JP6181663B2 - ノッキングセンサ - Google Patents

ノッキングセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP6181663B2
JP6181663B2 JP2014543700A JP2014543700A JP6181663B2 JP 6181663 B2 JP6181663 B2 JP 6181663B2 JP 2014543700 A JP2014543700 A JP 2014543700A JP 2014543700 A JP2014543700 A JP 2014543700A JP 6181663 B2 JP6181663 B2 JP 6181663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resistor
knocking sensor
piezoelectric element
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014543700A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014208223A1 (ja
Inventor
克樹 青井
克樹 青井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Publication of JPWO2014208223A1 publication Critical patent/JPWO2014208223A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6181663B2 publication Critical patent/JP6181663B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L23/00Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
    • G01L23/22Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines
    • G01L23/221Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines for detecting or indicating knocks in internal combustion engines
    • G01L23/222Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines for detecting or indicating knocks in internal combustion engines using piezoelectric devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L19/00Details of, or accessories for, apparatus for measuring steady or quasi-steady pressure of a fluent medium insofar as such details or accessories are not special to particular types of pressure gauges
    • G01L19/06Means for preventing overload or deleterious influence of the measured medium on the measuring device or vice versa
    • G01L19/0681Protection against excessive heat
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L23/00Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
    • G01L23/26Details or accessories

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

関連出願の相互参照
本国際出願は、2013年6月25日に日本国特許庁に出願された日本国特許出願第2013−132832号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2013−132832号の全内容を本国際出願に援用する。
本発明は、内燃機関に発生するノッキングを検出する非共振型ノッキングセンサに関する。
内燃機関に発生するノッキングを検出する非共振型ノッキングセンサとして、ボルト等の固定部材を介して内燃機関の取付位置に固定されるものが知られている。このノッキングセンサは、センサ素子である圧電素子と、圧電素子を支持する支持部材と、を備えている。支持部材は、自身の中央に挿通孔が形成されており、この挿通孔にボルト等の固定部材を挿通することにより、ノッキングセンサが固定部材を介して内燃機関の取付位置に固定される。
上述のノッキングセンサには、測定したノッキング信号を外部に出力する一対の電極が設けられ、この電極の間をつなぐ金属皮膜抵抗器が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。このような金属皮膜抵抗器は、各種センサに用いられている(例えば、特許文献2から4参照。)。
特開2006−300605号公報 特許第3772558号公報 特許第4417186号公報 特開平09−007438号公報
ノッキングセンサに用いられる金属皮膜抵抗器としては、金属皮膜を有する抵抗本体の外側がエポキシ樹脂からなる外装皮膜で覆われた金属皮膜抵抗器が用いられていた。しかしながら、上述の金属皮膜抵抗器は、ノッキングセンサのケース形成時に加わる熱や、熱サイクル試験でのダメージが大きく耐熱性にネックがあるという問題があった。
具体的には、金属皮膜抵抗器の外装皮膜であるエポキシ樹脂が、高熱を加えることにより、金属皮膜及びノッキングセンサのケースを構成する6,6−ナイロン(以下、「66ナイロン」と表記する。)と融着する。その後、外部の温度が変化して外装皮膜が膨張・収縮すると、融着した金属皮膜が連動して膨張・収縮するため、金属皮膜が抵抗本体から剥がれてしまう。このように金属皮膜が剥がれると、金属皮膜抵抗器の抵抗値が所望の値から外れて高くなってしまう虞があった。
本発明の一局面においては、耐熱性の向上を図ることができるノッキングセンサを提供することが望ましい。
本発明の1つの局面におけるノッキングセンサは、支持部材と、圧電素子と、一対の電極部と、抵抗器と、ケースと、を備える。
支持部材は、筒状の本体部を有する。圧電素子は、前記支持部材の前記本体部の外周に位置する環状の圧電素子である。一対の電極部は、前記支持部材の前記本体部の外周に位置し、前記圧電素子に積層され、前記圧電素子に発生する電気信号を外部に引き出す。抵抗器は、金属皮膜を有する抵抗本体を備え、前記一対の電極部と並列接続される。ケースは、前記支持部材の外側に形成され、前記抵抗器、前記圧電素子および前記電極部を少なくとも包囲する樹脂材料で構成されている。前記抵抗器は、前記金属皮膜を覆う外側皮膜を有する。外側皮膜は、前記ケースを構成する樹脂材料と比較して熱変形温度が高い樹脂材料で構成される。
このように構成されたノッキングセンサによれば、抵抗器はケースを構成する樹脂よりも熱変形温度が高い材料、例えば合成樹脂で構成された外側皮膜で覆われている。そのため、ノッキングセンサのケースを形成する際や、熱サイクル試験で熱を加えられても、当該外側皮膜は金属皮膜やケースと融着することを抑制できる。その結果、金属皮膜は抵抗本体から剥離しにくく、抵抗器は所望の抵抗値を保ち続けやすくなる。
上記のノッキングセンサは、一対のキャップと、内側皮膜と、をさらに備えてもよい。一対のキャップは、前記抵抗本体を支持する一対の金属製のキャップであって、前記電極部と電気的に接続されるとともに、メッキが施されてもよい。内側皮膜は、前記外側皮膜と前記金属皮膜の間に設けられるとともに、前記外側皮膜よりも緻密な膜構造を有する樹脂材料で構成されてもよい。
このように外側皮膜よりも緻密な膜構造を有する内側皮膜を設けることにより耐熱性の向上が図りやすくなる。つまり、抵抗器の構成要素であるキャップにメッキが施されている場合、緻密な膜構造を有する内側皮膜が設けられていると、ノッキングセンサに熱が加えられてメッキが溶融したとしても内側皮膜の外側に留め置くことができる。そのため、内側皮膜が設けられていない場合と比較して、溶融したメッキが金属皮膜に接触することによる、抵抗値の変化を抑制しやすくなる。
上記のノッキングセンサにおいては、前記内側皮膜は、少なくとも前記金属皮膜と前記キャップとの接触面の端部を覆っても良い。
このように抵抗本体の金属皮膜とキャップとの接触面の端部を覆うように内側皮膜を配置することにより、耐熱性の向上をより図りやすくなる。つまり、ノッキングセンサに熱が加えられてキャップのメッキが溶融したとしても、溶融したメッキは内側皮膜により概ね同じ領域に留め置かれる。その後ノッキングセンサの温度が下がると溶融したメッキも概ね元の位置で固化する。そのため、接触面の端部からのメッキの浸入が抑制され、抵抗値の変動が抑制される。つまり、熱による抵抗値の変化を抑制しやすくなる。
上記のノッキングセンサにおいては、前記ケースを構成する樹脂材料は6,6-ナイロン、ポリブチレンテレフタレート、およびポリフェニレンサルファイドのいずれかであってもよく、前記外側皮膜を構成する樹脂材料はシリコーン樹脂であってもよい。
6,6-ナイロン、ポリブチレンテレフタレート、およびポリフェニレンサルファイドのいずれかとシリコーン樹脂とを比較すると、シリコーン樹脂の熱変形温度は6,6-ナイロン、ポリブチレンテレフタレート、およびポリフェニレンサルファイドのいずれかの熱変形温度よりも高い。そのため、ケースを構成する樹脂として6,6-ナイロン、ポリブチレンテレフタレート、およびポリフェニレンサルファイドのいずれかを使用し、抵抗器の外側皮膜としてシリコーン樹脂を使用することにより、ノッキングセンサの耐熱性の向上を図ることができる。つまり、抵抗器はケースを構成する樹脂よりも熱変形温度が高いシリコーン樹脂で構成された外側皮膜で覆われている。そのため、ポリブチレンテレフタレート、およびポリフェニレンサルファイドのいずれかを用いてケースを形成する際や、熱サイクル試験で熱を加えられても、外側皮膜は金属皮膜や当該ケースと融着することを抑制できる。その結果、金属皮膜は抵抗本体から剥離しにくく、抵抗器は所望の抵抗値を保ち続けやすくなる。
本発明の上記の局面におけるノッキングセンサによれば、抵抗器を、ケースを構成する樹脂よりも熱変形温度が高い樹脂材料で構成された外側皮膜で覆うことにより、熱が加えられても当該皮膜はケースと融着しにくくなる。そのため抵抗器の金属皮膜は剥離しにくくなり、抵抗器は所望の抵抗値を保ち続けやすくなることから耐熱性の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るノッキングセンサ外観を説明する正面図である。 図1に示すノッキングセンサの内部構造を説明する断面図である。 図2に示すノッキングセンサの内部構造を説明する分解図である。 図2に示す抵抗器の内部構成を説明する断面図である。
1…ノッキングセンサ、10…支持部材、11…本体部、20…下面側電極部(電極部)、30…圧電素子、40…上面側電極部(電極部)、70…抵抗器、71…抵抗本体、73…キャップ、74…内側皮膜、75…外側皮膜、72…金属皮膜、80…ケース
この発明の一実施形態に係る非共振型ノッキングセンサ(以下、単に「ノッキングセンサ」と表記する。)について、図1から図4を参照しながら説明する。
本実施形態に係るノッキングセンサ1は、内燃機関に発生するノッキングの検出に用いられるものである。ノッキングセンサ1は、図1に示すようにケース80の内部に種々の構成部品が収納されている。ケース80は絶縁性を有する材料、例えば合成樹脂などのモールド樹脂から形成されている。本実施形態では、ケース80をナイロンから形成している例に適用して説明する。
さらにノッキングセンサ1には、図2に示すように、支持部材10と、下面側電極部(電極部)20と、圧電素子30と、上面側電極部(電極部)40と、錘部材50と、ナット60と、抵抗器70と、が設けられている。これらの構成部品は、上述のケース80の内部に収納されている。
ケース80は、ノッキングセンサ1の外形を構成するものであり、上面側(図1における上側を示す。以下同じ。)がテーパ状に成形された円柱形状の素子収納部81と、点火時期制御装置などの外部機器に繋がる外部コネクタを接続するコネクタ部82と、を備えている。コネクタ部82は、素子収納部81の外周壁から外向きに突出して形成されている。
支持部材10は、鉄から構成される部材である。図2及び図3に示すように、支持部材10には、本体部11および鍔部12が主に設けられている。本体部11は、軸線L方向を中心とする円筒形状に形成された支持部材10の部分である。鍔部12は、本体部11の下部(図2および図3における下側の部分)から径方向外側へリング状に突出する支持部材10の部分である。
本体部11の内部には、軸線L方向に貫通する貫通孔13が存在する。本体部11の外周面の上端側には溝部14が、鍔部12の外周面には溝部15が設けられている。溝部14および溝部15は、ケース80と本体部11との密着性を高めるためのものである。本体部11の外周面には、溝部14の下側に、ナット60と噛み合わされるネジ溝16が設けられている。
下面側電極部20は主に円環状の環状部21と、この環状部21から突出する端子部22と、を備えている。環状部21は、本体部11の外周を取り囲むとともに、圧電素子30の下面と接して配置され、さらに圧電素子30と電気的に接触して配置されている。
また端子部22は、圧電素子30の下面(環状部21)からコネクタ部82までの区間を電気的に接続するものであり、圧電素子30の下面から出力される電気信号の通電経路として使用されるものである。端子部22は、所定の位置でコネクタ部82の高さに合わせて上面側に曲げられている。
圧電素子30は、圧電効果を有する材料である、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)や、チタン酸バリウム等の各種セラミックスや、水晶等の各種結晶や、ポリフッ化ビニリデン等の各種有機材料等から構成される素子である。圧電素子30は、鍔部12との間に下面側電極部20を挟む位置に配置されている。また圧電素子30は、本体部11の外周を取り囲む環状形状に形成されており、断面が矩形状となるように形成されている。
上面側電極部40は主に円環状の環状部41と、この環状部41から突出する端子部42と、を備えている。環状部41は、本体部11の外周を取り囲むとともに、圧電素子30の上面と接して配置され、さらに圧電素子と電気的に接触して配置されている。
また端子部42は、圧電素子30の上面(環状部41)からコネクタ部82までの区間を電気的に接続するものであり、圧電素子30の上面から出力される電気信号の通電経路として使用されるものである。端子部42は、所定の位置でコネクタ部82の高さに合わせて上面側に曲げられている。
錘部材50は、真鍮等の各種金属材料から形成された部品であり、圧電素子30と同様に、本体部11の外周を取り囲む環状形状に形成された部品である。その断面が矩形状となる点についても圧電素子30と同様である。さらに錘部材50は、圧電素子30に対して荷重を印加するものであり、圧電素子30の上面側に配置され、圧電素子30との間で上面側電極部40を挟んで配置されている。
ナット60は、本体部11のネジ溝16と噛み合わされるネジ溝が形成されたものであり、これらネジ溝16に対して回転させながら噛み合わせる(ねじ込む)ことにより本体部11に締め付け固定されるものである。なお、ナット60は、外周が六角形などの多角形状に形成され、この形状に対応可能な工具を用いて締め付け固定を行える構成とされている。
次に、本実施形態の特徴である抵抗器70について説明する。抵抗器70は金属皮膜抵抗器であり、図2に示すように、上面側電極部40と下面側電極部20と並列接続される抵抗器である。抵抗器70には、図4に示すように、金属皮膜72を有する抵抗本体71と、抵抗本体71を支持するキャップ73と、抵抗本体71およびキャップ73を包む内側皮膜74と、内側皮膜を包む外側皮膜75と、が主に設けられている。
抵抗本体71の構成としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。本実施形態ではセラミックス製の抵抗本体71を金属皮膜72で包んだ構成である例に適用して説明する。抵抗本体71を覆う金属皮膜72は、Ni−Cr(ニッケル−クロム)合金の皮膜であってもよいし、メタルグレーズ皮膜であってもよく、特にその種類を限定するものではない。
キャップ73は、抵抗本体71を両側から挟みこみ保持する保持部材であるとともに、抵抗本体71と上面側電極部40および下面側電極部20との間を電気的に接続するものでもある。本実施形態では、鉄から形成された骨格にスズメッキを施したキャップ73である例に適用して説明する。
内側皮膜74はエポキシ樹脂から構成された皮膜であり、外側皮膜75と比較して緻密な膜構造を有する皮膜である。また内側皮膜74は、抵抗本体71およびキャップ73の周囲を覆い、少なくとも抵抗本体71の金属皮膜72とキャップ73との接触面の境界、つまり接触面の端部に存在するように配置されている。
外側皮膜75はシリコーン樹脂から構成された皮膜であり、ケース80を構成する樹脂である66ナイロンと比較して高い熱変形温度をもつ皮膜である。外側皮膜75は、内側皮膜74、抵抗本体71およびキャップ73の周囲を覆い、これら覆われる部材とケース80とが接触しないようにするものである。
次に、本実施形態のノッキングセンサ1の組み立て作業について図3を用いながら説明する。
ノッキングセンサ1の組み立て作業は、下面側電極部20、圧電素子30、上面側電極部40、および錘部材50を、下面側から上面側に向けて、この順に積層する作業を最初に行う。このとき、下面側電極部20、圧電素子30、上面側電極部40、および錘部材50は、支持部材10における本体部11の外周を取り囲むように配置されている。
積層作業を行う際には、下面側電極部20の端子部22と、上面側電極部40の端子部42とを、抵抗器70を介して電気的に接続する作業も行う。
次に、ナット60を支持部材10のネジ溝16に螺合する作業を行い、支持部材10の鍔部12とナット60との間で、下面側電極部20、圧電素子30、上面側電極部40、錘部材50を、挟み込み固定する。
このあと、これらの構成部品を射出成型用金型で取り囲み、これらの構成部品を覆うように66ナイロンを射出成形して、ケース80を形成する作業を行う。以上の作業によりノッキングセンサ1は完成する。
なお、ノッキングセンサ1は、ケース80の下面側から支持部材10の鍔部12の下面側の端部が露出し、ケース80の上面側からは支持部材10の本体部11の上面側の端部が露出するように形成される。また、コネクタ部82は、その内側において、下面側電極部20の端子部22および上面側電極部40の端子部42の一部が露出するように形成される。
ノッキングセンサ1は、その下面(詳細には、支持部材10における鍔部12の下面)が内燃機関の最適な箇所(一般にはシリンダブロックの取付部)と接触するようにして、内燃機関に対して取り付けられる。
内燃機関でノッキングなどの異常振動が発生すると、その異常振動が支持部材10の鍔部12を介して圧電素子30に達し、その異常振動に応じて圧電素子30から出力される電気信号が、下面側電極部20の端子部22および上面側電極部40の端子部42から外部機器に対して出力される。
上記の構成のノッキングセンサ1によれば、抵抗器70は66ナイロンよりも熱変形温度が高い材料、シリコーン樹脂で構成された外側皮膜75で覆われている。そのため、ノッキングセンサ1のケース80を形成する際や、熱サイクル試験で熱を加えられても、当該皮膜はケース80と融着することがない。その結果、抵抗器70の金属皮膜72が剥離せず、抵抗器70は所望の抵抗値を保ち続けることができることとなり、ノッキングセンサ1の耐熱性の向上を図ることもできる。
外側皮膜75よりも緻密な膜構造を有する内側皮膜74を設けることにより、ノッキングセンサ1の耐熱性の向上が図りやすくなる。つまり、抵抗器70の構成要素であるキャップ73にはスズメッキが施されている場合、緻密な膜構造を有する内側皮膜74が外側皮膜75と金属皮膜72との間に設けられていると、ノッキングセンサ1に熱が加えられてメッキが溶融したとしても内側皮膜74の外側に留め置くことができる。そのため、内側皮膜74が設けられていない場合と比較して、溶融したメッキが金属皮膜72に接触することによる抵抗器70の抵抗値の変化を抑制しやすくなる。
さらに抵抗本体71の金属皮膜72とキャップ73との接触面の端部を覆うように内側皮膜74を配置することにより、耐熱性の向上をより図りやすくなる。つまり、ノッキングセンサ1に熱が加えられてキャップ73のメッキが溶融したとしても、溶融したメッキは内側皮膜74により概ね同じ領域に留め置かれる。その後ノッキングセンサ1の温度が下がると溶融したメッキも概ね元の位置で固化する。そのため、接触面の端部からのメッキの浸入が抑制され、抵抗器70の抵抗値の変動が抑制される。つまり、熱による抵抗値の変化を抑制しやすくなる。そのため、接触面の端部からのメッキの浸入が抑制され、抵抗値の変動が抑制される。つまり、熱による抵抗値の変化を抑制しやすくなる。
ケース80を構成する6,6-ナイロンと、外側皮膜75を構成するシリコーン樹脂とを比較すると、シリコーン樹脂の熱変形温度は6,6-ナイロンの熱変形温度よりも高い。そのため、ケース80を構成する樹脂として6,6-ナイロンを使用し、抵抗器70の外側皮膜75としてシリコーン樹脂を使用することにより、ノッキングセンサ1の耐熱性の向上を図ることができる。つまり、抵抗器70はケース80を構成する6,6-ナイロンよりも熱変形温度が高いシリコーン樹脂で構成された外側皮膜75で覆われている。そのため、ケース80を形成する際や、熱サイクル試験で熱を加えられても、外側皮膜75は金属皮膜72やケース80と融着することがない。その結果、金属皮膜72は抵抗本体71から剥離しにくく、抵抗器70は所望の抵抗値を保ち続けやすくなる。
なお、上述の実施形態のようにケース80を構成する樹脂として6,6-ナイロンを用いてもよいし、ポリブチレンテレフタレートや、ポリフェニレンサルファイドを用いてケース80を構成してもよく、特に限定するものではない。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、抵抗器70が適用されるノッキングセンサ1の構成は、上記の実施形態に記載された形態であってもよいし、その他の形態を有するノッキングセンサであってもよい。

Claims (4)

  1. 筒状の本体部を有する支持部材と、
    前記支持部材の前記本体部の外周に位置する環状の圧電素子と、
    前記支持部材の前記本体部の外周に位置し、前記圧電素子に積層され、前記圧電素子に発生する電気信号を外部に引き出す一対の電極部と、
    金属皮膜を有する抵抗本体を備え、前記一対の電極部と並列接続される抵抗器と、
    前記支持部材の外側に形成され、前記抵抗器、前記圧電素子および前記電極部を少なくとも包囲する樹脂材料で構成されたケースと、
    が設けられたノッキングセンサであって、
    前記抵抗器は、前記ケースを構成する樹脂材料と比較して熱変形温度が高い樹脂材料で構成される外側皮膜であって、前記金属皮膜を覆う前記外側皮膜を有するノッキングセンサ。
  2. 前記抵抗本体を支持する一対の金属製のキャップであって、前記電極部と電気的に接続されるとともに、メッキが施されたキャップをさらに備え、
    前記外側皮膜と前記金属皮膜の間に、前記外側皮膜よりも緻密な膜構造を有する樹脂材料で構成された内側皮膜が設けられている請求項1記載のノッキングセンサ。
  3. 前記内側皮膜は、少なくとも前記金属皮膜と前記キャップとの接触面の端部を覆う請求項2記載のノッキングセンサ。
  4. 前記ケースを構成する樹脂材料は6,6-ナイロン、ポリブチレンテレフタレート、およびポリフェニレンサルファイドのいずれかであり、前記外側皮膜を構成する樹脂材料はシリコーン樹脂である請求項1から3のいずれか1項に記載のノッキングセンサ。
JP2014543700A 2013-06-25 2014-05-21 ノッキングセンサ Active JP6181663B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013132832 2013-06-25
JP2013132832 2013-06-25
PCT/JP2014/063479 WO2014208223A1 (ja) 2013-06-25 2014-05-21 ノッキングセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014208223A1 JPWO2014208223A1 (ja) 2017-02-23
JP6181663B2 true JP6181663B2 (ja) 2017-08-16

Family

ID=52141575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014543700A Active JP6181663B2 (ja) 2013-06-25 2014-05-21 ノッキングセンサ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10094727B2 (ja)
JP (1) JP6181663B2 (ja)
CN (1) CN105339768B (ja)
DE (1) DE112014003013B4 (ja)
WO (1) WO2014208223A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3059774B1 (fr) * 2016-12-01 2019-05-10 Continental Automotive France Capteur de cliquetis a collerette inferieure percee de trous d'accroche
JP2019027919A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 日本特殊陶業株式会社 内燃機関
FR3091928B1 (fr) * 2019-01-17 2022-04-15 Continental Automotive Circuit électrique flexible encadrant un élément piézoélectrique de capteur accéléromètre
CN111896171A (zh) * 2019-05-06 2020-11-06 纬湃汽车电子(长春)有限公司 爆震传感器
JP7331662B2 (ja) * 2019-11-27 2023-08-23 住友電装株式会社 センサ装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4455744A (en) * 1979-09-04 1984-06-26 Vishay Intertechnology, Inc. Method of making a precision resistor with improved temperature characteristics
US4318072A (en) 1979-09-04 1982-03-02 Vishay Intertechnology, Inc. Precision resistor with improved temperature characteristics
US4964294A (en) 1988-09-12 1990-10-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Non-resonating type knock sensor
JPH097438A (ja) 1995-06-22 1997-01-10 Rohm Co Ltd 銅被覆素子およびその製造方法ならびに短絡用電子部品
JPH0921697A (ja) 1995-07-07 1997-01-21 Tdk Corp 振動センサ
DE19727703A1 (de) 1997-06-30 1999-01-14 Bosch Gmbh Robert Schwingungsaufnehmer mit Druckhülse
JP3660175B2 (ja) * 1998-11-25 2005-06-15 セイコーエプソン株式会社 実装構造体及び液晶装置の製造方法
JP3772558B2 (ja) 1998-12-01 2006-05-10 住友電気工業株式会社 レジスタコネクタ
JP3803025B2 (ja) 2000-12-05 2006-08-02 富士電機ホールディングス株式会社 抵抗器
JP3520854B2 (ja) 2001-01-30 2004-04-19 住友電気工業株式会社 レジスタコネクタ及びその製造方法
JP2004095609A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 外装被覆形バリスタ
JP4128106B2 (ja) * 2003-05-21 2008-07-30 北陸電気工業株式会社 シャント抵抗器及びその製造方法
JP4242850B2 (ja) 2004-03-12 2009-03-25 日本特殊陶業株式会社 非共振型ノッキングセンサ
JP4417186B2 (ja) 2004-06-24 2010-02-17 コーア株式会社 抵抗器およびその製造方法
CN101019012A (zh) 2004-09-13 2007-08-15 株式会社电装 压电传感器
JP2006105964A (ja) 2004-09-13 2006-04-20 Denso Corp 圧電センサ
JP2006090865A (ja) 2004-09-24 2006-04-06 Ngk Spark Plug Co Ltd 非共振型ノッキングセンサ
JP2006300605A (ja) 2005-04-18 2006-11-02 Ngk Spark Plug Co Ltd 非共振型ノッキングセンサ
JP2010192539A (ja) 2009-02-16 2010-09-02 Nippon Chemicon Corp 電子部品の製造方法
CN101724330B (zh) 2009-12-02 2011-11-02 天津大学 金属膜电阻器用耐湿热丙烯酸/酚醛树脂/nano-SiO2涂料及其制备方法
JP5314073B2 (ja) 2011-04-08 2013-10-16 三菱電機株式会社 内燃機関用ノックセンサ
JP5778476B2 (ja) 2011-05-13 2015-09-16 日本特殊陶業株式会社 ノッキングセンサ
JP2012247365A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Three M Innovative Properties Co 感圧式指紋センサー用フィルム積層体及びこのフィルム積層体を用いた感圧式指紋センサー
US9970831B2 (en) * 2014-02-10 2018-05-15 Texas Instruments Incorporated Piezoelectric thin-film sensor

Also Published As

Publication number Publication date
US20160041057A1 (en) 2016-02-11
CN105339768A (zh) 2016-02-17
DE112014003013T5 (de) 2016-03-17
CN105339768B (zh) 2018-09-04
WO2014208223A1 (ja) 2014-12-31
DE112014003013B4 (de) 2023-08-31
JPWO2014208223A1 (ja) 2017-02-23
US10094727B2 (en) 2018-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6181663B2 (ja) ノッキングセンサ
JP5731135B2 (ja) 内燃機関の燃焼室圧を検出するための装置
JP5027834B2 (ja) ノッキングセンサ
KR20080102510A (ko) 박막형 온도센서를 이용한 온도측정소자 및 그의 제조방법
KR20060050034A (ko) 노크 센서
JP4691006B2 (ja) ノッキングセンサ
US9841434B2 (en) Method for producing an acceleration sensor
KR100979601B1 (ko) 노크 센서
EP2708860B1 (en) Knocking sensor
JP2005308482A (ja) ノックセンサ
JP4068580B2 (ja) 非共振型ノッキングセンサ
WO2012114380A1 (ja) ノッキングセンサ
JP2018009870A (ja) ノッキングセンサ
JP3910030B2 (ja) 内燃機関のノッキング検出装置
US20170363488A1 (en) Protective electrode for a piezoceramic sensor
JP5731747B2 (ja) ノッキングセンサ
JP2016039707A (ja) 圧電駆動装置
JP4242850B2 (ja) 非共振型ノッキングセンサ
JP7010777B2 (ja) ノッキングセンサ
JP5129070B2 (ja) ノッキングセンサ
US20050022582A1 (en) Engine knock sensor
JP2020205171A (ja) 樹脂モールド体付きケーブル
JP6300479B2 (ja) 圧電素子ユニットおよび圧電アクチュエータ
CN111896171A (zh) 爆震传感器
JP2006300605A (ja) 非共振型ノッキングセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6181663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250