JP6197653B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される現像装置に関する。
画像形成装置として、トナーが収容される現像カートリッジを着脱可能に備えるプリンタが知られている。
このような現像カートリッジとして、第1フレームと第2フレームとから構成される現像フレームと、現像フレーム内に配置され、トナーを撹拌する撹拌フィルムを有するアジテータとを備える現像カートリッジが知られている。
そして、アジテータは、撹拌フィルムを現像フレームの内部に接触させるようにして回転し、現像フレーム内のトナーを撹拌している(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−133755号公報
しかるに、特許文献1に記載の現像カートリッジでは、現像フレームの第1フレームと第2フレームとの接合部において、撹拌フィルムが勢いよく開放され、現像フレームの内面と衝突し、騒音が発生するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、騒音の発生を抑制することのできる現像装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の現像装置は、撹拌フィルムを備え、回転軸線について回転することで現像剤を撹拌するように構成される撹拌部材と、撹拌部材を支持する第1フレームと、第1フレームと接合される第2フレームとから構成され、内部に現像剤を収容する筐体とを備え、第2フレームは、撹拌フィルムと接触するように構成される第1接触部と、撹拌フィルムと接触するように構成され、第1接触部に対して撹拌部材の回転方向の下流に配置される第2接触部であって、第1フレームに向かって突出する第2接触部とを備え、回転軸線方向から見たときの回転軸線から第1接触部までの距離は、回転方向の下流に向かうにつれて、長くなり、回転軸線から第2接触部までの距離は、回転軸線から第1接触部までの最大距離以上である。
このような構成によれば、第1接触部は、撹拌部材の回転方向の下流に向かうにつれて、回転軸線からの距離が長くなっているので、撹拌フィルムの撓みが徐々に解消されるようにして、撹拌部材が回転する。そして、第2接触部は、回転軸線から第2接触部までの距離が、回転軸線から第1接触部までの最大距離以上となっているので、撹拌フィルムの撓みの解消が継続されながら、第1接触部から第2接触部へと受け渡される。
そのため、第2フレームにおいて、撹拌フィルムを第1接触部から第2接触部へと円滑に受け渡すことができる。
また、撹拌フィルムが第2フレームから第1フレームへ受け渡されるときには、第2接触部が第1フレームに向かって突出しているので、撹拌フィルムを第2接触部から第1フレームへと円滑に受け渡すことができる。
その結果、第2フレームから第1フレームへと撹拌フィルムが受け渡されるときに、撹拌フィルムの撓みが勢いよく解消されることを抑制することができる。
従って、撹拌フィルムを第2フレームから第1フレームに円滑に受け渡して、騒音の発生を抑制することができる。
(2)また、第2接触部は、第2フレームにおける回転方向の下流端部と、第1フレームにおける回転方向の上流端部との接合部を跨ぐように配置されていてもよい。
このような構成によれば、第2フレームと第1フレームとの間に段差が生じるように組み付けられる場合であっても、第2フレームから第1フレームへ円滑に受け渡すことができる。
(3)また、現像ローラをさらに備え、筐体は、回転軸線と直交する直交方向において、現像ローラが配置される第1端部と、直交方向において、第1端部と反対側の第2端部とを備え、第2接触部は、第2端部において、第1フレームと第2フレームとの接合部を跨ぐように、第2フレームから第1フレームに向かって突出していてもよい。
このような構成によれば、第2端部側において、撹拌フィルムが第2フレームから第1フレームに対して円滑に受け渡されるので、第2端部側で撹拌した筐体内の現像剤を、直交方向の反対側に位置する第1端部に配置される現像ローラに向けて供給することができる。
その結果、筐体内の現像剤を確実に撹拌することができながら、現像ローラに確実に供給することができる。
(4)また、第1フレームは、第2端部の回転軸線方向の中央部に把持部を備えていてもよい。
把持部が第1フレームの回転軸線方向の中央部に備えられていると、筐体内で回転する撹拌部材の撹拌フィルムからの振動が第2端部における把持部よりも回転軸線方向の外方部分に伝達され、騒音が発生し易くなる。
しかし、このような構成によれば、撹拌フィルムが、第2フレームから第1フレームに対して、円滑に受け渡される。
そのため、現像装置を容易に把持することができる把持部を備えながら、現像装置からの騒音の発生を抑制することができる。
(5)また、回転軸線方向から見たときの回転軸線から第2接触部までの距離は、一定であってもよい。
このような構成によれば、撹拌フィルムの第2接触部に対して接触されているときの撓み量を一定とすることができる。
そのため、撹拌フィルムが第2接触部に対して接触されるときの騒音の発生を抑制することができる。
(6)また、回転軸線方向から見たときの回転軸線から第2接触部までの距離は、回転軸線から第1接触部までの最小距離に対して、100〜300%であってもよい。
このような構成によれば、回転軸線から第2接触部までの距離は、回転軸線から第1接触部までの最小距離に対して、100〜300%であるので、撹拌フィルムを第1接触部から第2接触部へと、その撓みを解消しながら円滑に受け渡すことができる。
また、第1接触部までの最小距離を小さくして、筐体の小型化を図ることができる。
(7)また、回転軸線方向から見たときの回転軸線から第2接触部までの距離は、回転軸線から第1接触部までの最小距離に対して、140%であってもよい。
このような構成によれば、筐体のサイズの最適化を図ることができる。
(8)また、撹拌フィルムの厚みは、0.09mm以上であってもよい。
このような構成によれば、撹拌フィルムの撹拌性能を維持できる厚みを保ちつつ、騒音の発生を抑制することができる。
(9)また、現像装置が新品状態のときに、撹拌フィルムの遊端部は、筐体に接触していなくてもよい。
このような構成によれば、撹拌フィルムが撓んでいない状態を保持することができる。
そのため、撹拌フィルムの劣化を抑制して出荷することができるので、使用時の撹拌部材の撹拌性能を確保することができる。
(10)また、筐体は、現像ローラを内部に収容する現像室と、撹拌部材を収容する現像剤収容室と、現像室と現像剤収容室とを連通する開口とを備え、現像装置が新品状態のときに、遊端部は、開口内に配置されていてもよい。
このような構成によれば、現像剤を現像剤収容室から現像室に供給するための開口を利用して、撹拌フィルムの遊端部を筐体に対して非接触とすることができる。
そのため、撹拌フィルムの遊端部を非接触にするための空間を別途備える必要がないので、筐体の大型化を抑制することができながら、撹拌部材の撹拌性能を確保することができる。
(11)また、第2接触部は、回転軸線方向に並列配置される複数のリブからなってもよい。
このような構成によれば、第2接触部が複数のリブからなるので、撹拌フィルムが第2接触部に接触するときの摩擦抵抗の低減を図ることができる。
また、第2接触部を複数のリブから容易に成形することができるので、コスト低減を図ることができる。
(12)また、回転軸線方向から見たときに、回転軸線と第2接触部の回転方向上流端部を結ぶ第1仮想線と、回転軸線と第2接触部の回転方向下流端部を結ぶ第2仮想線とを仮想したときに、第1仮想線と第2仮想線とがなす角度は、10〜90°であってもよい。
このような構成によれば、第2接触部の大きさが十分に確保されているので、撹拌フィルムを第2接触部に確実に接触させて、第2フレームから第1フレームへ確実に受け渡すことができる。
その結果、撹拌フィルムが第2フレームから第1フレームに受け渡されるときの騒音の発生を、確実に抑制することができる。
本発明の現像装置では、騒音の発生を抑制することがすることができる。
図1は、本発明の現像カートリッジの中央断面図である。 図2は、図1に示す現像カートリッジが装着される画像形成装置の中央断面図である。 図3は、図1に示す現像カートリッジを後上方から見た斜視図である。 図4Aは、図3に示すカバーフレームを前下方から見た斜視図である。図4Bは、図3に示すベースフレームを後上方から見た斜視図である。 図5は、図1に示すアジテータの動作を説明するための説明図である。
1.現像カートリッジの概略
図1に示すように、現像装置の一例としての現像カートリッジ1は、筐体の一例としての現像フレーム2と、撹拌部材の一例としてのアジテータ3と、現像ローラ4と、供給ローラ5と、層厚規制ブレード6とを備えている。
なお、以下の説明において、現像カートリッジ1の方向に言及するときには、現像カートリッジ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。また、図1の紙面右方が前方であり、図1の紙面左方が後方である。また、現像カートリッジ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前が左方であり、紙面奥が右方である。なお、前後方向は、直交方向の一例であり、左右方向は、回転軸線方向の一例である。
現像フレーム2は、左右方向に延びる略ボックス状であり、現像フレーム2の後端部は、前後方向に開放されている。また、現像フレーム2は、その内部において、前後方向に並列される現像剤収容室の一例としてのトナー収容室7と、現像室8とを有している。トナー収容室7は、現像剤の一例としてのトナーを収容している。トナー収容室7に収容されるトナーは、粉砕法で製造された正帯電性の非磁性一成分の粉砕トナーである。
アジテータ3は、トナー収容室7の前後上下方向略中央部分において、回転軸線Aについて、左側面視時計回り方向に回転可能に配置されている。このアジテータ3の回転する方向を、回転方向Xとする。
現像ローラ4は、現像室8の後端部に回転可能に支持されている。現像ローラ4の上方部分および後方部分は、現像フレーム2から露出している。
供給ローラ5は、現像ローラ4の前下方において、現像室8に回転可能に支持されている。供給ローラ5の後上端部は、現像ローラ4の前下端部に圧接している。
層厚規制ブレード6は、現像ローラ4の前上方に配置されている。層厚規制ブレード6の下端部は、現像ローラ4の前端部に接触している。
2.現像カートリッジの使用態様
図2に示すように、現像カートリッジ1は、画像形成装置11に装着されて使用される。
画像形成装置11は、電子写真方式のモノクロプリンタである。画像形成装置11は、装置本体12と、プロセスカートリッジ13と、スキャナユニット14と、定着ユニット15とを備えている。
装置本体12は、略ボックス形状を有している。装置本体12は、開口部16と、フロントカバー17と、給紙トレイ18と、排紙トレイ19とを備えている。
開口部16は、装置本体12の前端部に配置されている。開口部16は、プロセスカートリッジ13の通過を許容するように、装置本体12の内外を前後方向に連通している。
フロントカバー17は、装置本体12の前端部に配置されている。フロントカバー17は、側面視略L字状の略板状を有している。フロントカバー17は、その下端部を支点として装置本体12の前壁に揺動可能に支持されている。フロントカバー17は、開口部16を開放または閉鎖するように構成されている。
給紙トレイ18は、装置本体12の底部に配置されている。給紙トレイ18は、用紙Pを収容するように構成されている。
排紙トレイ19は、装置本体12の上壁の後方半分に配置されている。排紙トレイ19は、用紙Pが載置されるように、装置本体12の上面から下方へ凹んでいる。
プロセスカートリッジ13は、装置本体12の上下方向略中央に配置されている。プロセスカートリッジ13は、装置本体12に対して装着または離脱するように構成されている。プロセスカートリッジ13は、ドラムカートリッジ20と、現像カートリッジ1とを備えている。
ドラムカートリッジ20は、感光ドラム21と、スコロトロン型帯電器22と、転写ローラ23とを備えている。
感光ドラム21は、ドラムカートリッジ20の後端部に回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の後方において、感光ドラム21と間隔を空けて配置されている。
転写ローラ23は、感光ドラム21の下方に配置されている。転写ローラ23の上端部は、感光ドラム21の下端部と接触している。
現像カートリッジ1は、感光ドラム21の前方において、現像ローラ4の後端部が感光ドラム21の前端部に接触するように、ドラムカートリッジ20に装着されている。
スキャナユニット14は、プロセスカートリッジ13の上方に配置されている。スキャナユニット14は、感光ドラム21に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着ユニット15は、プロセスカートリッジ13の後方に配置されている。定着ユニット15は、加熱ローラ24と、加熱ローラ24の後下端部に圧接される加圧ローラ25とを備えている。
画像形成装置11が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器22は、感光ドラム21の表面を一様に帯電する。スキャナユニット14は、感光ドラム21の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム21の表面に形成される。
また、アジテータ3は、トナー収容室7内のトナーを撹拌して、供給ローラ5に供給する。供給ローラ5は、アジテータ3によって供給されたトナーを現像ローラ4に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ4と供給ローラ5との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ4に担持される。層厚規制ブレード6は、現像ローラ4に担持されたトナーの層厚を一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ4に担持されたトナーは、感光ドラム21表面の静電潜像に供給される。これにより、トナー像が、感光ドラム21の表面に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ18から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム21と転写ローラ23との間に給紙される。感光ドラム21表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム21と転写ローラ23との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ24と加圧ローラ25との間を通過するときに加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ19に排紙される。
3.現像カートリッジの詳細
現像カートリッジ1は、図3に示すように、上記した現像フレーム2を備えている。
なお、現像カートリッジ1は、現像フレーム2の左方に、装置本体12から駆動力が入力される図示しないギア列を有する駆動ユニット30を備えている。また、現像カートリッジ1は、現像フレーム2の右方に、外部から電力が供給される電極ユニット31を備えている。
現像フレーム2は、図3、図4Aおよび図4Bに示すように、第1フレームの一例としてのベースフレーム32と、第2フレームの一例としてのカバーフレーム33とを備えている。
(1)ベースフレーム
ベースフレーム32は、図4Bに示すように、有底枠形状を有している。ベースフレーム32は、1対の側壁34と、下壁36と、前壁35とを一体的に備えている。
1対の側壁34のそれぞれは、ベースフレーム32の左右方向両端部のそれぞれに配置されている。1対の側壁34のそれぞれは、前後方向に延びる側面視略矩形の略板状を有している。また、1対の側壁34のそれぞれは、鍔部39を備えている。
鍔部39は、1対の側壁34のそれぞれの上端部から左右方向外方へ突出し、前後方向に延びている。鍔部39は、平面視略矩形の略板状を有している。
下壁36は、図1および図4Bに示すように、ベースフレーム32の下端部に配置されている。下壁36は、1対の側壁34間に架設されている。下壁36は、左右方向に延びる略板状を有している。下壁36は、第1部分41と、第2部分42と、第3部分43とを一体的に備えている。
第1部分41は、下壁36の前方半分に配置されている。第1部分41は、図1に示すように、断面視略円弧形状を有している。第1部分41の前後方向略中央は、下方へ凹んでいる。第1部分41におけるアジテータ3の回転軸線Aに臨む内面は、前方内面41Aと、後方内面41Bとを有している。
前方内面41Aは、第1部分41の前端部から、第1部分41の前後方向略中央部にかけて、回転軸線Aからの距離が徐々に短くなるように、前下方に窪むように湾曲している。つまり、前方内面41Aは、アジテータ3の回転方向Xの下流に向かうにつれて、回転軸線Aからの距離が徐々に短くなっている。
後方内面41Bは、前方内面41Aの後端部から連続して、回転軸線Aからの距離が徐々に長くなるように、後方に向かうにつれて、上方に傾斜している。つまり、後方内面41Bは、アジテータ3の回転方向Xの下流に向かうにつれて、回転軸線Aからの距離が徐々に長くなっている。
第2部分42は、第1部分41の後方に配置されている。第2部分42は、断面視略円弧形状を有している。第2部分42は、第1部分41の後端部に連続して、供給ローラ5の外周面に沿って湾曲するように後方へ延びている。
第3部分43は、第2部分42の後方に配置されている。第3部分43は、断面視略直線形状を有している。第3部分43は、第2部分42の後端部に連続して、後方に向かって延びている。
前壁35は、図1および図4Bに示すように、ベースフレーム32の前端部に配置されている。前壁35は、下壁36の前端部に連続して上方へ延びている。前壁35は、1対の側壁34間に架設されている。前壁35におけるアジテータ3の回転軸線Aに臨む内面35Aは、回転軸線Aからの距離が徐々に短くなるように、上下方向に延びている。つまり、内面35Aは、アジテータ3の回転方向Xの下流に向かうにつれて、回転軸線Aからの距離が徐々に短くなっている。内面35Aの下端部は、下壁36の第1部分41の前方内面41Aの前端部に連続している。また、前壁35は、鍔部46と、把持部47とを備えている。
鍔部46は、前壁35の上端部から前方へ突出し、左右方向に延びている。鍔部46は、平面視略矩形の略板状を有している。鍔部46の左右両端部は、1対の側壁34の鍔部39の前端部に連続している。すなわち、鍔部46の上面は、1対の側壁34の鍔部39の上面と面一である。
把持部47は、前壁35の前面における左右方向略中央部分から後方に向かって膨出している。把持部47は、下方が開放された正面視略コ字状の略板状を有している。
(2)カバーフレーム
カバーフレーム33は、図3に示すように、ベースフレーム32の上方に配置されている。カバーフレーム33は、図3および図4Aに示すように、被覆部50と、ブレード支持部51と、第1リブ52と、リブの一例としての第2リブ53とを一体として備えている。
被覆部50は、カバーフレーム33の前方における大部分を構成している。被覆部50は、平面視略矩形の略板状を有している。被覆部50は、本体部55と、鍔部56とを有している。
本体部55は、平面視において、被覆部50の中央に配置されている。本体部55は、上端部が閉鎖され、下端部が開放された平面視略矩形の枠形状を有している。本体部55の下面、すなわち、アジテータ3の回転軸線Aに臨む本体部55の内面は、第1湾曲面55Aと、第2湾曲面55Bとを有している。
第1湾曲面55Aは、本体部55の内面の前後方向略中央であって、回転軸線Aからの距離が一定となるように、わずかに上方に窪んでいる。
第2湾曲面55Bは、本体部55の内面における第1湾曲面55Aの前端部から、後述する第2リブ53の後上端部までの部分である。第2湾曲面55Bは、前方に向かうにつれて、回転軸線Aからの距離が徐々に長くなるように、ほぼ前後方向に沿って延びている。つまり、第2湾曲面55Bは、アジテータ3の回転方向Xの下流に向かうにつれて、回転軸線Aからの距離が徐々に長くなっている。また、第2湾曲面55Bは、わずかに上方に窪んでいる。第2湾曲面55Bは、第1接触部の一例として構成されている。
鍔部56は、本体部55を囲むように、被覆部50の左右両端部および前端部に配置されている。鍔部56は、本体部55の左右両端部の下端部から左右方向外方へ突出して前後方向に延びるとともに、本体部55の前端部の下端部から前方へ突出して左右方向に延びている。鍔部56は、略板状を有している。
ブレード支持部51は、図1および図3に示すように、被覆部50の後方に配置されている。ブレード支持部51は、ブレード支持部51の本体部55の後下端縁から連続して、後方に向かって延びる略厚板形状を有している。
第1リブ52は、図1および図4Aに示すように、カバーフレーム33の前後方向略中央部分における下面に配置されている。第1リブ52は、ブレード支持部51の前面と、被覆部50の本体部55の後方部分における下面とを連結する側面視略三角形状の略板状を有している。第1リブ52の前下端部、すなわち、アジテータ3の回転軸線Aに臨む第1リブ52の内面は、傾斜面52Aと湾曲面52Bとを有している。
傾斜面52Aは、ブレード支持部51の前面から連続して、前方に向かうにつれて、回転軸線Aからの距離が徐々に短くなるように、上方に向かって傾斜している。つまり、傾斜面52Aは、アジテータ3の回転方向Xの下流に向かうにつれて、回転軸線Aからの距離が徐々に短くなっている。
湾曲面52Bは、傾斜面52Aの前端部から連続して、本体部55に対する角度が徐々に緩やかになり、回転軸線Aからの距離が一定となるように湾曲している。湾曲面52Bの前端部は、本体部55の第1湾曲面55Aの後端部に連続している。
また、第1リブ52は、左右方向に間隔を空けて複数、具体的には7枚並列配置されている。
第2リブ53は、前方部分における下面に配置されている。第2リブ53は、被覆部50の本体部55の前端部、および、鍔部56の後端部から下方に向かって突出する側面視略三角形状の略板状を有している。
第2リブ53の後下端部、すなわち、アジテータ3の回転軸線Aに臨む第2リブ53の内面53Aは、第2湾曲面55Bの前端部から連続して、後方から前方に向かうにつれて、下方に傾斜している。内面53Aは、回転軸線Aからの距離が一定となるように、わずかに前上方に窪んでいる。内面53Aは、第2接触部の一例として構成されている。
第2リブ53の前面は、上下方向に沿って延びている。
また、第2リブ53は、左右方向に間隔を空けて複数、具体的には7枚並列配置されている。より具体的には、7枚の第2リブ53のそれぞれは、前後方向に投影したときに、対応する第1リブ52と重なっている。
(3)現像フレーム
現像フレーム2は、図1および図3に示すように、ベースフレーム32とカバーフレーム33とが組み合わされることにより、構成されている。
具体的には、カバーフレーム33の被覆部50の鍔部56の下面が、ベースフレーム32の1対の側壁34の鍔部39の上面、および、前壁35の鍔部46の上面に対して、上方から当接されている。このとき、第2リブ53は、ベースフレーム32に向かって突出しており、カバーフレーム33の第2リブ53の前面を、ベースフレーム32の前壁35の後面に接触させるように組み付けることで、カバーフレーム33をベースフレーム32に対して簡易的に位置決めすることができる。
そして、カバーフレーム33の鍔部56と、ベースフレーム32の側壁34の鍔部39、および、前壁35の鍔部46とが溶着されることにより、カバーフレーム33がベースフレーム32に対して組み付けられている。
こうして構成された現像フレーム2において、前後方向における現像ローラ4が配置される側の端部、すなわち後端部を第1端部66とし、前後方向における第1端部66と反対側の端部、すなわち前端部を第2端部67とする。
なお、第2端部67における、カバーフレーム33の鍔部56と、ベースフレーム32の前壁35の鍔部46との溶着部分が、接合部69である。つまり、現像フレーム2において、第2リブ53は、接合部69を上下方向に跨ぐように配置されている。
また、こうして構成された現像フレーム2では、図1に示すように、その前方の空間、すなわち、1対の側壁34の前方部分、前壁35、下壁36の第1部分41、および、カバーフレーム33の被覆部50によって、トナー収容室7が画定されている。
また、現像フレーム2では、その後方の空間、すなわち、1対の側壁34の後方部分、下壁36の第2部分42、および、カバーフレーム33のブレード支持部51によって、現像室8が画定されている。
そして、前後方向において、現像フレーム2内のトナー収容室7と現像室8とを連通する部分が、開口70として画定されている。
4.アジテータ
アジテータ3は、図1および図4Bに示すように、アジテータ軸78と、連結板79と、フィルム保持板80と、撹拌フィルム81とを備えている。
アジテータ軸78は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。
連結板79は、図示しないが、左右方向に等間隔を空けて複数並列配置されている。連結板79は、アジテータ軸78の周面の一部分から、アジテータ軸78の径方向外方向に向かって延びている。連結板79は、側面視略矩形の略板状を有している。
フィルム保持板80は、複数の連結板79におけるアジテータ軸78と反対側の端部に連続している。フィルム保持板80は、左右方向に延びており、アジテータ3の回転方向Xの上流に向かうにつれて、アジテータ軸78から離れるように傾斜する略板状を有している。なお、側面視において、回転軸線Aからフィルム保持板80の先端部までの距離を、距離R1とする。回転軸線Aからフィルム保持板80の先端部までの距離R1は、例えば、5mm以上、好ましくは、10mm以上であり、例えば、20mm以下、好ましくは、16mm以下である。より具体的には、14.5mmである。
撹拌フィルム81は、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの可撓性を有するフィルム材料からなる。撹拌フィルム81は、フィルム保持板80の左右方向全域にわたって延びる略矩形状を有している。撹拌フィルム81の厚みは、例えば、0.50mm以上、好ましくは、0.75mm以上であり、例えば、1.50mm以下、好ましくは、1.25mm以下である。より具体的には、0.10mmである。撹拌フィルム81は、その一端がフィルム保持板80に貼着されることにより、フィルム保持板80に保持されている。つまり、撹拌フィルム81は、フィルム保持板80と同様に、アジテータ3の回転方向Xの上流に向かうにつれて、アジテータ軸78から離れる方向に傾斜している。
なお、この撹拌フィルム81において、フィルム保持板80に貼着されている側の端部を、基端部81Aとする。
また、撹拌フィルム81において、フィルム保持板80に貼着されていない基端部81A以外の部分を遊端部81Bとする。そして、側面視における遊端部81Bの寸法を、フィルム遊端部寸法Lとする。フィルム遊端部寸法Lは、例えば、10mm以上、好ましくは、15mm以上であり、例えば、30mm以下、好ましくは、25mm以下である。より具体的には、18mmである。
さらに、側面視において、回転軸線Aから遊端部81Bの先端部までの距離を、距離R2とする。回転軸線Aから遊端部81Bの先端部までの距離R2は、例えば、20mm以上、好ましくは、25mm以上であり、例えば、40mm以下、好ましくは、35mm以下である。より具体的には、30.5mmである。
5.アジテータの回転軸線とトナー収容室の内面との寸法関係
アジテータ3の回転軸線Aと、トナー収容室7の内面との寸法関係について、詳細に説明する。
回転軸線Aから湾曲面52Bまでの距離、および、回転軸線Aから第1湾曲面55Aまでの距離は、同じであり、トナー収容室7において、回転軸線Aから距離が最も短くなっている。この回転軸線Aからトナー収容室7の内面までの最短距離を、最短距離R3とする。回転軸線Aからトナー収容室7の内面までの最短距離R3は、例えば、10mm以上、好ましくは、15mm以上であり、例えば、30mm以下、好ましくは、25mm以下である。より具体的には、20mmである。
なお、回転軸線Aから、第1部分41の前方内面41Aと後方内面41Bとの連続部分までの距離は、回転軸線Aからトナー収容室7の内面までの最短距離R3と略同じである。
また、上記したように、回転軸線Aから第2リブ53の内面53Aまでの距離は、アジテータ3の回転方向Xの下流上流に関わらず一定であり、この回転軸線Aから第2リブ53の内面53Aまでの距離を、距離R4とする。回転軸線Aから第2リブ53の内面53Aまでの距離R4は、例えば、10mm以上、好ましくは、20mm以上であり、例えば、90mm以下、好ましくは、45mm以下である。より具体的には、28mmである。なお、言い換えると、距離R4は、回転軸線Aから、本体部55における第2リブ53との接続部分までの距離と同じであり、すなわち、回転軸線Aから第2湾曲面55Bまでの最大距離と同じである。
また、回転軸線Aから第2リブ53の内面53Aまでの距離R4は、回転軸線Aからトナー収容室7の内面までの最短距離R3に対して、例えば、100%以上、好ましくは、120%以上であり、例えば、300%以下、好ましくは、150%以下である。より具体的には、140%である。
なお、回転軸線Aと第2リブ53の内面53Aの後上端部とを結ぶ第1仮想線V1と、回転軸線Aと第2リブ53の内面53Aの前下端部とを結ぶ第2仮想線V2とを仮想したときに、第1仮想線V1と第2仮想線V2とがなす角度θは、10°以上、好ましくは、15°以上であり、例えば、90°以下、好ましくは、45°以下である。より具体的には、20°である。
6.アジテータによるトナー収容室内のトナーの撹拌動作
図1に示すように、現像カートリッジ1が新品状態で出荷・搬送されるときには、アジテータ3の撹拌フィルム81の遊端部81Bは、現像フレーム2に接触しないように、開口70に配置されている。
そして、図2および図3に示すように、ユーザにより、現像カートリッジ1が装置本体12に対して装着され、画像形成装置11が、図示しない制御部の制御により画像形成動作を開始すると、現像カートリッジ1には、装置本体12の図示しない駆動入力部から駆動力が入力される。現像カートリッジ1に駆動力が入力されると、駆動ユニット30の図示しないギア列を介して、アジテータ3に駆動力が伝達される。アジテータ3は、駆動力が伝達されることにより、図5に示すように、左側面視時計回り方向、すなわち回転方向Xに回転する。
アジテータ3が回転方向Xに回転していくと、まず、撹拌フィルム81の遊端部81Bが第1リブ52の傾斜面52Aに接触される。
すると、撹拌フィルム81は、アジテータ3が回転方向Xに回転していくにつれて、徐々に撓んでいく。
アジテータ3が、さらに回転方向Xに回転していくと、撹拌フィルム81は、第1リブ52の傾斜面52Aから湾曲面52Bに受け渡される。これにより、撹拌フィルム81の遊端部81Bが第1リブ52の湾曲面52Bに接触される。
アジテータ3が、さらに回転方向Xに回転していくと、撹拌フィルム81は、第1リブ52の湾曲面52Bから、本体部55の第1湾曲面55Aに受け渡される。これにより、撹拌フィルム81の遊端部81Bが本体部55の第1湾曲面55Aに接触される。
なお、遊端部81Bが第1リブ52の湾曲面52B、および、本体部55の第1湾曲面55Aに接触されるときには、回転軸線Aから遊端部81Bの先端部までの寸法は、回転軸線Aからトナー収容室7の内面までの最短距離R3と略同じとなる。
これにより、撹拌フィルム81は、アジテータ3が回転して、トナー収容室7の内面と接触する間において、最も撓んだ状態となる。
アジテータ3が、さらに回転方向Xに回転していくと、撹拌フィルム81は、本体部55の第1湾曲面55Aから第2湾曲面55Bに受け渡される。これにより、撹拌フィルム81の遊端部81Bが本体部55の第2湾曲面55Bに接触される。
すると、撹拌フィルム81は、アジテータ3が回転方向Xに回転していくにつれて、徐々に撓みが解消されていく。
アジテータ3が、さらに回転方向Xに回転していくと、撹拌フィルム81は、本体部55の第2湾曲面55Bから、第2リブ53の内面53Aに受け渡される。これにより、撹拌フィルム81の遊端部81Bが第2リブ53の内面53Aに接触される。
撹拌フィルム81の遊端部81Bが第2リブ53の内面53Aに接触している間、撹拌フィルム81の撓みは一定となる。
アジテータ3が、さらに回転方向Xに回転していくと、撹拌フィルム81は、第2リブ53の内面53Aから、接合部69を跨ぐようにして、前壁35の内面35Aに受け渡される。つまり、撹拌フィルム81が、第2リブ53の下端部と前壁35のとの間で、わずかに撹拌フィルム81の撓みの度合いが変動しながら、カバーフレーム33からベースフレーム32に受け渡される。これにより、撹拌フィルム81の遊端部81Bが前壁35の内面35Aに接触される。
すると、撹拌フィルム81は、アジテータ3が回転方向Xに回転していくにつれて、徐々に撓んでいく。
アジテータ3が、さらに回転方向Xに回転していくと、撹拌フィルム81は、前壁35の内面35Aから、下壁36の第1部分41の前方内面41Aに受け渡される。これにより、撹拌フィルム81の遊端部81Bが第1部分41の前方内面41Aに接触される。
すると、撹拌フィルム81は、アジテータ3の回転方向Xの下流に向かうにつれて、徐々に撓んでいく。
そして、遊端部81Bが前方内面41Aと後方内面41Bとの連続部分に接触されるときには、回転軸線Aから遊端部81Bの先端部までの寸法は、遊端部81Bが第1リブ52の湾曲面52B、および、本体部55の第1湾曲面55Aに接触されるときと同様に、回転軸線Aからトナー収容室7の内面までの最短距離R3と略同じとなる。
これにより、撹拌フィルム81は、アジテータ3が回転して、トナー収容室7の内面と接触する間において、最も撓んだ状態となる。
アジテータ3が、さらに回転方向Xに回転していくと、撹拌フィルム81は、下壁36の第1部分41の前方内面41Aから後方内面41Bに受け渡される。これにより、撹拌フィルム81の遊端部81Bが第1部分41の後方内面41Bに接触される。
すると、撹拌フィルム81は、アジテータ3の回転方向Xの下流に向かうにつれて、徐々に撓みが解消されていく。
そして、下壁36の第1部分41の後方内面41Bの後端部において、撹拌フィルム81の遊端部81Bが後方内面41Bから離間されることにより、撹拌フィルム81は、その撓みが解消され復元し、撹拌フィルム81の弾性力によって、トナー収容室7内のトナーを、開口70を介して、現像室8へ向けて、前方から後方へ掻き出すようにして送り出す。
アジテータ3が、さらに回転方向Xに回転していくと、撹拌フィルム81の遊端部81Bが、再び、第1リブ52の傾斜面52Aに接触される。そして、上記した回転動作が繰り返される。
こうして、アジテータ3が回転し、それに伴い、撹拌フィルム81の遊端部81Bが第1リブ52の傾斜面52A、本体部55の第1湾曲面55A、第2湾曲面55B、第2リブ53の内面53A、前壁35の内面35A、下壁36の第1部分41の前方内面41Aおよび後方内面41Bに接触され、撓みの度合いが変動することにより、トナー収容室7内のトナーが効率良く撹拌される。そして、トナー収容室7内のトナーは、開口70に向かって掻き出されることにより、効率よく現像室8へ供給される。
5.作用効果
(1)この現像カートリッジ1によれば、図1および図5に示すように、被覆部50の本体部55の第2湾曲面55Bは、アジテータ3の回転方向Xの下流に向かうにつれて、回転軸線Aからの距離が長くなっているので、撹拌フィルム81の撓みが徐々に解消されるようにして、アジテータ3が回転する。そして、第2リブ53の内面53Aは、回転軸線Aから第2リブ53の内面53Aまでの距離R4が、回転軸線Aから被覆部50の本体部55の第2湾曲面55Bまでの最大距離と同じなので、撹拌フィルム81が自然長に近い状態が保持されたまま、被覆部50の本体部55の第2湾曲面55Bから、第2リブ53の内面53Aへと受け渡される。
そのため、カバーフレーム33において、撹拌フィルム81を被覆部50の本体部55の第2湾曲面55Bから、第2リブ53の内面53Aへと円滑に受け渡すことができる。
また、撹拌フィルム81がカバーフレーム33からベースフレーム32へ受け渡されるときには、第2リブ53の内面53Aがベースフレーム32に向かって突出しており、しかも、撹拌フィルム81が自然長に近い状態となっているので、撹拌フィルム81を第2リブ53の内面53Aからベースフレーム32へと円滑に受け渡すことができる。
その結果、カバーフレーム33からベースフレーム32へと撹拌フィルム81が受け渡されるときに、撹拌フィルム81の撓みが勢いよく解消されることを抑制することができる。
従って、撹拌フィルム81をカバーフレーム33からベースフレーム32に円滑に受け渡して、騒音の発生を抑制することができる。
(2)また、この現像カートリッジ1によれば、図1および図5に示すように、第2リブ53が、接合部69を跨ぐように配置されている。
そのため、カバーフレーム33とベースフレーム32との間に段差が生じるように組み付けられる場合であっても、カバーフレーム33からベースフレーム32へ円滑に受け渡すことができる。
(3)また、この現像カートリッジ1によれば、図1および図5に示すように、第2端部67側において、撹拌フィルム81がカバーフレーム33からベースフレーム32に対して円滑に受け渡されるので、第2端部67側で撹拌した現像フレーム2内のトナーを、前後方向において反対側に位置する第1端部66に配置される現像ローラ4に向けて供給することができる。
その結果、現像フレーム2内のトナーを確実に撹拌することができながら、現像ローラ4に確実に供給することができる。
(4)また、把持部47がベースフレーム32の左右方向の中央部に備えられていると、現像フレーム2内で回転するアジテータ3の撹拌フィルム81からの振動が、第2端部67における把持部47よりも左右方向の外方部分に伝達され、騒音が発生し易くなる。
しかし、この現像カートリッジ1によれば、図1および図5に示すように、このような構成によれば、撹拌フィルム81が、カバーフレーム33からベースフレーム32に対して、円滑に受け渡される。
そのため、現像カートリッジ1を容易に把持することができる把持部47を備えながら、現像カートリッジ1からの騒音の発生を抑制することができる。
(5)また、この現像カートリッジ1によれば、図1および図5に示すように、撹拌フィルム81の第2リブ53の内面53Aに対して接触されているときの撓み量を一定とすることができる。
そのため、撹拌フィルム81が第2リブ53の内面53Aに対して接触されるときの騒音の発生を抑制することができる。
(6)また、この現像カートリッジ1によれば、図1および図5に示すように、回転軸線Aから第2リブ53の内面53Aまでの距離R4は、回転軸線Aからトナー収容室7の内面までの最短距離R3に対して、140%であるので、撹拌フィルム81をカバーフレーム33の被覆部50の本体部55の第2湾曲面55Bから、第2リブ53の内面53Aへと、その撓みを解消しながら円滑に受け渡すことができる。
また、カバーフレーム33の被覆部50の本体部55の第2湾曲面55Bまでの最小距離を小さくして、現像フレーム2の小型化を図る。
(7)また、この現像カートリッジ1によれば、図1に示すように、回転軸線Aから第2リブ53の内面53Aまでの距離R4は、回転軸線Aからトナー収容室7の内面までの最短距離R3に対して、140%であるので、現像フレーム2のサイズの最適化を図ることができる。
(8)また、この現像カートリッジ1によれば、図5に示すように、撹拌フィルム81の厚みは、0.10mmであるので、撹拌フィルム81の撹拌性能を維持できる厚みを保ちつつ、騒音の発生を抑制することができる。
(9)また、この現像カートリッジ1によれば、図1に示すように、現像カートリッジ1が新品状態のときに、撹拌フィルム81が撓んでいない状態を保持することができる。
そのため、撹拌フィルム81の劣化を抑制して出荷することができるので、使用時のアジテータ3の撹拌性能を確保することができる。
(10)また、この現像カートリッジ1によれば、図1に示すように、トナーをトナー収容室7から現像室8に供給するための開口70を利用して、撹拌フィルム81の撹拌フィルム81の遊端部81Bを現像フレーム2に対して非接触とすることができる。
そのため、撹拌フィルム81の撹拌フィルム81の遊端部81Bを非接触にするための空間を別途備える必要がないので、現像フレーム2の大型化を抑制することができながら、アジテータ3の撹拌性能を確保することができる。
(11)また、この現像カートリッジ1によれば、図4Aに示すように、第2リブ53の第2接触部の一例としての内面53Aは、複数の第2リブ53に備えられているので、撹拌フィルム81が第2リブ53の内面53Aに接触するときの摩擦抵抗の低減を図ることができる。
また、第2リブ53を複数の第2リブ53から容易に成形することができるので、コスト低減を図ることができる。
(12)また、この現像カートリッジ1によれば、図1および図5に示すように、第2リブ53の内面53Aの大きさが十分に確保されているので、撹拌フィルム81を第2リブ53の内面53Aに確実に接触させて、カバーフレーム33からベースフレーム32へ確実に受け渡すことができる。
その結果、撹拌フィルム81がカバーフレーム33からベースフレーム32に受け渡されるときの騒音の発生を、確実に抑制することができる。
6.変形例
上記した現像カートリッジ1は、本発明の現像カートリッジの一実施形態であり、本発明は、上記した実施形態に限定されない。
例えば、本発明のカートリッジは、上記したような現像カートリッジ1とドラムカートリッジ20とが分離する分離型の他、現像カートリッジ1とドラムカートリッジ20とを一体に備える一体型のカートリッジとして構成することもできる。
また、装置本体12に対して着脱可能に装着されることで使用される現像カートリッジ1の他、装置本体12に備え付けの現像装置に対して本発明を適用することもできる。
また、上記した実施形態では、ベースフレーム32がアジテータ3を支持していたが、カバーフレーム33がアジテータ3を支持する構成を適用することもできる。
また、上記した実施形態では、カバーフレーム33は、第1リブ52と第2リブ53とを一体として備えていたが、第1リブ52と第2リブ53とを別体として備えることもできる。
また、上記した実施形態では、第1リブ52と第2リブ53とは、それぞれ、左右に間隔を空けて複数並列配置されていたが、左右方向に延び、アジテータ3の回転軸線Aに臨む内面を有する略板状部材を適用することもできる。
また、上記した実施形態では、ベースフレーム32は、把持部47を一体として備えていたが、把持部47を別体として備えることもできる。
また、例えば、上記した現像ローラ4に代えて、ブラシローラや現像スリーブなどの現像剤担持体を適用することもできる。
1 現像カートリッジ
2 現像フレーム
3 アジテータ
4 現像ローラ
7 トナー収容室
8 現像室
32 ベースフレーム
33 カバーフレーム
47 把持部
53 第2リブ
53A 第2リブの内面
55B 第2湾曲面
66 第1端部
67 第2端部
69 接合部
70 開口
81 撹拌フィルム
81B 遊端部

Claims (12)

  1. 現像ローラと、
    撹拌フィルムを備え、回転軸線について回転することで現像剤を撹拌するように構成される撹拌部材と、
    前記撹拌部材を支持する第1フレームと、前記第1フレームと接合される第2フレームとから構成され、内部に現像剤を収容する筐体と
    を備え、
    前記第2フレームは、
    前記撹拌フィルムと接触するように構成される第1リブと、
    前記撹拌フィルムと接触するように構成され、前記第1リブに対して前記撹拌部材の回転方向の下流に配置される第1接触部と、
    前記撹拌フィルムと接触するように構成され、前記第1接触部に対して前記回転方向の下流に配置される第2リブであって、前記第1フレームに向かって突出する第2リブと
    を備え、
    前記第1リブは、前記第2リブよりも前記現像ローラの近くに位置し、
    前記回転軸線方向から見たときの前記回転軸線から前記第1接触部までの距離は、前記回転方向の下流に向かうにつれて、長くなり、
    前記回転軸線から前記第1リブまでの最短距離は、前記回転軸線から前記第2リブまでの距離よりも短く、
    前記回転軸線から前記第2リブまでの距離は、前記回転軸線から前記第1接触部までの最大距離以上であることを特徴とする、現像装置。
  2. 前記第2リブは、前記第2フレームにおける前記回転方向の下流端部と、前記第1フレームにおける前記回転方向の上流端部との接合部を跨ぐように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記筐体は、
    前記回転軸線と直交する直交方向において、前記現像ローラが配置される第1端部と、
    前記直交方向において、前記第1端部と反対側の第2端部と
    を備え、
    前記第2リブは、前記第2端部において、前記第1フレームと前記第2フレームとの接合部を跨ぐように、前記第2フレームから前記第1フレームに向かって突出していることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記第1フレームは、前記第2端部の前記回転軸線方向の中央部に把持部を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記回転軸線方向から見たときの前記回転軸線から前記第2リブまでの距離は、一定であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 前記回転軸線方向から見たときの前記回転軸線から前記第2リブまでの距離は、前記回転軸線から前記第1接触部までの最小距離に対して、100〜300%であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の現像装置。
  7. 前記回転軸線方向から見たときの前記回転軸線から前記第2リブまでの距離は、前記回転軸線から前記第1接触部までの最小距離に対して、140%であることを特徴とする、請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記撹拌フィルムの厚みは、0.09mm以上であることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の現像装置。
  9. 前記現像装置が新品状態のときに、前記撹拌フィルムの遊端部は、前記筐体に接触していないことを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の現像装置。
  10. 前記筐体は、
    前記現像ローラを内部に収容する現像室と、
    前記撹拌部材を収容する現像剤収容室と、
    前記現像室と前記現像剤収容室とを連通する開口と
    を備え、
    前記現像装置が新品状態のときに、前記遊端部は、前記開口内に配置されていることを特徴とする、請求項9に記載の現像装置。
  11. 前記第2リブは、複数設けられ、前記回転軸線方向において並列配置されることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の現像装置。
  12. 前記回転軸線方向から見たときに、
    前記回転軸線と前記第2リブの前記回転方向上流端部を結ぶ第1仮想線と、
    前記回転軸線と前記第2リブの前記回転方向下流端部を結ぶ第2仮想線と
    を仮想したときに、
    前記第1仮想線と前記第2仮想線とがなす角度は、10〜90°であることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の現像装置。
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