JP6192951B2 - 作動部材、および医療器具 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用の長尺部材に所定の動作を行わせるための作動部材、および当該作動部材を備える医療器具に関する。
医療分野において、生体内への薬剤の投与、各種流体の吸引や注入、生体内への医療器具の導入などを行うためのアクセス用の医療器具として、可撓性を備える長尺状の部材が一般的に使用されている。このような長尺状の部材は、医療器具などの導入に先立ち、生体の管腔(血管や体腔など)内に挿入されて治療部位やその周辺部位などの目的部位まで案内される。このような使用形態において長尺状の部材を目的部位へ適切に案内するためには、生体の管腔のような湾曲した経路に沿って長尺状の部材を導入する必要がある。このため、長尺状の部材には、当該長尺状の部材を使用する際に使用者の手元の操作によって任意に湾曲操作を行うことが可能な湾曲操作用の作動部材が組み込まれて使用されることがある。
これに関連する技術として、特許文献1には、長尺状の部材に接続される押し引き部材と、押し引き部材が巻き付けられたプーリと、プーリを回転動作させるためのハンドルとを備える作動部材、および当該作動部材が組み込まれた内視鏡が記載されている。この作動部材は、内視鏡の基端側に配置された上記ハンドルを長尺状の部材の軸方向と直交する軸周りに回動させることで押し引き部材を巻回して湾曲操作を行う。
特開2008−142199号
上記の従来の作動部材では、押し引き部材をプーリに巻き付けて配置し、当該押し引き部材を押し引きする動作方向を直線方向から円周方向に変換することで湾曲可能な構成を採用しているため、押し引き部材には比較的剛性の小さなワイヤ等が使用される。このため、このワイヤを介して長尺状の部材へ押し引き力を良好に伝達することができない虞がある。
また、ワイヤをプーリに追従よく巻き付ける必要があるため、プーリが大型なものとなり、ひいては器具全体の大型化が招かれるという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために発明されたものであり、押し引き部材の進退移動を長尺部材に効率よく伝達することができ、かつ、医療器具全体の小型化を図ることが可能な作動部材、および当該作動部材が備えられた医療器具を提供することを目的とする。
上記目的は、下記(1)〜(9)に記載のいずれかの発明により達成される。
(1)可撓性を備える医療用の長尺部材に所定の動作を行わせるための作動部材であって、前記長尺部材の軸方向の基端側に配置され、前記長尺部材の軸方向に沿って相対的に移動可能に設けられた第1移動部および第2移動部、前記第1移動部から前記長尺部材の軸方向の先端側へ延伸された第1延伸部、および前記第2移動部から前記長尺部材の軸方向の先端側へ延伸された第2延伸部、を備え、前記第1移動部および前記第2移動部の移動に伴い前記長尺部材の軸方向に押し引きされる押し引き部材と、前記長尺部材の軸方向と交差する方向の軸を回転中心として回転可能に設けられ、回転させることによって前記第1移動部および前記第2移動部の移動が操作可能な操作部材と、を有し、前記第1移動部と前記操作部材との一方には第1突起が設けられ、前記第1移動部と前記操作部材との他方には、前記第1突起が係合し前記第1移動部の移動を案内する第1案内溝が設けられ、前記第2移動部と前記操作部材との一方には第2突起が設けられ、前記第2移動部と前記操作部材との他方には、前記第2突起が係合し前記第2移動部の移動を案内する第2案内溝が設けられ、前記押し引き部材は、前記第1案内溝および前記第2案内溝による前記第1移動部および前記第2移動部の移動を前記長尺部材へ伝達することによって前記長尺部材に進退動作および湾曲動作のうち少なくとも湾曲動作を行わせることが可能な作動部材。
(2)前記操作部材は、前記第1移動部および前記第2移動部を軸方向に沿う逆向きにそれぞれ移動させることが可能に構成されており、前記第1移動部および前記第2移動部を移動させることによって前記長尺部材の湾曲動作が行われる、上記(1)に記載の作動部材。
(3)前記操作部材は、前記第1移動部および前記第2移動部を軸方向に沿う同一方向にそれぞれ異なる移動量で移動させることが可能に構成されており、前記第1移動部および前記第2移動部を移動させることによって前記長尺部材の進退動作および湾曲動作が行われる、上記(1)に記載の作動部材。
(4)前記操作部材は、前記第1移動部に設けられた第1突起が係合する第1案内溝と、前記第2移動部に設けられた第2突起が係合する第2案内溝と、が盤面に形成された円盤状の部材によって構成されており、当該操作部材を回転させることによって前記第1移動部および前記第2移動部の移動が操作可能に設けられている、上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の作動部材。
(5)前記第1案内溝および前記第2案内溝は、互いが前記回転中心を挟む位置に設けられている、上記(4)に記載の作動部材。
(6)前記第1案内溝および前記第2案内溝は、前記回転中心に対して互いに同じ側に設けられている、上記(4)に記載の作動部材。
(7)前記操作部材は、前記長尺部材の軸線と直交する軸を回転中心として回転可能に設けられている、上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の作動部材。
(8)前記第1移動部および前記第2移動部の移動量を視認によって確認することを可能にする視認部をさらに有する上記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の作動部材。
(9)上記(1)〜(8)のいずれか1つに記載の作動部材と、前記作動部材によって進退動作および湾曲動作のうち少なくとも湾曲動作が行われる可撓性を備える長尺部材と、を備える医療器具。
上記(1)に記載の発明によれば、押し引き部材が動作方向を変換されることなく長尺部材の軸方向に押し引きされることによって、長尺部材に進退動作または湾曲動作を行わせるため、押し引き部材の進退移動を長尺部材に効率よく伝達することができる。また、押し引き部材を操作部材に巻き付ける必要がないため、医療器具全体の小型化を図ることができる。
上記(2)に記載の発明によれば、第1移動部および第2移動部を逆方向に移動させることで長尺部材の湾曲動作が行われるため、長尺部材を第1移動部および第2移動部のより少ない移動量で湾曲させることができ、作動部材の操作性が向上する。
上記(3)に記載の発明によれば、第1移動部および第2移動部を同一方向に移動させることで長尺部材の湾曲動作が行われるため、長尺部材を進退動作させながら湾曲動作させることができ、より高性能な作動部材を提供することができる。
上記(4)に記載の発明によれば、第1および第2案内溝に第1および第2移動部の突起を係合させておくことで各移動部を移動させるため、簡易な構成により長尺部材を湾曲させることができ、医療器具をより小型化することができる。
上記(5)に記載の発明によれば、第1案内溝および第2案内溝が操作部材の回転中心を挟む位置に設けられているため、各案内溝を形成するためのスペースを広くとることができ、第1案内溝および第2案内溝の配置自由度を高めることができる。
上記(6)に記載の発明によれば、第1案内溝および第2案内溝が操作部材の回転中心に対して互いに同じ側に設けられているため、操作部材を小さくすることができ、医療器具をより小型化することができる。
上記(7)に記載の発明によれば、操作部材が長尺部材の軸線と直交する軸を回転中心として回転可能に設けられているため、長尺部材に対して操作部材をオフセットさせる必要がなく、医療器具の一層の小型化を図ることができる。
上記(8)に記載の発明によれば、視認部によって第1移動部および第2移動部の移動量を確認できるため、作動部材の操作性が向上する。
上記(9)に記載の発明によれば、押し引き部材の進退移動を長尺部材に効率よく伝達することができ、かつ、器具全体の小型化を図ることができる作動部材が備えられた医療器具を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る医療器具を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る医療器具を示す側面断面図である。 押し引き部材を示す斜視図である。 第1実施形態において、長尺部材の先端側を下向きに湾曲させたときの医療器具を示す側面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る医療器具を示す側面断面図である。 第2実施形態において、長尺部材の先端側を上向きに湾曲させたときの医療器具を示す側面断面図である。 (改変例1)〜(改変例4)に係る医療器具の操作部材を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、以下の説明において、本発明の各実施形態に係る医療器具の手元操作側を「基端側」、生体管腔内へ挿通される側を「先端側」と称する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る医療器具1の構成について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る医療器具1を示す概略構成図である。図2は、第1実施形態に係る医療器具1を示す側面断面図である。
本発明の第1実施形態に係る医療器具1は、概説すると、図1に示すように、可撓性を備える医療用の長尺部材10と、当該長尺部材10に所定の動作を行わせるための作動部材5と、を備える。作動部材5は、長尺部材10の軸方向の基端側に配置され、長尺部材10の軸方向に沿って相対的に移動可能に設けられた第1移動部31および第2移動部32、第1移動部31から長尺部材10の軸方向の先端側へ延伸された第1延伸部33、および第2移動部32から長尺部材10の軸方向の先端側へ延伸された第2延伸部34、を備え、第1移動部31および第2移動部32の移動に伴い長尺部材10の軸方向に押し引きされる押し引き部材30と、を有する。また、作動部材5は、長尺部材10の軸方向と交差する方向の軸を回転中心RCとして回転可能に設けられ、第1移動部31および第2移動部32の移動を操作するための操作部材40をさらに有している。操作部材40には、第1移動部31の移動を案内する第1案内溝41と、第2移動部32の移動を案内する第2案内溝42(図2)が設けられ、押し引き部材30は、第1案内溝41および第2案内溝42による第1移動部31および第2移動部32の移動を長尺部材10へ伝達することによって、長尺部材10に湾曲動作を行わせることが可能である。以下、詳述する。
作動部材5は、図2に示すように、第1移動部31および第2移動部32の移動に伴い、長尺部材10の軸方向に押し引きされる押し引き部材30と、第1移動部31および第2移動部32の移動を操作するための操作部材40と、押し引き部材30の外周に設けられ、押し引き部材30内を流れる流体を封止する封止部50と、封止部50の基端側の外周に設けられ、押し引き部材30および操作部材40を支持するベース部60と、第1移動部31および第2移動部32の移動量を視認によって確認することを可能にする視認部70と、を有する。
図3は、押し引き部材30を示す斜視図である。
押し引き部材30は、図3にも示すように、周方向に分割されて管状構造を形成する複数の分割部38と、各分割部38の軸方向の先端を接続する環状の接続部39とを備え、第1移動部31および第2移動部32の移動に伴い分割部38が長尺部材10の軸方向に押し引きされることによって、長尺部材10に湾曲動作を行わせる。
分割部38は、長尺部材10の軸方向の基端側に配置され、長尺部材10の軸方向に沿って相対的に移動可能に設けられた第1移動部31および第2移動部32と、第1移動部31から長尺部材10の軸方向の先端側へ延伸された第1延伸部33と、第2移動部32から長尺部材10の軸方向の先端側へ延伸された第2延伸部34と、第1延伸部33および第2延伸部34の先端側に設けられ、第1延伸部33および第2延伸部34を相対的に押し引きすることで湾曲する湾曲部35と、を有する。なお、押し引き部材30は、長尺部材10の先端側を押し引き可能な構成であればよく、例えば牽引ワイヤ、板状のベルト部材等であってもよい。
第1移動部31は、分割部38の分割面38Aと平行な方向に突出した第1突起36を有している。第1突起36は、湾曲部35が湾曲していない状態で、操作部材40の回転中心RCよりも先端側に設けられている。
第2移動部32は、分割部38の分割面38Aと平行な方向であって、第1突起36の突出方向と同じ方向に突出した第2突起37を有している。第2突起37は、湾曲部35が湾曲していない状態で、操作部材40の回転中心RCよりも基端側(第1突起36よりも基端側)に設けられている。
第1延伸部33は、第1移動部31の移動を湾曲部35に伝達する。
第2延伸部34は、第2移動部32の移動を湾曲部35に伝達する。
湾曲部35は、分割部38の先端側における周方向の端縁が切り欠かれた部分であり、第1延伸部33および第2延伸部34よりも幅狭に形成されている。
押し引き部材30は上記の構成を有するため、上述した移動によって第1延伸部33が第2延伸部34よりも先端側に配置されたとき、湾曲部35は上向きに湾曲され、逆に第1延伸部33が第2延伸部34よりも基端側に配置されたとき、湾曲部35は下向きに湾曲される。
操作部材40は、第1移動部31および第2移動部32を軸方向に沿う逆向きにそれぞれ移動させることが可能に構成されており、第1移動部31および第2移動部32を移動させることによって長尺部材10の湾曲動作が行われる。また、操作部材40は、第1移動部31に設けられた第1突起36が係合する案内溝としての第1案内溝41と、第2移動部32に設けられた第2突起37が係合する案内溝としての第2案内溝42と、が盤面に形成された円盤状の部材によって構成されており、操作部材40を回転させることによって第1移動部31および第2移動部32の移動が操作可能に設けられている。また、操作部材40は、回転に伴い、第1移動部31および第2移動部32を相対的に接近移動させて、長尺部材10を湾曲させる。また、操作部材40は、外周面に図示しない凹凸が施されているため、術者が指で回転可能な形状を有している。
第1案内溝41および第2案内溝42は、それぞれ真円の半円弧状に形成され、円弧の内側を操作部材40の回転中心RCに向けて、互いが回転中心RCを挟む位置に設けられている。
第1案内溝41は、曲率中心が回転中心RCから当該第1案内溝41のR1方向の端部側に離れた位置に設けられている。そして、第1案内溝41は、R1方向の端部よりもR2方向の端部の方が回転中心RCに近い位置に設けられ、R1方向に向かうにしたがって回転中心RCからの距離が次第に増加する形状とされている。すなわち、第1案内溝41は、操作部材40がR2方向に回転したときに第1移動部31を長尺部材10の先端側に移動させ、操作部材40がR1方向に回転したときに第1移動部31を基端側に移動させるように形成されている。
第2案内溝42は、曲率中心が回転中心RCから当該第2案内溝42のR1方向の端部側(第1案内溝41の曲率中心の反対側)に離れた位置に設けられている。そして、第2案内溝42は、R1方向の端部よりもR2方向の端部の方が回転中心RCに近い位置に設けられ、R1方向に向かうにしたがって回転中心RCからの距離が次第に増加する形状とされている。すなわち、第2案内溝42は、操作部材40がR2方向に回転したときに第2移動部32を長尺部材10の基端側に移動させ、操作部材40がR1方向に回転したときに第2移動部32を先端側に移動させるように形成されている。
封止部50は、押し引き部材30内を流れる流体を封止する。封止部50は押し引き部材30の外周に密着して固定される。固定方法は、特に限定されず、例えば接着剤、ろう付け、融着等により固定することができる。封止部50を構成する材料は、例えば、生体適合性に優れた、ETFE(テトラフルオロ 4 エチレンエチレン共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂である。なお、封止部50は、押し引き部材30の内側に配置されてもよい。
ベース部60は、長尺部材10、押し引き部材30、および操作部材40を支持する。ベース部60は、操作部材40よりも先端側に配置され、長尺部材10、押し引き部材30、および操作部材40を支持する支持部61と、操作部材40よりも基端側に配置され、押し引き部材30および操作部材40を支持し、かつ術者が手技を行う際に把持する把持部62と、を有する。ベース部60は、例えば硬質の樹脂材料によって構成される。
支持部61は、長尺部材10、押し引き部材30、および操作部材40を支持する。支持部61は、基端側に設けられ、操作部材40を収容する窪み部61Aと、先端側に設けられ、長尺部材10が挿入される開口部61Bと、を有する。
把持部62は、押し引き部材30および操作部材40を支持し、かつ術者が手技を行う際に把持される。把持部62は、先端側に設けられ、操作部材40を収容する窪み部62Aを有する。
視認部70は、操作部材40の盤面や外周面に設けられ、第1移動部31および第2移動部32の移動量を視認によって確認することを可能にする。視認部70は、例えばマーカーであるが、これに限られずスケール等であってもよい。
長尺部材10は、基端側が開口部61Bに挿入され、湾曲部35が湾曲されることによって、先端側が湾曲される。長尺部材10は、先端側に容易に湾曲可能な剛性脆弱部11を有する。本実施形態で剛性脆弱部11は、内視鏡等に用いられる金属の管状部材を組み合わせた構成とされている。剛性脆弱部11は、上下方向の2箇所に設けられているが、少なくとも一方に設けられていればよい。なお、長尺部材10を、例えば、生体適合性に優れた、ETFE(テトラフルオロ 4 エチレンエチレン共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂で構成してもよい。この場合、剛性脆弱部11は例えばスリットであるが、これに限られず、剛性脆弱部11に他の部分よりも剛性の低い材料を用いても良い。
次に、図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る作動部材5によって長尺部材10を湾曲させる方法を説明する。図4は、長尺部材10の先端側を下向きに湾曲させたときの医療器具1を示す側面断面図である。
術者は、図4に示すように、操作部材40をR1方向に回転させる。すると、第1移動部31は、第1突起36が第1案内溝41に案内されることにより基端側に移動し、第2移動部32は、第2突起37が第2案内溝42に案内されることにより先端側に移動する。これにより、第1延伸部33は基端側に移動され、第2延伸部34は先端側に移動される。第1延伸部33が基端側に移動され、第2延伸部34が先端側に移動されると、湾曲部35は下向きに湾曲される。湾曲部35が下向きに湾曲されると、長尺部材10の先端側が下向きに湾曲される。
以上のように、本発明の第1実施形態によれば、押し引き部材30が動作方向を変換されることなく長尺部材10の軸方向に押し引きされることによって、長尺部材10に湾曲動作を行わせるため、押し引き部材30の進退移動を長尺部材10に効率よく伝達することができる。また、押し引き部材30を操作部材40に巻き付ける必要がないため、医療器具1全体の小型化を図ることができる。
また、操作部材40は、第1移動部31および第2移動部32を軸方向に沿う逆向きにそれぞれ移動させることが可能に構成されており、第1移動部31および第2移動部32を移動させることによって長尺部材10の湾曲動作が行われる。このため、長尺部材10を第1移動部31および第2移動部32のより少ない移動量で湾曲させることができ、作動部材5の操作性が向上する。
また、第1および第2案内溝41、42に第1および第2移動部31、32の各突起36、37を係合させておくことで各移動部31、32を移動させるため、簡易な構成により長尺部材10を湾曲させることができ、医療器具1をより小型化することができる。
また、第1案内溝41および第2案内溝42が操作部材40の回転中心RCを挟む位置に設けられているため、各案内溝41、42を形成するためのスペースを広くとることができ、第1案内溝41および第2案内溝42の配置自由度を高めることができる。
また、第1移動部31および第2移動部32の移動量を視認によって確認することを可能にする視認部70をさらに有する。このため、視認部70によって第1移動部31および第2移動部32の移動量を確認でき、作動部材5の操作性が向上する。
また、押し引き部材30の進退移動を長尺部材10に効率よく伝達することができ、かつ、器具全体の小型化を図ることができる作動部材5が備えられた医療器具1を提供することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と共通する部分は説明を省略し、第2実施形態のみに特徴のある箇所について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る医療器具2を示す側面断面図である。
本発明の第2実施形態に係る医療器具2は、図5に示すように、作動部材6を有し、当該作動部材6は、第1移動部81および第2移動部82の移動に伴い長尺部材10の軸方向に押し引きされる押し引き部材80と、第1移動部81および第2移動部82の移動を操作するための操作部材90と、を有する。なお、その他の構成は第1実施形態と同様である。
押し引き部材80は、周方向に分割されて管状構造を形成する複数の分割部88と、各分割部88の軸方向の先端を接続する環状の接続部89とを備えている。
分割部88は、長尺部材10の軸方向の基端側に配置され、長尺部材10の軸方向に沿って相対的に移動可能に設けられた第1移動部81および第2移動部82と、第1移動部81から長尺部材10の軸方向の先端側へ延伸された第1延伸部83と、第2移動部82から長尺部材10の軸方向の先端側へ延伸された第2延伸部84と、第1延伸部83および第2延伸部84の先端側に設けられ、第1延伸部83および第2延伸部84を相対的に押し引きすることで湾曲する湾曲部85と、を有する。
第1移動部81は、分割部88の分割面88Aと平行な方向に突出した第1突起86を有している。第1突起86は、湾曲部85が湾曲していない状態で、操作部材90の回転中心RCよりも先端側に設けられている。
第2移動部82は、分割部88の分割面88Aと平行な方向であって、第1突起86の突出方向と同じ方向に突出した第2突起87を有している。第2突起87は、湾曲部85が湾曲していない状態で、操作部材90の回転中心RCよりも先端側であって、第1突起86よりも基端側に設けられている。
操作部材90は、第1移動部81および第2移動部82を軸方向に沿う同一方向にそれぞれ異なる移動量で移動させることが可能に構成されており、第1移動部81および第2移動部82を移動させることによって長尺部材10の進退動作および湾曲動作が行われる。また、操作部材90は、第1移動部81に設けられた第1突起86が係合する案内溝としての第1案内溝91と、第2移動部82に設けられ第2突起87が係合する案内溝としての第2案内溝92と、が盤面に形成された円盤状の部材によって構成されており、操作部材90を回転させることによって第1移動部81および第2移動部82の移動が操作可能に設けられている。また、操作部材90は、回転に伴い、第1移動部81および第2移動部82を相対的に離反移動させて、長尺部材10を湾曲させる。
第1案内溝91および第2案内溝92は、それぞれ真円の半円弧状に形成され、円弧の内側を操作部材90の回転中心RCに向けて、当該回転中心RCに対して互いに同じ側に設けられている。また、第1案内溝91が第2案内溝92の外側に設けられ、それぞれ曲率中心が回転中心RCから同方向(各案内溝91、92のR1方向の端部側)に離れた位置に設けられている。ここで、第1案内溝91の曲率中心は、第2案内溝92の曲率中心よりも離れて位置している。
第1案内溝91は、R1方向の端部よりもR2方向の端部の方が回転中心RCに近い位置に設けられ、R1方向に向かうにしたがって回転中心RCからの距離が次第に増加する形状とされている。すなわち、第1案内溝91は、操作部材90がR2方向に回転したときに第1移動部81を長尺部材10の先端側に移動させ、操作部材90がR1方向に回転したときに第1移動部81を基端側に移動させるように形成されている。
第2案内溝92は、R1方向の端部よりもR2方向の端部の方が回転中心RCに近い位置に設けられ、R1方向に向かうにしたがって回転中心RCからの距離が次第に増加する形状とされている。すなわち、第2案内溝92は、操作部材90がR2方向に回転したときに第2移動部82を長尺部材10の先端側に移動させ、操作部材90がR1方向に回転したときに第2移動部82を基端側に移動させるように形成されている。
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態に係る作動部材6によって長尺部材10の先端側を湾曲させる方法を説明する。図6は、長尺部材10の先端側を上向きに湾曲させたときの医療器具2を示す側面断面図である。
術者は、図6に示すように、操作部材90をR2方向に回転させる。すると、第1移動部81は第1案内溝91により案内されて先端側に移動し、第2移動部82も第2案内溝92により案内されて先端側に移動する。このとき、第1案内溝91は、曲率中心が第2案内溝92の曲率中心よりも回転中心RCから離れた位置に設けられ、R1方向に向かうにしたがって第2案内溝92との間隔が広がるように形成されているため、第1移動部81は、第2移動部82よりも先端側に移動する。このため、湾曲部85は先端側に移動されつつ、上向きに湾曲される。湾曲部85が先端側に移動されつつ上向きに湾曲されると、長尺部材10は先端側に移動されつつ、長尺部材10の先端側が上向きに湾曲される。
以上のように、本発明の第2実施形態によれば、押し引き部材80が動作方向を変換されることなく長尺部材10の軸方向に押し引きされることによって、長尺部材10に進退動作かつ湾曲動作を行わせるため、押し引き部材80の進退移動を長尺部材10に効率よく伝達することができる。また、押し引き部材80を操作部材90に巻き付ける必要がないため、医療器具2全体の小型化を図ることができる。
また、操作部材90は、第1移動部81および第2移動部82を軸方向に沿う同一方向にそれぞれ異なる移動量で移動させることが可能に構成されており、第1移動部81および第2移動部82を移動させることによって長尺部材10の進退動作および湾曲動作が行われる。このため、より高性能な作動部材6を提供することができる。
また、第1案内溝91および第2案内溝92が操作部材90の回転中心RCに対して互いに同じ側に設けられているため、操作部材90を小さくすることができ、医療器具2をより小型化することができる。
以下、上述した実施形態の改変例を例示する。
図7(A)〜(D)は、(改変例1)〜(改変例4)に係る医療器具の操作部材90A〜90Dを示す斜視図である。なお、図7(A)〜(D)では、操作部材90A〜90D以外の構成は省略している。
(改変例1)
図7(A)に示す医療器具の操作部材90Aにおいて、第1案内溝91Aおよび第2案内溝92Aは、それぞれ真円の円弧状に形成され、円弧の内側を操作部材90Aの回転中心RCに向けて、当該回転中心RCに対して互いに同じ側に設けられている。
第1案内溝91Aは、第2案内溝92Aの外側に設けられるとともに、曲率中心が回転中心RCから当該第1案内溝91AのR1方向の端部側に離れた位置に設けられている。また、第1案内溝91Aは、R1方向の端部よりもR2方向の端部の方が回転中心RCに近い位置に設けられ、R1方向に向かうにしたがって回転中心RCからの距離が次第に増加する形状とされている。
第2案内溝92Aは、曲率半径が回転中心RCと略同じ位置に設けられ、回転中心RCからの距離が一定となる形状とされている。
この構成によれば、操作部材90AをR1方向に回転させると、第2移動部82は先端側にも基端側にも移動せず、第1移動部81のみが基端側に移動する。これにより、第1延伸部83が基端側に移動するため、湾曲部85が下向きに湾曲し、長尺部材10の先端側が下向きに湾曲する。一方、操作部材90をR2方向に回転させると、第2移動部82は移動せず、第1移動部81のみが先端側に移動するので、湾曲部85が上向きに湾曲し、長尺部材10の先端側が上向きに湾曲する。
(改変例2)
図7(B)に示す医療器具の操作部材90Bは、第1案内溝91Bおよび第2案内溝92BのR2方向の端部が互いに連続して形成された点を除き、(改変例1)の操作部材90Aと同様に構成されている。
この構成によれば、操作部材90Bを回転させたとき、長尺部材10は、(改変例1)の場合と同様に湾曲する。また、第1案内溝91Bと第2案内溝92Bとが連続して形成されるため、各案内溝91B、92Bを形成する際の加工が容易となり、医療器具の製造効率を向上させることができる。
(改変例3)
図7(C)に示す医療器具の操作部材90Cは、回転中心RCが当該操作部材90Cの中心に対して偏心している。この操作部材90Cにおいて、第1案内溝91Cおよび第2案内溝92Cは、それぞれ真円の円弧状に形成され、円弧の内側を回転中心RCに向けて、当該回転中心RCに対して互いに同じ側に設けられている。
第1案内溝91Cは、第2案内溝92Cの外側に設けられるとともに、曲率中心が回転中心RCから当該第1案内溝91CのR1方向の端部側かつ長尺部材10の先端側に離れた位置に設けられている。また、第1案内溝91Cは、R1方向の端部よりもR2方向の端部の方が回転中心RCに近い位置に設けられ、R1方向に向かうにしたがって回転中心RCからの距離が次第に増加する形状とされている。
第2案内溝92Cは、R2方向の端部よりもR1方向の端部の方が回転中心RCに近い位置に設けられ、R1方向に向かうにしたがって回転中心RCからの距離が次第に減少する形状とされている。
この構成によれば、操作部材90CをR1方向に回転させると、第1移動部81が基端側に移動し、第2移動部82が先端側に移動するので、長尺部材10の先端側が下向きに湾曲する。一方、操作部材90をR2方向に回転させると、第1移動部81が先端側に移動し、第2移動部82が基端側に移動するので、長尺部材10の先端側が上向きに湾曲する。
また、操作部材90Cの回転中心RCが偏心しているため、当該回転中心RCが操作部材90Cの中心に位置している場合に比べて、操作部材90Cの回転速度に対する各案内溝91C、92Cの回転速度を大きくすることができ、より少ない操作量で湾曲操作を行うことができる。また、各案内溝91C、92Cの形状を長くすることができ、形状変化を細かくすることで操作感度を高めることができる。
(改変例4)
図7(D)に示す医療器具の操作部材90Dにおいて、第1案内溝91Dおよび第2案内溝92Dは、それぞれ非真円、例えば楕円の円弧状に形成され、円弧の内側を操作部材90Dの回転中心RCに向けて、当該回転中心RCに対して互いに同じ側に設けられている。そして、第1案内溝91Dおよび第2案内溝92Dは、それぞれ位置によって曲率半径が異なり、一端から他端に向かうにしたがって回転中心RCからの距離が増減する形状とされている。
この構成によれば、操作部材90DをR1方向に回転させると、第1移動部81が基端側に移動し、第2移動部82が先端側に移動するので、長尺部材10の先端側が下向きに湾曲する。一方、操作部材90をR2方向に回転させると、第1移動部81が先端側に移動し、第2移動部82が基端側に移動するので、長尺部材10の先端側が上向きに湾曲する。
また、操作部材90Dの回転位置によって、各移動部81、82の移動量を変えることができるので、操作部材90Dの回転中に長尺部材10が湾曲する速さを変化させることができる。
なお、本発明は前述の実施形態や改変例に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、第1移動部31、81に第1案内溝を設け、第2移動部32、82に第2案内溝を設け、操作部材40、90に第1突起および第2突起を設けてもよい。また、第1移動部31、81に第1案内溝を設け、第2移動部32、82に第2突起を設け、操作部材40、90に第1突起および第2案内溝を設けてもよいし、その逆の組み合わせでもよい。
さらに、第1案内溝41、91、91A〜91Dおよび第2案内溝42、92、92A〜92Dは、第1移動部31、81と第2移動部32、82とを長尺部材10の軸方向に沿って相対的に移動可能であれば任意の形状を採用でき、例えば、円弧の外側が操作部材40、90、90A〜90Dの回転中心RCに向いた形状としたり、直線形状としたりしてもよい。
また、第1突起36、86と第2突起37、87は付加部材を介して第1移動部31、81と第2移動部32、82に設けてもよいし、また第1突起36、86と第2突起37、87及び回転中心RCを長尺部材10の長軸上に一致して配置してもよい。
また、第1案内溝41、91、91A〜91Dおよび第2案内溝42、92、92A〜92Dは操作部材40、90、90A〜90Dを貫通せず、凹状に形状付けされていてもよい。
押し引き部材30、80は、接続部39、89を備えなくてもよい。この場合、例えば、各延伸部33、34、83、84を長尺部材10に接続すれば、当該長尺部材10を湾曲させることができる。
また、長尺部材10は、湾曲可能な任意の構成を採用することができる。
1、2 医療器具、
5、6 作動部材、
10 長尺部材、
30、80 押し引き部材、
31、81 第1移動部、
32、82 第2移動部、
33、83 第1延伸部、
34、84 第2延伸部、
36、86 第1突起、
37、87 第2突起、
40、90 操作部材、
41、91 第1案内溝(案内溝)、
42、92 第2案内溝(案内溝)、
70 視認部。

Claims (9)

  1. 可撓性を備える医療用の長尺部材に所定の動作を行わせるための作動部材であって、
    前記長尺部材の軸方向の基端側に配置され、前記長尺部材の軸方向に沿って相対的に移動可能に設けられた第1移動部および第2移動部、前記第1移動部から前記長尺部材の軸方向の先端側へ延伸された第1延伸部、および前記第2移動部から前記長尺部材の軸方向の先端側へ延伸された第2延伸部、を備え、前記第1移動部および前記第2移動部の移動に伴い前記長尺部材の軸方向に押し引きされる押し引き部材と、
    前記長尺部材の軸方向と交差する方向の軸を回転中心として回転可能に設けられ、回転させることによって前記第1移動部および前記第2移動部の移動が操作可能な操作部材と、を有し、
    前記第1移動部と前記操作部材との一方には第1突起が設けられ、前記第1移動部と前記操作部材との他方には、前記第1突起が係合し前記第1移動部の移動を案内する第1案内溝が設けられ、
    前記第2移動部と前記操作部材との一方には第2突起が設けられ、前記第2移動部と前記操作部材との他方には、前記第2突起が係合し前記第2移動部の移動を案内する第2案内溝が設けられ、
    前記押し引き部材は、前記第1案内溝および前記第2案内溝による前記第1移動部および前記第2移動部の移動を前記長尺部材へ伝達することによって前記長尺部材に進退動作および湾曲動作のうち少なくとも湾曲動作を行わせることが可能な作動部材。
  2. 前記操作部材は、前記第1移動部および前記第2移動部を軸方向に沿う逆向きにそれぞれ移動させることが可能に構成されており、前記第1移動部および前記第2移動部を移動させることによって前記長尺部材の湾曲動作が行われる、請求項1に記載の作動部材。
  3. 前記操作部材は、前記第1移動部および前記第2移動部を軸方向に沿う同一方向にそれぞれ異なる移動量で移動させることが可能に構成されており、前記第1移動部および前記第2移動部を移動させることによって前記長尺部材の進退動作および湾曲動作が行われる、請求項1に記載の作動部材。
  4. 前記操作部材は、前記第1移動部に設けられた第1突起が係合する第1案内溝と、前記第2移動部に設けられた第2突起が係合する第2案内溝と、が盤面に形成された円盤状の部材によって構成されており、当該操作部材を回転させることによって前記第1移動部および前記第2移動部の移動が操作可能に設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の作動部材。
  5. 前記第1案内溝および前記第2案内溝は、互いが前記回転中心を挟む位置に設けられている、請求項4に記載の作動部材。
  6. 前記第1案内溝および前記第2案内溝は、前記回転中心に対して互いに同じ側に設けられている、請求項4に記載の作動部材。
  7. 前記操作部材は、前記長尺部材の軸線と直交する軸を回転中心として回転可能に設けられている、請求項1〜6のいずれかに記載の作動部材。
  8. 前記第1移動部および前記第2移動部の移動量を視認によって確認することを可能にする視認部をさらに有する請求項1〜7のいずれかに記載の作動部材。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の作動部材と、
    前記作動部材によって進退動作および湾曲動作のうち少なくとも湾曲動作が行われる可撓性を備える長尺部材と、を備える医療器具。
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