JP6200351B2 - 溶接作業部屋の集塵装置 - Google Patents

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本発明は、レーザ溶接装置等の溶接ロボットが収容された溶接作業部屋の集塵装置に関する。
ロボットアームの先端に取り付けられた溶接ヘッドからワークに向けてレーザ光を照射し、溶接を実施するレーザ溶接装置(レーザ溶接ロボット)は、一般に、囲い壁(パーテーション)によって全方向を囲われて外部にレーザ反射光やヒュームが漏れ出さないようにした溶接作業部屋(ブースとも言う)の中に配設されている。
この種の溶接作業部屋には、集塵機に繋がる吸引排気口が設けられており、その吸引排気口からの強制排気により部屋内環境の集塵が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−75876号公報
ところで、金属をレーザ溶接する時には加熱溶融された母材から多量のヒューム(粉塵類)が発生する。レーザ光を加工対象であるワークの上面に向けて照射する際に、溶接ヘッドの周囲に多量のヒュームが存在していると、加工点に向かうレーザ光がヒュームによって遮蔽され、溶接が不安定になる場合がある。また、溶接作業部屋内の空気を強制排気しているものの、効率的な集塵が行われていないと、溶接作業終了後に開閉扉を開けて部屋の中に人が入って点検作業などを行おうとしても、部屋内の環境が悪すぎて、しばらく部屋の中に入れないことがあり、無駄に長い時間を待つ必要があった。
本発明は、上記事情を考慮し、効率の良い集塵を実現し得る溶接作業部屋の集塵装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明の集塵装置は、床面上に立設した正面壁と左右側面壁と背面壁とそれらで囲まれる空間の上面を塞ぐ天井壁とで直方体形状の部屋を構成し、前記正面壁の左右方向の中央に作業者の入出用の開閉扉を設け、前記部屋内の中央に正面向きでワークの溶接作業を行う溶接ロボットを配設した溶接作業部屋の部屋内環境の集塵を行う集塵装置であって、前記正面壁の開閉扉の左右の下方位置に、外気を部屋内の下方空間に導入する外気取入口を設け、一方、前記天井壁の左右方向及び前後方向の中央に、部屋内の空気を強制排気する吸引排気口を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明の集塵装置は、請求項1に記載の溶接作業部屋の集塵装置であって、前記溶接ロボットの正面に溶接作業対象のワークを載せる作業テーブルを配置し、ワークに対する溶接作業位置を前記外気取入口の高さよりも上方に設定したことを特徴とする。
請求項3の発明の集塵装置は、請求項1または2に記載の溶接作業部屋の集塵装置であって、前記外気取入口に、部屋外から部屋内に導入する空気の流れ方向を下向きに誘導する羽根を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、正面壁の開閉扉の左右下方位置に設けた外気取入口から外気を取り入れながら、天井壁の中央に配置した吸引排気口から排気するようにしているので、溶接作業部屋内に、溶接ロボットの左右両側の下方空間を前から後に向けて流れながら、溶接ロボットの後方あたりで上昇するメイン気流を作ることができる。従って、溶接作業箇所から発生するヒュームを、メイン気流に乗せて効率良く溶接作業部屋外に排出することができ、集塵効率を高めることができる。
請求項2の発明によれば、溶接ロボットの正面に作業テーブルを配置し、ワークに対する溶接作業位置を外気取入口の高さよりも上方に設定したので、外気取入口から溶接作業部屋内に流れ込む気流によって、溶接作業箇所で発生するヒュームを無用に舞い散らせることなく、メイン気流にヒュームをスムーズに乗せることができる。従って、より集塵効率を高めることができる。
請求項3の発明によれば、外気取入口に設けた羽根によって、溶接作業部屋外から部屋内に導入する空気の流れ方向を下向きに誘導するので、溶接ロボットの両側の下方空間を前から後に向けて流れながら溶接ロボットの後方あたりで上昇するメイン気流を強めることができ、より集塵効率を高めることができる。
本発明の実施形態の溶接作業部屋の外から見た正面図である。 溶接作業部屋の正面壁に設けられた外気取入口の断面図である。 溶接作業部屋の構成及び部屋内の空気の流れを示す斜視図である。 溶接作業部屋の構成及び部屋内の空気の流れを示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態の溶接作業部屋の外から見た正面図、図2は溶接作業部屋の正面壁に設けられた外気取入口の断面図、図3及び図4は溶接作業部屋の構成及び部屋内の空気の流れを示す斜視図及び側面図である。
図3及び図4に示すように、レーザ溶接ロボット40は、アームの先端に溶接ヘッド30を備えるもので、溶接ヘッド30の位置および姿勢を自由に制御できるようになっている。レーザ溶接ロボット40の前には、ワーク(図示略)を載せる作業テーブル50が配置されている。作業テーブル50は、例えば、ワークを保持して溶接しやすい姿勢に制御するポジショナの作業台などによって構成されている。この作業テーブル50の上に載せられたワークに対して溶接作業が行われる。
このように構成されたレーザ溶接ロボット40は、床面16上に設置され、外部にレーザ反射光やヒュームHが漏れ出さないように、周側面と天井面を囲い壁によって囲まれた直方体形状の溶接作業部屋10の中に配設されている。
即ち、レーザ溶接ロボット40の周囲4側面は、床面16上に立設された正面壁11と背面壁12と左右側面壁13,14とで囲まれており、天井面は天井壁15によって塞がれている。正面壁11の左右方向の中央には、作業者の入出や材料搬入出用の左右スライド式の開閉扉18が設けられている。この開閉扉18は、作業中は閉じられている。そして、レーザ溶接ロボット40は、溶接作業部屋10内の中央に、正面向きでワークの溶接作業を行うことができるように配設されている。
この溶接作業部屋10に対して集塵装置が設けられている。即ち、まず、図1にも示すように、正面壁11の開閉扉18の左右の下方位置に、外気を部屋内の下方空間に導入する外気取入口20が設けられている。この外気取入口20の高さは、図3及び図4に示すように、作業テーブル50上のワークに対する溶接作業位置よりも下側に設定されている。また、外気取入口20には、図2に示すように、部屋外から部屋内に導入する空気の流れ方向を下向きに誘導する羽根21が設けられている。また、天井壁15の左右方向及び前後方向の中央には、部屋内の空気を強制排気する吸引排気口23が設けられている。この吸引排気口23には、集塵ボックス24を介して吸引式の集塵機25が接続されている。
次に作用を説明する。
図3及び図4に示すように、作業テーブル50の上にワーク(図示略)を載せて、ワークの上面に溶接ヘッド30によりレーザ光を照射して溶接を行った際、溶接作業箇所からはヒューム(溶接により発生する微細金属粒子)Hが立ち上る。
しかし、この溶接作業部屋10では、正面壁11の開閉扉18の左右下方位置に設けた外気取入口20から外気を矢印Aのように取り入れながら、天井壁15の中央に配置した吸引排気口23から矢印Cのように排気しているので、溶接作業部屋10内に、レーザ溶接ロボット40の左右両側の下方空間を前から後に向けて流れながら、レーザ溶接ロボット40の後方あたりで上昇するメイン気流Bを作ることができ、溶接作業箇所から発生するヒュームHをメイン気流Bに効率良く乗せることができる。
この場合、レーザ溶接ロボット40の正面に作業テーブル50を配置し、ワークに対する溶接作業位置を外気取入口20の高さよりも上方に設定しているので、外気取入口20から溶接作業部屋10内に流れ込む気流によって、溶接作業箇所で発生するヒュームHを無用に舞い散らせることなく、メイン気流にヒュームHをスムーズに乗せることができる。
しかも、外気取入口20に設けた羽根21によって、溶接作業部屋10外から部屋内に導入する空気の流れ方向を下向きに誘導するので、レーザ溶接ロボット40の両側の下方空間を前から後に向けて流れながらレーザ溶接ロボット40の後方あたりで上昇するメイン気流Bを強めることができる。即ち、外気取入口20から部屋内に導入された後に直ぐに上昇して溶接作業箇所を通過しようとするサブ気流B2の影響を弱めることができ、溶接作業箇所で発生するヒュームHを舞い散らせることなく、メイン気流にヒュームHをスムーズに乗せることができる。
従って、メイン気流Bに乗せながらヒュームHを効率良く溶接作業部屋10外に排出することができ、溶接作業部屋10内の集塵効率を高めることができる。
なお、本明細書では、上述した「溶接」の言葉の中には、ヒュームHが発生する「溶断」も含まれるものとする。
10 溶接作業部屋
11 正面壁
12 背面壁
13 左側面壁
14 右側面壁
15 天井壁
16 床面
18 開閉扉
20 外気取入口
21 羽根
23 吸引排気口
25 集塵機
40 レーザ溶接ロボット
50 作業テーブル

Claims (3)

  1. 床面上に立設した正面壁と左右側面壁と背面壁とそれらで囲まれる空間の上面を塞ぐ天井壁とで直方体形状の部屋を構成し、前記正面壁の左右方向の中央に作業者の入出用の開閉扉を設け、前記部屋内の中央に正面向きでワークの溶接作業を行う溶接ロボットを配設した溶接作業部屋の部屋内環境の集塵を行う集塵装置であって、
    前記正面壁の開閉扉の左右の下方位置に、外気を部屋内の下方空間に導入する外気取入口を設け、一方、前記天井壁の左右方向及び前後方向の中央に、部屋内の空気を強制排気する吸引排気口を設けたことを特徴とする溶接作業部屋の集塵装置。
  2. 請求項1に記載の溶接作業部屋の集塵装置であって、
    前記溶接ロボットの正面に溶接作業対象のワークを載せる作業テーブルを配置し、ワークに対する溶接作業位置を前記外気取入口の高さよりも上方に設定したことを特徴とする溶接作業部屋の集塵装置。
  3. 請求項1または2に記載の溶接作業部屋の集塵装置であって、
    前記外気取入口に、部屋外から部屋内に導入する空気の流れ方向を下向きに誘導する羽根を設けたことを特徴とする溶接作業部屋の集塵装置。
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