JP6182906B2 - 内燃機関とその燃料供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ジメチルエーテル(以下、DMEという)などの液化ガス燃料を燃料とする内燃機関と、その内燃機関に液化ガス燃料を供給する燃料供給方法に関する。
現在、ディーゼルエンジン(内燃機関)に使用される軽油の代替燃料として、DME(ジメチルエーテル)などの液化ガス燃料を用いることが注目されている。そのDMEをエンジンに用いる場合には、DMEをインジェクタ(燃焼用噴射弁)まで液体のまま供給する必要がある。
そこで、従来のエンジンでは、DMEを蒸気圧以上の圧力となるようにポンプで加圧して供給していた。ここで、その従来のエンジンについて、図6を参照しながら説明する。従来のエンジン1Xは、エンジン本体2のシリンダ(気筒)3にDMEを噴射するインジェクタ4と、そのインジェクタ4に高圧のDMEを供給するコモンレール5と、そのコモンレール5に燃料タンク6に充填されたDMEを供給する高圧ポンプ7と、を備える。また、燃料タンク6から高圧ポンプ7にDMEを供給する燃料供給システム8を備える。この燃料供給システム8は、燃料供給バルブ9と燃料供給流路10を備え、フィードポンプ(加圧用ポンプ)FPによりDMEを加圧して、液体のまま高圧ポンプ7に供給するように構成される。
この構成によれば、フィードポンプFPでDMEを加圧して高圧ポンプ7に供給することができるので、DMEを液体のままインジェクタ4に供給することが可能となる。
しかし、DMEを加圧するためのフィードポンプFPを備えると、フィードポンプFPの駆動に動力が必要となり、燃費が悪化する。
また、フィードポンプFPを経由させる際に、DMEの液面状態とフィードポンプFPの位置関係によっては、DMEの液面位置とフィードポンプFPの入口の位置関係がエンジン1Xを搭載した車両の加速時やコーナリング時にずれてしまい、フィードポンプFPにDMEが導入されない、あるいはフィードポンプFP内に空気が導入されてしまい、フィードポンプFPからDMEを供給できない事態が発生する。
そこで、エンジンの動力によって回転して圧縮空気を吐出するエアコンプレッサを用いて、フィードポンプ等の外部動力を必要としないシンプルな構成で、燃料タンクに貯留された液化ガス燃料を送出する装置(例えば、特許文献1参照)や、エンジンから排出される排気の一部を燃料タンクに導き、DMEを加圧する装置(例えば、特許文献2参照)がある。
これらの装置は、フィードポンプの代わりに、エアコンプレッサで発生させた圧縮空気や、エンジンから排出される排気をコンプレッサで圧縮させた圧縮排気によって、燃料タンク内のDMEを加圧することで、燃費の悪化を抑制している。
しかし、特許文献1に記載の装置は、圧縮空気を発生させるためのエアコンプレッサを、特許文献2に記載の装置は、燃料タンクに導く排気を圧縮するためのコンプレッサをそれぞれ備えており、それらを駆動するための動力が必要となり、その分だけ燃費が悪化する。
特開2010−144629号公報 特開2001−115899号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、フィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンクから高圧ポンプに加圧された状態の液化ガス燃料を供給することができる内燃機関とその燃料供給方法を提供することである。
上記の目的を解決するための本発明の内燃機関は、内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を噴射する燃焼用噴射弁と、該燃焼用噴射弁に高圧の液化ガス燃料を供給するコモンレールと、該コモンレールに燃料タンクに貯蔵された液化ガス燃料を供給する高圧ポンプと、前記コモンレール及び前記燃料タンクの間に介在する燃料供給流路と、を備える内燃機関において、前記燃焼用噴射弁から液化ガス燃料が噴射されていないときに、前記気筒内に発生した圧縮空気を抜き出す圧抜機構と、該圧抜機構から前記圧縮空気を前記燃料タンクに供給する圧縮空気供給流路と、前記圧縮空気供給流路を開放又は閉鎖する圧縮空気供給弁と、前記圧縮空気供給弁を開放する制御を行う制御装置と、前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力を検知するセンサと、を備えて、前記センサにより検知した前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力に基づいて、前記制御装置により、前記圧縮空気供給弁の開放又は閉鎖を制御して、前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力を液化ガス燃料の蒸気圧以上にする構成にしたことを特徴とする。
この構成によれば、液化ガス燃料が噴射されていない内燃機関の始動時やアイドリング時などのモータリング時に気筒内に発生する圧縮空気を利用して、燃料タンク内を加圧することができる。よって、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンクから高圧ポンプに加圧された状態の液化ガス燃料を供給することができる。これにより、液化ガス燃料を燃料とする内燃機関において、燃費を向上することができる。
また、液化ガス燃料を高圧ポンプに供給する際に、フィードポンプを経由させることがないため、液化ガス燃料の液面状態とフィードポンプの位置関係によっては、液化ガス燃料が供給され難くなるという問題が発生しない。
なお、ここでいう圧抜機構とは、デコンプレッション機構やカムレスシステムなどを用いて排気弁や吸気弁をモータリング時に開いて、気筒内の圧力を逃がす機構のことをいう。また、燃料供給システムとは、燃料タンクからフィードポンプやコンプレッサなどを経由させずに高圧ポンプに液化ガス燃料を供給するシステムであり、例えば、燃料タンクと高圧ポンプとを連通する燃料供給流路とその燃料供給流路を開放又は閉鎖する燃料供給弁から構成される。
加えて、この圧縮空気は、内燃機関の始動時のクランキング時や、気筒休止時に気筒内に発生するものである。本発明においては、この圧縮空気を燃料タンクに供給するため、排ガス成分を含まないものが好ましい。
また、上記の内燃機関において、前記圧縮空気供給流路を開放又は閉鎖する圧縮空気供給弁と、前記圧縮空気を前記燃料タンクに供給するときに、前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力に基づいて、前記圧縮空気供給弁を開放する制御を行う制御装置を備えると、燃料タンク内の液化ガス燃料を加圧する必要があるときに、圧縮空気供給弁を開いて圧縮空気供給流路を開放し、燃料タンクに圧縮空気を送ることができる。これにより、燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力を容易に制御することができる。
加えて、上記の内燃機関において、前記圧縮空気供給流路に、前記圧縮空気を蓄圧する蓄圧タンクを備えると、気筒内の圧縮空気を蓄圧タンクに一旦蓄圧することができる。これにより、圧抜機構から燃料タンクに圧縮空気を送るよりも、脈動が低減するので、安定した加圧を実現することができる。
さらに、上記の内燃機関において、前記燃料タンクを主タンクと副タンクで構成し、前記主タンクから前記副タンクを経由して前記高圧ポンプに液化ガス燃料を供給可能に配置すると共に、前記副タンクに、前記圧縮空気供給流路を接続すると、副タンクに圧縮空気供給流路を接続することができる。
これにより、液化ガス燃料を供給する際に、主タンクから副タンクに液化ガス燃料を供給し、その副タンク内を圧縮空気で加圧することにより、フィードポンプやコンプレッサを必要としないで、加圧された液化ガス燃料を圧縮空気の加圧により高圧ポンプに供給すると共に、充填スタンドなどから液化ガス燃料を充填される主タンクに圧縮空気供給流路を接続する場合に比べて、安全性が向上する。
また、上記の目的を解決するための本発明の内燃機関の燃料供給方法は、内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を噴射する燃焼用噴射弁と、該燃焼用噴射弁に高圧の液化ガス燃料を供給するコモンレールと、該コモンレールに燃料タンクに貯蔵された液化ガス燃料を供給する高圧ポンプと、を備える内燃機関の燃料供給方法において、前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力が液化ガス燃料の蒸気圧よりも小さい場合は、前記燃焼用噴射弁から液化ガス燃料が噴射されていないときに、圧抜機構により抜き出した内燃機関の気筒内に発生した圧縮空気を圧縮空気供給弁により前記燃料タンクに供給して、前記燃料タンク内を加圧し、前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力を前記蒸気圧以上にすることを特徴とする方法である。
上記の方法によれば、フィードポンプやコンプレッサを用いないため、燃費を悪化させずに、加圧された液化ガス燃料を高圧ポンプに供給することができる。
その上、上記の内燃機関の燃料供給方法において、前記圧縮空気を、前記燃料タンクに供給する前に蓄圧タンクに蓄圧し、蓄圧された前記圧縮空気を、前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力に基づいて、前記燃料タンクに供給すると、容易に燃料タンク内の圧力を制御することができる。
本発明によれば、内燃機関の気筒内に発生する圧縮空気を用いることにより、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンクから高圧ポンプに加圧された状態の液化ガス燃料を供給することができる。これにより、液化ガス燃料を燃料としても、燃費を向上することができる。
本発明に係る第一の実施の形態の内燃機関を示す概略図である。 本発明に係る第一の実施の形態の内燃機関の燃料供給方法を示すフローチャートである。 本発明に係る第二の実施の形態の内燃機関を示す概略図である。 本発明に係る第二の実施の形態の内燃機関の燃料供給方法を示すフローチャートである。 本発明に係る第三の実施の形態の内燃機関を示す概略図である。 従来の内燃機関を示す概略図である。
以下、本発明に係る実施の形態の内燃機関とその燃料供給方法について、図面を参照し
ながら説明する。なお、この実施の形態では、液化ガス燃料として、ジメチルエーテル(以下、DMEとする)を用いた車両について説明するが、例えば、液化石油ガス(LPG)、液化天然ガス(LNG)、液化ブタンガス(LBG)、及び液化水素燃料などを用いた車両にも適用することができる。
また、以下の実施の形態では、直列四気筒のディーゼルエンジンを例に説明するが、本発明はディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジンにも適用することができ、その気筒数や、気筒の配列は限定されない。加えて、DMEを貯蔵する燃料タンクを一本搭載した車両について説明するが、本発明は二本以上の燃料タンクを搭載したものにも適用することができる。
加えて、ここでいう圧縮空気とは、エンジンの始動時のクランキング時や、気筒休止時に気筒内に発生するものであり、本発明においては、その圧縮空気を燃料タンクに供給するため、排ガス成分を含まない圧縮空気を用いることが好ましい。
まず、本発明に係る第一の実施の形態の内燃機関について、図1を参照しながら説明する。このエンジン(内燃機関)1は、図6に示す従来のエンジン1Xの構成からフィードポンプFPを除いた構成、つまり、エンジン1のシリンダ(気筒)3内にDMEを噴射するインジェクタ(燃焼用噴射弁)4と、インジェクタ4に高圧のDMEを供給するコモンレール5と、コモンレール5に燃料タンク6に貯蔵されたDMEを供給する高圧ポンプ7と、を備える構成に、高圧ポンプ7にDMEをフィードポンプやコンプレッサを経由させないで供給する燃料供給システム8を備えて構成される。
このエンジン1は、フィードポンプやコンプレッサを用いない代わりに、インジェクタ4からDMEが噴射されていないときに、エンジン1のシリンダ(気筒)3内に発生した圧縮空気を抜き出すデコンプレッション機構(圧抜機構)11と、デコンプレッション機構11から圧縮空気を燃料タンク6に導く圧縮空気供給流路12と、を備え、燃料タンク6から高圧ポンプ7に、圧縮空気で加圧されたDMEを燃料供給システム8から供給するように構成される。
また、インジェクタ4、燃料供給バルブ9、及びデコンプレッション機構11を制御するECU(制御装置)13と、燃料タンク6内の圧力P1を検知する圧力センサ14とを備えて構成される。
デコンプレッション機構11は、インジェクタ4からDMEが噴射されていないときに、エンジン本体2の図示しないクランクシャフトが回転することによりシリンダ3内に発生する圧縮空気を抜く機構であり、詳しくは、カムシャフト(図示しない)の作動に関係なく排気バルブ3aを開き、シリンダ3内の圧力を開放するものである。
通常、このデコンプレッション機構11は、エンジン1の始動時のクランキング圧力を抜くことにより抵抗を少なくし、エンジン1の始動を容易にし、一方、エンジン1の停止時には、シリンダ3内の圧力を抜くことで、シリンダ3内を着火不能の状態にして、エンジン1を停止する役割を有する。
本発明では、デコンプレッション機構11の上記の作用に加えて、エンジン1の始動時や気筒休止時などの、インジェクタ4からDMEが噴射されていないときに、つまり、シリンダ3内に発生する圧縮空気に排ガス成分を含まないときに、シリンダ3内に発生した圧縮空気を、デコンプレッション機構11により抜き出し、圧縮空気供給流路12に導くように構成される。
具体的には、周知の技術のデコンプレッション機構11に加えて、シリンダ3内から抜き出した圧縮空気を導入するように構成した圧縮空気供給流路12と、その圧縮空気供給流路12を開放又は閉鎖する圧縮空気供給バルブ15と、を備えて構成される。
上記の構成によれば、デコンプレッション機構11により、シリンダ3内に発生した圧縮空気を抜き出し、この抜き出した圧縮空気を圧縮空気供給流路12経由で燃料タンク6に供給し、この圧縮空気で燃料タンク6内のDMEを加圧することができる。これにより、従来ではDMEを加圧するために必要であった駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサが不要となるため、エンジン1の燃費を向上することができる。
例えば、エンジン1の始動時や気筒休止時などのモータリング時の圧縮上死点での圧縮空気の圧力は4.0MPa以上になるため、その圧縮空気を燃料タンク6に供給すれば、常温での蒸気圧が0.5MPa程度のDMEを容易に加圧し、液化させることができる。
ECU13は、エンジンコントロールユニットと呼ばれる制御装置であり、電気回路によってエンジン1の制御を担当しているマイクロコントローラである。本発明では、このECU13に、圧力センサ14が検知した燃料タンク6内の圧力P1が、予め定めた液化判定値Aよりも小さくなった場合に、圧縮空気供給バルブ15を開き、圧縮空気供給流路12を開放して、シリンダ3内に発生した圧縮空気を燃料タンク6に供給し、DMEを加圧する加圧手段M1を備える。
次に、本発明に係る第一の実施の形態のエンジン1の燃料供給方法について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。まず、ECU13の加圧手段M1が、燃料タンク6内の圧力P1が液化判定値Aよりも小さいか否かを判断するステップS10を行う。なお、ここでいう液化判定値Aとは、燃料タンク6内のDMEが液化しない程度の圧力のことをいい、例えば、DMEの常温での蒸気圧が0.5MPa程度であることから、少なくとも0.5MPaよりも大きくする。また、液化判定値Aは、燃料タンク6の大きさや燃料供給流路10の長さなどの条件を考慮して、高圧ポンプ7に供給する際のDMEの圧力を1.0MPa以下になるように設定されると、危険性が低くなるため好ましい。
ステップS10で、圧力P1が液化判定値A以上の場合は、燃料タンク6に圧縮空気を供給する必要がないため、この方法は完了する。一方、ステップS10で、圧力P1が液化判定値Aよりも小さい場合は、加圧手段M1が、圧縮空気の発生を検知するステップS20を行う。このステップS20は、エンジン本体2の運転状態などから、エンジン1の始動時、あるいは気筒休止時を検知するステップであり、より詳しくは、シリンダ3内に排ガス成分を含まない圧縮空気の発生を検知するステップである。
次に、加圧手段M1が、デコンプレッション機構11を駆動するステップS30を行う。このステップS30によりシリンダ3内の圧縮空気が抜かれ、圧縮空気供給流路12に導かれる。次に、圧縮空気供給バルブ15を開放するステップS40を行なって、圧縮空気供給流路12を開放し、シリンダ3内から燃料タンク6に圧縮空気を供給して、この燃料供給方法は完了する。
上記の方法によれば、DMEが噴射されていないエンジン1の始動時やアイドリング時などのモータリング時にシリンダ3内に発生する圧縮空気をデコンプレッション機構11により抜き出し、その抜き出した圧縮空気により、燃料タンク6内を加圧する。そして、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンク6から高圧ポンプ7に加圧された状態のDMEを供給することができる。これにより、DMEを燃料とするエンジン1の燃費を向上することができる。
また、DMEを高圧ポンプ7に供給する際に、フィードポンプを経由させることがないため、DMEの液面状態とフィードポンプの位置関係によっては、DMEが供給され難くなるという問題が発生しない。
次に、本発明に係る第二の実施の形態のエンジン20について、図3を参照しながら説明する。このエンジン20は、第一の実施の形態のエンジン1の構成に加えて、圧縮空気供給流路12に、圧縮空気を蓄圧する蓄圧タンク21と、蓄圧タンク21に蓄圧された圧縮空気を燃料タンク6に供給するときに、圧縮空気供給流路12を開放する蓄圧供給バルブ22(第二の圧縮空気供給弁)と、を備えて構成される。
また、インジェクタ4、燃料供給バルブ9、デコンプレッション機構11、圧縮空気供給バルブ15、及び蓄圧供給バルブ22を制御するECU23は、燃料タンク6内の圧力P1を検知する圧力センサ14に接続され、シリンダ3内の圧縮空気を蓄圧する蓄圧手段M2と、蓄圧タンク21内に蓄圧された圧縮空気を燃料タンク6に供給し、DMEを加圧する加圧手段M3と、を備えて構成される。
蓄圧タンク21は、圧縮空気供給流路12上に設けられたタンクであり、デコンプレッション機構11によりシリンダ3内から抜き出された圧縮空気を燃料タンク6に供給する前に一旦蓄圧するタンクである。
次に、このエンジン20の燃料供給方法について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、前述した工程と同様の工程については同符号を用いて、その説明は省略する。
まず、蓄圧手段M2による圧縮空気を蓄圧タンク21に蓄圧する工程が行われる。蓄圧手段M2が、圧縮空気の発生を検知するステップS20を行う。次に、蓄圧手段M2が、デコンプレッション機構11を駆動するステップS30を行う。次に、圧縮空気供給バルブ15を開放するステップS40を行なうと、圧縮空気が蓄圧タンク21に蓄圧される。
次に、加圧手段M3による蓄圧タンク21に蓄圧された圧縮空気を燃料タンク6に供給する工程が行われる。加圧手段M3が、燃料タンク6内の圧力P1が液化判定値Aよりも小さいか否かを判断するステップS10を行う。
次に、ステップS10で、圧力P1が液化判定値A以上の場合は、蓄圧タンク21から燃料タンク6に圧縮空気を供給する必要がないため、この方法は完了する。一方、ステップS10で、圧力P1が液化判定値Aよりも小さい場合は、加圧手段M3が、蓄圧供給バルブ22を開くステップS50を行う。蓄圧供給バルブ22が開き、圧縮空気供給流路12が開放されるため、蓄圧タンク21から圧縮空気が燃料タンク6に供給され、この燃料供給方法は完了する。
これによれば、シリンダ3内の圧縮空気を蓄圧タンク21に一旦蓄圧し、燃料タンク6内のDMEを加圧する必要があるときに、その蓄圧タンク21から燃料タンク6に圧縮空気を送ることができる。これにより、燃料タンク6内のDMEの圧力を容易に制御することができる。また、デコンプレッション機構11から直接燃料タンク6に圧縮空気を送るよりも、脈動が低減するので、安定した加圧を実現することができる。
次に、本発明に係る第三の実施の形態のエンジン30について、図5を参照しながら説明する。このエンジン30は、第二の実施の形態のエンジン20の構成に加えて、燃料タンク31を、主タンク32と副タンク33で構成し、副タンク33を、主タンク32から副タンク33を経由して高圧ポンプ7にDMEを供給可能に配置すると共に、副タンク3
3に、圧縮空気供給流路12を接続して構成される。
また、主タンク32と副タンク33との間に移充填流路34と移充填バルブ35とを備え、インジェクタ4、燃料供給バルブ9、デコンプレッション機構11、圧縮空気供給バルブ15、蓄圧供給バルブ22、及び移充填バルブ35を制御するECU36は、副タンク33内の圧力P3を検知する圧力センサ37と、蓄圧タンク21内の圧力P2を検知する圧力センサ24と接続され、シリンダ3内の圧縮空気を蓄圧する蓄圧手段M2と、蓄圧タンク21内に蓄圧された圧縮空気を副タンク33に導き、DMEを加圧する加圧手段M4と、を備えて構成される。
このエンジン30は、DMEを供給する際に、主タンク32から副タンク33にDMEを移充填し、その副タンク33内を圧縮空気で加圧することにより、フィードポンプやコンプレッサを必要としないで加圧されたDMEを高圧ポンプ7に供給すると共に、充填スタンドなどからDMEを充填される主タンク32に圧縮空気供給流路12を接続する場合と比べて、安全性が向上する。
また、燃料タンク31が主タンク32と副タンク33に分かれることで、レイアウトに幅を持たせることが可能となり、配置の自由度を向上することができる。
このエンジン30の燃料供給方法については、第二の実施の形態のエンジン20の燃料供給方法の蓄圧手段M2による工程が同様となり、一方、加圧手段M4による工程は、圧力P1を副タンク33内の圧力P4とするだけで、同様の方法となるため、説明は省略する。
この第三の実施の形態のエンジン30の構成は、蓄圧タンク21に蓄圧された圧縮空気を副タンク33に供給する構成に限定せず、例えば、デコンプレッション機構11で抜き出した圧縮空気を直接副タンク33に供給する構成としてもよい。
なお、上記の実施の形態では、圧抜機構として、デコンプレッション機構11を用いて説明したが、デコンプレッション機構11に代えて、カムレスシステムを搭載し、ECU13によって排気バルブ3aの開閉をコントロールして、圧縮空気を抜く構成としてもよい。また、この実施の形態のデコンプレッション機構11では、排気バルブ3aを制御したが、代わりに吸気バルブを制御してもよい。
加えて、この実施の形態の燃料タンク6、蓄圧タンク21、又は副タンク33に、燃料タンク6内の圧力P1が規定以上になったときに圧力を開放するブローバルブ(図示しない)を設けると、燃料タンク6、蓄圧タンク21、又は副タンク33内の圧力が規定値以上に上昇した場合に発生する、燃料タンク6、蓄圧タンク21、又は副タンク33の破裂や破損などを防止することができる。また、ブローバルブの代わりに、上記の燃料供給方法に、燃料タンク6、蓄圧タンク21、又は副タンク33内の圧力が規定以上の場合は、圧縮空気を供給しない工程を追加してもよい。
本発明の内燃機関は、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、内燃機関の気筒内で発生する圧縮空気を用いて、燃料タンクから高圧ポンプに加圧された状態の液化ガス燃料を供給し、燃費を向上することができるので、DMEなどの液化ガス燃料を用いるエンジンを搭載したトラックなどの車両に利用することができる。
1、20、30、1X エンジン
2 エンジン本体
3 シリンダ(気筒)
4 インジェクタ(燃焼用噴射弁)
5 コモンレール
6、31 燃料タンク
7 高圧ポンプ
8 DME供給バルブ(燃料供給弁)
10 DME供給流路(燃料供給流路)
11 デコンプレッション機構(圧抜機構)
12 圧縮空気供給流路
13、23、36 ECU(制御装置)
14、24、37 圧力センサ
15 圧縮空気供給バルブ(圧縮空気供給弁)
21 蓄圧タンク
22 蓄圧供給バルブ(第二の圧縮空気供給弁)
32 主タンク
33 副タンク
34 移充填流路
35 移充填バルブ
M1、M3、M4 加圧手段
M2 蓄圧手段

Claims (5)

  1. 内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を噴射する燃焼用噴射弁と、該燃焼用噴射弁に高圧の液化ガス燃料を供給するコモンレールと、該コモンレールに燃料タンクに貯蔵された液化ガス燃料を供給する高圧ポンプと、前記コモンレール及び前記燃料タンクの間に介在する燃料供給流路と、を備える内燃機関において、
    前記燃焼用噴射弁から液化ガス燃料が噴射されていないときに、前記気筒内に発生した圧縮空気を抜き出す圧抜機構と、該圧抜機構から前記圧縮空気を前記燃料タンクに供給する圧縮空気供給流路と、前記圧縮空気供給流路を開放又は閉鎖する圧縮空気供給弁と、前記圧縮空気供給弁を開放する制御を行う制御装置と、前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力を検知するセンサと、を備えて、
    前記センサにより検知した前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力に基づいて、前記制御装置により、前記圧縮空気供給弁の開放又は閉鎖を制御して、前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力を液化ガス燃料の蒸気圧以上にする構成にしたことを特徴とする内燃機関。
  2. 前記圧縮空気供給流路に、前記圧縮空気を蓄圧する蓄圧タンクを備えることを特徴とする請求項に記載の内燃機関。
  3. 前記燃料タンクを主タンクと副タンクで構成し、
    前記主タンクから前記副タンクを経由して前記高圧ポンプに液化ガス燃料を供給可能に構成すると共に、
    前記副タンクに、前記圧縮空気供給流路を接続することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を噴射する燃焼用噴射弁と、該燃焼用噴射弁に高圧の液化ガス燃料を供給するコモンレールと、該コモンレールに燃料タンクに貯蔵された液化ガス燃料を供給する高圧ポンプと、を備える内燃機関の燃料供給方法において、
    前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力が液化ガス燃料の蒸気圧よりも小さい場合は、前記燃焼用噴射弁から液化ガス燃料が噴射されていないときに、圧抜機構により抜き出した内燃機関の気筒内に発生した圧縮空気を圧縮空気供給弁により前記燃料タンクに供給して、前記燃料タンク内を加圧し、
    前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力を前記蒸気圧以上にすることを特徴とする内燃機関の燃料供給方法。
  5. 前記圧縮空気を、前記燃料タンクに供給する前に蓄圧タンクに蓄圧し、蓄圧された前記圧縮空気を、前記燃料タンク内の液化ガス燃料の圧力に基づいて、前記圧縮空気供給弁により前記燃料タンクに供給することを特徴とする請求項に記載の内燃機関の燃料供給方法。
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