JP6175324B2 - クリンカ除去装置 - Google Patents
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Description
特許文献4記載の発明では弾性変形可能な複数のパイプ同士を容易に接続することができるが、ボイラ火炉壁面を貫通させてパイプ同士を接続することまでは開示していない。
請求項1記載の発明は、
1)軸方向の先端部近傍の側面に高圧の噴射流体(9)を噴射するノズル(1)を備えた第1のランスチューブ(2−1)、
2)端部に外部から高圧の噴射流体を導入する流体導入部(7)を設けた第2のランスチューブ(2−3)、
3)第1のランスチューブ(2−1)と第2のランスチューブ(2−3)の間にあって、軸方向に前記第1、第2のランスチューブ(2−1、2−3)を両端部で連結する連結部(4−1、4−2)をそれぞれ備えた少なくとも一つの中間ランスチューブ(2−2)
を連結した直管状ランスチューブ(2)を構成し、
ボイラ火炉壁を貫通して設置されているスリーブ状部材(5)の内側で該ランスチューブ(2)を摺動可能にする複数のガイド部材(3)を該ランスチューブ(2)の外周部に設けたことを特徴とするクリンカ除去装置である。
なお、本発明のクリンカ除去装置の適用対象となるバーナの燃料として、固体燃料である微粉炭、燃焼用ガスとして空気を用いるものを想定した説明となっているが、本発明はバーナにおける燃料種や燃焼用ガスの種類によって限定されるものではない。また、本発明の各構成要素等について、同質の機能・作用を有するものと適宜置き換えが可能である。例えば、部材の材質等は、特に断りのない限り一つの例に過ぎない。
1)軸方向の先端部近傍の側面に高圧の噴射流体を噴射するノズル1と、その反対側の端部に隣接する中間ランスチューブ2−2との連結部4−1aを備えたノズル1付き第1のランスチューブ2−1
2)軸方向の両端部に隣接する第1、第2のランスチューブ2−1、2−3との連結部4−1b、4−2aをそれぞれ備えた中間ランスチューブ2−2
3)一方の端部に隣接する中間ランスチューブ2−2との連結部4−2bと、その反対側の端部に外部から高圧の噴射流体を導入する流体導入部7を設けた操作用の第2のランスチューブ2−3
第1のランスチューブ2−1に設置されるノズル1は、高圧流体を噴射可能な各種のノズルが適用できる。また、高圧流体としては、例えば、1〜2MPa程度の圧縮空気が適している。気体であれば、水などの液体に比べて、使用後の流体の後処理の必要がなく、また、噴流を受けたボイラ設備の材料に過剰な熱衝撃を与えることが少ない利点がある。但し、クリンカの除去能力は気体の場合、一般に液体(高圧水等)に比べ不利である。
これにより、組み立ての概略の断面模式図を図3に示すように、先ずノズル1付きランスチューブ2−1を挿入口6よりスリーブ状部材5内に挿し込み、その連結部4−1aに中間ランスチューブ2−2の連結部4−1bを連結することができる。
ここで、スリ−ブ状部材5の内径DS>ランスチューブ2の外径DLとなっていることは、いうまでもないが、スリーブ状部材5の内壁面及びランスチューブ2の外周面に曲がりやゆがみが生じていることがある。さらに、ボイラ設備の運転停止直後、スリ−ブ状部材5の炉内側は高温で熱膨張しているのに対し、ランスチューブ2は冷えた状態である。また、冷却が進行することでスリ−ブ状部材5側は収縮してくるので、ランスチューブ2とスリ−ブ状部材5の間には、ある程度の隙間を確保しておくことが必要となる。
炉内側のガイド3−1と炉外側のガイド3−2は、クリンカ除去装置によるクリンカ除去操作時において、両者がともにスリ−ブ状部材5の範囲内に位置するように設けられる。
ランスチューブ2−1、2−2の連結部4−1とランスチューブ2−2、2−3の連結部4−2は、ノズル1から高圧流体を噴射したときの反力やランスチューブ軸周りの回転動作に伴う当該連結部のネジ部の変形(カシリ)もしくは折損や緩みに対する抵抗力の高い構造が適している。
なお、図6(a)の連結部4−1の断面図に示すように、ランスチューブ2−1−aの外周面には、孔17が貫通していることが望ましい。これによりランスチューブ2−1、2−2同士を脱着する時には外側から突起物16をバネ18の力に抗して押し下げ、ランスチューブ2−2を引き抜くことで容易に脱着できる。
[比較例1]
このケースでは、スリーブ開口部5aの先端から、直管状ランスチューブ2を最も炉内側まで挿入した当該ランスチューブ2の先端部位置までの距離Lxがノズル1付きランスチューブ2−1の長さL5よりも長い。
言い換えれば、ノズル1付きランスチューブ2−1を連結部4−1−1でさらにノズル付きランスチューブ2−1−1と延長用ランスチューブ2−1−2とに分割し、なるべくノズル1から連結部4−1−1までの距離が短くなるようにノズル付きランスチューブ2−1−1の長さL9を設定する。
2 ランスチューブ
3 ガイド部材
4 連結部
5 スリーブ状部材
6 観察用覗き窓(挿入口)
7 流体導入部
8 クリンカ
9 噴出空気流
10 スロート部
11 ハンドル
12 ボルト
13 溝
14 菊座金
15 菊座金の歯
16 突起物
17 孔
18 ばね
Claims (5)
- 1)軸方向の先端部近傍の側面に高圧の噴射流体(9)を噴射するノズル(1)を備えた第1のランスチューブ(2−1)、
2)端部に外部から高圧の噴射流体を導入する流体導入部(7)を設けた第2のランスチューブ(2−3)、
3)第1のランスチューブ(2−1)と第2のランスチューブ(2−3)の間にあって、軸方向に前記第1、第2のランスチューブ(2−1、2−3)を両端部で連結する連結部(4−1、4−2)をそれぞれ備えた少なくとも一つの中間ランスチューブ(2−2)
を連結した直管状ランスチューブ(2)を構成し、
ボイラ火炉壁を貫通して設置されているスリーブ状部材(5)の内側で該ランスチューブ(2)を摺動可能にする複数のガイド部材(3)を該ランスチューブ(2)の外周部に設けたことを特徴とするクリンカ除去装置。 - 各ランスチューブ(2−1、2−2、2−3)を火炉壁の外側からスリーブ状部材(5)の内部に挿入可能な作業スペースを火炉壁の外側に備えていることを特徴とする請求項1記載のクリンカ除去装置。
- 複数のガイド部材(3)が全て火炉壁の厚みに対応するスリーブ状部材(5)の内周面に接する位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のクリンカ除去装置。
- 複数のガイド部材(3)のうちの火炉内側に配置される第1のガイド部材(3−1)はノズル(1)付きの第1のランスチューブ(2−1)の外周部であって、第1のランスチューブ(2−1)に隣接する中間ランスチューブ(2−2)との連結部(4−1)よりもノズル(1)側に配置されることを特徴とする請求項3記載のクリンカ除去装置。
- 隣接する第1のランスチューブ(2−1)と中間ランスチューブ(2−2)の連結部(4−1)及び中間ランスチューブ(2−2)と第2のランスチューブ(2−3)の連結部(4−2)はそれぞれ螺合により連結され、かつ第1のランスチューブ(2−1)と中間ランスチューブ(2−2)の当たり面及び中間ランスチューブ(2−2)と第2のランスチューブ(2−3)の当たり面にそれぞれ菊座金(14)を介装させたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のクリンカ除去装置。
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JP2013189243A JP6175324B2 (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | クリンカ除去装置 |
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JP2013189243A Active JP6175324B2 (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | クリンカ除去装置 |
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