JP6111401B2 - シート材加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、シート材加工機に関する。
シート材を加工する装置として、下記特許文献1には、シート材を搬送方向に直交する方向に裁断処理する裁断装置が開示され、直線状の固定刃に対し、回転刃を当接させながら回転移動させることでシート材を切断している。また、回転刃を支持する回転刃ホルダは、回転刃が固定刃に対して当接する位置と退避する位置に回動可能となっている。
特開2005−349676号公報
上記特許文献1に記載の裁断装置は、シート材を搬送方向に直交する方向に切断するのみで、シート材の必要な箇所にミシン目を形成することはできない。
本発明の目的は、シート材の必要な箇所にミシン目を形成可能で、シート材が傷つくのを防止できるシート材加工機及びシート材加工方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明のシート材加工機は、シート材を搬送する搬送部と、搬送部の搬送方向に交差する交差方向に沿ってシート材にミシン目を形成する回転式のミシン刃と、シート材の搬送面を介してミシン刃に対向配置される受け部材とを備えたシート材加工機において、前記交差方向に沿ってミシン刃をシート材に対し相対移動させるための横移動機構と、ミシン刃と受け部材とを接離し、シート材の所定箇所に部分的にミシン目を形成する接離移動機構と、搬送部、横移動機構及び接離移動機構の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを接触または近接させた状態で、横移動機構によりミシン刃をシート材に対して所定量相対移動してシート材の途中位置までミシン目を形成するとともに、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、該離間時点から所定時間経過後に、搬送部によりシート材を搬送するよう制御する。
また、本発明のシート材加工機は、シート材を搬送する搬送部と、搬送部の搬送方向に交差する交差方向に沿ってシート材にミシン目を形成する回転式のミシン刃と、シート材の搬送面を介してミシン刃に対向配置される受け部材とを備えたシート材加工機において、前記交差方向に沿ってミシン刃をシート材に対し相対移動させるための横移動機構と、ミシン刃と受け部材とを接離し、シート材の所定箇所に部分的にミシン目を形成する接離移動機構と、搬送部、横移動機構及び接離移動機構の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、搬送方向における所定位置で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを接触または近接させた状態で、横移動機構によりミシン刃をシート材に対して所定量相対移動してシート材の途中位置までミシン目を形成するとともに、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、搬送方向の所定位置に他にミシン目を形成する領域がある場合は、離間位置にあるミシン刃を横移動機構により他のミシン目を形成する領域までシート材に対し相対移動するよう制御する。
本発明のシート材加工方法は、シート材を搬送部により搬送し、搬送部の搬送方向に交差する交差方向に沿ってミシン刃をシート材に対し相対移動してミシン目を形成するシート材加工方法において、ミシン刃を、該ミシン刃の受け部材に対し接触または近接した状態で、前記ミシン刃をシート材に対し交差方向に沿って所定量相対移動することで、シート材の途中位置までミシン目を形成し、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、該離間時点から所定時間経過後に、搬送部によりシート材を搬送する。
また、本発明のシート材加工方法は、シート材を搬送部により搬送し、搬送部の搬送方向に交差する交差方向に沿ってミシン刃をシート材に対し相対移動してミシン目を形成するシート材加工方法において、ミシン刃を、該ミシン刃の受け部材に対し接触または近接した状態で、前記ミシン刃をシート材に対し交差方向に沿って所定量相対移動することで、シート材の途中位置までミシン目を形成し、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、離間位置にあるミシン刃を横移動機構によりシート材に対し相対移動する。
また、上記内容に加え、好ましくは、ミシン目を形成しない領域の手前において、離間位置にあるミシン刃を横移動機構によりシート材に対し相対移動する際、ミシン目を形成しない領域の方向にミシン刃を相対移動させる。
本発明によると、シート材加工機は、制御部が、接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを接触または近接させた状態で、横移動機構によりミシン刃をシート材に対して所定量相対移動してシート材の途中位置までミシン目を形成するとともに、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、該離間時点から所定時間経過後に、搬送部によりシート材を搬送するよう制御するので、ミシン目領域にミシン目を形成した後、シート材からミシン刃を抜き取る際、ミシン刃の刃先がシート材に突き刺さったまま分離できていなくても、所定時間のあいだにシート材のコシによってまたは自重によってミシン刃とシート材とを分離することができ、その後のシート材を下流側へ搬送するので、シート材が傷つくのを防止可能である。
そして、本発明によると、シート材加工機は、制御部が、搬送方向における所定位置で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを接触または近接させた状態で、横移動機構によりミシン刃をシート材に対して所定量相対移動してシート材の途中位置までミシン目を形成するとともに、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、搬送方向の所定位置に他にミシン目を形成する領域がある場合は、離間位置にあるミシン刃を横移動機構により他のミシン目を形成する領域までシート材に対し相対移動するよう制御するので、ミシン刃が他のミシン目を形成する領域までシート材に対し交差方向へ相対移動する間にシート材に突き刺さった刃先を該シート材から抜き取ることができ、その後のシート材の下流側への搬送によってシート材が傷つくのを防止可能である。
更に、本発明にかかるシート材加工方法によれば、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、該離間時点から所定時間経過後に、搬送部によりシート材を搬送する場合は、シート材のコシまたは自重によって所定時間の間にミシン刃との刃先とシート材とを分離することができる。よって、シート材が傷つくのを容易に防止可能である。
また、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、搬送方向の所定位置に他にミシン目を形成する領域がある場合は、離間位置にあるミシン刃を横移動機構により他のミシン目を形成する領域までシート材に対し相対移動する場合は、シート材が突き刺さったまま離間位置に達したミシン刃が、該ミシン刃のシート材に対する他のミシン目を形成する領域までの強制的な相対移動によって回転させられ、シート材をミシン刃から確実に抜き取ることができる。
本発明に係るシート材加工機の模式断面図である。 前記シート材加工機のミシン目形成装置を上流側から見た図である。 前記ミシン目形成装置の接離移動機構及びその周辺の拡大図である。 図3のI−I矢視断面図である。 前記接離移動機構及びその周辺の拡大斜視図である。 前記シート材加工機で処理されるシート材の加工内容の一例である。 前記シート材加工機のタイミングチャートである。 前記接離移動機構の動作を示す図である。
[全体構成] 図1は、本発明の一実施形態のシート材加工機の模式断面図である。シート材加工機1は、加工機本体10の両端に、供給トレイ111を有する供給部11と、排出トレイ121を有する排出部12とを備えている。供給部11から排出部12へは、搬送経路20が形成されている。搬送経路20は、シート材を搬送する搬送部2によって形成され、該搬送部2は、多数個のローラ対21と、ローラ21を回転駆動する図示しない搬送駆動部を備える。
搬送部2は、シート材を、供給部11から排出部12へ向けて、矢印S方向に、搬送するようになっている。矢印Sが示す搬送方向において、供給部11側を「上流側」と称し、排出部12側を「下流側」と称する。そして、搬送経路20上には、供給部11側から、第1加工装置3、第2加工装置4及び第3加工装置5が設けられている。これらは全て加工機本体10に支持されている。
第1〜第3加工装置3、4、5としては、例えば、シート材を裁断する裁断加工装置、シート材に折り型を形成する折り型加工装置、及びシート材にミシン目を形成するミシン目加工装置等を採用できる。これらの裁断加工、折り型形成及びミシン目加工等は、シート材の搬送方向Sに沿って、または搬送部2の搬送方向Sに交差する交差方向のいずれかに沿ってシート材を加工処理可能である。本実施形態では前記交差方向は、搬送方向Sに直交するシート材の幅方向Wとなっている。各加工装置3,4,5は、図1に示すように、加工機本体10に形成された受容部13に対して、着脱自在に構成されている。そして、本実施形態では、第1加工装置3として、幅方向Wに沿ってシート材にミシン目を形成するミシン目加工装置15を採用している。
また、シート材加工機1は、全体の作動を制御する制御部6を加工機本体10内に備えている。制御部6は、操作パネル7に接続したCPUを有している。更に、シート材加工機1は、シート材の加工によって発生する切屑を収容するためのゴミ箱8を加工機本体10内の底部に有している。
[ミシン目加工装置15]図2は、ミシン目加工装置15を上流側から見た図である。ミシン目加工装置15は、天板17と、天板17の両端部から垂下された左側板18及び右側板19と、両側板18、19の下端部を連結した底フレーム20とによって外枠体22が構成されている。そして、外枠体22の内部スペースには、ミシン目加工部25が設けられている。天板17の上面には、外枠体22を受容部13に対して着脱する際に把持する取手24が2個設けられている。
ミシン目加工装置15は、ミシン目加工部25、横移動機構26及び接離移動機構33を備える。ミシン目加工部25は、ミシン刃27及び受け部材28を備える。ミシン刃27は、円板状に形成され、回転式であり、円周部にミシン目の刃先29を有する。ミシン刃27は、支持ユニット30に支持されている。受け部材28は、角柱状に形成され、シート材の搬送面を介してミシン刃27に対向配置される。即ち、受け部材28は、幅方向Wに延在しており左右側板18、19の間に設置されている。受け部材28の上面には、ミシン刃27の刃先29が挿通される凹部42が設けられる。
横移動機構26は、ミシン刃27を幅方向Wに沿ってシート材に対し相対移動させる。本実施形態では、横移動機構26は、支持ユニット30に支持されたミシン刃27を、搬送停止したシート材に対し移動させる。横移動機構26は、プーリー37、38、ベルト34、ガイド軸35、横移動駆動部36及び横位置検出部39(図4参照)を備える。図2に示すように、プーリー37、38は、ミシン刃27の上方位置で所定幅離間して左右1対設けられる。ベルト34は、無端状に形成され、前記1対のプーリー37、38に掛け渡される。下方を走行するベルト34の所定箇所には、支持ユニット30の上部が固定されている。
ガイド軸35は、前記ベルト34の下方位置で左右側板18、19の間に架設される。ガイド軸35は、支持ユニット30の幅方向Wの移動を案内する。横移動駆動部36は、モータ40、動力伝達機構41を備える。動力伝達機構41はベルト、ギア等により構成される。図2において左方のプーリー37は、動力伝達機構41を介してモータ40に連結されている。
モータ40の駆動により、動力伝達機構41を介してプーリー37、38が回動され、ベルト34が走行されると、ベルト34の所定箇所に固定された支持ユニット30が、ベルト34の走行に伴って幅方向Wに移動し、ミシン刃27を幅方向Wに移動させる。
横位置検出部39は、支持ユニット30の下流側位置で、ミシン刃27の幅方向Wにおける位置を検出する(図4参照)。横位置検出部39は、左右一対設けられ、図4では、支持ユニット30が左側板18近傍の所定位置あることを検知する横位置検出部39を示す。支持ユニット30が右側板19近傍の所定位置にあることを検出する横位置検出部(図示省略)についても同様の構成を有する。横位置検出部39は、遮光板31と前記遮光板31による透光と遮光との切り替わりを検知する光学センサー32を備える。遮光板31は、支持ユニット30の下流側面から突出して設けられる。
図2に示す接離移動機構33は、ミシン刃27と受け部材28とを近接離間し、シート材の所定箇所に部分的にミシン目を形成する。本実施形態では、接離移動機構33は、受け部材28に対しミシン刃27を接離移動させる。また、本実施形態では、接離方向は上下方向となっている。よって、ミシン刃27を受け部材28に対して昇降することで、接離させる。
接離移動機構33は、揺動部43、接離駆動部44及びカム回動検知部45を備える。揺動部43は、接離駆動部44の駆動により、ミシン刃27を、揺動軸47を軸心に揺動させる。揺動部43は、前記支持ユニット30により構成される。図3は、支持ユニット30及びその周辺のの拡大図である。また、図4は、図3のI−I矢視断面図であり、図5は、支持ユニット30及びその周辺の斜視図である。揺動部43としての支持ユニット30は、支持体50、揺動部材51、カム部材52、カムフォロア53、付勢手段54を有する。
図3〜5において、支持体50は、直方体状に形成され、ミシン刃27の上方位置に設置される。支持体50の上面には、挟持部56が設けられる。挟持部56は、横移動機構26のベルト34の所定箇所を挟持し、前記したように支持体50を含む支持ユニット30全体をベルト34に固定している。また、支持体50には、横移動機構26を構成するガイド軸35が摺動自在に挿通されるガイド軸穴57が幅方向Wに貫通して形成されている。更に、支持体50には、ガイド軸穴57に平行にカム回動軸挿通穴58が設けられている。カム回動軸挿通穴58には、接離駆動部44を構成するカム回動軸82が摺動自在に挿通される。また、支持体50の下面には、揺動部材51を、揺動軸47を軸心に揺動自在に軸支する揺動軸部48が設けられている。
揺動部材51は、支持体50の下方に設置され、図3,5において左側に示す揺動部材51の一方の端部が、支持体50の下面に設けられた揺動軸部48に、揺動自在に軸支されている。該揺動部材51の他方の端部にはカムフォロア53の下部が固定される。揺動軸47とカムフォロア53の下部取り付け位置の間となる揺動部材51の中央部に、ミシン刃27が回動軸60により回動自在に軸支されている。
カム部材52は、左右側板18、19の間に設置されたカム回動軸82に摺動自在に挿通される。図4に示すように、カム回動軸82は、下部に長手方向に沿ってキー溝83が設けられ、このキー溝83に、キー61が嵌通される。このキー61はカム部材52に固定されている。これより、キー61は、カム部材52の幅方向Wの移動に伴ってキー溝83内を幅方向Wに移動するとともに、カム回動軸82の回動に伴ってカム部材52を回動させる。
更に、カム部材52の右側を覆うようにカム押さえ62が設けられる。該カム押さえ62は、カム部材52が支持ユニット30から抜け出ないようカム部材52の右側で上下方向に延在するとともに、上部が屈曲して支持体50の上面に固定されている。これより、カム部材52は、支持体50の幅方向Wの移動に伴って該支持体50に隣接して幅方向Wに移動する。
付勢手段54は、ミシン刃27を受け部材28に向けて付勢する。付勢手段54は、ロッド63、巻きばね64を備える。ロッド63は、図3、5において支持体50の右部分に上下方向に貫通して形成されたロッド螺挿穴69に螺挿され、図5に示すように、ロッド63の下端から3分の1程度の長さのところで支持体50に支持されている。ロッド63の下部は、ミシン刃27の回動軸60と、カムフォロア53の揺動部材51への固定位置との間に設けられたばね受部70を貫通して下方へ延在する。ロッド63の下端部は、止め具71が螺合されている。
ロッド63には、ばね受部70の上方位置で一定間隔をおいてフランジ66が固定されている。このフランジ66とばね受部70との間に巻きばね64が配置されている。ミシン刃27が受け部材28に対し近接位置にある場合には、巻きばね64は、一定の長さに維持されており、それ故、略一定の強さで、ばね受部70を介してミシン刃27を付勢している。ロッド63の上端には、摘み74が設けられている。摘み74を回すと、ロッド63がロッド螺挿穴69内を上下に移動し、これにより、フランジ66の高さ位置が調節され、ばね受部70との距離が変更されることで巻きばね64による付勢力を調整する。
接離駆動部44は、カム回動軸82、動力伝達機構76及びモータ78を備える。カム回動軸82は、前記したように左右側板18、19の間に設置され、該左右側板18、19に回動自在に軸支されている。図2に示すように、カム回動軸82は、右側板19の外方でプーリー、ベルトなどにより構成される動力伝達機構76によってモータ78に連結されている。
カム回動検出部45は、左側板18の外側に設置され、カム回動軸62の回動量を検知する。カム回動検知部45は、カム回動軸62と共に回動する遮光板85と、遮光板85による透光と遮光との切り替わりを検知する光センサー86とを有している。遮光板85は、カム部材52の小径部と大径部がそれぞれカムフォロア53に当接した時に遮光と透光とが切り替わるように設定されている。
(制御部6) 制御部6は、指定された加工内容に従って、搬送部2、横移動機構26及び接離移動機構33の動作を制御するようになっている。シート材の加工内容の一例を図6に示す。図6では、シート材の搬送方向Sにおける所定位置S1において、シート材の左端から順に長さL1、L2,L3、L4の部分について、ミシン目を形成しない領域N1,N2、N3 とミシン目を形成する領域M1、M2とを繰り返すというものである。
図7は、図6に示す加工内容の処理をシート材に施す場合の時間の経過に対するミシン刃27の受け部材28に対する近接及び離間の各位置、接離駆動部44、横移動駆動部36及び搬送駆動部の各モータ40、78の動作を示す。接離駆動部44は、例えば、図4においてカム部材52を時計回りAに回転するとする。接離駆動部44を所定時間駆動することで受け部材28に対し近接位置にあるミシン刃27を離間位置に移動させる。また、ミシン刃27が離間位置にある状態で、接離駆動部44を所定時間駆動することで、ミシン刃27を受け部材28に対し近接する。
シート材の加工前は、図8(a)に示すように、ミシン刃27は、受け部材28に対して離間位置にあり、ミシン刃27を軸支する支持ユニット30は、図2に示すように上流側からみて左端の左側板18近傍に位置しており、この幅方向Wの位置を横位置検出部45が検出しているとする。制御部6は、シート材上のミシン目を形成するパターンが指定され、加工処理が開始されると、図7のt0において、搬送駆動部を駆動し、シート材を搬送する。
t1で、シート材のミシン目を形成する所定位置S1がミシン刃27の設置位置の下方となったとき、制御部6は、搬送駆動部を停止し、シート材の搬送を停止する。そして、横移動駆動部36を駆動し、ミシン刃27の幅方向Wへの移動を開始する。t1からt2までの間横移動駆動部36を駆動し、t2において、横移動駆動部36を停止する。これより、ミシン目を形成しない長さL1の領域N1の上方をミシン刃27が通過する。また、t2で、制御部6は、接離駆動部44を駆動する。そして、t2からt3までの間、制御部6は、接離駆動部44を駆動し、t3で、カム回動検出部45が、カム部材52が、カムフォロア53に対し大径部が当接した状態から小径部が当接した状態となったことを検出したとき制御部6は、接離駆動部44を停止する。
t3での接離駆動部44の停止により、ミシン刃27の下降動作が停止される。このとき、ミシン刃27は受け部材28に対し図8(b)に示す近接位置にあり、ミシン刃27はシート材を介して受け部材28の凹部42に挿通された状態となっている。そして、t3で、制御部6が横移動駆動部36を駆動する。これより、このミシン刃27と受け部材28とを近接させた状態で、t3からt4までの間ミシン刃27が幅方向Wに移動される。
このように制御部6が、ミシン刃27と受け部材28とを近接させた状態で、ミシン刃27をシート材に対して所定量幅方向Wに相対移動することで、ミシン刃27は、シート材に刃先29が順次突き刺さりつつ回転し、シート材の途中位置まで長さL2のミシン目の領域M1が形成される。
t4で、制御部6は、横移動駆動部36を停止するとともに、接離駆動部44を駆動する。そして、t4からt5までの間、制御部6は、接離駆動部44を駆動し、カムフォロア53にカム部材52の小径部が当接した状態から大径部が当接する状態とし、ミシン刃27を上昇させる。これより、ミシン目を形成しない領域N2の手前で接離移動機構33によりミシン刃27と受け部材28とを離間させる。t5で、ミシン刃27が受け部材28に対して離間位置に至ったことをカム回動検出部45が検知すると、制御部6は接離駆動部44を停止する。また、t5で、制御部6は、横移動駆動部36を駆動する。そして、ミシン目を形成しない長さL3の領域N2を通過するt5からt6までの間、制御部6は、ミシン刃27を離間位置のまま幅方向Wに移動させる。
t6で、制御部6は、横移動駆動部36を停止するとともに、接離駆動部44を駆動する。これより、制御部6は、ミシン刃27の幅方向Wの移動を停止するとともに、ミシン刃27を下降する。t7で、ミシン刃27が受け部材28に対して近接位置に至ったことをカム回動検出部45が検知すると、制御部6は、接離駆動部44を停止する。また、制御部6は、横移動駆動部36を駆動し、t7からt8までの間横移動駆動部36を駆動することで、ミシン刃27を近接位置のまま幅方向Wに移動する。これより、領域M1と同様に、シート材に長さL4のミシン目の領域M2が形成される。
そして、t8で、横移動駆動部36を停止し、ミシン目を形成しない領域N3の手前でミシン刃27の幅方向Wの移動を停止する。また、t8で制御部は、接離駆動部44を駆動し、ミシン刃27を上昇させる。これより、カムフォロア53にカム部材52の小径部が当接した状態から大径部が当接する状態となるようにし、ミシン刃27と受け部材28とを離間させる。その後、t9で、ミシン刃27が離間位置に至ったことをカム回動検出部45が検知すると、制御部6は接離駆動部44を停止する。
また、t9で制御部6は横移動駆動部36を駆動して離間位置にあるミシン刃27を横移動機構26によりシート材に対し相対移動するよう制御する。ミシン刃を右
側板19設置位置近傍まで移動する。
t10で、搬送駆動部を駆動し、シート材を下流側へ搬送する。このように、制御部6は、ミシン刃27と受け部材28とを離間開始したt8の時点から、所定時間経過後であるt10において、搬送部2によりシート材を搬送するように制御する。
[作動]以下に、本実施形態にかかるシート加工機1の動作を説明する。 シート材加工機1において、予め、シート材に対する加工内容が指定される。この指定は、通常は、作業者が操作パネル7を介して行う。加工内容は、前述した図6に示されるとおりとする。供給部11のシート材は、制御部6による制御に従って、搬送経路20上を搬送されながら、第1加工装置3、第2加工装置4、第3加工装置5において、順次加工されて、排出部12へ排出される。
第1加工装置3としてのミシン目加工装置15においては、接離移動機構33の初期状態は、図8(a)に示すようにミシン刃27が受け部材28に対して離間位置にある状態とする。また、支持ユニット30は、図2に示すように、左側板18近傍にあり、この位置に支持ユニット30があることが左側の横位置検出部45により検出されているとする。
図7に示すt0で、制御部6が搬送駆動部を駆動し、シート材がミシン目加工装置15に搬送される。t1で、シート材の搬送方向Sにおける所定位置S1がミシン刃27の下方位置に至ると、制御部6は、搬送駆動部のモータを停止する。そして、制御部6は、横移動機構26のモータ40を駆動し、搬送部2の搬送方向Sに交差する交差方向である幅方向Wに沿ってミシン刃27をシート材に対し相対移動する。
横移動機構26によるミシン刃27の幅方向Wへのシート材に対する相対移動は、図2に示すモータ40の駆動によって動力伝達機構41を介してプーリー37を回動させ、これによりベルト34を幅方向Wに沿って周回走行させる。下方を走行するベルト34の所定箇所に挟持部56により固定された支持ユニット30は、このベルト34の走行に伴って幅方向Wに移動し、図6に示すシート材の左端からミシン刃27を形成しない領域N1の長さL1だけミシン刃27を幅方向Wへ移動させる。
t2で、制御部6は、横移動機構26のモータ40を停止し、接離移動機構33のモータ44を駆動してミシン刃27を受け部材28に対し近接させる。その際、モータ44の駆動が、動力伝達機構76を介してカム回動軸82を時計回りAに回動させ、カム部材52の大径部がカムフォロア53に当接した状態から小径部が当接する状態とされる。カムフォロア53はカム部材52の回動により、揺動部材51を、揺動軸47を軸心に下方に揺動し、これにより、ミシン刃27を下方に移動する。
t3で、カム回動検知部45が、カム部材52の小径部がカムフォロア53に当接したことを検知すると、制御部6は、接離駆動部44のモータ78の駆動を停止する。これにより、図8(b)に示すようにミシン刃70は、受け部材28に対して近接位置となる。そして、t3で横移動機構26のモータ40を駆動し、ミシン刃27を受け部材28に対し近接した状態のままで、t3からt4まで、ミシン刃27をシート材に対し交差方向である幅方向Wに沿って長さL2だけ相対移動する。これにより、シート材の途中位置までミシン目の領域M2が形成される。
t4で横移動機構26のモータ40を停止し、t4からt5の間に接離駆動部26を駆動し、ミシン刃27を受け部材28に対し離間する。これより、カムフォロア53は、揺動部材51を上方に揺動し、図8(b)で示す状態から、図8(a)で示す状態のようにミシン刃27を受け部材28に対し離間した位置に移動させる。
t5で、ミシン刃27が離間位置に至ると制御部6は接離駆動部44を停止するとともに横移動駆動部36を駆動する。そして、ミシン目を形成しない長さL3の領域N2を通過するt5からt6までの間、制御部6は、ミシン刃27を離間位置のまま移動させる。
t6で、制御部6は、横移動駆動部36を停止するとともに、接離駆動部44を駆動してミシン刃27を下降する。t7で、ミシン刃27が受け部材28に対して近接位置に至ると、制御部6は、接離駆動部44を停止するとともに横移動駆動部36を駆動し、t7からt8までの間横移動駆動部36を駆動することで、シート材に長さL4のミシン目の領域M2を形成する。
そして、t8で、制御部6は、横移動駆動部36を停止するとともに接離駆動部44を駆動し、ミシン刃27を受け部材28から離間させる。その後、t9で、制御部6は接離駆動部44を停止するとともに横移動駆動部36を駆動して離間位置にあるミシン刃27を横移動機構26によりシート材に対し相対移動し、ミシン刃を右側板19の近傍まで移動させる。
このように、制御部6は、ミシン目を形成しない領域N3の手前で接離移動機構33によりミシン刃27と受け部材28とを離間させ、離間位置にあるミシン刃27を横移動機構26によりシート材に対し相対移動するよう制御するので、ミシン刃27がシート材に対し交差方向へ相対移動する間にミシン刃27の回転に伴ってシート材に突き刺さったまま離間位置に至った刃先29からシート材から抜き取られる。よって、シート材に刃先29が突き刺さったまま搬送部2により搬送方向Sに搬送されるといったことがないので、シート材が傷つくのを防止可能である。
特に、ミシン刃27は、横移動機構26により右側板19の設置されているミシン目を形成しない領域N3の方向へ移動されるので、なんらミシン目の形成されないシート材の表面にミシン刃27の刃先29が突き当たりつつ該ミシン刃27が回転し、幅方向Wに移動する。これより、容易にミシン刃27とシート材とを分離することができる。よって、既にミシン目が形成された領域M2の方向へ逆戻りする場合のように、シート材に既に形成されているミシン目に再度刃先29が挿入されることなく、容易にミシン刃27とシート材とを分離可能である。
t10で、制御部6は、搬送駆動部を駆動し、シート材を下流側へ搬送する。このように、制御部6は、ミシン刃27と受け部材28とを離間開始したt8の時点から、所定時間経過後のt10において、搬送部2によりシート材を搬送するように制御する。このt8からt10までの所定時間の間に、シート材のコシや自重等によってミシン刃27の刃先29がシート材から抜き取られるので、シート材に刃先29が差し込まれたまま搬送部により搬送方向Sに搬送されることなくシート材が傷つくのを防止可能である。
この接離移動機構33による離間開始時点から搬送部2によるシート材の搬送開始時点までの所定時間の長さは、シート材に突き刺さったミシン刃27の刃先29が、該シート材から抜き取られるのに必要な時間であり、十分に確保されることが望ましいが、例えば、数ミリ秒程度の短い時間であってもミシン刃27の刃先29はシート材から分離可能である。
前記構成のミシン目加工装置15は、接離移動機構を有しているので、受け部材28に対してミシン刃27を接離できる。ミシン刃27が受け部材28に対して近接位置にある状態で横移動機構26を駆動すると、シート材にミシン目が形成され、ミシン刃27が受け部材28から離れた離間位置にある状態で横移動機構26を駆動すると、シート材にミシン目は形成されない。したがって、シート材に、幅方向Wに沿って途切れのない連続的なミシン目を形成するのみならず、幅方向Wに沿ってミシン目を形成する部分と形成しない部分の双方の加工処理が可能である。
また、カム部材52及びカムフォロア53の形状を上記と異なる形状へ変更することにより、揺動部材51の揺動特性を容易に変更できる。よって、ミシン刃27が受け部材28へ近接する態様を様々に変更可能である。
そして、ミシン刃27が受け部材28に対し近接位置にあるとき、摘み74を回動することで支持体50に対するロッド63の高さ位置を調節できるので、ミシン刃27と受け部材28との距離を調節できる。したがって、ミシン刃27の刃先29がシート材へ突き刺さる長さを加減することができる。
このようにロッド63の摘み74を回動して支持体50に対するロッド63の高さ位置を変更した場合であっても、ミシン刃27を付勢する巻きばね64自体の長さは変わらないので、シート材へのミシン刃27の刃先29が突き刺さる長さを変更し、シート材に形成される個々のミシン目の大きさを変更した場合であっても、ミシン刃27を受け部材28に向けて付勢する力は変更されることがなく、略一定の付勢力で付勢可能である。
ミシン刃27は、支持ユニット30に支持されつつ横移動機構33により幅方向Wに移動されることで、ミシン刃27が巻きばね64の付勢力でシート材を押圧しながら回転し、シート材に幅方向Wに沿ったミシン目を形成可能である。よって、ミシン刃27のみを回転するための駆動部を必要とせず、製造コストの低減が可能である。
更に、本実施形態にかかるシート材加工方法は、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構33によりミシン刃27と受け部材28とを離間させ、該離間時点から所定時間経過後に、搬送部2によりシート材を搬送するので、離間時点から搬送開始時点までの所定時間の間にミシン刃27の刃先29がシート材から抜き取られる。よって、シート材が傷つくのを容易に防止可能である。
また、ミシン目を形成しない領域N3の手前で接離移動機構33によりミシン刃27と受け部材28とを離間させ、離間位置にあるミシン刃27を横移動機構26によりシート材に対し相対移動するので、ミシン刃27の刃先29がシート材に突き刺さったまま受け部材28から離間し、シート材がミシン刃27の離間位置の方向へ引き寄せられた場合であっても、ミシン刃27をシート材に対して幅方向Wに移動してミシン刃27を回転させ、これによりミシン刃27の刃先29をシート材から確実に抜き取ることができる。
尚、上記実施形態では、制御部6の制御によって、ミシン目を形成しない領域N3の手前で接離移動機構33によりミシン刃27と受け部材28とを離間させ、該離間時点から所定時間経過後に、搬送部2によりシート材を搬送したが、ミシン刃を受け部材に対し離間するのと同時に搬送部によりシート材を搬送してもよい。この場合、ミシン刃の離間及びシート材搬送の各動作と同時に、横移動機構によりミシン刃を交差方向に移動させることで、ミシン刃の刃先がシート材から抜き取られ、搬送部の搬送によってシート材が傷つくのを防止可能である。
また、制御部6の制御によって、ミシン目を形成しない領域N3の手前で接離移動機構33によりミシン刃27と受け部材28とを離間させ、離間位置にあるミシン刃27を横移動機構26によりシート材に対し相対移動したが、受け部材に対し離間位置にあるミシン刃を、シート材に対し相対移動せず、離間位置に留まらせてもよい。この場合、離間時点から所定時間経過後に搬送部を駆動することで、この所定時間の間に、シート材のコシや自重等によってミシン刃の刃先がシート材から抜き取られるので、その後の搬送部による搬送でシート材が傷つくのを防止可能である。
ミシン目加工装置は、2個以上のミシン刃を有するように構成し、各ミシン刃が個別にまたは連動して交差方向に移動し、受け部材に対して接離することでミシン目を形成してもよい。これより、搬送駆動部の停止時に搬送方向の複数の位置でミシン目を同時に形成可能である。また、ミシン目加工装置は、受け部材28を回転式とし、ミシン刃とともに交差方向に沿って移動することとしてもよい。
また、横移動機構26のモータ40の停止と接離移動機構33のモータ78の駆動を同時に行うことで、ミシン刃27の交差方向への移動の停止時にミシン刃27の受け部材28に対する接離動作を開始したが、横移動機構のモータの停止前に接離移動機構のモータの駆動し
、ミシン刃の交差方向への移動の停止前既にミシン刃の受け部材に対する接離動作が開始されるよう制御してもよい。これによれば、ミシン刃のシート材に対する相対移動と、ミシン刃の受け部材に対する接離動作とを同時に行うので、シード材のミシン目加工に要する時間を短縮することができる。
ミシン目加工装置15は、接離方向が上下方向となるように構成したが、この接離方向が横方向や斜め方向となるように構成してもよい。また、ミシン目加工装置のカム回動検知部は、接離移動駆動部のモータの回転数(回転量)を計測することによってミシン刃の近接位置及び離間位置を検出するように、構成してもよい。
また、横移動機構26は、ミシン刃27とシート材の相対移動の際、シート材を停止した状態でミシン刃27を移動したが、ミシン刃を固定し、シート材を移動するようにしてもよい。また、接離移動機構33は、ミシン刃27と受け部材28の接離の際、固定式の受け部材28に向かってミシン刃27を揺動させ、接離したが、ミシン刃を固定し、受け部材を移動するようにしてもよく、揺動に替えて往復移動等他の動作によりミシン刃と受け部材を接離してもよい。
ミシン刃27は、左側板18近傍を初期位置とし、右側板19へ向けて移動したが、右側板近傍から左側板へ向けて移動しながら交差方向に沿ったミシン目を形成してもよい。また、接離移動機構は、ミシン刃27と受け部材28とを近接させ、ミシン刃27の刃先29を受け部材28の凹部42に挿通させることで、ミシン目が形成されたが、ミシン刃をシート材を介して受け部材に接触させ、ミシン刃を形成してもよい。ミシン刃の刃先が受け部材に接触しない近接位置でミシン目を形成する場合は、受け部材の耐久性を向上可能である。
また、ミシン目を形成しない領域N3の手前において、離間位置にあるミシン刃27を横移動機構26によりシート材に対し相対移動する際、ミシン目を形成しない領域N3の方向にミシン刃27を相対移動させたが、ミシン目を形成した領域M2の方向へミシン刃を移動させてもよい。
1 シート材加工機2 搬送部 6 制御部26 横移動機構27 ミシン刃 28 受け部材33 接離移動機構

Claims (4)

  1. シート材を搬送する搬送部と、搬送部の搬送方向に交差する交差方向に沿ってシート材にミシン目を形成する回転式のミシン刃と、シート材の搬送面を介してミシン刃に対向配置される受け部材とを備えたシート材加工機において、前記交差方向に沿ってミシン刃をシート材に対し相対移動させるための横移動機構と、ミシン刃と受け部材とを接離し、シート材の所定箇所に部分的にミシン目を形成する接離移動機構と、搬送部、横移動機構及び接離移動機構の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを接触または近接させた状態で、横移動機構によりミシン刃をシート材に対して所定量相対移動してシート材の途中位置までミシン目を形成するとともに、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、該離間時点から所定時間経過後に、搬送部によりシート材を搬送するよう制御することを特徴とするシート材加工機。
  2. シート材を搬送する搬送部と、搬送部の搬送方向に交差する交差方向に沿ってシート材にミシン目を形成する回転式のミシン刃と、シート材の搬送面を介してミシン刃に対向配置される受け部材とを備えたシート材加工機において、前記交差方向に沿ってミシン刃をシート材に対し相対移動させるための横移動機構と、ミシン刃と受け部材とを接離し、シート材の所定箇所に部分的にミシン目を形成する接離移動機構と、搬送部、横移動機構及び接離移動機構の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、搬送方向における所定位置で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを接触または近接させた状態で、横移動機構によりミシン刃をシート材に対して所定量相対移動してシート材の途中位置までミシン目を形成するとともに、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、搬送方向の所定位置に他にミシン目を形成する領域がある場合は、離間位置にあるミシン刃を横移動機構により他のミシン目を形成する領域までシート材に対し相対移動するよう制御することを特徴とするシート材加工機。
  3. シート材を搬送部により搬送し、搬送部の搬送方向に交差する交差方向に沿ってミシン刃をシート材に対し相対移動してミシン目を形成するシート材加工方法において、ミシン刃を、該ミシン刃の受け部材に対し接触または近接した状態で、前記ミシン刃をシート材に対し交差方向に沿って所定量相対移動することで、シート材の途中位置までミシン目を形成し、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、該離間時点から所定時間経過後に、搬送部によりシート材を搬送することを特徴とするシート材加工方法。
  4. シート材を搬送部により搬送し、搬送部の搬送方向に交差する交差方向に沿ってミシン刃をシート材に対し相対移動してミシン目を形成するシート材加工方法において、搬送方向における所定位置で、ミシン刃を、該ミシン刃の受け部材に対し接触または近接した状態で、前記ミシン刃をシート材に対し交差方向に沿って所定量相対移動することで、シート材の途中位置までミシン目を形成し、ミシン目を形成しない領域の手前で接離移動機構によりミシン刃と受け部材とを離間させ、搬送方向の所定位置に他にミシン目を形成する領域がある場合は、離間位置にあるミシン刃を横移動機構により他のミシン目を形成する領域までシート材に対し相対移動することを特徴とするシート材加工方法。
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