JP6189046B2 - たこ焼き様食品 - Google Patents
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(1)主成分としての小麦粉と、山芋粉、そば粉、でんぷん又は米粉と、更に、昆布粉と、サバ若しくはカツオの削り粉とを含む固形分、並びに水を含む、たこ焼き用の生地の中に、挽肉状の畜肉類、キャベツ、タケノコ、シイタケ及びニラを含むペースト状混練物から成る、餃子に用いる具(但し、冷凍した具は含まない。)を入れて、略球形に焼き上げる、たこ焼き様食品の製造方法であって、前記たこ焼き用の生地が、該生地中に固形分25〜31質量%を含み、かつ、前記餃子に用いる具の量が、前記たこ焼き用の生地100質量部に対して40〜60質量部であることを特徴とするたこ焼き様食品の製造方法である。
(2)上記のたこ焼き用の生地が、該生地中に固形分26〜31質量%を含む、上記(1)記載のたこ焼き様食品の製造方法、
(3)上記のたこ焼き用の生地が、該生地中に固形分27〜31質量%を含む、上記(1)又は(2)記載のたこ焼き様食品の製造方法、
(4)餃子に用いる具の量が45〜55質量部である、上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のたこ焼き様食品の製造方法、
(5)餃子に用いる具の量が47〜53質量部である、上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のたこ焼き様食品の製造方法、
(6)表面をオリーブ油でコーティングして、更に焼き上げる、上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載のたこ焼き様食品の製造方法
を挙げることができる。
たこ焼き様食品に使用する具、即ち、通常、餃子に使用する具は、以下のようにして調製した。豚挽肉600グラムを用意し、別途、キャベツ2,000グラム(約2玉)、タケノコの水煮300グラム、干しシイタケを水で戻して余分な水分を取り除いたもの及びニラの適量をみじん切りにしたものを用意して、これらをよく混練してペースト状にした。これに、調味料として、塩、しょうゆ、コショウ及び味噌を少量添加して、更によく混練して、これを具として使用した。
たこ焼き様食品の生地、即ち、たこ焼き用の生地は、以下のようにして製造した。小麦粉を主成分とする製パン用粉[ヤマト食品株式会社製うまたこミックス(商標)及び株式会社オーバン製やわら2号(商標)の1対1の混合物]1,000グラムを水2,500グラム(約2.5リットル)に添加して良く混合した。次いで、該混合物にけずり粉50グラムとこぶ粉50グラムを添加して更によく混合した。これにキャノーラ油を少量添加して、これを生地として使用した。生地中の固形分量は、約30質量%であった。ここで、固形分とは、製パン用粉、けずり粉及びこぶ粉を言う。
使用した水の量を2,970グラムとした以外は、生地Aの調製と同一にして実施した。生地中の固形分量は、約27質量%であった。
使用した水の量を3,300グラムとした以外は、生地Aの調製と同一にして実施した。生地中の固形分量は、約25質量%であった。
使用した水の量を2,130グラムとした以外は、生地Aの調製と同一にして実施した。生地中の固形分量は、約34質量%であった。
使用した水の量を3,900グラムとした以外は、生地Aの調製と同一にして実施した。生地中の固形分量は、約22質量%であった。
上記のようにして調製した生地A100質量部及び具50質量部を用意した。次いで、予め約300℃に加熱した、直径約40mmの略半球形の凹部を有するたこ焼き器(1列13穴×6列、合計78穴)の該凹部の夫々に、まず、生地を、生地全量の90%程度で流し込み、この温度で約2〜3分間焼き、次いで、具の全量を生地の中央に入れ、更に、同温度で約2〜3分間焼いた。次いで、残りの生地を、具が完全に隠れるように具の上部に流し込み、同温度で更に約7〜10分間、適宜、調製中のたこ焼き様食品を手作業で回転させながら十分に焼いて、たこ焼き様食品を完成した。
たこ焼き用の生地Aに代えて、生地Bを使用したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。実施例1と同様に外観及び内部を観察したところ、20個全てのたこ焼き様食品の表面はきれいに焼けており、具が表面に飛び出していることはなかった。また、20個全て内部までよく火が通っているのみならず、具が生地中に分散していることがなく生地の中央にほぼ塊として存在していた。また、試食試験の結果、20人中19人が非常に美味しいと回答した。
たこ焼き用の生地Aに代えて、生地Cを使用したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。実施例1と同様に外観及び内部を観察したところ、20個全てのたこ焼き様食品の表面はきれいに焼けており、具が表面に飛び出していることはなかった。また、20個全て内部までよく火が通っていたが、一部に具が生地中に僅かに分散している傾向が見られた。また、試食試験の結果、20人中16人が非常に美味しいと回答した。
たこ焼き用の生地Aに代えて、生地Dを使用したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。実施例1と同様に外観及び内部を観察したところ、20個全てのたこ焼き様食品の表面はきれいに焼けており、具が表面に飛び出していることはなかった。また、20個全て内部までよく火が通っているのみならず、具が生地中に分散していることがなく生地の中央にほぼ塊として存在していた。しかし、試食試験の結果、たこ焼き様食品は粉っぽくパサパサ感があり、美味しいと答えたものは、20人中1人もいなかった。
たこ焼き用の生地Aに代えて、生地Eを使用したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。調製中、一部に具が生地を突き破って外に飛び出すというトラブルが生じた。そのまま調製してたこ焼き様食品を完成したが、20個中12個について具が表面まで飛び出していた。また、20個全て内部までよく火が通っていたが、20個中18個について具が生地中に分散していた。また、試食試験の結果、20人中12人が、焼き上がった生地がふにゃふにゃで全体に水っぽく美味しくないと回答した。
生地100質量部及び具55質量部を用意したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。実施例1と同様に外観及び内部を観察したところ、20個全てのたこ焼き様食品の表面はきれいに焼けており、具が表面に飛び出していることはなかった。また、20個全て内部までよく火が通っているのみならず、具が生地中に分散していることがなく生地の中央にほぼ塊として存在していた。試食試験の結果、20人中19人が非常に美味しいと回答した。
生地100質量部及び具60質量部を用意したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。実施例1と同様に外観及び内部を観察したところ、20個全てのたこ焼き様食品は、その表面がきれいに焼けており、具が表面に飛び出していることはなかった。また、20個のたこ焼き様食品を割って内部を観察したところ、全て内部までよく火が通っていた。20個中の4個に、具の生地中への多少の分散が認められた。試食試験の結果、20人中18人が美味しいと回答した。
生地100質量部及び具45質量部を用意したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。実施例1と同様に外観及び内部を観察したところ、20個全てのたこ焼き様食品は、その表面がきれいに焼けており、具が表面に飛び出していることはなかった。また、20個のたこ焼き様食品を割って内部を観察したところ、内部までよく火が通っており、また、具が生地中に分散していることがなく生地の中央にほぼ塊として存在していた。試食試験の結果、20人中19人が美味しいと判断した。
生地100質量部及び具40質量部を用意したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。実施例1と同様に外観及び内部を観察したところ、20個全てのたこ焼き様食品の表面はきれいに焼けており、具が表面に飛び出していることはなかった。また、20個のたこ焼き様食品を割って内部を観察したところ、全て内部までよく火が通っているのみならず、具が生地中に分散していることがなく生地の中央に塊として存在していた。試食試験の結果、20人中16人が美味しいと判断した。
生地100質量部及び具65質量部を用意したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。調製中に具が生地を突き破って外に飛び出すというトラブルが生じた。そのまま調製してたこ焼き様食品を完成したが、20個全てのたこ焼き様食品において、具が表面に存在するものであった。また、20個のたこ焼き様食品を割って内部を観察したところ、全ての具が生地中に分散しており、生地の中央に塊として存在するものはなかった。試食試験の結果、20人全員が餃子の具が散ってしまっていて食感が悪く、余りおいしくないと判断した。
生地100質量部及び具35質量部を用意したこと以外は、実施例1と同一にして実施した。20個全てのたこ焼き様食品の表面はきれいに焼けており、具が表面に飛び出していることはなかった。また、20個のたこ焼き様食品を割って内部を観察したところ、全て内部までよく火が通っているのみならず、具が生地中に分散していることがなく生地の中央に塊として存在していた。試食試験の結果、20人全員がパサパサとした食感で味気もなく不味いと判断した。
<外部観察結果>
◎:20個全てのたこ焼き様食品の表面はきれいに焼けており、具が表面に飛び出していなかったもの
×:調製中、具が生地を突き破って外に飛び出すというトラブルが生じ、完成したたこ焼き様食品20個中10〜20個について具が表面まで飛び出していたもの
<内部観察結果>
◎:20個全てのたこ焼き様食品の内部までよく火が通っているのみならず、具が生地中に分散していることなく生地の中央にほぼ塊として存在していたもの
○:20個全てのたこ焼き様食品の内部までよく火が通っていたが、一部に具が生地中に僅かに分散している傾向が見られたもの
×:20個全てのたこ焼き様食品の内部までよく火が通っていたが、20個中10〜20個について具が生地中に分散しており、具が生地の中央に塊として存在していなかったもの
<試食試験結果>
20人中美味しいと答えた人数を示す。
1 生地を焼き上げた部分
2 餃子に用いる具を焼き上げた部分
Claims (4)
- 主成分としての小麦粉と、山芋粉、そば粉、でんぷん又は米粉と、更に、昆布粉と、サバ若しくはカツオの削り粉とを含む固形分、並びに水を含む、たこ焼き用の生地の中に、挽肉状の畜肉類、キャベツ、タケノコ、シイタケ及びニラを含むペースト状混練物から成る、餃子に用いる具(但し、冷凍した具は含まない。)を入れて、略球形に焼き上げる、たこ焼き様食品の製造方法であって、前記たこ焼き用の生地が、該生地中に固形分25〜31質量%を含み、かつ、前記餃子に用いる具の量が、前記たこ焼き用の生地100質量部に対して40〜60質量部であることを特徴とするたこ焼き様食品の製造方法。
- 上記のたこ焼き用の生地が、該生地中に固形分27〜31質量%を含む、請求項1記載のたこ焼き様食品の製造方法。
- 餃子に用いる具の量が45〜55質量部である、請求項1又は2記載のたこ焼き様食品の製造方法。
- 表面をオリーブ油でコーティングして、更に焼き上げる、請求項1〜3のいずれか一つに記載のたこ焼き様食品の製造方法
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