JP5984716B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、食品等の収納物を包装する包装用容器に関し、特に、一度開封した後にも蓋材を底材に再封可能な包装用容器に関する。
一般に、食品等の収納物を包装する包装用容器は、収納物を凹部内に収納する底材と、これを封止する蓋材とからなる。収納物が食品等の場合、食品を一度に使いきれない場合を考慮し、収納物の酸化による劣化を避けるべく、蓋材を底材に対して再封可能な包装用容器が提案されている。また、食品等のみならず、化粧品や、医薬品等の吸湿、乾燥を避けるべき収納物においても、再封可能な包装用容器が同様に提案されている。
[従来の再封可能な包装用容器の一例]
以下に、従来の再封可能な包装用容器の一例を図7乃至図13を用いて説明する。図7は、従来の包装用容器を示す斜視図である。図8は、図7において蓋材を一部開いた状態の斜視図である。図9は、図7のB−B線部断面概念図である。図10は、図9において蓋材を一部開いた状態の断面概念図である。図11は、図10において蓋材を再封した状態の断面概念図である。図12は、図7の包装用容器の製造方法の一例を示す概略図である。図13は、ヒートシールの方法を示す図7のB−B線部断面概念図である。
[従来の再封可能な包装用容器の構成]
図7に示すように、従来の再封可能な包装用容器100は、大きく蓋材2と底材3から構成されるものであり。底材3は、内部に食品等の収納物6を収納な可能なように凹状の収納部5を備えるように成形されており、収納部5周囲の底材3部分と蓋材2の対応部分が接着されて封止されている。
図8に示すように、蓋材2と底材3は、互いに接着されていない開け口12を両者の接着部分の外側に有し、開け口12をつまむことにより、蓋材2と底材3とを剥離させて包装用容器100を開封することが可能である。
この場合、蓋材2の内側表面の底材3と接着されていた部分には、粘着素材12が用いられているため、その粘着性を利用して、蓋材2を底材3に再度接着して再封することが可能である。
その再封可能である包装用容器100の微視的な断面構造を図9乃至図11を用いて説明する。尚、図9乃至図11において、包装用容器100内部の収納物は省略した。
図9に示すように、従来の包装用容器100において、蓋材2は、蓋材側表面樹脂層2a、粘着樹脂層2b及び蓋材側シール樹脂層2cが順に積層されている。
尚、蓋材2の厚さは、例えば、85μm程度である。また、蓋材側表面樹脂層2aは、例えば、PET、EVOH及びNyをラミネート加工により積層させて構成されており、これらの構成に限られるものではない。また、粘着樹脂層2bは、例えば、エチレン系熱可塑性エストラマー等を主成分として構成されており、これに限定されるものではない。さらに、蓋材側シール樹脂層2cについては、例えば、PEにより構成されており、これに限定されるものではない。
また、底材3は、底材側表面樹脂層3a及び底材側シール樹脂層3bが積層されている。尚、底材3の厚さは、例えば、265μm程度である。また、底材側表面樹脂層3aは、例えば、PET、EVOH及びNyをラミネート加工により積層させて構成されており、これらの構成に限られるものではない。また、底材側シール樹脂層3bについては、例えば、PEにより構成されており、これに限定されるものではない。
蓋材2の蓋材側シール樹脂層2cは、被シール体である底材3の底材側シール樹脂層3bとヒートシールされている。つまり、蓋材2と底材3とは、ヒートシールによって形成されたヒートシール部11で接着(融着)されており、融着部11となる。
[従来の再封可能な包装用容器の作用]
図10に示すように、蓋材2と底材3とが融着されていない包装用容器100の端部においては、融着されていないことから、非融着部12として、開け口12となり、開け口12をつまんで引っ張ると、開け口12に隣接するヒートシール部11において、先ず開け口12側の蓋材側シール樹脂層2cが蓋材2から破断されるとともに、蓋材2における粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの層間で剥離が開始される。
粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの剥離が開け口12側と反対側のヒートシール部11の端部に到達すると、蓋材2の蓋材側シール樹脂層2cが破断される。破断された蓋材側シール樹脂層2cは、被シート体である底材3側に移行し、粘着樹脂層2bの露出部2b1が形成されるとともに、それに伴い蓋材側シール樹脂層2cの剥離部分である面状剥離部2c1が形成される。
これは、ヒートシールされた蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層2bとが、ヒートシール部11において熱融着しており、かつ、粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとのラミネート強度が、ヒートシール部11における融着による結合強度よりも弱いことにより、粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの間での層間剥離が起こることを利用したものである。
再封する場合には、図11に示すように、剥離した蓋材2を底材3に被せて、蓋材側表面樹脂層2aを手や指で加圧圧着し、蓋材2の粘着樹脂層4の露出部2b1と、底材2へ移行した蓋材側シール樹脂層2cの剥離部2c1とを重ね合わせることにより蓋材2と底材3とを再封することができる。
尚、粘着樹脂層が蓋材ではなく、底材側に配された構造、即ち、上記従来の包装用容器において、蓋材の積層構造と底材の積層構造を反対に利用した場合であっても、同様に、粘着樹脂層と底材側シール樹脂層との間での層間剥離が起こることを利用して、再封を実現可能であることは言うまでもない。
[従来の再封可能な包装用容器の製造方法]
また、図12を用いてこれら包装用容器100の製造方法の一例を説明する。まず、蓋材2と底材3に対応させて、それらを構成するフィルムは上下2巻を必要とし、底材3側のフィルム(下側フィルム21)には、前述した素材等を積層してラミネート加工した成形型性の良いフィルムが好適である。蓋材2側のフィルム(上側フィルム22)は成型をしないので前述した素材等を積層してラミネート加工したバリアー性の良いものであればよく、予め、上側フィルム22の表面に、種々の写真、模様、文字が印刷され、又はそれらが印刷された印刷フィルムが貼着されている。
次に、下側フィルム21が間欠的に所定のピッチ宛(製品寸法)で完結的に前進するようにし、間欠動作の動作停止中に各部において包装作業が行われる。成形部23においては、所定の形状の凹部が形成されて収納部5が構成される。その後、収納部5に食品6等の収納物が人手又は自動で充填される(充填領域24)。
その後、ヒートシール部25に入る直前において蓋材2となる上側フィルム22は、下側フィルム21によって収納部5が形成された底材3を被覆し、一体となった状態でヒートシール部25へと向かう。このヒートシール部25においては、上下のボックスにより密閉されて収納部5の内部が真空脱気又はガス置換された後に収納部5の周囲において内部が密閉されるように蓋材2と底材3とがヒートシールされる。
ヒートシールが行われた後、横カッター部26によって、シールされた蓋材2及び底材3が、隣り合う蓋材2及び底材3とが横方向に切断される。さらに、縦カッター部27によって、シールされた蓋材2及び底材3が、隣り合う蓋材2及び底材3と縦方向に切断され、各々の食品6が収納された状態で包装用容器100が完成する。
この場合、ヒートシール部25におけるヒートシール作業について図15を用いて説明する。尚、図15において、包装用容器100内部の収納物は省略した。ヒートシールにあたっては、蓋材2と底材3とが、各々の蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとが接触するように一体となった状態で蓋材2と底材3とがヒートシール部25へと向かう。
次に、図13に示すように、底材3の収納部5周囲の蓋材2と接触する部分をシール型25bが支持する。シール型25bは、基体部25b2の表面にシールゴム25b1が被覆されて構成されている。
一方、蓋材2側においては、シール板となる熱板25aが配されて、高温の熱板25aがシール型25に対して押圧されること、即ち、蓋材2と底材3とに押圧されることにより、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとが融着される。
この場合、シール板となる熱板25aは、その蓋材2側の表面に突部25a1が設けられており、この突部25a1が配された位置のみが、蓋材2に接触することとなり、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bにおける突部25a1に対応した部分のみが融着することとなる。
また、熱板の温度は、例えば、140℃のように、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとのみが融着し、蓋材側表面樹脂層2a、粘着樹脂層2b及び底材側表面樹脂層3aといった他の素材は融着しない温度に設定されている。
以上の製造工程を経て、従来の再封可能な包装用容器100が完成する。
特開2009−241477号公報
しかしながら、従来の包装用容器100においては、再封可能であっても、そもそも最初の開封時において、蓋材側シール樹脂層2cの底材3側からの分離がうまくいかず、蓋材側シール樹脂層2cが底材3の底材側シール樹脂層3bに融着したまま、薄膜が収納部5を被覆したままの状態となってしまうことが散見される。
その状態を図14を用いて説明する。図14は、図9において蓋材を開くのに失敗した状態の断面概念図である。同図に示すように、開け口12をつまんで引っ張ると、開け口12に隣接するヒートシール部11において、先ず開け口12側の蓋材側シール樹脂層2cが蓋材2から破断されるとともに、蓋材2における粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの層間で剥離が開始されるものの、粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの剥離が開け口12側と反対側のヒートシール部11の端部に到達しても、蓋材2の蓋材側シール樹脂層2cが破断されずにそのまま粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの層間剥離が進み、同図に示すように蓋材側シール樹脂層2cの薄膜101が底材を被覆したままの状態となってしまうことが散見されており、対策が求められている。
そこで、本発明は、食品等の収納物を包装する包装用容器に関し、最初の開封時において蓋材と底材との分離を確実に可能であり、かつ、一度開封した後にも蓋材を底材に再封可能な包装用容器を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明の包装用容器は、蓋材と、底材と、当該蓋材及び底材との間に形成された収納部からなり、前記蓋材は、蓋材側表面樹脂層と粘着樹脂層と蓋材側シール樹脂層とを順に積層させてなり、前記底材は、底材側表面樹脂層と底材側シール樹脂層とを積層させてなり、前記収納部周囲の前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とはヒートシールにより融着されて融着部が形成されており、開封時は、前記収納部に対して前記融着部よりも外側に形成された前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とをヒートシールしていない非融着部を開け口として、前記粘着樹脂層と前記蓋材側シール樹脂層との間における層間剥離により、前記粘着樹脂層を露出させ、当該粘着樹脂層に対して前記底材に融着された前記蓋材側シール樹脂層を粘着させることにより、前記蓋材と前記底材の再封を可能とする包装用容器であって、前記開け口と前記融着部との間における、前記融着部の前記収納部側の端部には、当該端部に隣接する前記開け口側の部分よりも、前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層との融着力が相対的に強い線状融着部を設けたことを特徴とする。
また、本発明の包装用容器は、蓋材と、底材と、当該蓋材及び底材との間に形成された収納部からなり、前記蓋材は、蓋材側表面樹脂層と蓋材側シール樹脂層とを積層させてなり、前記底材は、底材側表面樹脂層と粘着樹脂層と底材側シール樹脂層とを順に積層させてなり、前記収納部周囲の前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とはヒートシールにより融着されて融着部が形成されており、開封時は、前記収納部に対して前記融着部よりも外側に形成された前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とをヒートシールしていない非融着部を開け口として、前記粘着樹脂層と前記底材側シール樹脂層との間における層間剥離により、前記粘着樹脂層を露出させ、当該粘着樹脂層に対して前記蓋材に融着された前記底材側シール樹脂層を粘着させることにより、前記蓋材と前記底材の再封を可能とする包装用容器であって、前記開け口と前記融着部との間における、前記融着部の前記収納部側の端部には、当該端部に隣接する前記開け口側の部分よりも、前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層との融着力が相対的に強い線状融着部を設けたことを特徴とする。
また、本発明の包装用容器は、前記線状融着部を形成するべく、前記端部に隣接する前記開け口側の部分には、前記端部よりも、前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層との融着力が相対的に弱い線状非融着部又は線条弱融着部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、食品等の収納物を包装する包装用容器に関し、最初の開封時において蓋材と底材との分離を確実に可能であり、かつ、一度開封した後にも蓋材を底材に再封可能である。
即ち、発明者は、上記蓋材と底材の確実な分離という課題にあたって、種々の試行錯誤を行うことにより、開け口と融着部との間における、融着部の収納部側の端部に、この端部に隣接する前記開け口側の部分よりも、蓋材側シール樹脂層と底材側シール樹脂層との融着力が相対的に強い線状融着部を設けることにより、うまく底材と蓋材とを分離することができる知見にとうとう至ったものであり、本願発明はこの点を出願したものである。
さらに、本発明によると、蓋材又は底材を構成する素材等を変更することなしに、蓋材又は底材のフィルム特性を生かしたまま、ヒートシールを行う部分を変更するのみで実現可能であり、非常に容易に達成可能である。
本発明の実施形態に係る包装用容器を示す斜視図である。 図1において蓋材を一部開いた状態の斜視図である。 図1のA−A線部断面概念図である。 図3において蓋材を一部開いた状態の断面概念図である。 ヒートシールの方法を示す図1のA−A線部断面概念図であって、(a)部分は、円形枠部の拡大図であり、(b)部分は、円形枠部の変形例の拡大図である。 本発明の変形例を示す斜視図である。 従来の包装用容器を示す斜視図である。 図7において蓋材を一部開いた状態の斜視図である。 図7のB−B線部断面概念図である。 図9において蓋材を一部開いた状態の断面概念図である。 図10において蓋材を再封した状態の断面概念図である。 図7の包装用容器の製造方法の一例を示す概略図である。 ヒートシールの方法を示す図7のB−B線部断面概念図である。 図9において蓋材を開くのに失敗した状態の断面概念図である。
[本発明の実施形態]
以下、本発明による包装用容器の実施形態について、図1乃至図5を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態に係る包装用容器を示す斜視図である。図2は、図1において蓋材を一部開いた状態の斜視図である。図3は、図1のA−A線部断面概念図である。図4は、図3において蓋材を一部開いた状態の断面概念図である。図5は、ヒートシールの方法を示す図1のA−A線部断面概念図であって、(a)部分は、円形枠部の拡大図であり、(b)部分は、円形枠部の変形例の拡大図である。また、背景技術の説明において、既に説明した事項と共通の事項は省略し、同一の符号を用いる。尚、図1乃至図5において、包装用容器1内部の収納物は省略した。
[本発明の実施形態の構成]
本実施の実施形態に係る包装用容器1は、図1に示すように、従来の再封可能な包装用容器100と同様に、大きく蓋材2と底材3から構成されるものであり。底材3は、内部に食品等の収納物を収納な可能なように凹状の収納部5を備えるように成形されており、収納部5周囲の底材3部分と蓋材2の対応部分が接着されて封止されている。
図2に示すように、蓋材2と底材3は、互いに接着されていない開け口12を両者の接着部分の外側に有し、開け口12をつまむことにより、蓋材2と底材3とを剥離させて包装用容器1を開封することが可能である。
また、図2に示すように、蓋材2の内側表面の底材3と接着されていた部分には、粘着素材12が用いられているため、その粘着性を利用して、図3に示すように、蓋材2を底材3に再度接着して再封することが可能である点も、従来の包装用容器100と同様である。
本発明の包装用容器1は、図1乃至図4に示すように、これら構成に対して、さらに、融着力が強い線状融着部11aを設けたことを特徴とするものである。即ち、蓋材2と底材3との分離を確実ならしめるため、発明者は種々の試行錯誤を繰り返した。その結果、開け口12と融着部11との間における、融着部11の収納部5側の端部には、その端部に隣接する開け口12側の部分よりも、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとの融着力が相対的に強い線状融着部11aを設けることにより、蓋材2と底材3との分離を確実ならしめることの知見に至ったものである。
図1及び図2に示すように、線状融着部11aは、開け口12と融着部11との間を横切るように配されて、かつ、融着部11の収納部5側の端部に配されるものである。同両図においては、融着部11の収納部5側の端部に、その端部に隣接する開け口12側の部分よりも、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとの融着力が相対的に強い線状融着部11aを設けるべく、この線状融着部11aよりも蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとの融着力が相対的に弱い線状非融着部11b(又は線状弱融着部11b)が線状融着部11aの外側に形成されている。
このように、開け口12と融着部11との間における、融着部11の収納部5側の端部に、その端部に隣接する開け口12側の部分よりも、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとの融着力が相対的に強い線状融着部11aを設けることにより、この線状融着部11aにおける蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとの強固な融着結合により、粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの剥離が開け口12側と反対側のヒートシール部11の端部に到達した時点で、蓋材2の蓋材側シール樹脂層2cの破断を確実にして、そのまま粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの層間剥離が進み、図14のような薄膜101(蓋材側シール樹脂層2c)が底材3に被覆された状態となってしまうことを防止するものである。
本発明の包装用容器1の微視的な断面構造を図3及び図4を用いて説明する。図3に示すように、包装用容器1においては、従来の包装用容器100と同様に、蓋材2は、蓋材側表面樹脂層2a、粘着樹脂層2b及び蓋材側シール樹脂層2cが順に積層されており、その素材や、積層構造等はやはり従来の包装用容器100と同様である。
また、底材3についても、従来の包装用容器100と同様に、底材側表面樹脂層3a及び底材側シール樹脂層3bが積層されており、その素材や、積層構造等はやはり従来の包装用容器100と同様である。
また、蓋材2の蓋材側シール樹脂層2cは、被シール体である底材3の底材側シール樹脂層3bとヒートシールされている。つまり、蓋材2と底材3とは、ヒートシールによって形成されたヒートシール部11で接着(融着)されており、融着部11となり、この点も従来の包装用容器100と同様である。
本発明の実施形態においては、この融着部11において、線状融着部11aと、線状非融着部11b(又は線状弱融着部11b)とを設けたものである。即ち、線状融着部11aは、図3に示すように、融着部11の収納部5側の端部に形成されている。同図においては、融着部11の収納部5側の端部に、その端部に隣接する開け口12側の部分よりも、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとの融着力が相対的に強い線状融着部11aを設けるべく、この線状融着部11aよりも蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとの融着力が相対的に弱い線状非融着部11b(又は線状弱融着部11b)が線状融着部11aの開け口12側に形成されている。
図3において、線状融着部11aの幅は例えば、1mm程度が好適である。線状融着部11aにおいては、1mm程度の細幅のライン状に構成することにより、線状融着部11aにおける融着を確実たらしめ、図3の如き断面視、細幅とすることにより、熱板の押圧による融着の確実性を線状融着部11aの細幅部分に集中させることができ、これにより、蓋材2底材3との分離を確実たらしめるものである。
反対に、線状融着部11aが例えば、5mm幅のような面として融着されたものとなると、それは、ヒートシール部11を同心円状に2つ設けたものと何ら変化なく、従来の包装用容器100と何ら変わるものではなく、本発明の効果を奏するものではない。
線状非融着部11bは、ヒートシールにおける熱板からの熱は多少周囲にも拡がるため、実際には、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとが少々融着された線状弱融着部11bであってもよい。即ち、本発明の包装用容器1は、ヒートシールされた蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層2bとが、ヒートシール部11において熱融着しており、かつ、粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとのラミネート強度が、ヒートシール部11における融着による結合強度よりも弱いことにより、粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの間での層間剥離が起こることを利用したものである。
そのため、仮に、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層2bとが熱融着しても、その融着結合の強度が、粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとのラミネート強度よりも弱いのであれば、それは結局、粘着樹脂層2bが露出できないという融着していない構成と同じ効果を奏することになるからである。
[本発明の実施形態の作用]
図4に示すように、蓋材2と底材3が融着されていない包装用容器1の端部においては、融着されていないことから、非融着部12として、開け口12となり、開け口12をつまんで引っ張ると、開け口12に隣接する融着部11において、先ず開け口12側の蓋材側シール樹脂層2cが蓋材2から破断されるとともに、蓋材2における粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの層間で剥離が開始される。
その融着部11において、粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの剥離が開け口12側と反対側の融着部11の端部にまで到達すると、蓋材2の蓋材側シール樹脂層2cが破断される。破断された蓋材側シール樹脂層2cは、被シート体である底材3側に移行し、粘着樹脂層2bの露出部2b1が形成されるとともに、それに伴い蓋材側シール樹脂層2cの剥離部分である面状剥離部2c1が形成される。
次に、線状非融着部11b(又は線状弱融着部11b)においては、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層2bとが融着されていない、又は、その融着結合が粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとのラミネート強度よりも弱いため、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層2bとが開け口12と同様に分離する。
そして、線状融着部11aの開け口12側の端部に至ると、その部分から先ず開け口12側の蓋材側シール樹脂層2cが蓋材2から破断されるとともに、蓋材2における粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの層間で剥離が起こり、粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの剥離が開け口12側と反対側の線状融着部11aの端部に到達すると、蓋材2の蓋材側シール樹脂層2cが破断される。
そのため、破断された蓋材側シール樹脂層2cは、被シート体である底材3側に移行し、粘着樹脂層2bの露出部2b1が形成されるとともに、それに伴い蓋材側シール樹脂層2cの剥離部分である突状剥離部2c2が形成されて、同図4の状態となる。
この場合、線状融着部11aは、細幅のライン状となっていることにより、線状融着部11aにおける融着を確実たらしめられており、同図4の如き断面視、細幅とすることにより、熱板の押圧による融着の確実性を線状融着部11aの細幅部分に集中させることができ、これにより、蓋材2底材3との分離を確実たらしめるものである。
再封する場合には、図11で示した従来の包装用容器100と同様に、剥離した蓋材2を底材3に被せて、蓋材側表面樹脂層2aを手や指で加圧圧着し、蓋材2の粘着樹脂層4の露出部2b1と、底材2へ移行した蓋材側シール樹脂層2cの面状剥離部2c1(及び突状剥離部2c2)とを重ね合わせることにより蓋材2と底材3とを再封することができる。
[その他構成]
尚、粘着樹脂層が蓋材ではなく、底材側に配された構造、即ち、上記本発明の包装用容器において、蓋材の積層構造と底材の積層構造を反対に利用した場合であっても、同様に、粘着樹脂層と底材側シール樹脂層との間での層間剥離が起こることを利用して、本発明の目的を実現可能であることは言うまでもない。
[本発明の実施形態におけるヒートシール]
次に、図12において説明した、蓋材2と底材3とのヒートシールを行うヒートシール部25について図5を用いて説明する。ヒートシール部25においては、シール板となる熱板25aの形状が線状融着部11a及び線状非融着部11bを含む融着部11の存在を考慮して、図5(a)にも示すように、突部25a1において、線状非融着部11b(又は線状弱融着部11b)を形成するべく、凹状に熱板25aが切り欠かれた凹部25a3が形成されて、それに伴い、線状融着部11aを形成するための尖端部25a2が形成されている。
突部25a1が存在する位置においては、高温の熱板25aが蓋材2に接触することとなり、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bにおける突部25a1に対応した部分のみが融着することとなり、融着部11において線状融着部11aが形成されることとなり、図3に示す状態となる。
尚、同図5(a)における尖端部25a2の幅は、線状融着部11aの幅に対応させて、1mm、凹部25a3の幅は1mm、凹部の深さは1mm程度で作成し、良好の結果を得ることができた。
尚、本発明は、融着部11の収納部5側の端部に、その端部に隣接する開け口12側の部分よりも、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとの融着力が相対的に強い線状融着部11aを設けたものであれば、蓋材2と底材3との分離を確実にすることができるため、同図5(b)に示すように、熱板25aの突部25a1において、凹部25a3を形成することなく、突状の段部25a4のみを形成することによっても、蓋材2と底材3との分離を確実にすることが可能である。
この場合、融着部11の収納部5側の端部に、その端部に隣接する開け口12側の部分よりも、蓋材側シール樹脂層2cと底材側シール樹脂層3bとの融着力が相対的に強い線状融着部11aを設けることが目的であるため、融着力を相対的に強くするため、例えば、0.1〜0.5mm程度の高さの段部25a4となっていればよい。
[本発明の実施形態の変形例]
以下に、本発明の実施形態の変形例について図6を用いて説明する。図6は、本発明の変形例を示す斜視図である。この本発明の実施形態の変形例において、本発明の実施形態と同様な部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
変形例に係る包装用容器50は、図1に係る製品1と同様の構成を有するものであるが、本発明の実施形態における、線状非融着部11bの形態のみ異なるものである。
即ち、同図に示すように、線状非融着部17は、本発明の実施形態の如く収納部5の周囲全てに環状に配されるものではなく、少なくとも開け口12と融着部11との間において配されていればその効果を奏するものである。
開け口12から、蓋材2と底材3との分離を行うことから、開封部分が融着部11の収納部5側の端部に最初に達した時点のその位置に線状非融着部17が形成されていれば、良好に、蓋材2と底材3との分離が可能となる。
そのため、線状非融着部17は環状に収納部5を囲うように配される必要はなく、開封部分が融着部11の収納部5側の端部に最初に達した時点のその位置に線状非融着部17が形成されていれば、その後は、一度破断した蓋材側シール樹脂層2cが線状非融着部17が形成されていない部分でも順に破断していくため、本発明の効果が奏されるものである。
本発明は、その本質的特性から逸脱することなく、数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
1 包装用容器
2 蓋材
2a 蓋材側表面樹脂層
2b 粘着樹脂層
2b1 露出部(粘着素材)
2c 蓋材側シール樹脂層
2c1 面状剥離部
2c2 突状剥離部
3 底材
3a 底材側表面樹脂層
3b 底材側シール樹脂層
5 収納部
6 食品
11 融着部(ヒートシール部)
11a 線状融着部
11b 線状非融着部(線状弱融着部)
12 非融着部(開け口)
17 線状非融着部(線状弱融着部)(変形例)
21 底材側フィルム
22 蓋材側フィルム
23 成形部
24 充填領域
25 ヒートシール部
25a 熱板(シール板)
25a1 突部
25a2 尖端部
25a3 凹部
25a4 段部
25b シール型
25b1 シールゴム
25b2 基体部
26 横カッター部
27 縦カッター部
50 包装用容器
100 従来の包装用容器
101 薄膜

Claims (3)

  1. 蓋材と、底材と、当該蓋材及び底材との間に形成された収納部からなり、
    前記蓋材は、蓋材側表面樹脂層と粘着樹脂層と蓋材側シール樹脂層とを順に積層させてなり、
    前記底材は、底材側表面樹脂層と底材側シール樹脂層とを積層させてなり、
    前記収納部周囲の前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とはヒートシールにより融着されて融着部が形成されており、
    開封時は、前記収納部に対して前記融着部よりも外側に形成された前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とをヒートシールしていない非融着部を開け口として、前記粘着樹脂層と前記蓋材側シール樹脂層との間における層間剥離により、前記粘着樹脂層を露出させ、当該粘着樹脂層に対して前記底材に融着された前記蓋材側シール樹脂層を粘着させることにより、前記蓋材と前記底材の再封を可能とする包装用容器であって、
    前記開け口と前記融着部との間における、前記融着部の前記収納部側の端部には、当該端部に隣接する前記開け口側の部分よりも、前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層との融着力が相対的に強い線状融着部を設けたこと
    を特徴とする包装用容器。
  2. 蓋材と、底材と、当該蓋材及び底材との間に形成された収納部からなり、
    前記蓋材は、蓋材側表面樹脂層と蓋材側シール樹脂層とを積層させてなり、
    前記底材は、底材側表面樹脂層と粘着樹脂層と底材側シール樹脂層とを順に積層させてなり、
    前記収納部周囲の前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とはヒートシールにより融着されて融着部が形成されており、
    開封時は、前記収納部に対して前記融着部よりも外側に形成された前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とをヒートシールしていない非融着部を開け口として、前記粘着樹脂層と前記底材側シール樹脂層との間における層間剥離により、前記粘着樹脂層を露出させ、当該粘着樹脂層に対して前記蓋材に融着された前記底材側シール樹脂層を粘着させることにより、前記蓋材と前記底材の再封を可能とする包装用容器であって、
    前記開け口と前記融着部との間における、前記融着部の前記収納部側の端部には、当該端部に隣接する前記開け口側の部分よりも、前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層との融着力が相対的に強い線状融着部を設けたこと
    を特徴とする包装用容器。
  3. 前記線状融着部を形成するべく、前記端部に隣接する前記開け口側の部分には、前記端部よりも、前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層との融着力が相対的に弱い線状非融着部又は線条弱融着部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装用容器。
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