JP6192938B2 - 三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法 - Google Patents

三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6192938B2
JP6192938B2 JP2013004860A JP2013004860A JP6192938B2 JP 6192938 B2 JP6192938 B2 JP 6192938B2 JP 2013004860 A JP2013004860 A JP 2013004860A JP 2013004860 A JP2013004860 A JP 2013004860A JP 6192938 B2 JP6192938 B2 JP 6192938B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
dimensional
posture
data
synthesis processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013004860A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014137244A (ja
Inventor
裕治 河口
裕治 河口
美徳 佐藤
美徳 佐藤
哲央 遠藤
哲央 遠藤
正宏 本橋
正宏 本橋
誠 畠山
誠 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013004860A priority Critical patent/JP6192938B2/ja
Publication of JP2014137244A publication Critical patent/JP2014137244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6192938B2 publication Critical patent/JP6192938B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明の実施形態は、三次元構造物の非接触計測による三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法に関する。
一般に、リバースエンジニアリングは、図面の無い状態でも、既製品や既設の建造物からアズビルトデータを取得することにより、再製造や改造工事に必要な形状や寸法データを作成する技術である。このようなリバースエンジニアリングにおいては、三次元形状を表した点群データから三次元CADモデルを得る三次元CADシステムなどがある。
なお、三次元形状測定システムにおいて、被測定対象物の三次元表面形状を測定する表面形状測定装置と、被測定対象物の三次元内面形状を測定する内面形状測定装置と、被測定対象物の構造材内部の状態を測定する非破壊測定装置と、この表面形状測定装置、内面形状測定装置、非破壊測定装置によって計測された三次元点群データを入力合成する点群データ変換入力合成装置と、この点群データ変換入力合成装置によって合成処理した点群データから三次元形状を作成する三次元形状変換処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−66169号公報
上述したような技術などでは、対象構造物やその周辺に複数のマーカーを設置して、その設置した複数のマーカーを基準にして計測データの合成を行っている。複数のマーカーを基準にするためには、マーカーを設置する作業が必要であり、そのマーカーを適切な位置に合わせる等の作業に時間がかかり、計測作業の時間が長くなるという課題があった。
また、全ての計測作業(複数の計測位置での計測作業)が終了した後に、取得した計測データの三次元合成処理を行い、対象構造物全体を表す形状データを得ていた。そのため、その合成結果を確認した作業者が、取りこぼしのある位置範囲での計測データを、再度取り直す作業を行わなければならず、作業効率が悪いという課題があった。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、効率的な計測作業で対象構造物の三次元形状データを生成することができる三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法を提供することである。
上記課題を解決するために、実施形態の三次元合成処理システムは、計測対象の構造物の計測を行って当該構造物を三次元に観察可能に表示する三次元合成処理システムである。当該三次元合成処理システムは、複数の計測位置で前記構造物の表面の位置および形状を計測して複数の計測データを取得する三次元計測装置と、前記三次元計測装置の姿勢を計測する姿勢計測装置と、前記三次元計測装置が計測を実行する第1の計測位置と前記第1の計測位置と異なる前記三次元計測装置が計測を実行する第2の計測位置との間の距離、および、前記第2の計測位置から前記第1の計測位置への方向を計測する位置計測装置と、前記複数の計測データに基づいて前記構造物について三次元合成処理する三次元合成処理装置と、前記構造物について三次元合成処理した結果を表示する表示装置と、を備えている。前記三次元合成処理装置は、前記姿勢計測装置により計測された前記姿勢に基づいて姿勢計測情報を生成し、前記位置計測装置により計測された前記距離および前記方向に基づいて位置計測情報を生成する計測状態取得部と、前記複数の計測位置と、前記複数の計測データと、前記姿勢計測情報と、前記位置計測情報とを記憶するデータ記憶部と、いずれかの位置を基準とする座標系を同一座標系とし、前記姿勢計測情報および前記位置計測情報に基づいて前記複数の計測位置の各々を基準とする座標系を前記同一座標系に変換する座標変換を用いて、前記複数の計測データを前記同一座標系を基準とする座標に変換する座標変換部と、前記構造物について前記三次元合成処理した結果として、前記座標変換部により前記同一座標系に変換された前記複数の計測データの座標を前記同一座標系に配置して前記表示装置に出力するデータ合成出力部と、前記同一座標系に前記複数の計測データが座標変換されて配置された有限の評価空間を設定し、当該評価空間について所定の単位の複数のブロックに分割して、前記計測データを所定の面積をもった点群データとして表して、その点群データを二次元平面上に投影した時のその点群データの投影面積を前記二次元平面の面積で除した値としての密度で評価する密度評価部と、前記計測データの前記密度評価に基づいて、前記計測データの密度が所定の閾値よりも低い前記ブロックを抽出し、当該抽出した前記ブロックの範囲にある座標を、前記三次元計測装置を設置すべき位置である提示計測位置として提示する計測位置提示部と、を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、実施形態の三次元合成処理方法は、複数の計測位置で計測対象の構造物の表面の位置および形状を計測して複数の計測データを取得する三次元計測装置と、前記三次元計測装置の姿勢を計測する姿勢計測装置と、異なる前記計測位置での距離および方向を計測する位置計測装置と、前記複数の計測データに基づいて前記構造物について三次元合成処理する三次元合成処理装置と、前記構造物について三次元合成処理した結果を表示する表示装置とを備え、前記構造物の計測を行って前記構造物を三次元に観察可能に表示する三次元合成処理システムに用いられる三次元合成処理方法である。当該三次元合成処理方法は、前記三次元合成処理装置が、前記姿勢計測装置により計測された前記姿勢に基づいて姿勢計測情報を生成し、前記位置計測装置により計測された前記距離および前記方向に基づいて位置計測情報を生成する計測状態取得ステップと、前記三次元合成処理装置が、前記複数の計測位置と、前記複数の計測データと、前記姿勢計測情報と、前記位置計測情報とを記憶するデータ記憶ステップと、前記三次元合成処理装置が、いずれかの位置を基準とする座標系を同一座標系とし、前記姿勢計測情報および前記位置計測情報に基づいて前記複数の計測位置の各々を基準とする座標系を前記同一座標系に変換する座標変換を用いて、前記複数の計測データを前記同一座標系を基準とする座標に変換する座標変換ステップと、前記三次元合成処理装置が、前記構造物について前記三次元合成処理した結果として、前記座標変換ステップにより座標変換された前記複数の計測データを前記同一座標系に配置して前記表示装置に出力するデータ合成出力ステップと、前記三次元合成処理装置が、前記同一座標系に前記複数の計測データが座標変換されて配置された有限の評価空間を設定し、当該評価空間について所定の単位の複数のブロックに分割して、前記計測データを所定の面積をもった点群データとして表して、その点群データを二次元平面上に投影した時のその点群データの投影面積を前記二次元平面の面積で除した値としての密度で評価する密度評価ステップと、前記三次元合成処理装置が、前記密度評価ステップの結果に基づいて、前記計測データの密度が所定の閾値よりも低い前記ブロックを抽出し、当該抽出した前記ブロックの範囲にある座標を、前記三次元計測装置を設置すべき位置である提示計測位置として提示する計測位置提示ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法の実施形態によれば、効率的な計測作業で対象構造物の三次元形状データを生成することができる。
本発明に係る三次元合成処理システムの第1の実施形態の構成を示すブロック図。 計測位置ごとのローカル座標系の関係を示す図。 計測位置ごとのローカル座標系とグローバル座標系の関係を示す図。 第1の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる三次元合成処理フローを示すフロー図。 第1の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる座標変換処理フローを示すフロー図。 第1の実施形態の三次元合成処理システムに用いられるデータ表示処理フローを示すフロー図。 構造物の点群データの一例を示す図。 構造物の点群データの他の一例を示す図。 構造物の三次元合成処理の一例を示す図。 本発明に係る三次元合成処理システムの第2の実施形態の構成を示すブロック図。 第2の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる三次元合成処理フローを示すフロー図。 第2の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる計測位置提示処理フローを示すフロー図。 評価空間におけるブロック分割の一例を示す図。 評価空間における選択ブロックの一例を示す図。 本発明に係る三次元合成処理システムの第3の実施形態の構成を示すブロック図。 第3の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる三次元合成処理フローを示すフロー図。
以下、本発明に係る実施形態の三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法について、図面を参照して具体的に説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複する説明は省略する。ここで説明する下記の実施形態はいずれも、レーザ計測などによる非接触計測を用いた三次元合成処理システムの一例をとりあげて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る三次元合成処理システムの第1の実施形態の構成を示すブロック図である。また、図2は計測位置ごとのローカル座標系の関係を示す図であり、図3は計測位置ごとのローカル座標系とグローバル座標系の関係を示す図である。
また、図4は第1の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる三次元合成処理フローを示すフロー図である。さらに、図5は図1の三次元合成処理システムに用いられる座標変換処理フローを示すフロー図であり、図6は図1の三次元合成処理システムに用いられるデータ表示処理フローを示すフロー図である。また、図7および図8は、構造物の点群データの一例および他の一例を示す図である。図9は、構造物の三次元合成処理の一例を示す図である。
第1の実施形態の三次元合成処理システム1aは、図1に示すように、三次元合成処理装置2a、三次元計測装置11、姿勢計測装置12、位置計測装置13、表示装置14、および入力装置15を備えている。
三次元合成処理システム1aでは、対象構造物5(図2に示す)に対して非接触計測装置(三次元計測装置11)の計測位置を変えて計測データを取得していき、計測位置ごとに取得した計測データを同一座標系(グローバル座標系を含む)に変換する。これにより、同一座標系を基準にして変換された計測データを合成していくことで、対象構造物5の三次元形状データを生成することができる。
三次元計測装置11は、対象構造物5の表面を非接触計測により、対象構造物5の表面の位置および形状を算出するための計測データを取得する装置である。三次元計測装置11は、非接触計測により自身の基準位置をもとに対象構造物5の表面上の距離を測定して、それらの計測データ(例えば点群データ)を得る。これらは、ローカル座標系の(x,y,z)に対応する。なお、接触プローブ等を用いた接触式の計測も三次元計測装置11に適用可能である。
ユーザ(例えば作業者など)が三次元計測装置11の計測位置を変えて、対象構造物5をスキャンして行くことで、三次元合成処理装置2aが対象構造物5の全体の形状データを合成する。そのために、三次元計測装置11は、非接触計測に基づいて、計測位置ごとに三次元計測情報を生成する。三次元計測情報は、いずれの計測位置で計測されたものかを示す計測位置識別子と、座標系と、計測データとを少なくとも含む。
計測位置識別子は、計測位置が特定可能なように一意に定められた識別符号などが付与される。例えば、図2に示すように、計測位置POS#1とされる計測位置識別子は、一意に定められた#1であり、また、計測位置POS#2とされる計測位置識別子は#2である。
座標系は、いずれかのローカル座標系か、または、グローバル座標系かを示す。座標系は、例えば図2に示すローカル座標系#1や、ローカル座標系#2などである。または、図3に示すグローバル座標系である。ここで、ローカル座標系は相対位置による座標系であり、グローバル座標系は絶対位置による座標系であるとする。
計測データはそれぞれの三次元計測装置11の計測位置・姿勢に基づいて、ローカル座標系に従って記録される。それぞれの計測データをつなぎ合わせる(合成する)ためには、図3に示すように、例えば同一座標系としてグローバル座標系に合わせて、それぞれのローカル座標系の相対関係を求める。
すなわち、各計測位置での照合を確認するためのマーカーを設置せずに、各計測位置で取得した計測データをそれぞれのローカル座標系から同一座標系(例えばグローバル座標系)に変換するだけでよい。
計測データは、はじめはローカル座標系での座標データである。例えば、計測データが複数の点群データを含む場合には、複数の座標データである。
三次元計測装置11は、例えば三次元レーザスキャナやステレオビジョンなどを有する。三次元計測装置11が三次元レーザスキャナを有する場合に、三次元レーザスキャナによりその周囲にある対象構造物5にレーザを照射し、三次元計測装置11がその反射波に基づいて計測データを取得する。一つの計測位置に設置された三次元計測装置11は、基準軸を中心に回転しながら対象構造物5の周囲をスキャンニングして、例えば点群データを取得する。
取得される計測データは、例えば点群データ、線データ、面データなである。計測データは、三次元計測装置11を設置して計測した計測位置および姿勢に基づくものであり、ローカル座標系またはグローバル座標系を基準とした座標として取得または変換される。
以下、三次元計測装置11により取得される計測データが点群データの場合を例として説明する。
姿勢計測装置12は、対象の姿勢を計測する装置である。例えば、姿勢計測装置12を姿勢計測する対象に設置して計測を行うことで、対象の姿勢を取得する。姿勢計測装置12は、例えば図1に示す三次元計測装置11の姿勢を計測する。三次元計測装置11の姿勢は、三次元計測装置11により基準とされるローカル座標系について、例えば座標のX軸が所定の方角(例えば北の方角)からどれだけ変位(北の方角から何度)しているかを示す方向、三次元計測装置11からレーザなどを発信する際の仰角(例えばXY平面を基準とする水平方向からの傾き角度)である。
姿勢計測装置12は、例えば三次元磁気センサを備える電子コンパスである。姿勢計測装置12は、三次元磁気センサを用いて地磁気を計測することにより、例えば姿勢として三次元座標のX軸周りの回転角、Y軸周りの回転角、Z軸周りの回転角により定められる情報を取得することができる。
また、姿勢計測装置12は、電子コンパスの代わりに、ジャイロセンサを備えてもよい。具体的には、ジャイロセンサを三次元計測装置11に設置して、姿勢計測装置12はジャイロセンサから出力される角加速度データを計測する。姿勢計測装置12が計測された角加速度データを用いて、三次元計測装置11がどちらの方向にどれだけ回転したかを積分計算することにより姿勢を算出してもよい。
姿勢計測装置12は、姿勢計測の結果を、逐次、三次元合成処理装置2aの計測状態取得部21へ出力する。
位置計測装置13は、位置計測を行うための装置である。位置計測の方法として、例えば2点間の対象の位置を計測する方法(相対的な位置計測)や、三次元計測装置11の各々の計測位置での絶対位置を計測する方法(絶対的な位置計測)などが用いられる。
位置計測装置13は、例えばレーザ距離計や超音波距離計、ステレオビジョンなどに、さらに、方向(方位)を計測する装置を取り付けた構成である。また、位置計測装置13が、GPS(Global Positioning System)センサを有する構成であってもよい。
位置計測装置13による方向の計測は、例えば取り付けた位置計測装置13が有する方向計測機能(方向計測計)にて計測する。計測した距離と計測方向の情報から、三次元計測装置11の相対的な計測位置を算出する。
この方法に限らず、加速度センサやジャイロセンサなどを三次元計測装置11に取り付けて計測し続け、三次元計測装置11の現在の計測位置までの角加速度などを積分する周知の方法で、三次元計測装置11の計測位置を算出してもよい。ただし、この方法では、相対的な計測位置の関係がわかるだけであるため、最初に三次元形状計測を行ったときのローカル座標系を基準とする同一座標系として、点群データを同一座標系に変換していく。また、ローカル座標系をグローバル座標系に変換してもよい。
位置計測装置13は、位置計測の結果を、逐次、三次元合成処理装置2aの計測状態取得部21へ出力する。
表示装置14は、三次元合成処理装置2aに記憶された点群データや、その他のデータなどを表示する。表示装置14は、例えばモニタなどである。
入力装置15は、三次元合成処理装置2aの設定入力、入力操作などを行うための装置である。入力装置15は、例えばキーボード、マウスなどを備え、また、タッチパネル等の入力操作機器を備えてもよい。
三次元合成処理装置2aは、図1に示すように、計測状態取得部21、座標変換部22、座標変換行列補正部23、データ記憶部24、およびデータ合成出力部25を有する。
計測状態取得部21は、姿勢計測装置12および位置計測装置13から三次元計測装置11が設置された姿勢(姿勢計測の結果)および位置(位置計測の結果)を取得する。計測状態取得部21は、取得した姿勢計測および位置計測の結果に基づいて、姿勢計測情報および位置計測情報を生成する。なお、三次元計測装置11が設置された位置で点群データが三次元計測装置11により計測された場合には、その位置が一つの計測位置となる。
データ記憶部24には、計測位置ごとに、複数の点群データと、姿勢計測情報と、位置計測情報とが関連付けられて記憶される。
計測状態取得部21は、計測位置ごとに、点群データをそれぞれの三次元計測装置11の姿勢および位置に関する情報(姿勢計測情報および位置計測情報)に関連付けてデータ記憶部24に格納する。すなわち、ローカル座標系に従って、座標データが格納されることになる。
例えば、図2に示す計測位置POS#1におけるローカル座標系#1を基準として、三次元計測装置11により点群データData#1(図7に示す)が取得された場合に、計測状態取得部21は、これらのデータを含む三次元計測情報と、姿勢計測情報とを関連付けて、データ記憶部24に格納する。
また、図2に示す計測位置POS#2におけるローカル座標系#2を基準として、三次元計測装置11により点群データData#2(図8に示す)が取得された場合に、計測状態取得部21は、これらのデータを含む三次元計測情報と、姿勢計測情報とを関連付けて、データ記憶部24に格納する。なお、任意の計測位置POS#nで計測した、ローカル座標系#nを基準とする点群データをData#n(nは複数に対応する)のように記す。
また、位置計測装置13により計測位置POS#1および計測位置POS#2に基づいた位置計測が行われると、計測状態取得部21は、前述した三次元計測情報と、姿勢計測情報との関連付けに加えて、位置計測情報を関連付けて、データ記憶部24に格納する。
以上により、データ記憶部24には、計測位置POS#1におけるローカル座標系#1での点群データData#1、計測位置POS#2におけるローカル座標系#2での点群データData#2などを含む三次元計測情報と、これらの各々に関連付けられた姿勢計測情報および位置計測情報が記憶される。
座標変換部22は、計測位置ごとの姿勢計測情報および位置計測情報に基づいて、同一座標系に変換するための座標変換行列Fを算出し、異なるローカル座標系の点群データを同一座標系の点群データに変換する。すなわち、データ記憶部24に記憶された複数の点群データについて、座標変換部22により同一座標系に座標変換される。
座標変換行列補正部23は、座標変換部22により算出された座標変換行列Fの補正を行う。座標変換行列補正部23による補正方法は、詳しくは後述する。
データ合成出力部25は、座標変換部22による点群データの同一座標系への変換に基づいて、同一座標系を基準とする点群データを配置する。
その変換後の複数の点群データが、データ合成出力部25により同一座標系に基づいて三次元配置される。データ合成出力部25は、配置した点群データを表示装置14に出力する。この結果、対象構造物5が三次元合成処理された画像が表示装置14に表示される。なお、データ合成出力部25は、三次元合成処理した結果をデータ記憶部24に格納してもよい。
ここで、座標変換部22による座標変換の一つの方法としては、例えば図2に示す計測位置POS#1に基づくローカル座標系#1(原点O)を同一座標系として、計測位置POS#2に基づくローカル座標系#2(原点O)を座標変換する方法である。図2に示すように、同一座標系としてローカル座標系#1に合わせて、それぞれのローカル座標系の相対関係から座標変換する。姿勢(基準方向からのX軸のずれ量など)に関する情報を含む姿勢計測情報、計測位置POS#1と計測位置POS#2との距離L12および方向などを含む位置計測情報を用いて、座標変換する。なお、計測位置POS#1と計測位置POS#2との距離L12は、ローカル座標系#1の原点Oとローカル座標系#2の原点Oとの間の相対距離に対応する。
また、座標変換部22による座標変換の他の一つの方法としては、例えば図3に示す計測位置POS#1に基づくローカル座標系#1および計測位置POS#2に基づくローカル座標系#2を、グローバル座標系を基準にする同一座標系として、座標変換する方法である。図3に示すように、グローバル座標系の原点Ogとローカル座標系#1の原点Oとの距離Lg1、グローバル座標系の原点Ogとローカル座標系#2の原点Oとの距離Lg2、それぞれの姿勢のずれなどが座標変換のために用いられる。
なお、位置計測装置13としてGPSセンサを用いる場合には、GPSセンサが三次元計測装置11に設けられる。このGPSセンサがGPS衛星からのGPS電波を受信することにより、三次元計測装置11の位置を計測することができる。この方法では、三次元計測装置11の絶対的な位置(グローバル座標系での位置)の取得が可能である。
次に、図4に示す三次元合成処理システム1aに用いられる三次元合成処理フローについて、図1を参照しながら説明する。
はじめに、三次元計測装置11が対象構造物5を計測可能な計測位置に設置された後に、姿勢計測装置12により姿勢計測が行われ、位置計測装置13により位置計測が行われる(ステップS1)。
次に、三次元計測装置11により計測が開始されると、対象構造物5がスキャンされて、計測状態取得部21は三次元計測装置11から点群データを取得する(ステップS2)。
次に、計測状態取得部21は、姿勢計測装置12から三次元計測装置11の姿勢を取得する(ステップS3)。なお、三次元計測装置11の姿勢を計測することが可能であれば、ステップS2とステップS3の順序は相互に入れ替えてもよい。
次に、計測状態取得部21は、位置計測装置13から三次元計測装置11の計測位置を取得する(ステップS4)。例えば、位置計測装置13として、レーザ距離計やステレオビジョンを用いる場合には、直前の三次元計測装置の計測位置(例えば計測位置POS#1)から、現在の三次元計測装置の計測位置(例えば計測位置POS#2)までの距離L12やその方向が取得される。
次に、座標変換部22は、計測した点群データを同一座標系(例えばグローバル座標系)に変換するための座標変換行列Fを算出し、点群データの座標変換を行う(ステップS5)。
ここで、ステップS5における点群データの座標変換方法について詳細に説明する。まず、任意の計測位置でのローカル座標系での座標を(x,y,z)、グローバル座標系での座標を(xg,y,z)とすると、(数1)におけるFが求める座標変換行列である。
Figure 0006192938
ここで、座標変換行列Fは、(数2)とする。
Figure 0006192938
で表される4×4行列(f11〜f34等は、行列の要素である)とする。
Figure 0006192938
ここで、Rを回転行列、tを並進ベクトルとすると、座標変換行列Fは、(数3)のように表される。
以下、図5を参照しながら、ステップS5の座標変換処理について詳細なフローを説明する。また、以降の説明において、図7および図8に示す構造物の点群データの一例および他の一例と、図9に示す構造物の三次元合成処理の一例を用いる。
はじめに、座標変換部22は、計測位置ごとに、姿勢計測情報を用いて、ローカル座標系をグローバル座標系と同じ姿勢に変換する回転行列Rを算出する(ステップS501)。
次に、座標変換部22は、計測位置ごとに、位置計測情報を用いて、並進ベクトルtを算出する(ステップS502)。
これにより、座標変換部22は、計測位置ごとに、算出した回転行列Rおよび並進ベクトルtに基づいて座標変換行列Fを算出し、この座標変換行列Fを用いて、計測した点群データの座標変換を行う(ステップS503)。
例えば、座標変換部22は、座標変換行列Fを用いて、ローカル座標系を基準とする点群データを、グローバル座標系を基準とする点群データに座標変換する。これにより、図7および図8に示すローカル座標系#1および#2を基準とする点群データData#1および#2を、図9に示すグローバル座標系を基準とする点群データGDataに座標変換することができる。
すなわち、複数の計測位置で計測した点群データData#1〜#n(nは複数に対応する)を、同一座標系(本例はグローバル座標系)を基準とする座標に変換することができるため、図9に示すように、これらの同一座標系を基準とする点群データGDataを用いて、容易に三次元合成処理することができる。
以上で、ステップS5の座標変換処理が終了する。
次に、データ合成出力部25は、同一座標系を基準とする座標へ変換された点群データGDataを表示装置14に表示する(ステップS6)。
ここで、図6を参照しながら、ステップS6の点群データ表示処理について詳細なフローを説明する。
はじめに、入力装置15から表示する点群データGDataが選択される(ステップS601)。例えば、ユーザは、入力装置15を介して、1箇所目の計測位置で取得した点群データGData、2箇所目の計測位置で取得した点群データGDataなどの取得した全ての点群データGDataから、表示する点群データGDataを選択する。
次に、入力装置15から選択した点群データGDataの表示方法が選択される(ステップS602)。
次に、表示装置14は、選択された表示方法に応じて、点群データGDataを表示する(ステップS603)。
例えば、ユーザが、入力装置15を介して、取得した点群データGDataを二次元平面上に投影して表示する二次元表示方法、または、取得した点群データGDataを三次元的に俯瞰(観察)して表示する三次元表示方法が選択可能である。
二次元表示方法が選択された場合には、データ合成出力部25は、任意の高さ(Z座標)位置に存在する点群データGDataを抽出し、例えば点群データGDataを二次元平面(XY平面、XZ平面など)上に投影した画像を表示装置14に表示する。ユーザの入力に応じて、表示する高さ位置を任意に変更可能としてもよい。
また、三次元表示方法が選択された場合には、データ合成出力部25は、グローバル座標系に任意の視点を設定し、その視点から点群データGDataを観察した画像を表示装置14に表示する。このとき、最初の視点の位置を新しく計測した点群データGDataのローカル座標系の原点の位置にしておくことで、新しく計測した点群データGDataの確認を瞬時に行うことができる。また、ユーザの入力に応じて、視点の位置や視線方向を任意に変更可能としてもよい。
以上で、ステップS6の点群データ表示処理が終了する。
次に、座標変換行列補正部23は、算出された座標変換行列Fを補正する(ステップS7)。
例えば、姿勢計測装置12や位置計測装置13で計測したデータには、位置ずれによる誤差が含まれている場合がある。位置ずれによる誤差が含まれる場合には、座標変換部22にて、正しい座標変換行列Fを算出できない場合がある。そのため、計測した点群データData#nを座標変換した結果と、これまでに計測した点群データGDataの位置ずれが大きい場合には、それぞれのデータの間の位置合わせを行い、グローバル座標系への座標変換行列Fを補正する必要がある。
ユーザは、点群データGDataの表示画面を確認し、位置ずれが確認された場合には、ステップS7にて位置合わせを行い、座標変換行列Fを補正する。位置ずれの確認方法は、例えば、新しく取得した点群データGDataとこれまでに計測した点群データGDataの表示色を変えて、表示装置14に表示する。
点群データの位置合わせは、例えば、周知の技術であるICP(Iterative Closest Point)法と呼ばれる位置合わせ手法を用いることができる。ICP法は、位置合わせを行うそれぞれの点群データについて、最近傍頂点間距離の二乗和を反復計算により最小化(収束)させることで、位置合わせを行うものである。それぞれの点群データの位置ずれが大きい場合には、反復計算の計算処理が大きく、収束するまでに非常に長い計算時間が必要であり、位置ずれが大きいと局所解に陥りやすいという課題がある。一方、それぞれの点群データの位置ずれが小さい場合には、短い計算時間で最適解に収束する。
ステップS7の処理終了後、図4に示すステップS1〜S7を繰り返し実行する。なお、点群データを取得するための計測作業の終了後は、図示しない計測終了の処理となり、本三次元合成処理フローを終了する。
第1の実施形態では、座標変換による点群データ間の位置ずれが小さくなっているため、短い計算時間で最適解に収束し、座標変換行列を補正することができる。つまり、点群データを計測した計測位置が離れていても、局所解に陥らず、短い計算時間で位置合わせを行うことができる。また、いくつかの拘束条件を加えることでICP法での収束までの計算時間をさらに短縮することができる。
例えば、床面をXY平面とすると、三次元計測装置11が床面に水平に設置される場合、回転行列RはZ軸周りの回転量θを求める問題、すなわち(数4)に示す座標変換行列Fbを求めることと等しくなり、計算時間を短縮できる。なお、(数4)に示す行列の要素f14、f24、f34は、(数2)に示す行列の対応する要素である。
Figure 0006192938
また、並進ベクトルtが正しい解である場合には回転行列Rのみを求める問題に、回転行列Rが正しい解である場合には並進ベクトルtのみを求める問題にそれぞれ簡略化できるため、反復計算の計算時間をさらに短縮することができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、計測した三次元合成処理による形状データを現場にて確認するために、マーカーを設置せずに計測作業を実施することができる。
また、第1の実施形態によれば、計測作業を実施している現場にて、新たな計測位置で計測した点群データを同一座標系に瞬時に変換し、また、既に異なる計測位置で計測した点群データを同じく同一座標系に変換したデータを用いて、直ちに三次元合成処理することができる。これにより、対象構造物に対して計測作業を行った直後に合成した形状データを短時間で確認することができる。作業者が点群データの取得状況をその場で直ちに確認することができるため、計測データの取りこぼしを低減させることができる。
1つの計測位置における計測作業ごとに、順次三次元合成処理を行うことができるため、その対象構造物全体の形状データを確認しながら、計測作業を進めることができる。これにより、効率的に計測作業を進めることができるため、所望の対象構造物全体の形状データをより短い作業時間で取得することができる。
[第2の実施形態]
図10は、本発明に係る三次元合成処理システムの第2の実施形態の構成を示すブロック図である。また、図11は、第2の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる三次元合成処理フローを示すフロー図である。さらに、図12は、第2の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる計測位置提示処理フローを示すフロー図である。図13は評価空間におけるブロック分割の一例を示す図であり、図14は評価空間における選択ブロックの一例を示す図である。
図10に示す三次元合成処理システム1bは、図1に示す三次元合成処理システム1aの構成に加えて可視画像撮影装置16を備え、また、三次元合成処理装置2bが計測位置提示部26および密度評価部27をさらに有する構成である。
計測位置提示部26は、手動または自動による方法により、三次元計測装置11を設置する計測位置をユーザに提示することができる。手動による方法は、入力装置15を介して、ユーザが所望の計測位置を設定する等である。また、自動による方法は、以降で説明する密度評価部27による密度評価を用いる場合である。
密度評価部27は、同一座標系に配置された計測データ(例えば点群データGData)に基づいて、所定の空間(以降で説明する評価空間100)をブロック101ごとに区分して、点群データGDataの密度評価を行う。密度評価とは、例えば対象構造物5について計測された点群データGDataが、対象構造物5の形状を三次元的に観察するために十分なデータ量かを判断するための指標である。
以下、図11に示す第2の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる三次元合成処理フローについて説明する。
三次元合成処理装置1bの計測位置提示部26は、三次元計測装置11を設置する計測位置を提示する(ステップS20)。具体的には、ユーザが、入力装置15を介して、三次元計測装置11を設置する設定位置(計測位置)を設定する。三次元計測装置11の設定位置は、例えば表示装置14で点群データGDataなどを表示している画面上で、設置したい位置に対応するポイントに入力装置15のマウスカーソルを合わせてクリックすることで設定される。
また、いくつかの計測位置で点群データGDataを取得した後には、以下に説明するように、三次元計測装置11により計測して得られた点群データGDataの密度評価を行い、その密度評価に基づいた三次元計測装置11の提示計測位置に計測位置112を設定することができる。
以下、図12に示す第2の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる計測位置提示処理フローを、図13および図14を参照しながら説明する。
はじめに、入力装置15から対象構造物5の評価空間100が設定される(ステップS901)。
例えば、ユーザが、入力装置15を介して、対象構造物5のおおよそのサイズがわかる場合にはそのサイズを指定し、不明な場合には測りたい空間のサイズをある基準点からのサイズとして指定するなどである。これにより、図13に示すように、密度評価部27は、指定されたサイズに応じて、二次元マップ上の領域もしくは三次元空間として評価空間100を設定する。
ここで、評価空間100とは、同一座標系に点群データGDataが座標変換されて配置されて、点群データGDataを含むように設定される有限の空間である。密度評価部27は、この評価空間100について所定の単位の複数のブロック101に分割して、点群データGDataの密度評価を行う。
次に、入力装置15から密度下限値が指定されると、密度評価部27は、その指定値を密度下限値として設定する(ステップS902)。なお、予め密度下限値等をデータ記憶部24に記憶させもよい。
次に、密度評価部27は、設定した評価空間100を複数のブロック101に分割する(ステップS903)。
図13に示す評価空間100は、例えば複数の点群データGDataと、現在の計測位置111を含んでいる。図13は、この評価空間100を複数のブロック101に分割し、そのXY平面(XZ平面等でもよい)に投影した図である。また、図14に、評価空間100に加えて、図に示す点線内を対象ブロック120として示す。
次に、密度評価部27は、分割した複数のブロック101の中から、例えば現在の計測位置111を含むブロック101とその周辺に位置する周辺ブロック101とを対象ブロック120として選択する(ステップS904)。
次に、密度評価部27は、対象ブロック120内の点群データGDataの密度を算出する(ステップS905)。点群データGDataの密度は、例えば、点群データGDataを二次元平面上に投影したときの面積を、投影した平面の面積で除した値や、点群データGDataを含むブロックの体積を選択した対象ブロック120の体積で除した値などである。
次に、密度評価部27は、点群データGDataの密度が設定した密度下限値より小さいか否かを判定する(ステップS906)。
点群データGDataの密度が設定した密度下限値より小さい場合に(ステップS906のYES)、密度評価部27は、ステップS907へ処理を進める。一方、点群データの密度が設定した密度下限値以上である場合には、ステップS908へ処理を進める。
密度評価部27は、点群データGDataの密度が設定した密度下限値より小さい選択ブロック130を未取得空間として抽出する(ステップS907)。すなわち、未取得空間は、点群データGDataの密度が密度下限値より小さいブロック101である。なお、図14では、未取得空間を示す選択ブロック130を斜線で示す。
密度評価部27は、評価空間100の全てのブロック101が対象ブロック120として選択されたか否かを判定する(ステップS908)。全てのブロック101が対象ブロック120として選択された場合に(ステップS908のYES)、密度評価部27は、ステップS909へ処理を進める。
全てのブロック101が対象ブロック120として選択されていない場合に(ステップS908のNO)、密度評価部27は、ステップS904へ処理を戻す。
次に、密度評価部27は、抽出した未取得空間のうち、点群データGDataの密度が最も小さいブロック101内の位置を計測位置112として選択(または抽出)し、計測位置提示部26はこの選択された計測位置112をユーザに提示する(ステップS909)。
これにより、密度評価部27は、点群データGDataの密度評価に基づいて、点群データGDataの密度が小さいブロック101を抽出し、当該抽出したブロック101の範囲にある座標を、三次元計測装置11を設置すべき計測位置112として抽出する。
また、計測位置提示部26が、これらの処理で抽出した未取得空間の位置を表示装置14の画面上に表示して、ユーザの入力に応じて、未取得空間の中から計測位置112を選択することで計測位置112を設定してもよい。
例えば、計測位置提示部26は、表示装置14に表示している点群データGDataの画面上において、設定した計測位置112に目印を表示する。表示装置14への点群データGDataの表示方法が、三次元表示の場合、ユーザは任意の視点、視線方向に変更することができ、この目印の位置を詳細に確認することができる。
また、点群データGDataの表示画面に目印を表示する方法に限らず、三次元計測装置11を設置する位置をカメラなどの可視画像撮影装置16を用いて撮影してもよい。そして、撮影した画像上において、設定した計測位置112に相当する画面上の位置に目印を表示して、三次元計測装置11の計測位置を提示してもよい。例えば、可視画像撮影装置16で撮影して得られる画像データは、静止画像データ、もしくは動画像データである。
データ合成出力部25は、三次元計測装置11の計測位置112を表示したときの表示画像と、表示している点群データGDataの画像と、可視画像撮影装置16により同じ視線方向から三次元計測装置11を設置する位置を撮影された画像との対応付けを行う。データ合成出力部25は、この対応付けた画像を表示装置14に出力する。
これにより、ユーザは、撮影画像上のどの画素が計測位置112に相当するかを検出し、その位置に目印を表示することができる。このとき、表示装置14に表示されている点群データGDataの画像を、撮影した画像に重ね合わせて表示することも可能であり、重ね合わせた画像を見ることで同じ方向から撮影できているかを判別することも可能である。
また、撮影装置で撮影した画像上に三次元計測装置11の計測位置112を表示しているときに、その表示されている計測位置112へユーザまたは目印などが移動したことを検知して、ユーザに通知することで計測位置112を提示してもよい。ユーザまたは目印が計測位置112に移動したことを検知する手段としては、例えば、周知の画像処理技術を用いてユーザまたは目印の位置を検出し、計測位置112と同じ位置にいるかを判別してもよい。
周知の画像処理技術によるユーザの位置の検出手段としては、例えばユーザの参照画像を用意しておき、参照画像と撮影画像のブロックマッチングを行ってユーザの位置を検出する。または、ユーザを表す特徴量(例えばHOG特徴量)をあらかじめ学習しておき、学習した特徴量と合致する領域を探索することでユーザの位置を検出することができる。
この他、ユーザは撮影画像上で見えが変化するため、ユーザを直接検出する方法では検出できない場合も考えられる。そこで、画像上での見えが変化せず、人物領域を検出するよりも容易に検出可能な目印となる物体、例えば、チェッカーボードや棒、をユーザが持って移動することで、画像処理技術によりその位置を容易に検出でき、ユーザの位置検出精度を上げることもできる。
ユーザへの通知方法としては、例えば、アラーム音を一定間隔で鳴らすようにしておき、ユーザが計測位置112に近づくと、その間隔を短くし、逆に計測位置112から遠ざかると間隔を長くすることにより通知する。
ユーザが計測位置112に移動したとき、すなわち、検出した人物の位置と計測位置112の画像上でのずれが閾値以内となったときには、別のアラーム音や音声を流すことで計測位置112に移動したことを通知する。
以上が、ステップS20に示す計測位置提示処理の説明である。
このステップS20の後、計測位置112として提示された位置(提示計測位置)に三次元計測装置11が移動された後に、点群データData#nを取得するためのスキャン(計測)が開始され(ステップS21)、前述したステップS2〜S7と同様に、ステップS22〜S27の処理が行われる。以降は、計測作業を終了するまで、ステップS20〜S27が繰り返し実行される。
なお、ステップS24において、三次元計測装置11の計測位置の取得を行うが、このとき、第1の実施形態と同様に、位置計測装置13を用いて三次元計測装置11の計測位置の取得する方法に限らず、計測位置提示部26で設定した三次元計測装置11の提示計測位置を、現在の計測位置として取得してもよい。この場合、三次元計測装置11の計測位置を計測する作業が必要なくなるため、作業効率が向上する。
第2の実施形態によれば、三次元計測装置を設置すべき計測位置をユーザに提示することができ、計測作業の効率を向上させることができる。また、取得した計測データの密度評価により効率的に不足する計測データの計測位置を検索することができ、計測データの取りこぼしを低減することができる。
[第3の実施形態]
図15は、本発明に係る三次元合成処理システムの第3の実施形態の構成を示すブロック図である。また、図16は、第3の実施形態の三次元合成処理システムに用いられる三次元合成処理フローを示すフロー図である。
図15に示す三次元合成処理システム1cは、図1に示す三次元合成処理システム1aの構成に加えて姿勢自動制御装置17を備え、また、三次元合成処理装置2cが計測位置提示部26および初期姿勢設定部28をさらに有する構成である。
初期姿勢設定部28では、三次元計測装置11の初期姿勢を設定する。初期姿勢とは、三次元計測装置11が計測位置に設置された場合における、スキャン直前の三次元計測装置11の姿勢である。例えば、スキャン直前に、三次元計測装置11の回転の基準軸(Z方向:重力方向とする)と直行するX軸がどの方向にあるかなどである。なお、この場合に、スキャン直前の三次元計測装置11の姿勢は、所定の基準に対して同じであるとする。
以下、図15を参照しながら、図16に示す三次元合成処理方法を示すフローについて説明する。なお、図16に示すフローのステップS31〜S33、S35〜S39は、各々、図11に示すステップS20、S21、S23、S22およびS24〜S27と同じ処理である。ここでは、図16に示す同じ処理のステップについては説明を省くものとする。
ステップS30では、ユーザの入力を受け付け、三次元計測装置11で計測を行う際の初期姿勢を設定する。例えば、三次元計測装置11の初期姿勢を北向きの方位に設定する。
ステップS34では、姿勢自動制御装置17が、三次元計測装置11の姿勢をステップS30で設定した初期姿勢と同じになるように調整する。
ステップS39の座標変換補正処理後、ステップS31に戻って、繰り返し計測が実行されるか、または、図示しないステップ等であるが、ユーザの指定により計測が終了する。
計測状態取得部21は、三次元計測装置11に設置された姿勢計測装置12から計測された姿勢を取得しながら、初期姿勢設定部28により設定された初期姿勢と計測された姿勢との基準軸(例えばX軸)の角度のずれ量を算出する。
例えば、計測状態取得部21は、この基準軸の角度のずれ量を表示装置14に出力(通知)する。ユーザは、このずれ量が所定の閾値以内に収まるように三次元計測装置11の姿勢を調整することができる。
また、計測状態取得部21は、姿勢計測装置12により計測した姿勢が設定した初期姿勢と一致する方向である場合、すなわち角度のずれ量が小さくなる方向(初期姿勢に近づいている方向)であることを通知する。また、初期姿勢と一致した、すなわち現在の姿勢と初期姿勢の角度のずれ量が閾値以内に収まったときには一致したことを通知する。
これらの通知方法としては、表示装置14に出力するだけでなく、例えばアラーム音を一定間隔で鳴らすようにしておき、三次元計測装置11の姿勢が設定した初期姿勢に近づいたとき、すなわち計測した姿勢と初期姿勢の角度のずれ量が小さくなったときには、例えばアラーム音を鳴らす間隔を短くする。逆に、三次元計測装置11の姿勢が設定した初期姿勢から遠くなったとき、すなわち計測した姿勢と初期姿勢の角度のずれ量が大きくなったときには、アラーム音を鳴らす間隔を長くする等である。
三次元計測装置11の姿勢が初期姿勢と一致したとき、すなわち計測した姿勢と初期姿勢の角度のずれ量が閾値以内に収まったときには、別のアラーム音や音声を流すことで通知する等の聴覚で認識可能な手段を用いてもよい。
また、三次元計測装置11の姿勢をユーザが調整する方法に限らず、姿勢自動制御装置17が姿勢を初期姿勢や設定した姿勢に調整することができるようにしてもよい。この場合、姿勢自動制御装置17は、三次元計測装置11の座標系の3軸の回転や移動などをモータ制御する手段などを有する。
例えば、姿勢自動制御装置17に三次元計測装置11を搭載可能とする。姿勢自動制御装置17は、初期姿勢と姿勢計測装置12により計測された姿勢との角度のずれ量を算出する。姿勢自動制御装置17は、その角度のずれ量に応じて、所定の座標軸を回転させる回転量を制御することにより、三次元計測装置11の姿勢を初期姿勢に合わせる。
本実施形態では、三次元計測装置11の計測位置での初期姿勢を、グローバル座標系を基準とする姿勢と一致させることで、ステップS37で算出する座標変換行列Fは、(数5)に示すように簡単化できる。
Figure 0006192938
すなわち、三次元計測装置11の計測位置ごとの初期姿勢をグローバル座標系を基準とする姿勢に合わせて計測する場合に、座標変換部22が取得した点群データをグローバル座標系に座標変換するためには、並進ベクトルt=(f14,f24,f34)を算出するだけでよい。これにより、さらに高速に点群データ(計測データ)を三次元合成処理することができる。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、三次元計測装置の姿勢を任意の初期姿勢に調整することができるため、例えば計測位置ごとにグローバル座標系を基準とする初期姿勢に合わせることができる。これにより、計測位置ごとの座標変換を簡単化でき、さらに高速に計測データを三次元合成処理することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形には、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。また、前述した実施形態の適用例として、レーザ計測などによる非接触計測を用いた三次元合成処理システムを一例として示したが、超音波計測などのその他の接触/非接触計測を用いる場合にも、同様に適用できることはいうまでもない。
1a、1b、1c…三次元合成処理システム、2a、2b、2c…三次元合成処理装置、11…三次元計測装置、12…姿勢計測装置、13…位置計測装置、14…表示装置、15…入力装置、16…可視画像撮影装置、17…姿勢自動制御装置、21…計測状態取得部、22…座標変換部、23…座標変換行列補正部、24…データ記憶部、25…データ合成出力部、26…計測位置提示部、27…密度評価部、28…初期姿勢設定部、100…評価空間、101…ブロック、111…現在の計測位置、112…計測位置、120…対象ブロック、130…選択ブロック

Claims (12)

  1. 計測対象の構造物の計測を行って当該構造物を三次元に観察可能に表示する三次元合成処理システムであって、
    複数の計測位置で前記構造物の表面の位置および形状を計測して複数の計測データを取得する三次元計測装置と、
    前記三次元計測装置の姿勢を計測する姿勢計測装置と、
    前記三次元計測装置が計測を実行する第1の計測位置と前記第1の計測位置と異なる前記三次元計測装置が計測を実行する第2の計測位置との間の距離、および、前記第2の計測位置から前記第1の計測位置への方向を計測する位置計測装置と、
    前記複数の計測データに基づいて前記構造物について三次元合成処理する三次元合成処理装置と、
    前記構造物について三次元合成処理した結果を表示する表示装置と、を備え、
    前記三次元合成処理装置は、
    前記姿勢計測装置により計測された前記姿勢に基づいて姿勢計測情報を生成し、前記位置計測装置により計測された前記距離および前記方向に基づいて位置計測情報を生成する計測状態取得部と、
    前記複数の計測位置と、前記複数の計測データと、前記姿勢計測情報と、前記位置計測情報とを記憶するデータ記憶部と、
    いずれかの位置を基準とする座標系を同一座標系とし、前記姿勢計測情報および前記位置計測情報に基づいて前記複数の計測位置の各々を基準とする座標系を前記同一座標系に変換する座標変換を用いて、前記複数の計測データを前記同一座標系を基準とする座標に変換する座標変換部と、
    前記構造物について前記三次元合成処理した結果として、前記座標変換部により前記同一座標系に変換された前記複数の計測データの座標を前記同一座標系に配置して前記表示装置に出力するデータ合成出力部と、
    前記同一座標系に前記複数の計測データが座標変換されて配置された有限の評価空間を設定し、当該評価空間について所定の単位の複数のブロックに分割して、前記計測データを所定の面積をもった点群データとして表して、その点群データを二次元平面上に投影した時のその点群データの投影面積を前記二次元平面の面積で除した値としての密度で評価する密度評価部と、
    前記計測データの前記密度評価に基づいて、前記計測データの密度が所定の閾値よりも低い前記ブロックを抽出し、当該抽出した前記ブロックの範囲にある座標を、前記三次元計測装置を設置すべき位置である提示計測位置として提示する計測位置提示部と、を有する
    ことを特徴とする三次元合成処理システム。
  2. 前記計測状態取得部は、前記複数の計測位置と、前記複数の計測データと、前記姿勢計測情報と、前記位置計測情報とを関連付けて前記データ記憶部に格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の三次元合成処理システム。
  3. 前記姿勢計測装置は、三次元磁気センサを有し、前記三次元磁気センサにより計測される前記方向に基づいて前記三次元計測装置の前記姿勢を計測する
    ことを特徴とする請求項2に記載の三次元合成処理システム。
  4. 前記姿勢計測装置は、ジャイロセンサを有し、前記ジャイロセンサにより計測される角加速度に基づいて前記三次元計測装置の前記姿勢を計測する
    ことを特徴とする請求項2に記載の三次元合成処理システム。
  5. 前記位置計測装置は、GPSセンサを有し、前記三次元計測装置と一体となるように据え付けられ、前記GPSセンサを用いて前記第1の計測位置と前記第2の計測位置との間の前記距離および前記方向を計測する
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の三次元合成処理システム。
  6. 前記位置計測装置は、レーザ距離計を有し、前記レーザ距離計を用いて前記第1の計測位置と前記第2の計測位置との間の前記距離および前記方向を計測する
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の三次元合成処理システム。
  7. 前記計測位置提示部は、前記表示装置に表示されている画面上において前記三次元計測装置を設置する位置に目印を表示し、当該表示された目印の位置を前記三次元計測装置の前記第2の計測位置として提示するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の三次元合成処理システム。
  8. 前記三次元計測装置が設置される位置を撮影する可視画像撮影装置をさらに備え、
    前記計測位置提示部は、前記可視画像撮影装置により撮影された画像を用いて、前記画像上において前記三次元計測装置を設置する前記第2の計測位置に前記目印を表示して、前記画像上に前記第2の計測位置を提示する
    ことを特徴とする請求項7に記載の三次元合成処理システム。
  9. 前記三次元合成処理装置は、
    前記三次元計測装置の初期姿勢を設定する初期姿勢設定部をさらに有し、
    前記計測状態取得部は、前記姿勢計測装置により計測された前記三次元計測装置の前記姿勢が前記初期姿勢設定部により設定された前記初期姿勢と一致した場合に、前記表示装置に一致した旨を表示させる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の三次元合成処理システム。
  10. 前記姿勢計測装置により計測された前記三次元計測装置の前記姿勢と前記初期姿勢設定部により設定された前記初期姿勢とが一致するように前記三次元計測装置の前記姿勢を調整する姿勢自動制御装置をさらに備える
    ことを特徴とする請求項9に記載の三次元合成処理システム。
  11. 前記計測状態取得部は、前記計測位置提示部により提示された前記三次元計測装置の設置位置を現在の設置位置として取得可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の三次元合成処理システム。
  12. 複数の計測位置で計測対象の構造物の表面の位置および形状を計測して複数の計測データを取得する三次元計測装置と、前記三次元計測装置の姿勢を計測する姿勢計測装置と、異なる前記計測位置での距離および方向を計測する位置計測装置と、前記複数の計測データに基づいて前記構造物について三次元合成処理する三次元合成処理装置と、前記構造物について三次元合成処理した結果を表示する表示装置とを備え、前記構造物の計測を行って前記構造物を三次元に観察可能に表示する三次元合成処理システムに用いられる三次元合成処理方法であって、
    前記三次元合成処理装置が、前記姿勢計測装置により計測された前記姿勢に基づいて姿勢計測情報を生成し、前記位置計測装置により計測された前記距離および前記方向に基づいて位置計測情報を生成する計測状態取得ステップと、
    前記三次元合成処理装置が、前記複数の計測位置と、前記複数の計測データと、前記姿勢計測情報と、前記位置計測情報とを記憶するデータ記憶ステップと、
    前記三次元合成処理装置が、いずれかの位置を基準とする座標系を同一座標系とし、前記姿勢計測情報および前記位置計測情報に基づいて前記複数の計測位置の各々を基準とする座標系を前記同一座標系に変換する座標変換を用いて、前記複数の計測データを前記同一座標系を基準とする座標に変換する座標変換ステップと、
    前記三次元合成処理装置が、前記構造物について前記三次元合成処理した結果として、前記座標変換ステップにより座標変換された前記複数の計測データを前記同一座標系に配置して前記表示装置に出力するデータ合成出力ステップと、
    前記三次元合成処理装置が、前記同一座標系に前記複数の計測データが座標変換されて配置された有限の評価空間を設定し、当該評価空間について所定の単位の複数のブロックに分割して、前記計測データを所定の面積をもった点群データとして表して、その点群データを二次元平面上に投影した時のその点群データの投影面積を前記二次元平面の面積で除した値としての密度で評価する密度評価ステップと、
    前記三次元合成処理装置が、前記密度評価ステップの結果に基づいて、前記計測データの密度が所定の閾値よりも低い前記ブロックを抽出し、当該抽出した前記ブロックの範囲にある座標を、前記三次元計測装置を設置すべき位置である提示計測位置として提示する計測位置提示ステップと、を含む
    ことを特徴とする三次元合成処理方法。
JP2013004860A 2013-01-15 2013-01-15 三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法 Active JP6192938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004860A JP6192938B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004860A JP6192938B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014137244A JP2014137244A (ja) 2014-07-28
JP6192938B2 true JP6192938B2 (ja) 2017-09-06

Family

ID=51414840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013004860A Active JP6192938B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6192938B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022202536A1 (en) 2021-03-23 2022-09-29 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus and information processing method

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101513500B1 (ko) * 2014-09-29 2015-04-21 한국지질자원연구원 3차원 지하모델링 시스템 및 방법
JP6868992B2 (ja) * 2016-09-27 2021-05-12 株式会社トプコン 画像処理装置、画像処理方法および画像処理用プログラム
JP6658430B2 (ja) * 2016-09-28 2020-03-04 株式会社デンソー 検査装置
US20190285397A1 (en) * 2018-03-14 2019-09-19 Ricoh Company, Ltd. Measuring apparatus, measuring system, measuring method, and recording medium storing program code
JP2019164109A (ja) * 2018-03-14 2019-09-26 株式会社リコー 計測装置、計測システム、計測方法およびプログラム
KR102074182B1 (ko) * 2018-06-08 2020-02-06 포항공과대학교 산학협력단 초음파 영상데이터를 이용하여 수중 오브젝트의 3차원 형상을 구현하는 방법 및 수중로봇
US11841437B2 (en) 2018-10-12 2023-12-12 Baidu Usa Llc Automatic lidar calibration based on pre-collected static reflection map for autonomous driving
WO2021019616A1 (ja) * 2019-07-26 2021-02-04 日本電気株式会社 検査装置、測定方法及びコンピュータ可読媒体
JP7313955B2 (ja) * 2019-07-30 2023-07-25 株式会社トプコン 測量装置、測量方法および測量用プログラム
JP6708917B1 (ja) * 2020-02-05 2020-06-10 リンクウィズ株式会社 形状検出方法、形状検出システム、プログラム
JP6758695B1 (ja) * 2020-04-27 2020-09-23 リンクウィズ株式会社 形状検出方法、形状検出システム、プログラム
JP6758696B1 (ja) * 2020-04-27 2020-09-23 リンクウィズ株式会社 形状検出方法、形状検出システム、プログラム
JP6742661B1 (ja) * 2020-04-27 2020-08-19 リンクウィズ株式会社 形状検出方法、形状検出システム、プログラム
WO2022059051A1 (ja) 2020-09-15 2022-03-24 日本電信電話株式会社 3d点群の座標を変換する装置、方法及びプログラム
CN113432561B (zh) * 2021-08-02 2023-10-13 思看科技(杭州)股份有限公司 数据处理方法和三维扫描系统

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10232130A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Hazama Gumi Ltd 測量点管理装置
US6094215A (en) * 1998-01-06 2000-07-25 Intel Corporation Method of determining relative camera orientation position to create 3-D visual images
JP2000346634A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Minolta Co Ltd 3次元入力装置
JP2001119721A (ja) * 1999-10-18 2001-04-27 Asahi Optical Co Ltd 3次元画像検出装置
WO2004113834A2 (en) * 2003-06-17 2004-12-29 Troxler Electronic Laboratories, Inc. Method of determining a dimension of a sample of a construction material and associated appartus
JP2005180925A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Soatec Inc レーザ測定システム
JP5204955B2 (ja) * 2006-02-09 2013-06-05 大成建設株式会社 三次元レーザスキャナのスキャニング方法
EP2277000B1 (en) * 2008-04-18 2011-11-02 3D Scanners Ltd Method and computer program for improving the dimensional acquisition of an object
JP5462093B2 (ja) * 2010-07-05 2014-04-02 株式会社トプコン 点群データ処理装置、点群データ処理システム、点群データ処理方法、および点群データ処理プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022202536A1 (en) 2021-03-23 2022-09-29 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus and information processing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014137244A (ja) 2014-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6192938B2 (ja) 三次元合成処理システムおよび三次元合成処理方法
EP2993490B1 (en) Operating device, operating method, and program therefor
JP4757142B2 (ja) 撮影環境校正方法及び情報処理装置
CN107402000A (zh) 用于相对于测量仪器参照显示装置的系统和方法
JP4492654B2 (ja) 3次元計測方法および3次元計測装置
US20160314593A1 (en) Providing a point cloud using a surveying instrument and a camera device
JP6516558B2 (ja) 位置情報処理方法
JP2005215917A (ja) 施工図作成支援方法およびリプレースモデル作成方法
JP2006520891A (ja) 測量機器において画像処理を行う方法と装置
KR101011813B1 (ko) 인접된 항공사진들 간의 중첩지역 표시장치
JP2010534013A (ja) リアルオブジェクトに対するカメラの位置および方向を把握する方法およびシステム
JP2010261772A (ja) 鉄筋のかぶり厚さ検査装置および鉄筋のかぶり厚さ検査方法
JP5311465B2 (ja) ステレオマッチング処理システム、ステレオマッチング処理方法、及びプログラム
JP2008293357A (ja) 情報処理方法および情報処理装置
Scherer et al. From the conventional total station to the prospective image assisted photogrammetric scanning total station: Comprehensive review
KR101273416B1 (ko) 좌표정보 및 지형정보 합성을 통한 정밀 수치지도 제작 시스템
JP2005091298A (ja) 画像処理を用いたグローバル座標取得装置
CN116228974A (zh) 三维模型构建方法、装置、计算机设备以及存储介质
JP7403273B2 (ja) 画像処理装置、及び画像処理方法
JP6163391B2 (ja) 水中移動体の位置検知装置
JP2013124954A (ja) 土木構造物の形状計測方法及びシステム
JP4319476B2 (ja) 測量システム
JP2007303839A (ja) 三次元形状測定システム
Sužiedelyte‐Visockiene et al. Digital photogrammetry for building measurements and reverse‐engineering
JP7274782B1 (ja) 建屋内構造物認識システム及び建屋内構造物認識方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170809

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6192938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151