JP6191086B2 - リニアアクチュエータの制御装置及び制御方法 - Google Patents

リニアアクチュエータの制御装置及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、リニアアクチュエータの制御装置及び制御方法に関する。
リニアアクチュエータなどに用いられるリニアモータは、可動子又は固定子のいずれか一方に設けられている複数のコイルと、可動子又は固定子の他方に設けられている駆動用磁石との相対的な位置関係(磁極位置)に応じた通電をしないと、リニアモータの推力定数に応じた推力を発生させることができない。そこで、リニアモータの駆動を開始する際には、固定子に対する可動子の相対的な位置を把握する必要がある。例えば、リニアモータの駆動を開始する際に、予め定められた磁極位置に対応する電流を一定時間、リニアモータに印加することで当該磁極位置に可動子の引き込み(直流励磁)が行われている(引用文献1)。
特開平5−15179号公報
しかしながら、予め定められた磁極位置に対して180°ずれた磁極位置に可動子が位置している場合には、上述の直流励磁を行っても可動子を引き込むことができず、可動子の位置を正しく把握できないことがある。また、リニアモータの駆動方向が鉛直方向になるようにリニアモータを設置した場合において可動子に対して重力などの外力が作用すると、直流励磁による引き込む力と外力との大きさの差によっては、予め定められた磁極位置に可動子を引き込めず、可動子の位置を正しく把握できないことがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、リニアアクチュエータなどに用いられるリニアモータにおける磁極位置の検出精度を向上できるリニアアクチュエータの制御装置及び制御方法の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、リニアモータと前記リニアモータの可動子を制動するブレーキ装置とを有するリニアアクチュエータの制御装置であって、0°から360°までの磁極位置を分割した複数の区間のいずれに前記可動子が位置するかをパルス通電による前記可動子の移動方向に基づいて推定する磁極位置推定手段と、前記磁極位置推定手段によるパルス通電が行われる前に前記ブレーキ装置をオンにし、前記磁極位置推定手段により前記可動子が位置する区間が推定された後に前記ブレーキ装置をオフにするブレーキ制御手段と、前記ブレーキ装置がオフになった後に、前記磁極位置推定手段により推定された前記可動子が位置する区間に基づいた推定磁極位置で直流励磁を行い、前記推定磁極位置を前記可動子の磁極位置に設定する磁極位置設定手段と、を有するリニアアクチュエータの制御装置である。
また、本発明の一態様は、リニアモータと前記リニアモータの可動子を制動するブレーキ装置とを有するリニアアクチュエータの制御装置であって、0°から360°までの磁極位置を分割した複数の区間のいずれに前記可動子が位置するかをパルス通電による前記可動子の移動方向に基づいて推定する磁極位置推定手段と、前記磁極位置推定手段により推定された前記可動子が位置する区間に基づいた推定磁極位置で直流励磁を行い、前記推定磁極位置を前記可動子の磁極位置に設定する磁極位置設定手段と、前記磁極位置推定手段によるパルス通電が行われる前に前記ブレーキ装置をオンにし、前記磁極位置推定手段により前記可動子が位置する区間が推定された後に前記ブレーキ装置をオフにするブレーキ制御手段と、を有し、前記磁極位置推定手段は、連続する第1パルス通電と第2パルス通電とのそれぞれにおいて前記可動子が移動した方向に基づいて前記可動子が位置する区間を推定し、前記ブレーキ装置は、オンの状態において、前記可動子が可動する第1方向への移動を制動し、前記第1方向と逆向きの第2方向への移動を制動せず、前記可動子は、前記第1方向の外力を受けている、リニアアクチュエータの制御装置である。
また、本発明の一態様は、リニアモータと前記リニアモータの可動子を制動するブレーキ装置とを有するリニアアクチュエータの制御装置における制御方法であって、前記ブレーキ装置をオンにする第1のステップと、0°から360°までの磁極位置を分割した複数の区間のいずれに前記可動子が位置するかをパルス通電による前記可動子の移動方向に基づいて推定する第2のステップと、前記第2のステップにおいて前記可動子が位置する区間を推定した後に前記ブレーキ装置をオフにする第3のステップと、前記ブレーキ装置がオフになった後に、前記第2のステップにおいて推定された前記可動子が位置する区間に基づいた推定磁極位置で直流励磁を行い、前記推定磁極位置を前記可動子の磁極位置に設定する第4のステップと、を有する制御方法である
また、本発明の一態様は、リニアモータと前記リニアモータの可動子を制動するブレーキ装置とを有するリニアアクチュエータの制御装置における制御方法であって、前記ブレーキ装置をオンにする第1のステップと、0°から360°までの磁極位置を分割した複数の区間のいずれに前記可動子が位置するかをパルス通電による前記可動子の移動方向に基づいて推定する第2のステップと、前記第2のステップにおいて前記可動子が位置する区間を推定した後に前記ブレーキ装置をオフにする第3のステップと、前記第2のステップにおいて推定された前記可動子が位置する区間に基づいた推定磁極位置で直流励磁を行い、前記推定磁極位置を前記可動子の磁極位置に設定する第4のステップと、を有し、前記第2のステップでは、連続する第1パルス通電と第2パルス通電とのそれぞれにおいて前記可動子が移動した方向に基づいて前記可動子が位置する区間を推定し、前記ブレーキ装置は、オンの状態において、前記可動子が可動する第1方向への移動を制動し、前記第1方向と逆向きの第2方向への移動を制動せず、前記可動子は、前記第1方向の外力を受けている、制御方法である。
本発明によれば、リニアモータにおける磁極位置の検出精度を向上できる。
本実施形態におけるリニアアクチュエータを示す構成図である。 本実施形態におけるブレーキ装置を示す斜視図である。 図2に示す矢視A−A断面図である。 本実施形態におけるブレーキスライダーを示す斜視図である。 本実施形態におけるブレーキ装置の動作を説明するための図である。 本実施形態におけるリニアアクチュエータを制御する制御装置の構成を示すブロック図である。 d−q座標系における永久磁石同期モータの等価回路を示す図である。 本実施形態の制御装置が行う初期磁極位置を設定する処理を示すフローチャートである。 本実施形態において制御装置が行う概略検知サブルーチンを示す第1のフローチャートである。 本実施形態において制御装置が行う概略検知サブルーチンを示す第2のフローチャートである。 本実施形態において制御装置が行う詳細検知サブルーチンを示すフローチャートである。 本実施形態において制御装置が行うモータ動作サブルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態におけるリニアアクチュエータの制御装置及び制御方法について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態におけるリニアアクチュエータ1を示す構成図である。図1に示すように、リニアアクチュエータ1は、直動装置2と、回転装置3と、ブレーキ装置4と、を有する。
直動装置2は、リニアモータからなり、リニアモータの可動子であるロッド5を直線運動させる。ロッド5の先端には、連結プレート6が固定されている。一方、回転装置3は、回転式モータからなり、可動子であるロッド7を回転運動させる。ロッド7の先端は、連結プレート6に設けられた図示しない軸受を介して連結プレート6に回転自在に連結される。このロッド7は、回転装置3の内部に設けられた図示しないスプライン装置(直動案内装置)に支持されており、回転運動と直線運動が可能とされている。
ロッド7の先端には、工具や吸着パッド等のアプリケーション装置が取り付けられる取付部8が設けられている。取付部8は、回転装置3によって、ロッド7の中心軸回りに回転する。また、取付部8は、直動装置2によって、ロッド7の中心軸に沿う軸方向に移動する。すなわち、直動装置2によって、ロッド5が軸方向に移動すると、連結プレート6によってロッド5と共にロッド7が軸方向に移動し、取付部8の軸方向の位置が変位する。
ブレーキ装置4は、ロッド7の軸方向の移動速度を減速させ、またロッド7の軸方向の移動を停止させるものである。本実施形態のブレーキ装置4は、回転装置3に取り付けられている。なお、本実施形態では、ロッド7の軸方向は重力方向と一致している。図2は、本実施形態におけるブレーキ装置4を示す斜視図である。図3は、図2に示す矢視A−A断面図である。図4は、本実施形態におけるブレーキスライダー32を示す斜視図である。
ブレーキ装置4は、図2に示すように、円筒状に形成されており、中央にロッド7が貫通して配置される。ブレーキ装置4は、図3に示すように、筐体10と、駆動部20と、ブレーキ機構30と、を有する。筐体10は、円筒状に形成されている。筐体10の内部には、駆動部20とブレーキ機構30とが収容される。駆動部20は、ソレノイドからなり、固定コア21と、コイル22と、を有する。
固定コア21は、円筒部23と、フランジ部24と、を有する。コイル22は、円筒部23の外周に巻かれる。フランジ部24は、円筒部23と一体で形成され、円筒部23よりも径方向に拡径し、筐体10の一方の開口端部に固定される。固定コア21の中央には、ロッド7が配置される貫通孔25が形成されている。筐体10の内部には、ロッド7の軸方向でフランジ部24と対向する環状部材11が固定される。環状部材11とフランジ部24との間に、コイル22が配置される。この環状部材11の内側には、摺動ブッシュ12が固定される。
ブレーキ機構30は、可動コア31と、ブレーキスライダー32と、ボール33と、圧縮バネ34と、ボールガイド35と、を有する。可動コア31は、円筒状に形成されている。可動コア31の外周は、摺動ブッシュ12によってロッド7の軸方向に移動可能に支持される。可動コア31の中央には、ロッド7が配置される貫通孔36が形成されている。ブレーキスライダー32は、嵌合部37と、フランジ部38と、ボール保持部39と、を有する。
嵌合部37は、可動コア31が圧入可能な凹形状を有し、図示しない接着剤を介して可動コア31と嵌合する。これにより、可動コア31とブレーキスライダー32が一体となって、ロッド7の軸方向に移動可能となる。フランジ部38は、径方向に拡径した鍔形状を有する。フランジ部38は、ロッド7の軸方向で環状部材11と対向する。フランジ部38と環状部材11との間には、圧縮バネ34が配置される。圧縮バネ34は、ブレーキスライダー32を、駆動部20の固定コア21に対し離間する方向に付勢する。
ブレーキスライダー32の中央には、ロッド7が配置される貫通孔40が形成されている。ボール保持部39は、円錘形状を有し、先細りの傾斜面にボール保持孔41が形成されている。ボール保持孔41は、ボール保持部39の傾斜面と貫通孔40とを斜め方向に連通させる。このボール保持孔41は、図4に示すように、ボール保持部39に複数形成されている。本実施形態の複数のボール保持孔41は、周方向に等間隔に3つ形成されている。ボール33は、複数のボール保持孔41のそれぞれに回転自在に配置される。
ボール33は、図3に示すように、ボール保持部39の傾斜面から径方向に外側に突出し、ボールガイド35と当接可能とされる。ボールガイド35は、筐体10の他方の開口端部に固定される。ボールガイド35は、漏斗形状を有し、ブレーキスライダー32の先端に向かうに連れて径が漸次小さくなる傾斜面42を有する。傾斜面42は、ボール保持部39の傾斜面と対向し、ボール33が転動する。傾斜面42は、ボール保持部39の傾斜面と略等しいテーパ角を有する。
図5は、本実施形態におけるブレーキ装置4の動作を説明するための図である。
図5(a)は、ブレーキ装置4のブレーキがオフの状態を示す。ブレーキがオフのとき、コイル22に対する通電がオンにされる。コイル22への通電が行われると、駆動部20の固定コア21が磁化し、ロッド7の軸方向で対向するブレーキ機構30の可動コア31を吸着する。可動コア31が吸着されると、可動コア31と一体となったブレーキスライダー32がボールガイド35に対し離間する方向に移動する。
ブレーキスライダー32がボールガイド35に対し離間する方向に移動すると、ブレーキスライダー32に保持されるボール33は、ボールガイド35の傾斜面42のうち径が大きい部分と当接する。すなわち、ボール33の保持位置において、ロッド7の外周面とボールガイド35の傾斜面42との隙間が大きくなり、ボール33によるロッド7に対する楔が解除される。これにより、ロッド7は、軸方向に移動可能となる。
図5(b)は、ブレーキ装置4のブレーキがオンの状態を示す。ブレーキがオンのとき、コイル22に対する通電がオフにされる。コイル22への通電が停止されると、駆動部20の固定コア21の磁化が解除される。固定コア21の磁化が解除されると、圧縮バネ34の付勢力によって、ブレーキスライダー32が、ボールガイド35に対し近接する方向に移動する。
ブレーキスライダー32がボールガイド35に対し近接する方向に移動すると、ブレーキスライダー32に保持されるボール33は、ボールガイド35の傾斜面42のうち径が小さい部分と当接する。すなわち、ボール33の保持位置において、ロッド7の外周面とボールガイド35の傾斜面42との隙間が小さくなり、ボール33がロッド7とボールガイド35との隙間に楔として打ち込まれる。これにより、ロッド7は、径方向において圧迫され、ボール33との摩擦力により、軸方向の一方(重力方向)に移動不可となる。
このように、本実施形態では、ボールガイド35の傾斜面42のテーパ角により、圧縮バネ34の付勢力に対して大きなブレーキ力を発生することができ、小型で且つ安定したブレーキ力が得られる。なお、上記構成のブレーキ機構30によれば、ブレーキがオンの状態であっても、ロッド7は軸方向の他方(反重力方向)には容易に移動可能となる。すなわち、ロッド7の反重力方向は、ボール33の楔が緩む方向であり、ブレーキがオンの状態であっても、ロッド7を軸方向の他方に移動させることができる。
図6は、本実施形態におけるリニアアクチュエータ1を制御する制御装置100の構成を示すブロック図である。制御装置100は、直動装置2に含まれるリニアモータと、ブレーキ装置4とを制御する。制御装置100は、直動装置2に含まれるリニアモータに備えられているU、V、W相のコイルに三相電機子電流を流すことによって直線的に移動する移動界磁を発生させ、リニアモータの可動子を固定子に対して直線的に移動させる。
界磁が直線的に移動する可動コイル型永久磁石同期リニアモータでも、界磁が回転する回転界磁型同期モータと同様に、回転座標のd−q座標系を用いてd軸及びq軸の電機子電流を制御する。モータの固定された部分(固定子)と回転する部分(可動子)とをともに回転する直交座標系へ変換するのがd−q変換であり、その座標系がd−q座標系である。q軸はd軸に対してπ/2進んだ位相である。永久磁石同期モータの場合、d軸は磁界の作る磁束の方向に採るのが一般的であり、回転界磁型永久磁石同期モータではd−q座標は回転座標になる。
図7は、d−q座標系における永久磁石同期モータの等価回路を示す図である。同図において、vはd軸電機子電圧であり、vはq軸電機子電圧である。iはd軸電機子電流であり、iはq軸電機子電流である。φは電機子巻線鎖交磁束数であり、Rは電機子巻線抵抗であり、Lは電機子巻線の自己インダクタンスである。q軸電機子電流を用いると永久磁石同期モータの推力Tは次式で表される。
T=pφ・i
永久磁石同期モータの場合、電機子巻線鎖交磁束数φfは変動がないから、q軸電機子電流iを制御することで推力を制御できる。ここでは、d軸電機子電流iは一般的にモータ効率の観点から0になるように制御される。電流i、iをこのように制御するには、これらの電流を制御するにはd軸電機子電圧v及びq軸電機子電圧vを制御する必要がある。また、d軸とq軸との位置を把握する必要がある。このとき、リニアモータにおける実際のd−q座標と、制御装置100において把握しているd^−q^座標とにずれが生じると、リニアモータの制御に誤差が生じるため、d^−q^座標を精度良く取得する必要がある。
図6に戻り、制御装置100の構成について説明する。制御装置100は、位相算出器101と、速度算出器102と、位置算出器103と、位置制御器104と、速度制御器105と、ベクトル回転器・3相2相変換器106と、d軸電流制御器107と、q軸電流制御器108と、ベクトル回転器・2相3相変換器109と、電力変換器110と、変流器111と、初期磁極位置設定器112と、ブレーキ制御器113と、を有する。
位相算出器101には、リニアモータに取り付けられているエンコーダからリニアモータの可動子の移動量が入力される。位相算出器101は、初期磁極位置の設定が行われると、初期磁極位置とエンコーダから入力される移動量とに基づいて、リニアモータの磁極位置θre(d軸の位置、電気角)を算出する。位相算出器101は、算出した磁極位置をベクトル回転器・3相2相変換器106及びベクトル回転器・2相3相変換器109へ出力する。
速度算出器102には、エンコーダからリニアモータの可動子の移動量が入力される。速度算出器102は、初期磁極位置の設定が行われた後に入力される可動子の移動量に基づいて、可動子の移動速度を算出する。速度算出器102は、算出した移動速度ωrmを速度制御器105へ出力する。
位置算出器103には、エンコーダからリニアモータの可動子の移動量が入力される。位置算出器103は、初期磁極位置の設定が行われた後に入力される可動子の移動量に基づいて、可動子の位置を算出する。位置算出器103は、算出した可動子の位置θrmを位置制御器104へ出力する。
位置制御器104には、上位制御装置(不図示)から位置指令値θ rmが入力され、位置算出器103から可動子の位置θrmが入力される。位置制御器104は、入力される位置指令値θ rmと、入力される位置θrmとの偏差に基づいて速度指令値ω rmを算出する。位置制御器104は、算出した速度指令値ω rmを速度制御器105へ出力する。
速度制御器105には、位置制御器104から速度指令値ω rmが入力され、速度算出器102から移動速度ωrmが入力される。速度制御器105は、入力される速度指令値ω rmと移動速度ωrmとの偏差に基づいてq軸電流指令値i を算出する。速度制御器105は、算出したq軸電流指令値i をq軸電流制御器108へ出力する。
ベクトル回転器・3相2相変換器106には、変流器111から三相帰還電流値i、iが入力され、三相帰還電流値i及びiから算出される三相帰還電流値iが入力される。また、ベクトル回転器・3相2相変換器106には、位相算出器101により算出される電気角(磁極位置)θreが入力される。ベクトル回転器・3相2相変換器106は、電気角θreに基づいて、三相帰還電流値i、i、iからd軸電流i及びq軸電流iを算出する。ベクトル回転器・3相2相変換器106は、算出したd軸電流iをd軸電流制御器107へ出力する。ベクトル回転器・3相2相変換器106は、算出したq軸電流iをq軸電流制御器108へ出力する。
d軸電流制御器107は、ベクトル回転器・3相2相変換器106から出力されるd軸電流iと、d軸電流指令i との偏差に基づいて、d軸電圧指令値V を算出する。d軸電流制御器107は、算出したd軸電圧指令値V をベクトル回転器・2相3相変換器109へ出力する。d軸電流指令i には、0が設定される。
q軸電流制御器108は、ベクトル回転器・3相2相変換器106から出力されるq軸電流iと、速度制御器105から出力されるq軸電流指令値i との偏差に基づいて、q軸電圧指令値V を算出する。q軸電流制御器108は、算出したq軸電圧指令値V をベクトル回転器・2相3相変換器109へ出力する。
ベクトル回転器・2相3相変換器109には、d軸電流制御器107からd軸電圧指令値V が入力され、q軸電流制御器108からq軸電圧指令値V が入力され、位相算出器101から電気角θreが入力される。ベクトル回転器・2相3相変換器109は、電気角θreに基づいて、d軸電圧指令値V とq軸電圧指令値V とから三相電圧指令値V 、V 、V を算出する。ベクトル回転器・2相3相変換器109は、算出した三相電圧指令値V 、V 、V を電力変換器110へ出力する。
電力変換器110は、ベクトル回転器・2相3相変換器109から出力される三相電圧指令値V 、V 、V に基づいて、外部の電源から供給される電源電圧の電圧を変換して、リニアモータのU、V、W相それぞれのコイルに印加する。制御装置100は、三相電圧指令値V 、V 、V に基づいた電流をリニアモータの各相のコイルに流すことにより、移動界磁を発生させて可動子であるロッド5を軸方向に移動させる制御を行う。
変流器111は、リニアモータのU相及びV相のコイルに流れる電流を測定し、測定結果を三相帰還電流値i、iとしてベクトル回転器・3相2相変換器106へ出力する。三相帰還電流値i、iから算出される三相帰還電流値iも、ベクトル回転器・3相2相変換器106へ出力される。
初期磁極位置設定器112は、q^軸電流を0にし、d^軸電流をiにして、推力を発生させてリニアモータを動作させる。初期磁極位置設定器112は、エンコーダを介して得られるリニアモータの可動子の移動方向及び移動量に基づいて、リニアモータの磁極位置を検出して初期磁極位置を設定する。なお、初期磁極位置を設定している際には、位置制御器104及び速度制御器105は動作しない。
ブレーキ制御器113は、ブレーキ装置4のオン/オフを切り替えて、リニアモータの可動子であるロッド5と連結されているロッド7に対する制動を行うか否かを決定する。ブレーキ制御器113は、コイル22への通電を停止することにより、ブレーキ装置4をオンにしてロッド5、7に対する制動を行う。ブレーキ制御器113は、コイル22への通電を行うことにより、ブレーキ装置4をオフにしてロッド5、7に対する制動を解除する。
本実施形態における制御装置100による初期磁極位置を設定する処理について説明する。図8は、本実施形態の制御装置100が行う初期磁極位置を設定する処理を示すフローチャートである。この処理は、直動装置2に含まれるリニアモータの可動子(ロッド5)の軸方向が鉛直方向になるようにリニアアクチュエータ1が配置され、可動子が重力方向に移動したとき磁極位置(電気角)が減少し、可動子が反重力方向に移動したとき磁極位置(電気角)が増加する場合の処理である。
制御装置100において、電源の供給が開始されたり、上位制御装置からの指示を受けたりして初期磁極位置の設定が開始されると、ブレーキ制御器113は、ブレーキ装置4をオンにする(ステップS100)。初期磁極位置設定器112は、磁極位置推定手段として動作して概略検知サブルーチンを実行する(ステップS200)。概略検知サブルーチンでは、0°から360°までのd^軸磁極位置を分割した複数の区間のいずれにロッド5が位置するかをパルス通電によるロッド5の移動方向に基づいて推定し、推定した区間に応じたパルス通電を行うことによりロッド5の磁極位置を推定したd^軸磁極位置(電気角θre、推定磁極位置)を絞り込む。ブレーキ制御器113は、概略検知サブルーチンが終了すると、ブレーキ装置4をオフにする(ステップS300)。初期磁極位置設定器112は、磁極位置設定手段として動作して詳細検知サブルーチンを実行し(ステップS400)、ロッド5の磁極位置を設定すると、初期磁極位置の設定を終了する。なお、制御装置100に電源が供給されていない状態でもブレーキ装置4がオンしていてもよい。
図9及び図10は、本実施形態において制御装置100が行う概略検知サブルーチンを示すフローチャートである。概略検知サブルーチンが開始されると、初期磁極位置設定器112は、d^軸磁極位置を180°に設定し(ステップS201)、モータ動作サブルーチンを実行する(ステップS202)。
なお、初期磁極位置設定器112は、d^軸磁極位置を設定する際に、モータ動作サブルーチンにおいて流す電流の初期値として、定格電流の(1/n)倍の電流値を通電電流値の初期値として設定する。nは例えば8であり、通電電流値の初期値を定格電流の1/8の電流値とする。またnはリニアモータにおいて発生する推力によって可動子が動き出すまでの時間などに基づいて予め定められる。
ここで、モータ動作サブルーチンにおける処理を説明する。図12は、本実施形態において制御装置100が行うモータ動作サブルーチンを示すフローチャートである。モータ動作サブルーチンが開始されると、初期磁極位置設定器112は、ベクトル回転器・2相3相変換器109を制御して、d^軸磁極位置に対応するU、V、W相の電圧をリニアモータのU,V,W相それぞれのコイルに予め定められた微小時間の間印加して、リニアモータにパルス通電する(ステップS501)。微小時間には、各コイルに電流を流そうとしてから実際に各コイルに電流が流れて推力が発生するまでの最小時間が設定される。微小時間は、例えば10ミリ秒に設定される。
初期磁極位置設定器112は、エンコーダが検出する可動子の移動量に基づいて、ステップS501の通電により可動子が移動したか否かを判定し(ステップS502)、可動子が移動していた場合(ステップS502:YES)、モータ動作サブルーチンを終了し、モータ動作サブルーチンを呼び出した(実行した)ステップの次のステップにリターンする。
また、ステップS501の通電により可動子が移動していない場合(ステップS502:NO)、初期磁極位置設定器112は、現在の通電電流値が定格電流の2倍以上であるか否かを判定し(ステップS503)、通電電流値が定格電流の2倍以上である場合(ステップS503:YES)、モータ動作サブルーチンを終了し、モータ動作サブルーチンを呼び出した(実行した)ステップの次のステップにリターンする。
また、現在の通電電流値が定格電流の2倍以上でない場合(ステップS503:NO)、初期磁極位置設定器112は、通電電流値を現在の通電電流値の2倍に変更し(ステップS504)、処理をステップS501に戻して、ステップS501からステップS504までの処理を繰り返して行う。モータ動作サブルーチンでは、設定されているd^軸磁極位置に対応するU、V、W相それぞれの電圧をU、V、W相それぞれのコイルに印加して、定格電流の1/n倍、2/n倍、…、2倍の電流よる通電を可動子が移動するまで順に行う。
図9に戻って、初期磁極位置を設定する処理の説明を続ける。モータ動作サブルーチン(ステップS202)によりリニアモータの可動子(ロッド5)が動作した方向が、予め定められた方向(+方向)であるか否かを初期磁極位置設定器112は判定する(ステップS203)。なお、予め定められた方向は、例えば磁極位置(電気角)が増加する方向である。
ステップS203の判定において、ロッド5が動作した方向が+方向であった場合(ステップS203:YES)、初期磁極位置設定器112は、d^軸磁極位置を90°に設定し、通電電流値を定格電流の1/n倍に設定する(ステップS204)。初期磁極位置設定器112は、モータ動作サブルーチンを実行する(ステップS205)。なお、ステップS205において実行するモータ動作サブルーチン、及び以下の説明におけるモータ動作サブルーチンは、図12において示したモータ動作サブルーチンと同じである。初期磁極位置設定器112は、モータ動作サブルーチン(ステップS205)によりロッド5が動作した方向が+方向であるか否かを判定する(ステップS206)。
ステップS206の判定において、ロッド5が動作した方向が+方向であった場合(ステップS206:YES)、初期磁極位置設定器112は、d^軸磁極位置を0°に設定し、通電電流値を定格電流の1/n倍に設定し(ステップS207)、処理をステップS214(図10)に進める。
一方、ステップS206の判定において、ロッド5が動作した方向が+方向でなかった場合(ステップS206:NO)、初期磁極位置設定器112は、d^軸磁極位置を90°に設定し、通電電流値を定格電流の1/n倍に設定し(ステップS208)、処理をステップS214(図10)に進める。
ステップS203の判定において、ロッド5が動作した方向が+方向でなかった場合(ステップS203:NO)、初期磁極位置設定器112は、d^軸磁極位置を270°に設定し、通電電流値を定格電流の1/n倍に設定する(ステップS209)。初期磁極位置設定器112は、モータ動作サブルーチンを実行する(ステップS210)。初期磁極位置設定器112は、モータ動作サブルーチン(ステップS210)によりロッド5が動作した方向が+方向であるか否かを判定する(ステップS211)。
ステップS211の判定において、ロッド5が動作した方向が+方向であった場合(ステップS211:YES)、初期磁極位置設定器112は、d^軸磁極位置を180°に設定し、通電電流値を定格電流の1/n倍に設定し(ステップS212)、処理をステップS214(図10)に進める。
一方、ステップS211の判定において、ロッド5が動作した方向が+方向でなかった場合(ステップS211:NO)、初期磁極位置設定器112は、d^軸磁極位置に270°を設定し、通電電流値を定格電流の1/n倍に設定し(ステップS213)、ステップS214(図10)に進める。
初期磁極位置設定器112は、モータ動作サブルーチンを実行し(ステップS214)、続いてd^磁極位置を+5°(第1変化量)増加させるとともに、通電電流値を定格電流の1/n倍に設定し(ステップS215)、モータ動作サブルーチンを実行する(ステップS216)。
初期磁極位置設定器112は、前回のモータ動作サブルーチンにおいてロッド5が動いたか否かを判定し(ステップS217)、ロッド5が動いていない場合(ステップS217:NO)、d^軸磁極位置を+5°増加させるとともに、通電電流値を定格電流の1/n倍に設定し(ステップS219)、モータ動作サブルーチンを実行し(ステップS220)、処理をステップS217に戻す。
ステップS217の判定において、ロッド5が動いていた場合(ステップS217:YES)、初期磁極位置設定器112は、今回のモータ動作サブルーチンにおいてロッド5が動いたか否かを判定し(ステップS218)、ロッド5が動いていない場合(ステップS218:NO)、処理をステップS219へ進める。すなわち、初期磁極位置設定器112は、連続する2回のモータ動作サブルーチンによるパルス通電それぞれにおいてロッド5が動くまで、ステップS217からステップS220までの処理を繰り返し行う。
ステップS218の判定において、ロッド5が動いていた場合(ステップS218:YES)、初期磁極位置設定器112は、現在のd^軸磁極位置に基づいてサーボオンして位置制御を開始させ(ステップS221)、概略検知サブルーチンを終了し、概略検知サブルーチンを呼び出した(実行した)ステップS200の次のステップS300にリターンする。
図11は、本実施形態において制御装置100が行う詳細検知サブルーチンを示すフローチャートである。詳細検知サブルーチンが開始されると、初期磁極位置設定器112は、概略検知サブルーチンにて設定されたd^軸磁極位置にて直流励磁を行う(ステップS401)。このとき、初期磁極位置設定器112は、概略検知サブルーチンが終了するまで位置制御を一時的に中断させる。初期磁極位置設定器112は、直流励磁のd^軸磁極位置をΔE(第2変化量)増加させた直流励磁を行い(ステップS402)、d^軸磁極位置を変化させた際のロッド5の移動量ΔXを、位置算出器103を介して取得する(ステップS403)。ここで、磁極位置の変化量ΔEは、予め定められた変化量であり、エンコーダの検出分解能や、制御装置100の制御分解能などに応じて定められる。変化量ΔEには、例えば1°又は2°などのステップS215における5°(第1変化量)より小さい値が用いられる。
初期磁極位置設定器112は、ステップS403において取得した移動量ΔXが、変化量ΔEに対応する距離と一致するか否かを判定する(ステップS404)。ここで、変化量ΔEに対応する距離とは、直流励磁を行っている際のd^軸磁極位置Eを(E+ΔE)に変化させたときに、ロッド5が移動すべき距離のことである。
移動量ΔXが変化量ΔEに対応する距離と一致しない場合(ステップS404:NO)、初期磁極位置設定器112は、処理をステップS402へ戻して、ステップS402からステップS404までの処理を繰り返して行う。一方、移動量ΔXが変化量ΔEに対応する距離と一致する場合(ステップS404:YES)、初期磁極位置設定器112は、現在のd^軸磁極位置にロッド5が位置するとみなし、現在のd^軸磁極位置をリニアモータの初期磁極位置に設定し(ステップS405)、詳細検知サブルーチンを終了し、詳細検知サブルーチンを呼び出した(実行した)ステップS400の次のステップにリターンする。
以上説明したように、制御装置100は、ブレーキ装置4をオンにした状態で、複数回のパルス通電により可動子の磁極位置を粗い精度で特定する概略検知を行った後に、ブレーキ装置4をオフにした状態で、特定した磁極位置に基づいた直流励磁による詳細検知を行う。具体的には、制御装置100は、連続する2回のパルス通電それぞれにおいてロッド5が移動した場合に、推定磁極位置を可動子の磁極位置の近傍に絞り込めたとして粗い精度での特定を完了して、特定した推定磁極位置での直流励磁を行う。2回のパルス通電を行う期間においてブレーキ装置4がオンにされていることにより、パルス通電とパルス通電との間に可動子が重力により移動することを防ぎ、反重力方向への移動に基づいて可動子の磁極位置を絞り込むことができる。なお、ブレーキ装置4は、オンの状態であっても、可動子が反重力方向に移動することは妨げないので、パルス通電により可動子が反重力方向に動作することは可能となっている。また、ブレーキ装置4がオンの状態であっても、可動子が反重力方向へ抵抗を受けながら移動することができる。
制御装置100は、複数回のパルス通電により可動子の磁極位置を粗く特定した後に、特定した粗い磁極位置における直流励磁により可動子を引き込むことで外力による移動を防ぎながら、直流励磁の磁極位置を変化させる。制御装置100は、直流励磁の磁極位置を変化させたときにおける可動子の移動量が磁極位置の変化量に対応しているか否かを判定することで、可動子を当該磁極位置に引き込めているか否かを判定する。このように、粗い精度で磁極位置を絞り込んだ後に、直流励磁の磁極位置を微少量ΔEずらして可動子の磁極位置を特定することにより、磁極位置の検出精度を向上させることができる。また、制御装置100は、直流励磁を開始したときにはブレーキ装置4をオフにしているので、ブレーキ装置4の制動を受けることなく可動子を動かすことができ、可動子の磁極位置の検出精度を向上させることができる。また、制御装置100を用いることにより、直動装置2のリニアモータに磁極センサを設ける必要がなくなり、直動装置2の小型化が可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、ブレーキ装置4は、オン状態において、重力方向に対して可動子の移動を不可能にし、反重力方向に対して可動子の移動を可能にする構成を有する場合について説明した。しかし、ブレーキ装置は、重力の作用を受けて可動子が移動しない程度の制動を加えることができれば、リニアモータの推力により可動子が重力方向と反重力方向との両方向に移動が可能なものであってもよい。この場合、ブレーキ装置がオンの状態であっても、可動子が反重力方向へ抵抗を受けながら移動することができる。
また、上述した実施形態では、直動装置2の可動子が移動する方向が鉛直方向であり、可動子(ロッド5)に対して作用する外力が重力である場合について説明した。しかし、制御装置100は、ロッド5やロッド7に対して重力以外の外力が生じる場合においても適用可能である。
また、上述した実施形態では、初期磁極位置を設定する処理において0°から90°、90°から180°、180°から270°、270°から360°(0°)の90°間隔で分割した4つの区間のいずれに可動子の磁極位置があるかを推定する構成について説明した。しかし、90°間隔の区間に代えて例えば30°又は45°間隔の区間のいずれに可動子の磁極位置が位置するかを推定するようにしてもよい。
また、上述した実施形態の初期磁極位置を設定する処理における、ステップS215及びステップS219の+5°や、ステップS401の1°又は2°は、一例であって、異なる角度(変化量)であってもよい。また、上述した実施形態では、反重力方向が磁極位置の+方向である場合を説明したが、反重力方向が磁極位置の−方向であってもよい。この場合、ステップS207、S208、S212及びS213におけるd^軸磁極位置に設定される値は、区間における最小値に代えて最大値となる。また、ステップS215及びステップS219における第1変化量は+5°に代えて−5°になり、ステップS401では変化量ΔEの増加に代えて減少となる。
また、上述した実施形態における初期磁極位置を設定する処理では、詳細検知サブルーチンを開始する前に、ブレーキ装置4をオフにする構成を説明した。しかし、詳細検知サブルーチンにおける処理と並行してブレーキ装置4をオフにするようにしてもよい。例えば、ブレーキ装置4をオフにする前に詳細検知サブルーチンにおけるステップS401の直流励磁を行ってもよいし、ブレーキ装置4をオフにする前にステップS402からステップS404の処理を行ってもよい。詳細検知サブルーチンが終了した後にブレーキ装置4をオフにしてもよい。すなわち、ブレーキ装置4をオフにする前に直流励磁を行ってもよい。
また、上述した実施形態の概略検知サブルーチンにおいて、ステップS214からステップS220までのd^軸磁極位置を絞り込む処理を省いて、ステップS207、S208、S212又はS213において設定されたd^軸磁極位置に基づいてサーボオン(ステップS221)してもよい。
上述の実施形態における制御装置100は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。その場合、上述した初期磁極位置を設定する処理過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われることになる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
リニアモータにおける磁極位置の検出精度を向上させることが不可欠な用途にも適用できる。
2…直動装置(リニアモータ)、4…ブレーキ装置、100…制御装置

Claims (6)

  1. リニアモータと前記リニアモータの可動子を制動するブレーキ装置とを有するリニアアクチュエータの制御装置であって、
    0°から360°までの磁極位置を分割した複数の区間のいずれに前記可動子が位置するかをパルス通電による前記可動子の移動方向に基づいて推定する磁極位置推定手段と、
    前記磁極位置推定手段によるパルス通電が行われる前に前記ブレーキ装置をオンにし、前記磁極位置推定手段により前記可動子が位置する区間が推定された後に前記ブレーキ装置をオフにするブレーキ制御手段と、
    前記ブレーキ装置がオフになった後に、前記磁極位置推定手段により推定された前記可動子が位置する区間に基づいた推定磁極位置で直流励磁を行い、前記推定磁極位置を前記可動子の磁極位置に設定する磁極位置設定手段と、
    を有するリニアアクチュエータの制御装置。
  2. 前記磁極位置推定手段は、連続する第1パルス通電と第2パルス通電とのそれぞれにおいて前記可動子が移動した方向に基づいて前記可動子が位置する区間を推定推定した区間の位置に応じた前記リニアモータの位置制御を開始する、
    請求項1に記載のリニアアクチュエータの制御装置。
  3. リニアモータと前記リニアモータの可動子を制動するブレーキ装置とを有するリニアアクチュエータの制御装置であって、
    0°から360°までの磁極位置を分割した複数の区間のいずれに前記可動子が位置するかをパルス通電による前記可動子の移動方向に基づいて推定する磁極位置推定手段と、
    前記磁極位置推定手段により推定された前記可動子が位置する区間に基づいた推定磁極位置で直流励磁を行い、前記推定磁極位置を前記可動子の磁極位置に設定する磁極位置設定手段と、
    前記磁極位置推定手段によるパルス通電が行われる前に前記ブレーキ装置をオンにし、前記磁極位置推定手段により前記可動子が位置する区間が推定された後に前記ブレーキ装置をオフにするブレーキ制御手段と、
    を有し、
    前記磁極位置推定手段は、連続する第1パルス通電と第2パルス通電とのそれぞれにおいて前記可動子が移動した方向に基づいて前記可動子が位置する区間を推定し、
    前記ブレーキ装置は、オンの状態において、前記可動子が可動する第1方向への移動を制動し、前記第1方向と逆向きの第2方向への移動を制動せず、
    前記可動子は、前記第1方向の外力を受けている、
    ニアアクチュエータの制御装置。
  4. 前記可動子は、前記可動子が可動する第1方向と、前記第1方向と逆向きの第2方向とのいずれかの方向の外力を受けており、
    前記ブレーキ装置は、オンの状態において、前記外力により前記可動子が移動しない程度の制動を加える、
    請求項に記載のリニアアクチュエータの制御装置。
  5. リニアモータと前記リニアモータの可動子を制動するブレーキ装置とを有するリニアアクチュエータの制御装置における制御方法であって、
    前記ブレーキ装置をオンにする第1のステップと、
    0°から360°までの磁極位置を分割した複数の区間のいずれに前記可動子が位置するかをパルス通電による前記可動子の移動方向に基づいて推定する第2のステップと、
    前記第2のステップにおいて前記可動子が位置する区間を推定した後に前記ブレーキ装置をオフにする第3のステップと、
    前記ブレーキ装置がオフになった後に、前記第2のステップにおいて推定された前記可動子が位置する区間に基づいた推定磁極位置で直流励磁を行い、前記推定磁極位置を前記可動子の磁極位置に設定する第4のステップと、
    を有する制御方法。
  6. リニアモータと前記リニアモータの可動子を制動するブレーキ装置とを有するリニアアクチュエータの制御装置における制御方法であって、
    前記ブレーキ装置をオンにする第1のステップと、
    0°から360°までの磁極位置を分割した複数の区間のいずれに前記可動子が位置するかをパルス通電による前記可動子の移動方向に基づいて推定する第2のステップと、
    前記第2のステップにおいて前記可動子が位置する区間を推定した後に前記ブレーキ装置をオフにする第3のステップと、
    前記第2のステップにおいて推定された前記可動子が位置する区間に基づいた推定磁極位置で直流励磁を行い、前記推定磁極位置を前記可動子の磁極位置に設定する第4のステップと、
    有し、
    前記第2のステップでは、連続する第1パルス通電と第2パルス通電とのそれぞれにおいて前記可動子が移動した方向に基づいて前記可動子が位置する区間を推定し、
    前記ブレーキ装置は、オンの状態において、前記可動子が可動する第1方向への移動を制動し、前記第1方向と逆向きの第2方向への移動を制動せず、
    前記可動子は、前記第1方向の外力を受けている、
    制御方法。
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