JP2003065119A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給装置

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JP2003065119A
JP2003065119A JP2001256007A JP2001256007A JP2003065119A JP 2003065119 A JP2003065119 A JP 2003065119A JP 2001256007 A JP2001256007 A JP 2001256007A JP 2001256007 A JP2001256007 A JP 2001256007A JP 2003065119 A JP2003065119 A JP 2003065119A
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internal combustion
combustion engine
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fuel supply
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Takao Komoda
孝夫 菰田
Toru Sato
佐藤  亨
Jun Yamada
潤 山田
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Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】必要噴射時間に応じて使用する燃料噴射弁の本
数を切り替える際に、長期間にわたって作動しない燃料
噴射弁をなくすことにより燃料噴射弁の作動を正常に維
持する。 【解決手段】燃料供給システム30はエンジンの各気筒
に対して同様の条件にて燃料を噴射する複数のシングル
ポイントインジェクタ20を備える。ECU50はイン
ジェクタ20の必要噴射時間に応じて使用するインジェ
クタ20の本数を切り替えて燃料噴射を行わせる。この
際、ECU50はエンジンの所定回数の始動がなされる
毎に、優先的に使用するインジェクタ20を順次変更す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の各気筒
に対して同様の条件にて燃料を噴射するための複数の燃
料噴射弁を備えた内燃機関の燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関において、吸気管の下流
側に複数の燃料噴射弁を備え、必要噴射時間に応じてこ
れらの燃料噴射弁を切り替えるようにした燃料供給装置
が、例えば特開昭60−164631号公報にて開示さ
れている。この公報に記載された内燃機関は液化石油ガ
ス(以下、LPGという)を燃料とするものであり、L
PGを貯留した燃料タンクのタンク圧力又はそのタンク
圧力に一定の加圧を行った圧力によって燃料噴射弁から
燃料噴射が行われる。LPGは飽和蒸気圧で燃料タンク
内に保存されるため、燃料の温度や燃料組成の違いによ
って燃料タンク内の圧力が大きく変化する。従って、こ
の燃料供給装置では、LPGの燃料組成や外気温度によ
ってタンク内圧が大きく変化することとなり、所定量の
燃料を噴射するためには必要噴射時間が大きく変化する
こととなる。このため、この燃料供給装置では必要噴射
時間に応じて使用する燃料噴射弁の本数が切り替えら
れ、必要噴射時間が大きくなる機会がない場合には作動
機会のない特定の燃料噴射弁が発生することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報記
載の内燃機関の燃料供給装置では、必要噴射時間が大き
くなる機会が長期間において発生しないと、特定の燃料
噴射弁が長期間にわたって作動しないこととなる。この
ような場合、LPG中に含まれる粘着性物質(ガム質)
が燃料噴射弁の可動部に堆積し、必要噴射時間が大きく
なったときにこの燃料噴射弁を作動させる場合に作動に
異常が発生する可能性がある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、その目的は、必要噴射時間に応じ
て使用する燃料噴射弁の本数を切り替える際に、長期間
にわたって作動しない燃料噴射弁をなくすことにより燃
料噴射弁の作動を正常に維持することができる内燃機関
の燃料供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、内燃機関の各気筒に対して同様の
条件にて燃料を噴射するための複数の燃料噴射弁を備
え、必要噴射時間に応じて使用する燃料噴射弁の本数を
切り替えて燃料噴射を行わせる制御手段を備えた内燃機
関の燃料供給装置において、前記内燃機関の所定回数の
始動がなされる毎に、前記複数の燃料噴射弁のうち、優
先的に使用する燃料噴射弁を順次変更する変更手段を備
えることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関の燃料供給装置において、前記複数の燃料噴
射弁は、吸気経路の分岐部上流に設けられていることを
特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関の燃料供給装置において、前記複数の燃料噴
射弁は、吸気経路の分岐部から各気筒に至る吸気通路に
設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項1〜3のいずれかの発明によれば、
内燃機関の所定回数の始動がなされる毎に、優先的に使
用する燃料噴射弁が順次変更されるので、長期間にわた
って作動しない特定の燃料噴射弁はなくなる。そのた
め、燃料中に含まれる粘着性物質(ガム質)の堆積を抑
制して燃料噴射弁の作動を正常に維持することができ
る。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の内燃機関の燃料供給装置において、前
記燃料噴射弁は、燃料タンク内で気化した液化石油ガス
を燃料として噴射するものであることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明によれば、液化石油ガスは
飽和蒸気圧で燃料タンク内に保存され、そのタンク内圧
によって燃料噴射弁から燃料噴射が行われるため、タン
ク内圧が高くなると必要噴射時間が短くなり、一部の燃
料噴射弁のみが使用されるように燃料噴射弁の本数が切
り替えられる。このような場合、内燃機関の所定回数の
始動がなされる毎に、優先的に使用する燃料噴射弁が順
次変更されるので、長期間にわたって作動しない特定の
燃料噴射弁はなくなり、燃料中に含まれる粘着性物質
(ガム質)の堆積を抑制して燃料噴射弁の作動を正常に
維持することができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の内燃機関の燃料供給装置において、前
記燃料噴射弁は、常温常圧のもとで気化している燃料を
噴射するものであることを特徴とする。
【0012】請求項5の発明によれば、常温常圧のもと
で気化している燃料は加圧されて燃料タンク内に保存さ
れ、そのタンク内圧によって燃料噴射弁から燃料噴射が
行われるため、タンク内圧が高くなると必要噴射時間が
短くなり、一部の燃料噴射弁のみが使用されるように燃
料噴射弁の本数が切り替えられる。このような場合、内
燃機関の所定回数の始動がなされる毎に、優先的に使用
する燃料噴射弁が順次変更されるので、長期間にわたっ
て作動しない特定の燃料噴射弁はなくなり、燃料中に含
まれる粘着性物質(ガム質)の堆積を抑制して燃料噴射
弁の作動を正常に維持することができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の内燃機関の燃料供給装置において、前
記燃料噴射弁は、常温常圧のもとで液化している燃料を
噴射するものであることを特徴とする。
【0014】請求項6の発明によれば、内燃機関の所定
回数の始動がなされる毎に、優先的に使用する燃料噴射
弁が順次変更されるので、長期間にわたって作動しない
特定の燃料噴射弁はなくなる。そのため、常温常圧のも
とで液化している燃料中にも粘着性物質(ガム質)が含
まれているが、その粘着性物質の堆積を抑制して燃料噴
射弁の作動を正常に維持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を液化石油ガス用内
燃機関に具体化した一実施の形態を、図面に基づいて詳
細に説明する。
【0016】図1は、本実施形態に係る液化石油ガス用
内燃機関における燃料供給装置を示している。図2は、
液化石油ガス用内燃機関(以下、単に「エンジン」とい
う。)及びそれに関連する部分を示している。本実施形
態では4気筒エンジンに具体化した例を示している。
【0017】図2において、エンジン10の吸気経路1
1にはその上流からエアクリーナ12及びサージタンク
13が設けられ、サージタンク13の下流側においてエ
ンジン10の各気筒に至る複数(4つ)の吸気通路14
が分岐形成されている。エンジン10には複数の吸気通
路14と対向するように複数(4つ)の排気通路15が
設けられ、これら排気通路15は排気経路16に連結さ
れている。
【0018】吸気経路11にはサージタンク13の上流
においてスロットルバルブ17が設けられている。この
スロットルバルブ17は図示しないアクセルペダルの操
作に連動して開閉され、その開度に応じて、エアクリー
ナ12から吸気経路11に導入される外気の吸入量、す
なわち吸入空気量Gaを調整する。さらに、エンジン1
0の各気筒には図示しない点火プラグ、同プラグの点火
に必要な高電圧を発生させるイグナイタ等がそれぞれ設
けられている。
【0019】吸気経路11にはスロットルバルブ17と
サージタンク13との間において本実施形態に係る燃料
供給システムを構成する燃料噴射弁として複数(本実施
形態では3つ)のシングルポイントインジェクタ(以
下、「SPI」という。)20が設けられている。ま
た、サージタンク13から各気筒に至る4つの吸気通路
14には同じく燃料供給システムを構成するマルチポイ
ントインジェクタ(以下、「MPI」という。)22が
それぞれ配設されている。
【0020】図1に示す燃料供給システム30は、加圧
されて液化した燃料タンク31内のLPGを燃料とす
る。燃料タンク31内において、LPGの一部は蒸発し
て飽和蒸気圧よりなる気相を形成し、残りは液相を形成
する。この気化した状態の燃料は、燃料供給経路32を
介して燃圧緩衝パイプ33に供給され、燃圧緩衝パイプ
33に供給された気体燃料は、3つのSPI20に送ら
れ、各SPI20により図2に示すエンジン10の吸気
経路11のサージタンク13上流に噴射される。その噴
射タイミング及び噴射量は、電子制御装置(以下、「E
CU」という。)50が各SPI20を制御する、すな
わち電磁ソレノイドの通電開始時及び通電時間を機関運
転状態に応じて制御することで得られる。
【0021】また、燃料タンク31内の液化した状態の
燃料は、燃料ポンプ34により燃料供給経路36及び燃
料フィルタ35を介してデリバリパイプ37に供給され
る。デリバリパイプ37に供給された燃料は、プレッシ
ャレギュレータ38により燃料タンク圧力(燃料タンク
31内の圧力)に対してほぼ一定差圧で加圧される。つ
まり、デリバリパイプ37内部が、リターン圧力(リタ
ーン経路39内の圧力)に対して一定差圧で加圧された
状態になる。
【0022】こうして加圧されたデリバリパイプ37内
の燃料は、各気筒に対応して設けられた4つのMPI2
2に送られ、各MPI22により図2に示すエンジン1
0のサージタンク13から各気筒に至る各吸気通路14
に噴射される。その噴射タイミング及び噴射量は、EC
U50が各MPI22を制御する、すなわち電磁ソレノ
イドの通電開始時及び通電時間を機関運転状態に応じて
制御することで得られる。
【0023】さらに、エンジン10の各気筒には図示し
ない点火プラグ、同プラグの点火に必要な高電圧を発生
させるイグナイタ等がそれぞれ設けられている。各SP
I20から吸気経路11に噴射される気化した状態の燃
料は、エンジン10の各吸気通路14に供給され、その
気体燃料と同通路14に導入される外気との混合気が各
気筒の燃焼室に吸入される。
【0024】各MPI22から各吸気通路14に噴射さ
れる液化した状態の燃料は、加圧状態から解放されて噴
射後即座に気化する。こうして液化された状態で各MP
I22に供給された燃料が、気体燃料としてエンジン1
0の各吸気通路14に噴射供給され、その気体燃料と同
通路14に導入される外気との混合気が各気筒の燃焼室
に吸入される。燃焼室に吸入された混合気は、点火プラ
グによって点火されて爆発・燃焼し、ピストンが作動し
てクランクシャフトが回転し、エンジン10に出力が得
られる。燃焼後の排気ガスは、各排気通路15を通って
排気経路16にて合流し外部へ排出される。
【0025】ECU50は、各々図示を省略したCP
U、所定のプログラム、各種マップ等を予め記憶したR
OM、CPUの演算結果等を一時記憶するRAM、バッ
クアップRAM、入/出力回路等を備え、これら各部を
バスによって接続した論理演算回路として構成されてい
る。
【0026】ECU50の入力回路には、吸入空気量
(空気質量:Ga)、エンジンの回転速度Ne、冷却水
温(エンジン冷却水温度:Tw)等、各種センサの検出
信号が入力される。また、ECU50の出力回路から
は、各SPI20の電磁ソレノイドを駆動するための制
御信号、各MPI22の電磁ソレノイドを駆動するため
の制御信号等、各種の制御信号が出力される。
【0027】本実施形態のLPGの燃料供給システムに
おいては複数のSPI20が設けられている。LPGは
飽和蒸気圧で燃料タンク31内に保存されており、燃料
の温度や燃料組成の違いによって燃料タンク内の圧力が
大きく変化してSPI20を使用した単位時間当たりの
燃料噴射量が変化することとなる。そのため、この燃料
供給システム30において、ECU50はSPI20を
使用して所定量の燃料噴射を行うために、一本のSPI
20の単位時間当たりの噴射量と飽和蒸気圧とに基づい
て必要噴射時間を算出する。ECU50はこの算出した
必要噴射時間に基づいて複数のSPI20のうち使用す
る本数を変更するようになっている。
【0028】すなわち、図4に示すように、一本のSP
I20の必要噴射時間TDが所定値TD3未満となるタ
イミングt1〜t2の期間においては使用するSPI2
0の本数は「1」に設定される。必要噴射時間TDが所
定値TD3以上になるタイミングt2において使用する
SPI20の本数は「2」に変更される。この後、必要
噴射時間TDが所定値TD4以上かつTD1(>TD
2)未満となるタイミングt2〜t3の期間においては
使用するSPI20の本数は「2」に設定される。
【0029】また、必要噴射時間TDが所定値TD4
(<TD3)未満になるタイミングt3において使用す
るSPI20の本数は「1」に変更される。この後、必
要噴射時間TDが所定値TD3以上になるタイミングt
4において使用するSPI20の本数は「2」に変更さ
れる。必要噴射時間TDが所定値TD4以上かつTD1
(>TD2)未満となるタイミングt4〜t5の期間に
おいては使用するSPI20の本数は「2」に設定され
る。
【0030】さらに、必要噴射時間TDが所定値TD1
以上になるタイミングt5においては使用するSPI2
0の本数は「3」に設定される。このようにECU50
が複数のSPI20のうちの使用する本数を一部に変更
するに際し、特定のSPI20が作動しない機会が長く
なると、LPG中に含まれる粘着性物質(ガム質)がそ
のSPI20の可動部に堆積し、次にこのSPI20を
作動させる場合に作動に異常が発生する可能性がある。
そのため、ECU50はエンジン10の所定回数の始動
がなされる毎に、複数のSPI20のうち、優先的に使
用するSPI20を順次変更するようになっている。本
実施形態において、所定回数は1回に設定されている。
【0031】次にECU50が実行するSPI20の優
先順位の設定処理を図3に従って説明する。本処理はエ
ンジン10の始動がなされる毎に実行される。なお、3
本のSPI20には制御上、図1及び図2に示すように
インジェクタ番号♯1,♯2,♯3が設定されている。
【0032】図3に示す処理が開始されると、まずステ
ップ100でインジェクタ番号INJNOに「1」が加
算される。次のステップ110では、インジェクタ番号
INJNOが「3」より大きいかどうかが判定される。
インジェクタ番号INJNOが「3」より大きいと判定
されると(ステップ110で「YES」)、ステップ1
20に進み、インジェクタ番号INJNOが「3」以下
であると判定されると(ステップ110で「NO」)、
処理はステップ140に移行する。
【0033】ステップ120ではインジェクタ番号IN
JNOが「1」にされる。これに続くステップ130に
おいて、優先的に使用するSPI20が♯1に設定され
る。ステップ140では、インジェクタ番号INJNO
が「3」かどうかが判定される。インジェクタ番号IN
JNOが「3」であると判定されると(ステップ140
で「YES」)、ステップ150に進み、インジェクタ
番号INJNOが「3」でないと判定されると(ステッ
プ140で「NO」)、処理はステップ160に移行す
る。
【0034】ステップ150において、優先的に使用す
るSPI20が♯3に設定される。また、ステップ16
0において、優先的に使用するSPI20が♯2に設定
される。
【0035】上記のように構成された本実施形態によれ
ば、以下の効果が得られる。 ・ 本実施形態では、ECU50はSPI20の必要噴
射時間に応じて使用するSPI20の本数を切り替える
ようにしている。この際、ECU50はエンジン10の
所定回数(1回)の始動がなされる毎に、優先的に使用
するSPI20を順次変更するようにしている。そのた
め、長期間にわたって作動しない特定のSPI20はな
くなり、LPG燃料中に含まれる粘着性物質(ガム質)
のSPI20内への堆積を抑制してSPI20の作動を
正常に維持することができる。
【0036】・ 本実施形態では、エンジン10はLP
Gを燃料として使用するものであって、LPGの燃料組
成や外気温度によってタンク内圧が大きく変化し易く、
所定量の燃料を噴射するためには必要噴射時間が大きく
変化し、必要噴射時間に応じて使用する燃料噴射弁の本
数が切り替えられることになる。このような場合に、エ
ンジン10の所定回数の始動がなされる毎に、優先的に
使用するSPI20が順次変更される。そのため、長期
間にわたって作動しない特定のSPI20はなくなり、
燃料中に含まれる粘着性物質(ガム質)のSPI20へ
の堆積を抑制してSPI20の作動を正常に維持するこ
とができる。
【0037】なお、実施の形態は上記に限定されるもの
ではなく、次のように変更してもよく、その場合でも上
記実施形態と同様の作用および効果を得ることができ
る。 ・ 上記実施形態において、吸気経路11のSPI20
を1本とし、各吸気通路14において複数のMPI22
を設けた燃料供給システムとしてもよい。この場合に
は、MPI22の必要噴射時間に応じて使用するMPI
22の本数を変更するとともに、MPI22の本数を変
更する際、エンジンの所定回数の始動毎に優先的に使用
するMPI22を順次変更するようにすればよい。
【0038】・ 上記実施形態において、サージタンク
13から各気筒に至る各吸気通路14に対して複数のM
PI22を設けた燃料供給システムとしてもよい。この
場合には、SPI20について優先的に使用するSPI
20を順次変更するとともに、MPI22の必要噴射時
間に応じて使用するMPI22の本数を変更する際、エ
ンジンの所定回数の始動毎に優先的に使用するMPI2
2を順次変更するようにすればよい。
【0039】・ 上記実施形態では、エンジン10の始
動が1回なされる毎に優先的に使用するSPI20を順
次変更するようにしたが、エンジン10の複数回(例え
ば2回又は3回)の始動がなされる毎に優先的に使用す
るSPI20を順次変更するようにしてもよい。
【0040】・ 上記実施形態では、4気筒の内燃機関
に適用した例を示してあるが、本発明を任意の気筒数の
内燃機関に適用可能であることは、言うまでもない。 ・ 上記実施形態では、LPGを燃料とする内燃機関に
適用した例を示してあるが、常温常圧において液化して
いる燃料(例えばガソリン、エタノール等)を使用する
内燃機関の燃料供給装置に適用してもよい。この場合に
は、常温常圧のもとで液化している燃料中にも粘着性物
質(ガム質)が含まれているが、その粘着性物質の燃料
噴射弁内への堆積を抑制して燃料噴射弁の作動を正常に
維持することができる。
【0041】・ 上記実施形態では、加圧された液化し
たLPGを燃料とする内燃機関に適用した例を示してあ
るが、常温常圧において気化している燃料(CNG)を
使用する内燃機関の燃料供給装置に適用してもよい。
【0042】・ 上記実施形態では、プレッシャレギュ
レータ38を、リターン経路39におけるデリバリパイ
プ37の燃料出口側近傍に設けてあるが、同レギュレー
タを燃料タンク31内に設けてもよい。
【0043】次に、上記各実施形態から把握できる他の
技術的思想を、以下に記載する。 (イ)請求項2、請求項4及び請求項5のいずれかに記
載の内燃機関の燃料供給装置において、前記吸気経路の
分岐部から各気筒に至る各吸気通路に少なくとも1つの
燃料噴射弁を更に備えることを特徴とする内燃機関の燃
料供給装置。
【0044】(ロ)請求項3及び請求項6のいずれかに
記載の内燃機関の燃料供給装置において、前記吸気経路
の分岐部上流に少なくとも1つの燃料噴射弁を更に備え
ることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における液化石油ガス用内燃機関に
おける燃料供給システムを示す概略構成図。
【図2】液化石油ガス用内燃機関及びそれに関連する部
分を示す概略構成図。
【図3】一実施形態に係る燃料噴射弁の変更制御を示す
フローチャート。
【図4】燃料噴射弁の本数切替制御を示す説明図。
【符号の説明】
10…液化石油ガス用内燃機関、11…吸気経路、13
…サージタンク、20…シングルポイントインジェクタ
(SPI)、22…マルチポイントインジェクタ(MP
I)、31…燃料タンク、33…燃圧緩衝パイプ、37
…デリバリパイプ、50…電子制御装置(ECU)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 21/02 301 F02M 21/02 301L 301R 51/08 51/08 L 63/00 63/00 U 69/00 69/00 350P (72)発明者 菰田 孝夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 佐藤 亨 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業 株式会社内 (72)発明者 山田 潤 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 Fターム(参考) 3G066 AD07 BA31 CE22 CE25 CE29 3G092 AA01 AA05 AA13 AB07 AB08 EA11 EA12 EB04 FA36 GA01 HA01Z HE01Z HE08Z 3G301 JB02 JB09 LC01 LC10 MA11 PG02B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の各気筒に対して同様の条件にて
    燃料を噴射するための複数の燃料噴射弁を備え、必要噴
    射時間に応じて使用する燃料噴射弁の本数を切り替えて
    燃料噴射を行わせる制御手段を備えた内燃機関の燃料供
    給装置において、 前記内燃機関の所定回数の始動がなされる毎に、前記複
    数の燃料噴射弁のうち、優先的に使用する燃料噴射弁を
    順次変更する変更手段を備えることを特徴とする内燃機
    関の燃料供給装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置
    において、 前記複数の燃料噴射弁は、吸気経路の分岐部上流に設け
    られていることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置
    において、 前記複数の燃料噴射弁は、吸気経路の分岐部から各気筒
    に至る吸気通路に設けられていることを特徴とする内燃
    機関の燃料供給装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関
    の燃料供給装置において、 前記燃料噴射弁は、燃料タンク内で気化した液化石油ガ
    スを燃料として噴射するものであることを特徴とする内
    燃機関の燃料供給装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関
    の燃料供給装置において、 前記燃料噴射弁は、常温常圧で気化している燃料を噴射
    するものであることを特徴とする内燃機関の燃料供給装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関
    の燃料供給装置において、 前記燃料噴射弁は、常温常圧のもとで液化している燃料
    を噴射するものであることを特徴とする内燃機関の燃料
    供給装置。
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