JP6196205B2 - 荷台用足場 - Google Patents

荷台用足場 Download PDF

Info

Publication number
JP6196205B2
JP6196205B2 JP2014212445A JP2014212445A JP6196205B2 JP 6196205 B2 JP6196205 B2 JP 6196205B2 JP 2014212445 A JP2014212445 A JP 2014212445A JP 2014212445 A JP2014212445 A JP 2014212445A JP 6196205 B2 JP6196205 B2 JP 6196205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tread
plate
support
hook
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014212445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016078661A (ja
Inventor
昌純 小林
昌純 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOBAYASHI PRECISION INDUSTRY CO., LTD.
Original Assignee
KOBAYASHI PRECISION INDUSTRY CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOBAYASHI PRECISION INDUSTRY CO., LTD. filed Critical KOBAYASHI PRECISION INDUSTRY CO., LTD.
Priority to JP2014212445A priority Critical patent/JP6196205B2/ja
Publication of JP2016078661A publication Critical patent/JP2016078661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6196205B2 publication Critical patent/JP6196205B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

本発明は、トラック等における荷役作業において使用する荷台用足場に関するものである。
トラックに積み荷を積み込む際あるいは荷卸しをする際、作業員はトラックのいわゆるアオリ板を倒して荷役作業をするのが一般的だが、アオリ板を倒すことができない場合等には、アオリ板の上縁(上端)に乗って荷役作業を行わねばならない。しかしアオリ板の上縁は幅が狭く転落の危険が伴うため、足場となる踏板を有した荷台用足場(荷台用ステップ)が考案された。こうした荷台用足場は荷役作業を行う際にアオリ板に取り付け、作業が終了するとアオリ板から取り外される。
例えば特許文献1が開示する荷台用ステップは、アオリ板の上縁に嵌着する固定金具を上端部に形成して垂直に立ち上がる蹴上げ部材に踏み面部材(踏板)が回動自在に取り付けられたものである。この蹴上げ部材は、その上端部をアオリ板の上縁に着脱自在に固定する固定金具と、その下端部をアオリ板の外側面に当接させる緩衝片を有して、踏み面部材等とともにアオリ板に着脱自在に取り付けられるものである。
この蹴上げ部材をアオリ板に取り付けると、踏み面部材を蹴上げ部材の下端部を支点として踏み面部材の下端部において展開することができ、作業員はこの踏み面部材に乗って荷役作業を行うことができる。しかし、踏み面部材および補助ステップはアオリ板の上縁より低い位置に展開される結果、作業員はアオリ板の上縁より低い位置に立って荷役作業を行わねばならず、このときアオリ板は作業員の足元と荷台との間に位置して荷役作業の阻害要因となることが否めない。
なお、この荷台用ステップは、荷台用ステップに自在に着脱できる補助ステップを踏み面部材上に展開することで、踏み面部材とアオリ板の上縁と高低差を緩和できるが(特許文献1の図1等)、補助ステップは踏み面部材よりも小型で且つ蹴上げ部材と一体化されておらず、補助ステップに乗って荷役作業を安全に行えるとは言い難く、踏み面部材とアオリ板の上縁との高低差を緩和するものにすぎない。
これに対し、特許文献2が開示する荷台用ステップは、図8に示すように、垂直に立ち上がる荷重支持部1と、この荷重支持部1の上端部側に取り付けられた踏板2と、アオリ板3の上縁部の内側(荷台側)に係止する係合部4と、荷重支持部1の下端部側に配設されてアオリ板3の外側面に当接し、荷重支持部1および踏板2のアオリ板3に対する角度を調整する調整部材5とを備えたものであり、アオリ板3と略同じ高さに踏板2を展開することができ、アオリ板3が荷役作業の妨げとなることはない。
特開平6−024273号公報 特開2006−182223号公報
しかし特許文献2が開示する荷台用ステップをアオリ板3に取り付けた場合には、図8に示すように、荷重支持部1の上端部側と、アオリ板3の上縁部の外側面との間に空隙Sが生じるため、荷重支持部1の上端部側はアオリ板3と直交する方向(図8中、矢印H方向)に移動可能の状態となる。
しかも空隙Sは、調整部材5の頭部5aを荷重支持部1の表面(係合部4側の面)から突出させたことによって生じるものであり、調整部材5は、荷重支持部1とアオリ板3との空隙Sを拡幅して、踏板2の水平移動を生じやすくする。
例えば足場に立った作業員の動きや姿勢によって、作業員の足に踏板2を水平移動させる力が発生した場合、この力は、調整部材5の頭部5aを支点とする荷重支持部1の上端部を水平移動させるように作用する(荷重支持部1は梃子の棹と同様に作用して、踏板2に水平移動が生じ得る。)。こうした踏板2の水平移動は荷役作業の安全性を低下させるといえる。さらに調整部材5によってアオリ板3に対し踏板2を(図8中、矢印V方向に)持ちあげるようにした場合には、作業員の体重による力の水平方向分力が生じ得るから、なおさら水平移動が生じやすくなる。
そこで本発明は、アオリ板の上縁部と略同一の高さに足場となる踏板を位置づけることができ、且つ踏板の水平移動を抑制することができる荷台用足場の実現を課題とした。
上記課題を解決するために、本発明に係る荷台用足場は、踏板、踏板支持部、および上部引掛け部を備えている。ここで踏板支持部は踏板の上面を含む平面と略直交する方向に配設されており、その上端部は踏板の一の長辺部と連結し、その下端部は踏板の下側に配設されている。上部引掛け部は、踏板支持部の上端部側に形成されており、そして踏板支持部の上端部側から踏板と離れる方向に延出した水平引掛け部と、水平引掛け部から下側に向け延出した垂直引掛け部とを有している。
踏板支持部の下端部側における垂直引掛け部側の面(踏板支持平板部の下端部側における裏面)は、踏板支持部の上端部側における垂直引掛け部側の面(踏板支持平板部の上端部側における裏面)を含む平面と略同一平面に配設されており、また垂直引掛け部における踏板支持部側の面(垂直引掛け部の裏面)は、踏板支持部の上端部側における垂直引掛け部側の面(踏板支持平板部の上端部側における裏面)を含む平面と離間する平面に配設されている。
したがって、該荷台用足場をアオリ板に取り付けると、上部引掛け部の垂直引掛け部における踏板支持部側の面(垂直引掛け部の裏面)をアオリ板の内側面に当接させることができ、また少なくとも踏板支持部の下端部側における垂直引掛け部側の面(踏板支持平板部の下端部側における裏面)をアオリ板の外側面に当接させることができる。このとき踏板支持部の上端部側における垂直引掛け部側の面(踏板支持平板部の上端部側における裏面)は、アオリ板の外側面に当接するか或いはアオリ板の外側面との間に若干の空隙を生じることとなる。
したがって該荷台用足場をアオリ板に取り付けると、踏板はアオリ板の上縁と略同一の高さで且つアオリ板と略直交する平面に位置づけられる。
加えて該荷台用足場では、踏板支持部の上端部側と上部引掛け部の垂直引掛け部との間にアオリ板を略挟み込むとともに、少なくとも踏板支持部の下端部側がアオリ板の外側面と当接するから、踏板支持部および上部引掛け部とアオリ板との間のあそびを極力少なくすることができる。
該荷台用足場は、少なくとも踏板の一の短辺部側および他の短辺部側にそれぞれ踏板支持部を有することでアオリ板に安定した状態で取り付けることができ、また踏板支持部の上端を踏板の上面(作業員が立つ側の面)と略同一の位置に配設することで、踏板およびアオリ板の上縁を略同一平面上に位置づけることができ、円滑な荷役作業を実現できる。もちろん踏板支持部の構成は、上記構成に限定されず、例えば踏板の一の短辺部側、他の短辺部側、および一の短辺部側と他の短辺部側との間の3個所において踏板に連結されていてもよい。
該荷台用足場は、踏板支持部および上部引掛け部が緩衝部材を有していてもよい。例えば、踏板支持部と上部引掛け部との間隔をアオリ板の厚さよりある程度広くして、踏板支持部の上端部側における垂直引掛け部側面、踏板支持部の下端部側における垂直引掛け部側面、上部引掛け部の垂直引掛け部における踏板支持部側面、および上部引掛け部の水平引掛け部における下側面に緩衝部材を固着しておくことで、踏板支持部および上部引掛け部とアオリ板との間のあそびを極力少なくして踏板の水平移動を抑制することができ(より安全な荷役作業を実現することができ)、またアオリ板に傷がつくことを防ぐことができる。
該荷台用足場は、踏板の他の長辺部側(踏板の一の長辺部と相対する長辺部側)と踏板支持部の下端部側との間に介在する補強部をさらに有していいてもよい。かかる補強部は、踏板にかかる加重を、アオリ板と当接する踏板支持部の下端部側に伝えて該荷台用足場の耐重量性を向上させることができる。
この補強部は、例えば三角アングルで構成することができる。三角アングルが有する三角形状(典型的には直角三角形状)の底辺は、踏板の他の長辺部側と踏板支持部の下端部側との間に位置づけられ、三角形状の底辺以外の二辺のうちの一辺は踏板の裏面側と直接的または間接的に接続され(例えば溶接され)、そして三角形状の残余の一辺は踏板支持部と直接的または間接的に接続され、踏板にかかる加重をアオリ板と当接する踏板支持部に伝えることができる(該荷台用足場の耐重量性を向上させることができる。)。
上記構成を有する本発明に係る荷台用足場は、アオリ板の上縁部と略同一の高さに足場となる踏板を位置づけることで、また踏板の水平移動を抑制することで、安全かつ作業性のよい荷役作業を実現することができる。
また本発明における踏板支持部および上部引掛け部の緩衝部材は、荷台用足場におけるアオリ板との間のあそびを少なくして踏板の水平移動を抑制するとともに、安全かつ作業性のよい荷役作業を実現し、またアオリ板に傷がつくことを防止する。
本発明にかかる荷台用足場の斜視概略構成を説明するための図である。 図1に示す荷台用足場の平面概略構成を説明するための図である。 図1に示す荷台用足場の正面概略構成を説明するための図である。 図1に示す荷台用足場の側面概略構成を説明するための図である。 図1に示す荷台用足場の緩衝部材について説明するための図である。 図1に示す荷台用足場の補強部の概略構成について説明するための図である。 図1に示す荷台用足場の、アオリ板への取り付けについて説明するための図である。 従来の荷台用足場(荷台用ステップ)の一構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明にかかる荷台用足場について説明する。
<荷台用足場の概略構成>
本発明にかかる作業用足場1は、図1に示すように踏板10、踏板支持部20、上部引掛け部21および補強部30A、30Bを備えている。
<踏板>
踏板10は、図2に示すように、略長方形状を成し、長方形状の長辺となる一の長辺部101および他の長辺部102(いずれも例えば100cm)、長方形状の短辺となる一の短辺部103および他の短辺部104(いずれも例えば20cm)を有し、例えば硬質アルミニウム板材(例えば厚さ2mm)で形成されている。
踏板10の一の長辺部101および他の長辺部102には、図2および図3に示すように、踏板10の裏面10r側に略直角に折り曲げられた一の長辺縁部101aおよび他の長辺縁部102a(折り曲げられた側縁の幅はいずれも例えば27mm)が形成されており、また踏板10の一の短辺部103および他の短辺部104には、同様に一の短辺縁部103aおよび他の短辺縁部104aが形成されている。これら長辺縁部および短辺縁部を設けることで、踏板10の強度を増すとともに踏板10の変形を防ぐことができる。
踏板10は、更なる補強のため踏板10の裏面10r側に3本の角パイプ11(例えば25mm角で厚さ2mmの硬質アルミニウム角パイプ)が溶接されている(図2)。角パイプ11は、踏板10の長手方向の長さより若干短い長さを有しており、1本目は踏板10の一の長辺縁部101aの内側と略接するように溶接されており、2本目は踏板10の他の長辺縁部102aの内側と略接するように溶接されており、そして3本目は一の長辺縁部101aと他の長辺縁部102aとの中間部位に溶接されている。これら3本の角パイプ11は、踏板10と一体化されて踏板10の強度を増すとともに踏板10の変形を防ぐことができる。
なお3本の角パイプ11の下面は、補強部30A、30Bとの関係から、踏板10の長辺縁部および短辺縁部の下端と同一位置に位置づけられることが好ましい。
<踏板支持部および上部引掛け部>
図4に示すように踏板支持部20は、上端部201から下端部202の間が踏板支持平板部203となっており、その上端部201側に略コ字形状を成す上部引掛け部21が形成されている。上部引掛け部21は、踏板支持平板部203と直交する方向に延出した水平引掛け部211と、踏板支持平板部203と平行し且つ下側に向け延出した垂直引掛け部212を有している(水平引掛け部211は踏板支持部20の上端部201と直引掛け部と212の上端との間に介在している。)。
踏板支持部20および上部引掛け部21は、例えば幅が5cmで厚さ10mmの硬質アルミニウム板材で形成したものである。踏板支持部20の長さ(上端部201と下端部202との間隔)は例えば約24cmであり、上部引掛け部21の水平引掛け部211の長さは例えば7.5cmであり、垂直引掛け部212の長さは例えば8cmである。また踏板支持平板部203と垂直引掛け部212との間隔(踏板支持平板部203の裏面203rと垂直引掛け部212の裏面212rとの間隔)は例えば5.5cmである。
踏板支持平板部203は踏板10の上面10sを含む平面と略直交する方向に配設されている。踏板支持部20の上端部201側は、踏板支持平板部203の表面203s側で踏板10の一の長辺縁部101a(一の長辺部101側)と例えば溶接によって連結されている。上部引掛け部21の水平引掛け部211は踏板10と相対する側に位置づけられ、踏板支持部20の下端部202は踏板10の下方に位置づけられている。
作業用足場1は、図2および図3に示すように、踏板10の一の長辺部101側におれる踏板10の一の短辺部103の近傍、他の短辺部104の近傍、および一の短辺部103と他の短辺部104との中間の、3つの部位にそれぞれ踏板支持部20が連結されている。
ここで上部引掛け部21の水平引掛け部211の表面211sと、踏板10の上面10sとの高低差はできるだけ小さい方が好ましい(図4参照)。
<緩衝部材>
緩衝部材は、図5に示すように(図4も参照)、水平引掛け部211の裏面211rの全面、垂直引掛け部212の裏面212rの全面および踏板支持部20の上端部201側における踏板支持平板部203の裏面203rには、上端部緩衝部材22が取付けられている。また踏板支持部20の下端部202側における踏板支持平板部203の裏面203rには下端部緩衝部材23が取付けられている。この下端部緩衝部材2の長さは、例えば垂直引掛け部212の長さと略同等である。
上端部緩衝部材22および下端部緩衝部材23は、同一の厚さ、および同一の幅(例えば踏板支持部20および上部引掛け部21と同一幅で5cm)を有する、例えば硬質ゴム平板であり、例えば何れも接着剤等によって固着されている。また上端部緩衝部材22および下端部緩衝部材23は、その表面の摩擦係数が踏板支持部20および上部引掛け部21よりも大きいほうが好ましい。
<補強部>
補強部30A、30Bは、図6(a)および(b)に示すように、直角三角形状を成す三角アングルで構成されており、直角三角形状の底辺となる斜め辺部301、踏板10側に位置づけられる踏板側辺部302(例えば18.5cm)、踏板支持部20側に位置づけられる支持部側辺部303(例えば21cm)を有し、例えば硬質アルミニウム板材(例えば厚さ3mm)で形成されている。
補強部30Aは、図6(a)に示すように、斜め辺部301、踏板側辺部302および支持部側辺部303に、裏面30r側に略直角に折り曲げられた斜め縁部301a、踏板側縁部302aおよび支持部側縁部303aが形成されている(各縁部の幅はいずれも例えば50mmである。)。
図6(b)に示すように、補強部30Aと補強部30Bとは、表面30sと裏面30rとが逆となっており、補強部30Bも、補強部30Aと同様に斜め辺部301、踏板側辺部302および支持部側辺部303には、裏面30r側に略直角に折り曲げられた斜め縁部301a、踏板側縁部302aおよび支持部側縁部303aが形成されている。
作業用足場1では、図5に示すように(図4も参照)、補強部30Aおよび補強部30Bの支持部側縁部303aは、踏板支持部20が有する踏板支持平板部203の表面203sと溶接されており、また踏板側縁部302aは、踏板10の一の長辺縁部101aの下端、および踏板10の裏面10r側に溶接された3本の角パイプ11と溶接されている。
かかる補強部30A、30Bは、踏板10にかかる加重をアオリ板と当接する踏板支持部20に伝えることができる。そして補強部30A、30Bが有する斜め縁部301a、踏板側縁部302aおよび支持部側縁部303aは、補強部30A、30Bの強度を増すとともに、荷重による補強部30A、30Bの変形を防いで、作業用足場1の強度を向上させることができる。
なお作業用足場1では、図3に示すように、踏板10の他の短辺部104側に配設された踏板支持部20には補強部30Aが溶接されており、踏板10の一の短辺部103側に配設された踏板支持部20には補強部30Bが溶接されている。したがって作業用足場1の左右側方から補強部30A、30Bの各縁部を目視することはできない(左右側方からの美観等を考慮したものである。)。また一の短辺部103と他の短辺部104との中間部位に配設された踏板支持部20に溶接される補強部は補強部30A、30Bの何れでもよいが、作業用足場1では補強部30Aが溶接されている。
<荷台への取り付け等>
作業員は、図7に示すように、アオリ板2の上縁2aに作業用足場1の上部引掛け部21を載置することで、アオリ板2に作業用足場1を取付けることができる。具体的には、作業用足場1の踏板10がトラックのアオリ板2の外側になるようにし、踏板支持部20が有する踏板支持平板部203の裏面203rと、上部引掛け部21が有する垂直引掛け部212の裏面212rとの間に、アオリ板2の上縁2a側を挟み込むようにして作業用足場1を降下させる。
そうすると、上部引掛け部21では、水平引掛け部211が上端部緩衝部材22を介してアオリ板2の上縁2aの上に載置され、垂直引掛け部212が上端部緩衝部材22を介してアオリ板2の内側面(荷台側の面)2rと当接する。
このとき踏板支持部20は、その下端部202側が下端部緩衝部材23を介してアオリ板2の外側面2sと当接する一方、その上端部201側では、上端部緩衝部材22とアオリ板2の上縁2a近傍の外側面2sとの間に若干のあそびが生じる(あそびは作業用足場1の重心がアオリ板2の外側に位置づけられることで生じる。)。このあそびは作業用足場1のアオリ板2への取り付けを容易にする。
こうして作業用足場1をアオリ板2に取り付けても、上端部緩衝部材22と下端部緩衝部材23とは厚さが同一だから、下端部緩衝部材23は上端部緩衝部材22とアオリ板2とのあそびを拡幅しない。したがって、仮に踏板10を水平移動させる力が作用しても、踏板10は殆ど水平移動することができず、荷役作業の安全性が向上する。
しかも、水平引掛け部211の裏面211rに位置する上端部緩衝部材22は、アオリ板2の上縁2aと接して、その摩擦力によって踏板10の水平移動を防止する。さらに作業員が踏板10に乗った場合には、作業員の体重によって、水平引掛け部211の裏面211rに位置する上端部緩衝部材22が圧縮される結果、アオリ板2の上縁2aは上端部緩衝部材22に喰い込んで、踏板10の水平移動は更に抑制される。
以上、本発明に係る荷台用足場について説明したが、本発明は、その趣旨を変更することなく適宜変形して実施することができる。
たとえば踏板支持部は、その上端部と下端部との間が平面でなくてもよい。なぜならば、踏板支持部の下端部側における垂直引掛け部側の面(踏板支持部の下端部側における裏面)が、踏板支持部の上端部側における垂直引掛け部側の面(踏板支持部の上端部側における裏面)を含む平面と略同一平面上に位置づけられていれば、踏板支持部の上端部側とアオリ板とのあそびは、踏板支持部の下端部側によって拡幅されないからである。
また荷台用足場は、踏板の一の短辺部側と他の短辺部側とに合計2つの踏板支持部を有していなくてもよい。たとえば、踏板の幅に対する踏板支持部の幅の比率が高ければ(例えば90%程度)、踏板支持部が1つであっても、荷台用足場をアオリ板に安定した状態で取り付けることができるからである。
また補強部は三角アングルで構成されていなくてもよい。なぜならば、補強部は、踏板の他の長辺部側と踏板支持部の下端部側との間に介在して、踏板にかかる加重を、アオリ板と当接する踏板支持部の下端部側に伝えることができればよいからである。
ここで踏板の他の長辺部側とは、他の長辺部近傍に限定されず、踏板の一の長辺部よりも他の長辺部側に位置する部位である。なぜならば、かかる部位と踏板支持部の下端部側との間に介在する補強部は、踏板にかかる加重をアオリ板と当接する踏板支持部の下端部側に伝えることができるからである。
さらに荷台用足場は補強部を有しなくてもよい。なぜならば、踏板および踏板支持部が充分な剛性を有して連結されていれば、踏板は荷物を持った作業員の体重等に耐えることができるからである。
また緩衝部材は硬質ゴムに限定されない。緩衝部材は弾性を有し、アオリ板の上縁と上部引掛け部の水平引掛け部と間の滑りを防いで、踏板水平移動を防止することができればよいからである。
さらに荷台用足場は緩衝部材を有しなくてもよい。なぜならば、踏板支持部の下端部側における垂直引掛け部側の面(踏板支持部の下端部側における裏面)が、踏板支持部の上端部側における垂直引掛け部側の面(踏板支持部の上端部側における裏面)を含む平面と略同一平面上に位置づけられていれば、踏板支持部の上端部側とアオリ板とのあそびは、踏板支持部の下端部側によって拡幅されないからである。
本発明に係る荷台用足場は、工業的に製造等することができるから、また荷役作業に使用することができるから、そして商取引の対象とすることができるから、本発明は経済的価値を有して産業上の利用可能性を有する発明である。
1 作業用足場
2 アオリ板
10 踏板
10s 踏板の上面
20 踏板支持部
21 上部引掛け部
22、23 緩衝部材
30 補強部
101 踏板の一の長辺部
102 踏板の他の長辺部
103 踏板の一の短辺部
104 踏板の他の短辺部
201 踏板支持部の上端部
202 踏板支持部の下端部
203 踏板支持平板部
203r 踏板支持部の垂直引掛け部側の面(踏板支持平板部の裏面)
211 上部引掛け部の水平引掛け部
211r 上部引掛け部の水平引掛け部の下側面(水平引掛け部の裏面)
212 上部引掛け部の垂直引掛け部
212r 垂直引掛け部における踏板支持部側の面(垂直引掛け部の裏面)
301 補強部の辺部(斜め辺部)
302 補強部の辺部(踏板側辺部)
303 補強部の辺部(支持部側辺部)

Claims (3)

  1. 踏板と、踏板支持部と、上部引掛け部と、補強部とを備え、
    前記踏板は一の長辺部が前記踏板支持部の上端部と溶接されて連結し、
    前記踏板支持部は、前記踏板の上面を含む平面と略直交する方向に配設され、且つ下端部が前記踏板の下側に配設され、
    前記上部引掛け部は、前記踏板支持部の上端部側から前記踏板と離間する方向に延出した水平引掛け部と、前記水平引掛け部から下側に向け延出した垂直引掛け部とを有して、前記踏板支持部の上端部側に形成されており、
    前記踏板の一の長辺部に連結した前記踏板支持部は、少なくとも前記踏板の一の短辺部側および他の短辺部側にそれぞれ配設され、前記踏板支持部の上端は前記踏板と略同一の位置に配設され、
    前記補強部は、前記踏板の前記一の長辺部と相対する他の長辺部側と前記踏板支持部の下端部側との間に介在し且つ前記踏板の裏面側および前記踏板支持部に溶接され、
    前記踏板支持部の下端部側における前記垂直引掛け部側の面は、前記踏板支持部の上端部側における前記垂直引掛け部側の面を含む平面と略同一平面に配設されており、
    前記垂直引掛け部における前記踏板支持部側の面は、前記踏板支持部の上端部側における前記垂直引掛け部側の面を含む平面と離間して配設されていることを特徴とする荷台用足場。
  2. 請求項1に記載の荷台用足場において、
    前記踏板支持部の上端部側における前記垂直引掛け部側の面、
    前記踏板支持部の下端部側における前記垂直引掛け部側の面、
    前記上部引掛け部の垂直引掛け部における前記踏板支持部側の面、
    および前記上部引掛け部の水平引掛け部における下側の面のすべてまたは何れかに、更に緩衝部材が取付けられていることを特徴とする荷台用足場。
  3. 前記補強部は三角アングルであり、前記三角アングルが有する三角形状の底辺は前記踏板の他の長辺部側と前記踏板支持部の下端部側との間に位置づけられ、前記三角形状の底辺以外の二辺のうちの一辺は前記踏板の裏面側に接続され、前記三角形状の残余の一辺は前記踏板支持部に接続されていることを特徴とする請求項に記載の荷台用足場。
JP2014212445A 2014-10-17 2014-10-17 荷台用足場 Expired - Fee Related JP6196205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014212445A JP6196205B2 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 荷台用足場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014212445A JP6196205B2 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 荷台用足場

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016078661A JP2016078661A (ja) 2016-05-16
JP6196205B2 true JP6196205B2 (ja) 2017-09-13

Family

ID=55955630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014212445A Expired - Fee Related JP6196205B2 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 荷台用足場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6196205B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6178956B1 (ja) * 2017-03-02 2017-08-09 西田 稔 差し枠パネル固定具

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001158297A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Kamusaa:Kk 簡易着脱・組立式運搬車両用足踏み台
JP4653479B2 (ja) * 2004-12-28 2011-03-16 大和ハウス工業株式会社 荷台用ステップ
JP6328927B2 (ja) * 2013-12-26 2018-05-23 株式会社ミルックス トラック用作業床

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016078661A (ja) 2016-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8678135B2 (en) Aerial work apparatus with laterally offset work platform
JPWO2018042500A1 (ja) 台車
JP6196205B2 (ja) 荷台用足場
JP3141978U (ja) 運搬台車のコーナー部材
JP6960442B2 (ja) 台車
JP6605906B2 (ja) 荷台昇降用梯子
JP6664626B2 (ja) タイヤ運搬台車
JP7008323B2 (ja) 運搬台車
JP7015250B2 (ja) 昇降システム、およびこのような昇降システムのためのキャリア要素
KR101498946B1 (ko) 알루미늄합금 팔레트
KR20130006534U (ko) 지게차 포크 부착형 지그
NL1040748B1 (nl) Inrichting en werkwijze voor het kantelen van een zware last.
US20070183882A1 (en) Removable stinger assembly for forklift and dolly
JP2887532B2 (ja) 壁材ハンドリング機
KR101757980B1 (ko) 화물적재용 이동식 대차
JP2017132614A (ja) 吊り上げ装置
JP3137180U (ja) 重量物搬送台車
JP6571399B2 (ja) 長尺屋根板設置装置及びこれを用いた屋根板施工方法
JP6313690B2 (ja) 固定治具及び建物ユニットの輸送方法
JP6278821B2 (ja) ラック制振装置の支持構造
KR20150000602U (ko) 선박용 부재 세움장치
JP6441723B2 (ja) 足塊の位置修正具
JP5854444B1 (ja) マスト装置、及び、該マスト装置を備えるフォークリフト
JP6170000B2 (ja) 盤姿勢変更治具及びこれを用いた盤姿勢変更方法
JP2006001722A (ja) 重量物移送方法及びこれに用いる重量物移送具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170331

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170331

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6196205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees