JP6188652B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に関するものである。
空調対象空間(以下、室内とも称する)に存在する人体を検知してきめ細かい空調制御を実施するため、赤外線センサを有する空気調和装置の室内機が各種提案されている(たとえば、特許文献1参照)。ここで、赤外線センサとは、熱を検知するセンサであり、たとえば、人体を検知するのに利用される。
特許文献1に記載の空気調和装置は、室内の人体及び室内の温度などを検知することを目的としているため、室内機の前側の範囲が検知範囲となっており、赤外線センサはその検知範囲を走査して熱を検知している。
特開2012−42183号公報
壁掛けタイプの室内機の据付壁面は室外機との配管などの関係から建物の外と中を区切る仕切り壁に設置されることが多い。つまり、仕切り壁を据付壁面とすることが多い。このとき、赤外線センサは、据付壁面側から室内側に向かう方向を検知するように動作する(たとえば、前述の特許文献1)。
たとえば冬において、仕切り壁部分には冷たい外気に触れることになるので、仕切り壁部分の温度は、室内の温度、空気調和装置の吹き出した風が当たる他の壁面温度及び床面温度などよりも低くなりやすい。あるいは、仕切り壁には、多くの場合、窓などが設けられているので窓から冷気が侵入してくる。
これらの要因により、仕切り壁の近くに在室している者は、仕切り壁から遠くにいる者と比較すると輻射熱の影響で寒いと感じる。すなわち、仕切り壁の近くに在室している者の体感温度は低くなる。
特許文献1に記載の空気調和装置では、据付壁面側から室内側に向かう方向の温度を検知するように赤外線センサが動作しており、据付壁面の温度状況を検知できず、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができないという課題がある。
本発明は、据付壁面の温度状況を検知して、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができる空気調和装置を提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和装置は、室内機本体と、室内機本体内に設けられ、空気を室内機本体内に取り込み、室内機本体外に放出する室内送風機と、室内機本体内に設けられ、室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、室内機本体に設けられ、室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、少なくとも赤外線センサにおける室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、を備え、制御装置は、赤外線センサの検知範囲として、室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定されているものである。
本発明に係る空気調和装置によれば、上記の赤外線センサ及び制御装置を備えているので、室内機本体の背面側の温度(据付壁面の温度)を検知し、その検知結果に基づいた空調制御を実施でき、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内機100の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置200の有する冷媒回路CCを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置200の室内機100に搭載された制御装置70などの説明図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置200の室外機101に搭載された制御装置71などの説明図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置200の赤外線センサ800の構成を説明する模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置200の赤外線センサ800が室内機本体1Aの背面側を検知している様子を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置200の室内機100の赤外線センサ800の検知範囲の説明図であり、室内機100及び空調対象空間を上側から見た図である。 図7Aを縦断面視した説明図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の制御フローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の制御フローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。 据付壁面Wの近傍領域についての説明図であり、室内機100及び空調対象空間を上側から見た図である。 図11Aを縦断面視した説明図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。 本発明の実施の形態7に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。 本発明の実施の形態8に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。 本発明の実施の形態9に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。
以下、発明の実態に係る空気調和装置の室内機について、図面などを参照しながら説明する。ここで、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一、またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態において共通である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に係る空気調和装置の室内機100の構成を示す斜視図である。図1を参照して室内機100の構成について説明する。ここで、本実施の形態1に係る室内機100は、壁面に設置される壁掛けタイプの室内機である。
図1において、室内機100は、図示省略の熱交換器及び送風機などが搭載された室内機本体1Aを有している。室内機本体1Aには、その上部に吸込口1が形成され、前面側の下部に吹出口2が形成されている。また、室内機本体1Aは、吹出口2の形成位置に、空気の吹き出し方向の上下を調整する上下風向板3と、空気の吹き出し方向の左右を調整する左右風向板4とを有している。さらに、室内機本体1Aは、空調対象空間(室内、ビルの一室など)となる部屋の温度を走査しながら物体表面から放射する赤外線を検知し、温度情報を取得する赤外線センサ800を有している。
図2は、本実施の形態1に係る空気調和装置200の有する冷媒回路CCを示す図である。なお、冷房運転時又は除湿運転時は、冷媒が図中の実線で示す矢印の方向に流れ、暖房運転時は冷媒が図中の破線で示す矢印の方向に流れる。
図2に示すように、空気調和装置200は、利用側機である室内機100及び熱源側機である室外機101を有している。室内機100と室外機101とは冷媒配管Pで接続されている。空気調和装置200は、圧縮機10、四方弁15、室外熱交換器14、室外送風機11、室内熱交換器13、室内送風機12、絞り装置16、制御装置70及び制御装置71を有している。
室内機100は、空調対象空間に空調空気を供給する室内送風機12と、冷房運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器(放熱器)として機能する室内熱交換器13と、室内送風機12の動作などを制御する制御装置70とが搭載されている。
ここで、上記した室内送風機12は、室内機本体1A内に設けられ、空気を室内機本体1A内に取り込み、室内機本体1A外に放出するものである。また、室内熱交換器13は、室内機本体1A内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換するものである。
室外機101は、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機10と、冷媒と空気との熱交換を促進する室外送風機11と、冷房運転時には凝縮器として機能し、暖房運転時には蒸発器として機能する室外熱交換器14、暖房運転及び冷房運転の切り替えなどに用いられる四方弁15と、圧縮機10の回転数などを制御し、室内機100に搭載された制御装置70と通信する制御装置71とが搭載されている。また、冷媒の流量を調整する絞り装置16は、たとえば、膨張弁、キャピラリーチューブなどで構成することができる。
図3は、本実施の形態1に係る空気調和装置200の室内機100に搭載された制御装置70などの説明図である。室内機100は、制御装置70に電気的に接続される入力回路23及び出力回路26を有している。
入力回路23は、図3に示すように、リモートコントローラなどを介して入力されたユーザーの設定情報20、赤外線センサ800からの取得情報21、及び、室外機101の制御装置71から出力される情報22などを受信するものである。入力回路23にて受信された情報などは、制御装置70に出力される。
制御装置70は、入力回路23から出力される設定情報20、取得情報21及び情報22を受信し、各種の空調制御を実施するものである。制御装置70は、赤外線センサ800の検知結果(検知温度)に基づいて、空調対象空間の壁面の温度を算出し、輻射の影響を考慮して空調制御を行うものである。すなわち、制御装置70は、たとえばユーザーなどによって設定される設定温度だけでなく、輻射による影響をも考慮して空調制御を実施する。
制御装置70は、たとえばCPU(Central Processing Unit)などに対応する演算処理装置24と、予め設定された情報などが格納され、たとえばフラッシュメモリなどに対応する記憶装置25とを有しているものである。さらに、制御装置70は、タイマなどの計時手段を有し、時間ないし時刻に関する計測などを行うことができる。また、制御装置70は、赤外線センサ800の駆動を制御する。たとえば、赤外線センサ800が回動自在の機構を有している場合には、制御装置70は、赤外線センサ800を回転させて、赤外線センサ800に検知範囲を走査させることができる。
なお、記憶装置25は、制御などに係る処理手順をプログラムしたデータを有している。そして、演算処理装置24がプログラムのデータに基づく処理を実行して各種制御を実現する。
制御装置70は、演算処理装置24が受信した設定情報20、取得情報21及び情報22と、記憶装置25に格納されている情報とに基づいて予め設定された処理を行い、その処理結果を出力回路26に出力する。
出力回路26は、図3に示すように、制御装置70の演算処理装置24から出力された処理結果27を室内機100の各種機器に出力するものである。ここで、各種機器とは、たとえば、室内送風機12、上下風向板3、左右風向板4などに対応する。
これにより、制御装置70で演算処理された内容に応じて室内送風機12などが動作する。たとえば、制御装置70の演算処理装置24から出力された処理結果27が、室内送風機12の回転数の増減に関するものであれば、室内送風機12の回転数が増減される。
また、上下風向板3の位置の変更、左右風向板4の位置の変更に関するものであれば、上下風向板3、左右風向板4の位置が変更される。
また、出力回路26は、制御装置70の演算処理装置24から出力された情報28を室外機101の制御装置71へ出力する。情報28の内容としては、たとえば、圧縮機10の回転数、四方弁15の切り替えなどがある。
図4は、本実施の形態1に係る空気調和装置200の室外機101に搭載された制御装置71などの説明図である。制御装置71も、室内機100に搭載された制御装置70に準じた構成を有している。
制御装置71は、図4に示すように、室内機100の制御装置70から室外機101の制御装置71へ出力される情報28、及び各種センサからの取得情報30を入力回路31にて受信する。制御装置71は、CPUに対応する演算処理装置32において、その受信した情報を記憶装置33に設定されているプログラムに基づいた処理を行う。そして、制御装置71は、その処理結果35に基づいて出力回路34を介して圧縮機9の動作を変更する。また、制御装置71は、その処理結果35に基づいて、室外送風機11の回転数、四方弁15の切り替え、絞り装置16の開度の制御などを実施する。
また、制御装置71は、室内機100の制御装置70への情報22を出力する。制御装置70によって算出された空調対象空間の温度(室温)、空調対象空間における体感温度、及び空調対象空間の設定温度に応じて、制御装置71は、圧縮機10の回転数の変更などを行う。
図5Aは、本実施の形態1に係る空気調和装置200の赤外線センサ800の構成を説明する模式図である。図5Bは、本実施の形態1に係る空気調和装置200の赤外線センサ800が室内機本体1Aの背面側を検知している様子を模式的に示す図である。なお、説明上の便宜のため、室内機100が設置される空調対象空間は、室内機100が取り付けられる据付壁面W(仕切り壁の室内側面)と、据付壁面Wに対向する正面壁と、右壁と、右壁に対向する左壁と、床と、床に対向する天井とを有している場合を一例に説明する。
赤外線センサ800は、赤外線を検知するセンサ部40Bと、センサ部40Bを駆動するたとえばステッピングモータなどで構成することができる駆動部40Aとを有しているものである。すなわち、赤外線センサ800は、駆動部40Aの作用によってセンサ部40Bが回転することができるように構成されているものである。駆動部40Aは、鉛直方向に平行な回転軸40A1を有しており、この回転軸40A1が回転することでセンサ部40Bも回転する。
なお、センサ部40Bには、たとえば対象物の赤外線量を計測するサーモパイルセンサを用いることができる。
また、センサ部40Bも回転軸40B1を有している。そして、図5Aでは便宜上離れているものとして図示しているが、回転軸40A1と回転軸40B1とは連結している。
また、図5Bに示すように、センサ部40Bは、その赤外線の検知部Sが室内機本体1Aの下面1A1よりも下側に突出するように設けられている。これにより、赤外線センサ800は、室内機本体1Aに干渉してしまい、室内機本体1Aの背面側、すなわち室内機100の据付壁面Wの温度情報が取得できなくなってしまうことがないように構成されている。
そして、赤外線センサ800は、駆動部40Aがセンサ部40Bを回転させて、予め設定された検知範囲を走査することができ、予め設定された検知範囲の熱画像を取得することができる。
赤外線センサ800は、室内機本体1Aの前側及び左右の側方側だけでなく、室内機本体1Aの背面側も検知範囲に含まれるように構成されている。赤外線センサ800の検知範囲として据付壁面Wも含めることで、据付壁面Wの温度による輻射の影響も含めて空調制御を実施することができ、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができる。
[実施の形態1の制御フロー]
図6は、本実施の形態1に係る空気調和装置の制御フローチャートである。なお、制御装置700は、制御装置70及び制御装置71を総称したものである。ST001にて、制御装置700は、据付壁面Wを含む温度情報を赤外線センサ800より取得する。ST002にて、制御装置700は、その取得した情報に基づいて空調対象空間の床、据付壁面W、右壁、左壁、正面壁などの温度検知と人体位置の検知を行う。ST003にて、制御装置700は、検知した人体位置での体感温度を算出する。体感温度の算出方法としては、たとえばSET(新標準有効温度)などにより求めることができる。すなわち、体感温度は、人体位置における温度、湿度、風速、輻射温度などに基づいて算出することができる。ST004にて、制御装置700は、体感温度に応じて室内機100の上下風向板3及び左右風向板4の向き、室内送風機12の回転数、室外機101の圧縮機10の回転数、室外送風機11の回転数、絞り装置16の開度などの制御を行う。
室内機100は、据付壁面Wも含めた空調対象空間の壁面の温度を取得する。ここで、取得した温度が壁面の温度か床面の温度かどうかを判断する方法としては、たとえば、冷房運転時及び暖房運転時の温度の変化によって求めることができる。これは、熱の比容量が壁面と床面とでは異なり、冷房運転時の冷風、暖房運転時の温風が床、壁などに当たったときの温度の計時的な変化が異なることから求めることができる。
さらに、赤外線センサ800の上下方向の配光差に基づいて、赤外線センサ800で検知した人体の奥行き距離を取得することができる。また、赤外線センサ800の左右方向の検知範囲の走査時の分解能に基づいて、人体の左壁面ないし右壁面からの距離を取得することができる。
このようにして得られた床の特定の部分の温度Tf、右壁の温度Tw_R、左壁の温度Tw_L、正面壁の温度Tw_F、据付壁面Wの温度Tw_B、そして、右壁から床の特定の部分までの距離X_R、左壁から床の特定部分までの距離X_L、正面壁から床の特定部分までの距離Y_F、据付壁面Wから床の特定部分までの距離Y_Bから空調対象空間の所定位置における輻射も含めた温度Tは以下の式によって算出できる。
Figure 0006188652
このように、制御装置700は、空調対象空間の所定位置における輻射も含めた温度Tより、上述した体感温度を算出する。そして、制御装置700は、この算出した体感温度から、室内機100の上下風向板3及び左右風向板4の向き、室内送風機12の回転数、室外機101の圧縮機10の回転数、室外送風機11の回転数、絞り装置16の開度などの制御を行う。
[実施の形態1の効果]
本実施の形態1に係る空気調和装置は、室内機本体1Aに設けられ、室内機本体1Aの背面側(据付壁面W)が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサ800と、赤外線センサ800における室内機本体1Aの背面側の温度検知結果に基づいて空調制御を行う制御装置700を有している。このため、据付壁面Wの温度を求め、その輻射影響を正しく反映することによって、体感温度に沿って冷房運転又は暖房運転を行うことができ、ユーザーの快適性をよりきめ細やかに向上させることができる。
たとえば、冷房運転を行っている時に据付壁面Wのみが室内外を隔てる壁面であった場合であって、室外の温度が室内の温度と比較して非常に高い場合には、据付壁面Wの温度が高くなり、据付壁面Wの近くに在室している者は、その体感温度が高くなっており、快適性が損なわれている。
このような場合において、据付壁面Wの輻射影響を加味した体感温度で空調制御を実施すると、据付壁面Wの近くに在室している者の快適性を向上させることができる。すなわち、体感温度が設定温度に到達するまで、たとえば、(1)室内送風機12の回転数を通常より大きくし冷風感を与えながら、(2)圧縮機10の回転数を高くして冷媒の流量を増やし室内熱交換器13での室内空気との熱交換量を増やす。
また、空調対象空間を均一に冷却すると、その他のユーザーの快適性が損なわれる可能性があるので、(3)上下風向板3及び左右風向板4の向きを変更し、冷気が据付壁面Wの近くに在室している者に流れるようにする。
このような制御を実施することで、据付壁面Wの近くに在室している者の快適性も向上させることができ、ユーザーの快適性をよりきめ細やかに向上させることができる。
本実施の形態1において、室内機100を正面から見たときに赤外線センサ800が室内機本体1Aの下部の左端側に配置された場合を一例として示しているが、この態様に限定されるものではない。赤外線センサ800が据付壁面Wの温度を取得できるように設置されていれば、室内機本体1Aの下部の中央部でもよいし、室内機本体1Aの下部の右端側に設置されていてもよい。また、赤外線センサ800は、据付壁面Wの温度を取得できるように設置されていれば、室内機100の側面、上面に設置されていてもよい。
本実施の形態1では、室内機100の室内機本体1Aに1つの赤外線センサ800が搭載されている場合を示しているが、それに限定されるものではなく、複数設置されていてもよい。
本実施の形態1では、赤外線センサ800の回転軸40B1が鉛直方向に平行である場合を一例に説明したが、それに限定されるものではなく、鉛直方向から傾いていてもよい。
本実施の形態1では、赤外線センサ800が、対象物の赤外線量を計測するセンサ部40Bと、回転の伝達部材である回転軸40B1とを一体としたものを一例に示しているが、それに限定されるものではなく、これらは別体であってもよい(図5A及び図5B参照)。
本実施の形態1では、赤外線センサ800の駆動において据付壁面Wを検知範囲に含むように、赤外線センサ800(センサ部40B)を回転自在にして360度回転できるように構成した場合を一例に説明したが、それに限定されるものではない。360度の全方位に回転しないように、適宜位置決めリブを設け、センサ部40Bの駆動範囲を制限してもよい。
実施の形態2.
図7Aは、本実施の形態2に係る空気調和装置200の室内機100の赤外線センサ800の検知範囲の説明図であり、室内機100及び空調対象空間を上側から見た図である。図7Bは、図7Aを縦断面視した説明図である。図8は、本実施の形態2に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態2では、検知範囲が複数の領域に分かれた態様となっている。実施の形態2では、実施の形態1と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
本実施の形態2において、制御装置70には、室内機本体1Aの前側を検知範囲とする検知範囲Bと、主に室内機本体1Aの据付壁面Wを検知範囲とする検知範囲Aとが赤外線センサ800の検知範囲として設定されている。そして、制御装置70は、検知範囲B及び検知範囲Aを走査するかを決定する検知範囲判別手段を有している。
ここで、検知範囲Bは、第1の検知範囲に対応し、検知範囲Aは、第2の検知範囲に対応している。
検知範囲Bは、室内機本体1Aの前側の範囲を含む検知範囲である。検知範囲Aは、室内機本体1Aの背面側の範囲を含む検知範囲である。ここで、図7A及び図7Bでは検知範囲Bと検知範囲Aは重複しない範囲として規定しているが、検知範囲Bが検知範囲Aを含んでいてもよいし、検知範囲Bと検知範囲Aの一部が重複していてもよい。また、図7A及び図7Bでは検知範囲を検知範囲B及び検知範囲Aの2つに分けているが、それ以上の複数の検知範囲に分けてもよい。
[実施の形態2の制御フロー]
制御装置700の検知範囲判別手段は、図8のフローチャートに示すように、赤外線センサ800の検知範囲の走査を行う際に、検知範囲Bと検知範囲Aのどちらの検知範囲の走査を行うかを決定する機能を有する。
図8では、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出し、ST101にて検知範囲Bの連続走査回数が30回以上であるかを判定し、30回以上である場合にはST102にて検知範囲Aの走査を実施し、ST103にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。ここで、検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であればST104にて検知範囲Aの連続走査回数をクリア、ST105にて検知範囲Bの連続走査回数をクリアしてST101へ戻る。次に、ST103にて検知範囲Aの連続走査回数が2回未満だった場合にはST104、ST105を実施せず、ST106にて検知範囲Aの連続走査回数を+1増加させてST102へ戻る。
また、ST101にて検知範囲Bの連続走査回数が30回未満である場合には、ST107にて検知範囲Bの走査を実施し、ST108にて検知範囲Bの連続走査回数を+1増加させてST101へ戻る。このようにして、検知範囲A及び検知範囲Bを走査する。
[検知範囲B及び検知範囲Aの操作頻度]
検知範囲Aの走査は、据付壁面Wの温度を取得するためのものである。ここで、据付壁面Wの温度は、室内機100の吹き出す風が直接当たらないため、床、室内機100から見た時の右壁、左壁、正面壁の温度に比べると急激な温度変化はしにくい。また、外気温度や日射によって変化するが、住宅において仕切り壁の断熱性能は室内に設置されている内壁の断熱性能に比べて高いため、急激な温度変化はしにくい。
図7において、検知範囲Bの走査は、床、室内機100から見たときの右壁、左壁、正面壁の温度、室内にいる人体の位置を取得するためのものである。ここで、床、室内機100から見た時の右壁、左壁、正面壁の温度は空気調和装置200の室内機100から吹き出す風が当たるため、温度が急激に変化しやすい。
また、室内にいる人体の位置を検知して空調制御を実施している場合には、人体の移動後、検知範囲Bの走査をしなくては人体の移動を検知することができず、各種制御、たとえば、ユーザーの操作を介さず人体の位置に風を向けるべく上下風向板3、左右風向板4の位置を調整する制御を、リアルタイムで実施しにくくなる。つまり、検知範囲Bを走査する頻度が低くなると、人体が移動してしまって人体が存在しない箇所に向けて上下風向板3、左右風向板4を向けている可能性があるということである。その他にも、冷房運転中に体感温度が高くなるような場所に人体が移動した場合に、圧縮機10の回転数を高くして体感温度が設定温度に近づくように運転を行う制御も実施することができなくなる。したがって、検知範囲Bの方が、据付壁面Wの温度を検知する検知範囲Aよりも走査の頻度を高くする必要がある。
検知範囲判別手段を用いることで、検知範囲Bの走査の頻度を高くすることができるとともに、一定の頻度で検知範囲Aの操作も実施するので、据付壁面Wの温度情報に基づく空調制御も実施することができる。
[実施の形態2の効果]
実施の形態2に係る空気調和装置200は、検知範囲B及び検知範囲Aを区別して規定し、検知範囲Aの走査頻度が高くなるようになっている。これにより、人体の移動、床面温度、及び室内機100からみた右壁、左壁、正面壁の温度の変化を早期にとらえることができる。
これにより、体感温度の変化も素早く空気調和装置200の運転に反映させることができ、最適な運転状態へと遷移する時間を短くすることができ、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができる。
また、たとえば図7A及び図7Bで記載の検知範囲Bといった据付壁面Wの検知範囲を走査する場合においても、据付壁面Wの温度状態の変化に追従できる十分な間隔で走査することができるため、据付壁面Wの温度も十分に確かな状態で体感温度の算出に反映することができる。
このように、本実施の形態2に係る空気調和装置200では、検知範囲Bの頻度を大きくしてユーザーが存在している可能性の高いエリアについてきめ細やかな空調制御を実施しながらも、据付壁面Wの輻射による体感温度の影響も適宜考慮に入れた制御を実施することができる。
本実施の形態2において、図8のST101に記載の30回という回数やST103に記載の2回という回数はあくまで一例であり、あらかじめ定めた一定回数であれば設計者の意図に応じて設定してよい値とする。つまり、図8の例では検知範囲Bの走査を30回連続で行った場合に、2回連続で検知範囲Aの走査を行う処理としているが、検知範囲Bの走査を10回連続で行った場合に、検知範囲Aの走査を1回のみ実施してもよい。
実施の形態3.
図9は、本実施の形態3に係る空気調和装置の制御フローチャートである。本実施の形態3では、実施の形態2における図8のST101の制御が異なっている。具体的には、本実施の形態3の図9のST201では、実施の形態2の図8のST101とは異なり、検知範囲Aに基づいて制御を実施している。また、本実施の形態2の図8のST108に対応する処理はない。その他は実施の形態2と共通である。実施の形態3では、実施の形態1、2と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
[実施の形態3の制御フロー]
ST201にて、制御装置700は、検知範囲Aの走査後タイマが30分以上経過しているかを判定し、30分以上経過している場合にはST202にて検知範囲Aの走査を実施し、ST203にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。ここで、検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であればST204にて検知範囲Aの連続走査回数をクリア、ST205にて検知範囲Aの走査後タイマをクリアした後、スタートさせ、ST201へ戻る。次に、ST203にて検知範囲Aの連続走査回数が2回未満だった場合にはST204、ST205を実施せず、ST206にて検知範囲Aの連続走査回数を+1増加させてST202へ戻る。また、ST201にて検知範囲Aの走査後タイマが30分未経過である場合には、ST207にて検知範囲Bの走査を実施してST201へ戻る。
[実施の形態3の効果]
本実施の形態3は、実施の形態1、2と同様の効果を有する。
本実施の形態3において、図9のST201に記載の30分という時間やST203に記載の2回という回数はあくまで一例であり、あらかじめ定めた一定時間や一定回数であれば設計者の意図に応じて設定してよい値とする。つまり、図9の例では検知範囲Aの走査後タイマが30分経過した場合に、2回連続で検知範囲Aの走査を行う処理としているが、検知範囲Aの走査後タイマが15分経過時に検知範囲Aの走査を1回のみ実施してもよい。
実施の形態4.
図10は、本実施の形態4に係る空気調和装置の制御フローチャートである。本実施の形態4では、実施の形態3における図9のST201における設定時間が異なっており、また、ST302が追加されている。本実施の形態4では、実施の形態1〜3と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
[実施の形態4の制御フロー]
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST301にて検知範囲Aの走査後タイマが10分以上経過しているかを判定し、10分以上経過している場合には、ST302にて据付壁面Wの近傍領域に人体が存在するか否かを検知し、人体の存在を検知した場合にはST303にて検知範囲Aの走査を実施し、ST304にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
ここで、検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であればST305にて検知範囲Aの連続走査回数をクリア、ST306にて検知範囲Aの走査後タイマをクリアした後、スタートさせ、ST301へ戻る。
次に、ST304にて検知範囲Aの連続走査回数が2回未満だった場合にはST305、ST306を実施せず、ST307にて検知範囲Aの連続走査回数を+1増加させてST303へ戻る。また、ST301にて検知範囲Aの走査後タイマが10分未経過である場合、またはST302にて据付壁面Wの近傍領域に人体を検知していない場合には、ST308にて検知範囲Bの走査を実施してST301へ戻る。
図11Aは、据付壁面Wの近傍領域についての説明図であり、室内機100及び空調対象空間を上側から見た図である。図11Bは、図11Aを縦断面視した説明図である。据付壁面Wの近傍領域Cとは、図11A及び図11Bに示すように、据付壁面W側の領域をさす。より詳しくは、据付壁面Wから一定の距離の領域を指す。ここで、赤外線センサ800と据付壁面Wとの最短距離を結ぶ直線と据付壁面Wとの交点を点Nとする。据付壁面Wの近傍領域Cは、図11A及び図11Bに示すように、たとえば、検知範囲Bのうち点Nから2m以内の領域が該当する。ただし、この据付壁面Wの近傍領域Cは設定の一例であり、その数値や範囲を限定するものではない。
[実施の形態4の効果]
本実施の形態4の構成を用いると、人体が据付壁面Wの近傍領域Cに検知している場合のみに据付壁面Wを含む検知範囲の走査を行うことができる。ここで、本実施の形態1において記載したとおり、据付壁面Wの輻射影響は据付壁面Wの近傍の人体においては大きく影響を及ぼすが、据付壁面Wから離れている人体においてはその影響は小さくなる。このため、据付壁面Wの温度の影響が大きい場合のみ据付壁面Wを含む検知範囲の走査を行うことができる。
更に、図10のST301の処理によって、据付壁面Wの近傍領域に人体を検知し続けている場合に、据付壁面Wの温度を取得する間隔をあらかじめ設定した間隔より短くなることを防ぎ、据付壁面Wの緩やかな温度変化を無駄な走査をすることなく取得することができる。
本実施の形態4においては、据付壁面Wの温度の影響が大きい場合、すなわち据付壁面W側に人体が存在する場合に、据付壁面Wを含む検知範囲の走査を行う。このため、据付壁面Wを含まない検知範囲の走査の間隔を最小化し、実施の形態2での効果と同様に、体感温度の変化も素早く空気調和装置200の運転に反映させることができ、最適な運転状態へと遷移する時間を短くすることができ、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができる。
本実施の形態4において、図10のST301に記載の10分という時間やST304に記載の2回という回数はあくまで一例であり、あらかじめ定めた一定時間や一定回数であれば設計者の意図に応じて設定してよい値とする。つまり、図10の例では検知範囲Aの走査後タイマが10分経過した場合に、2回連続で検知範囲Aの走査を行う処理としているが、検知範囲Aの走査後タイマの判定を5分と設定して、検知範囲Aの走査を1回のみ実施する、と設定してもよい。
実施の形態5.
図12は、本実施の形態5に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態5では、実施の形態1〜4と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。本実施の形態5では、複数ある検知範囲のうち、どの検知範囲を走査するか、リモートコントローラなどを介したユーザーの設定に応じて決定する態様である。
検知範囲判別手段は、図12のフローチャートに示すように、赤外線センサ800の検知範囲の走査を行う際に、検知範囲Aと検知範囲Bのどちらの検知範囲の走査を行うかを決定する機能を有する。図12中に出てくる据付壁面使用はユーザーが設定する情報で、据付壁面Wの温度情報を使用したい場合には据付壁面使用を設定とし、使用したくない場合には未設定とする。
[実施の形態5の制御フロー]
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST401にて現在の据付壁面使用が設定されているかどうかを判定し、設定されている場合にはST402にて、据付壁面使用の前回設定情報が未設定であるかを判定する。ST402で未設定となっている場合にはST403にて検知範囲Aの走査を実施し、ST404にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
ここで、検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であればST405にて検知範囲Aの連続走査回数をクリア、ST406にて据付壁面使用の前回設定情報を設定と記録してST401へ戻る。次に、ST404にて検知範囲Aの連続走査回数が2回未満だった場合にはST405、ST406を実施せず、ST407にて検知範囲Aの連続走査回数を+1増加させてST403へ戻る。また、ST401にて現在の据付壁面使用が設定されていない場合には、ST408にて据付壁面使用の前回設定情報に未設定を記録する。ST408の処理後、または、ST402にて据付壁面使用の前回設定情報が設定となっていた場合には、ST409にて検知範囲Bの走査を実施してST401へ戻る。
[実施の形態5の効果]
本実施の形態5では、ユーザーの設定に応じて、主に据付壁面Wの温度情報を取得するための検知範囲の走査を行わないようにすることで、通常の据付壁面W以外の検知範囲の走査間隔を最短にすることができる。たとえば、据付壁面Wに窓などがない、あるいは、高断熱住宅であるため据付壁面Wの温度がほとんど変化しないような住宅であれば、据付壁面Wの温度が体感温度に与える影響は非常に小さくなる。たとえば、赤外線センサ800の検知範囲を広げる必要がないとユーザーが判断した場合に、据付壁面Wを含む検知範囲の走査を行わないように設定できる。
ユーザーが据付壁面Wへの検知範囲の走査を実施する必要がないと設定した後に、再度、据付壁面Wへの検知範囲の走査を実施したいと設定した場合に、今現在の据付壁面Wの温度状態を取得できる。
実施の形態1に記載の利点が得られない場合、主に据付壁面Wの温度情報を取得するための検知範囲の走査は実施する必要がない。そのような場合に主に据付壁面Wの温度情報を取得するための検知範囲への走査は、主に据付壁面Wの温度情報を取得するためでない検知範囲の走査の間隔を長くしてしまう一因となるが、本実施の形態5を用いてユーザーが設定を行うことでこれを解消することができる。
実施の形態6.
図13は、本実施の形態6に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態6では、実施の形態1〜5と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。本実施の形態6では、複数ある検知範囲のうち、どの検知範囲を走査するか、冷房運転ないし暖房運転開始時かどうかに応じて判別する態様である。
[実施の形態6の制御フロー]
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST501にて今回が冷房運転または暖房運転開始時かを判定する。ここで、冷房運転または暖房運転の開始時である場合にはST502にて検知範囲Aの走査を実施し、ST503にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
ここで、検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であればST504にて検知範囲Aの連続走査回数をクリアし本処理を終了する。次に、ST503にて検知範囲Aの連続走査回数が2回未満だった場合にはST504を実施せず、ST505にて検知範囲Aの連続走査回数を+1増加させてST502に戻る。また、ST501にて今回が冷房運転または暖房運転の開始時でない場合には、ST506にて検知範囲Bの走査を実施し、本処理を終了する。
[実施の形態6の効果]
本実施の形態6の構成を用いることで、冷房運転開始時や暖房運転開始時において、据付壁面温度の情報を運転開始時に取得することができる。たとえば、暖房運転開始時においては暖房運転開始時の据付壁面Wの温度が一定値以上低いならば暖房運転開始から一定時間内の暖房運転において、圧縮機10の回転数を通常よりも高くし、吹き出す風が高温になるようにしてもよい。
冷房運転開始時または暖房運転開始時に据付壁面Wの温度情報を取得することで、体感温度を正確に算出し、より快適な空気調和環境を作り出すことができる。また、冷房運転開始から一定時間内、または、暖房運転開始から一定時間内の運転起動時の圧縮機10、室外送風機11、絞り装置16及び室内送風機12などの動作を、一定時間以上経過した運転安定時の動作と異なる動作をさせることで快適な空気調和環境を素早く作り出すことができる。
実施の形態7.
図14は、本実施の形態7に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態7では、実施の形態1〜6と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。本実施の形態7では、複数ある検知範囲のうち、どの検知範囲を走査するか、据付壁面Wの近傍領域Cの床温度と据付壁面Wの近傍領域Cでない床温度から判別する態様である。
[実施の形態7の制御フロー]
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST601にて据付壁面Wの近傍領域Cの床温度と据付壁面Wの近傍領域C以外の床温度の変化(差)が、第1の所定温度(たとえば、2℃)以上であるかを判定する。差が2℃以上の場合にはST602にて検知範囲Aの走査を実施し、ST603にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
ここで、検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であればST604にて検知範囲Aの連続走査回数をクリアしST601へ戻る。次に、ST603にて検知範囲Aの連続走査回数が2回未満だった場合にはST604を実施せず、ST605にて検知範囲Aの連続走査回数を+1増加させてST602へ戻る。また、ST601にて差が2℃未満であった場合には、ST606にて検知範囲Bの走査を実施してST601へ戻る。
なお、上述した据付壁面Wの近傍領域Cとは、実施の形態4の図11A及び図11Bで説明した据付壁面Wの近傍領域Cに対応する。また、据付壁面Wの近傍領域C以外とは、たとえば、図11で記載している検知範囲Bのうち据付壁面Wの近傍領域Cを除いた領域を指す。
[実施の形態7の効果]
実施の形態7の構成を用いることで、たとえば、冷房運転中に据付壁面Wに陽が当たり、据付壁面Wの付近の床にも陽が差し込むことで、据付壁面Wの付近の床温度が高い場合においても、その状態をとらえて、据付壁面Wの温度情報を更新することができる。
据付壁面W側の環境、たとえば日射などが変化した場合においても、その変化を床面から読み取り、据付壁面Wの温度情報を更新できることから、体感温度へ素早く反映することができ、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができる。
本実施の形態7において、第1の所定温度が2℃であること、及びST603に記載の2回という回数はあくまで一例であり、あらかじめ定めた温度差の閾値や一定回数であれば設計者の意図に応じて設定してよい値とする。さらに、温度差の閾値は冷房運転時と暖房運転時に別々に用意してもよいものとする。
実施の形態8.
図15は、本実施の形態8に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態8では、実施の形態1〜7と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。本実施の形態8では、複数ある検知範囲のうち、どの検知範囲を走査するか、据付壁面Wの近傍領域Cの床温度の時系列的な変化から判別する態様となっている。
[実施の形態8の制御フロー]
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST701にて据付壁面近傍領域の床温度が、予め設定された時間内(たとえば、5分以内)に第2の所定温度以上(たとえば、2℃以上)変化したかどうかを判定する。変化が2℃以上の場合にはST702にて検知範囲Aの走査を実施し、ST703にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
ここで、検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であればST704にて検知範囲Aの連続走査回数をクリアしST701へ戻る。次に、ST703にて検知範囲Aの連続走査回数が2回未満だった場合にはST704を実施せず、ST705にて検知範囲Aの連続走査回数を+1増加させてST702へ戻る。また、ST701にて変化が2℃未満であった場合には、ST706にて検知範囲Bの走査を実施してST701へ戻る。
[実施の形態8の効果]
実施の形態8の構成を用いることで、たとえば冷房運転中に据付壁面Wに陽が当たり、据付壁面Wの付近の床にも陽が差し込むことで、据付壁面Wの付近の床温度が高い場合においても、その状態をとらえて、据付壁面Wの温度情報を更新することができる。
据付壁面W付近の環境、たとえば日射などが変化した場合においても、その変化を床面から読み取り、据付壁面Wの温度情報を更新できることから、体感温度へ素早く反映することができ、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができる。
本実施の形態8において、第2の所定温度が2℃であること、及びST703に記載の2回という回数はあくまで一例であり、あらかじめ定めた温度変化の閾値や一定回数であれば設計者の意図に応じて設定してよい値とする。さらに、温度変化の閾値は冷房運転時と暖房運転時に別々に用意してもよいものとする。
実施の形態9.
図16は、本実施の形態9に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態9では、実施の形態1〜8と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
本実施の形態9では、制御装置700が走査設定決定手段を有している。複数の検知範囲のうちどの検知範囲の走査を行うかを決定した後に、この走査設定決定手段は、検知範囲毎に駆動速度、走査時の取り込み待機時間を設定する。
走査設定決定手段は、図16に示すように、赤外線センサ800の検知範囲の走査を行う際に、検知範囲を判別後に、検知範囲に応じて駆動速度、走査時の取り込み待機時間を設定する機能を有する。
[実施の形態9の制御フロー]
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に走査設定決定手段を呼び出す。ST801にて今回の走査が検知範囲Aに対して行われるのかを判定する。ここで、検知範囲Aに対して走査を行う場合にはST802にて走査時の駆動速度を300ppsとし、ST803にて走査時の取り込み待機時間を50msecとする。一方で、ST801にて今回の走査が検知範囲Aでない場合にはST804にて走査時の駆動速度を200ppsとし、ST805にて走査時の取り込み待機時間を100msecとする。
ここで、図16のST802、ST804での駆動速度の記載は赤外線センサ800の駆動をステッピングモータで行っているものとして記載しているが、本実施の形態9は駆動装置を限定するものではなく駆動の速度を個別に設定できるように構成してもよい。また、図16のST803、ST805での取り込み待機時間は、赤外線センサ800において、出力が安定するまでの待機時間のことである。
[実施の形態9の効果]
複数の検知範囲毎に駆動速度や取り込み待機時間を設定することで、たとえば、人体を検知しないため、おおよその温度が取得できればよい据付壁面側の検知範囲では通常時よりも駆動速度を早くし、取り込み待機時間を短くすることで走査に係る時間を短縮することができる。
本実施の形態9では据付壁面W側の検知範囲の走査時間を短縮化することで据付壁面W以外の検知範囲の走査間隔を短縮化し、検知のリアルタイム性を改善することで、据付壁面Wの温度情報を素早く更新できることから、体感温度へ素早く反映することができ、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができる。
本実施の形態9において、図16のST802、ST803、ST804、ST805に記載している設定値はあくまで一例であり、あらかじめ定めた値であれば設計者の意図に応じて設定してよい。
また、本実施の形態9においては、検知範囲Aの方が検知範囲Bよりも、赤外線センサ800の走査時の駆動速度(回転速度)を速くするとともに、走査時の取り込み待機時間を短くしている場合について説明したが、それに限定されるものではない。赤外線センサ800の走査時の駆動速度(回転速度)を速くすることと、走査時の取り込み待機時間を短くすることとの少なくとも一方を実施する態様であってもよい。
[変形例]
実施の形態9では、検知範囲Aと検知範囲Bとで異なる駆動速度及び取り込み待機時間を設定した態様であったが、同じであってもよい。これにより、検知範囲毎に駆動速度や取り込み待機時間が変化しないため、駆動が同一であり、駆動音の発生周期や大きさも変動しない。このため、耳障りな音の発生を抑制することができ、室内にいるユーザーの快適性を保つことができる。
1 吸込口、1A 室内機本体、1A1 下面、2 吹出口、3 上下風向板、4 左右風向板、9 圧縮機、10 圧縮機、11 室外送風機、12 室内送風機、13 室内熱交換器、14 室外熱交換器、15 四方弁、16 絞り装置、20 設定情報、21 取得情報、22 情報、23 入力回路、24 演算処理装置、25 記憶装置、26 出力回路、27 処理結果、28 情報、30 取得情報、31 入力回路、32 演算処理装置、33 記憶装置、34 出力回路、35 処理結果、40A 駆動部、40A1 回転軸、40B センサ部、40B1 回転軸、70 制御装置、71 制御装置、100 室内機、101 室外機、200 空気調和装置、700 制御装置、800 赤外線センサ、A 検知範囲、B 検知範囲、C 近傍領域、CC 冷媒回路、P 冷媒配管、S 検知部、W 据付壁面。

Claims (13)

  1. 室内機本体と、
    前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
    前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
    前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
    少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、
    前記赤外線センサの検知範囲として、
    前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
    前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定されている
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記第1の検知範囲での走査回数が第1の回数以上となるまで、前記赤外線センサで前記第1の検知範囲を連続して走査させ、
    前記第1の検知範囲での走査回数が前記第1の回数以上となると、前記第2の検知範囲での走査回数が前記第1の回数よりも小さい第2の回数以上となるまで、前記赤外線センサで前記第2の検知範囲を連続して走査させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 室内機本体と、
    前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
    前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
    前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
    少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、
    前記赤外線センサの検知範囲として、
    前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
    前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
    前記第2の検知範囲の検知をしてから予め設定された時間が経過するまでは前記第1の検知範囲を前記赤外線センサに検知させ、
    前記第2の検知範囲の検知をしてから予め設定された時間が経過した場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
    ことを特徴とする空気調和装置。
  4. 室内機本体と、
    前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
    前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
    前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
    少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、
    前記赤外線センサの検知範囲として、
    前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
    前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
    暖房運転又は冷房運転を介してから予め設定された時間が経過していない場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
    ことを特徴とする空気調和装置。
  5. 室内機本体と、
    前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
    前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
    前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
    少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、
    前記赤外線センサの検知範囲として、
    前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
    前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
    前記室内機本体が取り付けられる据付壁面の近傍の床温度と予め設定された範囲の床温度との差が、第1の所定温度以上の場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
    ことを特徴とする空気調和装置。
  6. 室内機本体と、
    前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
    前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
    前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
    少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、
    前記赤外線センサの検知範囲として、
    前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
    前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
    前記室内機本体が取り付けられる据付壁面の近傍の床温度が、予め設定された時間内に第2の所定温度以上変化した場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
    ことを特徴とする空気調和装置。
  7. 室内機本体と、
    前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
    前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
    前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
    少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
    を備え
    前記赤外線センサは、
    検知範囲を走査できるように前記室内機本体に回転自在に設けられ、
    前記制御装置は、
    前記赤外線センサの検知範囲として、
    前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
    前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
    前記第1の検知範囲の方が前記第2の検知範囲よりも、前記赤外線センサの回転速度を高くするか、前記赤外線センサの走査時の取り込み待機時間を短くするか、のうちの少なくとも一方を行っている
    ことを特徴とする空気調和装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて体感温度を算出し、
    前記体感温度と予め設定されている空調対象空間の設定温度との差分に基づいて前記空調制御を行う
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  9. 室外機本体と、前記室外機本体内に設けられた圧縮機とをさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記体感温度と前記設定温度との差分が予め設定された値よりも大きいと、前記空調制御として前記室内送風機の回転数を増大させ、前記圧縮機の回転数を増大させる
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和装置。
  10. 前記室内機本体の吹出口に設けられた風向板を有し、
    前記制御装置は、
    前記体感温度と前記設定温度との差分が予め設定された値よりも大きいと、前記空調制御として前記室内機本体の背面側に空気が向かうように前記風向板を向ける
    ことを特徴とする請求項又はに記載の空気調和装置。
  11. 前記制御装置は、
    前記第1の検知範囲を前記赤外線センサで連続して検知させ、前記第1の検知範囲での検知回数が予め設定された回数以上となった場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
    ことを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  12. 前記制御装置は、
    前記赤外線センサの温度検知結果に基づいて人体の有無の判定をすることができるものであり、
    前記第2の検知範囲の検知をしてから予め設定された時間が経過していない場合、又は、前記室内機本体が取り付けられる据付壁面の近傍領域に人体が存在すると判定されなかった場合には、前記第1の検知範囲を前記赤外線センサに検知させ、
    前記第2の検知範囲の検知をしてから予め設定された時間が経過し、前記室内機本体の背面側近傍領域に人体が存在すると判定された場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和装置。
  13. 前記赤外線センサに前記第2の検知範囲の検知をさせるか否かを切り替える切替手段をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記切替手段により前記第2の検知範囲の検知をしないように設定された場合には、前記第1の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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