JP2008142199A - 内視鏡および内視鏡の湾曲操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】湾曲部を操作する場合に操作ワイヤにたるみが生じることを防止して良好な操作感を得ることができるとともに、湾曲操作装置の構造の複雑化を防止することが可能な内視鏡および内視鏡の湾曲操作装置を提供する。
【解決手段】湾曲操作装置54は、操作部の外側に突出した状態で回動可能に配設された湾曲操作ノブ72と、この湾曲操作ノブ72に設けられ操作ワイヤ36a,36bの基端が固定されたプーリ74a,74bとを備えている。プーリ74a,74bの中心軸Cpは、湾曲操作ノブ72の中心軸Cbに対して偏心量εだけ偏心した状態にされている。
【選択図】図3
【解決手段】湾曲操作装置54は、操作部の外側に突出した状態で回動可能に配設された湾曲操作ノブ72と、この湾曲操作ノブ72に設けられ操作ワイヤ36a,36bの基端が固定されたプーリ74a,74bとを備えている。プーリ74a,74bの中心軸Cpは、湾曲操作ノブ72の中心軸Cbに対して偏心量εだけ偏心した状態にされている。
【選択図】図3
Description
この発明は、湾曲部および湾曲部を操作するための湾曲操作装置を有する内視鏡、および、内視鏡の湾曲操作装置に関する。
図8および図9に示すように、内視鏡110は、操作部114と、この操作部114に基端側を接続した蛇管部126と、この蛇管部126の先端側に接続して、例えば真っ直ぐの状態から上方向と下方向の2方向に湾曲可能な湾曲部124とで構成される挿入部112と、操作部114および湾曲部124を接続する1対の操作ワイヤ136a,136bとを備えている。なお、湾曲部124を4方向に湾曲させる場合には、2対の操作ワイヤを備えることになる。以下では1対の操作ワイヤの場合について説明する。
図8(A)および図9(A)に示す状態から操作部114のケース152から突出する湾曲操作ノブ172を例えば反時計回り方向に回動させると、湾曲操作ノブ172に固定されたプーリ174が湾曲操作ノブ172の回動中心軸と共通の中心軸Cb回りに回動する。このため、操作ワイヤ136a,136bが図8(B)中の矢印に示す方向にそれぞれ送り出され、および、引き込まれて移動する。すると、図9(B)に示すように湾曲部124が湾曲する。図8(B)および図9(B)に示す状態から更に湾曲操作ノブ172を操作して回動させると、図8(C)および図9(C)に示すように、湾曲部124がさらに湾曲する。
特許文献1に開示されているように、内視鏡の湾曲操作に用いられるプーリの外周面には溝が形成されている。これら溝は、プーリの回動中心から不等距離に変化する軌道を有している。このため、操作ワイヤがプーリの溝に一回転以上巻回される場合、1回転目から2回転目に移る位置で、操作ワイヤが浮き上がることを防止した状態で溝の底面から一回転目の操作ワイヤ上に滑らかに巻回される。
そして、特許文献1に開示された構成では、湾曲操作ノブを回動させると、内装されたプーリが連動して回動し、操作ワイヤの一方は引き込まれ、他方は送り出され、湾曲部が任意の角度に湾曲される。湾曲部を最大限まで湾曲させたとき、操作ワイヤの巻き取り半径は最小となって、湾曲操作に必要な力が重くなることが防止されている。
特開平8−82749号公報
図10には、横軸に湾曲操作ノブ172の回動量(回転角度)を示し、縦軸には操作ワイヤ136a,136bがプーリ174から離反する位置から湾曲部124の基端までの操作ワイヤ136a,136bの距離(経路長変化)を示す。
図8(B)および図8(C)に示すように、湾曲操作ノブ172の回動中心軸と共通の中心軸Cb回りに回動するプーリ174を用いた操作ワイヤ136a,136bの引き込みおよび送り出しの動作においては、図9(B)および図9(C)、更には図10に示すように、湾曲部124の湾曲量が大きくなるほど(送り出し量α2および引き込み量γ2が大きくなればなるほど)操作ワイヤ136a,136bの送り出し側のたるみ(余剰量β2)が大きくなる。すなわち、湾曲部124の湾曲量が大きくなればなるほど、操作ワイヤ136a,136bの送り出し量α2が理想的な送り出し量(=送り量α0+たるみβ0)から大きくずれて、たるみ(余剰量β2)が次第に大きくなる。このため、複数の操作ワイヤ136a,136bを内装している湾曲操作装置では、例えばプーリ174で、大きくたるんだ操作ワイヤ136aを噛んでしまうことがある。また、湾曲部124の湾曲量を小さくする戻り操作を行う際に操作ワイヤ136aがたるんだ状態から急に張力が加えられた状態となることがある。このため、操作ワイヤ136aを介して湾曲操作ノブにその反動が伝達されることがあるなど、湾曲部124を操作する上で機能や操作感に不具合が生じることがある。
また、このような操作ワイヤ136a,136bのたるみを防止するたるみ防止機構やたるみが干渉するのを防止する部材などを付加すると、湾曲操作装置154の構造が複雑になったり、部材が増えるなどの問題がある。
また、特許文献1に開示された構成では、プーリでの操作ワイヤの引き込み、送り出しの動作においては、湾曲部の湾曲量が大きくなればなるほど操作ワイヤの送り出し側のたるみが大きくなる。このため、複数の操作ワイヤを内装する場合、上述したように、湾曲操作をする上で機能や操作感に不具合を生じることがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、湾曲部を湾曲操作する場合に操作ワイヤにたるみが生じることを防止して良好な操作感を得ることができるとともに、湾曲操作装置の構造の複雑化を防止することが可能な内視鏡および内視鏡の湾曲操作装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明に係る内視鏡は、複数の方向に湾曲される湾曲部を有する挿入部と、前記挿入部の基端部側に設けられた操作部と、前記操作部に設けられた湾曲操作装置と、前記湾曲操作装置の操作によって前記湾曲部を湾曲させる操作ワイヤとを備えている。そして、前記湾曲操作装置は、前記操作部に配設された状態でその中心軸を中心として回動操作されるハンドルと、前記ハンドルに設けられ前記操作ワイヤの基端が固定されて巻回された被巻回体とを備え、前記被巻回体の中心軸が、前記ハンドルの中心軸に対して偏心した状態に設けられていることを特徴とする。
このため、湾曲部を湾曲させる際、操作ワイヤのたるみを取るようにハンドルの中心軸の回りに被巻回体の中心軸を移動させることができる。
このため、湾曲部を湾曲させる際、操作ワイヤのたるみを取るようにハンドルの中心軸の回りに被巻回体の中心軸を移動させることができる。
また、前記被巻回体は、円盤状体であり、前記円盤状体の中心軸は、前記湾曲部が真っ直ぐの状態のときに前記ハンドルの中心軸から見て前記湾曲部の基端に最も近接した位置であり、前記湾曲部が湾曲するにつれて前記湾曲部の基端に対して次第に離隔するように、前記ハンドルの中心軸の回りを公転するとともに自転することが好適である。
円盤状体をハンドルの中心軸の回りに公転させるとともに自転させて、操作ワイヤのたるみを取った状態で湾曲部を湾曲させることができる。
また、内視鏡は、前記ハンドルを1つ備え、前記操作ワイヤを1対備え、前記1対の操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように、前記被巻回体を1対備え、前記1対の被巻回体の中心軸が互いに一致することが好適である。
2方向に湾曲する湾曲部を有する内視鏡を提供する場合、湾曲部を湾曲させても、1対の操作ワイヤのたるみを取った状態で湾曲部を湾曲させることができる。
また、内視鏡は、前記ハンドルを少なくとも2つ備え、前記操作ワイヤを少なくとも2対備え、前記少なくとも2対の操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように、前記被巻回体を少なくとも2対備え、前記2対の被巻回体のうち、一方の対の被巻回体の中心軸が互いに一致し、残りの対の被巻回体の中心軸が互いに一致することが好適である。
少なくとも4方向(例えば、上下方向および左右方向の4方向)に湾曲する湾曲部を有する内視鏡を提供する場合、湾曲部を湾曲させても、少なくとも2対の操作ワイヤのたるみを取った状態で湾曲部を湾曲させることができる。
円盤状体をハンドルの中心軸の回りに公転させるとともに自転させて、操作ワイヤのたるみを取った状態で湾曲部を湾曲させることができる。
また、内視鏡は、前記ハンドルを1つ備え、前記操作ワイヤを1対備え、前記1対の操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように、前記被巻回体を1対備え、前記1対の被巻回体の中心軸が互いに一致することが好適である。
2方向に湾曲する湾曲部を有する内視鏡を提供する場合、湾曲部を湾曲させても、1対の操作ワイヤのたるみを取った状態で湾曲部を湾曲させることができる。
また、内視鏡は、前記ハンドルを少なくとも2つ備え、前記操作ワイヤを少なくとも2対備え、前記少なくとも2対の操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように、前記被巻回体を少なくとも2対備え、前記2対の被巻回体のうち、一方の対の被巻回体の中心軸が互いに一致し、残りの対の被巻回体の中心軸が互いに一致することが好適である。
少なくとも4方向(例えば、上下方向および左右方向の4方向)に湾曲する湾曲部を有する内視鏡を提供する場合、湾曲部を湾曲させても、少なくとも2対の操作ワイヤのたるみを取った状態で湾曲部を湾曲させることができる。
また、上記課題を解決するために、この発明に係る、内視鏡の操作部に設けられて、前記内視鏡の挿入部の湾曲部を湾曲させるための複数の操作ワイヤの端部が取り付けられ、前記操作ワイヤを送り出し操作および引き込み操作することにより、前記湾曲部を所定の方向に湾曲させる湾曲操作装置においては、前記湾曲操作装置は、前記操作部の外側に突出した状態でその中心軸を中心として回動可能に配設されたハンドルと、前記ハンドルに設けられ前記操作ワイヤの基端が固定されて巻回された被巻回体とを備え、前記被巻回体の中心軸が、前記ハンドルの中心軸に対して偏心した状態に設けられていることを特徴とする。
このため、湾曲部を湾曲させる際、操作ワイヤのたるみを取るようにハンドルの中心軸の回りに被巻回体、例えば円盤状体等の盤状体の中心軸を移動させることができる。
このため、湾曲部を湾曲させる際、操作ワイヤのたるみを取るようにハンドルの中心軸の回りに被巻回体、例えば円盤状体等の盤状体の中心軸を移動させることができる。
また、前記被巻回体は、円盤状体であり、前記円盤状体の中心軸は、前記湾曲部が真っ直ぐの状態のときに前記ハンドルの中心軸から見て前記湾曲部の基端に最も近接した位置であり、前記湾曲部が湾曲するにつれて前記湾曲部の基端に対して次第に離隔するように、前記ハンドルの中心軸の回りを公転するとともに自転することが好適である。
円盤状体をハンドルの中心軸の回りに公転させるとともに自転させて、操作ワイヤのたるみを取った状態で湾曲部を湾曲させることができる。
円盤状体をハンドルの中心軸の回りに公転させるとともに自転させて、操作ワイヤのたるみを取った状態で湾曲部を湾曲させることができる。
また、前記被巻回体を、前記操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように1対備え、前記1対の被巻回体の中心軸が互いに一致することが好適である。
湾曲部を2方向に湾曲させるように、それぞれの被巻回体に操作ワイヤを巻回することができる。
また、前記被巻回体を、前記少なくとも2対の操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように少なくとも2対備え、前記2対の被巻回体のうち、一方の対の被巻回体の中心軸が互いに一致し、残りの対の被巻回体の中心軸が互いに一致することが好適である。
湾曲部を4方向に湾曲させるように、それぞれの被巻回体に操作ワイヤを巻回することができる。
湾曲部を2方向に湾曲させるように、それぞれの被巻回体に操作ワイヤを巻回することができる。
また、前記被巻回体を、前記少なくとも2対の操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように少なくとも2対備え、前記2対の被巻回体のうち、一方の対の被巻回体の中心軸が互いに一致し、残りの対の被巻回体の中心軸が互いに一致することが好適である。
湾曲部を4方向に湾曲させるように、それぞれの被巻回体に操作ワイヤを巻回することができる。
この発明によれば、湾曲部を湾曲操作する場合に操作ワイヤにたるみが生じることを防止して良好な操作感を得ることができるとともに、湾曲操作装置の構造の複雑化を防止することが可能な内視鏡および内視鏡の湾曲操作装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
第1の実施の形態について図1から図5を用いて説明する。
図1に示すように、内視鏡10は、細長い挿入部12と、この挿入部12の基端部側に配設された操作部14とを備えている。挿入部12は、先端硬質部22と湾曲部24と蛇管部26とを先端側から基端側に向かって順に備えている。
図1に示すように、内視鏡10は、細長い挿入部12と、この挿入部12の基端部側に配設された操作部14とを備えている。挿入部12は、先端硬質部22と湾曲部24と蛇管部26とを先端側から基端側に向かって順に備えている。
図2(A)から図2(C)に示すように、湾曲部24には、略リング状の複数の湾曲コマ34が湾曲部24の軸方向に沿って並設されているとともに互いに対して回動可能に枢支された湾曲管32が配設されている。この湾曲管32の最も先端の湾曲コマ34には、1対の操作ワイヤ36a,36bの先端がそれぞれ固定されている。操作ワイヤ36a,36bは、各湾曲コマ34の内側に配設されたワイヤガイド部(図示せず)にガイドされている。これらワイヤガイド部は、各湾曲コマ34の中心軸線に対して略対向した位置に形成されている。このため、1対の操作ワイヤ36a,36bが後述する湾曲操作ノブ72の回動操作により、その軸方向に移動する(図3(A)から図3(C)に示すように、湾曲操作ノブ72を反時計回りに回動させる状態の場合、一方の操作ワイヤ36aが挿入部12の先端側に送り出され、他方の操作ワイヤ36bが挿入部12の基端側に引き込まれて移動する)と、各湾曲コマ34が力を受ける。したがって、隣接する湾曲コマ34同士が互いに対して回動して湾曲管32が湾曲(屈曲)し、すなわち、湾曲部24が湾曲する。本実施の形態では、湾曲方向は2方向となる。
図1に示すように、操作部14は、操作部本体42と、挿入部12の基端部に設けられた折れ止め44とを備えている。折れ止め44は操作部本体42の下側に配設され、挿入部12の蛇管部26に大きな力が加えられたときにその蛇管部26が屈曲することを防止する。
操作部本体42は、ケース52(図4(A)参照)と、このケース52から湾曲操作ノブ(ハンドル)72の一部が外側に突出するように配設された湾曲操作装置54と、観察光学系や照明光学系などを操作するための複数のスイッチ56とを備えている。ケース52には、術者に把持される把持部62や鉗子チャンネルの基端側開口部64が形成されている。
図4(A)に示すように、湾曲操作装置54は、ケース52からその一部が突出する湾曲操作ノブ(ハンドル)72と、湾曲操作ノブ72に固定されてこの湾曲操作ノブ72と一体で回動する、例えば円盤状などの1対のプーリ(被巻回体)74a,74bとを備えている。なお、湾曲操作ノブ72および1対のプーリ74a,74bからなる組立体を、ケース52の内側にて、このケース52に対して一定の高さ位置に保持する保持基板等の構成については図示を省略する。1対のプーリ74a,74b同士は、同じ形状を有し、一体的に固定され、同一(共通)の中心軸Cpを有する。湾曲操作ノブ72は、操作部14の操作部本体42のケース52から突出した一部が操作者(術者)によって把持されて回動操作される。この湾曲操作ノブ72は、挿入部12の軸方向に対して略直交する方向に設定された中心軸Cbを備えていて、ケース52の内側に配設された保持基板(図示せず)に回動自在に保持されている。この湾曲操作ノブ72には、上述した1対のプーリ74a,74bが、図示しないネジや接着剤等の固定手段により連結されて一体的に固定されて設けられている。なお、これら1対のプーリ74a,74bは、湾曲操作ノブ72の一端側に、湾曲操作ノブ72の製造時に一体物として形成して設けても良い。このとき、1対のプーリ74a,74bの中心軸Cpは、湾曲部24が真っ直ぐに延出された状態(湾曲部24が中立(ニュートラル)の状態という)で、湾曲操作ノブ72の中心軸Cbに対して挿入部12の先端側に偏心量εで示す分だけ偏心されている。
図3(A)から図3(C)に示すように、湾曲操作装置54においては、上述した操作ワイヤ36a,36bの基端はそれぞれプーリ74a,74bに固定されているとともに、プーリ74a,74bの外側の溝76a,76b(図4(A)参照)にそれぞれ巻回されている。そして、操作ワイヤ36a,36bは、挿入部12の先端側に向かって延出されている。このため、湾曲操作ノブ72の回動中心軸と共通の中心軸Cb回りに湾曲操作ノブ72を回動させると、1対のプーリ74a,74bが一緒に回動し、一方の操作ワイヤ36aは送り出され、他方の操作ワイヤ36bは引き込まれる。
なお、図2(A)に示すように、挿入部12が真っ直ぐ(湾曲部24が真っ直ぐのニュートラル)の状態では、プーリ74a,74bの中心軸Cpは、図2(A)および図3(A)に示すように、湾曲部24の基端(挿入部12の先端)に最も近接した位置(符号P1の位置)に配設されている。このとき、湾曲操作ノブ72の回動量(ノブ回動角度)を仮に0度とする。また、湾曲操作ノブ72の回動量は、図2(C)および図3(C)に示す位置(−180度または逆方向の+180度)を上限とすることが好適である。すなわち、図2(C)に示す状態(時計回りに回動操作して場合は逆方向の状態)まで湾曲部24が湾曲する。
なお、図2(A)に示すように、挿入部12が真っ直ぐ(湾曲部24が真っ直ぐのニュートラル)の状態では、プーリ74a,74bの中心軸Cpは、図2(A)および図3(A)に示すように、湾曲部24の基端(挿入部12の先端)に最も近接した位置(符号P1の位置)に配設されている。このとき、湾曲操作ノブ72の回動量(ノブ回動角度)を仮に0度とする。また、湾曲操作ノブ72の回動量は、図2(C)および図3(C)に示す位置(−180度または逆方向の+180度)を上限とすることが好適である。すなわち、図2(C)に示す状態(時計回りに回動操作して場合は逆方向の状態)まで湾曲部24が湾曲する。
次に、この実施の形態に係る作用について説明する。
図2(A)に示すように、湾曲部24が真っ直ぐに延出された状態(1対のプーリ74a,74bの中心軸Cpが湾曲部24の基端に最も近接した位置にある状態)で、図3(A)中の矢印に示す方向に操作ワイヤ36a,36bを、送り出して、または、引き込んで移動させるように湾曲操作ノブ72を例えば90度だけ反時計回り方向に回動させる。プーリ74a,74bは湾曲操作ノブ72に対して偏心量εの分だけ偏心した状態に固定されているので、図4(A)および図4(B)中にプーリ74a,74bの外周側輪郭線を一点鎖線で示すように、湾曲操作ノブ72の中心軸Cbの回りを自転するとともに、偏心量εだけ偏心した中心軸Cpが湾曲操作ノブ72の中心軸Cbの回りを公転する。湾曲操作ノブ72を回動させた場合、プーリ74a,74bの中心軸Cpは、このような偏心した状態での公転により、湾曲部24の湾曲量が大きくなるにつれて、湾曲部24の基端に対して次第に遠位(符号P2の位置)に配置される(図2(B)、図3(B)および図4(B)参照)。このため、操作ワイヤ36a,36bの送り出しと引き込みとによって生じる一方の操作ワイヤ36aのたるみは、プーリ74a,74bの中心軸Cpが湾曲部24の基端に対して遠位側に移動することによって吸収される。
図2(A)に示すように、湾曲部24が真っ直ぐに延出された状態(1対のプーリ74a,74bの中心軸Cpが湾曲部24の基端に最も近接した位置にある状態)で、図3(A)中の矢印に示す方向に操作ワイヤ36a,36bを、送り出して、または、引き込んで移動させるように湾曲操作ノブ72を例えば90度だけ反時計回り方向に回動させる。プーリ74a,74bは湾曲操作ノブ72に対して偏心量εの分だけ偏心した状態に固定されているので、図4(A)および図4(B)中にプーリ74a,74bの外周側輪郭線を一点鎖線で示すように、湾曲操作ノブ72の中心軸Cbの回りを自転するとともに、偏心量εだけ偏心した中心軸Cpが湾曲操作ノブ72の中心軸Cbの回りを公転する。湾曲操作ノブ72を回動させた場合、プーリ74a,74bの中心軸Cpは、このような偏心した状態での公転により、湾曲部24の湾曲量が大きくなるにつれて、湾曲部24の基端に対して次第に遠位(符号P2の位置)に配置される(図2(B)、図3(B)および図4(B)参照)。このため、操作ワイヤ36a,36bの送り出しと引き込みとによって生じる一方の操作ワイヤ36aのたるみは、プーリ74a,74bの中心軸Cpが湾曲部24の基端に対して遠位側に移動することによって吸収される。
図2(C)および図3(C)に示すように、湾曲操作ノブ72をさらに回動させると、プーリ74a,74bの中心軸Cpは、湾曲操作ノブ72の中心軸Cbに対して最初の位置(0度)(図2(A)に示す湾曲部24が真っ直ぐのニュートラルの状態)に対して対称の位置(+180度)(図4(B)中にプーリ74a,74bの外周側輪郭線を二点鎖線で示す位置)に移動する。すなわち、プーリ74a,74bの中心軸Cpが湾曲部24の基端に対して最も遠位側(符号P3の位置)に移動する。このため、操作ワイヤ36a,36bの送り出しと引き込みとによって生じる一方の操作ワイヤ36aのたるみは、プーリ74a,74bの中心軸Cpが湾曲部24の基端に対してさらに遠位側(符号P3の位置)に移動することによって吸収される。
図5に示すように、この実施の形態における湾曲操作装置54を用いると、湾曲操作ノブ72を回動させたときに、一方の操作ワイヤ36aの実際の送り出し量α1は、操作ワイヤ36aにたるみが生じることを防止することが可能な理想的な送り出し量(=送り量α0+たるみβ0)に略近接した送り出し量が得られる。ここで、符号β1は、操作部14や挿入部12の湾曲部24に送り出した一方の操作ワイヤ36aの余剰量(送り出し量α1に対する余り量)を示す。操作ワイヤ36aのたるみ(余剰量β1)は、送り出し量α1に対して理想的送り出し量(=α0+β0)を引き算したものによって得られる。本実施の形態の場合、操作部14内や湾曲部24内において送り出した操作ワイヤ36aの余剰量β1は、図10に示す余剰量β2の状態に比べて大幅に減少する。
すなわち、この実施の形態における湾曲操作装置54を用いると、プーリ74a,74bを用いた操作ワイヤ36a,36bの引き込みおよび送り出しの動作においては、図3(B)および図3(C)、更には図5に示すように、湾曲部24の湾曲量が大きくなっても(送り出し量α1および引き込み量γ1が大きくなっても)操作ワイヤ36a,36bの送り出し側のたるみ(余剰量β1)は小さく、実際の送り出し量α1は理想的送り出し量に略一致する状態を維持する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
湾曲操作ノブ72を回動させて湾曲部24を湾曲させる際、湾曲操作ノブ72に固定した1対のプーリ74a,74bの中心軸Cpを湾曲操作ノブ72の中心軸Cbに対して偏心量εだけずらした位置(偏心させた位置)に配置した。また、そのプーリ74a,74bを湾曲操作ノブ72の中心軸Cb回りに自転させながら公転させることができる。このため、湾曲操作ノブ72を回動させて湾曲部24を湾曲させる際のプーリ74a,74bの中心軸Cpの位置と湾曲部24の基端との間の長さ(経路長)を変化させることができる。特に、湾曲部24が真っ直ぐの状態(ニュートラルの状態)では、プーリ74a,74bの中心軸Cpの位置と湾曲部24の基端との間の長さを最も短くすることができ、湾曲部24が図2(C)に示す状態に湾曲されたときには、プーリ74a,74bの中心軸Cpの位置(符号P3の位置)と湾曲部24の基端との間の長さを最も長くすることができる。
湾曲操作ノブ72を回動させて湾曲部24を湾曲させる際、湾曲操作ノブ72に固定した1対のプーリ74a,74bの中心軸Cpを湾曲操作ノブ72の中心軸Cbに対して偏心量εだけずらした位置(偏心させた位置)に配置した。また、そのプーリ74a,74bを湾曲操作ノブ72の中心軸Cb回りに自転させながら公転させることができる。このため、湾曲操作ノブ72を回動させて湾曲部24を湾曲させる際のプーリ74a,74bの中心軸Cpの位置と湾曲部24の基端との間の長さ(経路長)を変化させることができる。特に、湾曲部24が真っ直ぐの状態(ニュートラルの状態)では、プーリ74a,74bの中心軸Cpの位置と湾曲部24の基端との間の長さを最も短くすることができ、湾曲部24が図2(C)に示す状態に湾曲されたときには、プーリ74a,74bの中心軸Cpの位置(符号P3の位置)と湾曲部24の基端との間の長さを最も長くすることができる。
したがって、湾曲操作ノブ72を回動させて湾曲部24を湾曲させる際、湾曲操作ノブ72の中心軸Cbに対して偏心して固定されたプーリ74a,74bにより、操作ワイヤ36a,36bにたるみが生じることを防止しながら湾曲部24を湾曲させることができる。このため、湾曲部24を大きく湾曲させた状態から小さく湾曲した状態やニュートラルの状態に戻すときに、操作ワイヤ36aのたるみが減少することによって生じる湾曲操作ノブ72に伝達される反動などの影響を極力防止することができる。そうすると、湾曲部24の湾曲操作を行う際に、湾曲操作ノブ72に良好な操作性を得ることができる。
なお、この実施の形態では、挿入部12に蛇管部(軟性チューブ)26を有するものとして説明したが、蛇管部26の代わりに硬質のパイプが配設された構成であることも好適である。
また、プーリ74a,74bは必ずしも円盤状である必要はなく、図5に示すように操作ワイヤ36aのたるみが少なく維持されるのであれば、楕円盤状などであることも好適である。
また、プーリ74a,74bは必ずしも円盤状である必要はなく、図5に示すように操作ワイヤ36aのたるみが少なく維持されるのであれば、楕円盤状などであることも好適である。
次に、第2の実施の形態について図6および図7を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材または同一の作用を有する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図6に示すように、この実施の形態は、第1の実施の形態で説明した湾曲部24の2方向の湾曲を、4方向の湾曲に拡大するものである。
この実施の形態に係る湾曲部24の図示しない湾曲コマには、隣接する湾曲コマ同士を連結するためのアーム(突出部)が、各湾曲コマの周方向で見て、各湾曲コマの一端側では0度,180度の位置に形成され、他端側では90度,270度の位置に形成されている。また、2対の操作ワイヤ(図示せず)のうち、一方の1対は、各湾曲コマの周方向で見て、90度,270度の近傍に形成されたワイヤガイド部によってガイドされ、残りの他の1対は0度,180度の近傍に形成されたワイヤガイド部によってガイドされている。このため、湾曲部24を4つの方向に湾曲可能である。
この実施の形態に係る湾曲部24の図示しない湾曲コマには、隣接する湾曲コマ同士を連結するためのアーム(突出部)が、各湾曲コマの周方向で見て、各湾曲コマの一端側では0度,180度の位置に形成され、他端側では90度,270度の位置に形成されている。また、2対の操作ワイヤ(図示せず)のうち、一方の1対は、各湾曲コマの周方向で見て、90度,270度の近傍に形成されたワイヤガイド部によってガイドされ、残りの他の1対は0度,180度の近傍に形成されたワイヤガイド部によってガイドされている。このため、湾曲部24を4つの方向に湾曲可能である。
図6および図7(A)に示すように、この実施の形態に係る内視鏡10は、操作部14の操作部本体42のケース52から、湾曲操作装置54の湾曲操作ノブ(ハンドル)72の一部が外側に突出するように配設されている。図7(A)に示すように、湾曲操作装置54は、第1の湾曲操作ノブ(ハンドル)72aおよび第2の湾曲操作ノブ(ハンドル)72bと、2対のプーリ(被巻回体)74a,74b,74c,74dとを備えている。
第2の湾曲操作ノブ72bは、第2の湾曲操作ノブ72bの軸部72b1が第1の湾曲操作ノブ72aの中心軸Cbに沿って第1の湾曲操作ノブ72aを貫通するようにし、第1の湾曲操作ノブ72aに対して回動可能に配設されている。これら第1の湾曲操作ノブ72aおよび第2の湾曲操作ノブ72bは、それぞれ独立して回動操作可能である。そして、1対のプーリ74a,74bが第1の湾曲操作ノブ72aの端部に図示しないネジや接着剤等の固定手段により連結されて一体的に固定されて設けられている。残りの1対のプーリ74c,74dが第2の湾曲操作ノブ72bの軸部72b1の端部に図示しないネジや接着剤等の固定手段により連結されて一体的に固定されて設けられている。すなわち、第2の湾曲操作ノブ72bの軸部72b1は、第1の湾曲操作ノブ72aの端部に設けられた1対のプーリ74a,74bの貫通孔78a,78bを貫通している。これら貫通孔78a,78bの中心軸Cbはプーリ74a,74bの中心軸Cpとは、符合εで示す分だけ偏心してずれた位置にある。
これらプーリ74a,74b,74c,74dは、それぞれ円盤状などであることが好適である。特に、2対のプーリ74a,74b,74c,74dのうち、一方の1対のプーリ74a,74bは互いに同一形状に形成されて互いに対して固定され、残り(他方)の1対のプーリ74c,74dは互いに同一形状に形成されて互いに対して固定されている。一方の1対のプーリ74a,74bは、互いに対して共通の中心軸Cpを有する。また、残りの1対のプーリ74c,74dも互いに対して共通の中心軸Cp1を有する。なお、2対のプーリ74a,74b,74c,74dが全て同一形状に形成されていることも好適である。湾曲部24が真っ直ぐの状態のとき、2対のプーリ74a,74b,74c,74dの中心軸Cp,Cp1は一致し、2対のプーリ74a,74b,74c,74dは図7(B)中の実線で示す位置にある。すなわち、2対のプーリ74a,74b,74c,74dの中心軸Cp,Cp1は、湾曲部24の基端に最も近接した位置にある。このため、2対のプーリ74a,74b,74c,74dの中心軸Cp,Cp1は、第1の湾曲操作ノブ72aおよび第2の湾曲操作ノブ72bの中心軸Cbに対してそれぞれ偏心量εだけ偏心されている。
また、各プーリ74a,74b,74c,74dには、操作ワイヤ36a,36b,36c,36dの基端が接続されているとともに、溝76a,76b,76c,76dにそれぞれ巻回されている。そして、操作ワイヤの先端側は上述したように湾曲部24の各湾曲コマのワイヤガイド部を介して最も先端の湾曲コマに配設されているので、第1の湾曲操作ノブ72aおよび第2の湾曲操作ノブ72bを回動操作することにより、湾曲部24を4つの方向に湾曲させることができる。
なお、他の構成や作用効果は第1の実施の形態で説明したものと同様であるので、説明を省略する。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
Cb…湾曲操作ノブの中心軸、Cp…プーリの中心軸、ε…湾曲操作ノブの中心軸Cbに対する1対のプーリの中心軸Cpの偏心量、36a,36b…操作ワイヤ、54…湾曲操作装置、72…湾曲操作ノブ、74a,74b…プーリ
Claims (8)
- 複数の方向に湾曲される湾曲部を有する挿入部と、
前記挿入部の基端部側に設けられた操作部と、
前記操作部に設けられた湾曲操作装置と、
前記湾曲操作装置の操作によって前記湾曲部を湾曲させる操作ワイヤと
を具備する内視鏡において、
前記湾曲操作装置は、
前記操作部に配設された状態でその中心軸を中心として回動操作されるハンドルと、
前記ハンドルに設けられ前記操作ワイヤの基端が固定されて巻回された被巻回体と
を備え、
前記被巻回体の中心軸が、前記ハンドルの中心軸に対して偏心した状態に設けられていることを特徴とする内視鏡。 - 前記被巻回体は、円盤状体であり、
前記円盤状体の中心軸は、前記湾曲部が真っ直ぐの状態のときに前記ハンドルの中心軸から見て前記湾曲部の基端に最も近接した位置であり、前記湾曲部が湾曲するにつれて前記湾曲部の基端に対して次第に離隔するように、前記ハンドルの中心軸の回りを公転するとともに自転することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。 - 前記ハンドルを1つ備え、
前記操作ワイヤを1対備え、
前記1対の操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように、前記被巻回体を1対備え、前記1対の被巻回体の中心軸が互いに一致することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡。 - 前記ハンドルを少なくとも2つ備え、
前記操作ワイヤを少なくとも2対備え、
前記少なくとも2対の操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように、前記被巻回体を少なくとも2対備え、
前記2対の被巻回体のうち、一方の対の被巻回体の中心軸が互いに一致し、残りの対の被巻回体の中心軸が互いに一致することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡。 - 内視鏡の操作部に設けられて、前記内視鏡の挿入部の湾曲部を湾曲させるための複数の操作ワイヤの端部が取り付けられ、前記操作ワイヤを送り出し操作および引き込み操作することにより、前記湾曲部を所定の方向に湾曲させる、内視鏡の湾曲操作装置において、
前記湾曲操作装置は、
前記操作部の外側に突出した状態でその中心軸を中心として回動可能に配設されたハンドルと、
前記ハンドルに設けられ前記操作ワイヤの基端が固定されて巻回された被巻回体と
を備え、
前記被巻回体の中心軸が、前記ハンドルの中心軸に対して偏心した状態に設けられていることを特徴とする内視鏡の湾曲操作装置。 - 前記被巻回体は、円盤状体であり、
前記円盤状体の中心軸は、前記湾曲部が真っ直ぐの状態のときに前記ハンドルの中心軸から見て前記湾曲部の基端に最も近接した位置であり、前記湾曲部が湾曲するにつれて前記湾曲部の基端に対して次第に離隔するように、前記ハンドルの中心軸の回りを公転するとともに自転することを特徴とする請求項5に記載の内視鏡の湾曲操作装置。 - 前記被巻回体を、前記操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように1対備え、前記1対の被巻回体の中心軸が互いに一致することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の内視鏡の湾曲操作装置。
- 前記被巻回体を、前記少なくとも2対の操作ワイヤの基端がそれぞれ1つの被巻回体に固定されるように少なくとも2対備え、
前記2対の被巻回体のうち、一方の対の被巻回体の中心軸が互いに一致し、残りの対の被巻回体の中心軸が互いに一致することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の内視鏡の湾曲操作装置。
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