JP6719047B2 - 用紙裁断装置 - Google Patents
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Description
用紙を裁断した後の不要部分を確実に下方に廃棄することができる。
図1は本発明に係る用紙裁断装置を備えた用紙加工装置の模式縦断面図である。この図1において、用紙加工装置100は、装置本体1の用紙Zの搬送方向Fの上流端部に給紙部3を備え、搬送方向Fの下流端部に紙受け部2を備え、該給紙部3と紙受け部2との間に、略水平な搬送経路5が構成されている。給紙部3には給紙ローラ対8が配置され、搬送経路5には、複数の搬送ローラ対9、10、11、12、13等が搬送方向Fに間隔をおいて配置されると共に、主たる加工機構として、用紙搬送上流側から用紙搬送下流側に向けて、スリット形成機構20、折り型形成機構21及び裁断機構22が配置されている。裁断機構22、搬送ローラ対12、13及び、用紙保持手段70は裁断装置101を構成している。また、装置本体1内の下端部には、スリット、裁断等の加工により発生する屑紙である切除片Jを収容する切除片箱23が配置されている。
給紙部3は、吸引搬送ベルト機構を内蔵しており、給紙トレイ3a上に積載された所定枚数の用紙Zを、吸引搬送ベルト機構8a及び給紙ローラ対8により、上端から順に、一枚ずつ搬送経路5に供給する。給紙ローラ対8のうち下方の給紙ローラ8b及び吸引搬送ベルト機構8aは、給紙用駆動部47に接続され、該給紙用駆動部47は制御部45に電気的に接続されている。
読取手段26は、前記操作パネル46による各種作業設定情報の手動入力とは別に、自動的に作業設定情報を読み取ることができるように設置されている。具体的には、図8に示すような用紙Zの前端隅部に印刷された位置マークM1の画像を読み取って、用紙Zの搬送方向F及び搬送方向Fと直交する用紙搬送幅方向Wの加工の基準位置を検出するとともに、用紙Zの前端部に印刷されたバーコードM2の画像を読み取って用紙Zに施されるべき各種作業設定情報を取得するCCDセンサー等により構成される。作業設定情報としては、たとえば、用紙Zの搬送方向Fの全長La及び全幅Waに加え、加工されることで得られる加工品Qの寸法、数及び配置に応じた折り線Gの位置情報、用紙Zの裁断位置情報、及び各裁断位置情報に対応した裁断速度情報等が挙げられる。
図1のリジェクト機構25は、印刷された位置マークM1やバーコードM2が不鮮明であるために読取手段26による読取が不能であった場合、その用紙Zに対して、作動し、読取不能の用紙Zを落下させて廃棄トレイ25aで回収する。
スリット形成機構20は、搬送方向Fに3つのユニット部を並べており、各ユニット部には、上下の回転刃からなる回転刃対36が、それぞれ搬送幅方向Wに間隔を置いて2組ずつ配置されている。下側の回転刃は、動力伝達機構を介してモータ等の回転刃駆動部48に連結されている。すなわち、回転刃駆動部48の駆動力で下側の各回転刃を回転させることにより、用紙Zに対して、搬送方向Fと平行にスリットを形成するようになっている。前記各回転刃対36の搬送幅方向Wの間隔は任意に変更可能である。
切除片落とし機構27は、前記スリット形成機構20の裁断によって生じる搬送方向Fに沿った切除片(図8の切除領域Kl)を、搬送経路5の下方に排除するためのものであり、用紙Zが切除片落とし機構27を通過する際に、前記切除片Jを切除片箱23へ落下させる。
折り型形成機構21は、上端凹部を有する下型21Bと、前記凹部に嵌合する下端凸部を有する上型21Aとを備えており、前記上型21Aは、モータ等の折り型駆動部49に動力伝達機構を介して連結されている。すなわち、折り型駆動部49の駆動力で上型21Aを下降させることにより、用紙Zに対して、搬送方向Fと直交する用紙搬送幅方向Wに折り目を形成する。
前記給紙部3により一枚ずつ搬送経路5に供給された用紙Zを、裁断刃を有する裁断手段により、用紙搬送方向Fと直交する幅方向Wに裁断する。尚、裁断機構22の具体例については、別途後述する。
図8に示す加工品Qの配列パターンは、一枚の用紙Zから折り目を有する4枚の加工品Qを製作するようになっている。基本的には、搬送方向Fと平行に延びる4本のスリット線Sと、用紙搬送幅方向Wに延びる4本の折り線G及び8本の裁断線Cが設定されている。裁断線Cは、前裁断線Cf、中間裁断線Cm1、Cm2、後裁断線Crからなる。搬送方向Fにおける位置が等しい折り線Gまたは裁断線Cは、一回のクリース処理または裁断処理によって同時に形成される。これらのスリット線S及び裁断線Cで用紙Zを裁断し、折り線Gで折り目を形成することにより、折り目を有する4枚の加工品Qを製作する。
(1)図1に示す操作パネル46より、使用者が用紙Zの大きさ及び種類、加工品の配列、数及び寸法、裁断位置情報、裁断速度情報等に関する各種作業設定情報を入力する。なお、この手動入力の代わり、あるいは、手動入力と協働して、読取手段26によるバーコードM2等の読み取りにより、作業設定情報を自動的に入力させることもできる。
まず、裁断機構22の第一の実施形態について図2を用いて説明する。裁断機構22は、用紙搬送幅方向Wに延び、相対向する一対の裁断刃220を備える。一方の裁断刃220は上側可動刃22Aにより、他方の裁断刃220は下側固定刃22Bにより構成されており、上側可動刃22Aが下側固定刃22Bに対し接触離間し、用紙Zを搬送方向Fと直交する搬送幅方向Wに裁断する。上側可動刃22Aは、動力伝達機構を介してモータ等の裁断駆動部50に連結されている。
次に、裁断機構22の第二の実施形態について図3A、図3B及び図4を用いて説明する。裁断機構22は、用紙搬送方向Fと直交する幅方向Wに移動することにより用紙を裁断する移動回転刃(一対の回転刃221a、221b)と、前記一対の回転刃221a、221bを幅方向Wに移動させると共に、前記移動させることにより一対の回転刃221a、221bを回転させる回転刃駆動部227a、227bを備える。
前記一対の回転刃221a、221bは、用紙搬送経路5を介して、上側に配置される上側回転刃221aと、下側に配置される下側回転刃221bとを対向配置し、又、前記回転刃駆動部227a、227bは、用紙搬送経路5を介して、上側回転刃駆動部227aと下側回転刃駆動部227bとを対向配置することにより構成される。
図3A、図3Bに示すように、裁断機構22は、さらに具体的には、搬送される最大サイズの用紙幅の全域にわたって設けられたフレーム210と、一対の回転刃221a、221bを回転自在に支持し、用紙搬送方向と直交する幅方向に往復移動するホルダ211a、211bと、前記ホルダ211a、211bを移動させる回転刃駆動部227a、227bとを備える。
図3B、図4に示すように、回転刃駆動部227a、227bは、所定の間隔を置いて併設されたタイミングベルト217a、217bを備えている。
タイミングベルト217aは、プーリ215aとプーリ216aとの間に掛け渡され、
タイミングベルト217bは、プーリ215bとプーリ216bとの間に掛け渡されている。さらに、プーリ215aと共通の回転軸226aに取り付けられたプーリ205aと、プーリ215bと共通の回転軸226bに取り付けられたプーリ205bとの間には、タイミングベルト225が掛け渡されている。
そして、プーリ215a、プーリ205aと共に回転軸226aに固定されたプーリ208と、駆動モータ219の回転軸に取り付けられたプーリ209とは、タイミングベルト207を介して連結されている。
そして、駆動モータ219が回転駆動されると、その駆動力はプーリ209、タイミングベルト207、プーリ208、回転軸226aを介してプーリ205a、215aに伝達され、さらに、プーリ205a、タイミングベルト225を介してプーリ205b、
回転軸226bを介してプーリ215bに伝達され、その結果、タイミングベルト217a、217bが走行される。尚、タイミングベルト225にはテンションを付与するテンション付与ローラー206が設けられている。
図3Aに示すように、一対の回転刃221a、221bの回動軸には、中間ギヤ218a、218bを挿通固定し、さらにホルダ211a、211b上に回転自在に支持されるピニオンギヤ部材214a、214bと噛合させる。また、前記ピニオンギヤ部材214a、214bと噛合するように、フレーム210前面の上面部及び下面部には、ホルダ211a、211bの可動範囲にわたって、ラックギヤ部材213a、213bを備える。
例えば、図10に示すように、ラックギヤ部材213a、213bに替えて、取付け板231a、231bの端部に取付けられたゴム板232a、232bを、又、ピニオンギヤ部材214a、214bに替えて、一対の回転刃221a、221bの回動軸に挿通固定したゴムローラ233a、233bを設置し、前記ゴムローラ233a、233bが前記ゴム板232a、232b上を回転自在に支持されるように構成してもよい。
前記構成によれば、ホルダ211a、211bが用紙搬送方向Fと直交する幅方向Wに移動すると、ゴムローラ233a、233bがゴム板232a、232b上を回転しながら移動する。それにより、前記ゴムローラ233a、233bを介して、一対の回転刃221a、221bが回転する。
(裁断装置101の基本構成)
裁断装置101は、主に、裁断機構22、搬送ローラ対12、13及び、用紙保持手段70から構成されている。
詳細には、図5A、図2のように、裁断機構22は、用紙搬送幅方向Wに延び、相対向する一対の裁断刃220を備える。一方の裁断刃220は上側可動刃22Aにより、他方の裁断刃220は下側固定刃22Bにより構成されており、上側可動刃22Aが下側固定刃22Bに対し接触離間し、用紙Zを搬送方向Fと直交する搬送幅方向Wに裁断する。上側可動刃22Aは、動力伝達機構を介してモータ等の裁断駆動部50に連結されている。
又、前記可動押さえ部材72a、72bは、回転軸部73a、73bと一体的に構成された用紙搬送幅方向Wに延びる板状のガイド部材(押え部材)である。尚、図7においては、回転軸部73a、73bを支持するガイド部材74a、74bは省略している。
そして、不図示の駆動モータにより回転軸部73a、73bを回転させることにより、可動押さえ部材72a、72bの先端側は上下方向に回動自在に構成される。尚、前記可動押さえ部材72a、72bは、P点を中心に回動する。
次に、上記構成の裁断装置101の動作について順を追って説明する。裁断装置101は、以下(1)〜(3)に示すように、可動押さえ部材72a、72bを「退避位置」、「押圧位置」、「廃棄位置」に選択的に移動させる制御手段を備える。
(1)図5Aは、可動押さえ部材72a、72bが「退避位置」にある状態を示している。
退避位置においては、図5Aに示すように、可動押さえ部材72a、72bと固定押さえ部材71a、71bとの間に隙間を形成しており、一対の搬送ローラ12により、この隙間を通して、用紙Zを所定の裁断位置に向けて(搬送方向Fに)供給する。
好ましくは、可動押さえ部材72a、72bは、図5Aのように、水平状態ではなく、搬送方向上流側に向かって傾斜させるのがよい。前記用紙Zを供給する際、用紙先端部が突き当たってジャムとなることを防ぐ為である。
用紙Zが裁断位置(裁断線C(前裁断線Cf))に達すると、一対の搬送ローラ12による搬送を停止すると共に、前記可動押さえ部材72a、72bが固定押さえ部材71a、71bに向けて移動し、図5Bに示すように、用紙Zを可動押さえ部材と固定押さえ部材71a、71bとの間に挟持状態に押圧する。そして、前記挟持状態のまま、裁断機構22の上側可動刃22Aが下側固定刃22Bに向けて移動し、用紙Zの裁断位置(裁断線C(前裁断線Cf))において裁断する。
前記用紙Zの裁断後、前記可動押さえ部材72a、72bは、前記退避位置よりさらに固定押さえ部材71a、71bから離れる方向に移動し、図5Cに示すように、下方に向けて傾斜した姿勢となる。したがって、用紙Zが裁断位置(裁断線C(前裁断線Cf))において裁断され生じた切除片J(前端切除領域Kf)は、下方の切除片箱23にスムーズに落下し、収納される。
(裁断装置101の基本構成)
裁断装置101は、主に、裁断機構22、搬送ローラ対12、13及び、用紙保持手段70から構成されている。
詳細には、図6A、図3Aのように、裁断機構22は、用紙搬送方向Fと直交する幅方向Wに移動することにより用紙を裁断する移動回転刃(一対の回転刃221a、221b)と、前記一対の回転刃221a、221bを幅方向Wに移動させると共に、前記移動させることにより一対の回転刃221a、221bを回転させる回転刃駆動部227a、227bを備える。前記一対の回転刃221a、221bは、用紙搬送経路5を介して、上側に配置される上側回転刃221aと、下側に配置される下側回転刃221bとを対向配置し、又、前記回転刃駆動部227a、227bは、用紙搬送経路5を介して、上側回転刃駆動部227aと下側回転刃駆動部227bとを対向配置することにより構成される。
そして、不図示の駆動モータにより回転軸部73a、73bを回転させることにより、可動押さえ部材72a、72bの先端側は上下方向に回動自在に構成される。尚、前記可動押さえ部材72a、72bは、P点を中心に回動する。
次に、上記構成の裁断装置101の動作について順を追って説明する。裁断装置101は、以下(1)〜(3)に示すように、可動押さえ部材72a、72bを「退避位置」、「押圧位置」、「廃棄位置」に選択的に移動させる制御手段を備える。
(1)図6Aは、可動押さえ部材72a、72bが「退避位置」にある状態を示している。
退避位置においては、図6Aに示すように、可動押さえ部材72a、72bと固定押さえ部材71a、71bとの間に隙間を形成しており、一対の搬送ローラ12により、この隙間を通して、用紙Zを所定の裁断位置に向けて(搬送方向F)供給する。
好ましくは、可動押さえ部材72a、72bは、図6Aのように、水平状態ではなく、搬送方向上流側に向かって傾斜させるのがよい。前記用紙Zを供給する際、用紙先端部が突き当たってジャムとなることを防ぐ為である。
用紙Zが裁断位置(裁断線C(前裁断線Cf))に達すると、一対の搬送ローラ12による搬送を停止すると共に、前記可動押さえ部材72a、72bが固定押さえ部材71a、71bに向けて移動し、図6Bに示すように、用紙Zを可動押さえ部材と固定押さえ部材との間に挟持状態に押圧する。そして、前記挟持状態のまま、裁断機構22の一対の回転刃221a、221bが用紙搬送方向Fと直交する幅方向Wに移動することにより、用紙Zの裁断位置(裁断線C)において裁断する。
前記用紙Zの裁断後、前記可動押さえ部材72a、72bは、前記退避位置よりさらに固定押さえ部材71a、71bから離れる方向に移動し、図6Cに示すように、下方に向けて傾斜した姿勢となる。したがって、用紙Zが裁断位置(裁断線C(前裁断線Cf))において裁断され生じた切除片J(前端切除領域Kf)は、下方の切除片箱23にスムーズに落下し、収納される。
用紙保持手段70は、例えば、図9に示すように、固定押さえ部材71a、71bは、押圧位置(実線部)と退避位置(破線部)の間で上下動するように構成し、可動押さえ部材72a、72bは、押圧位置(実線部)と廃棄位置(破線部)の間で回動するように構成してもよい。
尚、前記裁断機構22は、移動回転刃(一対の回転刃221a、221b)を備える構成にも適用可能である。
可動押さえ部材72a、72bが、下方に回動して廃棄位置(破線部)となる。したがって、用紙Zが裁断位置(裁断線C)において裁断され生じた切除片Jは、下方の切除片箱23にスムーズに落下し、収納される。
K 切除領域
N1,N2 ニップ位置
W 幅方向
Z 用紙
5 用紙搬送経路
12,13 搬送ローラ対
22 裁断機構
22A 上側可動刃
22B 固定刃
70 用紙保持手段
71a,71b 固定押さえ部材
72a,72b 可動押さえ部材
100 用紙加工装置
101 裁断装置
221a 上側回転刃
221b 下側回転刃
Claims (10)
- 用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙を該用紙の搬送方向と直交する幅方向に裁断する裁断手段と、前記裁断手段による裁断時に前記用紙を搬送経路上に保持する用紙保持手段とを設け、前記用紙搬送手段は、前記搬送経路において、前記裁断手段の上流側及び下流側にそれぞれ配置され、前記用紙保持手段は、前記裁断手段より上流側の前記用紙搬送手段と前記裁断手段との間、及び、前記裁断手段の下流側の前記用紙搬送手段と前記裁断手段との間に設けられることを特徴とする用紙裁断装置。
- 前記用紙保持手段は、用紙の搬送経路上側に設置される固定押さえ部材と、前記用紙の搬送経路を隔てて下側に、前記固定押さえ部材と対向するように設置されると共に、前記固定押さえ部材に対して接離自在に設けられた可動押さえ部材と、からなることを特徴とする請求項1に記載の用紙裁断装置。
- 前記可動押さえ部材を、固定押さえ部材に押圧する押圧位置と、固定押さえ部材から退避させる退避位置とに選択的に移動させる制御手段を備え、
前記押圧位置においては、前記裁断時において用紙を可動押さえ部材と固定押さえ部材との間に挟持状態に押圧し、又、前記退避位置においては、用紙を下流に搬送するために、可動押さえ部材と固定押さえ部材との間に隙間を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙裁断装置。 - 前記用紙を裁断した後の不要部分を下方に廃棄するための廃棄位置をさらに備え、
前記制御手段は、前記可動押さえ部材を廃棄位置に選択的に移動させることを特徴とする請求項3に記載の用紙裁断装置。 - 前記可動押さえ部材は、可動押さえ部材の先端側を上下方向に回動自在に配設された回動部材であることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の用紙裁断装置。
- 前記裁断手段は、用紙搬送経路を介して、固定刃と、前記固定刃に対して上下方向に往復移動することにより用紙を裁断する可動刃とを対向配置することにより構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の用紙裁断装置。
- 前記裁断手段は、用紙搬送方向と直交する幅方向に移動することにより用紙を裁断する一対の回転刃を有し、前記一対の回転刃は、用紙搬送経路を介して、上側に配置される上側回転刃と、下側に配置される下側回転刃とを対向配置することにより構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の用紙裁断装置。
- 用紙を搬送し、前記用紙を用紙搬送方向と直交する幅方向に裁断する用紙裁断方法において、前記用紙の裁断時に、前記用紙の搬送を裁断位置で停止し、前記用紙の裁断手段の上流側に設置された用紙搬送手段と前記裁断手段との間、及び、前記裁断手段の下流側に設置された用紙搬送手段と前記裁断手段との間にそれぞれ設置された用紙保持手段によって、前記用紙を搬送経路上に保持しつつ前記用紙を裁断することを特徴とする用紙裁断方法。
- 前記裁断時においては、用紙搬送経路上側に設置される固定押さえ部材に対して、前記用紙搬送経路を隔てて下側に、前記固定押さえ部材と対向するように設置されると共に、前記固定押さえ部材に対して接離自在に設けられた可動押さえ部材を押圧し、用紙を可動押さえ部材と固定押さえ部材との間に挟持状態とすることを特徴とする請求項8に記載の用紙裁断方法。
- 用紙搬送時においては、用紙搬送経路を介して上下に対向配置されると共に、裁断位置を挟んで用紙搬送方向の上流側及び下流側にそれぞれ配置された一対の搬送ローラによって用紙を搬送し、前記裁断時において、前記用紙が前記上流側及び下流側に配置される各一対の搬送ローラの両方にニップされているときは、用紙を搬送経路上に保持することなく裁断することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の用紙裁断方法。
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