JP5549337B2 - モータジェネレータ駆動装置および車両駆動システム - Google Patents

モータジェネレータ駆動装置および車両駆動システム Download PDF

Info

Publication number
JP5549337B2
JP5549337B2 JP2010089994A JP2010089994A JP5549337B2 JP 5549337 B2 JP5549337 B2 JP 5549337B2 JP 2010089994 A JP2010089994 A JP 2010089994A JP 2010089994 A JP2010089994 A JP 2010089994A JP 5549337 B2 JP5549337 B2 JP 5549337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor generator
current
current sensor
phase
sensor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010089994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011223733A (ja
Inventor
英司 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010089994A priority Critical patent/JP5549337B2/ja
Publication of JP2011223733A publication Critical patent/JP2011223733A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5549337B2 publication Critical patent/JP5549337B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

本発明は、モータジェネレータに用いられる電流センサの異常を検出する装置、およびそのような装置を用いた車両駆動システムに関する。
エンジンおよびモータジェネレータを用いて走行するハイブリッド自動車、モータジェネレータを用いて走行する電気自動車等の電動車両が広く用いられている。一般に、電動車両は、モータジェネレータに供給する電力を調整してモータジェネレータの回転状態を制御する駆動回路、および駆動回路を制御するコントロールユニットを備える。モータジェネレータには、それに流れる電流を検出する電流センサが設けられる。コントロールユニットは、運転操作等に応じ電流センサの検出値に基づいて駆動回路を制御し、モータジェネレータを制御する。
以下の特許文献1には、車両駆動用モータの電力伝送線に複数の電流センサを設けたシステムについて記載されている。この文献には、車両駆動用モータの異常、および、いずれかの電流センサの異常を、その複数の電流センサの検出値を用いて検出する技術について記載されている。
このシステムでは、U相、V相およびW相の3相の電力伝送線のうちV相およびW相のそれぞれに2つの電流センサが設けられる。そして、一方がV相電流を検出し、他方がW相電流を検出する2つの電流センサを1つの組として、4つの電流センサが2つの組に分けられる。
電流センサの異常検出に際しては、2つの組のうち、V相電流検出値の静止座標α軸成分とW相電流検出値の静止座標α軸成分との差異が、予め定められた条件を満たさない組が異常がある組として特定される。そして、異常があると特定された組に属する各電流センサの検出値を、同一相電流を検出する他の組に属する電流センサの検出値と比較することで、異常がある電流センサが特定される。
特開2001−112295号公報
引用文献1に記載のシステムでは、車両駆動用モータの異常検出を行うことを前提としており、V相電流検出値およびW相電流検出値を静止座標系における値に変換する処理が行われている。そのため、電流センサの異常検出のための演算処理量が多いという問題がある。
本発明は、簡単な構成および処理によってモータジェネレータ用の電流センサの異常を検出する装置、およびそのような装置を用いた車両駆動システムを提供することを目的とする。
本発明は、池から供給される電力に基づいて車両駆動用のモータジェネレータを駆動する駆動回路と、前記モータジェネレータに流れる複数相の電流のそれぞれを検出する第1電流センサユニットと、前記第1電流センサユニットが検出する複数相の電流と同一の複数相の電流を検出する第2電流センサユニットと、前記第1電流センサユニットによる各相の電流検出値に基づいて、前記駆動回路から出力される負荷電力を求める判定電力決定手段と、前記電池から前記駆動回路に供給される直流電力を求める基準電力決定手段と、前記直流電力と前記負荷電力との差異に基づいて、前記第1電流センサユニットが異常であるか否かを判定するセンサ異常判定手段と、前記第1電流センサユニットが異常でない旨の判定を前記センサ異常判定手段がしたときに、前記第1電流センサユニットによる各相の電流検出値に基づいて前記駆動回路を制御し、前記第1電流センサユニットが異常である旨の判定を前記センサ異常判定手段がしたときに、前記第2電流センサユニットによる各相の電流検出値に基づいて前記駆動回路を制御する駆動回路制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るモータジェネレータ駆動装置においては、前記基準電力決定手段は、前記電池から前記駆動回路に至る経路に流れる直流電流を検出する駆動回路電流センサと、前記電池の出力電圧を検出する電池電圧センサと、を備え、前記駆動回路電流センサおよび前記電池電圧センサの各検出値に基づいて、前記直流電力を求めることが好適である。
また、本発明に係るモータジェネレータ駆動装置においては、前記駆動回路は、前記電池に接続されたDCDCコンバータ回路と、前記DCDCコンバータ回路と前記モータジェネレータとの間に接続されたインバータ回路と、を備え、前記駆動回路電流センサは、前記電池から前記DCDCコンバータ内に至る経路に流れる直流電流を検出することが好適である。また、本発明は、前記モータジェネレータ駆動装置と、前記モータジェネレータと、車両駆動用のエンジンと、前記駆動回路によって駆動される、エンジン駆動用または発電用の副モータジェネレータと、を備え、前記判定電力決定手段は、前記第1電流センサユニットによる各相の電流検出値の他、前記副モータジェネレータに流れる複数相の電流の各検出値に基づいて、前記負荷電力を求めることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成および処理によってモータジェネレータ用の電流センサの異常を検出する装置、およびそのような装置を用いた車両駆動システムを実現することができる。
本発明の実施形態に係るハイブリッド自動車駆動システムの構成を示す図である。 スイッチング回路の構成例を示す図である。 コントロールユニットが第2モータジェネレータ電流検出値を設定し、駆動回路を制御する処理を示すフローチャートである。
図1に本発明の実施形態に係るハイブリッド自動車駆動システムの構成を示す。ハイブリッド自動車駆動システムは、電池10、DCDCコンバータ回路12、第1インバータ回路22および第2インバータ回路26を備える。DCDCコンバータ回路12は、電池10の出力電圧を昇圧し、昇圧電圧を第1インバータ回路22および第2インバータ回路26に出力すると共に、インバータ回路側の電圧を降圧し、降圧電圧を電池10に出力する。
DCDCコンバータ回路12は、スイッチング回路16、電池10の正極端子に一端が接続され、他端がスイッチング回路16に接続されるインダクタ14、DCDCコンバータ回路12の低圧側の電圧端子間に接続された低圧側コンデンサ18、および高圧側の電圧端子間に接続された高圧側コンデンサ20を備える。
スイッチング回路16は、インダクタ14に流れる電流をスイッチングすることで、インダクタ14に誘導起電力を発生させる。そして、電池10の出力電圧に誘導起電力を加えた電圧を昇圧電圧として高圧側コンデンサ20に印加すると共に、昇圧電圧を第1インバータ回路22および第2インバータ回路26に出力する。また、降圧動作に着目すれば、スイッチング回路16は、高圧側コンデンサ20の端子間電圧から誘導起電力を差し引いた電圧を降圧電圧として低圧側コンデンサ18および電池10に印加する。
図2にスイッチング回路16の構成例を示す。このスイッチング回路16は、2つのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)と、各IGBTに接続されるダイオードとを備える。上側IGBT16−1のエミッタ端子は、下側IGBT16−2のコレクタ端子に接続される。また、上側IGBT16−1と下側IGBT16−2の接続節点にはインダクタ14の一端が接続される。そして、上側IGBT16−1のコレクタ端子と、下側IGBT16−2のエミッタ端子との間には、高圧側コンデンサ20が接続される。さらに、各IGBTのコレクタ端子とエミッタ端子との間には、エミッタ端子側がアノード端子となるよう、ダイオード16−3が接続される。ここでは、スイッチング回路16のスイッチング素子としてIGBTを用いた例を示しているが、スイッチング素子としては、サイリスタ、トライアック、バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ等のその他の半導体素子を用いてもよい。上側IGBT16−1および下側IGBT16−2は、後述のコントロールユニット38によって、交互にオンオフ制御される。昇圧電圧は、オンオフ制御のデューティ比を変化させることで調整される。
図1に戻り、ハイブリッド自動車駆動システムは、第1インバータ回路22に接続される第1モータジェネレータ(MG1)24、および第2インバータ回路26に接続される第2モータジェネレータ(MG2)28を備える。第1インバータ回路22は、DCDCコンバータ回路12と第1モータジェネレータ24との間で直流交流変換を行い、第2インバータ回路26は、DCDCコンバータ回路12と第2モータジェネレータ28との間で直流交流変換を行う。
このように、DCDCコンバータ回路12、第1インバータ回路22および第2インバータ回路26は、電圧の昇降圧および直流交流変換を行い、第1モータジェネレータ24および第2モータジェネレータ28に対する駆動回路を構成する。
エンジン30、第1モータジェネレータ24および第2モータジェネレータ28の各シャフトは、トルク分割機構32に取り付けられる。トルク分割機構32はこれらの相互間でトルクを作用させる。トルク分割機構32としては、サンギア、リングギアおよびプラネタリギアによって構成されるプラネタリギアユニットを用いてもよい。さらに、第2モータジェネレータ28のシャフトには、車輪36との間でトルクを作用させるトルク伝達機構34が取り付けられる。トルク伝達機構34には、第2モータジェネレータ28のシャフトの回転速度に対し、車輪36の回転速度を変化させるデファレンシャルギアを用いてもよい。
次に、ハイブリッド自動車駆動システムの動作について説明する。まず、エンジン30、第1モータジェネレータ24および第2モータジェネレータ28のトルクの相互作用に基づく車両の駆動について説明する。トルク分割機構32は、これらの動力源の相互間でトルクを作用させる。そのため、これらの動力源のうち、いずれか1つの回転を固定若しくは回転速度を一定とすることで、残りの2つの間でトルクを作用させることができる。
例えば、第1モータジェネレータ24の回転を固定若しくはその回転速度を一定とすることで、エンジン30のトルクを第2モータジェネレータ28のシャフトおよびトルク伝達機構34を介して車輪36に伝えることができる。このとき第2モータジェネレータ28がトルクを発生すれば、エンジン30および第2モータジェネレータ28の合成トルクを車輪36に伝えることができる。
また、第2モータジェネレータ28の回転を固定若しくはその回転速度を一定とすることでエンジン30と第1モータジェネレータ24との間でトルクを伝えることができる。これによって、第2モータジェネレータ28による駆動走行中にジェネレータ14のトルクによってエンジン30を始動することができる。さらに、エンジン30のトルクによって第1モータジェネレータ24に発電をさせることができる。
また、エンジン30、第1モータジェネレータ24および第2モータジェネレータ28のうちいずれか1つを空回り状態とすることで、他の2つのに対しトルク分割機構32を無負荷状態とすることができる。したがって、第1モータジェネレータ24を空回り状態とすることで、トルク伝達機構34は第2モータジェネレータ28に対して無負荷状態となる。これによって、第2モータジェネレータ28単独のトルクをトルク伝達機構34を介して車輪36に伝えることができる。
このような車両駆動を行うため、コントロールユニット38は、次に説明するように、DCDCコンバータ回路12、第1インバータ回路22および第2インバータ回路26から構成される駆動回路に制御信号を出力する。
コントロールユニット38は、車両の走行状態および運転操作指令の他、電池電圧センサ44によって検出された電池10の出力電圧検出値、電池10からスイッチング回路16に至る経路に流れる電流の検出値(コンバータ電流検出値)、第1モータジェネレータ24の3相電力伝送線のうちの2相の電力伝送線に流れる電流の検出値(第1モータジェネレータ電流検出値)、第2モータジェネレータ28の3相電力伝送線のうちの2相の電力伝送線に流れる電流の検出値(第2モータジェネレータ電流検出値)に基づいて、スイッチング回路16に対する制御信号C0を生成し、スイッチング回路16に出力する。なお、コンバータ電流検出値、第1モータジェネレータ電流検出値、および第2モータジェネレータ電流検出値を検出するための回路構成および処理については後述する。
また、コントロールユニット38は、車両の走行状態および運転操作指令の他、第1モータジェネレータ電流検出値に基づいて、第1インバータ回路22に対する制御信号C1を生成し、第1インバータ回路22に出力する。さらに、コントロールユニット38は、車両の走行状態および運転操作指令の他、第2モータジェネレータ電流検出値に基づいて、第2インバータ回路26に対する制御信号C2を生成し、第2インバータ回路26に出力する。
コントロールユニット38から出力される制御信号C1〜C3によって、DCDCコンバータ回路12、第1インバータ回路22および第2インバータ回路26は、例えば、次のように動作する。
第2モータジェネレータ28を加速するときは、DCDCコンバータ回路12は電池10の出力電圧を昇圧し、昇圧電圧に基づく直流電力を各インバータ回路に出力する。第2インバータ回路26は、DCDCコンバータ回路12から供給される直流電力を交流電力に変換し、その交流電力を第2モータジェネレータ28に供給する。そして、第2モータジェネレータ28の回生制動時には、第2インバータ回路26は、第2モータジェネレータ28の交流発電電力を直流電力に変換し、その直流電力をDCDCコンバータ回路12に出力する。DCDCコンバータ回路12は、その直流電力に基づく電圧を降圧して電池10に印加して電池10を充電する。第1モータジェネレータ24の加速または回生制動は、第1インバータ回路22を用いることにより、第2モータジェネレータ28の加速または回生制動と同様にして行われる。
次に、コンバータ電流検出値、第1モータジェネレータ電流検出値、および第2モータジェネレータ電流検出値を取得するための回路構成および処理について説明する。
DCDCコンバータ回路12が備えるインダクタ14の一端には、コンバータ電流センサ40が取り付けられている。コンバータ電流センサ40は、電池10からスイッチング回路16に至る経路に流れる電流、すなわち、インダクタ14に流れる電流を検出し、検出値をコントロールユニット38に出力する。コントロールユニット38は、この検出値をコンバータ電流検出値として用いる。なお、低圧側コンデンサ18に流れる電流は、インダクタ14に流れる電流に比べて十分小さいことが多く、コンバータ電流検出値は、電池12からDCDCコンバータ12に至る経路に流れる電流の値として扱ってもよいことが多い。
第1モータジェネレータ24の3相電力伝送線U、VおよびWのうちV相およびW相には、電流センサユニット42Cが取り付けられている。電流センサユニット42Cは、V相およびW相の電力伝送線のそれぞれに流れる電流を検出し、2つの検出値を含む検出値対DCをコントロールユニット38に出力する。コントロールユニット38は、この検出値対を第1モータジェネレータ電流検出値として用いる。
また、第2モータジェネレータ28の3相電力伝送線U、VおよびWのうちV相およびW相には、2つの電流センサユニット42Aおよび42Bが取り付けられている。電流センサユニット42Aは、V相およびW相の電力伝送線のそれぞれに流れる電流を検出し、2つの検出値を含む検出値対DAをコントロールユニット38に出力する。電流センサユニット42Bもまた同様に、V相およびW相の電力伝送線のそれぞれに流れる電流を検出し、2つの検出値を含む検出値対DBをコントロールユニット38に出力する。
このように、第2モータジェネレータ28に対し電流センサユニットが2つ用いられているのは、一方に異常が生じた場合に、他方を用いて車両の走行を続行するためである。コントロールユニット38は、次に説明する処理に基づいて、電流センサユニット42Aによる検出値対DAまたは電流センサユニット42Bによる検出値DBのうちいずれかを第2モータジェネレータ電流検出値として用いる。
図3は、コントロールユニット38が、検出値対DAおよびDBに基づいて第2モータジェネレータ電流検出値を設定し、駆動回路を制御する処理を示すフローチャートである。この処理では、電流センサユニット42Aおよび42Bによる検出値に相違がある場合には、電池10から供給される直流負荷電力と交流負荷電力との比較に基づいて、正常な電流センサユニットを特定する。すなわち、コンバータ電流検出値に基づいて電池10からDCDCコンバータ回路12に供給される直流負荷電力PDが求められ、電流センサユニット42Aによる検出値対DAおよび電流センサユニット42Cによる検出値対DCに基づいて2つのモータジェネレータに供給される交流負荷電力PAが求められる。そして、コンバータ電流センサ40および電流センサユニット42Cが正常であるという条件の下、直流負荷電力PDと交流負荷電力PAとの比較に基づいて電流センサユニット42Aが正常であるか否かが判定される。
電流センサユニット42Aが正常であると判断された場合には、その検出値対DAが第2モータジェネレータ電流検出値として設定され、電流センサユニット42Aが異常であると判断された場合には、電流センサユニット42Bの検出値対DBが第2モータジェネレータ電流検出値として設定される。次に、具体的な処理について説明する。
コントロールユニット38は、検出値対DAおよびDBに所定値を超える相違があるか否かを判定する(S101)。具体的には、検出値対DAのV相の検出値と、検出値対DBのV相の検出値との差の絶対値が所定の検出誤差値を超え、または、検出値対DAのW相の検出値と、検出値対DBのW相の検出値との差の絶対値が検出誤差値を超えたか否かを判定する(S101)。
コントロールユニット38は、検出値対DAのV相の検出値と、検出値対DBのV相の検出値との差の絶対値が検出誤差値以下であり、かつ、検出値対DAのW相の検出値と、検出値対DBのW相の検出値との差の絶対値が電流誤差値以下である場合には、検出値対DAおよびDBに相違がないものと判断する。この場合、コントロールユニット38は、検出値対DAを第2モータジェネレータ電流検出値として設定し(S102)、駆動回路を制御する(S106)。ステップS102においては、検出値対DAの代わりに検出値対DBを第2モータジェネレータ電流検出値として設定してもよいし、検出値対DAおよびDBの各相の平均値を2モータジェネレータ電流検出値として設定してもよい。
コントロールユニット38は、検出値対DAのV相の検出値と、検出値対DBのV相の検出値との差の絶対値が検出誤差値を超えた場合、または、検出値対DAのW相の検出値と、検出値対DBのW相の検出値との差の絶対値が検出誤差値を超えた場合には、検出値対DAおよびDBに相違があるものと判断する。この場合、コントロールユニット38は、電池10からDCDCコンバータ回路12に供給されている直流供給電力PDと、第1モータジェネレータ24および第2モータジェネレータ28に供給されている交流負荷電力PAとの差の絶対値が、所定の閾値を超えたか否かを判定する(S103)。
ここで、直流負荷電力PDは、電池10の出力電圧検出値とコンバータ電流検出値との積によって求められる。また、交流負荷電力PAは、次のような処理によって求められる。
コントロールユニット38は、検出値対DAに含まれる2つの検出値をV相およびW相の電流検出値とし、これらの電流検出値に基づいてU相電流値を推定する。そして、第2インバータ回路26に対する制御信号C2を求める際に求められる各相に対する出力電圧指令値と、U相、V相およびW相の電流検出値または推定値とに基づいて、第2モータジェネレータ28に供給される電力P2を求める。
また、コントロールユニット38は、検出値対DCに含まれる2つの検出値をV相およびW相の電流検出値とし、これらの電流検出値に基づいてU相電流値を推定する。そして、第1インバータ回路22に対する制御信号C1を求める際に求められる各相に対する出力電圧指令値と、U相、V相およびW相の電流検出値または推定値とに基づいて、第1モータジェネレータ24に供給される電力P1を求める。
コントロールユニット38は、第2モータジェネレータ28に供給される電力P2と、第1モータジェネレータ24に供給される電力P1とを加算することで、交流負荷電力PAを求める。
コントロールユニット38は、直流供給電力PDと交流負荷電力PAとの差の絶対値が、所定の閾値以下である場合には、電流センサユニット42Aが正常であると判定する。この場合、電流センサユニット42Aによる検出値対DAを第2モータジェネレータ電流検出値として設定し(S104)、駆動回路を制御する(S106)。他方、直流供給電力PDと交流負荷電力PAとの差の絶対値が、所定の閾値を超える場合には、電流センサユニット42Aが異常であると判定する。この場合、電流センサユニット42Bによる検出値対DBを第2モータジェネレータ電流検出値として設定し(S105)、駆動回路を制御する(S106)。
このような処理によれば、電流センサユニット42Aおよび42Bによる検出値に相違がある場合には、コンバータ電流センサ40および電流センサユニット42Cが正常であるという条件の下、電流センサユニット42Aおよび42Bのうち正常である方の検出値対を第2モータジェネレータ電流検出値として設定し、駆動回路の制御を行うことができる。
なお、ここでは、第2モータジェネレータ28に2つの電流センサユニットを設け、一方に異常が生じた場合に他方を用いる構成としたが、第1モータジェネレータ24に2つの電流センサユニットを設け、一方に異常が生じた場合に他方を用いる構成としてもよい。
また、電流センサユニット42A、42Bおよび42Cは、V相およびW相の電流を検出するものとしたが、これらの電流センサユニットは、U相、V相およびW相から任意に選択した2相の電流を検出するものとしてもよい。
さらに、電流センサユニット42A、42Bおよび42Cは、U相、V相またはW相のうち、1相のみの電流を検出するものとしてもよい。この場合、モータジェネレータに供給される交流負荷電力は、1相の電流の検出値と、インバータ回路に対する1相の出力電圧指令値との積として求まる1相分の電力を3倍することで求めればよい。この構成によれば、電流センサユニットの構成が簡単になるという効果が得られる。
また、上記では、本発明をハイブリッド自動車を駆動するシステムに用いた実施形態について説明した。その他の構成として、本発明を電気自動車を駆動するシステムに用いてもよい。この場合、図1のエンジン30およびトルク分割機構32を用いない構成とし、第2モータジェネレータ28およびトルク伝達機構34とは別に、第1モータジェネレータ24のトルクを車輪に与える機構を採用してもよい。
10 電池、12 DCDCコンバータ回路、14 インダクタ、16 スイッチング回路、18 低圧側コンデンサ、20 高圧側コンデンサ、22 第1インバータ回路、24 第1モータジェネレータ、26 第2インバータ回路、28 第2モータジェネレータ、30 エンジン、32 トルク分割機構、34 トルク伝達機構、36 車輪、38 コントロールユニット、40 コンバータ電流センサ、42A,42B,42C 電流センサユニット、44 電池電圧センサ。

Claims (4)

  1. 池から供給される電力に基づいて車両駆動用のモータジェネレータを駆動する駆動回路と、
    前記モータジェネレータに流れる複数相の電流のそれぞれを検出する第1電流センサユニットと、
    前記第1電流センサユニットが検出する複数相の電流と同一の複数相の電流を検出する第2電流センサユニットと、
    前記第1電流センサユニットによる各相の電流検出値に基づいて、前記駆動回路から出力される負荷電力を求める判定電力決定手段と、
    前記電池から前記駆動回路に供給される直流電力を求める基準電力決定手段と、
    前記直流電力と前記負荷電力との差異に基づいて、前記第1電流センサユニットが異常であるか否かを判定するセンサ異常判定手段と
    前記第1電流センサユニットが異常でない旨の判定を前記センサ異常判定手段がしたときに、前記第1電流センサユニットによる各相の電流検出値に基づいて前記駆動回路を制御し、前記第1電流センサユニットが異常である旨の判定を前記センサ異常判定手段がしたときに、前記第2電流センサユニットによる各相の電流検出値に基づいて前記駆動回路を制御する駆動回路制御手段と、
    を備えることを特徴とするモータジェネレータ駆動装置
  2. 請求項1に記載のモータジェネレータ駆動装置において、
    前記基準電力決定手段は、
    前記電池から前記駆動回路に至る経路に流れる直流電流を検出する駆動回路電流センサと、
    前記電池の出力電圧を検出する電池電圧センサと、を備え、
    前記駆動回路電流センサおよび前記電池電圧センサの各検出値に基づいて、前記直流電力を求めることを特徴とするモータジェネレータ駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータジェネレータ駆動装置において、
    前記駆動回路は、
    前記電池に接続されたDCDCコンバータ回路と、
    前記DCDCコンバータ回路と前記モータジェネレータとの間に接続されたインバータ回路と、を備え、
    前記駆動回路電流センサは、
    前記電池から前記DCDCコンバータ内に至る経路に流れる直流電流を検出することを特徴とするモータジェネレータ駆動装置
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のモータジェネレータ駆動装置と、
    前記モータジェネレータと、
    車両駆動用のエンジンと、
    前記駆動回路によって駆動される、エンジン駆動用または発電用の副モータジェネレータと、を備え、
    前記判定電力決定手段は、
    前記第1電流センサユニットによる各相の電流検出値の他、前記副モータジェネレータに流れる複数相の電流の検出値に基づいて、前記負荷電力を求めることを特徴とする車両駆動システム。
JP2010089994A 2010-04-09 2010-04-09 モータジェネレータ駆動装置および車両駆動システム Expired - Fee Related JP5549337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010089994A JP5549337B2 (ja) 2010-04-09 2010-04-09 モータジェネレータ駆動装置および車両駆動システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010089994A JP5549337B2 (ja) 2010-04-09 2010-04-09 モータジェネレータ駆動装置および車両駆動システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011223733A JP2011223733A (ja) 2011-11-04
JP5549337B2 true JP5549337B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=45039953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010089994A Expired - Fee Related JP5549337B2 (ja) 2010-04-09 2010-04-09 モータジェネレータ駆動装置および車両駆動システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5549337B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210261003A1 (en) * 2018-06-29 2021-08-26 Robert Bosch Gmbh Monitoring and Identifying Sensor Failure in an Electric Drive System

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08308292A (ja) * 1995-05-01 1996-11-22 Fuji Electric Co Ltd 永久磁石形同期電動機の磁極位置信号誤差検出回路及び磁極位置信号誤差補正回路
JP3812425B2 (ja) * 2001-11-26 2006-08-23 トヨタ自動車株式会社 動力出力装置およびこれを備える自動車
JP2007185043A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Toyota Motor Corp インバータ装置および車両
JP5024827B2 (ja) * 2006-09-27 2012-09-12 東芝キヤリア株式会社 インバータ装置
JP5125155B2 (ja) * 2007-03-07 2013-01-23 トヨタ自動車株式会社 電源制御装置および電源制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011223733A (ja) 2011-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7362597B2 (en) AC voltage generating apparatus and motive power outputting apparatus
US8040081B2 (en) Motor drive apparatus, hybrid drive apparatus and method for controlling motor drive apparatus
US7755306B2 (en) Electric power control device, electric powered vehicle including the same, and method for controlling electric power of electric vehicle
US7898208B2 (en) Control device and corresponding control method for a boost converter in a motor drive system
US7355869B2 (en) Voltage conversion device and computer-readable recording medium having program recorded thereon for computer to control voltage conversion
US7486036B2 (en) Power control apparatus, electrically powered vehicle and power control method of power system
US9236736B2 (en) Power supply system and method for controlling the same
JP2013247754A (ja) 電動機の駆動制御装置
JP2007166874A (ja) 電圧変換装置
JP5428353B2 (ja) 車両の駆動制御装置及び車両の駆動制御方法
JP2010272395A (ja) 電動車両のモータ制御装置
JP5029914B2 (ja) 回転電機制御システム及び車両駆動システム
EP3057214A1 (en) Blend-over between ccm and dcm in forward boost reverse buck converter
JP2014113003A (ja) 車両
JP5780197B2 (ja) 電圧変換装置
JP2013240162A (ja) 電圧変換装置
JP2015080350A (ja) 電動車両
JP2003244801A (ja) 電圧変換装置
JP2008236943A (ja) 負荷駆動装置
JP2010035279A (ja) 電源システムおよび電動車両
JP5549337B2 (ja) モータジェネレータ駆動装置および車両駆動システム
JP3931734B2 (ja) 電気負荷駆動装置
JP2011244577A (ja) インバータ回路故障検出装置
JP5673068B2 (ja) 車両駆動装置
US20100194317A1 (en) Alternating-current motor control apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140505

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5549337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees