JP6183587B2 - 容器のヒートシール方法、ヒートシールヘッド及び容器 - Google Patents
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Description
容器のシール部30において、第1樹脂溜まり31aの突出長H1と第2樹脂溜まり31bの突出長H2との好ましい関係(H1<H2)を確認するため、ヒートシールヘッド100のシール面111における第1部分111aの形状(曲率半径R1、平坦面)と第2部分の曲率半径R2とを実験的に以下のように求めた。
1.容器本体10の構成
・材質:チタン系白顔料添加ポリプロピレン製の1.5mm厚のシート
・開口部11の形状(フランジ部12内側形状):49.0mm×66.6mm
・底部の形状:34.4mm×52.0mm
・高さ:44mm
・フランジ部12の幅:6mm
・フランジ部12の厚さ:0.6mm
・容器本体11の胴部の厚さ:0.4mm
・底部の厚さ:0.6mm
図1に示すカップ状の容器本体10をプラグアシスト成型により作成した。
2.蓋材20の構成
・外層:ポリエチレンテレフタレート(12μm)
・中間層:アルミフィルム(7μm)/ポリウレタン系接着剤/ナイロン(15μm)
・内層:ポリプロピレン系シーラント(50μm)
各樹脂層間にポリウレタン系接着剤を介在させ、ドライラミネーションにより作成した。
3.ヒートシールヘッド100のシール面111の形状
・シール面111(環状)の幅:8mm
・面取り部112、113の形状:曲率半径1mm
・第1部分111aの幅:5.5mm
・第2部分111bの幅:2.5mm
・第1部分111aの曲率半径R1:50mm、70mm、平坦面(R1=∞)
・第2部分111bの曲率半径R2:4mm、8mm、20mm
4.その他
ヒートシールヘッド100のシール面111の第1部分111aと第2部分111bとの境界114が、容器のフランジ部12の幅方向の中心に位置するように位置決めして下降させ、蓋材20を容器本体10のフランジ部12にヒートシールした。
なお、ヒートシールに際しては、ヒートシールヘッド100のシール面111(第1部分111a、第2部分111b)の温度を185℃とし、1.2秒間のヒートシールを行った。
<観察>
次いで、ヒートシール後、密封状態の容器のシール部30(フランジ部12と蓋材20)を径方向に縦切断し、その切断端面におけるフランジ部12の内周端部側、外周端部側の第1、第2樹脂溜まりの有無、突出長(高さ(H1、H2))及びその形態を確認した。その結果を図12に示す。
<結果>
本実験によれば、ヒートシールヘッド100のシール面111の内端部側における第1部分111a形状が、曲率半径R1=50mmから平坦面までの範囲で、また、前記シール面111の外端部側における第2部分111bの湾曲部が、曲率半径R2=4mmから20mmの範囲で、第1樹脂溜まり31aの突出長(高さ)H1が、第2樹脂溜まり31bの突出長(高さ)H2より小さく、適切なシール部30が形成された。特に、前記第1部分111aが曲率半径R1=70mmの湾曲部で、第2部分111bが曲率半径R2=8mmの湾曲部を形成したシール面111によるヒートシールが、前述した第1樹脂溜まり31aの突出長H1と第2樹脂溜まり31bの突出長H2との関係が最も好ましいいものであった。
11 開口部
11a 周縁
12 フランジ部
12a 表面
20 蓋材
30 シール部
31a 第1樹脂溜まり
31b 第2樹脂溜まり
100 ヒートシールヘッド
110 環状突出部
111 シール面(押圧面)
111a 第1部分
111b 第2部分
112、113 面取り部
114 第1部分111aと第2部分111bとの境界
Claims (9)
- 容器本体の開口部に形成されたフランジ部に、前記開口部を覆うように蓋材をセットし、ヒートシールヘッドのシール面を前記蓋材に押し当てて該蓋材と前記フランジ部とを熱溶着させ、前記容器本体を密封するヒートシール方法であって、
前記シール面が、該シール面の内端部側から下方に湾曲する湾曲部の第1部分と、該シール面の外端部側から下方に湾曲し、前記第1部分に続くように形成された湾曲部の第2部分から成り、前記第1部分の曲率半径を第2部分の曲率半径より大きくしたヒートシールヘッドを用いることを特徴とする容器のヒートシール方法。 - 前記第1部分の曲率半径が50mm以上、前記第2部分の曲率半径が4mm乃至20mmの範囲にある請求項1に記載の容器のヒートシール方法。
- 容器本体の開口部に形成されたフランジ部に、前記開口部を覆うように蓋材をセットし、ヒートシールヘッドの環状のシール面を前記蓋材に押し当てると共に、当該蓋材と前記フランジ部とを熱溶着させ、前記容器本体を密封するヒートシール方法であって、
前記環状のシール面が、該シール面の、全周にわたって、内端部側から平坦面に形成された第1部分と、該シール面の、全周にわたって、外端部側から下方に湾曲し、前記第1部分に続くように形成された湾曲部の第2部分から成るヒートシールヘッドを用いることを特徴とする容器のヒートシール方法。 - 前記第2部分の曲率半径が4mm乃至20mmの範囲にある請求項3に記載のヒートシール方法。
- 容器本体の開口部に形成されたフランジ部に、前記開口部を覆うようにセットされた蓋材にヒートシールヘッドのシール面を押し当てて該蓋材と前記フランジ部とを熱溶着させ、前記容器本体を密封するヒートシールヘッドであって、
前記シール面が、該シール面の内端部側から下方に湾曲する湾曲部の第1部分と、該シール面の外端部側から下方に湾曲し、前記第1部分に続くように形成された湾曲部の第2部分から成り、前記第1部分の曲率半径を第2部分の曲率半径より大きくしたことを特徴とするヒートシールヘッド。 - 前記第1部分の曲率半径が50mm以上、前記第2部分の曲率半径が4mm乃至20mmの範囲にある請求項5に記載のヒートシールヘッド。
- 容器本体の開口部に形成されたフランジ部に、前記開口部を覆うようにセットされた蓋材にヒートシールヘッドの環状のシール面を押し当てると共に該蓋材と前記フランジ部とを熱溶着させ、前記容器本体を密封するヒートシールヘッドであって、前記環状のシール面が、該シール面の、全周にわたって、内端部側から平坦面に形成された第1部分と、該シール面の、全周にわたって、外端部側から下方に湾曲し、前記第1部分に続くように形成された湾曲部の第2部分から成ることを特徴とするヒートシールヘッド。
- 前記第2部分の曲率半径が4mm乃至20mmの範囲にある請求項7に記載のヒートシールヘッド。
- 開口部にフランジ部が形成された容器本体と、該容器本体の前記開口部を覆う蓋材とを有し、当該蓋材と前記フランジ部とを熱溶着してシール部を形成した容器であって、
前記シール部が、前記フランジ部の内周端部側に形成された第1樹脂溜まりと、前記フランジの外周端部側に形成された第2樹脂溜まりとを有し、前記第1樹脂溜まりのフランジ部の表面からの突出長が、前記第2樹脂溜まりのフランジ部表面からの突出長よりも小さいことを特徴とする容器。
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JP2013056570A JP6183587B2 (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 容器のヒートシール方法、ヒートシールヘッド及び容器 |
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JP2013056570A JP6183587B2 (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 容器のヒートシール方法、ヒートシールヘッド及び容器 |
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JP2014181056A JP2014181056A (ja) | 2014-09-29 |
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2013
- 2013-03-19 JP JP2013056570A patent/JP6183587B2/ja active Active
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