JP6178750B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンターや複合機等に好適に用いられる画像形成装置に関する。
従来、プリンター等の画像形成装置は、枚葉のコピー用紙等の記録材に画像形成処理(印刷)を実行し、印刷した記録材を排出トレイ上に排出する。
例えば、特許文献1には、外装カバー(装置本体)の上面に形成された排紙口および排紙面(排出トレイ)を備えたプリンターが開示されている。排出トレイは外装カバーの上面に設けられているため、ユーザーが排出された用紙を容易に確認することができると共に用紙を容易に取り上げることができるようになっている。
このようなプリンターは、例えば、オフィスのデスク上に設置されることが多い。このため、プリンターの装置本体や排出トレイは、デスクの上面やオフィスの内装の色彩に合わせて、明るい色で着色される。
特開2002−307778号公報
ところで、複数のユーザーが1台のプリンターを共用する場合、オフィスのレイアウトの都合によって、プリンターから離れた場所にデスクを配置することがある。この場合、当該プリンターを離れた位置から使用するユーザーは、用紙の排出を容易に認識することができなかった。特に、プリンターの装置本体や排出トレイが明るい色である場合、用紙との明度差が小さいため、排出トレイと用紙との区別がつき難かった。したがって、特許文献1に記載のプリンターは、排出トレイに用紙が排出されたか否かの判断を容易に行うことができないという問題を有していた。この場合、印刷済みの用紙を排出トレイから取り上げるタイミングが遅れるため、特許文献1に記載のプリンターは、ユーザーの作業効率を低下させるという問題を有していた。
上記のような問題を解決するためには、装置本体の表面全体を暗い色で着色し、排出トレイを含む装置本体の色と用紙の色との明度差を大きくすることが考えられる。しかしながら、装置本体の表面全体を暗い色で着色した場合、デスクやオフィスの内装の色彩に合わせることができず、ユーザーに違和感を与えるという新たな問題を生じさせていた。
本発明は上記した課題を解決すべくなされたものであり、排出トレイに排出された記録材の確認を容易に行うための画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シート状の記録材に画像形成処理を施す画像形成部を内包する装置本体と、前記装置本体の上部に配設され、画像形成処理後に排出される前記記録材を受ける排出トレイと、を備え、前記装置本体の上端面は、前記排出トレイの外縁部と同一平面を成し、前記記録材が載置される前記排出トレイの積載面は、暗色で着色され、前記装置本体の上端面および前記排出トレイの外縁部のうち少なくとも一方は、前記排出トレイの積載面よりも明度の高い色で着色される明色部を構成していることを特徴とする。
この構成によれば、排出トレイの積載面が暗色に着色されているため、積載面と排出された記録材(例えば白い普通紙)との間の明度差が大きくなる。したがって、排出された記録材は、積載面から浮き上がったような良好な視認性を有することとなる。これにより、ユーザーは、排出トレイに排出された記録材の確認を容易に行うことができる。一方、排出トレイの積載面の外側には、積載面よりも明るい色で着色された明色部が形成されている。また、装置本体の上端面と排出トレイの外縁部とは、互いに同一平面上にある。したがって、積載面と明色部との間の明度差は、ユーザーに対して明色部が積載面から浮き上がったような印象を与える。つまり、明色部は、積載面を強調して記録材の排出領域を明確にする。これにより、ユーザーは、明色部を目印にして積載面上の記録材を取り出すことができる。
この場合、前記排出トレイは、前記積載面を含むトレイ本体と、前記トレイ本体の一端側から上方に突設され、前記記録材の排出口が形成される段差面を有する凸状部と、を含み、前記段差面は、前記排出口の周囲を暗色で着色し、前記装置本体は、前記段差面の外縁部と同一平面を成す起立面を有し、前記明色部は、前記起立面および前記段差面の外縁部のうち少なくとも一方に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、例えば、椅子に着座したユーザーは、デスク上に配置されたプリンターの排出トレイを上側から目視することは困難であるが、積載面に略平行な方向から段差面や起立面を目視することができる。これにより、ユーザーは、周囲を暗色で着色された排出口から排出される記録材(例えば白い普通紙)の排出過程を明確に視認することができる。また、(着座した)ユーザーは、起立面および/または段差面に形成された明色部を目視することができるため、明色部を目印にして積載面の凡その範囲を認識することができる。
この場合、前記明色部は、前記排出トレイの周囲に帯状に連続して形成されていることが好ましい。
この構成によれば、明色部は、排出トレイを囲むように形成されているため、記録材の排出領域(積載面)を更に明確にする。これにより、ユーザーは、積載面およびこの上に排出された記録材を容易に認識することができる。
この場合、前記排出トレイの積載面は、前記外縁部よりも下方に凹設されていることが好ましい。
この構成によれば、積載面は、外縁部よりも下がっているため、排出された記録材を適切に保持することができる。また、画像形成処理を連続して実行する場合に、積載面に載置された記録材が、後から排出される記録材によって押し出され、排出トレイから飛び出すことを防止することもできる。
この場合、原稿の画像情報を読み取る画像読取装置を更に備え、前記装置本体は、前記画像読取装置の下方に設けられ、前記排出トレイは、前記装置本体と前記画像読取装置との間に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、所謂胴内排出型の画像形成装置は、排出トレイを目視し難い構造を有しているが、ユーザーは、明色部によって排出トレイ(積載面)の所在を明確に視認することができる。
本発明によれば、排出トレイに排出された記録材の確認を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るプリンターの内部構造の概略を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るプリンターを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るプリンターを示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る複合機を示す斜視図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態に係る画像形成装置としてのプリンター1の概要について説明する。図1はプリンター1の内部構造の概略を示す模式図である。なお、説明の便宜上、各図に示す矢印Frをプリンター1の正面(前側)とする。
プリンター1は、装置本体2と、給紙カセット3と、画像形成部5と、定着装置6と、排出トレイ7と、制御装置8と、を含んで構成されている。
装置本体2は、プリンター1の外装部材として略立方体状に形成されている。装置本体2は、プリンター1の各構成部材を内包している。給紙カセット3は、装置本体2の下部に配設され、外部に引き出し可能に構成されている。給紙カセット3は、シート状の記録材としての枚葉の用紙Sを内部に収納する(収納枚数:最大500枚程度)。画像形成部5は、給紙カセット3から搬送経路4に供給された用紙Sに画像形成処理を施す(トナー像を転写する)。定着装置6は、転写したトナー像を用紙Sに定着させる。排出トレイ7は、装置本体2の上部に配設され、画像形成処理後に排出される用紙Sを受けるために設けられている。
搬送経路4の下流端部には、装置本体2の内部と外部とを連通させる排出口20が形成されている。排出口20の内側近傍には、定着処理後の用紙Sを排出トレイ7に向かって送り出す排出ローラー21が設けられている。なお、記録材は、紙製の用紙Sに限らず、樹脂フィルムやOHPシート等であってもよい。
画像形成部5は、補給用のトナーを収納したトナーコンテナ10と、軸周りに回転可能に設けられる感光体ドラム11と、を含んで構成されている。感光体ドラム11の周囲には、帯電器12と、光走査装置13と、現像装置14と、転写ローラー15と、クリーニング装置16とが、転写プロセス順に配置されている。
ここで、プリンター1の画像形成処理について簡単に説明する。例えば、プリンター1に接続されたパーソナルコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、制御装置8は、以下のようにして画像形成処理を実行する。
光走査装置13は、感光体ドラム11に向かって画像データに対応したレーザー光(図1の破線矢印参照)を照射する。これにより、帯電器12によって所定電位に帯電した感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。現像装置14は、トナーコンテナ10から供給されたトナーによって、静電潜像をトナー像に現像する。
一方、給紙カセット3から供給された用紙Sは、搬送経路4を搬送されて感光体ドラム11と転写ローラー15との間を通る。そして、転写ローラー15は、印加された転写バイアスによってトナー像を用紙Sに転写する。定着装置6による定着処理後の用紙Sは、排出口20から排出トレイ7上に排出される。なお、感光体ドラム11上に残留したトナーは、クリーニング装置16によって回収される。
次に、図2を参照して、排出トレイ7を含む装置本体2の上面構成について説明する。図2はプリンター1を示す斜視図である。
排出トレイ7は、装置本体2のフレーム(図示せず)に取り付けられ、プリンター1の上面を構成している。排出トレイ7は、例えば、合成樹脂材料を用いて、平面視で略矩形状に形成されている。排出トレイ7は、用紙Sを載置するための積載面22と、積載面22の外周に設けられる外縁部23と、を含んで構成されている。
積載面22は、排出可能(画像形成処理を実行可能)な最大の用紙Sを載置可能な大きさに形成されている。積載面22は、用紙Sの排出方向下流側(前側)に向かって上り勾配に形成される第1トレイ面22aと、第1トレイ面22aの前端部に連設されて略水平に形成される第2トレイ面22bと、を有している。第1トレイ面22aの後端部は、装置本体2の後側に位置している。第1トレイ面22aの後端部と後側外縁部23b(後述する)との間には、略垂直な段差面24が形成されている。上記した排出口20は、積載面22上に約250枚の用紙Sを積載できるように段差面24の上部に形成されている。なお、用紙Sの積載可能な枚数は任意に設定してもよい。
外縁部23は、前側外縁部23aと、後側外縁部23bと、右側外縁部23cと、左側外縁部23dと、を有し、積載面22の外周を囲むように一体形成されている。前側外縁部23aは、第2トレイ面22bの前端部を兼ねるように一体形成されている。右側外縁部23cは、平面視で左側外縁部23dよりも僅かに幅広く形成されている。後側外縁部23bは、平面視で右側外縁部23cよりも幅広く形成されている。なお、排出トレイ7の左前角部には、液晶パネルやプッシュボタン等を含む操作部25が設けられている。ユーザーは、操作部25を操作することによってプリンター1の各種機能の実行や設定変更を行う。
排出トレイ7の上面全体は、暗色としての黒色で着色されている。つまり、排出トレイ7は、一般的な白色の用紙S(普通紙)よりも明度の低い色で着色されている。なお、各図では、黒色で着色された部分をドットで表現している。
装置本体2は、前側外装部2aと、後側外装部2bと、右側外装部2cと、左側外装部2dと、を有している。
4つの外装部2a〜2dは、例えば、合成樹脂材料を用いて、側面視で略矩形状に形成されている。4つの外装部2a〜2dは、排出トレイ7の外周を囲むように装置本体2のフレームに取り付けられ、プリンター1の前後左右の外側面を構成している。4つの外装部2a〜2dの上端面は、それぞれ対応する各外縁部23a〜23dの上面と同一平面上に形成されている。
4つの外装部2a〜2dは、それぞれ、給紙カセット3が装着される下部を除いて、明色としての白色で着色されている。また、4つの外装部2a〜2dの上端面は、それぞれ白色で着色されている。これにより、装置本体2の上端面は、排出トレイ7よりも明度の高い色で着色される明色部30を構成している。明色部30は、排出トレイ7の周囲に帯状に連続して形成されている。つまり、明色部30は、平面視で矩形環状に形成されている。なお、各外装部2a〜2dの下部は、暗色としての黒色で着色されている。
以上説明した第1実施形態に係るプリンター1によれば、排出トレイ7の積載面22が暗色に着色されているため、積載面22と排出された一般的な白い用紙Sとの間の明度差が大きくなる。したがって、排出された用紙Sは、積載面22から浮き上がったような良好な視認性を有することとなる。これにより、ユーザーは、排出トレイ7に排出された用紙Sの確認を容易に行うことができる。
一方、排出トレイ7の積載面22の外側には、積載面22よりも明るい色で着色された明色部30が形成されている。また、装置本体2の上端面は、排出トレイ7の外縁部23と同一平面を成している。したがって、積載面22と明色部30との間の明度差は、ユーザーに対して明色部30が積載面22から浮き上がったような印象を与える。つまり、明色部30は、積載面22を強調して用紙Sの排出領域を明確にする。これにより、ユーザーは、明色部30を目印にして積載面22上の用紙Sを取り出すことができる。
また、第1実施形態に係るプリンター1によれば、明色部30は、排出トレイ7を囲むように形成されているため、用紙Sの排出領域(積載面22)を更に明確にする。これにより、ユーザーは、積載面22およびこの上に排出された用紙Sを容易に認識することができる。また、デスクに置いた際に、明色部30がなく装置本体2の全体が暗色であると、暗い色の塊がユーザーに圧迫感を与えてしまう。暗色の排出トレイ7を明色部30が囲むことにより、ユーザーは圧迫感を感じなくなる。そして、排出トレイ7に排出された用紙Sを明確に視認することができる。
(第2実施形態)
次に、図3を参照して、第2実施形態に係るプリンター40について説明する。図3はプリンター40を示す斜視図である。なお、以下、上記した第1実施形態に係るプリンター1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態に係るプリンター40は、第1実施形態に係るプリンター1よりも多くの用紙Sを受けることのできる排出トレイ41を備えている。排出トレイ41は、トレイ本体42と、凸状部43と、を含んで構成されている。
トレイ本体42は、第1実施形態に係る排出トレイ7と同様に、積載面22と、外縁部23(後側外縁部23bを除く)と、を含んで構成されている。凸状部43は、トレイ本体42の後端側から上方に突設され、用紙Sの排出口20が形成される段差面44を有している。
段差面44は、第1実施形態に係る排出トレイ7の段差面24の略2倍の高さに形成されている。排出口20は、積載面22上に約500枚の用紙Sを積載できるように段差面44の上部に形成されている。凸状部43の上面は、後側外縁部23bを構成している。左右一対の外縁部23c,23dと後側外縁部23bとの間には、左右一対の段差外縁部44aが略垂直に形成されている。なお、用紙Sの積載可能な枚数は任意に設定してもよい。
積載面22、外縁部23および段差面44等を含む排出トレイ41の上面全体は、暗色としての黒色で着色されている。
装置本体45は、前側外装部45aと、後側外装部45bと、右側外装部45cと、左側外装部45dと、を有している。
4つの外装部45a〜45dの上端面は、それぞれ対応する各外縁部23a〜23dの上面と同一平面上に形成されている。したがって、右側外装部45cおよび左側外装部45dは、それぞれ、排出トレイ41の上面の輪郭に沿うように形成されている。具体的には、左右一対の外装部45c,45dの後側上部は、上方に突出して階段状(クランク状)に形成されている。左右一対の外装部45c,45dは、それぞれ、段差面44の外縁部となる段差外縁部44aと同一平面を成す起立面45eを有している。
各外装部45a〜45dの外側面(下部を除く)、上端面および起立面45eは白色で着色され、各外装部45a〜45dの外側下部は黒色で着色されている。したがって、明色部30は、4つの外装部45a〜45dの上端面および左右一対の起立面45eに形成されている。
以上説明した第2実施形態に係るプリンター40によれば、ユーザーは、プリンター40の正面や斜め前方から、装置本体45の起立面45eに形成される明色部30を目視することができる。例えば、椅子に着座したユーザーは、デスク上に配置されたプリンター40の排出トレイ41を上側から目視することは困難であるが、積載面22に略平行な方向から段差面44や起立面45eを目視することができる。これにより、ユーザーは、周囲を暗色で着色された排出口20から排出される記録材(例えば白い普通紙)の排出過程を明確に視認することができる。また、排出口20は、段差面44の上部に開口しているため、ユーザーは、用紙Sの排出状況を容易に確認することができる。また、(着座した)ユーザーは、起立面45e(段差面44)に形成された明色部30を目視することができるため、明色部30を目印にして積載面22の凡その範囲を認識することができる。
なお、第2実施形態に係るプリンター40は、各段差外縁部44aおよび各起立面45eを略垂直に形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、各段差外縁部44aおよび各起立面45は、前側または後側に傾斜していてもよい。
(第3実施形態)
次に、図4を参照して、第3実施形態に係る画像形成装置としての複合機50について説明する。図4は複合機50を示す斜視図である。なお、以下、上記した第1実施形態に係るプリンター1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
複合機50は、画像読取装置51と、プリント装置52と、を備えている。
画像読取装置51は、原稿の画像情報を光学的に読み取るスキャナー部53と、スキャナー部53の読み取り位置に向かって原稿を搬送する自動原稿送り装置54と、を有している。プリント装置52は、画像読取装置51で読み取られて光電変換された画像データやパソコン等の外部装置から送信された画像データに基づいて、用紙Sに画像形成処理を実行する。なお、画像読取装置51は公知の一般的な構成を有し、プリント装置52は第1実施形態に係るプリンター1と略同様の構成を有しているため、それらの詳細な説明は省略する。
プリント装置52の装置本体60は、画像読取装置51の下方に空間を挟んで設けられている。装置本体60の上部には、排出トレイ61が設けられている。画像読取装置51は、左右の脚部55を介して排出トレイ61(装置本体60)の後側上面に支持されている。すなわち、排出トレイ61は、装置本体60と画像読取装置51との間に設けられている。排出トレイ61と画像読取装置51との間には、排出トレイ61から用紙Sを取り出すための取出開口Mが形成されている。なお、操作部25は、排出トレイ61では無く、スキャナー部53の前部に設けられている。
排出トレイ61は、積載面62と、外縁部63と、連接面64と、によって一体形成されている。
積載面62は、外縁部63よりも下方に凹設されている。積載面62は、第1実施形態に係る積載面22と同様に、前方に向かって上り勾配となる第1トレイ面62aと、略水平となる第2トレイ面62bと、を有している。第2トレイ面62bは、第1トレイ面62aよりも左右方向に幅広く形成されている。
外縁部63は、第1実施形態に係る外縁部23と同様に、各外縁部23a〜23d(後側外縁部23bは図示せず)を有している。左右両外縁部23c,23dの内側には、それぞれ、内側縁面63aが形成されている。各内側縁面63aの前側は、各外縁部23c,23dと同一平面上に形成されている。各内側縁面63aの後側は、後方に向かって下り勾配に形成されている。各内側縁面63aの後端部は、第1トレイ面62aと同一平面を成している。連接面64は、積載面62と各外縁部23a,23c,23d(内側縁面63a)との間に形成されている。連接面64は、積載面62から外側に向かって上り勾配に形成されている。
画像読取装置51(脚部55を含む)および排出トレイ61の上面全体は、黒色で着色されている。
装置本体60は、第1実施形態に係るプリンター1の装置本体2と略同様であって、4つの外装部2a〜2d(後側外装部2bは図示せず)を有し、プリント装置52の外周側面を構成している。
白色の明色部30は、各外装部2a〜2dの上端面によって形成されている。この複合機50では排出トレイ61の後側に画像読取装置51が載置されているため、明色部30の後側半分以上は、画像読取装置51(脚部55)に覆われている。したがって、明色部30の前部(前側外装部2aの上端面および左右一対の外装部2c,2dの前側上端面)が、取出開口Mに露出している。
以上説明した第3実施形態に係る複合機50によれば、積載面62は、外縁部63よりも下がっているため、排出された用紙Sを適切に保持することができる。また、画像形成処理を連続して実行する場合に、積載面62に載置された用紙Sが、後から排出される用紙Sによって押し出され、排出トレイ61から飛び出すことを防止することもできる。
また、積載面62が外縁部63から一段下がっているため、取出開口Mの高さを確保することができる。これにより、装置本体60と画像読取装置51との間に排出トレイ61を配置した所謂胴内排出型の複合機50であっても、ユーザーは、積載面62上の用紙Sを容易に取り出すことができる。なお、第3実施形態に係る複合機50は、排出トレイ61に代えて、第1または第2実施形態に係る排出トレイ7,41を採用することもできる。
また、第3実施形態に係る複合機50によれば、所謂胴内排出型の複合機50は、排出トレイ61を目視し難い構造を有しているが、ユーザーは、明色部30によって排出トレイ61(積載面62)の所在を明確に視認することができる。
なお、以上説明した各実施形態に係るプリンター1,40や複合機50は、排出トレイ7,41,61全体を暗色で着色していたが、本発明はこれに限定されない。排出トレイ7,41,61のうち少なくとも積載面22,62および段差面24,44(排出口20の周囲)が、暗色で着色されていればよい。
なお、各実施形態に係るプリンター1,40や複合機50は、装置本体2,45,60の上端面に明色部30を構成したが、本発明はこれに限定されない。明色部30は、装置本体2,45,60の上端面および排出トレイ7,41,61の外縁部23,63(23a〜23d)のうち少なくとも一方に形成されていればよい。例えば、明色部30は、装置本体2,45,60の上端面に代えて、排出トレイ7,41,61の外縁部23,63に形成してもよい。
なお、第2実施形態に係るプリンター40において明色部30は、起立面45eおよび段差外縁部44aのうち少なくとも一方に形成されていればよい。なお、第3実施形態に係る複合機50において明色部30は、内側縁面63aに形成されていてもよい。
なお、各実施形態に係るプリンター1,40や複合機50は、明色部30を帯状に連続する環状に形成したが、本発明はこれに限定されない。明色部30を不連続に形成してもよい。例えば、装置本体2,45,60の4つの角部分にのみ明色部30を形成してもよいし、装置本体2,45,60の四方の直線部分にのみ明色部30を形成してもよい。また、明色部30は、複数の色を交互に配色(縞模様)してもよい。
なお、各実施形態に係るプリンター1,40や複合機50は、排出トレイ7,41,61を黒色で着色し、装置本体2,45,60(明色部30)を白色で着色したが、本発明はこれに限定されない。例えば、排出トレイ7,41,61を明度の低い灰色や濃紺色で着色してもよいし、明色部30を明度の高い灰色やクリーム色で着色してもよい。なお、排出トレイ7,41,61の色と用紙Sの色(白色)との明度差は、マンセル表色系で3以上になるように設定することが好ましい。また、明色部30の色の明度は、マンセル表色系で7以上になるように設定することが好ましい。
なお、装置本体2,45,60や排出トレイ7,41,61の着色方法は任意であり、例えば、着色済みの樹脂原料を用いてもよいし、塗装によって着色してもよい。
なお、各実施形態では、一例として、本発明を単色のプリンター等に適用した場合を説明したが、これに限らず、例えば、フルカラープリンターやファクシミリ等に本発明を適用してもよい。
なお、上記した本発明の実施の形態の説明は、本発明に係る画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1,40 プリンター(画像形成装置)
2,45,60 装置本体
5 画像形成部
7,41,61 排出トレイ
20 排出口
22,62 積載面
23,63 外縁部
24,44 段差面
30 明色部
42 トレイ本体
43 凸状部
45e 起立面
50 複合機(画像形成装置)
51 画像読取装置
S 用紙(記録材)

Claims (2)

  1. シート状の記録材に画像形成処理を施す画像形成部を内包する装置本体と、
    前記装置本体の上部に配設され、画像形成処理後に排出される前記記録材を受ける排出トレイと、を備え、
    前記装置本体の上端面は、前記排出トレイの外縁部と同一平面を成し、
    前記記録材が載置される前記排出トレイの積載面は、暗色で着色され、
    前記装置本体の上端面および前記排出トレイの外縁部のうち少なくとも一方は、前記排出トレイの積載面よりも明度の高い色で着色される明色部を構成し、
    前記排出トレイは、
    前記積載面を含むトレイ本体と、
    前記トレイ本体の一端側から上方に突設され、前記記録材の排出口が形成される段差面を有する凸状部と、を含み、
    前記段差面は、前記排出口の周囲を暗色で着色し、
    前記装置本体は、前記段差面の外縁部と同一平面を成す起立面を有し、
    前記明色部は、前記起立面および前記段差面の外縁部のうち少なくとも一方に形成され、且つ前記排出トレイの周囲全体に帯状に連続して形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排出トレイは、平面視で矩形状に形成され、
    前記明色部は、前記排出トレイの四隅で湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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