JP6175584B1 - 腹骨除去装置 - Google Patents

腹骨除去装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6175584B1
JP6175584B1 JP2017111755A JP2017111755A JP6175584B1 JP 6175584 B1 JP6175584 B1 JP 6175584B1 JP 2017111755 A JP2017111755 A JP 2017111755A JP 2017111755 A JP2017111755 A JP 2017111755A JP 6175584 B1 JP6175584 B1 JP 6175584B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
abdominal
abdominal bone
bone removal
removal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017111755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018201424A (ja
Inventor
幸弘 経澤
幸弘 経澤
Original Assignee
株式会社 ツネザワ工業
株式会社 ツネザワ工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ツネザワ工業, 株式会社 ツネザワ工業 filed Critical 株式会社 ツネザワ工業
Priority to JP2017111755A priority Critical patent/JP6175584B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175584B1 publication Critical patent/JP6175584B1/ja
Publication of JP2018201424A publication Critical patent/JP2018201424A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】魚の腹骨をより的確に除去することができる魚の骨除去装置を提供することを目的とする。【解決手段】魚の切り身210、210’を載置する台部30と、円筒状のカッター部10とを備え、カッター部10が台部30上に載せた魚の切り身210、210’に近づく方向に台部30又はカッター部10の少なくとも一方を相対的に移動させ、カッター部10の円筒の中心軸方向の端部が台部30上に載せた魚の切り身210、210’に当たることで魚の切り身の腹骨202、202’を除去する。【選択図】図1

Description

本発明は、腹骨除去装置に関し、特に、三枚におした魚の切り身から腹骨を除去する腹骨除去装置に関する。
従来、魚を三枚におろす作業は手作業でも行っていたが、効率を上げるために、魚を三枚におろす装置が使用されている。しかし、魚を三枚におろす装置を使用した場合、魚の種類によっては、腹骨(肋骨)も同時に除去できないケースもあり、特に、鯛や鰤では、腹骨が残ってしまい、手作業による除去が必要であった。これは、鯛や鰤の腹骨は大きく湾曲しているため、三枚におろす装置だけでは、腹骨を取りきれなかったためである。
特許文献1には、左右一対のフィレーナイフにより中骨から腹骨を含む部分を切除する魚体処理装置が記載されている。さらに、特許文献2には、腹骨切断刃により、腹骨を含む部分と、フィレとなる部分とが分離する構成の魚体処理装置が記載されている。
特開2008−259465号公報 特開平8−70760号公報
図11は、魚の一例について示す図であり、(a)が側面図、(b)がAA断面図を示す。ここでは魚200の一例として鯛を示しており、魚200の腹骨202、202’は中骨201の下側で2つに左右に分かれて形成されている。ここで示される鯛等の魚200の腹骨202、202’は大きく湾曲していることが分かる。
また、図12は、魚を三枚におろしたときの魚の切り身について示した図であり、(a)が左側切り身の側面図、(b)が左側切り身の正面図、(c)が右側の切り身の正面図、(d)が右側の切り身の側面図を示す。ここで左側、右側は、頭205を前側にしたときに、上から見て左が左側、右が右側となる。図12(a)の左側の切り身210の側面図では図の右が頭205側となり、図12(d)の右側の切り身210’の側面図では図の左が頭205側となる。図12(a)(d)どちらの図も腹骨202、202’側の側面が記載されている。なお、左側の切り身210が上身、右側の切り身210’は下身に相当する。
図12に示すように、左右の切り身210、210’はともに、湾曲した腹骨202、202’を有しており、これらは、平面のカッターで取り除くことが難しい。
特許文献1の魚体処理装置においては、フィレーナイフは円形のカッターであり、魚体に対して平面で切り込みを入れて切除することとなる。このため、鯛や鰤の腹骨が湾曲している魚では、この装置だけでは、腹骨を完全に切除することができない。
特許文献2の魚体処理装置においては、腹骨切断刃は直線状に形成されている。このため、鯛や鰤の腹骨が湾曲している魚では、この装置だけでは、腹骨を完全に切除することができない。
本発明は、上記課題に鑑みて、魚の腹骨をより的確に除去することができる魚の骨除去装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、代表的な本発明の腹骨除去装置の一つは、魚の切り身を載置する台部と、円筒状のカッター部とを備え、前記カッター部が前記台部上に載せた魚の切り身に近づく方向に前記台部又は前記カッター部の少なくとも一方を相対的に移動させ、前記カッター部の円筒の中心軸方向の端部が前記台部上に載せた魚の切り身に当たることで魚の切り身の腹骨を除去することを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、前記カッター部は、円筒の中心軸を中心として回転することを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、前記台部は、魚の切り身を載置する部分に凹部を備えることを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、前記台部が回転することにより前記カッター部に対する前記台部上に載せた魚の切り身の相対移動を可能とすることを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、前記台部と前記カッター部は2つずつ設けられ、前記台部の回転方向は、それぞれ逆方向に回転するように設定されていることを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、前記台部の下部にスプロケットを備え、前記2つの台部の前記スプロケットが、1つのチェーンに対してチェーンの内側と外側でそれぞれかみ合うことにより、前記2つの台部の回転方向が逆に設定されることを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、吸引装置と、前記吸引装置と接続され上部に開口部を有する吸引部とを備え、前記台部は、上側から下側に貫通する複数の孔を備え、前記吸引部は、前記台部の下側に設けられ、前記吸引装置を作動させて前記吸引部から、前記孔を通して、魚の切り身を前記台部の表面に吸着することを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、前記吸引部の前記開口部は、前記カッター部の下側で開口していることを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、前記カッター部の円筒の内側に配置される内側ローラと、前記カッター部の円筒の外側に配置される外側ローラとを備え、前記内側ローラ及び前記外側ローラにより、前記カッター部の円筒の回転が案内されることを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、前記カッター部は、円筒の外周で係合される無端条体により回転の動力が伝達されることを特徴とする。
さらに本発明の腹骨除去装置の一つは、前記台部はコンベアで形成され、前記コンベアの移動により前記カッター部に対する前記台部上に載せた魚の切り身の相対移動を可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、腹骨除去装置において、魚の腹骨をより的確に除去することができる。
本発明の腹骨除去装置の一実施形態を示す正面図である。 本発明の腹骨除去装置の一実施形態を示す側面図である。 本発明の腹骨除去装置の一実施形態において吸引装置を取り除いた状態を示す正面図である。 本発明の腹骨除去装置におけるカッター部材の一例を示す断面図である。 本発明の腹骨除去装置におけるカッター機構の一例を示す正面図である。 本発明の腹骨除去装置におけるカッター機構の一例を示す側面図である。 本発明の腹骨除去装置における回転台の一例を示す平面図である。 本発明の腹骨除去装置における腹骨除去の要部を示す正面図である。 本発明の腹骨除去装置における腹骨除去の要部を示す平面図である。 本発明の腹骨除去装置における下部伝動機構を示す平面図である。 魚の一例について示す図であり、(a)が側面図、(b)がAA断面図を示す。 魚を三枚におろしたときの魚の切り身について示した図であり、(a)が左側切り身の側面図、(b)が左側切り身の正面図、(c)が右側の切り身の正面図、(d)が右側の切り身の側面図を示す。
本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の腹骨除去装置の一実施形態を示す正面図である。図2は、本発明の腹骨除去装置の一実施形態を示す側面図である。図3は、本発明の腹骨除去装置の一実施形態において吸引装置を取り除いた状態を示す正面図である。
(腹骨除去装置の概要)
腹骨除去装置1は、三枚におろした魚の切り身210、210’を左右の回転台30の上に載置して、回転台30上部に設けられたカッター部材10を用いて腹骨202、202’を除去する装置である。このとき、回転台30が回転するため、カッター部材10に対して回転台30が相対的に動くことが可能である。そして、円筒状のカッター部材10は回転しながら魚の切り身210、220に接して腹骨202、202’を除去していく。
魚200を三枚におろしたとき、左側の切り身210、右側の切り身210’に切り分けられる(図12参照)。この左右の切り身210、210’に対応するため、腹骨除去装置1は、左右に2つの腹骨除去機構を備えており、正面から見て左側が左側の切り身210用の左側腹骨除去機構2、正面から見て右側が右側の切り身210’用の右側腹骨除去機構2’となっており、これらは正面から見て左右対称に構成されている。これら左右の腹骨除去機構2、2’は、フレーム100によって支持されている。フレーム100の下端部にはキャスター105が設けられ腹骨除去装置1の移動が容易となっている。
左右の腹骨除去機構2、2’は、カッター部材10を回転させる構成である左右のカッター機構4、4’、回転台30を回転させる構成である左右2つの回転台回転機構6によって構成されている。そして、2つの回転台回転機構6の下側では、下側動力機構8を備えており、ローラチェーン95により2つの回転台回転機構6へ回転動力が伝達される。
左右それぞれの回転台30の下には、吸引部40、40’がそれぞれ設けられ、魚の切り身210、210’を回転台30の上面に吸着して、ずれにくくすると共に、除去された腹骨202、202’や水等が吸引部40、40’から吸引される。そして、吸引された腹骨202、202’や水等は、(図示を簡略化した)パイプ141を介して腹骨除去装置1の左右中央に設置された吸引装置110へ送られ、さらに、(図示を簡略化した)パイプ142を介して、最終的にタンク120へ送られる。タンク120は左右に2つ設けられ、腹骨除去装置1の両側の下部に設けられている。
操作パネル130は、腹骨除去装置1の左右中央の上部に設けられ、スイッチ131により、回転台30の回転、カッター部材10の回転、吸引装置110のON、OFFを可能とする。
図4は、本発明の腹骨除去装置におけるカッター部材の一例を示す断面図である。図5は、本発明の腹骨除去装置におけるカッター機構の一例を示す正面図である。図6は、本発明の腹骨除去装置におけるカッター機構の一例を示す側面図である。図4では、カッター部材の円筒の中心軸を通る平面で切断した断面図を示しており、図5におけるBB断面で切断したカッター部材の断面図を示す。
(カッター部材)
図4に示すように、カッター部材10は、全体として円筒状の形状をしている。図4では、図の左側が魚の切り身210、210’が当たる前側となり、図の右側が後ろ側となる。カッター部材10は、カッター部材10の前側からの所定範囲には内周側にテーパ部11を全周に備えている。テーパ部11は前側に行くほど、内径が大きくなっており、一定の角度が付いている。そして、テーパ部11の前側端部ではカッター先端部13となっており、鋭角なナイフを形成している。カッター先端部13では、テーパ部11の内径がカッター部材10の外径と略同じになることで、鋭角の先端部が形成されている。また、カッター部材10の後ろ側の部分は、テーパ部11から後ろ側へ続く後部内周部12が形成されている。後部内周部12は、内周の径が一定である。円筒は、中心軸方向に沿って所定の長さを有しており、図4では、円筒の中心軸方向の長さは、円筒の直径や半径よりも短く形成されている。
カッター部材10の外周部15は一定の外径を有しており、後部内周部12の外径側には、外周溝16が全周にわたって形成されている。外周溝16は、図5、6に記載されたベルト29が入り係合する溝である。ベルト29は、例えば、タイミングベルトやVベルトなど各種のベルトが適用でき、外周溝16はこの規格にあった形状となる。ここで、歯付のタイミングベルトであれば、外周溝16の底部にそれに合わせた歯を形成することも可能であり、確実な動力伝達が可能となる。なお、カッター部材10の材質は硬い金属材等、ナイフにふさわしい材質が望ましい。
(カッター機構)
図5、6に示すように左側カッター機構4は、動力機構20からの動力をプーリ25から、カッター部材10へ伝達する機構である。ここで、動力機構20は、モータ21、変速機構22、出力部23を備えている。また、カッター部材10を回転自在に支持するために、2つの外側ローラ26と、1つの内側ローラ27を備え、これらでカッター部材10を回転方向に案内する構成となっている。動力機構20の位置の固定は、固定部材50を用いている。
固定部材50は、金属等による板状の部材で形成され、動力機構20を取り付ける動力機構取付部51と、その下に設けられるローラ取付部52と、動力機構20の横側に設けられる固定取付部53を有している。動力機構取付部51には動力機構取付孔51aを有し、固定取付部53には横方向が長手方向となる複数の長孔53aを有している。そして、固定取付部53は後述する高さ調節機構55の高さ調節部57に取り付けられている。また、複数の長孔53aにより高さ調節部57に固定する際に横方向(半径方向)の調整が可能となっている。
動力機構20は、モータ21の回転を変速機構22へ出力して、変速機構22ではギア等によりふさわしい回転数に変更して、軸状の出力部23に出力する。動力機構20は、出力部23側が固定部材50の動力機構取付孔51aに挿入されて、固定部材50に取り付けられる。
プーリ25は、外周に溝部25aを有しており、中心付近で動力機構20の出力部23に取り付けられる。溝部25aは、ベルト29の規格にあった形状となる。ここで、ベルト29が歯付のタイミングベルトであれば、溝部25aの底部にそれに合わせた歯を形成することも可能である。また、プーリ25の中心付近には延長円筒部25bが備えられ、出力部23と取付距離を伸ばすことができ、がたつきを抑えることができる。
カッター部材10は、プーリ25の下側に備えられ、回転動力はベルト29により伝達される。ベルト29は、無端で輪を形成する無端条体であり、例えば、タイミングベルトやVベルトなど各種のベルトが適用できる。なお、ベルト29は、図5、6において、図示を簡略化している。
外側ローラ26は、外周径が一定の外周部26aと、外周部26aよりも全周にわたって外周側に突出した外周突起26bを有している。外側ローラ26は、プーリ25とカッター部材10を結ぶ中心線Xの両側に中心間距離Lだけ離れてカッター部材10の外側上部に2つ設けられる。これら2つの外側ローラ26は、ベルト29よりも内側に設けられており、中心線Xに対して対象に設けられている。外側ローラ26は、固定部材50のローラ取付部52に対して回転自在に取り付けられている。そして、外側ローラ26の外周突起26bは、カッター部材10の外周溝16に入り込むようにして、外周溝16の形状に合わせるように形成されている。
カッター部材10が回転するとき、外側ローラ26の外周部26aが、カッター部材10の外周部15に接しながら回転するように配置されており、このことで、カッター部材10の外側方向(上側と左右方向)の動きを規制している。さらに、カッター部材10が回転するとき、外側ローラ26の外周突起26bが、カッター部材10の外周溝16内に入り込んで接しながら回転するように設置されている。外周突起26bと外周溝16の当接により、カッター部材10の前後方向(図6の左右方向)の動きを規制する。
内側ローラ27は、外周径が一定の外周部27aと、外周部27aから前側(カッター先端部13側)に向けて外径が一定角度で徐々に大きくなる外周テーパ部27bを有している。内側ローラ27は、プーリ25とカッター部材10を結ぶ中心線X上に中心が来る位置で、カッター部材10の円筒の内側の上部に設けられる。内側ローラ27は、固定部材50のローラ取付部52に対して回転自在に取り付けられている。そして、内側ローラ27の外周テーパ部27bは、カッター部材10のテーパ部11に接することができるように設けられ、同じ傾斜角度となっている。
カッター部材10が回転するとき、内側ローラ27の外周部27aが、カッター部材10の後部内周部12に接しながら回転するように配置されており、このことで、カッター部材10の内側方向(下側方向)の動きを規制している。さらに、カッター部材10が回転するとき、内側ローラ27の外周テーパ部27bが、カッター部材10のテーパ部11に接しながら回転するように設置されている。外周テーパ部27bとテーパ部11の当接により、カッター部材10の前方向の動きを規制する。
カッター部材10は、外側ローラ26と内側ローラ27により、同じ円筒の中心軸を中心としてカッター部材10が同じ位置で回転するように構成されている。このとき、カッター部材10の円筒の下部は中心軸方向に沿って所定の長さを有する円弧部17となり、ここでは中心軸方向の端部で左側の切り身210と当たり腹骨202を切除する部分を含む。このときの円弧部17は、外周方向が下側方向となり、横方向に円弧が延びており、中心軸方向が切り身210の進行方向となる。これらの構成により、カッター部材10の円筒が回転すると、下部の円弧部17が円弧部17に沿って横方向にスライドする構成とすることができる。なお、右側カッター機構4’は左側カッター機構4に対して左右対称に構成され、カッター部材10、外側ローラ26、内側ローラ27、動力機構20、プーリ25の各要素は同様の構成である。
また、カッター部材10に水もしくは液体をかけるためのノズルを設けてもよい。このノズルはカッター部材10の近辺に設けられ、魚の切り身210、210’等によりカッター部材10についた油を取り除く。このことで、カッター部材10の切れ味を維持することができる。
図7は、本発明の腹骨除去装置における回転台の一例を示す平面図である。図8は、本発明の腹骨除去装置における腹骨除去の要部の一例を示す正面図である。図9は、本発明の腹骨除去装置における腹骨除去の要部の一例を示す平面図である。図8、9は、左側腹骨除去機構2の一例を示しており、右側腹骨除去機構2’であれば、左右が逆転した形状となる。回転台30や回転台回転機構6は、左側腹骨除去機構2、右側腹骨除去機構2’ともに同じもので適用できる。なお、図10では、孔31の図示は一部省略している。
(回転台)
図7〜9に示すように回転台30は、上下方向を中心軸として回転する全体として円盤状の部材であり、例えばアルミ等の金属で構成できる。回転台30の大きさは、魚の切り身210、210’が半径方向で載る大きさ以上に形成されている。回転台30の中央部は、上下に貫通する中心孔34が形成されここに後述する軸60が通る。中心孔34の周りは取付部33となっており、回転台取付部材75の取付部75bが下側から取り付けられる。
回転台30の取付部33より外周外側部分には凹部32が全周に渡って形成されている。凹部32は、回転台30の中心軸を通る平面で切断した場合の断面で見た場合、下面が円弧状に形成されており、凹部32よりも外周外側部分に形成される平面部35よりも低く、くぼんで形成されている。凹部32は、魚の切り身210、210’の腹骨202、202’が付いた部分を載せた場合、カッター部材10下側の円弧部17に沿って当たり易くするために形成される。このため、凹部32の半径方向の大きさは、腹骨202、202’の大きさに合わせて形成されている。凹部32よりも外周外側部分は、上面が平らな平面部35となっている。
回転台30には、上下方向(板厚方向)に沿って貫通する複数の孔31が形成されている。孔31は、多数設けられ、凹部32の全面と、凹部よりも外周外側の平面部35の内周側から所定の距離形成されている。ここで、複数の孔31は、少なくとも凹部32に設けることで、腹骨202、202’の切断時に魚の切り身210、210’を回転台30上でずれにくくすることができる。孔31は、少なくと、魚の切り身210、210’を回転台30に載せたときに、1つの切り身で複数(例えば5以上や10以上)の孔が下面に位置するような大きさとピッチで形成される。孔の大きさは、除去した腹骨202、202’が通る程度の大きさで、例えば、5mm以上で20mm以下、さらには、5mm以上で10mm以下の直径(最少径)等である。
(回転台回転機構)
図8に示すように、回転台回転機構6は、ローラチェーン95からの動力を回転部材70へ伝動し、さらには、回転台取付部材75を介して回転台30を回転させる機構である。ここで、回転台回転機構6は、軸60、上側取付ボス62、上側フランジ部材63、固定ボス65、回転部材70、回転台取付部材75、下側固定部材80、下側フランジ部材85を備えている。
軸60は、回転台30の回転中心を決める上下方向に延びる軸である。軸60の上端では、上側取付ボス62が固定されており、これにより軸60との間で段部が形成される。また、フレーム100の上部フレーム101では、上側フランジ部材63が固定されている。上側フランジ部材63の円筒部63b内に軸60が挿入され、上側フランジ部材63における円筒部63bの上部に設けられるフランジ部63aの下面は、フレーム100の上部フレーム101の上面に当接して固定されている。また、上側フランジ部材63の上面は、上側取付ボス62の下面が当接して軸60が下側へ抜けないようになっている。
軸60において、フレーム100の上部フレーム101と回転台30の間には、固定ボス65が固定されている。固定ボス65は、軸60に挿入する円筒部65bとその上部に設けられた台部65aを有している。そして、台部65aの上側では、高さ調節機構55の固定部56が固定されている(図9参照)。
回転台30の下側には回転台取付部材75が回転台30と固定される。回転台取付部材75は、円筒状の胴体部75aを備え、その上部がフランジ状の取付部75bとなっている。回転台取付部材75の取付部75bは、回転台30は取付部33の下側部分とネジなどで固定される。
回転台取付部材75における胴体部75aの内周では、回転軸受180を介して軸60と回転自在に取付されている。胴体部75a内において回転軸受180は上部と下部に2個以上設けることで、回転軸受180の内周側に配置される軸60のぶれを少なくできる。図8では、回転軸受180は胴体部75aの上部に2個、下部に2個設けられており、その間にはスペーサ77を介することで、上部と下部で所定距離以上の間隔が設けられている。
回転台取付部材75における胴体部75aの下側部分の外周で回転部材70が回転台取付部材75と固定される。回転部材70は、下部にスプロケット70aを備え、その上部が円筒状の胴体部70bとなっており、さらにその上部が胴体部70bよりも外径の小さい上部円筒部70cとなっている。そして、上部円筒部70cの内周側には、回転台取付部材75における胴体部75aの下側外周が挿入されて、回転台取付部材75に対して回転部材70が固定される。
回転部材70の胴体部70bの内側には下側固定部材80が挿入されている。下側固定部材80は、本体部80aと、本体部下側に延びる軸部80bを有している。下側固定部材80の本体部80aは、回転部材70の胴体部70bの内側に挿入されるが、回転部材70は下側固定部材80に対して回転可能に構成されている。そして、下側固定部材80の本体部80a内に軸60を挿入する孔を設ける等して軸60の下端部と固定してもよい。
フレーム100の下部フレーム103では、下側フランジ部材85が固定されている。下側フランジ部材85の円筒部85b内に下側固定部材80の軸部80bが挿入され固定されている。下側フランジ部材85において円筒部85bの上部にフランジ部85aが設けられ、フランジ部85aの下面は、フレーム100の下部フレーム103の上面が当接して固定されている。
このような構成の回転台回転機構6において、ローラチェーン95からの回転動力により、回転部材70、回転台取付部材75、回転台30を軸60に対して回転させる。一方で、軸60、上側取付ボス62、上側フランジ部材63、固定ボス65、下側固定部材80、下側フランジ部材85は、フレーム100と固定されている構成となっているので回転しない。
図9に示すように、回転台30の回転は、左側腹骨除去機構2であれば上から見て時計回りとなる。また、右側腹骨除去機構2’であれは反時計回りとなる。
(カッター機構の高さ調節機構)
図9に示されるように左側カッター機構4は高さ調節機構55により高さの調節が可能である。高さ調節機構55は、固定部56と高さ調節部57を備えており、固定部56に対して高さ調節部57を移動させることにより高さの変更が可能である。左側カッター機構4は、固定部材50により固定されているが、固定部材50の固定取付部53は、高さ調節機構55の高さ調節部57側に固定される。一方で、軸60に固定される固定ボス65は、上部の台部65aで高さ調節機構55の固定部56側が固定される。
高さ調節機構55の固定部56は、高さ調節部57側へ突出した凸部56aを有している。高さ調節機構55の高さ調節部57は、固定部56側に向けた凹部57aを有している。固定部56の凸部56aは、水平平面で切断して上側から見たときの形状は、高さ調節部57側へ行くに従い幅が広くなる一定の形状である。一方、高さ調節部57の凹部57aは、水平平面で切断して上側からみたときの形状は、固定部56側に行くに従い幅が広くなる一定の形状である。このような形状によって、固定部56と高さ調節部57が離れることを防止しながら、上下方向に摺動して調節して固定することを可能としている。なお、凸部56aと凹部57aの形状は、固定部56と高さ調節部57で逆に形成してもよい。なお、右側カッター機構4’でも同様の構成が適用できる。
(吸引部)
図8、9に示されるように回転台30の下には、吸引部40が設けられている。吸引部40は、取付部41、開口部42、本体部43、パイプ接続部44を備えている。本体部43の内部は空洞となっており、上部に開口部42を備えている。開口部42は、回転台30へ向けて開口している。また、本体部43は、外側で取付部41と接続されており、取付部41は、取付部材104を介して側部フレーム102に固定されている。なお、取付部材104へ取り付ける取付部41の取付孔41aは長孔として吸引部40の水平方向の取付位置の調整を可能としてもよい。そして、本体部43の下部には、パイプ接続部44を備えており、本体部43の空洞と連通している。パイプ接続部44には、パイプ141の一端が接続される。
(吸引装置、タンク)
図1、2に示されるようにパイプ141の他端は吸引装置110に接続される。パイプ141は、例えば、コルゲートパイプ等の必要な形状が採用される。吸引装置110は、腹骨除去装置1の左右中央付近に設置されており、例えば、真空発生器を用いる等して吸引力を発生させている。そして、吸引装置110からは、パイプ142の一端が接続されており、ここから吸引した腹骨202、202’や水等を排出する。そして、パイプ142の他端はタンク120に接続されており、腹骨202、202’等のカスが溜まるようになっている。なお、タンク120は左右に2つ設けられており、パイプ142も左右分けて形成されている。このことで、左右の吸引部40、40’から吸引された物質は、左右のタンク120にそれぞれ溜まるように構成することができる。
(カッター部材、回転台、吸引部の位置関係)
図8、9を参照して、カッター部材10、回転台30、吸引部40の位置関係について説明する。図8、9に示されるように、カッター部材10は、カッター部材10の円筒の幅方向が回転台30半径方向に沿って配置されており、カッター部材10の円筒の中心軸は回転台30の進行方向(回転方向)と同じになる。このことで、カッター部材10の回転方向が回転台30の進行方向(回転方向)に対して直交する横断方向となっている。カッター部材10は、回転台30の凹部32の上部に配置されており、カッター部材10の円筒の中心の左右方向は、回転台30の凹部32の最深部付近に配置されている。図8に示されるように、カッター部材10の最下点(カッター先端部13の最下点)と回転台30の表面(凹部32の最深部表面)との間は、高さ方向の距離Sをもって形成されている。ここで、距離Sは、魚の切り身210、210’の厚さ以下であり、腹骨202、202’の厚さ分を引いた距離程度となる。また、回転台30の凹部32の曲率半径Rは、カッター部材10のカッター先端部13の曲率半径rと同じかそれよりもやや大きい程度で形成されている。
図8に示されるように、吸引部40は、回転台30のすぐ下に形成されている。そして、図9に示されるように、吸引部40の開口部42は少なくとも、カッター部材10のカッター先端部13の最下端部の下側で開口しているように形成されており、開口部42は半径方向に沿って一定の範囲形成されている。図9では、吸引部40の開口部42は半径方向を長手方向とする長方形で形成されている。また、この半径方向の長さは魚の切り身210の幅か、それよりも大きく形成されていれば、魚の切り身210を確実に吸引することができる。
(下側動力機構)
図10は、本発明の腹骨除去装置における下部伝動機構を示す平面図である。図10は、図3におけるA−A断面について、ローラチェーン95に関係する伝動部を示したものである。下側動力機構8は、左右2つの回転部材70のスプロケット70aを回転させるための機構であり、第1スプロケット91、第2スプロケット92、第3スプロケット93、ローラチェーン95を備えている。ここで、左側のスプロケット70aは、時計回りに回転させ、右側のスプロケット70aは反時計回りに回転させる。このため、左側のスプロケット70aはローラチェーン95の内側でかみ合い、右側のスプロケット70aはローラチェーン95の外側でかみ合う機構となっている。第1スプロケット91は、図示を省略した下部伝動機構用のモータからの動力が伝達され時計回りに回転する。また、第2スプロケット92は、右側のスプロケット70aとローラチェーン95のかみ合いを多くするため、右側のスプロケット70aをはさんで第1スプロケット91と反対側に設置されている。また、第3スプロケット93は、右側のスプロケット70aとローラチェーン95の干渉を防ぐために、奥側に設けられている。
(操作パネル)
図1〜3に示される、操作パネル130は、腹骨除去装置1の左右中央上側に配置されているが、スイッチ131は、動力機構20のモータ21の始動や停止を行うスイッチ、下側動力機構8の第1スプロケット91へ動力を出力するためのモータの始動や停止を行うスイッチ、吸引装置110の始動や停止を行うスイッチとすることができる。
(作用や効果)
次に腹骨除去装置1の作用や効果について説明する。作業者は、まず始めに左側の切り身210を左側腹骨除去機構2の回転台30の上に載せる。また、右側の切り身210’を右側腹骨除去機構2’の回転台30の上に載せる。このとき、載せ方は、図9で左側の切り身210の場合で参照されているように、腹骨202、202’側を上にして、腹骨202、202’が回転台30の凹部32上に位置するようにする。また、魚の頭側が回転台30の進行方向(回転方向)へ向けた側となる。また、切り身210、210’は左右の回転台30の上にそれぞれ複数個、周方向に沿って載せることができる。このことで複数の魚を連続して処理することができる。
次に、操作パネル130のスイッチ131を操作して、左右のカッター機構4、4’におけるカッター部材10をそれぞれ回転させる。このときの回転は、左右のモータ21を始動させることで、動力が変速機構22を介してプーリ25へ出力される。さらに動力は、ベルト29によりカッター部材10の外周溝16に伝達されて、カッター部材10を回転させる。カッター部材10は、外側ローラ26及び内側ローラ27に案内されているため、カッター部材10の円筒の中心軸の位置は変更されずにその場で回転することになる。
次に、操作パネル130のスイッチ131を操作して、左側腹骨除去機構2及び右側腹骨除去機構2’の回転台30をそれぞれ回転させる。このときの回転は、下側動力機構8の第1スプロケット91へ動力を出力するためのモータが回転して、第1スプロケット91へ動力が伝達される。さらに、動力は、第1スプロケット91から、ローラチェーン95を介して左側腹骨除去機構2における回転部材70のスプロケット70aと、右側腹骨除去機構2’における回転部材70のスプロケット70aへ伝達される。このとき上述したように、ローラチェーン95の内側と外側での伝達により回転方向が異なる。このため、左側腹骨除去機構2においては、回転部材70のスプロケット70aは時計方向に回転して、回転台取付部材75を介して回転台30を時計方向に回転させる。また、右側腹骨除去機構2’ においては、回転部材70のスプロケット70aは反時計方向に回転して、回転台取付部材75を介して回転台30を反時計方向に回転させる。
また、操作パネル130のスイッチ131により、吸引装置110のスイッチが入れられる。これにより、左右の腹骨除去機構2、2’における回転台30の下にある吸引部40、40’は、左右のパイプ141を通して開口部42からの吸引を開始する。そして、吸引力は、回転台30を厚さ方向に貫通した孔31を通じて伝わり、切り身210、210’の下側を回転台30の表面側に吸着させる。
左右の回転台30の回転が開始されると、魚の切り身210、210’は頭側から、カッター部材10に近づく。そして、カッター部材10は回転しながら魚の切り身210、210’上の腹骨202、202’を切除していく。このとき、カッター部材10は回転によりカッター部材10のカッター先端部13は魚の切り身210、210’の進行方向に対して横断する方向に動きながら切除することになる。これにより、切除を容易にできる。さらに、カッター部材10が円筒形であることによりカッター先端部13による切除付近は、円弧部17となっているため、魚の切り身210、210’における腹骨202、202’に沿った切除が可能となる。加えて、回転台30の凹部32によっても、カッター先端部13の形状に沿った腹骨202、202’形状に配置し易いようにできる。このことにより、余計な身の切除や腹骨の切り残しを防止できる。
さらに、切除時において、腹骨202、202’は、カッター部材10のカッター先端部13からテーパ部11を伝って、切り身210、210’の本体から分離していく。このとき、吸引部40、40’の開口部42は、それぞれ、カッター部材10の下側付近に配置されているため、切り身210、210’が左右の回転台30に孔31を介して回転台30の表面側に吸着されたままとなる。このことにより、カッター部材10による切除のときの力でずれることを防止できる。さらに、分離した腹骨202、202’は、回転台30の孔31を通って吸引部40、40’へ吸引される。さらに、吸引された腹骨202、202’は、パイプ141、吸引装置110、パイプ142を介してタンク120
に溜められる。また、カッター部材10は円筒形状であるので、後部(カッター先端部13の反対側)は開口しており、分離した腹骨202、202’がカッター部材10に溜まりにくい構造となっている。
なお、カッター部材10に水もしくは液体をかけるためのノズルを設ける場合は、カッター部材10の回転とともに水もしくは液体をかけるようにする。これにより、魚の切り身210、210’等によりカッター部材10についた油を取り除くと共に、切除した腹骨202、202’を水もしくは液体とともに吸引部40、40’へ流すことができる。吸引部40、40’へ流された水もしくは液体は、パイプ141、吸引装置110、パイプ142を介してタンク120へ排出される。
このように腹骨除去装置1は、魚の切り身210、210’から、腹骨202、202’を確実かつ効率的に除去することができる。また、左右の腹骨除去機構2、2’があることで、左側の切り身210と右側の切り身210’を同時に処理することができる。
以上の様に、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態に設けられた全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を削除したり、他の実施形態の構成に置き換えたり、あるいはまた、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
例えば、ベルト29は、ベルトでなくとも同様の機能が果たせる無端条体であって適用できる。
また、ローラチェーン95は、ローラチェーンでなくとも外側と内側で動力が伝達可能な無端条体であっても適用できる。
また、動力機構20の横方向(回転台30における半径方向)の調整は、固定部材50
の長孔53aで調節可能であることを説明したが、高さ調節機構55と同様の構成を横方向に向けて用いてもよい。
また、回転台30の複数の孔31は、丸孔が図示されているが複数のスリット等、丸孔以外の孔の形状でも適用可能である。
また、カッター部材10は、円筒状の形状であることを説明したが、これに限らず円弧形状を備えているものであれば、魚の切り身210、210’から腹骨202、202’形状を除去することができる。また、円筒は切り込みが入る等していてもよい。
また、吸引部40は、回転台30の下でフレーム100に固定させる構成を説明した。これにより、カッター部材10に対する相対的な位置を一定にすることができる。しかし、吸引部を回転台30とともに回転させる構成であっても適用することができる。この場合、吸引部を複数設けるなどして、回転台30の下に吸引部の開口部を一定範囲設け、吸引部と接続されるパイプの他端は、回転しても絡まない機構を回転台回転機構6に設けること等で実現可能である。
また、切り身210、210’の移動は、回転台30の回転により可能であることを説明したが、切り身210、210’に対して、カッター部材10が相対的に移動する構成であれば採用することができる。例えば、台部としてコンベアを構成して、切り身210、210’をコンベア上で移動させて固定されたカッター部材10で切除する構成や、カッター部材10が移動して、台上の切り身210、切り身210’を切除する構成であってもよい。
1 腹骨除去装置
2、2’ 腹骨除去機構
4、4’ カッター機構
6 回転台回転機構
8 下側動力機構
10 カッター部材
11 テーパ部
13 カッター先端部
17 円弧部
20 動力機構
21 モータ
25 プーリ
26 外側ローラ
27 内側ローラ
29 ベルト
30 回転台
31 孔
32 凹部
40 吸引部
42 開口部
50 固定部材
55 高さ調節機構
60 軸
65 固定ボス
70 回転部材
70a スプロケット
75 回転台取付部材
95 ローラチェーン
100 フレーム
110 吸引装置
120 タンク
130 操作パネル
202、202’ 腹骨
210、210’ 切り身

Claims (11)

  1. 魚の切り身を載置する台部と、円筒状のカッター部とを備え、
    前記カッター部が前記台部上に載せた魚の切り身に近づく方向に前記台部又は前記カッター部の少なくとも一方を相対的に移動させ、前記カッター部の円筒の中心軸方向の端部が前記台部上に載せた魚の切り身に当たることで魚の切り身の腹骨を除去することを特徴とする腹骨除去装置。
  2. 請求項1に記載の腹骨除去装置において、
    前記カッター部は、円筒の中心軸を中心として回転することを特徴とする腹骨除去装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の腹骨除去装置において、
    前記台部は、魚の切り身を載置する部分に凹部を備えることを特徴とする腹骨除去装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の腹骨除去装置において、
    前記台部が回転することにより前記カッター部に対する前記台部上に載せた魚の切り身の相対移動を可能とすることを特徴とする腹骨除去装置。
  5. 請求項4に記載の腹骨除去装置において、
    前記台部と前記カッター部は2つずつ設けられ、前記台部の回転方向は、それぞれ逆方向に回転するように設定されていることを特徴とする腹骨除去装置。
  6. 請求項5に記載の腹骨除去装置において、
    前記台部の下部にスプロケットを備え、前記2つの台部の前記スプロケットが、1つのチェーンに対してチェーンの内側と外側でそれぞれかみ合うことにより、前記2つの台部の回転方向が逆に設定されることを特徴とする腹骨除去装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の腹骨除去装置において、
    吸引装置と、前記吸引装置と接続され上部に開口部を有する吸引部とを備え、前記台部は、上側から下側に貫通する複数の孔を備え、前記吸引部は、前記台部の下側に設けられ、前記吸引装置を作動させて前記吸引部から、前記孔を通して、魚の切り身を前記台部の表面に吸着することを特徴とする腹骨除去装置。
  8. 請求項7に記載の腹骨除去装置において、
    前記吸引部の前記開口部は、前記カッター部の下側で開口していることを特徴とする腹骨除去装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の腹骨除去装置において、
    前記カッター部の円筒の内側に配置される内側ローラと、前記カッター部の円筒の外側に配置される外側ローラとを備え、前記内側ローラ及び前記外側ローラにより、前記カッター部の円筒の回転が案内されることを特徴とする腹骨除去装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の腹骨除去装置において、
    前記カッター部は、円筒の外周で係合される無端条体により回転の動力が伝達されることを特徴とする腹骨除去装置。
  11. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の腹骨除去装置において、
    前記台部はコンベアで形成され、前記コンベアの移動により前記カッター部に対する前記台部上に載せた魚の切り身の相対移動を可能とすることを特徴とする腹骨除去装置。
JP2017111755A 2017-06-06 2017-06-06 腹骨除去装置 Active JP6175584B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111755A JP6175584B1 (ja) 2017-06-06 2017-06-06 腹骨除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111755A JP6175584B1 (ja) 2017-06-06 2017-06-06 腹骨除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6175584B1 true JP6175584B1 (ja) 2017-08-02
JP2018201424A JP2018201424A (ja) 2018-12-27

Family

ID=59505232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017111755A Active JP6175584B1 (ja) 2017-06-06 2017-06-06 腹骨除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6175584B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4737784U (ja) * 1971-05-11 1972-12-26
US4172304A (en) * 1978-05-30 1979-10-30 Lavrentiev Boris F Apparatus for filleting fish
JPS5675052A (en) * 1979-11-19 1981-06-20 Opuitonoe Puroizubodosutobenno Grating work apparatus of fish body
JPS6095874U (ja) * 1983-12-06 1985-06-29 興研エンジニアリング株式会社 魚の黒膜除去装置
US20140227953A1 (en) * 2011-07-11 2014-08-14 Nordischer Maschinenbau Rud Baader GmbH+ Co. KG Method for removing blood released during filleting from the backbone of fish, and device for removing such blood

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4737784U (ja) * 1971-05-11 1972-12-26
US4172304A (en) * 1978-05-30 1979-10-30 Lavrentiev Boris F Apparatus for filleting fish
JPS5675052A (en) * 1979-11-19 1981-06-20 Opuitonoe Puroizubodosutobenno Grating work apparatus of fish body
JPS6095874U (ja) * 1983-12-06 1985-06-29 興研エンジニアリング株式会社 魚の黒膜除去装置
US20140227953A1 (en) * 2011-07-11 2014-08-14 Nordischer Maschinenbau Rud Baader GmbH+ Co. KG Method for removing blood released during filleting from the backbone of fish, and device for removing such blood

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018201424A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5037693B2 (ja) 頭部切断され屠殺され腹腔が開かれた魚の横腹骨を摘出するためのデバイス、およびかかるデバイスを備える、頭部切断され屠殺され腹腔が開かれた魚を切り身にする魚おろし機
JP6313832B2 (ja) 加工装置
US11529166B2 (en) Power operated rotary excision tool
JP6175584B1 (ja) 腹骨除去装置
US1983719A (en) Chamfering machine
JP4911513B2 (ja) 砂肝切開装置
WO2010117388A1 (en) Apparatus for reorienting fish fillets during processing
KR200484761Y1 (ko) 인쇄용지 컷팅장치
KR102145231B1 (ko) 고기류 정량절단기
JP6111401B2 (ja) シート材加工機
US2971215A (en) Apparatus for deveining shrimp
JPH0699308A (ja) バリ取り装置
JP6860927B2 (ja) 収穫作業装置
CN218699590U (zh) 一种外胎裁切机
KR101855855B1 (ko) 근채류 절단장치 및 그 절단방법
JP2008136434A (ja) 海老の背腸除去装置
JPS6341905Y2 (ja)
JP3492979B2 (ja) 野菜の自動切断器
JPH0116604B2 (ja)
JPH09183016A (ja) 鋸盤における切粉除去装置
JP2001030192A (ja) スリッタ装置
JP2019077139A (ja) シートが装着される電動工具および電動工具に装着されるシート
JP2563877B2 (ja) ささみ肉の筋腱の切除方法並びに切除装置
JPS6331163B2 (ja)
KR100415291B1 (ko) 튜브 헤드의 핀 컷팅장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170606

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170606

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175584

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250