JP2015087668A - 現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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康雅 藤井
達夫 小笠原
Tatsuo Ogasawara
達夫 小笠原
啓城 森
Hiroki Mori
啓城 森
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Abstract

【課題】収容するトナーの量を増やしつつ、干渉物から受ける力を軽減することのできる画像形成装置、ならびに、その画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジおよび現像カートリッジを提供すること。【解決手段】現像カートリッジ15の突出部77は、第1フレーム61と第2フレーム62との接触面から上方に突出し、かつ、左右方向におけるトナー収容室111の略全体に亘って延びている。現像カートリッジ15の突出部77は、側面視において、前接触部96および後接触部99の第1フレーム61に対する接触面に対して傾斜する突出上壁84を有している。そのため、突出部77によって、収容するトナーの量を増やすことができる。また、現像カートリッジ15に対して上方から干渉物が衝突しても、干渉物から受ける力を突出上壁84により受け流すことができる。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置、ならびに、その画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジおよび現像カートリッジに関する。
電子写真方式が採用される画像形成装置として、現像ローラと、トナーを収容する収容室とを備える現像カートリッジが装着される画像形成装置が知られている。画像形成動作中は、現像カートリッジにおいて、収容室内のトナーが現像ローラに搬送される。これにより、現像ローラの外周面には、トナーが適切に担持される。
このような画像形成装置に装着される現像カートリッジとして、プロセスカートリッジ本体と蓋とを備えるプロセスカートリッジが知られている。プロセスカートリッジ本体は、有底枠形状であって、現像ローラを回転可能に支持している。蓋は、プロセスカートリッジ本体を被覆している。プロセスカートリッジ本体と蓋とを組み合わせた内部空間に現像剤が収容されている。蓋は、プロセスカートリッジ本体と蓋との接合面に対して現像ローラとは反対側に膨出しており、これにより、内部空間の容積を増やし、収容する現像剤の量を増やすことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−72331号公報
しかるに、上記特許文献1に記載のプロセスカートリッジでは、蓋の端面であって、プロセスカートリッジ本体と蓋との接合面に対して間隔を隔てて位置する端面が、この接合面とほぼ平行するように位置している。そのため、プロセスカートリッジの搬送等の際に、プロセスカートリッジの蓋に対して干渉物が衝突すると、蓋が干渉物からの衝撃を直接受けるため、プロセスカートリッジに大きな力が加わる。この場合、プロセスカートリッジから現像剤が漏れるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、収容するトナーの量を増やしつつ、干渉物から受ける力を軽減することのできる画像形成装置、ならびに、その画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジおよび現像カートリッジを提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の現像カートリッジは、第1方向に間隔を隔てて位置する第1側壁および第2側壁を備える第1フレームと、第1側壁および第2側壁の間における第1方向と直交する第2方向の一方を被覆する第2フレームとを備え、第1フレームと第2フレームとによって内部に現像剤を収容可能な収容部が構成される筐体を備える。第2フレームは、第1フレームに接触する接触部と、接触部から第2方向の一方に突出し、第1方向における収容部の略全体に亘って延びる突出部とを備える。突出部は、第1方向から見たときに、接触部の第1フレームに対する接触面に対して傾斜する傾斜面を有する。
このような構成によれば、突出部は、接触部から第2方向の一方に突出し、かつ、第1方向における収容部の略全体に亘って延びる。
そのため、突出部によって、収容する現像剤の量を増やすことができる。
また、突出部は、第1方向から見たときに、接触部の第1フレームに対する接触面に対して傾斜する傾斜面を有する。
そのため、現像カートリッジに対して第2方向の一方から干渉物が衝突しても、干渉物から受ける力を突出部の傾斜面により受け流すことができる。
その結果、干渉物から受ける力を軽減できる。
(2)また、第1方向に関して回転可能であって、第1方向の一方端部が第1側壁に支持され、第1方向の他方端部が第2側壁に支持され、外周面に現像剤を担持するローラ部材と、ローラ部材の外周面に接触し、ローラ部材の外周面上に担持される現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、をさらに備えてもよい。傾斜面は、第1方向および第2方向の両方と直交する第3方向において層厚規制部材から離れるにつれて、第2方向の一方に向かって傾斜していてもよい。
このような構成によれば、傾斜面は、第3方向において層厚規制部材から離れるにつれて、第2方向の一方に向かって傾斜する。
そのため、現像カートリッジに対して第2方向の一方から干渉物が衝突する場合に、干渉物は、傾斜面のうち、第3方向において層厚規制部材から離れた部分に衝突する。
その結果、層厚規制部材に力が加わることを抑制できる。
(3)また、層厚規制部材は、ローラ部材と接触し、ローラ部材上の現像剤の層厚を規制するブレード部材と、ブレード部材を支持する支持部材と、ブレード部材に対して支持部材と反対側に位置し、支持部材との協同によってブレード部材を挟持する補強部材と、支持部材と補強部材とによってブレード部材を挟持するために、支持部材と補強部材とを固定する固定部材と、をさらに備えてもよい。第1方向から見たときに、傾斜面の第1フレーム側に位置する端縁が、固定部材よりも第2方向の一方に位置してもよい。
このような構成によれば、傾斜面の第1フレーム側に位置する端縁は、第1方向から見たときに、固定部材よりも第2方向の一方に位置する。
その結果、現像カートリッジに対して第2方向の一方から干渉物が衝突する場合に、固定部材に干渉物が衝突することを抑制できる。
(4)また、突出部は、第1方向に延び、第2方向から見たときに、第3方向において層厚規制部材側に位置する第1端縁と、第1方向に延び、第2方向から見たときに、第3方向において第1端縁に対して層厚規制部材と反対側に位置する第2端縁とを有してもよい。第1端縁の第1方向における寸法は、第2端縁の第1方向における寸法よりも短くてもよい。
このような構成によれば、第1端縁の第1方向における寸法は、第2端縁の第1方向における寸法よりも短い。
そのため、第1端縁の剛性を、第2端縁の剛性に比べて高くすることができる。
その結果、第1端縁が撓むことを抑制でき、現像カートリッジの変形により層厚規制部材に力が加わることを抑制できる。
(5)また、第1側壁と第2側壁との間において、第1方向に関して回転可能であり、現像剤を撹拌するように構成され、可撓性を有する撹拌羽根を備える撹拌部材と、第1側壁と第2側壁との間において、第1方向に関して揺動可能であり、撹拌部材によって撹拌される現像剤をローラ部材に向けて搬送するように構成される搬送部材と、をさらに備えてもよい。搬送部材は、撹拌羽根と当接するように構成される第1係合部を備えてもよい。第2フレームは、撹拌羽根と当接するように構成される第2係合部を備えてもよい。撹拌部材は、回転することにより、撹拌羽根を第1係合部に当接させた後、第2係合部に当接させるように構成されてもよい。
このような構成によれば、現像カートリッジは、現像剤を撹拌するように構成され、可撓性を有する撹拌羽根を備える撹拌部材と、現像剤をローラ部材に向けて搬送するように構成される搬送部材とを備える。
そのため、撹拌羽根および搬送部材により、現像剤を流動させることができる。
また、撹拌羽根は、撹拌部材の回転により、第1係合部に当接した後、第2係合部に当接する。
そのため、撹拌羽根を、撹拌部材の回転により、第1係合部から第2係合部に徐々に摺接させることができる。
その結果、撹拌羽根が現像カートリッジ内の部材に勢いよく衝突することを抑制できるため、騒音が発生することを抑制できる。
(6)また、筐体は、把持部をさらに備えてもよい。把持部は、第2方向において、突出部よりも一方に延びていてもよい。
このような構成によれば、把持部は、突出部よりも第2方向の一方に延びている。
そのため、第2方向の一方から把持部を容易に把持できる。
(7)また、本発明のプロセスカートリッジは、現像カートリッジと、現像カートリッジを着脱可能に装着するドラムカートリッジと、を備える。ドラムカートリッジは、第1方向および第2方向の両方と直交する第3方向において突出部よりも一方に位置するドラム側把持部を備える。突出部は、第3方向の一方端部が第3方向の他方に向かって窪んでいる。
このような構成によれば、ドラム把持部は、第3方向において突出部よりも一方に位置する。突出部は、第3方向の一方端部が第3方向の他方に向かって窪んでいる。
そのため、ドラム把持部を把持する際に、突出部が妨げとなることを抑制できる。
その結果、ドラム把持部を容易に把持できる。
(8)また、本発明の画像形成装置は、現像カートリッジと、第1方向に関して回転可能な感光ドラムと、感光ドラムを露光するように構成されるスキャナユニットと、を備える。傾斜面は、スキャナユニットから感光ドラムへ向かう光の光路に対して沿うように位置している。
このような構成によれば、傾斜面は、スキャナユニットから感光ドラムへ向かう光の光路に対して沿うように位置する。
そのため、収容する現像剤の量を増やしつつ、スキャナユニットから感光ドラムへ向かう光の光路を確保できる。
その結果、収容する現像剤の量の増やしつつ、安定的な画像形成動作を確保できる。
(9)また、本発明の画像形成装置は、現像カートリッジと、第1方向に関して回転可能な感光ドラムと、感光ドラムを露光するように構成されるスキャナユニットと、を備える。支持部材は、筐体に対して取り付けられる取付部を備える。突出部は、スキャナユニットから感光ドラムへ向かう光の光路と直交する第4方向において、光路よりも第1フレーム側に位置する。取付部の少なくとも一部は、第4方向において、光路に対して突出部と反対側に位置する。
このような構成によれば、突出部は、第4方向において、光路よりも第1フレーム側に位置する。取付部は、第4方向において、光路に対して突出部と反対側に位置する。
そのため、スキャナユニットから感光ドラムへ向かう光の光路に、突出部および取付部が干渉することを抑制できる。
その結果、安定的な画像形成動作を確保できる。
本発明の画像形成装置、プロセスカートリッジおよび現像カートリッジでは、収容するトナーの量を増やしつつ、干渉物から受ける力を軽減することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタを示す側断面図である。 図2は、図1に示すプリンタのプロセスカートリッジの側断面図である。 図3は、図1に示すプリンタのプロセスカートリッジの平面図である。 図4は、図1に示すプリンタの現像カートリッジの平面図である。 図5は、図4に示す現像カートリッジのA−A断面図である。 図6は、図5に示す現像カートリッジのB−B断面図である。 図7は、図4に示す現像カートリッジの分解斜視図である。 図8Aは、図4に示す現像カートリッジの第2フレームの平面図である。図8Bは、図4に示す現像カートリッジの第2フレームの底面図である。図8Cは、図4に示す現像カートリッジの第2フレームの左側面図である。 図9Aは、図4に示す現像カートリッジにおいて、撹拌羽根が搬送部材に接触している状態を示す側断面図である。図9Bは、図4に示す現像カートリッジにおいて、撹拌羽根が当接壁に接触する初期の状態を示す側断面図である。図9Cは、図4に示す現像カートリッジにおいて、撹拌羽根が当接壁に接触する中期の状態を示す側断面図である。 図10は、図5に示す現像カートリッジにおいて、搬送部材が右側面視反時計回りに回転した状態を示す断面図である。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としての画像形成装置1は、電子写真方式のモノクロプリンタである。画像形成装置1は、装置本体2と、プロセスカートリッジ11と、スキャナユニット12と、定着ユニット13とを備えている。なお、画像形成装置1の方向について言及する場合には、水平方向に載置した状態を基準とする。すなわち、図1の紙面右方が画像形成装置1の前方であり、紙面左方が画像形成装置1の後方である。また、図1の紙面上方が画像形成装置1の上方であり、紙面下方が画像形成装置1の下方である。また、画像形成装置1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前が画像形成装置1の左方であり、紙面奥が画像形成装置1の右方である。画像形成装置1を水平方向に載置した状態において、左右方向が第1方向の一例であり、上下方向が第4方向の一例であり、前後方向が第5方向の一例である。
装置本体2は、略ボックス形状に形成されている。装置本体2は、開口部5と、トップカバー7と、給紙トレイ8と、排紙トレイ9とを有している。
開口部5は、装置本体2の前上端部に位置している。開口部5は、プロセスカートリッジ11の通過を許容するように、装置本体2の内外を前上方と後下方とを結ぶ方向に連通している。
トップカバー7は、装置本体2の上端部に位置している。トップカバー7は、前後方向に延びる略平板形状を有している。トップカバー7は、その後端部を支点として装置本体2の後壁の上端部に揺動可能に支持されている。トップカバー7は、開口部5を開放または閉鎖する。
給紙トレイ8は、装置本体2の底部に配置されている。給紙トレイ8は、用紙Pが載置されるように構成されている。
排紙トレイ9は、装置本体2の上壁に配置されている。排紙トレイ9は、用紙Pが載置されるように、装置本体2の上面から下方へ凹んでいる。
プロセスカートリッジ11は、装置本体2の上下方向略中央に配置されている。プロセスカートリッジ11は、開口部5を介して装置本体2に対して装着または離脱するように構成されている。プロセスカートリッジ11は、ドラムカートリッジ14と、現像カートリッジ15とを備えている。
プロセスカートリッジ11は、ドラムカートリッジ14と、上記の現像カートリッジ15とを備えている。
ドラムカートリッジ14は、感光ドラム16と、転写ローラ17と、スコロトロン型帯電器18とを備えている。
感光ドラム16は、ドラムカートリッジ14の後方部分において、回転可能に支持されている。
転写ローラ17は、感光ドラム16に対して後方に位置しており、ドラムカートリッジ14の後方部分において、回転可能に支持されている。転写ローラ17の前上端部は、感光ドラム16の後下端部に圧接している。
スコロトロン型帯電器18は、感光ドラム16の前上方に間隔を隔てて位置している。
現像カートリッジ15は、ローラ部材の一例としての現像ローラ19と、供給ローラ20と、ブレード部材の一例としての層厚規制ブレード21とを備えている。
現像ローラ19は、現像カートリッジ15の後端部において、回転可能に支持されている。現像ローラ19の後上端部は、感光ドラム16の前下端部に接触している。
供給ローラ20は、現像ローラ19の前下方に位置している。供給ローラ20は、現像カートリッジ15の後方部分において、回転可能に支持されている。供給ローラ20の後上端部は、現像ローラ19の前下端部と接触している。
層厚規制ブレード21は、現像ローラ19の前方に位置している。層厚規制ブレード21は、正面視略矩形を有している。層厚規制ブレード21は、現像カートリッジ15の後端部に支持されている。層厚規制ブレード21の下端部は、現像ローラ19の前端部に接触している。
供給ローラ20および層厚規制ブレード21の前方の空間には、後述する収容部の一例としてのトナー収容室111が画定されており、トナー収容室111にトナーが収容されている。
現像カートリッジ15は、ドラムカートリッジ14に対して着脱可能に装着されている。これによって、現像カートリッジ15は、装置本体2に対し着脱自在に装着されている。
スキャナユニット12は、装置本体2の前端部内において、プロセスカートリッジ11の前方に配置されている。スキャナユニット12は、感光ドラム16に向けて画像データに基づくレーザービームLを出射するように構成されている。
定着ユニット13は、プロセスカートリッジ11の上方に位置している。定着ユニット13は、加熱ローラ26と、加熱ローラ26の後上端部に圧接される加圧ローラ27とを備えている。
画像形成装置1が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器18は、感光ドラム16の表面を一様に帯電する。スキャナユニット12は、感光ドラム16の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム16の表面に形成される。
また、現像カートリッジ15内のトナーは、現像ローラ19と供給ローラ20との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ19に担持される。層厚規制ブレード21は、現像ローラ19に担持されたトナーの層厚を一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ19に担持されたトナーは、感光ドラム16表面の静電潜像に供給される。これにより、トナー像が、感光ドラム16の表面に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ8から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム16と転写ローラ17との間に給紙される。感光ドラム16の表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム16と転写ローラ17との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ26と加圧ローラ27との間を通過するときに加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ9に排紙される。
このように用紙Pは、画像形成装置1の画像形成動作において、給紙トレイ8から排紙トレイ9へ、側面視略C字状の搬送経路を搬送される。
2.プロセスカートリッジの詳細
図2および図3に示すように、プロセスカートリッジ11は、ドラムカートリッジ14と、現像カートリッジ15とを備えている。なお、プロセスカートリッジ11の方向について言及する場合には、後述する現像カートリッジ15の第2フレーム62の前接触部96および後接触部99が略水平となる状態を基準とする。すなわち、図2の紙面右方がプロセスカートリッジ11の前方であり、紙面左方がプロセスカートリッジ11の後方である。また、図2の紙面上方がプロセスカートリッジ11の上方であり、紙面下方がプロセスカートリッジ11の下方である。また、プロセスカートリッジ11を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図2の紙面手前がプロセスカートリッジ11の左方であり、紙面奥がプロセスカートリッジ11の右方である。現像カートリッジ15の第2フレーム62の前接触部96および後接触部99が略水平となる状態において、左右方向が第1方向の一例であり、上下方向が第2方向の一例であり、前後方向が第3方向の一例である。
(1)ドラムカートリッジ
ドラムカートリッジ14は、ドラムフレーム40と、上記した感光ドラム16と、上記した転写ローラ17と、上記したスコロトロン型帯電器18とを備えている。
ドラムフレーム40は、ベースフレーム41と、カバーフレーム42とを備えている。
ベースフレーム41は、平面視略矩形の有底枠形状を有している。ベースフレーム41は、1対のドラム側壁43と、ドラム下壁44と、ドラム前壁45と、ドラム後壁46とを一体的に備えている。
1対のドラム側壁43は、左右方向に一定の間隔を隔てて前後方向に延びている。1対のドラム側壁43のそれぞれは、側面視略矩形の平板形状を有している。
ドラム下壁44は、1対のドラム側壁43の下端部間に架設され、前後方向に延びている。ドラム下壁44は、平面視略矩形の平板形状を有している。
ドラム前壁45は、ドラム下壁44の前端部から連続して上方へ延びている。ドラム前壁45は、正面視略矩形の平板形状を有している。ドラム前壁45の左右両端部は、1対のドラム側壁43の前端部に連続している。ドラム前壁45は、ドラム側把持部の一例としてのドラム把持部47を備えている。
ドラム把持部47は、ドラム前壁45の左右方向略中央に位置している。ドラム把持部47は、ドラム前壁45の上端部から後方へ突出している。
ドラム後壁46は、ドラム下壁44の後端部の後上方に位置し、かつ、左右方向に延びている。ドラム後壁46は、側面視湾曲状の板形状を有している。ドラム後壁46の左右両端部は、1対のドラム側壁43の後端部に連続している。
カバーフレーム42は、後述する感光ドラム16を覆うように、ベースフレーム41の後端部の上方に位置している。
カバーフレーム42よりも前方における1対のドラム側壁43、ドラム下壁44およびドラム前壁45によって現像カートリッジ装着部48が画定されている。
感光ドラム16は、左右方向に延びる略円筒形状を有し、1対のドラム側壁43の後端部間において、回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器18は、感光ドラム16の上方において、カバーフレーム42に支持されている。
転写ローラ17は、左右方向に延びる略円筒形状を有し、1対のドラム側壁43の後端部間において、回転可能に支持されている。転写ローラ17は、感光ドラム16の後下方に位置している。
(2)現像カートリッジ
現像カートリッジ15は、ドラムカートリッジ14の現像カートリッジ装着部48に着脱可能に装着されている。
図4、図5および図6に示すように、現像カートリッジ15は、第1フレーム61と、第2フレーム62と、上記した現像ローラ19と、上記した供給ローラ20と、上記した層厚規制ブレード21を備える層厚規制部材120とを備えている。
(2−1)第1フレーム
第1フレーム61は、現像カートリッジ15の下方部分を構成している。第1フレーム61は、第1側壁の一例としての現像左壁63と、第2側壁の一例としての現像右壁64と、現像前壁65と、現像底壁66とを一体的に備えている。
現像左壁63は、第1フレーム61の左端部に位置している。現像左壁63は、側面視略矩形の板形状を有している。図7に示すように、現像左壁63は、左ねじ付け部70を備えている。左ねじ付け部70は、現像左壁63の後方の上端面に位置しており、後方から前方に向かって窪むねじ付け穴を有している。
図5、図6および図7に示すように、現像右壁64は、第1フレーム61の右端部に位置しており、現像左壁63に対して右方に間隔を隔てて位置している。また、現像右壁64は、現像左壁63と同様に、側面視略矩形の板形状を有している。現像右壁64は、右ねじ付け部71を備えている。右ねじ付け部71は、現像右壁64の後方の上端面に位置しており、後方から前方に向かって窪むねじ付け穴を有している。現像右壁64は、図示しないトナー充填口を有しており、このトナー充填口を覆うようにして、キャップ72が着脱可能に取り付けられている。
現像前壁65は、第1フレーム61の前端部に位置しており、現像左壁63および現像右壁64の前端部間に架設されている。現像前壁65は、左右方向に延びる正面視略矩形の板形状を有している。現像前壁65は、1対の現像把持部73を備えている。
1対の現像把持部73のそれぞれは、現像前壁65の左右方向両端部から前上方に向かって突出している。1対の現像把持部73のそれぞれは、後述する突出部77よりも上方まで延びている。
現像底壁66は、第1フレーム61の下端部に位置しており、現像左壁63および現像右壁64の下端部間に架設されている。また、現像底壁66の前端部は、現像前壁65の下端部に連続している。現像底壁66は、湾曲部67と、円弧部68と、リップ部69とを一体的に備えている。
湾曲部67は、現像底壁66の前方部分に位置している。湾曲部67は、現像前壁65の下端部から連続して後方に向かって延び、かつ、下方に向かって湾曲している。
円弧部68は、湾曲部67の後方に隣接するように位置している。円弧部68は、上方に向かって開放される側面視略半円弧形状を有している。円弧部68の前端部は、湾曲部67の後端部に接続している。円弧部68と湾曲部67との連続部分が連続部分90である。
リップ部69は、円弧部68の後方に隣接するように位置しており、円弧部68の後端部から連続して後方に向かって延びている。
(2−2)第2フレーム
第2フレーム62は、第1フレーム61を上方から被覆している。詳しくは、第2フレーム62は、現像左壁63の上端部と現像右壁64の上端部との間を上方から被覆している。第2フレーム62は図7、図8Aおよび図8Cに示すように、左右方向に延びる平面視略矩形の板状である。第2フレーム62は、前上壁75と、後上壁76とを一体的に備えている。
前上壁75は、第2フレーム62の前方部分であって、突出部77と、鍔部78とを有している。
突出部77は、左右方向に延び、下方に向かって開放される略ボックス形状を有している。すなわち、突出部77は、鍔部78から上方に向かって突出する平面視略矩形の上方が閉鎖される角筒形状を有している。突出部77は、突出右壁80と、突出左壁81と、突出前壁82と、突出後壁83と、突出上壁84とを備えている。
突出右壁80は、突出部77の右端部に位置している。突出右壁80は、第1右壁85と、第2右壁86と、右架設壁87とを備えている。
第1右壁85は、前後方向に延びており、側面視略矩形の板形状を有している。第1右壁85の上端は、前方に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。
第2右壁86は、前後方向に延びており、側面視略矩形の板形状を有している。第2右壁86は、前後方向において第1右壁85よりも後方に位置し、左右方向において第1右壁85よりも左方に位置している。第2右壁86の上端は、前方に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。
右架設壁87は、左右方向に延びており、正面視略矩形の板形状を有している。右架設壁87の右端は、第1右壁85の後端と連続しており、右架設壁87の左端は、第2右壁86の前端と連続している。
第1右壁85の上端と、第2右壁86の上端と、右架設壁87の上端とは、側面視において、前方に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。
突出左壁81は、突出右壁80の左方に間隔を隔てるように、突出部77の左端部に位置している。突出左壁81は、第1左壁91と、第2左壁92と、左架設壁93とを備えている。
第1左壁91は、前後方向に延びており、側面視略矩形の板形状を有している。第1左壁91の上端は、前方に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。
第2左壁92は、前後方向に延びており、側面視略矩形の板形状を有している。第2左壁92は、前後方向において第1左壁91よりも後方に位置し、左右方向において第1右壁85よりも右方に位置している。第2左壁92の上端は、前方に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。
左架設壁93は、左右方向に延びており、正面視略矩形の板形状を有している。左架設壁93の左端は、第1左壁91の後端と連続しており、左架設壁93の右端は、第2左壁92の前端と連続している。
第1左壁91の上端と、第2左壁92の上端と、左架設壁93の上端とは、側面視において、前方に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。
突出前壁82は、突出部77の前端部に位置している。突出前壁82は、第1右壁85および第1左壁91の前端部間に架設されている。突出前壁82は、左右方向に延びており、正面視略矩形の板形状を有している。突出前壁82は、凹部95を有している。
図7に示すように、凹部95は、突出前壁82の前上端部であって、左右方向中央部から後下方に向かって窪んでいる。図2に示すように、凹部95は、前後方向において、ドラム把持部47と間隔を隔てて位置している。
図7、図8Aおよび図8Cに示すように、突出後壁83は、突出前壁82と前後方向に間隔を隔てるように、突出部77の後端部に位置している。突出後壁83は、第2右壁86および第2左壁92の後端部間に架設されている。突出後壁83は、左右方向に延びており、正面視略矩形の板形状を有している。突出後壁83の上下方向の寸法は、突出前壁82の上下方向の寸法よりも短い。また、突出後壁83の左右方向の寸法は、突出前壁82の左右方向の寸法よりも短い。
突出上壁84は、突出部77の上端部に位置している。突出上壁84は、第1右壁85、第2右壁86、右架設壁87、第1左壁91、第2左壁92、左架設壁93、突出前壁82および突出後壁83の上端部間に架設されている。突出上壁84は、前方に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。すなわち、突出上壁84は、後述する前接触部96および後接触部99に対して傾斜している。また、突出上壁84は、後述する層厚規制部材120から離れるにつれて、上方に位置するように傾斜している。また、突出上壁84は、側面視において、第1フレーム61側に位置する端縁が、後述する層厚規制部材120の固定ねじ132よりも上方に位置している。平面視において、突出上壁84の上面の後方端縁84Bの左右方向の寸法は、突出上壁84の上面の前方端縁84Aの左右方向の寸法よりも短い。後方端縁84Bが第1端縁の一例であり、前方端縁84A第2端縁の一例である。
突出上壁84の上面が傾斜面の一例である。
鍔部78は、平面視において、突出部77を囲むように、突出部77に対して左右両方および前方に配置されている。鍔部78は、後方に向かって開放される平面視略コ字状を有している。鍔部78の右方部分の左端部は、第1右壁85、第2右壁86および右架設壁87の下端部に連続している。鍔部78の左方部分の右端部は、第1左壁91、第2左壁92および左架設壁93の下端部に連続している。鍔部78の前方部分の後端部は、突出前壁82の下端部に接続されている。図8Bに示すように、鍔部78の下面が、接触部の一例としての前接触部96である。
後上壁76は、図5および図8Bに示すように、第2フレーム62の後方部分であって、平板部97と、3個の縦壁100とを備えている。
平板部97は、突出部77の突出後壁83の下端部から連続して後方に向かって延びている。また、平板部97は、左右方向に延びる平面視略矩形の板形状を有している。図8Bに示すように、平板部97の左右方向両端部の下面が、接触部の一例としての後接触部99である。平板部97は、4個の受け入れ凹部97Aを有している。4個の受け入れ凹部97Aのそれぞれは、平面視略円形であって、平板部97の上面から下方に向かって窪んでいる。4個の受け入れ凹部97Aは、左右方向において、互いに間隔を隔てて位置している。
図5および図8Bに示すように、3個の縦壁100は、第1縦壁100Aと、第2縦壁100Bと、第3縦壁100Cとを備えている。
第1縦壁100Aは、平板部97の下面から下方に向かって突出している。第1縦壁100Aは、左右方向に延びており、正面視略矩形の板形状を有している。第1縦壁100Aの上端は、平板部97の前端部とに連結している。
第2縦壁100Bは、平板部97の下面から下方に向かって突出している。第2縦壁100Bは、左右方向に延びており、正面視略矩形の板形状を有している。第2縦壁100Bの上端は、平板部97の前後方向の中央部に連結している。第2縦壁100Bは、第1縦壁100Aの後方に間隔を隔てて位置している。第2縦壁100Bの下端は、第1縦壁100Aおよび後述する第3縦壁100Cの下端よりも下方に位置している。
第3縦壁100Cは、平板部97の下面から下方に向かって突出している。第3縦壁100Cは、左右方向に延びており、正面視略矩形の板形状を有している。第3縦壁100Cの上端は、平板部97の後端部に連続連結している。第3縦壁100Cは、第2縦壁100Bの後方に間隔を隔てて位置している。
図6および図9Aに示すように、第1縦壁100Aから第3縦壁100Cまでの間には、複数、すなわち、6個の第2係合部の一例としての当接壁113が架設されている。
6個の当接壁113のそれぞれは、前後方向に延びており、側面視略矩形の板形状を有している。6個の当接壁113は、左右方向において、互いに間隔を隔てて位置している。6個の当接壁113のそれぞれは、第1縦壁100A、第2縦壁100Bおよび第3縦壁100Cの下端間に架設されている。図8Bに示すように、平板部97では、左右方向において、1個の受け入れ凹部97Aと1個の受け入れ凹部97Aとの間に、2個の当接壁113が間隔を隔てて位置している。
そして、図4、図5および図6に示すように、第2フレーム62と第1フレーム61とが組み合わされて、現像カートリッジ15の筐体が構成される。詳しくは、第2フレーム62の前接触部96の左右方向両端部と後接触部99とが、第1フレーム61の現像左壁63の上端部と現像右壁64の上端部とに溶着される。また、第2フレーム62の前接触部96の前端部が、第1フレーム61の現像前壁65の上端部に溶着される。
(2−3)現像室およびトナー収容室
現像カートリッジ15内において、連続部分90と第2縦壁100Bの下端部とを結ぶ仮想線分Vよりも後方の空間が現像室110として画定され、仮想線分Vよりも前方の空間がトナー収容室111として画定される。
詳しくは、現像左壁63の後方部分と、現像右壁64の後方部分と、後上壁76の後方部分と、現像底壁66の円弧部68およびリップ部69と、第2縦壁100Bとにより現像室110が画定されている。
現像左壁63の前方部分と、現像右壁64の前方部分と、後上壁76の前方部分と、前上壁75と、現像底壁66の湾曲部67と、第2縦壁100Bとにより収容部の一例としてのトナー収容室111が画定されている。トナー収容室111は、内部にトナーを収容している。現像室110とトナー収容室111とは前後方向に連通している。
(2−4)現像ローラおよび供給ローラ
図5および図7に示すように、現像ローラ19は、現像室110において、現像左壁63および現像右壁64の後端部間に回転可能に支持されている。現像ローラ19は、リップ部69の上方に間隔を空けて配置されている。
供給ローラ20は、現像ローラ19に対して前下方に位置している。供給ローラ20は、現像室110において、現像左壁63および現像右壁64の後端部間に回転可能に支持されており、円弧部68内に収容されている。
(2−5)層厚規制部材
図5および図7に示すように、層厚規制部材120は、上記した層厚規制ブレード21と、支持部材130と、補強部材131と、固定部材の一例としての4個の固定ねじ132とを備えている。
層厚規制ブレード21は、正面視略矩形であって、左右方向に延びる略板形状を有している。層厚規制ブレード21は、前後方向に薄く、弾性を有する金属からなっている。
支持部材130は、側面視略L字状であって、左右方向に延びる略屈曲板形状を有している。支持部材130は、剛性の強い金属からなり、その厚みは層厚規制ブレード21の厚みよりも厚い。支持部材130は、第1支持部135と、第2支持部136と、1対の取付部137とを備えている。
第1支持部135は、正面視略矩形であって、左右方向に延びる略板形状を有している。第1支持部135は、側面視において上下方向に沿っている。
第2支持部136は、平面視略矩形であって、左右方向に延びる略板形状を有している。第2支持部136は、第1支持部135の上端部から前方に向かって突出している。第2支持部136は、側面視において前後方向に沿っている。第2支持部136の左右方向の長さは、第1支持部135の左右方向の長さよりも短い。第2支持部136は、図示しない4個の挿通穴を有している。4個の挿通穴は、第2支持部136を上下方向に貫通しており、左右方向において、互いに間隔を隔てて位置している。
1対の取付部137は、第1支持部135の両端部から上方に向かって突出している。1対の取付部137のそれぞれは、正面視略矩形の板形状を有している。1対の取付部137のそれぞれは、1対の取付部137のそれぞれを前後方向に貫通する取付穴137Aを有している。
補強部材131は、支持部材130の上方に位置している。補強部材131は、側面視略L字状であって、左右方向に延びる略屈曲板形状を有している。支持部材130は、剛性の強い金属からなり、その厚みは層厚規制ブレード21の厚みよりも厚い。補強部材131の前端部は、図示しない4個のねじ穴を有している。4個のねじ穴は、補強部材131の前端部を上下方向に貫通しており、左右方向において、互いに間隔を隔てて位置している。補強部材131は、90°よりも若干小さい角度で折り曲げられており、側面視において、支持部材130に重なるようにして、支持部材130の上方に位置している。補強部材131の後端部と、支持部材130の第1支持部135との間には、層厚規制ブレード21の上方部分が挟まれるようにして、層厚規制ブレード21が位置している。すなわち、補強部材131は、層厚規制ブレード21に対して支持部材130と反対側に位置している。
第2支持部136の4個の挿通穴と、補強部材131の4個のねじ穴とは、上下方向において重なっている。そして、この上下方向に重なる挿通穴およびねじ穴のそれぞれに、4個の固定ねじ132のそれぞれが取り付けられている。また、4個の固定ねじ132のそれぞれは、平板部97の4個の受け入れ凹部97Aのそれぞれに挿入されている。
これにより、支持部材130に対して補強部材131が圧接し、支持部材130の第1支持部135と補強部材131の後端部との間で層厚規制ブレード21が挟持される。すなわち、支持部材130と補強部材131との協同によって層厚規制ブレード21が挟持され、さらに4個の固定ねじ132のそれぞれによって、支持部材130と補強部材131とが固定されている。
左方の取付部137は、現像カートリッジ15の左ねじ付け部70と当接している。右方の取付部137は、現像カートリッジ15の右ねじ付け部71と当接している。そして、左方の取付部137の取付穴137Aと左ねじ付け部70のねじ付け穴とに、左固定ねじ140が取り付けられ、右方の取付部137の取付穴137Aと右ねじ付け部71のねじ付け穴とに、右固定ねじ141が取り付けられる。これにより、層厚規制部材120が現像カートリッジ15の第1フレーム61に対して固定される。
(2−6)アジテータ
図5および図6に示すように、現像カートリッジ15は、撹拌部材の一例としてのアジテータ151と搬送ユニット180とを備えている。
アジテータ151は、トナー収容室111において第1フレーム61の突出部77の下方に位置している。アジテータ151は、アジテータ軸153と、撹拌羽根154とを備えている。アジテータ151は、回転方向Rに回転する。なお、回転方向Rは、右側面視反時計回り方向である。
アジテータ軸153は、軸本体156と、1対の回転軸157と、接触部の一例としてのカム158とを一体的に備えている。
軸本体156は、断面略矩形を有しており、左右方向に延びている。
1対の回転軸157は、軸本体156の左右両端部に位置している。1対の回転軸157のそれぞれは、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、軸本体156の左右方向端面から、左右方向外方に向かって突出している。左方の回転軸157は、現像左壁63の前端部に回転可能に支持され、右方の回転軸157が現像右壁64の後端部に回転可能に支持されている。これにより、1対の回転軸157のそれぞれは、左右方向に延びる中心軸線A1を中心として回転可能である。
カム158は、軸本体156の左方に隣接しており、左方の回転軸157の右端部に位置している。カム158は、側面視略楕円形の板形状を有しており、左方の回転軸157の周面から、回転軸157の径方向外方に向かって広がっている。カム158の回転中心は、回転軸157の中心軸線A1と一致している。側面視において、カム158の外周縁においては、その外周縁における位置によって中心軸線A1からの距離が異なっている。カム158は、一定部分158Aと、漸減部分158Bと、漸増部分158Cとを有している。
一定部分158Aは、カム158における中心角が略120°の部分であり、側面視略扇形状を有している。一定部分158Aの曲率半径は、一定部分158Aの周方向全体にわたって一定である。
漸減部分158Bは、カム158における中心角が略120°の部分であり、側面視略扇形状を有している。漸減部分158Bの曲率半径は、回転方向Rの上流に向かうにつれて徐々に小さくなる。漸減部分158Bは、側面視において、一定部分158Aに対して回転方向Rの上流側に隣接している。漸減部分158Bの外周面と一定部分158Aの外周面とは連続している。
漸増部分158Cは、カム158における中心角が略120°の部分であり、側面視略扇形状を有している。漸増部分158Cのそれぞれの曲率半径は、回転方向Rの上流に向かうにつれて徐々に大きくなる。漸減部分158Bは、側面視において、漸減部分158Bに対して回転方向Rの上流側に隣接し、一定部分158Aに対して回転方向Rの下流側に隣接している。漸増部分158Cの外周面と、一定部分158Aおよび漸減部分158Bの外周面とは連続している。
撹拌羽根154は、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの可撓性を有するフィルム材料からなる。撹拌羽根154は、左右方向に延びる略矩形状を有している。撹拌羽根154の左右方向寸法は、軸本体156の左右方向寸法と略同じである。撹拌羽根154の上端部は、軸本体156の外周面に支持されている。換言すれば、撹拌羽根154は、軸本体156から径方向外方に向かって突出している。
(2−7)搬送ユニット
搬送ユニット180は、現像室110とトナー収容室111との境界に位置している。搬送ユニット180は、搬送部材181と、フィルム部材182とを備えている。
搬送部材181は、揺動軸183と、搬送部184と、カム接触部185と、掻出部186とを一体的に備えている。
揺動軸183は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。揺動軸183の左端部は、現像左壁63の中央部に回動可能に支持され、揺動軸183の右端部は、現像右壁64の中央部に回動可能に支持されている。これにより、揺動軸183は、中心軸線A2を中心として回動可能である。
搬送部184は、左右方向に延びる略矩形の板状であり、揺動軸183の周面から連続して、揺動軸183の径方向外方に向かって突出している。搬送部184は、6個の第1係合部の一例としての搬送リブ190を備えている。
6個の搬送リブ190のそれぞれは、搬送部184の突出方向における中央部から先端部までの部分において、搬送部184の突出方向と直交する方向に突出している。詳しくは、6個の搬送リブ190のそれぞれは、供給ローラ20側とは反対方向に向かって搬送部184から突出している。6個の搬送リブ190のそれぞれは、側面視略三角形状であって、搬送部184から離れるに従って先細る形状を有している。6個の搬送リブ190は、左右方向に互いに間隔を隔てて位置している。6個の搬送リブ190のそれぞれは、搬送部材181が揺動した状態において、第1フレーム61の6個の当接壁113のそれぞれと干渉しないように構成されている。すなわち、左右方向において、6個の搬送リブ190のそれぞれと、6個の当接壁113のそれぞれと交差している。
カム接触部185は、揺動軸183の左端部に位置している。カム接触部185は、揺動軸183から、径方向外方に向かって突出している。カム接触部185の先端部は、アジテータ151のカム158の外周面と当接している。
掻出部186は、左右方向に延びる略矩形の板状であって、揺動軸183の周面から連続して、揺動軸183の径方向外方に向かって突出している。掻出部186と搬送部184とは、揺動軸183において互いに異なる部分から、揺動軸183の径方向の外方に向かって延びている。掻出部186と搬送部184とは、側面視において鈍角のV字形状を有している。
フィルム部材182は、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの可撓性を有するフィルム材料からなる。フィルム部材182は、左右方向に延びる略矩形状を有している。フィルム部材182の上端部は、搬送部184の先端部に取り付けられている。
搬送部材181には、図示しないばねの付勢力が付与されている。これにより、搬送ユニット180は、中心軸線A2を中心として、常には右側面視反時計回り方向に付勢されている。
3.アジテータの動作
上記したように、画像形成装置1において画像形成動作が開始すると、現像ローラ19および供給ローラ20のそれぞれは、図9A、図9Bおよび図9Cに示すように、所定の回転速度で、右側面視時計回り方向に回転する。
また、アジテータ151は、所定の回転速度で、回転方向Rに沿って、右側面視反時計回りに回転する。また、アジテータ151の回転に伴って、カム158も回転方向Rに回転する。
図9Aに示す状態においては、搬送部材181のカム接触部185は、カム158の径方向外方端部であって、一定部分158Aに接触している。
このとき、アジテータ151の撹拌羽根154の先端部は、搬送部材181の搬送部184の先端に接触しており、大きく撓んでいる。
次いで、アジテータ151が回転方向Rにさらに回転すると、図9Bに示すように、カム接触部185とカム158の一定部分158Aとの接触状態を保ったまま、カム158が回転方向Rに回転する。また、アジテータ151の撹拌羽根154は、回転方向Rに回転する。
このとき、カム接触部185は、カム158の一定部分158Aと摺接する。これにより、搬送部材181は、中心軸線A2を中心として揺動せず、一定位置に位置する。アジテータ151の撹拌羽根154の先端部は、搬送部材181の6個の搬送リブ190のそれぞれの前端部に当接している。
そして、アジテータ151が回転方向Rにさらに回転すると、図9Cに示すように、カム接触部185とカム158の一定部分158Aとの接触状態を保ったまま、カム158が回転方向Rにさらに回転する。また、アジテータ151の撹拌羽根154は、回転方向Rにさらに回転する。
このとき、カム接触部185は、カム158の一定部分158Aと摺接する。これにより、搬送部材181は、中心軸線A2を中心として揺動せず、一定位置に位置する。アジテータ151の撹拌羽根154の先端部は、第2フレーム62の6個の当接壁113のそれぞれの前下端部に当接する。
さらに、アジテータ151が回転方向Rにさらに回転すると、カム接触部185は、カム158の径方向外方端部であって、漸減部分158Bに接触する。
次いで、アジテータ151が回転方向Rにさらに回転すると、カム接触部185と漸減部分158Bとの接触状態を保ったまま、カム158が回転方向Rにさらに回転する。また、アジテータ151の撹拌羽根154は、回転方向Rにさらに回転する。
このとき、搬送部材181は、図10の実線で示す位置まで、中心軸線A2を中心として、右側面視反時計回り方向に回転する。また、アジテータ151の撹拌羽根154の先端部は、第2フレーム62の6個の当接壁113のそれぞれから離間する。
そして、アジテータ151が回転方向Rにさらに回転すると、カム接触部185は、カム158の径方向外方端部であって、漸増部分158Cに接触する。
このとき、搬送部材181は、図10の2点鎖線で示す位置まで、中心軸線A2を中心として、右側面視反時計回り方向にさらに回転する。
さらに、アジテータ151が回転方向Rにさらに回転すると、カム接触部185と漸増部分158Cとの接触状態を保ったまま、カム158が回転方向Rにさらに回転する。また、アジテータ151の撹拌羽根154は、回転方向Rにさらに回転する。
このとき、搬送部材181は、図10の実線で示す位置まで、中心軸線A2を中心として、右側面視時計回り方向に回転する。
このように、アジテータ151が回転方向Rに沿って右側面視反時計回りに回転すると、撹拌羽根154は、右側面視反時計回りに回転する。撹拌羽根154の先端部は、搬送部材181の6個の搬送リブ190のそれぞれに当接した後、第2フレーム62の6個の当接壁113のそれぞれに当接し、その後、第2フレーム62の6個の当接壁113のそれぞれから離間するように、右側面視反時計回りに回転する。これにより、撹拌羽根154により、トナー収容室111内のトナーが撹拌される。
また、搬送部材181は、中心軸線A2を中心として、右側面視反時計回り、または、右側面視時計回りに回転する。すなわち、搬送部材181は、中心軸線A2を中心として揺動する。これにより、トナー収容室111と現像室110との境界に位置するトナーが搬送部材181の搬送部184によって、現像室110内に搬送される。
このとき、側面視において、撹拌羽根154の先端部の回転軌跡は、突出部77内の領域とは重ならない。また、撹拌羽根154によって撹拌されたトナーであって、突出部77の下方に位置するトナーは、撹拌羽根154によって跳ね上げられ、突出部77の突出前壁82に当たった後、突出上壁84に当たり、その後、トナー収容室111の中央に戻される。また、突出部77内においては、トナーと空気とが適切に混ぜ合わされる。すなわち、突出部77内の空間は、トナーと空気とを混ぜ合わすための空間としても使用される。このとき、第1縦壁100Aにより、トナーが搬送部材181の上方に戻ることが抑制される。
4.スキャナユニットからのレーザービームの光路と現像カートリッジとの位置関係
図1に示すように、プロセスカートリッジ11を画像形成装置1に装着した状態において、現像カートリッジ15は、以下のように位置している。なお、以下の画像形成装置1における現像カートリッジ15の位置の説明においては、画像形成装置1を水平方向に載置した状態を基準とする。
現像カートリッジ15の突出部77は、レーザービームLの光路に対して下方に位置している。換言すれば、突出部77は、レーザービームLの光路に対して第1フレーム61側に位置している。また、詳しくは、現像カートリッジ15の突出上壁84は、スキャナユニット12から感光ドラム16に向けて照射されるレーザービームLの光路に対して下方に位置している。現像カートリッジ15の突出上壁84は、レーザービームLの光路に沿うように位置している。
現像カートリッジ15の取付部137の上端は、レーザービームLの光路に対してわずかに上方に位置している。すなわち、取付部137の上端は、上下方向において、レーザービームLの光路に対して突出部77と反対側に位置している。
5.作用効果
(1)この現像カートリッジ15によれば、図5に示すように、突出部77は、鍔部78から上方に突出し、かつ、左右方向におけるトナー収容室111の略全体に亘って延びている。
そのため、突出部77によって、収容するトナーの量を増やすことができる。
また、突出部77は、側面視において、前接触部96および後接触部99に対して傾斜する突出上壁84を有している。
そのため、現像カートリッジ15に対して上方から干渉物が衝突しても、干渉物から受ける力を突出上壁84により受け流すことができる。
その結果、干渉物から受ける力を軽減できる。
また、現像カートリッジ15のフレームは、第1フレーム61と第2フレーム62とによって構成され、突出部77は第2フレーム62に形成されている。そのため、現像カートリッジ15のフレームを一つのフレームで構成する場合に比べて、突出部77を容易に作製することができる。
(2)また、この現像カートリッジ15によれば、図5に示すように、突出上壁84は、前後方向において層厚規制部材120から離れるにつれて、上方に位置するように傾斜している。
そのため、現像カートリッジ15に対して上方から干渉物が衝突する場合に、干渉物は、突出上壁84のうち、層厚規制部材120から離れた前方部分に衝突する。
その結果、層厚規制部材120に力が加わることを抑制できる。
(3)また、この現像カートリッジ15によれば、図5に示すように、突出上壁84の後方端縁84Bは、固定ねじ132よりも上方に位置する。
その結果、現像カートリッジ15に対して上方から干渉物が衝突する場合に、固定ねじ132に干渉物が衝突することを抑制できる。
(4)また、この現像カートリッジ15によれば、図4に示すように、突出上壁84の上面の後方端縁84Bの左右方向の寸法は、突出上壁84の上面の前方端縁84Aの左右方向の寸法よりも短い。
そのため、突出上壁84の上面の後方端縁の剛性を、突出上壁84の上面の前方端縁の剛性に比べて高くすることができる。
その結果、突出部77の後方部分が撓むことを抑制でき、現像カートリッジ15の変形により層厚規制部材120に力が加わることを抑制できる。
(5)また、この現像カートリッジ15によれば、図5に示すように、現像カートリッジ15は、トナーを撹拌するように構成され、可撓性を有する撹拌羽根154を備えるアジテータ151と、トナーを現像ローラ19に向けて搬送するように構成される搬送部材181とを備える。
そのため、撹拌羽根154および搬送部材181により、トナーを流動させることができる。
また、撹拌羽根154は、アジテータ151の回転により、搬送部材181の6個の搬送リブ190のそれぞれに当接した後、第1縦壁100Aの6個の当接壁113のそれぞれに徐々に当接する。
その結果、撹拌羽根154が現像カートリッジ15内の部材に勢いよく衝突することを抑制できるため、騒音が発生することを抑制できる。
(6)また、この現像カートリッジ15によれば、図5に示すように、1対の現像把持部73は、突出部77よりも上方に延びている。
そのため、現像カートリッジ15において、1対の現像把持部73を容易に把持できる。
(7)また、このプロセスカートリッジ11によれば、図2に示すように、ドラム把持部47は、突出部77に対して前方に位置する。突出部77は、後下方に窪む凹部95を有する。
そのため、ドラム把持部47を把持する際に、突出部77が妨げとなることを抑制できる。
その結果、プロセスカートリッジ11において、ドラム把持部47を容易に把持できる。
(8)また、この画像形成装置1によれば、図1に示すように、現像カートリッジ15の突出上壁84は、スキャナユニット12から感光ドラム16へ向かうレーザービームLの光路に対して沿うように位置する。
そのため、現像カートリッジ15内において収容するトナーの量を増やしつつ、レーザービームLの光路を確保できる。
その結果、現像カートリッジ15内において収容するトナーの量を増やしつつ、安定的な画像形成動作を確保できる。
(9)また、この画像形成装置1によれば、図1に示すように、現像カートリッジ15の突出部77は、レーザービームLの光路よりも下方に位置する。現像カートリッジ15の層厚規制部材120の取付部137の上端は、レーザービームLに対して上方に位置する。
そのため、レーザービームLの光路に、突出部77および取付部137が干渉することを抑制できる。
その結果、安定的な画像形成動作を確保できる。
6.変形例
上記実施形態では、アジテータ151が撹拌部材の一例として記載したが、撹拌部材としては、アジテータ151に代えて、例えば、オーガスクリューやパドルなどを適用することもできる。
また、上記の実施形態では、現像ローラ19がローラ部材の一例として記載したが、ローラ部材としては、現像ローラ19に代えて、例えば、現像スリーブ、ブラシ状のローラなどを適用することもできる。
1 画像形成装置
11 プロセスカートリッジ
12 スキャナユニット
15 現像カートリッジ
16 感光ドラム
19 現像ローラ
21 層厚規制ブレード
61 第1フレーム
62 第2フレーム
73 現像把持部
77 突出部
96 前接触部
99 後接触部
100B 第2縦壁
111 トナー収容室
113 当接壁
120 層厚規制部材
130 支持部材
131 補強部材
132 固定ねじ
137 取付部
151 アジテータ
154 撹拌羽根
181 搬送部材
190 搬送リブ

Claims (9)

  1. 第1方向に間隔を隔てて位置する第1側壁および第2側壁を備える第1フレームと、前記第1側壁および前記第2側壁の間における前記第1方向と直交する第2方向の一方を被覆する第2フレームとを備え、前記第1フレームと前記第2フレームとによって内部に現像剤を収容可能な収容部が構成される筐体を備え、
    前記第2フレームは、
    前記第1フレームに接触する接触部と、
    前記接触部から前記第2方向の一方に突出し、前記第1方向における前記収容部の略全体に亘って延びる突出部とを備え、
    前記突出部は、前記第1方向から見たときに、前記接触部の前記第1フレームに対する接触面に対して傾斜する傾斜面を有することを特徴とする、現像カートリッジ。
  2. 前記第1方向に関して回転可能であって、前記第1方向の一方端部が前記第1側壁に支持され、前記第1方向の他方端部が前記第2側壁に支持され、外周面に現像剤を担持するローラ部材と、
    前記ローラ部材の外周面に接触し、前記ローラ部材の外周面上に担持される現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、をさらに備え、
    前記傾斜面は、前記第1方向および前記第2方向の両方と直交する第3方向において前記層厚規制部材から離れるにつれて、前記第2方向の一方に向かって傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記層厚規制部材は、前記ローラ部材と接触し、前記ローラ部材上の現像剤の層厚を規制するブレード部材と、前記ブレード部材を支持する支持部材と、前記ブレード部材に対して前記支持部材と反対側に位置し、前記支持部材との協同によって前記ブレード部材を挟持する補強部材と、
    前記支持部材と前記補強部材とによって前記ブレード部材を挟持するために、前記支持部材と前記補強部材とを固定する固定部材と、をさらに備え、
    前記第1方向から見たときに、前記傾斜面の前記第1フレーム側に位置する端縁が、前記固定部材よりも前記第2方向の一方に位置することを特徴とする、請求項2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記突出部は、
    前記第1方向に延び、前記第2方向から見たときに、前記第3方向において前記層厚規制部材側に位置する第1端縁と、
    前記第1方向に延び、前記第2方向から見たときに、前記第3方向において前記第1端縁に対して前記層厚規制部材と反対側に位置する第2端縁とを有し、
    前記第1端縁の前記第1方向における寸法は、前記第2端縁の前記第1方向における寸法よりも短いことを特徴とする、請求項2または3に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記第1側壁と前記第2側壁との間において、前記第1方向に関して回転可能であり、現像剤を撹拌するように構成され、可撓性を有する撹拌羽根を備える撹拌部材と、
    前記第1側壁と前記第2側壁との間において、前記第1方向に関して揺動可能であり、前記撹拌部材によって撹拌される前記現像剤を前記ローラ部材に向けて搬送するように構成される搬送部材と、をさらに備え、
    前記搬送部材は、前記撹拌羽根と当接するように構成される第1係合部を備え、
    前記第2フレームは、前記撹拌羽根と当接するように構成される第2係合部を備え、
    前記撹拌部材は、回転することにより、前記撹拌羽根を前記第1係合部に当接させた後、前記第2係合部に当接させるように構成されることを特徴とする、請求項2ないし4のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記筐体は、把持部をさらに備え、
    前記把持部は、前記第2方向において、前記突出部よりも一方に延びていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  7. 前記請求項1ないし6のいずれか一項に記載の現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジを着脱可能に装着するドラムカートリッジと、を備え、
    前記ドラムカートリッジは、前記第1方向および前記第2方向の両方と直交する第3方向において前記突出部よりも一方に位置するドラム側把持部を備え、
    前記突出部は、前記第3方向の一方端部が前記第3方向の他方に向かって窪んでいることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  8. 前記請求項1ないし6のいずれか一項に記載の現像カートリッジと、
    前記第1方向に関して回転可能な感光ドラムと、
    前記感光ドラムを露光するように構成されるスキャナユニットと、を備え、
    前記傾斜面は、前記スキャナユニットから前記感光ドラムへ向かう光の光路に対して沿うように位置していることを特徴とする、画像形成装置。
  9. 前記請求項3に記載の現像カートリッジと、
    前記第1方向に関して回転可能な感光ドラムと、
    前記感光ドラムを露光するように構成されるスキャナユニットと、を備え、
    前記支持部材は、前記筐体に対して取り付けられる取付部を備え、
    前記突出部は、前記スキャナユニットから前記感光ドラムへ向かう光の光路と直交する第4方向において、前記光路よりも前記第1フレーム側に位置し、
    前記取付部の少なくとも一部は、前記第4方向において、前記光路に対して前記突出部と反対側に位置することを特徴とする、画像形成装置。
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