無線タグ回路素子Toが含まれる分一般に高価であるため、前述したように搬送制御の支障による無駄なテープ消費を防止できることで、コスト低減効果が特に大きくなるという効果もある。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)複数のタグラベルを一括して連続作成する場合
上記実施形態では、タグラベルTを1枚ずつ作成するようにしていたが、これに限られず、複数のタグラベルTを一括して連続作成するようにしてもよい。
上記実施形態では、タグラベルTを1枚ずつ作成するようにしていたが、これに限られず、複数のタグラベルTを一括して連続作成するようにしてもよい。
すなわち、上記実施形態においては、ケーブル5を介し、操作端末100からタグラベル作成装置1へ、1枚のタグラベルTを作成する旨のラベル作成信号が入力されていたのに対し、本変形例においては、複数のタグラベルTを一括して作成する旨のラベル作成指示信号が入力されるようになっている。
以下、本変形例においては、操作端末100から、3枚のタグラベルTを一括して作成する旨のラベル作成信号が入力された場合、すなわち、3枚のタグラベルTを一括して連続作成する場合を例にとり説明する。また、本変形例では、上記3枚のタグラベルTのうち、先行して(1枚目に)作成されるタグラベルTを、「1枚目のタグラベル」と称し、当該1枚目のタグラベルに後続して(2枚目に)作成されるタグラベルTを、「2枚目のタグラベル」と称し、当該2枚目のタグラベルに後続して(3枚目に)作成されるタグラベルTを、「3枚目のタグラベル」と称する。
図14を用いて、上記1枚目のタグラベルの作成時において、上記実施形態と同様にして、操作端末100の表示部101でのエラー表示が行われる場合について説明する。
図14において、3枚のタグラベルTを一括して作成する旨のラベル作成指示信号が、ケーブル5を介し、操作端末100からタグラベル作成装置1へ入力されると、まず、1枚目のタグラベルの作成が開始され、上記サーマル印刷機構6によって前述した方法により、1枚目のタグラベルが作成される。なお、この時点においては、この作成された1枚目のタグラベルが、前述の第1タグラベルT(第1印字ラベル)に相当する。そして、1枚目のタグラベルが作成された後に、前述の第1判定、すなわち、当該1枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されているかどうか(当該1枚目のタグラベルがテープ排出口4に存在しているかどうか)の判定が行われる。
このとき、上記第1判定によって、1枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されている(=1枚目のタグラベルがテープ排出口4に存在している)と判定された場合がある。この場合には、(まだ後続して作成されるタグラベルTがあるため)操作端末100の表示部101に上記エラー表示が表示される。そして、この判定結果、すなわち、上記「第1判定結果:存在」が、前述のEEPROM47に記憶される。
一方、上記第1判定によって、1枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されていない(=1枚目のタグラベルがテープ排出口4に存在していない)と判定された場合がある。この場合には、上記エラー表示は行われず、この判定結果、すなわち、上記「第1判定結果:不存在」が、上記EEPROM47に記憶される。
図15を用いて、上記2枚目のタグラベルの作成時において、操作端末100の表示部101でのエラー表示が行われる場合について説明する。
図15(a)、図15(b)、及び図15(c)において、上記のように1枚目のタグラベルの作成が終了された後は、次に、2枚目のタグラベルの作成が開始される。なお、この時点においては、1枚目のタグラベルが、上記第1タグラベルTに相当し、2枚目のタグラベルが、前述の第2タグラベルT(第2印字ラベル)に相当する。そして、EEPROM47に記憶された、上記1枚目のタグラベルの作成後の上記第1判定の判定結果が参照される。
すなわち、図15(a)に示すように、EEPROM47に、上記1枚目のタグラベルの作成後の上記第1判定の判定結果として「第1判定結果:存在」が記憶されている場合がある。この場合、2枚目のタグラベルの作成が開始される際に、前述の第2判定、すなわち、先行して作成された1枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されているかどうか(1枚目のタグラベルがテープ排出口4にまだ存在しているかどうか)の判定が行われる。
そして、上記第2判定によって、上記作成された1枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されている(=1枚目のタグラベルがテープ排出口4にまだ存在している)と判定されると、上記エラー表示が行われる。
これに対し、上記第2判定によって、上記作成された1枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されていない(=1枚目のタグラベルがテープ排出口4に既に存在していない)と判定されると、上記エラー表示は行われない。
一方、図15(b)に示すように、EEPROM47に、上記1枚目のタグラベルの作成後の上記第1判定の判定結果として「第1判定結果:不存在」が記憶されている場合がある。この場合、(1枚目のタグラベルがテープ排出口4に既に存在していないため)2枚目のタグラベルが作成開始される際の上記第2判定は行われないようになっている。
そして、上記図15(a)及び図15(b)の場合において、2枚目のタグラベルが作成されると(この時点で、作成された2枚目のタグラベルが、上記第1タグラベルTに相当する)、その後は、上記第1判定、すなわち、当該2枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されているかどうか(2枚目のタグラベルがテープ排出口4に存在しているかどうか)の判定が行われる。
このとき、上記第1判定によって、2枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されている(=2枚目のタグラベルがテープ排出口4に存在している)と判定された場合がある。図15(c)に示すように、この場合には、(まだ後続して作成されるタグラベルTがあるため)操作端末100の表示部101に上記エラー表示が表示される。そして、この判定結果、すなわち、上記「第1判定結果:存在」が、上記EEPROM47に記憶される。
一方、上記第1判定によって、2枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されていない(=2枚目のタグラベルがテープ排出口4に存在していない)と判定された場合がある。この場合には、図15(c)に示すように、上記エラー表示は行われず、この判定結果、すなわち、上記「第1判定結果:不存在」が、上記EEPROM47に記憶される。
図16を用いて、上記3枚目のタグラベルの作成時において、操作端末100の表示部101でのエラー表示が行われる場合について説明する。
図16(a)、図16(b)、及び図16(c)において、上記のように2枚目のタグラベルの作成が終了された後は、次に、3枚目のタグラベルの作成が開始される。なお、この時点で、2枚目のタグラベルが、上記第1タグラベルTに相当し、3枚目のタグラベルが、上記第2タグラベルTに相当する。そして、EEPROM47に記憶された、上記2枚目のタグラベルの作成後の上記第1判定の判定結果が参照される。
すなわち、図16(a)に示すように、EEPROM47に、上記2枚目のタグラベルの作成後の上記第1判定の判定結果として「第1判定結果:存在」が記憶されている場合がある。この場合、3枚目のタグラベルの作成が開始される際に、前述の第2判定、すなわち、先行して作成された2枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されているかどうか(2枚目のタグラベルがテープ排出口4にまだ存在しているかどうか)の判定が行われる。
そして、上記第2判定によって、上記作成された2枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されている(=2枚目のタグラベルがテープ排出口4にまだ存在している)と判定されると、上記エラー表示が行われる。
これに対し、上記第2判定によって、上記作成された2枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されていない(=2枚目のタグラベルがテープ排出口4に既に存在していない)と判定されると、上記エラー表示は行われない。
一方、図16(b)に示すように、EEPROM47に、上記2枚目のタグラベルの作成後の上記第1判定の判定結果として「第1判定結果:不存在」が記憶されている場合がある。この場合、(2枚目のタグラベルがテープ排出口4に既に存在していないため)3枚目のタグラベルが作成開始される際の上記第2判定は行われないようになっている。
そして、上記図16(a)及び図16(b)の場合において、3枚目のタグラベルが作成されると(この時点で、作成された3枚目のタグラベルが、第1タグラベルTに相当する)、当該3枚目のタグラベルが作成された後に、上記第1判定、すなわち、当該3枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されているかどうか(3枚目のタグラベルがテープ排出口4に存在しているかどうか)の判定が行われる。
このとき、上記第1判定によって、3枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されている(=3枚目のタグラベルがテープ排出口4に存在している)と判定された場合がある。この場合には、図16(c)に示すように、(上述の1枚目のタグラベル及び2枚目のタグラベルの場合と異なり、後続して作成されるタグラベルTがないため)上記エラー表示は行われないようになっている。但し、判定結果については、EEPROMに記憶される。
一方、上記第1判定によって、3枚目のタグラベルの存在がマークセンサ35により検出されていない(=3枚目のタグラベルがテープ排出口4に存在していない)と判定された場合がある。この場合においても、図16(c)に示すように、上記と同様にエラー表示は行われない。
図17を用いて、本変形例において、タグラベル作成装置1のCPU44によって実行される制御内容を説明する。なお、この図17は、前述の図12に対応する図であり、図12と同等の手順には同符号を付し説明を適宜省略する。
図17において、前述の図12と異なる点は、ステップS60とステップS70との間に、ステップS63及びステップS66を新たに設け、ステップS70とステップS90との間に、ステップS85を新たに設けた点である。
すなわち、ステップS10は、前述の図12と同様であり、上記フラグFsをFs=0に初期化する。その後、ステップS20で、操作端末100からラベル作成指示信号を入力したかどうかを判定する。なお、本変形例では、このラベル作成指示信号として、複数枚(この例では3枚)のタグラベルTを作成する指示信号が入力される。その後、ステップS30、ステップS200、及びステップS40〜ステップS60は、前述の図12と同様である。そして、ステップS60で、前述のステップS200において作成された第1タグラベルTの存在が、マークセンサ35により検出されているかどうかを判定し、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されている場合には、新たに設けたステップS63に移る。
ステップS63では、CPU44は、上記ステップS20で入力されたラベル作成信号により指定される複数枚数(=3枚)のタグラベルTがすべて作成されたかどうかを判定する。まだすべて作成していない場合には、ステップS63の判定が満たされず、新たに設けたステップS66に移る。
ステップS66では、CPU44は、対応したエラー表示を行うための表示信号を生成する。そして、その生成した表示信号を、通信用インターフェース43及びケーブル5を介し、操作端末100の表示部101に出力する。これにより、表示部101では、上記対応したエラー表示(例えば「ラベルが詰まっているので取り除いて下さい」など)が表示される。その後、ステップS70に移る。
一方、上記ステップS63において、3枚のタグラベルTが、すべて作成されていた場合には、ステップS63の判定が満たされて、ステップS70に移る。
ステップS70は、前述の図12と同様であり、上記「第1判定結果:存在」をEEPROM47に記憶させたら、新たに設けたステップS85に移る。
ステップS85は、上記ステップS63とほぼ同様であり、CPU44は、上記ステップS20で入力されたラベル作成信号により指定された複数枚数(=3枚)のタグラベルTをすべて作成しているかどうかを判定する。まだすべて作成していない場合には、判定が満たされず、前述のステップS30に戻り、同様の手順を繰り返す。すべて作成している場合には、判定が満たされてステップS90に移る。
上記以外の手順は、前述の図12と同様であるので説明を省略する。
なお、上記において、ステップS66及びステップS130が、各請求項記載の信号生成手段として機能する。
本変形例によれば、複数の(上記の例では3枚の)タグラベルTを一括して連続作成する場合に、各タグラベルTごとに、タグラベルTの終端部がテープ排出口4付近に残存しているかどうかに基づく、上記第1判定及び第2判定が実行される。そして、第2タグラベルTの作成開始の際の上記第2判定によって、第1タグラベルTの存在がマークセンサ35により検出されていると判定された場合には、上記エラー表示を行う。この結果、操作者に対し、各タグラベルTごとに、必要に応じて手動操作でラベル除去を行うように促すことができる。
(2)その他
以上においては、無線タグ回路素子Toを上記固定ピッチPtで配置したタグテープ53を用いて、タグラベルTを作成するものであったが、これに限られない。すなわち、無線タグ回路素子Toを設けない基材テープ用いて、印字ラベルを作成する場合に本発明を適用してもよい。この場合、基材テープ及び上記カバーフィルム51の総称が、各請求項記載のラベル用テープに相当する。また、上記基材テープを巻回したロール及び上記カバーフィルムロール39の総称が、各請求項記載のラベル用テープロールに相当する。
以上においては、無線タグ回路素子Toを上記固定ピッチPtで配置したタグテープ53を用いて、タグラベルTを作成するものであったが、これに限られない。すなわち、無線タグ回路素子Toを設けない基材テープ用いて、印字ラベルを作成する場合に本発明を適用してもよい。この場合、基材テープ及び上記カバーフィルム51の総称が、各請求項記載のラベル用テープに相当する。また、上記基材テープを巻回したロール及び上記カバーフィルムロール39の総称が、各請求項記載のラベル用テープロールに相当する。
また、以上においては、タグテープ53(又は上記基材テープ)とは別のカバーフィルム51に印字を行ってこれらを貼り合わせる方式であったが、これに限られない。すなわち、タグテープや基材テープ自体に備えられた被印字テープ層(熱により発色し印字形成可能な感熱材料からなる感熱層や、インクリボンからの熱転写により印字形成可能な被転写材料からなる転写層や、インクを塗布することで印字形成可能な受像材料からなる受像層)に印字を行う方式(貼りあわせを行わないタイプ)に本発明を適用してもよい。この場合、タグテープや基材テープが、各請求項記載のラベル用テープに相当する。また、このタグテーグや基材テープを巻回したロールが、各請求項記載のラベル用テープロールに相当する。
さらには上記ロールを直接タグラベル作成装置1側に着脱可能に装着する構成も考えられ、さらにはカートリッジ21のようなタグラベル作成装置1本体側に着脱可能なものにも限られず、装置本体側に着脱不能のいわゆる据え付け型あるいは一体型としてロールを設けることも考えられる。この場合も同様の効果を得る。
なお、以上において、図4、図8等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図12、図13、及び図17に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 タグラベル作成装置(印字ラベル作成装置)
4 テープ排出口(排出口)
6 サーマル印刷機構(ラベル作成部)
8 カートリッジホルダ
9 印字ヘッド(印字手段)
14 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
21 カートリッジ(テープカートリッジ)
28 印字済みタグラベル用テープ
30 カッタユニット(切断手段)
35 マークセンサ(検出手段)
35A 投光器(投光手段)
35B 受光器(受光手段)
38 タグテープロール(ラベル用テープロール)
39 カバーフィルムロール(ラベル用テープロール)
44 CPU
47 EEPROM(記憶手段)
51 カバーフィルム(ラベル用テープ)
53 タグテープ(ラベル用テープ)
100 操作端末
150 IC回路部
151 タグアンテナ
EM 余白部分(第2被検出子)
PM 黒マーク(第1被検出子)
Pt 固定ピッチ
T タグラベル(印字ラベル)
To 無線タグ回路素子
TS タグラベル作成システム
4 テープ排出口(排出口)
6 サーマル印刷機構(ラベル作成部)
8 カートリッジホルダ
9 印字ヘッド(印字手段)
14 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
21 カートリッジ(テープカートリッジ)
28 印字済みタグラベル用テープ
30 カッタユニット(切断手段)
35 マークセンサ(検出手段)
35A 投光器(投光手段)
35B 受光器(受光手段)
38 タグテープロール(ラベル用テープロール)
39 カバーフィルムロール(ラベル用テープロール)
44 CPU
47 EEPROM(記憶手段)
51 カバーフィルム(ラベル用テープ)
53 タグテープ(ラベル用テープ)
100 操作端末
150 IC回路部
151 タグアンテナ
EM 余白部分(第2被検出子)
PM 黒マーク(第1被検出子)
Pt 固定ピッチ
T タグラベル(印字ラベル)
To 無線タグ回路素子
TS タグラベル作成システム
Claims (8)
- ラベル用テープを巻回したラベル用テープロールを備えたテープカートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、
前記カートリッジホルダに装着された前記テープカートリッジより供給される前記ラベル用テープを排出口へ向かって搬送するための搬送手段、前記搬送手段により搬送される前記ラベル用テープに対し所望の印字を行う印字手段、及び、前記印字手段による印字が終了した後前記ラベル用テープを所望の長さに切断する切断手段を有し、切断後の前記ラベル用テープを用いて印字ラベルを連続的に作成可能なラベル作成部と、
前記切断手段と前記排出口との間に設けられ、前記切断手段による前記ラベル用テープの切断が終了して第1印字ラベルが作成された後前記第1印字ラベルにおける反射光の挙動を利用して当該第1印字ラベルの存在を光学的に検出可能な検出手段と、
前記第1印字ラベルが作成された後、作成された当該第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されているかどうかを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段の判定結果を記憶する記憶手段と、
前記第1判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されている旨の判定結果が前記記憶手段に記憶されていた場合、前記第1印字ラベルの次の順番で前記ラベル作成部により第2印字ラベルが作成開始される際に、前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されているかどうかを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されていると判定された場合に、これに対応した報知を行うための報知信号を生成して出力する信号生成手段と
を有することを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1記載の印字ラベル作成装置において、
前記第2判定手段は、
前記第1判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されていない旨の判定結果が前記記憶手段に記憶されていた場合、前記第2印字ラベルが作成開始される際の前記判定を中止する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項2記載の印字ラベル作成装置において、
前記検出手段は、
前記搬送手段による前記ラベル用テープの搬送開始後、前記切断手段による前記ラベル用テープの切断までの、前記ラベル用テープの一方側の面に設けられた光吸収性の第1被検出子における前記反射光の反射挙動に基づき、当該第1被検出子の存在を検出可能に構成されており、かつ、
前記搬送手段による前記ラベル用テープの搬送開始後、前記検出手段による前記第1被検出子の存在の検出結果に対応し、前記搬送手段を制御し前記ラベル用テープの位置決め制御を行う搬送制御手段を設けた
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項3記載の印字ラベル作成装置において、
前記検出手段は、
光を発する投光手段と、
前記投光手段から発せられ前記ラベル用テープ又は前記印字ラベルで反射された前記反射光を受光する受光手段と
を備えており、
前記搬送手段による前記ラベル用テープの搬送開始後前記切断手段による前記ラベル用テープの切断までの間、前記受光手段により受光される前記反射光の強度が所定の第1しきい値より小さくなったことにより、前記ラベル用テープの前記第1被検出子の存在を検出し、
前記切断手段による前記ラベル用テープの切断が終了して第1印字ラベルが作成された後、前記受光手段により受光される前記反射光の強度が所定の第2しきい値より大きいことにより、前記第1印字ラベルの存在を検出する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項4記載の印字ラベル作成装置において、
前記搬送手段は、
情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うタグアンテナとを備えた無線タグ回路素子を、固定ピッチで配置した前記ラベル用テープとしてのタグテープを搬送し、
前記検出手段は、
前記搬送手段による前記ラベル用テープの搬送開始後、前記タグテープの一方側の面に前記無線タグ回路素子の配置位置に対応して前記固定ピッチで設けられた前記第1被検出子の存在を検出する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
操作端末からのラベル作成指示信号を入力する信号入力手段を有し、
前記信号入力手段により、複数の印字ラベルを一括して作成する旨の前記ラベル作成指示信号が入力された場合、
前記第1判定手段は、
前記複数の印字ラベルのうち前記第1印字ラベルが前記ラベル作成部により先行して作成された後、当該第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されたかどうかを判定し、
前記第2判定手段は、
前記第1判定手段により前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されている旨の判定結果が前記記憶手段に記憶されていた場合、前記複数の印字ラベルのうち前記第1印字ラベルに後続して作成される前記第2印字ラベルが前記ラベル作成部により作成開始される際に、前記第1印字ラベルの存在が前記検出手段により検出されているかどうかを判定する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
前記検出手段は、
前記ラベル用テープの搬送方向終端部近傍に設けられた第2被検出子の存在を光学的に検出可能に構成されている
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
前記搬送手段は、
搬送経路に沿って少なくとも前記切断手段から前記排出口までの間は前記ラベル用テープの面方向を略水平としつつ当該ラベル用テープを搬送し、
前記排出口は、
前記切断手段による切断後の印字ラベルの排出方向が略水平方向となるように、構成されている
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
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