JP6171405B2 - 内燃機関とその燃料供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ジメチルエーテル(以下、DMEという)などの液化ガス燃料を燃料とする内燃機関と、その内燃機関に液化ガス燃料を供給する燃料供給方法に関する。
現在、ディーゼルエンジン(内燃機関)に使用される軽油の代替燃料として、DME(ジメチルエーテル)などの液化ガス燃料を用いることが注目されている。そのDMEをエンジンに用いる場合には、DMEをインジェクタ(燃料噴射弁)まで液体のまま供給する必要がある。
そこで、従来のエンジンでは、DMEを蒸気圧以上の圧力となるようにポンプで加圧して供給していた。ここで、その従来のエンジンについて、図9を参照しながら説明する。従来のエンジン1Xは、エンジン本体2のシリンダ(気筒)3にDMEを噴射するインジェクタ4と、そのインジェクタ4に高圧のDMEを供給するコモンレール5と、そのコモンレール5に燃料タンク6に充填されたDMEを供給する高圧ポンプ7と、を備える。また、燃料タンク6から高圧ポンプ7にDMEを供給する燃料供給システム8を備える。この燃料供給システム8は、燃料供給バルブ9と供給用流路10を備え、フィードポンプ(加圧用ポンプ)FPによりDMEを加圧して、液体のまま高圧ポンプ7に供給するように構成される。
この構成によれば、フィードポンプFPでDMEを加圧して高圧ポンプ7に供給することができるので、DMEを液体のままインジェクタ4に供給することを可能にする。
しかし、DMEを加圧するためのフィードポンプFPを備えると、フィードポンプFPの駆動に動力が必要となり、燃費が悪化するという問題がある。また、フィードポンプFPを経由させる際に、DMEの液面位置とフィードポンプFPの入口の位置関係がエンジン1Xを搭載した車両の加速時やコーナリング時にずれてしまい、フィードポンプFPにDMEが導入されずに、エンジン本体2までDMEが供給され難くなるという問題もある。
そこで、エンジンの動力によって回転して圧縮空気を吐出するエアコンプレッサを用いて、フィードポンプ等の外部動力を必要としないシンプルな構成で、燃料タンクに貯留された液化ガス燃料を送出する装置(例えば、特許文献1参照)や、エンジンから排出される排気の一部を燃料タンクに導き、DMEを加圧する装置(例えば、特許文献2参照)がある。
これらの装置は、フィードポンプの代わりに、エアコンプレッサで発生させた圧縮空気や、エンジンから排出される排気をコンプレッサで圧縮させた圧縮排気によって、燃料タンク内のDMEを加圧することで、燃費の悪化を抑制している。
しかし、特許文献1に記載の装置は、圧縮空気を発生させるためのエアコンプレッサを、特許文献2に記載の装置は、燃料タンクに導く排気を圧縮するためのコンプレッサをそれぞれ備えており、それらを駆動するための動力が必要となり、その分だけ燃費が悪化する。
特開2010−144629号公報 特開2001−115899号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンクから高圧ポンプに加圧された状態の液化ガス燃料を供給することができる内燃機関とその燃料供給方法を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の内燃機関は、内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を噴射する燃焼用噴射弁と、該燃焼用噴射弁に直接的又は間接的に燃料タンクに貯蔵された液化ガス燃料を高圧にして供給する高圧ポンプと、を備える内燃機関において、前記燃料タンクに前記高圧ポンプを通過した後の高圧の液化ガス燃料の一部を噴射して環流する環流用噴射弁と、該環流用噴射弁に前記高圧ポンプを通過した後の高圧の液化ガス燃料の一部を導く環流用流路とで構成される燃料環流システムを備えると共に、環流した液化ガス燃料で加圧された液化ガス燃料を前記燃料タンクから前記高圧ポンプに供給する燃料供給システムを備えることを特徴とする。
この構成によれば、高圧ポンプを通過した後の高圧の液化ガス燃料を燃料タンクに噴射することができるので、その高圧の液化ガス燃料により、燃料タンク内を加圧することができる。よって、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンクから高圧ポンプに加圧された状態の液化ガス燃料を供給することができる。これにより、液化ガス燃料を燃料とする内燃機関において、燃費を向上することができる。
また、フィードポンプを経由させる際に発生する液面位置とフィードポンプの入口の位置関係に基づく燃料が供給され難くなるという問題も解決することができる。加えて、環流用噴射弁を用いて燃料タンクに液化ガス燃料を噴射するので、この環流用噴射弁により液化ガス燃料の環流する流量を容易に調整することができる。
なお、ここでいう燃焼用噴射弁及び環流用噴射弁は、従来の内燃機関で用いられる燃料噴射のための噴射弁などで構成できる。また、燃料供給装置は、燃料タンクから高圧ポンプに液化ガス燃料を供給する供給用流路に設けられる燃料供給弁や、高圧ポンプ自体に設けられ流量を調節する弁装置などである。
加えて、燃料環流システムは、高圧ポンプの出口から燃料タンクに設けた環流用噴射弁に分岐される流路を備えるシステムや、コモンレールから燃料タンクに設けた環流用噴射弁に接続される流路を備えるシステムで構成できる。また、この燃料環流システムは、従来の燃焼用噴射弁で噴射されなかった燃料の余剰分を燃料タンクに戻すシステムとは別のシステムであり、本発明は上記の構成に燃焼用噴射弁やコモンレールなどで余剰となる分を戻すシステムなどが別途追加されてもよい。
また、上記の内燃機関において、前記高圧ポンプに供給される液化ガス燃料の総流量を、前記燃焼用噴射弁から噴射される液化ガス燃料の燃焼用流量に前記環流用噴射弁から噴射される液化ガス燃料の環流用流量を追加した流量にして、前記総流量が、前記高圧ポンプ内の液化ガス燃料の温度の上昇を抑制する昇温抑制流量になるように、前記燃料供給システムを制御する制御装置を備えると、燃焼用噴射弁から噴射される量よりも多い量の昇温抑制流量の液化ガス燃料を高圧ポンプに送ることで、内燃機関の温度の上昇に伴って高圧ポンプの温度が上昇しても、高圧ポンプ内の液化ガス燃料の温度の上昇を抑制すること
ができる。これにより、高圧ポンプ内で液化ガス燃料が気化する前に、液化ガス燃料が気化することを確実に防止することができる。
特に、燃焼用噴射弁から噴射される燃焼用流量が少ない場合は、液化ガス燃料の受熱期間が長く、且つ熱容量が低いことから、液化ガス燃料の温度が高圧ポンプからの受熱で容易に上昇してしまうが、本発明では、燃焼用流量が少ない場合でも、燃料タンクに環流する環流用流量分、高圧ポンプに流れる液化ガス燃料の流量が多くなるので、高圧ポンプ内での液化ガス燃料の温度の上昇を抑制することができる。
加えて、上記の内燃機関において、前記高圧ポンプで加圧され、前記コモンレールに蓄圧された液化ガス燃料を前記環流用噴射弁に供給するように、前記環流用流路に前記コモンレールを介在させて構成すると、コモンレールに一旦、環流用噴射弁から噴射される環流用流量の液化ガス燃料を貯めることができるので、コモンレールを介さない場合と比較して、燃料タンク内の加圧制御の調節を容易に行うことができる。
なお、この環流用流路にコモンレールを介在させる構成にする場合は、コモンレール内の圧力が低くなり過ぎないように、コモンレール内の圧力に基づいて燃料タンクに液化ガス燃料を環流することで、気筒内への液化ガス燃料の噴射に影響を及ぼすことを防止することができる。
さらに、上記の内燃機関において、前記燃料タンクを主タンクと副タンクで構成し、前記主タンクから前記副タンクを経由して前記高圧ポンプに液化ガス燃料を供給可能に構成すると共に、前記副タンクに、前記環流用噴射弁を設けると、副タンクに環流用噴射弁から高圧の液化ガス燃料を噴射することができる。
これにより、液化ガス燃料を供給する際に、主タンクから副タンクに液化ガス燃料を供給し、その副タンク内を環流した液化ガス燃料で加圧することにより、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサを必要としないで加圧された液化ガス燃料を高圧ポンプに供給できると共に、充填スタンドなどから液化ガス燃料を充填される主タンクに燃料噴射弁を接続する場合と比べて、安全性が向上する。
また、上記の問題を解決するための内燃機関の燃料供給方法は、内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を噴射する燃焼用噴射弁と、該燃焼用噴射弁に直接的又は間接的に燃料タンクに貯蔵された液化ガス燃料を高圧にして供給する高圧ポンプと、を備える内燃機関の燃料供給方法において、前記高圧ポンプを通過した後の高圧の液化ガス燃料の一部を前記燃料タンクに設けた環流用噴射弁から前記燃料タンク内に噴射して環流して、前記燃料タンク内を加圧し、環流した液化ガス燃料で加圧された液化ガス燃料を前記高圧ポンプに供給することを特徴とする方法である。
上記の方法によれば、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサを用いないため、燃費を悪化させずに、加圧された液化ガス燃料を高圧ポンプに供給することができる。
その上、上記の内燃機関の燃料供給方法において、前記燃焼用噴射弁から噴射される液化ガス燃料の燃焼用流量に、前記環流用噴射弁から噴射される液化ガス燃料の環流用流量を追加して、前記高圧ポンプ内の液化ガス燃料の温度の上昇を抑制する昇温抑制流量になるように、前記高圧ポンプに供給される液化ガス燃料の総流量を調節して供給すると、内燃機関の温度の上昇に伴って高圧ポンプの温度が上昇しても、高圧ポンプ内の液化ガス燃料の温度の上昇を抑制し、高圧ポンプ内での液化ガス燃料が気化することを防止することができる。
本発明によれば、高圧ポンプを通過した後の高圧の液化ガス燃料を燃料タンクに噴射して、この高圧の液化ガス燃料により燃料タンク内を加圧することができるので、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンクから高圧ポンプに加圧された状態の液化ガス燃料を供給することができる。これにより、液化ガス燃料を燃料としても、燃費を向上することができる。
また、高圧ポンプに供給される液化ガス燃料の総流量を、高圧ポンプ内の液化ガス燃料の温度の上昇を抑制する昇温抑制流量になるように調節するので、内燃機関の温度の上昇に伴って高圧ポンプの温度が上昇しても、高圧ポンプ内の液化ガス燃料の温度の上昇を抑制し、高圧ポンプ内での液化ガス燃料が気化することを防止することができる。
本発明に係る第一の実施の形態の内燃機関を示す概略図である。 本発明に係る第一の実施の形態の内燃機関の燃料供給方法で用いる目標環流用流量と目標昇温抑制流量を算出する方法を示したブロック図である。 図2に示すマップであり、内燃機関のエンジン回転数と燃焼用流量に基づく目標環流用流量を示したマップである。 本発明に係る第一の実施の形態の内燃機関の燃料供給方法の一部を示すフローチャートである。 本発明に係る第二の実施の形態の内燃機関を示す概略図である。 本発明に係る第二の実施の形態の内燃機関の燃料供給方法で用いる環流用流量と昇温抑制流量を算出する方法を示したブロック図である。 図6に示すマップであり、内燃機関のエンジン回転数と燃焼用流量に基づく環流用流量を示したマップである。 本発明に係る第二の実施の形態の内燃機関の燃料供給方法の一部を示すフローチャートである。 従来の内燃機関を示す概略図である。
以下、本発明に係る実施の形態の内燃機関とその燃料供給方法について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態では、液化ガス燃料として、ジメチルエーテル(以下、DMEとする)を用いた車両について説明するが、例えば、液化石油ガス(LPG)、液化天然ガス(LNG)、液化ブタンガス(LBG)、及び液化水素燃料などを用いた車両にも適用することができる。
また、以下の実施の形態では、直列四気筒のディーゼルエンジンを例に説明するが、本発明はディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジンにも適用することができ、その気筒数や、気筒の配列は限定されない。加えて、DMEを貯蔵する燃料タンクを一本搭載した車両について説明するが、本発明は二本以上の燃料タンクを搭載したものにも適用することができる。
まず、本発明に係る第一の実施の形態の内燃機関について、図1を参照しながら説明する。このエンジン(内燃機関)1は、図9に示す従来のエンジン1Xの構成からフィードポンプFPを除いた構成、つまり、シリンダ(気筒)3内にDMEを噴射する燃焼用インジェクタ(燃焼用噴射弁)4と、燃焼用インジェクタ4に高圧のDMEを供給するコモンレール5と、コモンレール5に燃料タンク6に貯蔵されたDMEを供給する高圧ポンプ7と、を備える構成に、フィードポンプやコンプレッサを経由させないで高圧ポンプ7に供給されるDMEの流量を調節して供給する燃料供給システム8と、高圧ポンプ7を通過し
た後の高圧のDMEの一部を燃料タンク6に環流する燃料環流システム11と、を備えて構成される。
また、高圧ポンプ7に供給されるDMEの総流量Qfが、高圧ポンプ7内のDMEの温度Tdの上昇を抑制する昇温抑制流量Qf’になるように、エンジン1の運転状態に基づいて、燃料環流システム11が燃料タンク6に環流させるDMEの環流用流量Qtの目標値となる目標環流用流量Qt’を算出する目標環流用流量算出手段M1と、環流用流量Qtが目標環流用流量Qt’になるように燃料環流システム11を制御する流量調節手段M2と、を有するECU(制御装置)14を備えて構成される。
燃料環流システム11は、燃料タンク6に高圧ポンプ7を通過した後の高圧のDMEを噴射して環流する環流用インジェクタ(環流用噴射弁)12と、環流用インジェクタ12に高圧ポンプ7を通過した後の高圧のDMEを導く環流用流路13と、を備える。
環流用インジェクタ12は、燃焼用インジェクタ4と同様に、液体のDMEを霧状に噴射する装置であり、周知の技術のインジェクタを用いることができる。この環流用インジェクタ12には、噴射量を細かに制御できることからECU14により細かに噴射量を制御可能にするために電子式のインジェクタを用いるとよい。この環流用インジェクタ12により、燃料タンク6にDMEを環流させることで、DMEの環流用流量を細かに制御することが可能となる。
環流用流路13は、高圧ポンプ7を通過した後の、高圧ポンプ7で加圧されて高圧となったDMEを環流用インジェクタ12に供給する流路である。この環流用流路13は、この実施の形態のように、コモンレール5を介在させることで、高圧ポンプ7で加圧され、コモンレール5に蓄圧されたDMEを環流用インジェクタ12に供給することができ、コモンレール5に一旦、高圧のDMEを貯めることができるので、燃料タンク6内の加圧制御の調節を容易に行うことができる。
上記の構成によれば、高圧ポンプ7を通過した後の高圧のDMEを燃料タンク6に噴射することができるので、その高圧のDMEにより、燃料タンク6内を加圧することができる。よって、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンク6から高圧ポンプ7に加圧された状態のDMEを供給することができる。これにより、DMEを燃料とするエンジン1において、燃費を向上することができる。
例えば、コモンレール5に蓄圧されたDMEの圧力は、15MPa以上になるため、その高圧のDMEを燃料タンク6に噴射して、環流すれば、常温での蒸気圧が0.5MPa程度のDMEを容易に加圧し、液化させることができる。
また、フィードポンプを経由させる際に発生する液面位置とフィードポンプの入口の位置関係に基づくDMEが供給され難くなるという問題も解決することができる。加えて、環流用インジェクタ12を用いて燃料タンク6にDMEを噴射するので、DMEの環流する流量を容易に調整することができる。
なお、この本発明は、上記の構成に限定せずに、例えば、コモンレールを介さずに高圧ポンプ7から環流用インジェクタ12に直接DMEを供給するシステムや、環流用インジェクタ12を用いずに燃料タンク6にDMEを環流するシステムを用いてもよい。また、高圧ポンプ7をコモンレール5にDMEを吐出する出口と環流用流路13にDMEを吐出する出口の二つの出口を有するポンプで構成してもよい。
ECU14は、エンジンコントロールユニットと呼ばれる制御装置であり、電気回路に
よってエンジン1の制御を担当しているマイクロコントローラである。このECU14は、燃焼用インジェクタ4、燃料供給バルブ9、及び環流用インジェクタ12を制御すると共に、エンジン本体2と、コモンレール5内の圧力を検知する圧力センサ15と接続され、エンジン本体2からエンジン1の運転状態の一つであるエンジン1のエンジン回転数Neと、コモンレール5内の圧力Pcを取得するように構成される。
目標環流用流量算出手段M1は、図2のブロック図に示すように、高圧ポンプ7内のDMEの温度Tdの上昇を抑制する昇温抑制流量Qf’になるように、燃料タンク6に環流させるDMEの環流用流量Qtの目標値となる目標環流用流量Qt’を算出する手段である。詳しくは、この目標環流用流量算出手段M1は、図3に示す、エンジン回転数Neと燃焼用流量Qeに基づいた目標環流用流量Qt’を記憶した目標環流用流量マップM3を用いて、エンジン本体2から取得したエンジン回転数Neと、ECU14が制御している燃焼用インジェクタ4から噴射されるDMEの燃焼用流量Qeとから目標環流用流量Qt’を算出する手段である。また、この目標環流用流量算出手段M1は、燃焼用流量Qeに算出された目標環流用流量Qt’を加えて昇温抑制流量Qf’を算出する手段でもある。
この目標環流用流量算出手段M1で算出される目標環流用流量Qt’とその目標環流用流量Qt’から算出される昇温抑制流量Qf’は、高圧ポンプ7に供給されるDMEの総流量Qfが、高圧ポンプ7内でDMEの温度の上昇を抑制することができ、且つ高圧ポンプ7の駆動損失を最小にする値となるように設定される。
なお、図3に示す目標環流用流量マップM3は、予め実験などにより目標環流用流量Qt’とその目標環流用流量Qt’から算出される昇温抑制流量Qf’が、高圧ポンプ7内でDMEの温度の上昇を抑制することができ、且つ高圧ポンプ7の駆動損失を最小にする値となるように作成され、ECU14に記憶されたマップである。
また、この実施の形態で用いた図3に示す目標環流用流量マップM3は、一例であり、本発明の目標環流用流量マップM3はこれに限定せずに、所定の数値を記憶した多様なマップを用いることができる。例えば、燃焼用流量Qeのみで、十分にDMEの気化を防止することができる場合は、目標環流用流量マップM3から算出される目標環流用流量Qt’の最小値をゼロに設定すると、高圧ポンプの駆動損失を最小限にすることができる。
流量調節手段M2は、環流用流量Qtが目標環流用流量算出手段M1で算出された目標環流用流量Qt’になるように、燃料環流システム11を制御して、高圧ポンプ7に供給されるDMEの総流量Qfを、高圧ポンプ7内のDMEの温度Tdの上昇を抑制する昇温抑制流量Qf’となるように調節する手段である。
また、この流量調節手段M2は、環流用流量Qtを目標環流用流量Qt’になるように燃料環流システム11を制御するために、高圧ポンプ7に供給されるDMEの総流量Qfを調節する燃料供給システム8を制御する手段も備える。
ECU14が、上記の目標環流用流量算出手段M1と流量調節手段M2とを備えることにより、燃料タンク6に環流する環流用流量Qtが、高圧ポンプ7に供給されるDMEの総流量Qfが昇温抑制流量Qf’となるように調節されるので、エンジン1の温度Teの上昇に伴って高圧ポンプ7の温度Tpが上昇しても、高圧ポンプ7内のDMEの温度Tdの上昇を抑制することができる。これにより、高圧ポンプ7内でのDMEが気化することを防止することができる。
特に、燃焼用インジェクタ4からシリンダ3内に噴射される量が少ない場合は、DMEの受熱期間が長く、且つ熱容量が低いことから、DMEの温度Tdが高圧ポンプ7からの
受熱で容易に上昇してしまうが、本発明では、高圧ポンプ7内の温度Tpに対して、燃焼用インジェクタ4から噴射される量が少ない場合でも、燃料タンク6に環流する環流用流量Qt分、高圧ポンプ7に流れるDMEの総流量Qfが多くなるので、高圧ポンプ7内でのDMEの温度の上昇を抑制することができる。
また、本発明では、目標環流用流量算出手段M1により、エンジン回転数Neと燃焼用流量QeからDMEの気化を防止し、且つ高圧ポンプ7の駆動損失を最小に抑えることが可能な目標環流用流量Qt’を算出する。そして、流量調節手段M2が、高圧ポンプ7に供給されるDMEの総流量Qfが昇温抑制流量Qf’となるように、環流用流量Qtを目標環流用流量Qt’に調節することにより、高圧ポンプ7内でDMEが気化しない総流量Qfで、且つ高圧ポンプ7の駆動損失を最小限に抑えることができる最適な総流量Qfを高圧ポンプ7に供給することができる。
例えば、高圧ポンプ7内の温度Tpに対して、燃焼用インジェクタ4から噴射される量が多い場合は、高圧ポンプ7に流れるDMEの総流量Qfが燃焼用流量Qe分になるので、高圧ポンプ7の駆動損失を抑えることができる。
なお、この実施の形態では、エンジン回転数Neと燃焼用流量Qeから目標環流用流量Qt’を算出して、その目標環流用流量Qt’に基づいて燃料供給システム8と燃料環流システム11を制御することで、単位時間当たりの平均的な昇温抑制流量Qf’で総流量Qfを制御することができるので、高圧ポンプ7内でDMEが確実に気化しない総流量Qfを流すことができる。
次に、本発明に係る第一の実施の形態のエンジン1の燃料供給方法について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。この方法は、エンジン1の運転状態が変化した際に、つまり、この実施の形態ではエンジン回転数Neと燃焼用流量Qeが変化した際に行われる方法であり、エンジン1の運転状態に応じて、燃料タンク6に環流する環流用流量Qtと高圧ポンプ7に供給される総流量Qfを調節する。
まず、エンジン1が始動すると、ECU14の目標環流用流量算出手段M1が、エンジン1の運転状態を示すエンジン回転数Neと燃焼用流量Qeを取得するステップS10を行う。次に、目標環流用流量算出手段M1が、取得したエンジン回転数Neと燃焼用流量Qeを用いて、図2に示すように、図3の目標環流用流量マップM3から目標環流用流量Qt’を算出するステップS20を行う。次に、目標環流用流量算出手段M1が、燃焼用流量Qeに目標環流用流量Qt’を加えた昇温抑制流量Qf’を算出するステップS30を行う。
次に、流量調節手段M2が、燃料供給システム8を制御して、総流量Qfを昇温抑制流量Qf’に調節するステップS40を行う。次に、流量調節手段M2が、燃料環流システム11を制御して、環流用流量Qtを目標環流用流量Qt’に調節するステップS50を行なって、この燃料供給方法は完了する。
ステップS50で、燃料タンク6に環流用インジェクタ12からDMEを噴射する場合は、コモンレール5内の圧力Pcが蓄圧判定値A以下になっていないか否かを判断するステップを行うと、燃焼用インジェクタ4からのDMEの噴射に影響がないように燃料タンク6にDMEを環流することができるので、好ましい。なお、ここでいう蓄圧判定値Aとは、予め定めた所定の圧力値であり、コモンレール5に蓄えたDMEを、各燃焼用インジェクタ4へ均一に供給し、シリンダ3内へ噴射することが可能な最小の圧力値のことをいう。
また、その際に燃料タンク6にDMEを噴射するタイミングについては、予め設定することができる。この燃料タンク6にDMEを噴射するタイミングもコモンレール5の圧力Pcに基づいて行うとよく、例えば、燃焼用インジェクタ4と環流用インジェクタ12を同時に使用すると、一気にコモンレール5内の圧力Pcが下がってしまうことを防ぐことができる。
上記の方法によれば、高圧ポンプ7を通過した後の高圧のDMEを燃料タンク6に噴射することができるので、その高圧のDMEにより、燃料タンク6内を加圧することができる。よって、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンク6から高圧ポンプ7に加圧された状態のDMEを供給することができる。これにより、DMEを燃料とするエンジン1において、燃費を向上することができる。
また、エンジン1の温度Teの上昇に伴って高圧ポンプ7の温度Tpが上昇しても、高圧ポンプ7内のDMEの温度Tdの上昇を抑制し、高圧ポンプ7内でのDMEが気化することを防止すると共に、DMEの気化を防止するために増加する高圧ポンプ7の駆動損失を最小限に抑えることができる。
加えて、高圧ポンプ7の温度Tpに関係なく、DMEが確実に気化しない総流量Qfを供給することができ、単位時間あたりの平均的な昇温抑制流量Qf’となるように制御することで高圧ポンプ7のポンプ損失の増加を抑制することができる。
次に、本発明に係る第二の実施の形態のエンジン20について、図5を参照しながら説明する。このエンジン20は、第一の実施の形態のエンジン1の構成の燃料タンク6に代えて、燃料タンク21を備え、その燃料タンク21を主タンク22と副タンク23で構成し、副タンク23を、主タンク22から副タンク23を経由して高圧ポンプ7にDMEを供給可能に配置すると共に、副タンク23に、環流用インジェクタ12を設けて構成される。この主タンク22と副タンク23との間には、移充填流路24と移充填バルブ25とを設け、副タンク23内のDMEが少なくなったら主タンク22から移充填を行うよう構成される。
また、燃焼用インジェクタ4、燃料供給バルブ9、環流用インジェクタ12、及び移充填バルブ25を制御するECU26は、高圧ポンプ7に供給されるDMEの総流量Qfの目標値となる昇温抑制流量Qf’を算出し、算出された昇温抑制流量Qf’と燃焼用インジェクタ4から噴射される燃焼用流量Qeに基づいて、目標環流用流量Qt’を算出する目標環流用流量算出手段M4と、環流用流量Qtが目標環流用流量Qt’になるように燃料環流システム11を制御して、且つ総流量Qfが高圧ポンプ7内のDMEの温度Tdの上昇を抑制する昇温抑制流量Qf’になるように燃料供給システム8を制御する流量調節手段M2と、を備えて構成される。
加えて、このエンジン20は、高圧ポンプ7内の温度Tp(以下、ギャラリー温度Tpという)を取得する温度取得手段として、高圧ポンプ7に温度センサ27を備えて、目標環流用流量算出手段M4が、温度センサ27より取得したギャラリー温度Tpとエンジン回転数Neに基づいて、昇温抑制流量Qf’を算出する手段として構成される。
このエンジン20は、DMEを供給する際に、主タンク22から副タンク23にDMEを移充填し、その副タンク23内を高圧ポンプ7を通過した後のDMEを環流させて加圧することにより、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサを必要としないで加圧されたDMEを高圧ポンプ7に供給できると共に、充填スタンドなどからDMEを充填される主タンク22に環流用インジェクタ12を設ける場合と比べて、副タンク23に環流用インジェクタ12を設けることで、安全性が向上する。
また、燃料タンク21が主タンク22と副タンク23に分かれることで、レイアウトに幅を持たせることが可能となり、配置の自由度を向上することができる。
目標環流用流量算出手段M4は、図6のブロック図に示すように、高圧ポンプ7に供給されるDMEの総流量Qfの目標値である昇温抑制流量Qf’を算出し、その昇温抑制流量Qf’と燃焼用流量Qeを用いて、燃料タンク6に環流させるDMEの環流用流量Qtの目標値となる目標環流用流量Qt’を算出する手段である。
この目標環流用流量算出手段M4は、図7に示す、エンジン回転数Neと高圧ポンプ7内の温度Tp(以下、ギャラリー温度Tpという)に基づいた昇温抑制流量Qf’を記憶した昇温抑制流量マップM5を用いて、エンジン本体2から取得したエンジン回転数Neと、温度センサ27より取得したギャラリー温度Tpとから昇温抑制流量Qf’を算出し、その昇温抑制流量Qf’から燃焼用流量Qe分を差し引いて目標環流用流量Qt’を算出する手段である。
なお、図7に示す昇温抑制流量マップM5は、予め実験などにより昇温抑制流量Qf’とその昇温抑制流量Qf’から算出される目標環流用流量Qt’が、高圧ポンプ7内でDMEの温度の上昇を抑制することができ、且つ高圧ポンプ7の駆動損失を最小にする値となるように作成され、ECU26に記憶されたマップである。
また、この実施の形態で用いた昇温抑制流量マップM5は、一例であり、本発明の昇温抑制流量マップM5はこれに限定せずに、所定の数値を記憶した多様なマップを用いることができる。例えば、昇温抑制流量マップM5から算出される昇温抑制流量Qf’を、目標環流用流量Qt’の最小値がゼロにするような値に設定すると、高圧ポンプの駆動損失を最小限にすることができる。
次に、本発明に係る第二の実施の形態のエンジン20の燃料供給方法について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。なお、この方法も、エンジン20の運転状態が変化した際に、つまり、この実施の形態ではエンジン回転数Neとギャラリー温度Tpが変化した際に行われる方法である。
まず、エンジン20が始動すると、ECU26の目標環流用流量算出手段M4が、エンジン20の運転状態を示すエンジン回転数Neとギャラリー温度Tpを取得するステップS60を行う。ギャラリー温度Tpは、エンジン本体2の状態に応じて上昇する温度であるため、エンジン20の運転状態を示すパラメータの一つである。
次に、目標環流用流量算出手段M4が、取得したエンジン回転数Neとギャラリー温度Tpを用いて、図6に示すように、図7の昇温抑制流量マップM5から昇温抑制流量Qf’を算出するステップS70を行う。次に、目標環流用流量算出手段M4が、算出された昇温抑制流量Qf’から燃焼用流量Qeを差し引いて、目標環流用流量Qt’を算出するステップS80を行う。
次に、流量調節手段M2が、燃料供給システム8を制御して、総流量Qfを昇温抑制流量Qf’に調節するステップS40を行う。次に、流量調節手段M2が、燃料環流システム11を制御して、環流用流量Qtを目標環流用流量Qt’に調節するステップS50を行なって、この燃料供給方法は完了する。
この方法によれば、第一の実施の形態と同様に、駆動力を必要とするフィードポンプやコンプレッサなどを用いずに、燃料タンク21の副タンク23から高圧ポンプ7に加圧さ
れた状態のDMEを供給することができる。これにより、DMEを燃料としても、燃費を向上することができる。
また、エンジン20の温度Teの上昇に伴ってギャラリー温度Tpが上昇しても、高圧ポンプ7内のDMEの温度Tdの上昇を抑制し、高圧ポンプ7内でのDMEが気化することを防止すると共に、DMEの気化を防止するために増加する高圧ポンプ7の駆動損失を最小限に抑えることができる。
加えて、ギャラリー温度Tpに基づいて高圧ポンプ7に供給されるDMEの総流量Qfを、最小限に制御して、高圧ポンプ7の駆動損失を最小限に抑えることができる。
なお、第一の実施の形態の構成に、高圧ポンプ7内の温度Tpを取得する手段を設けて、目標環流用流量算出手段M1の代わりに目標環流用流量算出手段M4を備えてもよく、第二の実施の形態の構成の目標環流用流量算出手段M4の代わりに、目標環流用流量算出手段M1を備えてもよい。
また、燃料タンク6又は副タンク23内の圧力が規定以上になったときに圧力を開放するブローバルブを設けると、燃料タンク6又は副タンク23内の圧力が規定値以上に上昇した場合に発生する、燃料タンク6又は副タンク23の破裂や破損などを防止することができる。また、ブローバルブの代わりに、上記の燃料供給方法に、燃料タンク6又は副タンク23内の圧力が規定以上の場合は、高圧なDMEを環流しない工程を追加してもよい。
加えて、目標環流用流量マップM3から算出される目標環流用流量Qt’、又は昇温抑制流量マップM5を用いて算出される目標環流用流量Qt’については、燃焼用流量Qeが十分に高圧ポンプ7内のDMEの温度Tdの上昇を抑制する流量であれば、その値をゼロとすると、高圧ポンプ7のポンプ損失を最小限にすることができる。一方、常に、目標環流用流量Qt’の値をゼロより大きくする、つまり昇温抑制流量Qf’を常に燃焼用流量Qeよりも多くすることで、確実にDMEの温度Tdの上昇を抑制し、DMEの気化を防止することができる。
本発明の内燃機関は、高圧ポンプを通過した後の高圧の液化ガス燃料を燃料タンクに噴射して、この高圧の液化ガス燃料により燃料タンク内を加圧することができるので、駆動力を必要とするフィードポンプやエアコンプレッサなどを用いずに、燃料タンクから高圧ポンプに加圧された状態の液化ガス燃料を供給し、燃費を向上することができるので、DMEなどの液化ガス燃料を用いるエンジンを搭載したトラックなどの車両に利用することができる。
1、20、1X エンジン
2 エンジン本体
3 シリンダ(気筒)
4 燃焼用インジェクタ(燃焼用噴射弁)
5 コモンレール
6、21 燃料タンク
7 高圧ポンプ
8 燃料供給システム
9 燃料供給バルブ(燃料供給弁)
10 供給用流路
11 燃料環流システム
12 環流用インジェクタ(環流用噴射弁)
13 環流用流量
14、26 ECU(制御装置)
15 圧力センサ
22 主タンク
23 副タンク
24 移充填流路
25 移充填バルブ
27 温度センサ(温度取得手段)
S1、S3 目標環流用流量算出手段
S2 流量調節手段
Ne エンジン回転数(内燃機関の回転数)
Qe 燃焼用流量
Tp ギャラリー温度(高圧ポンプ内の温度)
Qt 環流用流量
Qf 総流量
Qt’ 目標環流用流量
Qf’ 昇温抑制流量

Claims (4)

  1. 内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を噴射する燃焼用噴射弁と、該燃焼用噴射弁に直接的又は間接的に燃料タンクに貯蔵された液化ガス燃料を高圧にして供給する高圧ポンプと、を備える内燃機関において、
    前記燃料タンクに前記高圧ポンプを通過した後の高圧の液化ガス燃料の一部を噴射して環流する環流用噴射弁と、該環流用噴射弁に前記高圧ポンプを通過した後の高圧の液化ガス燃料の一部を導く環流用流路とで構成される燃料環流システムを備えると共に、
    環流した液化ガス燃料で加圧された液化ガス燃料を前記燃料タンクから前記高圧ポンプに供給する燃料供給システムを備えることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記高圧ポンプ及び前記燃焼用噴射弁の間にその燃焼用噴射弁に高圧の液化ガス燃料を供給するコモンレールを備え、
    前記高圧ポンプで加圧され、前記コモンレールに蓄圧された液化ガス燃料を前記環流用噴射弁に供給するように、前記環流用流路に前記コモンレールを介在させて構成することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記燃料タンクを主タンクと副タンクで構成し、
    前記主タンクから前記副タンクを経由して前記高圧ポンプに液化ガス燃料を供給可能に構成すると共に、
    前記副タンクに、前記環流用噴射弁を設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を噴射する燃焼用噴射弁と、該燃焼用噴射弁に直接的又は間接的に燃料タンクに貯蔵された液化ガス燃料を高圧にして供給する高圧ポンプと、を備える内燃機関の燃料供給方法において、
    前記高圧ポンプを通過した後の高圧の液化ガス燃料の一部を前記燃料タンクに設けた環流用噴射弁から前記燃料タンク内に噴射して環流して、前記燃料タンク内を加圧し、
    環流した液化ガス燃料で加圧された液化ガス燃料を前記高圧ポンプに供給することを特徴とする内燃機関の燃料供給方法。
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