JP6187367B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、低速モードを有するプリンタなどの画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、低速モードと通常モードとが選択的に設定される。低速モードは、通常モードよりも動作速度を低減して、用紙に画像を形成するモードである。
低速モードでは、用紙が低速で搬送される。そのため、用紙のジャムの発生率を低く抑えることができる。また、電子写真方式の画像形成装置である場合、低速モードでは、通常モードと比較して、定着温度を下げることができるので、消費電力を低減することができる。さらには、ポリゴンミラーを駆動するモータなどが低速で回転されるので、騒音の原因となるモータ音を低減することができる。
特開2007−33569号公報
その反面、低速モードには、ユーザが印刷物(画像が形成された用紙)を取得できるまでに時間がかかるという欠点がある。
本発明の目的は、通常モードと低速モードとを適切に切り替えて設定できる、画像形成装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成部と、印刷ジョブの実行の指示を受け付ける受付部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記受付部を介して印刷ジョブの実行の指示が入力された場合に、当該指示の送信元からの距離を取得する距離取得処理と、前記距離取得処理によって取得した距離が所定値以上であるか否かを判別する判別処理と、前記判別処理によって前記距離が前記所定値以上ではないと判別した場合に、前記画像形成部を用いて、通常速度で搬送される用紙に画像を形成する通常モードで印刷ジョブを実行する通常印刷処理と、前記判別処理によって前記距離が前記所定値以上であると判別した場合に、前記画像形成部を用いて、前記通常モードよりも低い定着温度で、前記通常速度よりも低い低速度で搬送される用紙に画像を形成する低速モードで印刷ジョブを実行する低速印刷処理と、を有する。
この構成によれば、印刷ジョブの送信元と画像形成装置との距離が所定距離外であると判別された場合、使用者が印刷物を取得するまでに相応の時間がかかるのが明らかなため、定着温度を低く、かつ、画像形成の際の速度を低速の条件の元で画像形成を実行することで、低速モードのデメリット(印刷物取得までに時間がかかる)の影響を受けずに、省エネルギーを達成することができる。
画像形成装置であって、前記制御部は、前記距離取得処理において、前記送信元がネットワークに接続されたコンピュータである場合、当該コンピュータのIPアドレスに基づいて、当該コンピュータとの距離を取得してもよい。
画像形成装置であって、前記制御部は、前記距離取得処理において、印刷ジョブに含まれる前記送信元の位置に関する情報に基づいて、前記送信元との距離を取得してもよい。
画像形成装置であって、前記制御部は、前記判別処理において、印刷ジョブに含まれる印刷量に関する情報を用いて、前記距離取得処理によって取得した距離を補正し、当該補正後の距離が前記所定値以上であるか否かを判別してもよい。
画像形成装置であって、前記画像形成部に含まれる定着器の温度を検出する温度検出部、をさらに備え、前記制御部は、前記温度検出部による検出温度が前記低速モードにおける定着温度よりも前記通常モードにおける定着温度に近い場合は、前記判別処理によって前記距離が前記所定値以上であると判別した場合であっても、前記通常モードで印刷ジョブを実行してもよい。
印刷ジョブの送信元と画像形成装置の位置との距離が所定距離外であると判別された場合であっても、検出温度が通常モードの定着温度に近い場合は、低い定着温度で画像形成させるメリットが少ない。そこで、検出温度が通常モードの定着温度に近い場合は、そのまま印刷ジョブを実行させることで省エネルギーの効果を得ることができる。
画像形成装置であって、表示部、をさらに備え、前記制御部は、前記低速モードでの印刷ジョブの実行時に、前記表示部を無点灯状態とする無点灯処理、をさらに有していてもよい。
本発明によれば、通常モードと低速モードとを適切に切替設定することができる。
本発明の一実施形態に係るMFPが含まれる印刷システムの構成を示すブロック図である。 MFPの左前上側から見た斜視図である。 画像処理部の構成を概念的に示す断面図である。 MFPの電気的構成を示すブロック図である。 印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第1モード設定処理の流れを示すフローチャートである。 第2モード設定処理の流れを示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<印刷システムの概要>
印刷システム1は、図1に示されるように、MFP(Multi-Function Peripheral)2およびサーバ3を含む。MFP2およびサーバ3は、ネットワークの一例としてのインターネット4を介して、相互に通信可能に接続されている。
MFP2およびサーバ3には、コンピュータの一例としてのPC(Personal Computer)5からインターネット4を介してアクセスすることができる。MFP2には、PC(Personal Computer)5から有線LAN(Local Area Network)または無線LANを介してアクセスすることができる。また、サーバ3には、携帯電話機などの携帯端末6から公衆電話回線網または無線LANを介してアクセスすることができる。
サーバ3は、メモリに保存しているファイルをインターネット4を介してMFP2に送信するダウンロードサービスを提供するサーバである。
ダウンロードサービスの利用の際には、ユーザは、PC5または携帯端末6からサーバ3が提供するウェブサイトにアクセスする。ウェブサイトにアクセスすると、アクセスしたPC5または携帯端末6のディスプレイにログイン画面が表示される。このログイン画面でユーザIDおよびログインパスワードが入力されると、サーバ3において、ユーザIDおよびログインパスワードの認証が行われる。認証に成功すると、アクセスしたPC5または携帯端末6のディスプレイに印刷可能なファイルの一覧が表示される。そして、1または複数のファイルが選択されて、その実行が指示されると、当該ファイルの印刷の実行に関する印刷ジョブがサーバ3からMFP2に送信される。MFP2が印刷ジョブを受信すると、MFP2において、印刷ジョブに含まれるファイル(画像データ)の印刷が実行される。なお、以上の操作は、単なる一例であり、適宜変更されてもよい。
また、MFP2において、表示部50および操作部60(図2参照)を使用して、ユーザが以上の操作と同様な操作を行うことにより、サーバ3からMFP2にファイルをダウンロードして印刷することもできる。
また、ユーザがPC5を操作して、PC5からMFP2に印刷ジョブを送信することも可能である。
<MFPの機械的構成>
画像形成装置の一例としてのMFP2は、図2に示されるように、プリンタ本体21、スキャナ本体22およびADF(Auto Document Feeder)23を備えている。
なお、以下の説明では、平面上に載置したMFP2を操作パネル26(後述する)が設けられている側から見て規定した上下、左右および前後の各方向を使用する。
プリンタ本体21内には、図3に示される画像形成部30が収容されている。画像形成部30は、電子写真方式により、画像データに基づく印刷(カラー印刷またはモノクロ印刷)を実行し、用紙に画像を形成する。画像形成部30については、後に詳述する。
プリンタ本体21の最下部には、給紙トレイ24が設けられている。給紙トレイ24は、複数枚の用紙を積層状態で収容可能に構成されている。プリンタ本体21の上面には、排紙トレイ25が形成されている。給紙トレイ24に収容されている用紙は、給紙トレイ24からプリンタ本体21内に1枚ずつ送り出され、プリンタ本体21内を排紙トレイ25に向けて搬送される。用紙がプリンタ本体21内を搬送される間に、画像形成部30によって、当該用紙に画像が形成される。画像が形成された用紙(印刷物)は、排紙トレイ25に排出される。
スキャナ本体22は、プリンタ本体21の上方に配置されている。スキャナ本体22の上面には、コンタクトガラス(図示せず)が配置されている。スキャナ本体22内には、画像読取部40(図4参照)が左右方向に往復移動可能に設けられている。画像読取部40は、LED光源、レンズおよびイメージセンサなどを備えている。
ADF23は、スキャナ本体22の上方に配置されている。ADF23の後端部は、スキャナ本体22に回動可能に連結されている。ADF23は、後端部を支点とする回動により、スキャナ本体22の上面に覆い被さる使用位置と、スキャナ本体22に対して前側が持ち上がった非使用位置とに変位可能である。ADF23は、使用位置に位置する状態で、画像読取部40による画像読取対象の原稿をコンタクトガラス上を経由して搬送することができる。また、ADF23が非使用位置に位置する状態で、コンタクトガラスが露出し、コンタクトガラス上に原稿を載置することができる。
ADF方式による原稿画像の読み取りの際には、画像読取部40が所定位置に停止される。ADF23により搬送される原稿がコンタクトガラス上を経由するときに、画像読取部40から原稿に光が照射される。原稿での反射光が画像読取部40のイメージセンサに受けられることにより、原稿に形成されている画像の読み取りが達成される。
フラットベット方式による画像の読み取りの際には、原稿がコンタクトガラス上に載置される。画像読取部40が一定速度で移動されながら、画像読取部40から原稿に光が照射される。原稿での反射光が画像読取部40のイメージセンサに受けられることにより、原稿に形成されている画像の読み取りが達成される。
また、MFP2は、操作パネル26を備えている。操作パネル26は、たとえば、スキャナ本体22の前端部に配置されている。操作パネル26には、表示部50および操作部60が設けられている。
表示部50は、たとえば、液晶表示器からなる。表示部50には、各種の情報が表示される。
操作部60は、各種の操作ボタンからなる。操作ボタンの押操作により、各種の入力が可能である。操作ボタンには、たとえば、各種の指示を確定するためのOKボタン、各種の指示をキャンセルするためのキャンセルボタン、表示部50に表示されるキーを選択するための十字ボタン、数字や文字を入力するためのテンキーなどが含まれる。
<画像形成部>
画像形成部30は、図3に示されるように、4個の感光ドラム31、4個の帯電器32、4個の現像器33、露光器34、搬送ベルト35、4個の転写ローラ36および定着器37を備えている。
4個の感光ドラム31は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の各色用として設けられ、前側からブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの順に、前後方向に等間隔で並列に配置されている。各感光ドラム31は、その周面が左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。
4個の帯電器32は、それぞれ感光ドラム31に対応して設けられ、その対応する感光ドラム31の後上方に配置されている。帯電器32は、たとえば、ワイヤおよびグリッドを備えるスコロトロン型帯電器である。
4個の現像器33は、それぞれ感光ドラム31に対応して設けられ、その対応する感光ドラム31の前上方に配置されている。各現像器33は、トナーを収容する現像筐体331と、現像筐体331に保持される現像ローラ332とを備えている。現像ローラ332は、左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。現像ローラ332の周面は、感光ドラム31の周面に接触している。
露光器34は、4個の感光ドラム31の上方に配置されている。露光器34は、各色に対応した4本のレーザビームを出射する。
画像形成時において、感光ドラム31は、左側から見て時計回りに回転される。図3には、画像形成部30を左側から見た状態が示されている。感光ドラム31の回転に伴って、感光ドラム31の表面は、帯電器32からの放電により一様に帯電された後、露光器34からのレーザビームにより選択的に露光される。この露光によって、感光ドラム31の表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム31の表面に静電潜像が形成される。現像器33の現像ローラ332には、現像バイアスが印加されている。静電潜像が現像ローラ332に対向すると、静電潜像と現像ローラ332との間の電位差により、現像ローラ332から静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光ドラム31の表面にトナー像が形成される。
搬送ベルト35は、4個の感光ドラム31の下方に配置されている。搬送ベルト35は、2つのローラ351,352に巻回された無端状のベルトである。2つのローラ351,352は、上下方向において同じ位置に配置され、前後方向に間隔を空けて配置されている。これにより、搬送ベルト35は、2つのローラ351,352間において、前後方向および左右方向に延びる平面状部分を上下に有している。上側の平面状部分は、4個の感光ドラム31の各周面と接触している。
4個の転写ローラ36は、搬送ベルト35の上側の平面状部分を挟んで各感光ドラム31と対向する位置に配置されている。
給紙トレイ24(図2参照)からプリンタ本体21内に供給される用紙は、搬送ベルト35上に向けて搬送される。画像形成時において、搬送ベルト35は、左側から見て反時計回りに周回する。搬送ベルト35上に送り込まれる用紙は、搬送ベルト35の上側の平面状部分と一体的に移動し、各感光ドラム31と搬送ベルト35との間を順に通過する。転写ローラ36には、転写バイアスが供給されている。
用紙にモノクロ画像が形成されるときには、ブラックの感光ドラム31の表面にトナー像が形成される。そして、そのトナー像は、転写バイアスの作用により、搬送ベルト35によって搬送される用紙に転写される。これにより、用紙には、ブラックのトナー像からなるモノクロ画像が形成される。
また、用紙にカラー画像が形成されるときには、2つ以上の感光ドラム31の表面にトナー像が形成される。そして、それらのトナー像は、転写バイアスの作用により、搬送ベルト35によって搬送される用紙に互いに重ね合わせて転写される。これにより、用紙には、各色のトナー像の重ね合わせによるカラー画像が形成される。
トナー像が転写された用紙は、定着器37に搬送される。そして、定着器37における加熱および加圧により、トナー像が用紙に定着される。これにより、用紙への画像の形成が達成され、画像が形成された用紙は、排紙トレイ25(図2参照)に排出される。
<MFPの電気的構成>
MFP2は、図4に示されるように、ネットワークインタフェース(I/F)70、ファクシミリインタフェース80、USBインタフェース90、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)101、ROM102およびRAM103を備えている。
受付部の一例としてのネットワークインタフェース70は、LAN(Local Area Network)との接続のためのインタフェースである。MFP2は、LANを介して、インターネット4(図1参照)に接続されている。
ファクシミリインタフェース80は、ファクシミリ通信に使用される公衆電話回線網との接続のためのインタフェースである。
USBインタフェース90は、USBメモリなどのリムーバブルメディアを接続するためのインタフェース(USBポート)である。MFP2は、ダイレクトプリント機能を有している。ダイレクトプリント機能は、リムーバブルメディアに格納されているファイルを取り込んで印刷する機能である。
ASIC101は、制御部の一例としてのCPU104を内蔵している。ASIC101には、操作部60の操作内容を表す操作信号、定着器37の温度を検出する温度検出部の一例としての定着温度センサ38の検出信号などが入力される。また、ASIC101には、外部装置から送信される印刷ジョブがネットワークインタフェース70を介して入力される。印刷ジョブがASIC101に入力されると、CPU104は、その印刷ジョブをRAM103に記憶させる。USBインタフェース90にリムーバブルメディアが接続されて、操作部60から印刷が指示されると、CPU104は、リムーバブルメディアに格納されているファイルを取り込み、印刷ジョブを作成して、その印刷ジョブをRAM103に記憶させる。CPU104は、ASIC101に入力される信号、印刷ジョブなどに基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、画像形成部30、画像読取部40および表示部50を制御し、ネットワークインタフェース70またはファクシミリインタフェース80を介した通信を制御する。
ROM102には、CPU104によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。
RAM103は、CPU104がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。
<印刷処理>
MFP2の電源が投入されている間、ASIC101のCPU104は、図5に示される印刷処理を繰り返し実行する。印刷処理は、画像形成部30による印刷ジョブの実行に関する処理である。
印刷処理では、CPU104は、印刷ジョブが入力されたか否かを判断する(S1)。印刷ジョブには、用紙に印刷すべき画像データが含まれる。
印刷ジョブが入力されていない場合(S1:NO)、CPU104は、印刷処理を終了する。
印刷ジョブが入力されると(S1:YES)、CPU104は、その印刷ジョブをRAM103に記憶させる(S2)。
その後、CPU104は、印刷ジョブの実行の指示を外部からネットワークインタフェース70を介して受信したか否かを判断する(S3)。
印刷ジョブの実行の指示は、
(1)ユーザによりPC5(図1参照)が操作されて、PC5からLAN経由で印刷ジョブとともに入力、
(2)ユーザによりPC5が操作されて、PC5からLAN経由で印刷ジョブが入力された後、ユーザにより操作部60が操作されて、操作部60から入力、
(3)PC5または携帯端末6(図1参照)からサーバ3のウェブページへのアクセス後、ユーザによりPC5または携帯端末6が操作されて、サーバ3からLAN経由で印刷ジョブとともに入力、または
(4)USBメモリなどのリムーバブルメディアからファイルが取り込まれた後、ユーザにより操作部60が操作されて、操作部60から入力
される。そのうち、印刷ジョブの実行の指示がネットワークインタフェース70を介して受信するのは、(1)または(3)の場合である。
印刷ジョブの実行の指示をネットワークインタフェース70を介して受信していない場合(S3:NO)、つまり前記(2)または(4)である場合には、CPU104は、用紙の搬送速度を第1速度V1に設定し、定着温度を第1定着温度T1に設定して、印刷ジョブを実行し、画像形成部30による用紙への画像の形成を開始させる(S4)。
また、CPU104は、表示部50のバックライトを点灯させ、画像形成部30による画像形成の状況を表示させる(S5)。
その後、CPU104は、実行中の印刷ジョブに含まれる全画像データの印刷(画像形成)が終了したか否かを判断する(S6)。
CPU104は、全画像データの印刷が終了するまで待機し(S6:NO)、全画像データの印刷が終了すると(S6:YES)、印刷処理を終了する。
一方、印刷ジョブの実行の指示をネットワークインタフェース70を介して受信した場合(S3:YES)、つまり前記(1)または(3)である場合には、CPU104は、画像形成部30の動作モードを通常モードまたは低速モードの一方に設定するモード設定処理を実行する(S7)。
通常モードは、用紙を第1速度V1で搬送し、定着器37で第1定着温度T1の熱を用紙に与えるモードである。第1定着温度T1は、第1速度V1で搬送される用紙にトナー像を良好に定着させることができる温度、言い換えれば、第1速度V1で搬送される用紙にトナー像の定着に十分な熱量を与えることができる温度である。
低速モードは、用紙を第1速度V1よりも低い第2速度V2で搬送し、定着器37で第1定着温度T1よりも低い第2定着温度T2の熱を用紙に与えるモードである。第2定着温度T2は、第2速度V2で搬送される用紙にトナー像を良好に定着させることができる温度、言い換えれば、第2速度V2で搬送される用紙にトナー像の定着に十分な熱量を与えることができる温度である。
モード設定処理については、後述する。
モード設定処理後、CPU104は、画像形成部30の動作モードが低速モードに設定されているか否かを判断する(S8)。
低速モードに設定されていない場合(S8:NO)、つまり通常モードに設定されている場合、CPU104は、用紙の搬送速度を第1速度V1に設定し、定着温度を第1定着温度T1に設定して、印刷ジョブを実行し、画像形成部30による用紙への画像の形成を開始させる(S9)。
また、CPU104は、表示部50のバックライトを点灯させ、画像形成部30による画像形成の状況を表示させる(S10)。
その後、CPU104は、実行中の印刷ジョブに含まれる全画像データの印刷が終了するまで待機し(S6:NO)、全画像データの印刷が終了すると(S6:YES)、印刷処理を終了する。
画像形成部30の動作モードが低速モードに設定されている場合(S8:YES)、CPU104は、定着温度センサ38の検出信号を参照し、定着器37の温度Tが第1定着温度T1よりも十分に低い温度であるか否か、具体的には、定着器37の温度Tが第1定着温度T1よりも所定温度以上低いか否かを判断する(S11)。
定着器37の温度Tが第1定着温度T1よりも十分に低い場合(S11:YES)、CPU104は、用紙の搬送速度を第2速度V2に設定し、定着温度を第2定着温度T2に設定して、印刷ジョブを実行し、画像形成部30による用紙への画像の形成を開始させる(S12)。
この場合、CPU104は、電力の消費を抑えるため、表示部50のバックライトを点灯させない(S13)。
その後、CPU104は、実行中の印刷ジョブに含まれる全画像データの印刷が終了するまで待機し(S6:NO)、全画像データの印刷が終了すると(S6:YES)、印刷処理を終了する。
画像形成部30の動作モードが低速モードに設定されている場合であっても(S8:YES)、定着器37の温度Tが第1定着温度T1よりも十分に低い温度ではなく(S11:NO)、温度Tが第1定着温度T1に近い場合には、CPU11は、定着温度を第1定着温度T1に設定して、印刷ジョブを実行し、画像形成部30による用紙への画像の形成を開始させる(S14)。
この場合、CPU104は、電力の消費を抑えるため、表示部50のバックライトを点灯させない(S15)。
その後、CPU104は、実行中の印刷ジョブに含まれる全画像データの印刷が終了するまで待機し(S6:NO)、全画像データの印刷が終了すると(S6:YES)、印刷処理を終了する。
<第1モード設定処理>
携帯端末6(図1参照)からサーバ3へのアクセス後、ユーザにより携帯端末6が操作されて、サーバ3からLAN経由で印刷ジョブとともに印刷ジョブの実行の指示が入力された場合(前記(3)の場合)、図5のステップS7におけるモード設定処理として、図6に示される第1モード設定処理が実行される。
第1モード設定処理では、CPU104は、ネットワークインタフェース70を介して受信した印刷ジョブに位置情報が含まれているか否かを判断する(S711)。
ユーザが操作した携帯端末6のGPS(Global Positioning System)機能がオンにされている場合、携帯端末6からサーバ3にアクセスされたときに、GPSにより取得された携帯端末6の位置情報が携帯端末6からサーバ3に送信される。そして、サーバ3からMFP2に印刷ジョブおよび印刷ジョブの実行の指示が送信されるときに、携帯端末6の位置情報が印刷ジョブに含められる。
印刷ジョブに携帯端末6の位置情報が含まれている場合(S711:YES)、CPU104は、その位置情報を参照して、携帯端末6からMFP2までの距離を取得する(S712)。
そして、CPU104は、その取得した距離、つまり携帯端末6からMFP2までの距離が所定値以上であるか否かを判断する(S713)。
携帯端末6からMFP2までの距離が所定値以上である場合(S713:YES)、CPU104は、印刷ジョブに例外フラグが含まれているか否かを判断する(S714)。
たとえば、ユーザは、携帯端末6の操作により、サーバ3のウェブページ上において、通常モードでの画像形成を指示することができる。この指示がなされた場合、サーバ3からMFP2に送信される印刷ジョブに例外フラグが含められる。
印刷ジョブに例外フラグが含まれていなければ(S714:NO)、CPU104は、画像形成部30の動作モードを低速モードに設定し(S715)、第1モード設定処理を終了する。
印刷ジョブに例外フラグが含まれていれば(S714:YES)、CPU714は、画像形成部30の動作モードを通常モードに設定し(S716)、第1モード設定処理を終了する。
また、印刷ジョブに携帯端末6の位置情報が含まれていない場合(S711:NO)、または、携帯端末6からMFP2までの距離が所定値未満である場合にも(S713:NO)、CPU714は、画像形成部30の動作モードを通常モードに設定し(S716)、第1モード設定処理を終了する。
<第2モード設定処理>
ユーザによりPC5(図1参照)が操作されて、PC5からLAN経由で印刷ジョブとともに印刷ジョブの実行の指示が入力された場合(前記(1)の場合)、または、PC5からサーバ3へのアクセス後、ユーザによりPC5が操作されて、サーバ3からLAN経由で印刷ジョブとともに印刷ジョブの実行の指示が入力された場合(前記(3)の場合)、図5のステップS7におけるモード設定処理として、図7に示される第2モード設定処理が実行される。
第2モード設定処理では、CPU104は、まず、印刷ジョブの実行の指示の送信元であるPC5のIPアドレスを取得する(S721)。PC5からLAN経由で印刷ジョブとともに印刷ジョブの実行の指示が入力された場合、CPU104は、PC5からの送信データの先頭部分のIPヘッダに含まれる送信元アドレスを取得する。また、PC5からの指示に従って、サーバ3からLAN経由で印刷ジョブとともに印刷ジョブの実行の指示が入力される場合、サーバ3により、PC5のIPアドレスが取得され、そのIPアドレスが印刷ジョブに含められる。この場合、CPU104は、印刷ジョブに含まれるIPアドレスを取得する。
次に、CPU104は、その取得したIPアドレスおよびMFP2のIPアドレスから、PC5からMFP2までの距離を取得する(S722)。
そして、CPU104は、その取得した距離、つまりPC5からMFP2までの距離が所定値以上であるか否かを判断する(S723)。
PC5からMFP2までの距離が所定値以上である場合(S723:YES)、CPU104は、画像形成部30の動作モードを低速モードに設定し(S724)、第2モード設定処理を終了する。
一方、PC5からMFP2までの距離が所定値未満である場合(S723:NO)、CPU714は、画像形成部30の動作モードを通常モードに設定し(S725)、第2モード設定処理を終了する。
<作用効果>
この構成によれば、印刷ジョブの送信元とMFP2との距離が所定距離外であると判別された場合、使用者が印刷物を取得するまでに相応の時間がかかるのが明らかなため、定着温度を低く、かつ、画像形成の際の速度を低速の条件の元で画像形成を実行することで、低速モードのデメリット(印刷物取得までに時間がかかる)の影響を受けずに、省エネルギーを達成することができる。
印刷ジョブの送信元とMFP2の位置との距離が所定距離外であると判別された場合であっても、検出温度が通常モードの定着温度に近い場合は、低い定着温度で画像形成させるメリットが少ない。そこで、検出温度が通常モードの定着温度に近い場合は、そのまま印刷ジョブを実行させることで省エネルギーの効果を得ることができる。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
本発明の距離取得処理と、判別処理とは、使用者が実行するか否かを選択可能にしていてもよい。
印刷ジョブに含まれる印刷量が100枚であれば、MFP2が画像形成を実行するのに時間がかかる。また、印刷ジョブに含まれる印刷量が数枚であれば、そこまで時間がかからない。故に、50枚以上の印刷ジョブであれば、所定距離を1kmとし、印刷量が数枚であれば、30mといった形で適宜補正してもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2 MFP
4 インターネット
5 PC
37 定着器
38 定着温度センサ
30 画像形成部
50 表示部
70 ネットワークインタフェース
104 CPU

Claims (6)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    印刷ジョブの実行の指示を受け付ける受付部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記受付部を介して印刷ジョブの実行の指示が入力された場合に、当該指示の送信元からの距離を取得する距離取得処理と、
    前記距離取得処理によって取得した距離が所定値以上であるか否かを判別する判別処理と、
    前記判別処理によって前記距離が前記所定値以上ではないと判別した場合に、前記画像形成部を用いて、通常速度で搬送される用紙に画像を形成する通常モードで印刷ジョブを実行する通常印刷処理と、
    前記判別処理によって前記距離が前記所定値以上であると判別した場合に、前記画像形成部を用いて、前記通常モードよりも低い定着温度で、前記通常速度よりも低い低速度で搬送される用紙に画像を形成する低速モードで印刷ジョブを実行する低速印刷処理と、
    を有する、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記距離取得処理において、前記送信元がネットワークに接続されたコンピュータである場合、当該コンピュータのIPアドレスに基づいて、当該コンピュータとの距離を取得する、画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記距離取得処理において、印刷ジョブに含まれる前記送信元の位置に関する情報に基づいて、前記送信元との距離を取得する、画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記判別処理において、印刷ジョブに含まれる印刷量に関する情報を用いて、前記距離取得処理によって取得した距離を補正し、当該補正後の距離が前記所定値以上であるか否かを判別する、画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成部に含まれる定着器の温度を検出する温度検出部、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記温度検出部による検出温度が前記低速モードにおける定着温度よりも前記通常モードにおける定着温度に近い場合は、前記判別処理によって前記距離が前記所定値以上であると判別した場合であっても、前記通常モードで印刷ジョブを実行する、画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    表示部、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記低速モードでの印刷ジョブの実行時に、前記表示部を無点灯状態とする無点灯処理、
    をさらに有する、画像形成装置。
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