JP6197814B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、インストルメントパネル(ダッシュボード)の車幅方向中央部に表示部や操作部を備えたセンターコンソールと、自車両の後方を撮影する撮像手段と、該撮像手段により撮影した車両後方画像を表示する電子ミラーモニタとを備えた車両用表示装置に関する。
車両用表示装置は、運転者が車両後方を確認するために、自車両に搭載された後方カメラ(撮像手段)によって撮像された画像を車室内に搭載されたモニタに表示し、運転者がドアサイドミラーやバックミラー等の代わりに、電子ミラーとして上記モニタを目視することにより、車両後方の様子を確認することができるものであり、このような車両用表示装置に関して、近年では、特許文献1、2に例示されるように、運転者が車両後方の様子を確認し易くするための技術が知られている。
特許文献1は、電子ミラーの表示部に表示される映像が車両の右後方と左後方のいずれの映像であるかを直感的に分かり易くするために、電子ミラーの表示部を、運転者と撮像手段との位置関係に応じて運転者の正面位置から外した位置に配置させたものである。
特許文献2は、安全性の観点による重要度のレベルが上昇したとき、運転席の前方に配置されたパネル画面において例えば、左端側に表示された左後方画像を、該左端側から中央側へと移動させるなどして左後方の状況を運転者に素早く認識させるものである。
一方、運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソールのインストルメントパネルには、カーナビゲーション装置、オーディオ装置、或いは空調装置等の各種機器から出力される情報を表示する表示部が設けられるとともに、これら各種機器に対して操作を行うための操作部が運転席から手が届く位置に設けられている。
ところで、上述した電子ミラーのモニタには、走行中においてフロントウインドウ越しに見える景色の流れ(オプティカルフロー)とは逆方向に車両後方の風景が流れる動画像が表示されるため、運転者の目につき易い。
運転者は、通常、フロントウインドウ越しに進行方向を向いており、電子ミラーモニタを常に注視しながら走行しているわけではないため、走行中に電子ミラーのモニタの映像が過度に目につくことはない。
しかし、運転者は、フロントウインドウ越しに見える景色だけでなくインストルメントパネルに配置された計器類や表示部の表示内容を見ながら走行しており、また、例えば、カーナビゲーション装置の設定変更や、空調装置の温度調整など、操作部に対して手を伸ばして操作を行う際にも操作部の位置を確認しながら操作するために、車両前方からセンターコンソールの側へ僅かな時間であるが視線移動が行われる。
そして、運転者が車両前方とセンターコンソールに設けられた表示部に表示された画像を確認したり、操作部を操作するために、運転者が車両前方と、これら表示部や操作部との間において視線移動する際に、電子ミラーモニタを横切るように、或いは電子ミラーモニタが視界の中央視側に入り込むように視線移動するため、電子ミラーモニタの映像を注視する必要性がない状況であっても、電子ミラーモニタの映像に目を奪われ易くなる。
そうすると、センターコンソールの表示部の表示内容の確認や操作部の操作を素早く行うことができないという課題があった。
上述した特許文献1のように、電子ミラーを運転者と撮像手段との位置関係に応じて運転者の正面位置から外した位置として例えば、センターコンソールの上部に配置した場合や、特許文献2のように、重要度のレベルが上昇していない通常走行時に、運転席の前方に配置されたパネル画面中における左端側に左後方画像を表示させた場合であっても、運転者が車両前方と表示部との間で視線移動する際に、電子ミラーモニタの画像に目を奪われ易くなるという上述した課題が生じるおそれがあった。
特開2005−329768号公報 特開2010−64691号公報
そこでこの発明は、電子ミラーモニタの映像に視線が吸い寄せられることを抑制し、センターコンソールに設けた表示部の表示内容の確認や操作部の操作をスムーズに行うことを目的とする。
この発明は、表示部と操作部との少なくとも一方をインストルメントパネルの車幅方向中央部に備えたセンターコンソールと、自車両の後方を撮影する撮像手段と、前記インストルメントパネルの車幅方向における、前記センターコンソール、又は、該センターコンソールとステアリングホイールとの間に設けられ、前記撮像手段により撮影した車両後方画像を表示する電子ミラーモニタとを備えた車両用表示装置であって、運転者が前記センターコンソールを視認すると推認される推認情報を取得する推認情報取得手段と、前記推認情報に基づいて前記車両後方画像の視認性を劣化表示させるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記車両後方画像の視認性を低下させる劣化表示手段とを備え、劣化表示を開始して所定時間経過後に、劣化表示させた劣化表示画像を復元表示させる復元表示手段を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、電子ミラーモニタの映像に視線が吸い寄せられることを抑制し、センターコンソールに設けた表示部の表示内容の確認や操作部の操作をスムーズに行うことができる。
ここで、前記表示部と前記操作部とはタッチパネル式のモニタなど、互いの機能を有して一体に形成したものであっても、別々に備えたものであってもよい。また、前記表示部と前記操作部とは、ナビゲーション機能とオーディオ機能など、複数の機能ごとに別々に備えてもよいが、複数の機能を兼用した表示部、或いは操作部として構成してもよい。
すなわち、センターコンソールにおけるインストルメントパネルの車幅方向中央部には、例えば、ナビゲーション装置、オーディオ装置、空調装置、メール送受信装置、テレビ、電話など様々な機器のうち少なくとも一つの表示部、操作部として備えることができる。
前記電子ミラーモニタは、前記センターコンソール、又は該センターコンソールとステアリングホイールとの間の箇所に設けることができ、例えば、運転者がセンターコンソールの表示部や操作部に視線移動する際に、目につき易いステアリングホイールと略同じ高さの位置に設けることができる。
前記推認情報取得手段は、車載機器や制御部(ECU)が取得した情報、又は出力した情報を、運転者が前記センターコンソールを視認すると推認される推認情報として取得可能な構成とすることができるが、これに限らず、例えば、運転者による前記センターコンソールへの視認動作を検出する視認動作検出手段であってもよい。
さらに上述したように、劣化表示を開始して所定時間経過後に、劣化表示させた劣化表示画像を復元表示させる復元表示手段を備えることにより、所定時間経過後に劣化表示された車両後方画像が元の状態で表示されるため、運転者がセンターコンソールにおいて表示内容を確認したり、操作をし、該センターコンソールから車両前方へ視線を戻す度に、意識して劣化表示画像を復元する操作を行う必要がなく、進路変更や車線変更など、安全性を優先する観点で前記車両後方画像を確認する必要がある場合には、復元された車両後方画像によって自車両の後方の状況を確実に確認することができる。
ここで、前記所定時間とは、例えば、センターコンソールにおいて表示部の表示内容や操作部の操作箇所を確認する際に必要と見込まれる時間とすることができ、例えば、タスクメニューの内容や、表示内容の情報量(表示時間、情報の文字数等)、操作の際にスイッチを押圧する数等の操作量に応じて任意に設定することができる。
なお、表示部の表示内容や操作部の操作箇所を確認する際に必要と見込まれる時間には、前記センターコンソールの表示部や操作部を視認している時間に限定せず、車両前方と前記センターコンソールとの間において視線を移動させている時間を含んでもよい
たこの発明は、前記劣化表示手段、前記撮像手段で異なる時間に撮像した複数の車両後方画像に基づいて、オプティカルフローを算出する算出手段と、前記オプティカルフローを基に前記車両後方画像中から動的フロー成分を抽出する動的フロー成分抽出手段と、前記車両後方画像中から前記動的フロー成分を除去して劣化表示する動的フロー成分除去手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、前記劣化表示手段により、車両後方画像中の前記動的フロー成分のみを除去して劣化表示させるため、運転者が目を奪われ易いオプティカルフローが大きい領域のみを劣化表示する一方で、車両後方画像中の静的フロー成分は、前記劣化表示手段によって劣化表示せずに通常どおり表示するため、運転者は、例えば、後方車両等の移動物体の存在を認識することができる。
ここで、前記動的フロー成分は、自車両に対して相対速度が大きい物体であり、例えば、電柱など実際には静止している静止物体である。
なお、前記静的フロー成分は、自車両に対して相対速度が小さい物体であり、例えば、自車両と略同じ速度で走行している移動物体である。
またこの発明は、前記劣化表示手段、前記電子ミラーモニタの画面に表示される前記車両後方画像を該画面サイズに対して縮小表示させて劣化表示させる車両後方画像縮小化手段であり、前記車両後方画像縮小化手段により縮小表示させた縮小車両後方画像を、前記電子ミラーモニタの画面の車幅方向において、前記センターコンソールの有する側と反対側に表示したことを特徴とする。
上記構成によれば、車両後方画像縮小化手段によって、前記電子ミラーモニタの画面に表示される前記車両後方画像を該画面サイズに対して縮小表示することができるため、例えば、運転者がセンターコンソールに設けた表示部や操作部に視線移動する際に、電子ミラーモニタの映像に視線が吸い寄せられることなく表示部の表示内容の確認や操作部の操作を素早く行うことができる。
一方で、縮小車両後方画像を、前記電子ミラーモニタの画面の車幅方向において、前記センターコンソールの有する側と反対側に表示したため、運転者は、たとえ前記車両後方画像を劣化表示している間であっても縮小車両後方画像を意識的に目視すれば、車両後方の様子を認識することができ、安全性を確保することができる。
またこの発明の態様として、前記撮像手段は、車幅方向における運転席に対して前記センターコンソール側の車両側方から車両後方を撮像するように車幅方向における該助手席側の車両側方に配設され、前記判定手段は、前記センターコンソール側の車両側方への方向を指示するウインカ装置をON状態にした場合、前記車両後方画像を劣化表示させない判定をする構成とすることができる。
上記構成によれば、一般に自車両が運転席に対して前記センターコンソール側への方向へ進路変更や車線変更する際には、前記インストルメントパネルの車幅方向における、前記センターコンソール、又は該センターコンソールとステアリングホイールとの間に設けられた電子ミラーモニタに表示される車両後方画像を視認する必要性が高いといえる。
よって、ウインカ装置を、車幅方向における前記センターコンソール側の車両側方への方向を指示するようにON状態にした場合には、たとえ運転者が前記センターコンソールに設けた表示部の表示内容を確認したり、操作部を操作するために前記センターコンソール側へ視線移動する場合であっても、前記車両後方画像の視認性が低下しないように表示させることにより、運転者は、電子ミラーモニタに表示される車両後方画像を確実に目視しながら安全に進路変更や車線変更することができる。
ここで、例えば、自車両が進路変更や車線変更する際には、運転者が安全性を優先する観点で前記車両後方画像を確認する必要性が高いといえる。よって、これら進路変更や車線変更する自車両の動きを事前に検出できるのであれば、前記判定手段は、上述したようにウインカ装置をON状態にした場合に限らず、例えば、ナビゲーション装置の案内内容、運転者撮像カメラが検出した運転者の動きの変化等に基づいて、前記車両後方画像を劣化表示させないように判定してもよい。
この発明によれば、電子ミラーモニタの映像に視線が吸い寄せられることを抑制し、センターコンソールに設けた表示部の表示内容の確認や操作部の操作をスムーズに行うことができる。
本車両用表示装置の概略構成を示すブロック図。 走行中において車両前後各で異なる方向に流れる風景が運転席から同時に見える様子を模式的に説明した説明図。 本車両用表示装置の実施例1の制御処理を示すフローチャート。 実施例1の劣化表示処理の前後の車両左後方画像を示す模式図。 本車両用表示装置の実施例2の制御処理を示すフローチャート。 運転者がメインモニタを操作する様子を模式的に示した平面図。 他の劣化表示処理後の車両左後方画像を示す模式図。 他の劣化表示処理後の車両左後方画像を示す模式図。 他の劣化表示処理後の車両左後方画像を示す模式図。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1は本実施形態の車両用表示装置1の概略構成を示すブロック図であり、図2は前方へ走行中の自車両の車室における前側座席よりも前方を見たときに、フロントガラス越しに見える風景と電子ミラーに表示される車両後方風景の各オプティカルフローを強調して模式的に示した説明図である。図3は本実施形態の車両用表示装置の実施例1の制御処理を示すフローチャートである。図4(a)は、実施例1のステップ5の劣化表示処理前の車両左後方画像を示す模式図であり、図4(b)は、実施例1のステップ5の劣化表示処理後の左後方画像を示す模式図である。
本実施形態の車両用表示装置1を備えた車両は、右ハンドル車であり、図1に示すように、自車両の左後方を撮影する左サイドカメラ11と、該左サイドカメラ11により撮影した車両後方画像を表示する左電子ミラーモニタ16(左電子ミラーディスプレイ16)と、運転者を撮像する運転者撮像カメラ12と、メール受信検出部113と、車両用表示装置1の制御処理(運転支援処理)などの各種制御処理を行うECU40と、主にインストルメントパネル51(図2参照)内に組み込まれている各種車載機器20と、該各種車載機器20の情報表示及び操作を行うメインモニタ30(メインディスプレイ30)と、計時部14と、ウインカ装置15Aと、左ウインカON状態検出部15とを備えている。
なお、本実施形態の車両には、上述した左サイドカメラ11、左電子ミラーモニタ16、左ウインカON状態検出部15等の左側に備えた機器のそれぞれに対応する右側の機器を車両右側に備えているが、これら左右各側に備えた一対の機器のうち、右側に備えた機器は、上記左側に備えた機器と同様の構造であるとともに、本実施形態の車両用表示装置1を用いた制御処理には直接、関係しないため、その説明を省略する。
左サイドカメラ11は、図2に示すように、自車両の左側後方を連続的に撮像可能に自車両の左側部、すなわち左フロントフェンダーにおける後側上部(左側フロントサイドウインドウの近傍)に備えている。
この左サイドカメラ11は、左サイドカメラハウジングの内部に、車体ボディから車幅方向外側に突出するカメラブラケットを介して先端側に備え、例えば可視光領域や赤外線領域等にて撮像可能なCCDやCMOSを撮像素子とする小型のカラーカメラ等からなり、撮影した情報を動画情報としてリアルタイムに出力する(図1、及び図2参照)。
なお、本実施形態の車両の側部にはドアミラー(サイドミラー)を備えていないが、サイドカメラとは別途、ドアミラーを備え、ハウジングにサイドカメラを埋設したカメラ一体型のドアミラーを採用してもよい。
運転者撮像カメラ12は、運転席に着席している運転者を車両前方側から見た映像を撮像するための小型カメラであり、例えば、CCDカメラや赤外線カメラを用いることができる。この運転者撮像カメラ12は、本実施例においては図2に示すように、フロントピラー57の車室内のガーニッシュに取り付けられているが、運転者がメインモニタ30を操作する動作を含めて該メインモニタ30を視認する動作を検出するために、運転者の例えば頭部や左手の動きを撮像できるのであれば、インストルメントパネル51やセンターコンソール50等に配置してもよい。
左電子ミラーモニタ16は、液晶モニタ等で構成し、後述する画像生成部42で生成した自車両の左後方の様子を示す画像を表示する。このような左電子ミラーモニタ16は、運転者から視認できるようインストルメントパネル51に配置されている。
具体的には、左電子ミラーモニタ16は、図2に示すように、インストルメントパネル51の車幅方向のメインモニタ30と運転席の正面側のメーターパネル56との間位置に、ステアリングホイール55と略同じ高さで設置されている。
なお、本実施例において、インストルメントパネル51は、車室の前席前方部分の車幅方向の全体に亘って配設されているダッシュボードを示すものとする。
ECU40は、各種処理を制御するためのCPUと、このCPUで行う処理を実行するプログラムやパラメータ等を格納するROMと、その処理過程で生成されるデータを一時格納する作業領域としてのRAM等を備えた周知のマイクロコンピュータで構成している。さらに、ECU40は、外部機器との接続を行なうインターフェース部等を有しており、車載機器20としての例えば、図1に示すようなEメール送受信装置21、カーナビゲーション装置22、空調装置23、オーディオ装置24、さらに図示省略するが電話装置等から取得した表示情報をメインモニタ30に表示するとともに、メインモニタ30のスイッチ操作により入力された情報を各種車載機器20に出力する。
このようなECU40には、本実施形態の車両用表示装置1を用いた制御処理を行う画像生成部41,42と判定部43と電子ミラー画像劣化表示処理部44と電子ミラー画像劣化表示解除処理部45とを備えている(図1参照)。
画像生成部41,42は、各種の画像処理を行う機能を有し、左サイドカメラ11用の画像生成部41と運転者撮像カメラ12用の画像生成部42とを備えている(同図参照)。左サイドカメラ11用の画像生成部41は、左サイドカメラ11で撮像した車両左後方風景の撮像データを基に生成した生成過程画像を左右反転させ、左右反転した像に対応する車両左後方画像P1(図4参照)に加工して左電子ミラーモニタ16に表示する機能を有する。
運転者撮像カメラ12用の画像生成部42は、運転者撮像カメラ12で撮像した運転者撮像データを基に運転者画像を生成する。
判定部43は、後述するメール受信検出部113、運転者撮像カメラ12用の画像生成部42、計時部14、及び左ウインカON状態検出部15など複数の情報取得部を介して取得した情報を包括して車両左後方画像P1を劣化表示するか否かを複数パターンの判定条件に対応する判定プログラムに基づいて判定する。
例えば、判定部43は、Eメール送受信装置21がメールを受信したか否かに基づいて車両左後方画像P1を劣化表示するか否かの判定をする。
この場合の具体的な判定条件として、判定部43は、Eメール送受信装置21がメールを受信した際に、メール受信検出部113により出力されたメール受信検出信号を取得した時点において、左ウインカON状態検出部15により、左ウインカON状態検出信号を取得していない場合には、左電子ミラーモニタ16の車両左後方画像P1を「劣化表示可」と判定する。その一方で、判定部43は、メール受信検出部113により出力されたメール受信検出信号を取得した時点において、左ウインカON状態検出部15により、左ウインカON状態検出信号を取得している場合には、左電子ミラーモニタ16の車両左後方画像P1を「劣化表示不可」と判定する。
或いは、判定部43は、運転者撮像カメラ12により撮像された運転者の姿勢を基に車両左後方画像P1を劣化表示するか否かの判定をする。
この場合の具体的な判定条件として、判定部43は、運転者撮像カメラ12の撮像により取得した運転者画像を基に運転者の姿勢がメインモニタ30を視認する意図が推認される姿勢であると判定した時点で、左ウインカON状態検出部15により、左ウインカON状態検出信号を取得していない場合には、左電子ミラーモニタ16の車両左後方画像P1を「劣化表示可」と判定する。その一方で、判定部43は、運転者の姿勢がメインモニタ30を視認する意図が推認される姿勢であると判定された時点で、左ウインカON状態検出部15により、左ウインカON状態検出信号を取得している場合には、左電子ミラーモニタ16の車両左後方画像P1を「劣化表示不可」と判定する。
なお、運転者撮像カメラ12の撮像により取得した運転者画像を基に運転者の姿勢がメインモニタ30を視認する意図が推認される姿勢であると判定する手法としては、例えば、運転者がメインモニタ30を操作するために、該メインモニタ30に向けて左手を伸ばした姿勢、或いは頭部をメインモニタ30に向けた姿勢(頭部を車両前方から左側へ所定角度傾けた姿勢)など、メインモニタ30を視認する意図が推測される複数の姿勢パターンをメインモニタ視認姿勢パターンとしてECU40のROMなどに記憶して予めデータベース化して登録しておき、運転者撮像カメラ12の撮像により取得した運転者画像に表示される運転者の姿勢と、登録されたメインモニタ視認姿勢パターンとを照合して、双方の姿勢の位置情報や角度情報の差異が所定の閾値内に含まれる場合には、運転者がメインモニタ30を視認する意図があると判定する手法を採用することができるが、この手法に限らず、他の手法を用いてもよい。
また、判定部43は、劣化表示開始時点から後述する計時部14により計測した時間が、ROMに記憶されている所定の劣化表示時間を経過した経過情報を受信したとき、「劣化表示解除可」と判定する。
ここで、劣化表示時間は、左電子ミラーモニタ16に表示されている車両左後方画像P1の劣化表示を開始してから解除するまでの時間であり、車載機器20を用いて運転者が行う所定のタスク内容に応じて運転者が完了するまでに必要と見込まれるタスク完了想定時間を設定している。例えば、メール受信時における左電子ミラーモニタ16画面の劣化表示時間は、着信メールを確認する際に運転者が必要と見込まれる時間である。このような劣化表示時間は、タスクの項目に対応付けたデータベースとしてECU40に備えたROMに記憶されている。
なお、この劣化表示時間は、タスク内容ごとに運転者により変更可能に構成してもよい。
また、電子ミラー画像劣化表示処理部44は、図1に示すように、車両左後方画像P1を左電子ミラーモニタ16画面に劣化表示する処理を行うために、オプティカルフロー算出部441、動的フロー成分抽出部442、及び動的フロー成分除去処理部443とで構成している。
オプティカルフロー算出部441は、例えば、異なる時刻に撮像した複数の画像間において、同一の部位として認識可能な点を特徴点として設定し、この特徴点の移動をフローベクトルとして該画像を複数に分類した群ごとに算出する。このようなフローベクトルを、撮像した画像内の全領域において算出する。
ここで、オプティカルフローの具体的な算出方法は、マッチング法や勾配法などの代表的な公知の手法を用いることができるが、特に限定しない。また、オプティカルフローは、フィルタ処理を施して得られた特徴点を基に算出してもよい。フィルタ処理としては、例えば、画像内において中心部分より周辺部分の方がオプティカルフローの特徴がより明確に表すことができるという人間の受容野の特性に似せるガボールフィルタ(gabor-filter)による公知の処理を適用できるが、特に限定しない。
さらに、動的フロー成分抽出部442は、撮像した画像内の全領域において算出したフローベクトルを基に、画像内の移動物体の位置および移動方向等の情報を検出するが、自車両が走行中においては左サイドカメラ11自体が移動しているため、自車両の移動により生じるフローベクトルを差し引いて、左サイドカメラ11自体の移動量の影響を除去することにより、自車両が走行中において左サイドカメラ11で撮像した車両左後方画像P1の中から背景などの静止物体と、他車両などの移動物体とを検出し、左サイドカメラ11自体が移動する場合には、左電子ミラーモニタ16画面において流れるように表示される静止物体を動的フロー成分Dとして抽出する。
なお、自車両が走行中に撮像した車両左後方画像P1の中から静止物体と移動物体とを検出する技術は、例えば、「特開2004−56763」等の文献に開示されている公知の技術であるため、ここではその説明は省略する。
動的フロー成分除去処理部443は、車両左後方画像P1中において、静止物体が表示される部分のオプティカルフロー200bを除去する、すなわち、該部分のフローを停止させるなどして車両左後方画像P1中の動的フロー成分Dを除去することにより、運転者の視線が奪われないように劣化表示する。
また、電子ミラー画像劣化表示解除処理部45は、判定部43が「劣化表示解除可」と判定したとき、車両左後方画像P1の劣化表示を解除して元の表示形態に復元する。
また、上述したメインモニタ30は、センターコンソール50の前方上部位置、すなわち、インストルメントパネル51の車幅方向の中央位置に、運転者が表示情報を目視可能であるとともに、左手を伸ばしてメインモニタ30画面に触れることができる距離に設けられている。なお、図2に示すように、センターコンソール50は車室内の運転席と助手席との間に設けられており、変速操作を行うシフトレバー52が配設けられている。
このようなメインモニタ30は、例えば、Eメール送受信装置21、カーナビゲーション装置22、オーディオ装置24、及び空調装置23など車両に搭載された各種車載機器20の操作、及び情報表示を統括して行うための5〜8インチ程度の小型のタッチパネル式のモニタであり、テレビ用のモニタやカーナビゲーション装置22に具備されるモニタと兼用されている。
このようなメインモニタ30は、使用者がモニタの画面上を押圧、スクロールするなどして画面上に触れることで各車載機器20を操作することができるように構成されている。
具体的に、メインモニタ30は、指などによる接触位置をロケーションデータとして出力できる感圧式や静電式の入力装置であるが、バックライトを備えた液晶式のものに限らず、CRT型のものであってもプラズマ表示型のものであってもよい。
さらに、メインモニタ30は、各種車載機器20の中から使用する機器を選択可能に一覧表示した最上位階層のトップ画面が表示されるとともに、該トップ画面に表示されるメニュー項目の中から選択した機器ごとに応じて具体的な情報表示、及び操作を許容する複数パターンの下位層の操作画面が表示される階層的な表示方式が採用されているが、メール受信時等、運転者に案内すべき突発的な情報がある場合は、その情報を示した案内画面が現時点の表示画面上に優先的に表示される。
メール受信検出部113は、Eメール送受信装置21がメールを受信した時点で、メール受信検出信号をECU40に送信する。
計時部14は、メインモニタ30等に時刻を表示するタイマー機能を利用して時間を計測するものであり、ECU40からの時間計測開始信号を受信後に、時間計測を開始し、所定時間が経過した時点でECU40に時間計測完了信号を送信する。
ウインカ装置15Aは、ステアリングコラムの左側に備え、中立位置からステアリングホイール55の回す方向に応じて上下いずれかの側に傾動操作するウインカレバーと、このようなウインカレバーの傾動に応じてONとOFFとに切り替える作動スイッチと、ウインカレバーが上方に傾動して作動スイッチがON状態になった時に点滅し、OFF状態で点滅が終了する左ウインカランプと、左ウインカON状態検出部15とを備えている。
左ウインカON状態検出部15は、ステアリングレバーを上方に傾動操作した時点と中立位置に戻した時点における作動スイッチの切り替えを検知し、これら切り替え検知情報をECU40へ逐次出力することで、左ウインカがON状態であることを検出する。
(実施例1)
本実施形態の車両用表示装置1は、上述した構成を備えており、次に、この両用表示装置1の実施例1における制御処理(運転支援処理)について図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
運転者が例えば、イグニションスイッチをON状態にしてエンジンを始動させることにより、メインモニタ30や各種車載機器20の電源が立ち上がり、メインモニタ30は、運転者への案内情報の表示を開始するとともに、運転者による操作を許容する状態となる(ステップS1)。
そして、左電子ミラーモニタ16には、左サイドカメラ11により撮像した車両左後方画像P1が表示される(ステップS2)。この車両左後方画像P1は、車両走行中においては、例えば、図4(a)に示すように、フロントウインドウ越しに見える景色の流れ(オプティカルフロー200a(図2参照))とは、逆方向に車両後方の風景が流れる動画像として左電子ミラーモニタ16に表示される。
なお、左電子ミラーモニタ16は、運転者がイグニションスイッチをON状態にしてから作動するに限らず、運転者がシフトレバー52を「D」モードや「R」モードに操作する、或いはアクセルペダルを踏み込むなど、自車両が動き出すことを検出した際に表示を開始してもよい。
Eメール送受信装置21がメールを受信した場合、メール受信検出部113がその旨を検出し(ステップS3)、メール受信検出信号がECU40に送信される。ECU40がこの信号を受信することにより、判定部43による判定を行う。
具体的には、判定部43は、左ウインカON状態検出部15により左ウインカスイッチのON状態が検出されていない場合は「劣化表示可」であると判定する(ステップS4:Yes)。
一方、判定部43は、左ウインカスイッチがON状態である間は、「劣化表示不可」であると判定する(ステップS4:No)。
そして、このように判定部43により「劣化表示不可」であると判定した場合にも、自車両が左折や左側への車線変更が完了するなどして左ウインカスイッチのON状態が解除された際には、判定部43は「劣化表示可」であると判定する(ステップS4:Yes)。
このように、ステップ4において「劣化表示可」であるとの判定がされると、図4(a),(b)に示すように、電子ミラー画像劣化表示処理部44は、左電子ミラーモニタ16に表示される動画像としての車両左後方画像P1中の運転者に目につき易い風景が流れる領域、すなわち、動的フロー成分抽出部442で動的フロー成分Dとして抽出された領域のオプティカルフロー200aを劣化表示させる(ステップS5)。
具体的に、図4(a)に示すように、車両左後方画像P1には、例えば、自車両Caの左側後部と、路面Rと後方車両Cb、植木や電柱などの左後方風景Lが表示されているが、これらのうち、路面Rや周囲の風景Lは、自車両Caが停車している場合には静止物体であるが、自車両Caが走行している場合には自車両Caの走行に伴って、風景の流れ(オプティカルフロー200a)が発生し、動的フロー成分Dとなる(図4(a)中の矢印で示したオプティカルフロー200a参照)。
しかも、これら路面R(路面上の凹凸)や周囲の風景L(植木や電柱など)の図2に示すようなオプティカルフロー200aは、図2に示すようなフロントガラス58越しに見える風景の流れ(オプティカルフロー200b)とは逆方向に流れるように左電子ミラーモニタ16画面に表示されることから、運転者がメインモニタ30へ視線移動する際に目を奪われ易くなる。このため、動的フロー成分除去処理部443により車両左後方画像P1中の動的フロー成分Dとして抽出された領域のオプティカルフロー200aを劣化表示させた劣化表示画像P2を左電子ミラーモニタ16画面に図4(b)に示すように表示する。
なお、オプティカルフロー200aを劣化表示させる具体的な表示態様としては、動的フロー成分Dとして抽出された領域をコマ送りして表示するなどを挙げることができる。
一方、自車両Caと略同じ速度で走行している後方車両Cbは、そのオプティカルフローが小さいため、静的フロー成分として動的フロー成分抽出部442に抽出されない。車両左後方画像P1中のこのような静的フロー成分については、図4(b)に示すような劣化表示画像P2において劣化表示させずに、通常どおり表示し、メインモニタ30を視認する際においても劣化表示画像P2を通じて運転者に後方車両の存在を認識させることができる。
その後、メインモニタ30には、運転者によって視認可能に受信メールの概要として送信者、件名、受信日時が表示されるとともに、必要に応じて本文内容が表示される(ステップS6)。
なお、メールを受信した旨を運転者に報知する着信音は、Eメール送受信装置21がメールを受信した瞬間に報知されるに限らず、適宜、左電子ミラーモニタ16に表示される車両左後方画像を劣化表示した時点で報知する構成としてもよい。
上述したように劣化表示を開始した後、受信メールの確認に必要な時間として予め設定したメール受信確認タスクに対応する所定時間が経過するまで劣化表示画像P2が継続表示される(ステップS7:No)。
一方、上記所定時間が経過したことを計時部14により時間計測完了信号をECU40が検出することにより、判定部43は、劣化表示画像P2による劣化表示を「解除可」と判定し(ステップS7:Yes)、電子ミラー画像劣化表示解除処理部45によって劣化表示画像P2を通常どおりの表示に復元させて(ステップS8)、本処理を終了する。
なお、所定時間は、運転者がメインモニタ30に目線を向けて送信者、件名、受信日時等の受信メールの概要を確認するのに必要と見込まれる例えば、10秒から30秒程度の時間に設定することができる。或いは本文内容を含めた受信メールの全体内容の確認に必要と見込まれる時間としてさらに長い30秒から1分程度の時間に設定してもよい。また、この時間は、運転者により任意の時間に設定可能としてもよい。
(実施例2)
続いて本実施形態の車両用表示装置1の実施例2における制御処理について図5に示すフローチャート、及び図6を参照しながら説明する。
但し、図5は車両用表示装置1の実施例2の制御処理を示すフローチャートであり、図6はメインモニタ30を操作する運転者を運転者撮像カメラ12により撮像する車室前側の様子を模式的に示した平面図である。
運転者が例えば、イグニションスイッチをON状態にしてエンジンを始動させることにより、メインモニタ30や各種車載機器20の電源が立ち上がり、メインモニタ30は、運転者への案内情報の表示を開始するとともに、運転者による操作を許容する状態となる(ステップT1)。
そして、左電子ミラーモニタ16には、左サイドカメラ11により撮像した車両左後方画像P1が表示される(ステップT2)。
それとともに、運転者撮像カメラ12が作動し、図6に示すように、運転車の撮像を開始する(ステップT3)。
判定部43は、運転者がメインモニタ30を視認する意図があると判定されるまで運転者撮像カメラ12で撮像した画像とROMに記憶されたメインモニタ視認姿勢パターンの照合を行う(ステップT4:No)。
例えば、図6中仮想線で示すように、運転者が空調装置23(エアコン)の温度調整をするために、メインモニタ30の方に頭を向けたり、タッチパネル式のメインモニタ30に表示される温度調整スイッチに向けて左手を伸ばすなどの姿勢変更が運転者撮像カメラ12により検出された場合(ステップT4:Yes)、判定部43は、その姿勢をROMに記憶されたメインモニタ視認姿勢パターンを基に運転者がメインモニタ30を視認する意図があると判定する。
続くステップT5において、判定部43は、運転者がメインモニタ30を視認する意図があると判定した場合、実施例1のステップS4と同様に、左ウインカスイッチのON状態が検出されているか否かに応じて、車両左後方画像P1を劣化表示するか否かの判定をする。
具体的には、判定部43は、左ウインカスイッチのON状態が検出されている間は「劣化表示不可」であると判定するが(ステップT5:No)、左ウインカスイッチのON状態が検出されていない場合は「劣化表示可」であると判定する(ステップT5:Yes)。
ステップT5において、判定部43により「劣化表示可」であると判定された場合、電子ミラー画像劣化表示処理部44により左電子ミラーモニタ16に表示される車両左後方画像P1は劣化表示される(ステップT6)。なお、このステップT6の劣化表示処理は、図4(a),(b)を参照して説明した実施例1のステップS5に対応するため、その説明は省略する。
そして、例えば、運転者が空調装置23の温度調整スイッチを押圧するなどして温度調整するために運転者がメインモニタ30を視認する等の姿勢である間は、劣化表示画像P2を継続表示し(ステップT7:No)、空調装置23の温度調整完了後、ステアリングホイール55を握り、前方を向いた走行姿勢に戻ったことを運転者撮像カメラ12で検出した場合(ステップT7:Yes)、電子ミラー画像劣化表示解除処理部45によって劣化表示画像P2の劣化表示を解除し(ステップT8)、車両左後方画像P1のように通常どおり表示して本処理を終了する。
以上、上述した本実施形態の車両用表示装置1は、表示部と操作部との双方の機能を有するメインモニタ30をインストルメントパネル51の車幅方向中央部に備えたセンターコンソール50と、自車両の後方を撮影する撮像手段としての左サイドカメラ11と、インストルメントパネル51の車幅方向におけるセンターコンソール50、又は該センターコンソール50とステアリングホイール55の間に設けられ、左サイドカメラ11により撮影した車両左後方画像P1を表示する左電子ミラーモニタ16とを備えた車両用表示装置であって、運転者がセンターコンソール50を視認すると推認される推認情報としてメール受信検出信号を検出する推認情報取得手段としてのメール受信検出部113、及び推認情報として運転者画像を取得する推認情報取得手段(視認動作検出手段)としての運転者撮像カメラ12と、これらメール受信検出信号、又は運転者画像に基づいて車両左後方画像P1を劣化表示させるか否かを判定する判定手段としての判定部43と、判定部43の判定結果に基づいて車両左後方画像P1の視認性を低下させる劣化表示手段としての電子ミラー画像劣化表示処理部44とを備えたものである(図1参照)。
上記構成によれば、例えば実施例1のように、Eメール送受信装置21がEメールを受信した際には、音声等で運転者にその旨が報知されるため、運転者は、運転者がメールの内容を確認するために、そのメール内容が表示されるメインモニタ画面を視認することが推認される。このため、メール受信検出部113によってEメールを受信したことを検出したとき、判定部43は、推認情報に基づいて、安全性等の観点で特に問題がなければ車両左後方画像P1を劣化表示させる判定を行うことで、電子ミラー画像劣化表示処理部44によって車両左後方画像P1の視認性が低下するように劣化表示させることができる。
また、上述した実施例2のように、運転者がセンターコンソール50に設けられたメインモニタ30の表示内容を確認したり、操作をする際に、車両前方とメインモニタ30との間で視線を移動させる。このような視線移動動作を運転者撮像カメラ12によって検出したとき、判定部43は、運転者撮像画像の情報に基づいて安全性等の観点で特に問題がなければ車両左後方画像P1を劣化表示させる判定を行うことで、電子ミラー画像劣化表示処理部44によって車両左後方画像P1の視認性が低下するように劣化表示させることができる。
このように、運転者がセンターコンソール50を視認することを推認して左電子ミラーモニタ16に表示されている車両左後方画像P1を劣化表示させることで、該画像に視線が吸い寄せられることを抑制し、センターコンソール50に設けたメインモニタ30に対して表示内容の確認や操作を素早く行うことができ、安全な運転を確保することができる。
さらに、運転者は、車両前方とこのメインモニタ30との間で視線移動する度に、左電子ミラーモニタ16に表示されている動画像を目障りに感じることがなく、運転者は運転に集中することができ、快適に運転することができる。
一方、メインモニタ30へ視線移動する際であっても、右左折時や車線変更時など、左電子ミラーモニタ16により、車両後方の状況を確認する必要性がある際には、左電子ミラーモニタ16に表示された車両左後方画像P1を劣化表示させずに、車両後方の景色を通常通り表示するため、安全性を確保することができる。
この発明の態様によれば、劣化表示を開始して所定時間経過後に、車両左後方画像P1を劣化表示させた劣化表示画像P2を復元表示させる復元表示手段としての電子ミラー画像劣化表示解除処理部45を備えたものである(図1参照)。
上記構成によれば、所定時間経過後に劣化表示画像P2が元の状態で表示されるため、運転者がメインモニタ30において表示内容を確認したり、操作が完了し、該メインモニタ30から車両前方へ視線を戻す度に、意識して劣化表示画像P2の表示を復元する操作を行う必要がないため、進路変更や車線変更など、安全性を優先する観点で左電子ミラーモニタ16の画面を確認する必要がある場合には、復元された車両左後方画像P1によって自車両の後方の状況を確実に確認することができる。
またこの発明の態様によれば、判定部43は、左ウインカがON状態になったことを左ウインカON検出部15により検出した場合、車両左後方画像P1を劣化表示させない判定をする構成としたものである(図1参照)。
上記構成によれば、左方向へ進路変更や車線変更する際には、運転者は、ウインカレバーを上方に傾動させて左ウインカをON状態にしている間は、たとえ運転者がメインモニタ30側へ視線移動する場合であっても、車両左後方画像P1を劣化表示させないことで、運転者は、左電子ミラーモニタ16に表示される車両左後方画像P1を確実に目視しながら安全に進路変更や車線変更することができる。
またこの発明の態様によれば、電子ミラー画像劣化表示処理部44は、左サイドカメラ11で異なる時間に撮像した複数の車両左後方画像P1に基づいて、オプティカルフロー200aを算出する算出手段としてのオプティカルフロー算出部441と、オプティカルフローの大きさを基に動的フロー成分Dと静的フロー成分とを有する車両左後方画像P1中から動的フロー成分Dを抽出する動的フロー成分抽出手段としての動的フロー成分抽出部442と、車両左後方画像P1中から動的フロー成分Dを除去して劣化表示する動的フロー成分除去手段としての動的フロー成分除去処理部443を備えたものである(図1参照)。
上記構成によれば、電子ミラー画像劣化表示処理部44によって、左電子ミラーモニタ16に表示されている車両左後方画像P1中における動的フロー成分Dのみ、すなわち、車両左後方画像P1の中でも運転者が目を奪われ易いオプティカルフローが大きい領域のみを劣化表示することができるため、例えば、運転者がメインモニタ30に視線移動する際に、左電子ミラーモニタ16の映像に視線が吸い寄せられることなくメインモニタ30に対して表示内容の確認や操作を素早く行うことができる。
一方で、車両左後方画像P1の中でも自車両Caに近い速度で走行している後方車両Cbのような静的フロー成分については劣化表示せずに通常どおり表示するため、運転者は、たとえ車両左後方画像P1を劣化表示している間であっても後方車両Cbの存在を確実に認識することができ、安全性を確保することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、この発明の表示部と操作部は、この実施形態のセンターコンソール50に設けたメインモニタ30に対応し、以下、同様に、
撮像手段は、左サイドカメラ11に対応し、
車両後方画像は、車両左後方画像P1に対応し、
電子ミラーモニタは、左電子ミラーモニタ16に対応し、
推認情報は、メール受信検出信号、又は運転者画像に対応し、
推認情報取得手段は、メール受信検出部113、又は運転者撮像カメラ12に対応し、
判定手段は、判定部43に対応し、
劣化表示手段は、電子ミラー画像劣化表示処理部44に対応し、
復元表示手段は、電子ミラー画像劣化表示解除処理部45に対応し、
車幅方向における前記センターコンソール側の車両側方への方向は、左方向に対応し、
算出手段は、オプティカルフロー算出部441に対応し、
動的フロー成分抽出手段は、動的フロー成分抽出部442に対応し、
動的フロー成分除去手段は、動的フロー成分除去処理部443
車両後方画像縮小化手段は、後述する縮小表示処理部450に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、他の実施形態に係る劣化表示手段として、左電子ミラーモニタ16の画面に対して縮小表示処理する縮小表示処理部450を図1中において仮想線のブロックで示すように電子ミラー画像劣化表示処理部44に備えてもよい。
縮小表示処理部450は、図7に示すように、左電子ミラーモニタ16の画面に対して車両左後方画像P1を縮小表示させるとともに、この縮小表示した劣化表示画像としての縮小車両左後方画像P3を左電子ミラーモニタ16の画面の車幅方向の中央部に対してメインモニタ30の有する側と反対側(ステアリングホイール55側)の位置に表示さている。
なお、図7は、他の劣化表示処理として縮小表示処理を行った後の左後方画像を示す模式図である。
このように、縮小表示処理部450によって、左電子ミラーモニタ16の画面に表示される車両後方画像P1を該画面サイズに対して縮小表示することができるため、例えば、運転者がセンターコンソール50に設けたメインモニタ30に視線移動する際に、左電子ミラーモニタ16の映像に視線が吸い寄せられることなくメインモニタ30の表示内容の確認等を素早く行うことができる。
一方で、縮小車両後方画像P3を、左電子ミラーモニタ16の画面の車幅方向において、センターコンソール50の有する側と反対側、すなわち車両右側に表示したため、運転者は、たとえ車両後方画像P1を劣化表示している間であっても縮小車両後方画像P3を意識的に目視すれば、その内容を認識することができ、安全性を確保することができる。
なお、車両左後方画像P1は、運転者の視線が引き寄せられることなく、しかも注視すれば後方車両の存在を確認できる程度の倍率であれば画面の大きさに対して任意の倍率で縮小表示することができ、また、この縮小率は、運転者によって任意に設定可能としてもよい。
また、さらに他の実施形態に係る劣化表示処理部として、図8に示すように、左電子ミラーモニタ16の画面に対してぼかし表示してもよい。
図8は、他の劣化表示処理としてぼかし処理を行った後の劣化表示画像P4を示す模式図である。なお、図8中ドットで示した領域はぼかし処理を行った領域を示すものとする。
ぼかし処理(モザイク処理)は、公知の原理を適用して行うことができるが、例えば、画像を四角形の複数の領域に区分けし、それぞれの領域に含まれる複数の画素のうちの任意の1画素の濃度値にする、所定の領域に含まれる複数の画素の平均濃度値なるように処理する、或いは、画像中の隣り合う画素間の輝度差を減少させるように処理するなど任意の手法を採用することができる。
なお、劣化表示画像P4は、画像全体に対してぼかし処理してもよいが、本実施例においては、図8に示すように、動的フロー成分抽出部442によって車両左後方画像P1中の動的フロー成分Dを抽出し、該動的フロー成分Dに対して、上述した動的フロー成分除去処理部443による動的フロー成分除去処理の一態様としてぼかし処理を行うことで劣化表示させている。
その他にも、例えば、図9に示す劣化表示画像P5に示すように、車両左後方画像P1の全体の明度を下げて劣化表示させてもよい。このように、車両左後方画像P1を劣化表示させる手法は特に限定しない。
さらに、車両用表示装置1の他の実施形態として、車両用表示装置1には、図1中の符号17に示す劣化表示スイッチ、符号18に示す劣化解除スイッチを適宜、備えてもよい。劣化表示スイッチ17は運転者の押圧により、運転者の意志で車両左後方画像を強制的に劣化表示させるスイッチであり、劣化解除スイッチ18は、劣化表示された車両左後方画像の劣化表示を解除するスイッチである。
また、車両用表示装置1の他の実施形態として、判定部43が車両左後方画像P1を劣化表示するか否かを判定するにあたって用いる情報は、メール受信検出部113、運転者撮像カメラ12、左ウインカON状態検出部15から取得した情報に限らず、他の検出部から取得した情報を用いてもよく、また、判定部43は、上述した判定条件を採用するに限らず、他の判定条件を採用してもよい。
例えば、カーナビゲーション装置22に有する、人工衛星を利用して自車両の位置を測定するためのGPS(Global Positioning System)機能を用いて自車両が左折予定の交差点に所定距離以下に近付いたことを検出した場合には、左ウインカON状態検出部15によって左ウインカON状態検出信号を取得した場合と同様に、左電子ミラーモニタ16の車両左後方画像P1を劣化表示させないと判定するなど他の判定条件を採用してもよい。
また、他の実施形態として運転者検出手段として上述した運転者撮像カメラ12を採用する場合には、運転者の手や頭部の動きを撮像するに限らず、例えば、運転者の眼球(黒目)の動きを撮像して運転者が注視する方向を推認してもよく、運転者がメインモニタ30を視認することを推認可能な動作であれば撮像部位は特に限定しない。
また、運転者動作検出手段としては、運転者撮像カメラ12に限らず、例えば、運転者までの距離を計測することにより運転者の動きを検出する近接センサ等を用いてもよい。
なお、本実施形態の車両用表示装置1は、車両が右ハンドル車であるため、左側に備えた機器について適用したが、左ハンドル車である場合には左側に備えた機器ではなく、右側に備えた機器に適用してもよい。また、本発明の車両用表示装置は、左右いずれか一方の機器に適用するに限らず、左右両側の機器に適用してもよい。
以上説明したように、本発明は、例えば、表示部と操作部との少なくとも一方をインストルメントパネルの車幅方向中央部に備えたセンターコンソールと、自車両の後方を撮影する撮像手段と、前記インストルメントパネルの車幅方向における、前記センターコンソール、又は、該センターコンソールとステアリングホイールとの間に設けられ、前記撮像手段により撮影した車両後方画像を表示する電子ミラーモニタとを備えた車両用表示装置について有用である。
1…車両用表示装置
11…左サイドカメラ(撮像手段)
12…運転者撮像カメラ(推認情報取得手段)
15A…ウインカ装置
16…左電子ミラーモニタ(電子ミラーモニタ)
30…メインモニタ(表示部と操作部)
43…判定部(判定手段)
44…電子ミラー画像劣化表示処理部(劣化表示手段)
45…電子ミラー画像劣化表示解除処理部(復元表示手段)
51…インストルメントパネル
52…センターコンソール
55…ステアリングホイール
113…メール受信検出部(推認情報取得手段)
441…オプティカルフロー算出部(算出手段)
442…動的フロー成分抽出部(動的フロー成分抽出手段)
443…動的フロー成分除去処理部(動的フロー成分除去手段)
450…縮小表示処理部(車両後方画像縮小化手段)
D…動的フロー成分
P1…車両左後方画像(車両後方画像)
P2,P4,P5…劣化表示画像
P3…縮小車両左後方画像

Claims (4)

  1. 表示部と操作部との少なくとも一方をインストルメントパネルの車幅方向中央部に備えたセンターコンソールと、
    自車両の後方を撮影する撮像手段と、
    前記インストルメントパネルの車幅方向における、前記センターコンソール、又は、該センターコンソールとステアリングホイールとの間に設けられ、
    前記撮像手段により撮影した車両後方画像を表示する電子ミラーモニタとを備えた車両用表示装置であって、
    運転者が前記センターコンソールを視認すると推認される推認情報を取得する推認情報取得手段と、
    前記推認情報に基づいて前記車両後方画像の視認性を劣化表示させるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記車両後方画像の視認性を低下させる劣化表示手段とを備え
    劣化表示を開始して所定時間経過後に、劣化表示させた劣化表示画像を復元表示させる復元表示手段を備えた
    車両用表示装置。
  2. 表示部と操作部との少なくとも一方をインストルメントパネルの車幅方向中央部に備えたセンターコンソールと、
    自車両の後方を撮影する撮像手段と、
    前記インストルメントパネルの車幅方向における、前記センターコンソール、又は、該センターコンソールとステアリングホイールとの間に設けられ、
    前記撮像手段により撮影した車両後方画像を表示する電子ミラーモニタとを備えた車両用表示装置であって、
    運転者が前記センターコンソールを視認すると推認される推認情報を取得する推認情報取得手段と、
    前記推認情報に基づいて前記車両後方画像の視認性を劣化表示させるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記車両後方画像の視認性を低下させる劣化表示手段とを備え
    前記劣化表示手段は、前記撮像手段で異なる時間に撮像した複数の車両後方画像に基づいて、オプティカルフローを算出する算出手段と、
    前記オプティカルフローを基に前記車両後方画像中から動的フロー成分を抽出する動的フロー成分抽出手段と、
    前記車両後方画像中から前記動的フロー成分を除去して劣化表示する動的フロー成分除去手段とを備えた
    車両用表示装置。
  3. 表示部と操作部との少なくとも一方をインストルメントパネルの車幅方向中央部に備えたセンターコンソールと、
    自車両の後方を撮影する撮像手段と、
    前記インストルメントパネルの車幅方向における、前記センターコンソール、又は、該センターコンソールとステアリングホイールとの間に設けられ、
    前記撮像手段により撮影した車両後方画像を表示する電子ミラーモニタとを備えた車両用表示装置であって、
    運転者が前記センターコンソールを視認すると推認される推認情報を取得する推認情報取得手段と、
    前記推認情報に基づいて前記車両後方画像の視認性を劣化表示させるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記車両後方画像の視認性を低下させる劣化表示手段とを備え
    前記劣化表示手段は、前記電子ミラーモニタの画面に表示される前記車両後方画像を該画面サイズに対して縮小表示させて劣化表示させる車両後方画像縮小化手段であり、
    前記車両後方画像縮小化手段により縮小表示させた縮小車両後方画像を、前記電子ミラーモニタの画面の車幅方向において、前記センターコンソールの有する側と反対側に表示した
    車両用表示装置。
  4. 前記撮像手段は、車幅方向における運転席に対して前記センターコンソール側の車両側方から車両後方を撮像するように車幅方向における該助手席側の車両側方に配設され、
    前記判定手段は、車幅方向における前記センターコンソール側の車両側方への方向を指示するウインカ装置をON状態にした場合、前記車両後方画像を劣化表示させない判定をする構成とした
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載の車両用表示装置。
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