JP6176183B2 - 交流電動機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電流センサ信号又は電圧センサ信号に基づいて交流電動機の通電を制御する交流電動機の制御装置に関する。
従来、インバータにより交流電動機の通電を制御する制御装置において、電流センサが検出した相電流と回転角センサが検出した交流電動機の電気角とを取得し、取得した情報に基づいてフィードバック制御等を行う技術が知られている。
例えば特許文献1に開示された構成では、回転角センサによる電気角信号、電流センサによる相電流信号、電圧センサによるインバータ入力電圧信号が、いずれもMG−ECU(制御演算部)に入力される。制御演算部は、これらのセンサ信号に基づいてインバータへの指令電圧を制御演算することで、交流電動機の通電を制御する。
特開2013−1185号公報
例えばフィードバック制御で相電流のセンサ値をdq変換するとき、電流センサ信号と回転角センサ信号とをタイミングを合わせて取得する必要がある。電流センサ信号及び回転角センサ信号がいずれもアナログ信号として制御演算部に入力される場合には、任意のタイミングで電流センサ信号及び回転角センサ信号を同時に取得することが可能である。
これに対し、「インバータ(駆動回路)が設けられるパワー部と、交流電動機の通電を制御する制御演算部とが別の基板に離間して設けられ、パワー部に設置された強電センサ(電流センサ又は電圧センサ)のセンサ信号はパワー部から制御基板部に送信され、一方、回転角センサ信号は制御演算部に入力される」構成の制御装置について検討する。
この構成では、強電センサ信号をアナログ信号で送信すると、ノイズによるセンサ情報のずれにより交流電動機の制御が正常にできなくなるおそれがある。そこで、パワー部で強電センサ信号をデジタル信号に変換して制御演算部に送信することが考えられる。
しかし、強電センサ信号がパワー部から制御演算部にデジタル信号で通信される場合、伝達遅延により、制御演算部は、過去に取得された強電センサ信号を現在のタイミングで受信する。しかも、各相の電流センサ信号の伝達遅延のばらつきにより、制御演算部は、ばらばらのタイミングで取得された各相の電流センサ信号を受信することとなる。そのため、交流電動機の通電制御に必要な複数の情報の同時性が損なわれるという問題がある。
また、直流電源の電圧を昇圧してインバータに出力する昇圧コンバータ(直流電圧変換器)を備えた交流電動機の制御装置における昇圧制御についても、この問題は同様に存在する。例えばリアクトル電流について、同期したタイミングで取得された複数の情報が昇圧制御に必要となる場合、伝達遅延のばらつきにより、制御に必要な複数の情報の同期性が損なわれるという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、パワー部に入力された強電センサ信号をパワー部から制御演算部にデジタル信号として通信する構成の交流電動機の制御装置において、制御に必要な複数の情報の同時性又は同期性を確保する交流電動機の制御装置を提供することにある。
本発明の交流電動機の制御装置は、パワー部と制御演算部とを備える。
ここで、「交流電動機」は、交流駆動のモータ、発電機、及びモータジェネレータを含むものであり、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車の主機として用いられ駆動輪を駆動するためのトルクを発生するモータジェネレータが該当する。また、モータジェネレータを駆動するMG制御装置が「交流電動機の制御装置」に該当する。
パワー部は、直流電源からの直流電力を変換し三相以上の多相の交流電動機を駆動する駆動回路、及び、直流電源から交流電動機までの電力経路における電流又は電圧を検出する強電センサから複数の強電センサ信号を取得しデジタル信号として送信するセンサ信号送信部を含む。
制御演算部は、パワー部と離間して設けられ、センサ信号送信部と通信線によって接続されており、センサ信号送信部から送信された複数の強電センサ信号の情報に基づいて交流電動機の通電を制御する。
ここで、複数の強電センサ信号は、各グループがさらに複数の強電センサ信号を含むように設定された複数の「同期送信グループ」に分けられている。
センサ信号送信部は、アナログ信号として取得した複数の強電センサ信号を同期送信グループ毎にデジタル信号に変換して出力する複数のアナログデジタル変換器を有する。
センサ信号送信部は、同期送信グループ毎に複数の強電センサ信号を同期したタイミングで取得し、且つ、取得した複数の強電センサ信号を通信データの一単位として制御演算部に送信する「同期送信処理」を実行することを特徴とする。
「同期したタイミングで取得する」とは、同一のタイミング、すなわち同時に取得する場合のみでなく、基準タイミングから所定の時間差だけずれたタイミングに信号を取得する場合を含む。
また、「複数の強電センサ信号を通信データの一単位として送信する」とは、CAN通信規格等において、複数の強電センサ信号を「同一のデータフレーム内に格納して送信する」ことを意味する。これにより、同期送信グループの強電センサ信号の送信時間をそろえることができる。
上記の構成により、本発明の交流電動機の制御装置は、パワー部に入力された強電センサ信号をパワー部から制御演算部にデジタル信号として通信する構成を前提として、同期送信グループ毎に、「制御に必要な複数の情報の同期性」を確保することができる。特に、複数の情報を同一のタイミングで取得することが要求される場合には、「制御に必要な複数の情報の同時性」を確保することができる。
本発明の交流電動機の制御装置が、エンジン及び2つのモータジェネレータ(交流電動機)を駆動力源とするハイブリッド自動車に適用され、また、直流電源の電圧を昇圧コンバータで昇圧してインバータに出力する方式の装置である場合を想定する。
この場合、「昇圧コンバータのリアクトル電流、出力電圧及び入力電圧のセンサ信号のグループ」、及び、「インバータからモータジェネレータに供給される相電流のセンサ信号のグループ」が同期送信グループを構成する。
昇圧コンバータの制御では、同一タイミングのリアクトル電流、入力電圧及び出力電圧に基づく昇圧制御、又は、基準タイミングから所定の時間差のタイミングにおけるリアクトル電流に基づく昇圧制御において、制御に必要な複数の情報の同時性又は同期性を確保することができる。
また、フィードバック制御によるインバータの制御では、同一タイミングの各相電流に基づくdq変換の制御演算において、交流電動機の通電制御に必要な複数の情報の同時性を確保することができる。
ハイブリッド自動車の駆動力源となるモータジェネレータは、回転数及び出力トルクの変化範囲が広く、さらに急加速や急減速等に伴い、運転状態が頻繁に急変する可能性がある。したがって、デジタル通信における伝達遅延のばらつきによる問題を解消し、制御に必要な複数の情報の同時性又は同期性を確保することができるという本発明の効果が特に有効に発揮される。
本発明の実施形態による交流電動機の制御装置が適用されるハイブリッド車制御システムの全体構成図である。 本発明の第1実施形態による交流電動機の制御装置の概略構成図である。 図2の制御装置におけるセンサ信号の通信構成を示すブロック図である。 本発明の課題を説明するタイムチャートである。 本発明の第1実施形態によるセンサ信号の通信構成を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態によるセンサ信号取得タイミングのタイムチャートである。 本発明の第3実施形態による交流電動機の制御装置のセンサ信号の通信構成を示すブロック図である。 比較例(アナログ通信)の交流電動機の制御装置の概略構成図である。 図8の制御装置におけるセンサ信号の通信構成を示すブロック図である。 図8の制御装置でのセンサ信号取得タイミングのタイムチャートである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。複数の実施形態において実質的に同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の交流電動機の制御装置について、図1〜図5を参照して説明する。本実施形態の交流電動機の制御装置は、ハイブリッド自動車に適用される。
図1に示すハイブリッド自動車は、いわゆるシリーズパラレルハイブリッド自動車であり、車両の駆動力源として、エンジン92、及び2つのモータジェネレータ81、82を備える。
モータジェネレータ(以下「MG」と記す。)は、トルクを受けて回生電力を発生する発電機としての機能、及び、力行動作により電力を消費してトルクを発生する電動機としての機能を兼ね備える。本実施形態では、第1MG(図中「MG1」と記す。)81は主に発電機として機能し、第2MG82(図中「MG2」と記す。)は主に電動機として機能する。MG81、82は、例えば永久磁石式同期型の三相交流電動機である。
MG81、82のロータ近傍には、それぞれ、第1MG81の電気角θ1及び第2MG82の電気角θ2を検出する回転角センサ83、84が設けられる。回転角センサ83、84は、例えばレゾルバであり、検出した電気角信号θ1、θ2をアナログ信号(例えば0〜5Vの信号、以下同様。)として、MG−ECU6に出力する。
車両制御回路90は、アクセル信号、ブレーキ信号、シフト信号、車速信号等が入力され、取得した情報に基づいて車両の運転状態を検出する。そして、運転状態に応じたトルク指令値trq*をMG−ECU6に出力し、また、エンジンECU91に対して、エンジン92の運転を指令する。
エンジンECU91は、図示しないクランク角センサから入力されるクランク角信号等に基づいてクランク軸93のクランク角やエンジン回転速度等の情報を取得し、エンジン92の運転を制御する。
エンジン92、第1MG81及び第2MG82は、動力分割機構94により接続されている。エンジン92の動力は、クランク軸93に連結された動力分割機構94で二系統に分割され、その一方の動力でデファレンシャルギア機構96、車軸97を介して車輪98を駆動し、もう一方の動力で第1MG81に発電させる。
「直流電源」としてのバッテリ15は、ニッケル水素、リチウムイオン電池等の充放電可能な蓄電装置である。なお、直流電源として電気二重層キャパシタ等を用いてもよい。バッテリECU14は、バッテリ電圧VB等を監視しMG−ECU6に通信する。また、バッテリ15の充放電を制御する。
昇圧コンバータ20、第1インバータ(図中「MG1インバータ」と記す。」)30、及び第2インバータ(図中「MG2インバータ」と記す。」)40は、まとまって配置され、MG81、82へ駆動電力を供給するパワー部5のユニットを構成している。
「直流電圧変換器」としての昇圧コンバータ20は、バッテリ15の直流電圧を昇圧し、第1インバータ30及び第2インバータ40に出力する。
「駆動回路」としての第1インバータ30及び第2インバータ40は、直流電力と三相交流電力とを相互に変換する。第1MG81が発電した三相交流電力は、第1インバータ30で直流電力に変換され、昇圧コンバータ20を経由してバッテリ15に回生される。第2MG82は、第2インバータ40が変換した三相交流電力を用いて力行動作によりトルクを出力する。第2MG82による駆動力は、プロペラ軸95、デファレンシャルギア機構96、車軸97を介して車輪98に伝達される。
パワー部5には、昇圧コンバータ20、第1インバータ30及び第2インバータ40の回路における所定箇所の電流又は電圧を検出する複数の電流センサ及び電圧センサが設けられている。以下、バッテリ15からMG81、82までの電力経路における電流又は電圧を包括し、「強電」という用語を用いる。電流センサ又は電圧センサを「強電センサ」といい、強電センサから得られる電流又は電圧に関する情報を「強電情報」という。具体的な強電センサの構成は後述する。パワー部5で取得された強電センサ信号は、センサ信号送信部51から通信線56を経由してMG−ECU6に送信される。
「制御演算部」としてのMG−ECU6は、車両制御回路90から指令されたトルク指令値trq*、パワー部5からの強電センサ信号、及び回転角センサ83、84からの電気角信号等を取得し、これらの情報に基づいて、第1MG81及び第2MG82の通電に係る各制御量を演算する。また、本実施形態では、MG−ECU6は、パワー部5と別の基板に離間して設けられており、強電情報に関して、パワー部5から通信線56を経由して通信されるセンサ信号により情報を取得することを特徴とする。
そして、パワー部5とMG−ECU6とを含むMG制御装置101が、本発明の「交流電動機の制御装置」に相当する。
次に、MG制御装置101の詳細な構成について、図2、図3を参照して説明する。以下の説明では、基本的にMG81、82が力行動作する場合を想定する。
図2に示すように、昇圧コンバータ20は、入力側コンデンサ21、リアクトル22、上下アームのスイッチング素子23、24、出力側コンデンサ25等により構成される。
昇圧コンバータ20の回路には、入力側コンデンサ21と並列に設けられバッテリ15から入力される入力電圧VLを検出する電圧センサ27、出力側コンデンサ25と並列に設けられ昇圧コンバータ20の出力電圧VHを検出する電圧センサ28、及び、リアクトル22を流れるリアクトル電流ILを検出する電流センサ29が設けられている。
本実施形態の電圧センサ27、28及び電流センサ29は、センサ信号をアナログ信号で出力する。電圧センサ27、28が検出した入力電圧VL、出力電圧VH、及び、電流センサ29が検出したリアクトル電流ILの各センサ信号は、センサ信号送信部51に入力され、図3に示すように、アナログデジタル変換器(以下、「A/D変換器」と記す。また、図中「A/D」と記す。)52でデジタル信号に変換される。そして、通信線56を経由してMG−ECU6に送信される。
MG−ECU6は、入力電圧VL、出力電圧VH及びリアクトル電流ILのセンサ信号のうち1つ以上の信号に基づいて、フィードバック制御等により昇圧デューティを演算し昇圧コンバータ20に指令する(図1の破線参照)。なお、図2以下では、MG−ECU6から昇圧コンバータ20への指令信号の図示を省略する。
昇圧コンバータ20は、例えば昇圧デューティに基づくPWM制御によりスイッチング素子23、24が交互にオン/オフされることで、リアクトル22が電気エネルギを蓄積及び放出する。リアクトル22が放出した電気エネルギが入力電圧VLに重畳し、入力電圧VLが昇圧される。昇圧された出力電圧VHは、インバータ30、40に入力される。
インバータ30、40は、それぞれ、ブリッジ接続された三相の上下アームのスイッチング素子31〜36、41〜46により構成される。スイッチング素子としては、例えばIGBT等が用いられる。
本実施形態では、インバータ30、40は、PWM制御によって各相のスイッチング素子がオン/オフされることにより、昇圧コンバータ20で昇圧された出力電圧VHの直流電力を三相交流電力に変換し、第1MG81及び第2MG82に供給する。
第1インバータ30の回路には、第1MG81の三相巻線に流れる各相電流Iu1、Iv1、Iw1を検出する電流センサ37、38、39が設けられている。また、第2インバータ40の回路には、第2MG82の三相巻線に流れる各相電流Iu2、Iv2、Iw2を検出する電流センサ47、48、49が設けられている。
本実施形態では、各電流センサ37、38、39、47、48、49が検出した相電流値はアナログ信号で出力され、センサ信号送信部51に入力される。
図3に示すように、電流センサ37、38、39が出力した第1インバータ30の相電流Iu1、Iv1、Iw1のセンサ信号は、A/D変換器53でデジタル信号に変換される。電流センサ47、48、49が出力した第2インバータ40の相電流Iu2、Iv2、Iw2のセンサ信号は、A/D変換器54でデジタル信号に変換される。デジタル変換された各電流センサ信号は、通信線56を経由してMG−ECU6に送信される。
一方、第1MG回転角センサ83が検出した電気角θ1、及び、第2MG回転角センサ84が検出した電気角θ2のセンサ信号は、MG−ECU6に入力され、それぞれ、A/D変換器63、64でデジタル変換される。
MG−ECU6のCPU65は、第1MG81について、回転角センサ83から取得した電気角θ1を用いて、パワー部5から取得した相電流Iu1、Iv1、Iw1をdq変換し、dq軸電流指令値に対して電流フィードバック制御することで電圧指令値を演算する。同様に、CPU65は、第2MG82について、回転角センサ84から取得した電気角θ2を用いて、パワー部5から取得した相電流Iu2、Iv2、Iw2をdq変換し、dq軸電流指令値に対して電流フィードバック制御することで電圧指令値を演算する。
なお、dq軸電流からトルクを算出し、トルク指令値trq*に対してフィードバックすることで、トルクフィードバック制御を適用することもできる。
演算された電圧指令値に基づいて各相デューティ、さらにPWM信号が生成され、インバータ30、40に出力される(図1の破線参照)。インバータ30、40は、PWM信号に基づいて各スイッチング素子31〜36、41〜46の動作が制御されることで、トルク指令値trq*に応じた所望の電圧をMG81、82に印加する。なお、図2以下では、MG−ECU6からインバータ30、40への指令信号の図示を省略する。
上記構成のMG制御装置101における強電センサ信号の通信に関する課題について、比較例の通信構成と比較しつつ、図4及び図8〜図10を参照して説明する。
図8、図9に示す比較例のMG制御装置108は、パワー部508とMG−ECU608とが別の基板に離間して設けられている点で、本実施形態と同様である。ただし、MG制御装置108では、パワー部508に設けられた電流センサ29、37、38、39、47、48、49、及び電圧センサ27、28から出力されたアナログのセンサ信号は、アナログ信号線59を経由して、そのままMG−ECU608に入力される。
なお、インバータ回路内に電流センサが取り付けられる構成は、例えば特開2013−258843号の図1に開示されている。
図9に示すように、MG−ECU608に入力された各センサ信号は、昇圧コンバータ20、第1インバータ30、第2インバータ40に対応するセンサ信号のグループ毎に、A/D変換器62、63、64でデジタル変換され、CPU65に入力される。
また、第1インバータ30及び第2インバータ40に対応するA/D変換器63、64では、相電流信号と共に、回転角センサ83、84からの電気角信号θ1、θ2がデジタル変換される。
ここで、各グループの複数の強電センサ信号に対する同時性の要求について説明する。
インバータ30、40について、U相、V相、W相の電流値は、周知の電流フィードバック制御又はトルクフィードバック制御において三相電流をdq変換するとき、当然に、同じタイミングの電流値を用いる必要がある。また、昇圧コンバータ20について、例えば特開2013−230073号の図1に開示されているように、リアクトル電流IL、入力電圧Vin(=VL)及び出力電圧VHを同時に取得する要求がある。
図10にA/D変換器64における各センサ信号のデータ取得タイミングの例を示す。この例では、第2インバータ40のPWMキャリアの山谷のタイミングをトリガとして、第2MG82の相電流信号Iu2、Iv2、Iw2、及び電気角信号θ2をデジタル変換し情報(データ)を取得する。図中の○印は、n回目の情報取得タイミングtcnで取得される情報を示し、□印は、(n+1)回目の情報取得タイミングtc(n+1)で取得される情報を示している。
図10に示す通り、比較例では、各相電流Iu2、Iv2、Iw2、及び電気角θ2が同一のタイミングで取得される。したがって、第2インバータ40のフィードバック制御でdq変換演算において要求されるセンサ信号の「同時性」が確保されている。これは、A/D変換器62、63を用いる昇圧コンバータ20及び第1インバータ30の制御についても同様である。
しかしながら、比較例のMG制御装置108のように強電センサ信号をアナログ信号で送信する構成では、ノイズによるセンサ情報のずれによりMG81、82の制御が正常にできなくなるおそれがあるという問題がある。
そこで、本実施形態のMG制御装置101では、パワー部5のセンサ信号送信部51で強電センサ信号をデジタル信号に変換し、通信線56を経由してMG−ECU6に送信するという構成を採用する。
ただし、比較例の図10に対応する図4に示すように、デジタル信号を通信する場合、
ブロック矢印で示す「伝達遅延」の問題が生じる。
MG−ECU6は、PWMキャリアの山のタイミングであるタイミングtcnに回転角センサ84からの電気角信号θ2を取得する。一方、各相電流の情報については、実線の○印がセンサ信号送信部51に取得されたタイミングを示し、破線の○印がMG−ECU6が信号を受信したタイミングを示す。すなわち、MG−ECU6がタイミングtcnに受信する情報は、伝達時間だけ遡った過去の時点で取得された情報である。
各相電流の信号の伝達時間のばらつきにより、U相電流Iu2はタイミングtsuに、V相電流Iv2はタイミングtsvに、W相電流Iw2はタイミングtswにセンサ信号送信部51が取得した電流センサ信号が、それぞれ、タイミングtcnにMG−ECU6に受信される。このように、フィードバック制御のdq変換の演算に必要な三相電流の情報の同時性が損なわれるという問題がある。
そこで、本実施形態のMG制御装置101は、上記の課題を解決すべく、センサ信号送信部51からMG−ECU6へのデジタル信号の通信において、「同期送信処理」を実行することを特徴とする。ここで、「同期送信処理」の「同期」とは、代表的には「同時」に取得した複数のセンサ信号を通信データの一単位として送信することを意味し、また、同時の場合以外に、「所定の時間差(同期したタイミング)」で取得した複数のセンサ信号を送信する場合を含む。同時の場合以外の適用については、第2実施形態で説明する。
続いて、本実施形態の同期送信処理について、図5を参照して説明する。
同期送信処理では、MG−ECU6の制御において取得タイミングを同期させる複数の強電センサ信号を「同期送信グループ」とする。本実施形態では、次の3つの同期送信グループを設定する。
[1]昇圧コンバータ20のリアクトル電流IL、出力電圧VH及び入力電圧VLのセンサ信号のグループ
[2]第1インバータ30の三相電流Iu1、Iv1、Iw1のセンサ信号のグループ
[3]第2インバータ40の三相電流Iu2、Iv2、Iw2のセンサ信号のグループ
センサ信号送信部51は、同期送信グループ毎に、複数の強電センサ信号を「同期したタイミング」で取得し、A/D変換52、53、54にてデジタル信号に変換する。特に第1実施形態では、「同一のタイミング」すなわち「同時に」取得する。
そして、センサ信号送信部51は、変換したデジタル信号を、同期送信グループ毎に、例えばCAN通信規格の同一のデータフレーム内に格納(パッケージ)してMG−ECU6に送信する。これにより、同期送信グループの強電センサ信号の送信時間をそろえることができる。
ここで、「同一のデータフレームに格納すること」は、「通信データの一単位として送信する」ことと同義である。また、通信規格は、CANの他、シリアル通信(UART)、LIN、FrexRay、イーサネット(登録商標)等を用いてもよい。
以上のように、「同時/同期取得」及び「一単位送信」の2つのステップが、本発明の「同期送信処理」の要旨である。
MG−ECU6は、センサ信号送信部51から同期送信処理された強電センサ信号を用いて、次のように制御演算を実行する。
昇圧コンバータ20用のグループのセンサ信号について、出力電圧VHは、指令電圧VHcomとの偏差に基づき、昇圧デューティのフィードバック項を演算するために用いられる。入力電圧VLは、指令電圧VHcomとの比に基づき、昇圧デューティのフィードフォワード項を演算するために用いられる。したがって、基本的には出力電圧VH及び入力電圧VLに基づいて、昇圧コンバータ20のフィードバック制御が可能である。
ところで、出力電圧VH及び入力電圧VLはコンデンサ25、21の電圧であるため、充放電により電圧が急変した場合の応答時間は、コンデンサ25、21のキャパシタンスに基づく時定数によって決定される。通常、この応答時間は制御周期に比べて長いため、出力電圧VH及び入力電圧VLを用いると、高い応答性が得られない場合がある。
そこで、リアクトル電流ILの今回値と前回値とを比較し、時間に対する傾きを算出する方法がある。力行動作においてバッテリ15からインバータ30、40に向かう方向のリアクトル電流ILを正とする。リアクトル22のインダクタンスをLとすると、リアクトル電流ILが正のときの傾きは、増加時及び減少時についてそれぞれ下式で示される。
リアクトル電流ILの増加時の傾き(>0)=VL/L
リアクトル電流ILの減少時の傾き(<0)=(VL−VH)/L
リアクトル電流ILは、出力電圧VH及び入力電圧VLに比べ変化に対する追従が速いため、リアクトル電流ILを用いることにより、応答性が向上する。
このように、昇圧コンバータ20用の同期送信グループについては、応答性等の要求レベルに応じて、出力電圧VH及び入力電圧VLの2つのセンサ信号で同期送信グループを構成してもよいし、リアクトル電流ILをグループに含むようにしてもよい。また、MG−ECU6は、センサ信号送信部51から入力電圧VLを受信する代わりに、バッテリECU14からバッテリ電圧VBを取得してもよい(図1参照)。
次に、インバータ30、40の同期送信グループの三相電流のセンサ信号について、信号を受信したMG−ECU6は、回転角センサ83、84から取得した電気角θ1、θ2の情報と共にdq変換を演算し、MG81、82のフィードバック制御を実行する。
ここで、MG81、82の相電流を検出する電流センサを二相に設け、二相の電流センサ信号を同期送信グループとしてもよい。その場合、同一タイミングで取得された二相の電流情報を取得したMG−ECU6は、キルヒホッフの法則を用いて、同一タイミングにおける他の一相の電流を算出することができる。
また、三相の相電流に代えて、三相の相電圧を取得してもよい。
本実施形態のMG制御装置101の効果について説明する。
(1)パワー部5とMG−ECU6とが離間して設けられ、パワー部5に入力された強電センサ信号をパワー部5からMG−ECU6に通信する構成のMG制御装置において、本実施形態では、強電センサ信号がセンサ信号送信部51でデジタル変換されて送信される。これにより、強電センサ信号をアナログ信号のまま送信する比較例に対し、ノイズによるセンサ情報のずれによりMG81、82の制御が正常にできなくなることを防止することができる。
(2)本実施形態のセンサ信号送信部51は、昇圧コンバータ20、第1インバータ30及び第2インバータ40に対応する同期送信グループ毎に、同時に取得する必要がある複数のセンサ信号を同一のタイミングで取得し、且つ、通信データの一単位として送信する「同期送信処理」を実行する。
これにより、昇圧コンバータ20の制御では、同一タイミングのリアクトル電流IL、入力電圧VL及び出力電圧VHに基づく昇圧制御、又は、基準タイミングから所定の時間差のタイミングにおけるリアクトル電流ILに基づく昇圧制御において、制御に必要な複数の情報の同時性又は同期性を確保することができる。
また、フィードバック制御によるインバータ30、40の制御では、同一タイミングの各相電流に基づくdq変換の制御演算において、MG81、82の通電制御に必要な複数の情報の同時性を確保することができる。
(3)ハイブリッド自動車で主に電動機として機能する第2MG82は、回転数及び出力トルクの変化範囲が広く、さらに急加速や急減速等に伴い、動作状態が頻繁に急変する可能性がある。したがって、デジタル通信における伝達遅延のばらつきによる問題を解消し、制御に必要な複数の情報の同時性を確保することができるという効果が特に有効に発揮される。
(第2実施形態)
図6に、昇圧コンバータ20のリアクトル電流IL、出力電圧VH及び入力電圧VLの各センサ信号の取得タイミングに関する本発明の第2実施形態を示す。センサ信号送信部51において、出力電圧VH及び入力電圧VLについては、第1実施形態の図5と同様、PWMキャリアの山谷に相当するトリガタイミングtcnで取得される。
一方、リアクトル電流ILは、トリガタイミングtcnから所定の時間差Δt1後、及び時間差Δt2後に2回取得される。Δt1、Δt2は、例えば数十〜数百μs程度の時間であり、センサ信号送信部51内のクロックで生成される。
このように、リアクトル電流ILは、トリガタイミングtcnに対して同時ではなく、所定の時間差だけずれた「同期したタイミング」で取得される。すなわち、トリガタイミングtcnに対するデータの「同期性」が確保される。
これにより、リアクトル電流ILの傾きを算出するとき、前回値を用いず、複数のタイミングで取得した今回値のみを用いて算出することができる。
第2実施形態では、センサ信号送信部51の同期送信処理において、同期送信グループの複数のセンサ信号が、所定の時間差だけずれた「同期したタイミング」で取得され、デジタル変換されて送信される。つまり、第1実施形態による複数のセンサ信号の「同時性」を確保する技術は、同時の場合に限らず、制御に同期が要求される場合にも同様に適用することができる。第1、第2実施形態を総括すると、本発明のMG制御装置は、制御に必要な複数の情報の「同時性又は同期性」を確保することができる。
(第3実施形態)
図7に示す第3実施形態のMG制御装置103は、図3に示す第1実施形態に対し通信ラインの構成が異なる。昇圧コンバータ用センサ信号のA/D変換52、及び、第1MG用センサ信号のA/D変換53からのデジタル信号は、合流し、通信線573を経由してMG−ECU6に送信されている。一方、第2MG用センサ信号のA/D変換54からのデジタル信号は、単独で通信線574を経由してMG−ECU6に送信されている。このように、通信ラインは、同期送信グループ単位で分かれていてもよい。
(その他の実施形態)
(ア)本発明の「交流電動機の制御装置」として、上記実施形態では、シリーズパラレルハイブリッド自動車において2つのMG81、82の駆動を制御するMG制御装置を例示した。他の実施形態では、本発明の「交流電動機の制御装置」は、1つ、又は3つ以上のMGを備えるハイブリッド自動車や電気自動車に適用されてもよい。また、車両の主機モータ以外に、車両の補機用や、車両以外の電車、昇降機、一般機械等に用いられる交流電動機の制御装置として適用されてもよい。
(イ)上記実施形態の交流電動機は、永久磁石式同期型の三相交流電動機であったが、他の実施形態では、誘導電動機やその他の同期電動機であってもよい。また、上記実施形態の交流電動機は、電動機としての機能、及び発電機としての機能を併せ持つ所謂モータジェネレータであったが、他の実施形態では、発電機としての機能を持たなくてもよい。
さらに本発明は、三相交流電動機に限らず、三相以上の多相の交流電動機に広く適用可能である。
(ウ)本発明の「直流電圧変換器」は、入力電圧を昇圧する昇圧コンバータに限らず、入力電圧を降圧する降圧コンバータでもよい。また、パワー部は、昇降圧コンバータを設けず、直流電源の電圧を直接インバータに出力する構成としてもよい。
(エ)インバータの制御は、PWM制御に限らず、位相制御や瞬時電流制御等を用いてもよい。
(オ)上記実施形態では、アナログ信号を出力する強電センサを用い、強電センサが出力したアナログ信号をセンサ信号送信部51のA/D変換器52、53、54でデジタル信号に変換して送信する。他の実施形態では、デジタル信号を出力する電流センサ又は電圧センサを用い、センサ信号送信部は、デジタル信号のままMG−ECUに送信してもよい。その場合、センサ信号送信部は、A/D変換器を有しなくてもよい代わりに、同期送信グループ毎に複数のデジタル信号のタイミングを調停して送信する機能を果たす。
(カ)同一の前記アナログデジタル変換器で取得してデジタル変換すること」には、同期送信グループの複数のアナログ信号を同時に取得し(同時にサンプルホールドを実施し)、別のアナログデジタル変換器で変換することを含む。つまり、同時にアナログ値を取得可能であれば物理的に同一のアナログデジタル変換器であるか否かは問わない。
(キ)上記実施形態では、回転角センサからの電気角信号をアナログデジタル変換器でサンプリングを実施しているが、回転角センサがレゾルバの場合、レゾルバデジタル(R/D)変換器を用いて角度変換を実施してもよい。レゾルバデジタル変換器は、レゾルバから出力されるSINθ信号、COSθ信号から連続的に電気角を算出することが可能であり、アナログデジタル変換器を用いなくともCPU内で相電流値と取得タイミングを合わせることが可能である。
(ク)本発明では、インバータ又は直流電圧変換器の制御において取得タイミングを同期させる必要がある複数のセンサ信号を用いることが前提となる。したがって、三相交流電動機の相電流のセンサ信号を取得する場合、二相又は三相の電流センサ信号を取得する場合が本発明の適用対象となる。一方、一相の電流センサ信号を取得する装置(例えば、特開2013−172591号公報参照)では、インバータ制御については本発明の適用対象とならない。ただし、その場合でも昇圧コンバータの制御について複数のセンサ信号を用いるときには、本発明の適用対象となり得る。
(ケ)上記実施形態では、昇圧コンバータ20、インバータ30、40を駆動するPWM信号等は、MG−ECU6で生成され、昇圧コンバータ20、インバータ30、40に直接出力されている(図1参照)。他の実施形態では、例えばインバータの駆動について、MG−ECUが生成した電圧指令値をパワー部に通信し、パワー部の内部のPWM信号生成部で電圧指令値に基づいてPWM信号を生成してもよい。すなわち、制御演算の機能の一部をパワー部が分担する構成としてもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
101、103・・・MG制御装置(交流電動機の制御装置)、
15・・・バッテリ、 20・・・昇圧コンバータ(直流電圧変換器)、
29、37、38、39、47、48、49・・・電流センサ(強電センサ)、
27、28・・・電圧センサ(強電センサ)、
30、40・・・インバータ(駆動回路)、
5 ・・・パワー部、
51・・・センサ信号送信部、 56、573、574・・・通信線、
6 ・・・MG−ECU(制御演算部)、
81、82・・・MG(モータジェネレータ、交流電動機)。

Claims (7)

  1. 直流電源(15)からの直流電力を変換し三相以上の多相の交流電動機(81、82)を駆動する駆動回路(30、40)、及び、前記直流電源から前記交流電動機までの電力経路における電流又は電圧を検出する強電センサ(27、28、29、37、38、39、47、48、49)から複数の強電センサ信号を取得しデジタル信号として送信するセンサ信号送信部(51)を含むパワー部(5)と、
    前記パワー部と離間して設けられ、前記センサ信号送信部と通信線(56、573、574)によって接続されており、前記センサ信号送信部から送信された複数の前記強電センサ信号の情報に基づいて前記交流電動機の通電を制御する制御演算部(6)と、
    を備え
    複数の前記強電センサ信号は、各グループがさらに複数の前記強電センサ信号を含むように設定された複数の同期送信グループに分けられており、
    前記センサ信号送信部は、
    アナログ信号として取得した複数の前記強電センサ信号を前記同期送信グループ毎にデジタル信号に変換して出力する複数のアナログデジタル変換器(52、53、54)を有し、
    前記同期送信グループ毎に複数の前記強電センサ信号を同期したタイミングで取得し、且つ、取得した複数の前記強電センサ信号を通信データの一単位として前記制御演算部に送信する同期送信処理を実行することを特徴とする交流電動機の制御装置(101、103)。
  2. 複数の前記同期送信グループには、一つ以上の前記駆動回路についての前記同期送信グループが含まれることを特徴とする請求項1に記載の交流電動機の制御装置。
  3. 前記センサ信号送信部は、前記交流電動機の二相以上の電流センサ信号を前記駆動回路についての前記同期送信グループとし、前記同期送信処理を実行することを特徴とする請求項に記載の交流電動機の制御装置。
  4. 前記センサ信号送信部は、前記交流電動機の二相以上の電流センサ信号について、同一のタイミングで取得した値を送信し、
    前記制御演算部は、受信した前記二相以上の電流センサ信号を、回転角センサ(83、84)から取得した前記交流電動機の電気角と共に用いて制御演算を行うことを特徴とする請求項に記載の交流電動機の制御装置。
  5. 前記パワー部は、
    リアクトル電流(IL)が流れ電気エネルギを蓄積且つ放出可能なリアクトル(22)及び前記リアクトルに接続されるスイッチング素子(23、24)を有し、前記直流電源から入力される入力電圧(VL)を出力電圧(VH)に変換して前記駆動回路に出力する直流電圧変換器(20)を含み、
    前記センサ信号送信部は、
    前記強電センサ(27、28、29)から取得した前記リアクトル電流、前記入力電圧及び前記出力電圧のうち2つ以上のセンサ信号を、前記駆動回路についての前記同期送信グループとは異なる前記直流電圧変換器についての前記同期送信グループとし、前記同期送信処理を実行することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の交流電動機の制御装置。
  6. 前記直流電圧変換器についての前記同期送信グループは、前記入力電圧及び前記出力電圧のセンサ信号を含み、
    前記センサ信号送信部は、前記入力電圧及び前記出力電圧のセンサ信号について、同一のタイミングで取得した値を送信することを特徴とする請求項に記載の交流電動機の制御装置。
  7. 前記パワー部は、2つ以上の前記交流電動機をそれぞれ駆動する2つ以上の前記駆動回路を含み、
    前記センサ信号送信部は、前記駆動回路毎に、対応する前記交流電動機の二相以上の電流センサ信号を前記駆動回路についての同期送信グループとし、前記同期送信処理を実行することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の交流電動機の制御装置。
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