JP6438143B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

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    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/89Arrangement or mounting of control or safety devices

Description

本発明は、温度検知時間を短縮する赤外線センサを搭載した空気調和装置の室内機に関する。
従来、空気調和装置の室内機では、赤外線センサで検知される室内エリアの人体の位置情報を用いて、たとえば温度、風量および風向の制御を行う。これにより、室内の人体の快適性をより高めることができ、快適な空調運転を自動的に行うことができる。
赤外線センサを搭載した空気調和装置の室内機は各種提案されている。一例として、赤外線センサの非検知時である停止時に、赤外線センサを室内機の外から後退移動して室内機内部に収納する技術が知られている(たとえば特許文献1参照)。
この技術の利点としては、外観への影響を最小限に抑制し、組立時やサービス時に赤外線センサに衝突し難く、赤外線センサの故障が発生し難い特徴がある。また、サービス時には、赤外線センサが室内機内部に収納されるため、作業性の向上が得られる。
また、他の例として、赤外線センサの非検知時である停止時に、赤外線センサを室内機に収納しない技術もある。
特開2012−42183号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、非検知時である停止時には赤外線センサを室内機内部に収納するため、停止から起動までの時間が長い。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、温度検知時間を短縮することで、早期に最適な空気調和制御を実施し、快適性が向上し、消費電力が抑制される空気調和装置の室内機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置の室内機は、上部に設けられた吸込口、正面下部に設けられた吹出口並びに内部に配置された熱交換器およびファンを有し、背面を壁面に固定される筐体と、前記筐体から突出し、赤外線の検知部を有した赤外線センサと、を備え、前記赤外線センサは、水平方向に回転し、前記赤外線センサは、前記検知部を背面側に向けて停止する機構を備え、前記赤外線センサは、前記検知部を背面側に向けて停止した状態から起動して背面側を先に検知し始めるものである。
本発明に係る空気調和装置の室内機によれば、赤外線センサの検知部が背面側に向いて停止する。このため、赤外線センサは、背面側から起動して検知を開始し、従来時間がかかっていた背面側にある壁面または窓の温度検知の時間が早くなる。したがって、温度検知時間を短縮することで、早期に最適な空気調和制御を実施することができ、快適性が向上し、消費電力が抑制される。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る赤外線センサを搭載した室内機を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る室内機の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る赤外線センサが停止状態の室内機を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る停止状態の赤外線センサと赤外線センサの動作開始からの回転方向とを示す図4の矢視Aから見た拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る赤外線センサが背面側を向いて停止した向きから動作開始時に検知する温度検知範囲を部屋の上から見た図である。 本発明の実施の形態1に係る赤外線センサの停止状態の背面側の範囲を示す図4の矢視Bから見た図である。 本発明の実施の形態1の他の例に係る赤外線センサが背面側を向いて停止した向きから動作開始時に検知する温度検知範囲を部屋の上から見た図である。 比較例1に係る従来の赤外線センサが停止状態の室内機を示す側面図である。 比較例1に係る従来の停止状態の赤外線センサと赤外線センサの動作開始時の回転方向とを示す図9の矢視Aから見た拡大図である。 比較例1に係る従来の赤外線センサが正面側を向いて停止した向きから動作開始時に検知する温度検知範囲を部屋の上から見た図である。 比較例2に係る従来の赤外線センサを搭載した室内機を示す図である。 比較例2に係る従来の赤外線センサの停止後に赤外線センサが室内機内部に収納される状態を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
さらに、明細書全文に示されている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1を示す概略図である。
図1に示すように、空気調和装置1は、室内機2および室外機3が組み合わされ、室内機2と室外機3とを接続配管4で接続して構成されている。
空気調和装置1は、回転速度を制御可能なインバータ駆動の圧縮機、四方弁、室外機3の熱交換器、減圧装置、室内機2の熱交換器を接続して構成され、四方弁の切換により冷房サイクルおよび暖房サイクル運転が可能である。
接続配管4を通して室外機3の熱交換機から冷媒を室内機2に送り、室内機2の熱交換機で室内温度を冷やしたり温めたりする。たとえば、冷房サイクル運転の場合には、室外機3の熱交換機で冷やした冷媒を室内機2に送り室内を冷やす。逆に、暖房サイクル運転の場合には、高温の冷媒を室内機2に送り室内を暖める。
図2は、本発明の実施の形態1に係る赤外線センサ26を搭載した室内機2を示す概略図である。
室内機2は、上部に設けられた吸込口21、正面下部に設けられた吹出口22並びに内部に配置された図示しない熱交換器およびファンを有し、背面を据付壁面に固定された筐体23を備えた壁掛け形の室内機である。
室内機2では、筐体23の上部に設けられた空気の吸込口21から空気が内部の図示しない熱交換器を通過して図示しないファンに流動させられて筐体23の正面下部に設けられた吹出口22から吹出される。
室内機2は、吹出口22に配置され、吹出口22から吹出す風の向きを居住空間の左右方向で可変する図示しない左右風向板と、吹出口22に配置され、吹出口22から吹出す風の向きを居住空間の高さ方向である上下方向で可変する上下風向板24と、を備える。
左右風向板および上下風向板24は、それぞれ独立した駆動用モータ25a、25bを備えている。
室内機2は、室内の床温度、壁面の温度、人体の位置、人体の活動状態について検知する赤外線センサ26を備える。
赤外線センサ26は、筐体23の正面における左右方向の図示右側の一方の端部であって、筐体23の吹出口22の左右方向の隣に配置されている。
赤外線センサ26は、筐体23の下面から下方に突出し、赤外線センサ26の鉛直方向に延びる軸心回りに360度の全周にわたって回転する。
赤外線センサ26は、円柱形状であり、周面の一部に一定の範囲の視野角で周囲の赤外線を検知する検知部27を有する。検知部27は、赤外線センサ26が赤外線センサ26の鉛直方向に延びる軸心回りに全周にわたって回転するいずれの向きであっても、筐体23に遮蔽されずに外部に露出する。
赤外線センサ26は、鉛直方向に延びる軸心回りに水平方向に回転しながら温度検知を実施し、室内機2の運転停止時などの非検知時には検知部27を室内機2の背面側に向けて回転を停止する。
赤外線センサ26は、図示しないモータによって鉛直方向に延びる軸心回りに水平方向に回転し、室内空間の温度情報を360度の全周にわたって広範囲で取得する。
赤外線センサ26は、室内空間全域である温度検出対象範囲を走査しながら温度を検出する。空気調和装置1は、赤外線センサ26が床温度または人の温度を検知し、室内機2が熱交換した空気を、冷房サイクル運転の場合は温度の高いエリアに送ったり、暖房サイクル運転の場合は温度の低いエリアに送ったり、人に集中して当てたり、逆に人を避けて送ったりする。これにより、空気調和装置1は、室内の人の快適性を向上させたり、消費電力を抑制したりしている。
ここで、赤外線センサ26は、熱を検知するセンサであり、たとえば、人体を検知したり、室内空間の温度を検知したりするのに利用される。赤外線センサ26には、温度を感知する検知部27が設けられている。赤外線センサ26が回転することで、検知部27が部屋全体を走査して部屋の温度を検知する。赤外線センサ26は、室内機2の正面方向および左右の側方向だけでなく、室内機2の背面側の範囲も検知範囲に含まれるように構成されている。このため、赤外線センサ26の検知範囲には、室内機2が固定された据付壁面5または室内機2の後方の窓6も含まれる。よって、空気調和装置1は、据付壁面5または窓6の温度による輻射の影響も含めて空調制御を実施することができ、よりきめ細やかにユーザの快適性を向上させることができる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1の室内機2の制御装置28の構成を示すブロック図である。
図3に示す制御装置28は、たとえばマイクロコンピュータからなり、室内機2に内蔵されている。制御装置28は、入力部28aと、演算処理、判断処理などを実行するCPU28bと、各種の制御設定値や冷房サイクル運転、暖房サイクル運転などの運転モードに応じた制御プログラムが格納されたメモリ28cと、CPU28bでの演算結果や判断結果の出力情報に応じた駆動信号を各モータ25a、25b、25cに出力する出力部28dと、を有して構成されている。
入力部28aは、リモコン29からの運転モード、設定温度、設定湿度、風量設定、風向設定などの運転情報を受信し、CPU28bに入力する。また、入力部28aは、360度の全周で回転した赤外線センサ26により検出された室内空間および据付壁面5または窓6からの輻射熱の温度情報と筐体23に内蔵された図示しない室温サーミスタの検出温度である室温を受信し、CPU28bに入力する。この場合、CPU28bは、室温を基に室内空間の温度分布といった温度情報とメモリ28cに格納された制御設定値とを照らし合わせて、室内の床温度、壁面の温度、人体の位置、人体の活動状態についての情報を得る。
出力部28dから出力される駆動信号により、ファン用モータ25cの風量となる回転数が制御される。また、出力部28dからの駆動信号により、左右風向板駆動用モータ25aの回転角度が制御される。また、出力部28dからの駆動信号により、上下風向板駆動用モータ25bの回転角度が制御される。
図4は、本発明の実施の形態1に係る赤外線センサ26が停止状態の室内機2を示す側面図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る停止状態の赤外線センサ26と赤外線センサ26の動作開始からの回転方向とを示す図4の矢視Aから見た拡大図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る赤外線センサ26が背面側を向いて停止した向きから動作開始時に検知する温度検知範囲を部屋の上から見た図である。
赤外線センサ26の検知部27は、冷房サイクル運転および暖房サイクル運転の終了時に、室内機2の背面側の範囲に停止する。図4、図5に示すように、図4に示す矢視Aから見ると赤外線センサ26の検知部27が室内機2の背面側の真後ろで停止する。このため、検知部27は、矢視Aの正面から見えない配置になる。
図5、図6に示すように、赤外線センサ26は、検知部27が背面側を向いて停止した状態から室内機2の背面側の据付壁面5を先に検知し始める。そして、赤外線センサ26が鉛直方向に延びる軸心回りに図示矢印のように上面視時計まわりに360度の全周にわたって回転する。検知部27は、赤外線センサ26が赤外線センサ26の鉛直方向に延びる軸心回りに360度の全周にわたって回転するいずれの向きであっても、外部に露出する。これにより、赤外線センサ26は、室内空間および据付壁面5または窓6からの輻射熱の温度情報を取得する。
また、赤外線センサ26は、検知部27が背面側を向いて停止した後も検知を継続することもできる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る赤外線センサ26の停止状態の背面側の範囲11を示す図4の矢視Bから見た図である。
図7に示すように、背面側の範囲11とは、図4の矢視Bから見た赤外線センサ26において、符号を付した図示矢印の範囲である。背面側の範囲11は、赤外線センサ26の鉛直方向の軸心を通り据付壁面5に平行な面の背面または後方側の半周の範囲である。
一方、正面側の範囲12とは、図4の矢視Bから見た赤外線センサ26において、符号を付した図示矢印の範囲である。正面側の範囲12は、赤外線センサ26の鉛直方向の軸心を通り据付壁面5に平行な面の正面または前側の半周の範囲である。
図8は、本発明の実施の形態1の他の例に係る赤外線センサ26が背面側を向いて停止した向きから動作開始時に検知する温度検知範囲を部屋の上から見た図である。
赤外線センサ26の検知部27は、冷房サイクル運転および暖房サイクル運転の終了時に、室内機2の背面側の範囲11内に停止する。ここで、図8に示すように、背面側の範囲11は、赤外線センサ26の鉛直方向の軸心を通り据付壁面5に平行な面の背面または後方側の半周の範囲である。このため、赤外線センサ26の検知部27は、室内機2の背面側に含まれる真後ろではない斜め後方の窓6に向いて停止してもよい。
この場合にも、赤外線センサ26は、検知部27が背面側の窓6を向いて停止した状態から室内機2の背面側の窓6を先に検知し始める。そして、赤外線センサ26が鉛直方向の軸心に対して図示矢印のように時計まわりに360度の全周にわたって回転する。検知部27は、赤外線センサ26が赤外線センサ26の鉛直方向に延びる軸心に対して360度の全周にわたって回転するいずれの向きであっても、外部に露出する。これにより、赤外線センサ26は、室内空間および据付壁面5または窓6からの輻射熱の温度情報を取得する。
図9は、比較例1に係る従来の赤外線センサ126が停止状態の室内機102を示す側面図である。図10は、比較例1に係る従来の停止状態の赤外線センサ126と赤外線センサ126の動作開始時の回転方向とを示す図9の矢視Aから見た拡大図である。図11は、比較例1に係る従来の赤外線センサ126が正面側を向いて停止した向きから動作開始時に検知する温度検知範囲を部屋の上から見た図である。
比較例1では、赤外線センサ126の検知部127は、図7に示す正面側の範囲12に停止する。赤外線センサ126の検知部127が正面側で停止する場合では、検知部127を図9の矢視Aの位置から直接目視できる。この状態から、図10、図11に示すように上面視時計まわりに赤外線センサ126が360度回転する。
図12は、比較例2に係る従来の赤外線センサ226を搭載した室内機202を示す図である。図13は、比較例2に係る従来の赤外線センサ226の停止後に赤外線センサ226が室内機202内部に収納される状態を示す図である。
また、比較例2では、赤外線センサ226の検知部227は、停止時に正面を向く。さらに、図13に示すように、赤外線センサ226が室内機202内部に収納される。このため、比較例2の空気調和装置201は、起動から温度検知に時間がかかってしまう。
比較例1、2のような空気調和装置101、201の室内機102、202に使用される従来の赤外線センサ126、226は、回転することで周囲を検知することができる。しかし、赤外線センサ126、226の検知部127、227が正面を向いて停止する。このため、検知部127、227が背面側にある据付壁面105または窓106の温度を判定するために、赤外線センサ126、226が検知位置まで回転移動し到達する必要があり、その間は背面側を検知できていなかった。また、赤外線センサ126、226の検知部127、227が凸凹の意匠である。このため、空気調和装置101、201の停止時には、ユーザから赤外線センサ126、226の検知部127、227が正面から見える状態である。それにより、監視されているような圧迫感を与えてしまったり、凸凹があることでデザイン性が損なわれていたりした。
比較例1、2に対し、実施の形態1では、赤外線センサ26の検知部27の停止位置を背面側にする。図4に示すように、室内機2の側方から見ると検知部27が背面側の範囲11に向く。この背面側の範囲11に検知部27が停止することで、赤外線センサ26は、検知部27を背面側から起動して検知をし始める。このため、従来時間がかかっていた背面側にある据付壁面5または窓6の温度検知の時間が早くなる。室内機2の背面側は、一般的に外壁であり最も輻射影響が大きい。
ここで、部屋の温度の検知における据付壁面5または窓6からの輻射熱について述べる。据付壁面5または窓6からの輻射熱とは、たとえば夏だと据付壁面5または窓6が外気または太陽光で温度が上昇し、そこから熱が放射され室内空気温度を上げる熱である。従来の空気調和装置の輻射熱を考慮しない温度計測による制御では、快適な温度調節ができなかった。しかし、赤外線センサ26が据付壁面5または窓6からの輻射熱を検知することで、算出される温度情報がよりユーザが感じる体感温度に近くなり、快適性が向上する。
実施の形態1では、この輻射熱の情報を空気調和装置1の起動開始時に取得できるため、短時間に温度調節が可能になり、より素早くユーザが感じる快適な温度に達し、より快適性が向上し、より消費電力が低減することとなる。
図6では、実際の部屋での赤外線センサ26の動作例を示している。部屋の一部の壁は外壁と同じ壁となっており据付壁面5である。外壁に面した屋外8には、外壁を通して接続配管4と接続された室外機3が設置されている。
外壁と同じ据付壁面5に室内機2を取り付ける割合は、一般家庭の場合、約8割にあたるほとんどの一般家庭にあてはまる。
特に、輻射の影響が大きい対象である、背面側の窓6が外壁と同じ据付壁面5にあることがほぼ全一般家庭にあてはまる。よって、実施の形態1の効果が得られる対象はほとんどの一般家庭である。
実施の形態1では、赤外線センサ26の検知部27の停止位置は背面側の範囲11以内である。このため、赤外線センサ26は、起動から瞬時に背面側の初期検知領域7を検知可能となる。
これに対して図11に示す比較例1では、初期検知領域107が正面側の範囲になる。このため、背面側の範囲11を検知するには、検知部127が背面側の範囲11に行きつくまでの時間のロスが発生してしまい快適性を損なう。
実施の形態1では、赤外線センサ26の検知部27が停止時に直接日光に当たらなくなる。このため、赤外線センサ26が外乱の影響を受けずに検知精度が向上する。
実施の形態1では、赤外線センサ26の検知部27を背面側に向けて停止させることで、意匠性が向上する。これは、赤外線センサ26の検知部27に凸凹があるため、検知部27の露出がユーザよっては気になる存在になる場合もある。しかし、検知部27が背面側に停止することで運転停止時に見えなくなるため、デザイン性、意匠性が向上する。また、ユーザから検知部27が見えない状態になるため監視されているような圧迫感が無くなる。
また、たとえば、赤外線センサの検知部の停止位置を正面中央に設定した場合には、検知部の停止位置のズレに対して許容範囲を厳しく制限する必要があった。一方、実施の形態1のように、赤外線センサ26の検知部27が背面側の範囲に停止する場合には、検知部27が見えないためズレに対しての許容範囲が大きくなり、ユーザの違和感が低減し、ユーザからの問い合わせなどが低減し、品質が向上する。
実施の形態1のように、赤外線センサ26の検知部27が背面側にて停止することで、検知部27が保護され、直接の接触などでの破壊の確率が減り、長寿命化する。
また、図8の実施の形態1の他の例に示すように、赤外線センサ26の検知部27の停止する位置を背面側の範囲11の任意の位置にすることもできる。他の例では、赤外線センサ26の検知部27の初期検知領域7を背面側の範囲11のうち斜め後方の窓6に向けている。輻射熱の影響が大きい据付壁面5または窓6に向いて停止することで、起動から短時間にて温度検知できるため、短時間に輻射熱の影響を解決でき、より快適性が向上し、より消費電力が抑制されることになる。
赤外線センサ26が回転を停止した後も検知部27が検知し続けることもできる。輻射熱の影響が大きい据付壁面5または窓6を空気調和装置1が停止中も検知することで、時系列の温度検知ができて予測が立てられるため、より快適性が向上し、より消費電力が抑制されることになる。
以上の実施の形態1によると、赤外線センサ26は、検知部27を背面側に向けて停止する。この構成によると、赤外線センサ26は、背面側から起動して検知を開始し、従来時間がかかっていた背面側にある据付壁面5または窓6の温度検知の時間が早くなる。したがって、温度検知時間を短縮することで、早期に最適な空気調和制御を実施することができ、快適性が向上し、消費電力が抑制される。
赤外線センサ26の検知部27の停止する向きは、赤外線センサ26の軸心に対して背面側の半周以内の位置である。この構成によると、赤外線センサ26の検知部27が輻射熱の影響が大きい据付壁面5または窓6に向いて停止することで、起動から短時間にて温度検知できるため、短時間に輻射熱の影響を解決でき、より快適性が向上し、より消費電力が抑制される。
赤外線センサ26は、停止した後も検知を継続する。この構成によると、赤外線センサ26は、輻射熱の影響が大きい据付壁面5または窓6を空気調和装置1が停止中も検知することで、時系列に温度検知ができて予測が立てられるため、より快適性が向上し、より消費電力が抑制されることになる。
赤外線センサ26は、検知部27を背面側に向けて停止した状態から背面側を先に検知し始める。この構成によると、従来時間がかかっていた背面側にある据付壁面5または窓6の温度検知の時間が早くなる。
赤外線センサ26は、筐体23から下方に突出し、赤外線センサ26の鉛直方向に延びる軸心回りに全周にわたって回転する。この構成によると、室内空間の温度情報を360度の全周にわたって広範囲で取得することができる。
赤外線センサ26は、赤外線センサ26の鉛直方向に延びる軸心回りに全周にわたって回転するいずれの向きであっても、検知部27を露出させる。この構成によると、いずれの向きであっても検知部27が露出し、室内空間の温度情報を360度の全周にわたって広範囲で取得することができる。
赤外線センサ26は、筐体23の正面における左右方向の一方の端部であって、筐体23の吹出口22の左右端の隣に配置された。この構成によると、赤外線センサ26が吹出口22の邪魔にならずに配置することができる。
1 空気調和装置、2 室内機、3 室外機、4 接続配管、5 据付壁面、6 窓、7 初期検知領域、8 屋外、11 背面側の範囲、12 正面側の範囲、21 吸込口、22 吹出口、23 筐体、24 上下風向板、25a 左右風向板駆動用モータ、25b 上下風向板駆動用モータ、25c ファン用モータ、26 赤外線センサ、27 検知部、28 制御装置、28a 入力部、28b CPU、28c メモリ、28d 出力部、29 リモコン、101 空気調和装置、102 室内機、105 据付壁面、106 窓、107 初期検知領域、126 赤外線センサ、127 検知部、201 空気調和装置、202 室内機、226 赤外線センサ、227 検知部。

Claims (6)

  1. 上部に設けられた吸込口、正面下部に設けられた吹出口並びに内部に配置された熱交換器およびファンを有し、背面を壁面に固定される筐体と、
    前記筐体から突出し、赤外線の検知部を有した赤外線センサと、を備え、
    前記赤外線センサは、水平方向に回転し、
    前記赤外線センサは、前記検知部を背面側に向けて停止する機構を備え、
    前記赤外線センサは、前記検知部を背面側に向けて停止した状態から起動して背面側を先に検知し始める空気調和装置の室内機。
  2. 前記赤外線センサの前記検知部の停止する向きは、前記赤外線センサの軸心に対して背面側の半周以内の位置である請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  3. 前記赤外線センサは、停止した後も検知を継続する請求項1または2に記載の空気調和装置の室内機。
  4. 前記赤外線センサは、前記筐体から下方に突出し、前記赤外線センサの鉛直方向に延びる軸心回りに全周にわたって回転する請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和装置の室内機。
  5. 前記赤外線センサは、前記赤外線センサの鉛直方向に延びる軸心回りに全周にわたって回転するいずれの向きであっても、前記検知部を露出させる請求項4に記載の空気調和装置の室内機。
  6. 前記赤外線センサは、前記筐体の正面における左右方向の一方の端部であって、前記筐体の前記吹出口の左右端の隣に配置された請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和装置の室内機。
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