JP6191205B2 - 外輪分割形転がり軸受及びその製造方法 - Google Patents
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Description
(1) 外周面に内輪軌道面を有する内輪と、内周面に外輪軌道面を有する外輪と、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間を転動する複数の転動体と、を備え、
前記外輪は、一体リングをその中心を通る分割面で2分割した半円筒状の分割外輪を少なくとも一つ含む外輪分割形転がり軸受であって、
前記分割外輪は、浸炭処理または浸炭窒化処理が施された浸炭鋼からなり、
前記分割外輪の外輪軌道面は、前記分割面から周方向に沿うと共に、周方向において負荷圏の外側に位置する所定領域において、前記外輪軌道面の接線方向に沿った直線状の平坦面を有し、
前記所定領域において、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間の距離は、前記転動体の外径以上であることを特徴とする外輪分割形転がり軸受。
(2) 前記平坦面は、前記一体リングを2分割したときの前記外輪軌道面の変形開始点近傍から前記分割面に向かって引いた接線より内側を切り欠くことで形成されることを特徴とする(1)に記載の分割形転がり軸受。
(3) 鉄鋼設備の連続鋳造機用ロールに使用されることを特徴とする(1)または(2)に記載の外輪分割形転がり軸受。
(4) 外周面に内輪軌道面を有する内輪と、内周面に外輪軌道面を有する外輪と、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間を転動する複数の転動体と、を備え、
前記外輪は、一体リングをその中心を通る分割面で2分割した半円筒状の分割外輪を少なくとも一つ含む外輪分割形転がり軸受の製造方法であって、
前記分割外輪は、浸炭処理または浸炭窒化処理が施された浸炭鋼からなり、
前記分割外輪の外輪軌道面は、前記分割面から周方向に沿うと共に、周方向において負荷圏の外側に位置する所定領域において、変形修正加工が施されており、
前記変形修正加工は、前記所定領域において、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間の距離が前記転動体の外径以上となるように、前記外輪軌道面の接線方向に沿った直線状の平坦面を形成することを特徴とする外輪分割形転がり軸受の製造方法。
本発明の外輪分割形転がり軸受に用いられる分割外輪DRは、浸炭処理または浸炭窒化処理が施された浸炭鋼から構成されており、一体リングIRをその中心を通る分割面で二分割することで形成される。浸炭鋼からなる一体リングIRを二分割して形成された分割外輪DRは、上記した図13に示すように、表面残留材料応力があるために、分割時にその応力が開放され、分割面Sから所定領域Lにおいて分割外輪DRが内径側へ収縮している。
図3は本発明の第1実施形態の外輪分割形転がり軸受を示す図であり、(a)は(b)のA−A線断面図、(b)は軸方向断面図である。
本実施形態の外輪分割形転がり軸受10では、上側分割外輪が上側軸受箱20に一体形成され、上側軸受箱20と、下側軸受箱21よって支持された半円筒状の下側分割外輪12とが組み合わされて外輪13を構成する一方、2分割された分割内輪14,15とが組み合わせて内輪16を構成しており、これら内輪軌道面17と外輪軌道面18の間に、多数の円筒ころ19を介在させている。2分割された内輪16は他の部分よりも細くされたロールネック部204に嵌め合わされている。
次に、上記した第1実施形態の外輪分割形転がり軸受の変形例について図4を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態の変形例にかかる外輪分割形転がり軸受を示す図であり、(a)は(b)のA−A線断面図、(b)は軸方向断面図である。なお、第1実施形態の外輪分割形転がり軸受10と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態の外輪分割形転がり軸受について図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の第2実施形態の外輪分割形転がり軸受を示す図であり、(a)は(b)のA−A線断面図、(b)は軸方向断面図である。なお、第1実施形態の変形例にかかる外輪分割形転がり軸受10Aと同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態の外輪分割形転がり軸受について図6を参照しながら説明する。図6は、本発明の第3実施形態の外輪分割形転がり軸受を示す図であり、(a)は(b)のA−A線断面図、(b)は軸方向断面図である。なお、第1実施形態の外輪分割形転がり軸受10と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
次に、上記した第3実施形態の外輪分割形転がり軸受の変形例について図7を参照しながら説明する。図7は、本発明の第3実施形態の変形例にかかる外輪分割形転がり軸受を示す図であり、(a)は(b)のA−A線断面図、(b)は軸方向断面図である。なお、本実施形態及び以降の実施形態において、第3実施形態の外輪分割形転がり軸受10Cと同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態の外輪分割形転がり軸受について図8を参照しながら説明する。図8は、本発明の第4実施形態の外輪分割形転がり軸受を示す図であり、(a)は(b)のA−A線断面図、(b)は軸方向断面図である。なお、第3実施形態の変形例にかかる外輪分割形転がり軸受10Dと同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
例えば、上記実施形態では、内輪16は、分割内輪14,15とを組み合わせることで構成されているが、一体となった環状の内輪を用いてもよい。
また、総ころ型の転がり軸受に限らず、保持器を有していてもよい。
また、連続鋳造設備の駆動ロール用軸受に限らず、他の用途にも適用することができる。
16 内輪
18 外輪軌道面
13〜13E 外輪
11,11A,11B 上側分割外輪
12,12A 下側分割外輪
19 円筒ころ(転動体)
IR 一体リング
DR 分割外輪
10〜10E 外輪分割形転がり軸受
L 所定領域
R 円弧面
D 平坦面
Claims (4)
- 外周面に内輪軌道面を有する内輪と、内周面に外輪軌道面を有する外輪と、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間を転動する複数の転動体と、を備え、
前記外輪は、一体リングをその中心を通る分割面で2分割した半円筒状の分割外輪を少なくとも一つ含む外輪分割形転がり軸受であって、
前記分割外輪は、浸炭処理または浸炭窒化処理が施された浸炭鋼からなり、
前記分割外輪の外輪軌道面は、前記分割面から周方向に沿うと共に、周方向において負荷圏の外側に位置する所定領域において、前記外輪軌道面の接線方向に沿った直線状の平坦面を有し、
前記所定領域において、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間の距離は、前記転動体の外径以上であることを特徴とする外輪分割形転がり軸受。 - 前記平坦面は、前記一体リングを2分割したときの前記外輪軌道面の変形開始点近傍から前記分割面に向かって引いた接線より内側を切り欠くことで形成されることを特徴とする請求項1に記載の分割形転がり軸受。
- 鉄鋼設備の連続鋳造機用ロールに使用されることを特徴とする請求項1または2に記載の外輪分割形転がり軸受。
- 外周面に内輪軌道面を有する内輪と、内周面に外輪軌道面を有する外輪と、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間を転動する複数の転動体と、を備え、
前記外輪は、一体リングをその中心を通る分割面で2分割した半円筒状の分割外輪を少なくとも一つ含む外輪分割形転がり軸受の製造方法であって、
前記分割外輪は、浸炭処理または浸炭窒化処理が施された浸炭鋼からなり、
前記分割外輪の外輪軌道面は、前記分割面から周方向に沿うと共に、周方向において負荷圏の外側に位置する所定領域において、変形修正加工が施されており、
前記変形修正加工は、前記所定領域において、前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間の距離が前記転動体の外径以上となるように、前記外輪軌道面の接線方向に沿った直線状の平坦面を形成することを特徴とする外輪分割形転がり軸受の製造方法。
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