JP5984716B2 - 包装用容器 - Google Patents
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Description
以下に、従来の再封可能な包装用容器の一例を図7乃至図13を用いて説明する。図7は、従来の包装用容器を示す斜視図である。図8は、図7において蓋材を一部開いた状態の斜視図である。図9は、図7のB−B線部断面概念図である。図10は、図9において蓋材を一部開いた状態の断面概念図である。図11は、図10において蓋材を再封した状態の断面概念図である。図12は、図7の包装用容器の製造方法の一例を示す概略図である。図13は、ヒートシールの方法を示す図7のB−B線部断面概念図である。
図7に示すように、従来の再封可能な包装用容器100は、大きく蓋材2と底材3から構成されるものであり。底材3は、内部に食品等の収納物6を収納な可能なように凹状の収納部5を備えるように成形されており、収納部5周囲の底材3部分と蓋材2の対応部分が接着されて封止されている。
図10に示すように、蓋材2と底材3とが融着されていない包装用容器100の端部においては、融着されていないことから、非融着部12として、開け口12となり、開け口12をつまんで引っ張ると、開け口12に隣接するヒートシール部11において、先ず開け口12側の蓋材側シール樹脂層2cが蓋材2から破断されるとともに、蓋材2における粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの層間で剥離が開始される。
また、図12を用いてこれら包装用容器100の製造方法の一例を説明する。まず、蓋材2と底材3に対応させて、それらを構成するフィルムは上下2巻を必要とし、底材3側のフィルム(下側フィルム21)には、前述した素材等を積層してラミネート加工した成形型性の良いフィルムが好適である。蓋材2側のフィルム(上側フィルム22)は成型をしないので前述した素材等を積層してラミネート加工したバリアー性の良いものであればよく、予め、上側フィルム22の表面に、種々の写真、模様、文字が印刷され、又はそれらが印刷された印刷フィルムが貼着されている。
以下、本発明による包装用容器の実施形態について、図1乃至図5を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態に係る包装用容器を示す斜視図である。図2は、図1において蓋材を一部開いた状態の斜視図である。図3は、図1のA−A線部断面概念図である。図4は、図3において蓋材を一部開いた状態の断面概念図である。図5は、ヒートシールの方法を示す図1のA−A線部断面概念図であって、(a)部分は、円形枠部の拡大図であり、(b)部分は、円形枠部の変形例の拡大図である。また、背景技術の説明において、既に説明した事項と共通の事項は省略し、同一の符号を用いる。尚、図1乃至図5において、包装用容器1内部の収納物は省略した。
本実施の実施形態に係る包装用容器1は、図1に示すように、従来の再封可能な包装用容器100と同様に、大きく蓋材2と底材3から構成されるものであり。底材3は、内部に食品等の収納物を収納な可能なように凹状の収納部5を備えるように成形されており、収納部5周囲の底材3部分と蓋材2の対応部分が接着されて封止されている。
図4に示すように、蓋材2と底材3が融着されていない包装用容器1の端部においては、融着されていないことから、非融着部12として、開け口12となり、開け口12をつまんで引っ張ると、開け口12に隣接する融着部11において、先ず開け口12側の蓋材側シール樹脂層2cが蓋材2から破断されるとともに、蓋材2における粘着樹脂層2bと蓋材側シール樹脂層2cとの層間で剥離が開始される。
そのため、破断された蓋材側シール樹脂層2cは、被シート体である底材3側に移行し、粘着樹脂層2bの露出部2b1が形成されるとともに、それに伴い蓋材側シール樹脂層2cの剥離部分である突状剥離部2c2が形成されて、同図4の状態となる。
尚、粘着樹脂層が蓋材ではなく、底材側に配された構造、即ち、上記本発明の包装用容器において、蓋材の積層構造と底材の積層構造を反対に利用した場合であっても、同様に、粘着樹脂層と底材側シール樹脂層との間での層間剥離が起こることを利用して、本発明の目的を実現可能であることは言うまでもない。
次に、図12において説明した、蓋材2と底材3とのヒートシールを行うヒートシール部25について図5を用いて説明する。ヒートシール部25においては、シール板となる熱板25aの形状が線状融着部11a及び線状非融着部11bを含む融着部11の存在を考慮して、図5(a)にも示すように、突部25a1において、線状非融着部11b(又は線状弱融着部11b)を形成するべく、凹状に熱板25aが切り欠かれた凹部25a3が形成されて、それに伴い、線状融着部11aを形成するための尖端部25a2が形成されている。
以下に、本発明の実施形態の変形例について図6を用いて説明する。図6は、本発明の変形例を示す斜視図である。この本発明の実施形態の変形例において、本発明の実施形態と同様な部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
2 蓋材
2a 蓋材側表面樹脂層
2b 粘着樹脂層
2b1 露出部(粘着素材)
2c 蓋材側シール樹脂層
2c1 面状剥離部
2c2 突状剥離部
3 底材
3a 底材側表面樹脂層
3b 底材側シール樹脂層
5 収納部
6 食品
11 融着部(ヒートシール部)
11a 線状融着部
11b 線状非融着部(線状弱融着部)
12 非融着部(開け口)
17 線状非融着部(線状弱融着部)(変形例)
21 底材側フィルム
22 蓋材側フィルム
23 成形部
24 充填領域
25 ヒートシール部
25a 熱板(シール板)
25a1 突部
25a2 尖端部
25a3 凹部
25a4 段部
25b シール型
25b1 シールゴム
25b2 基体部
26 横カッター部
27 縦カッター部
50 包装用容器
100 従来の包装用容器
101 薄膜
Claims (3)
- 蓋材と、底材と、当該蓋材及び底材との間に形成された収納部からなり、
前記蓋材は、蓋材側表面樹脂層と粘着樹脂層と蓋材側シール樹脂層とを順に積層させてなり、
前記底材は、底材側表面樹脂層と底材側シール樹脂層とを積層させてなり、
前記収納部周囲の前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とはヒートシールにより融着されて融着部が形成されており、
開封時は、前記収納部に対して前記融着部よりも外側に形成された前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とをヒートシールしていない非融着部を開け口として、前記粘着樹脂層と前記蓋材側シール樹脂層との間における層間剥離により、前記粘着樹脂層を露出させ、当該粘着樹脂層に対して前記底材に融着された前記蓋材側シール樹脂層を粘着させることにより、前記蓋材と前記底材の再封を可能とする包装用容器であって、
前記開け口と前記融着部との間における、前記融着部の前記収納部側の端部には、当該端部に隣接する前記開け口側の部分よりも、前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層との融着力が相対的に強い線状融着部を設けたこと
を特徴とする包装用容器。 - 蓋材と、底材と、当該蓋材及び底材との間に形成された収納部からなり、
前記蓋材は、蓋材側表面樹脂層と蓋材側シール樹脂層とを積層させてなり、
前記底材は、底材側表面樹脂層と粘着樹脂層と底材側シール樹脂層とを順に積層させてなり、
前記収納部周囲の前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とはヒートシールにより融着されて融着部が形成されており、
開封時は、前記収納部に対して前記融着部よりも外側に形成された前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層とをヒートシールしていない非融着部を開け口として、前記粘着樹脂層と前記底材側シール樹脂層との間における層間剥離により、前記粘着樹脂層を露出させ、当該粘着樹脂層に対して前記蓋材に融着された前記底材側シール樹脂層を粘着させることにより、前記蓋材と前記底材の再封を可能とする包装用容器であって、
前記開け口と前記融着部との間における、前記融着部の前記収納部側の端部には、当該端部に隣接する前記開け口側の部分よりも、前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層との融着力が相対的に強い線状融着部を設けたこと
を特徴とする包装用容器。 - 前記線状融着部を形成するべく、前記端部に隣接する前記開け口側の部分には、前記端部よりも、前記蓋材側シール樹脂層と前記底材側シール樹脂層との融着力が相対的に弱い線状非融着部又は線条弱融着部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装用容器。
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JP2013040168A JP5984716B2 (ja) | 2013-02-28 | 2013-02-28 | 包装用容器 |
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Family Applications (1)
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