JP6173771B2 - 建築物の解体工法およびそれに用いる建築物解体用支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物を下層部から解体する解体工法およびそれに用いる建築物解体用支持装置に関するものである。
老朽化した建築物を解体するにあたって、油圧クラッシャーを用いる工法(いわゆる圧砕機工法)やダイヤモンドブレードを用いる工法(いわゆるカッター工法)が広く普及している。これらの工法は、いずれも建設とは逆の手順で解体する工法であり、上層階から鉄骨、鉄筋、コンクリート等を切断または破砕して地上に下ろしながら、下層階へ解体していく工法である。
このように建築物の上層階から解体する際には、地上に解体用の大型重機を設置して、その大型重機の腕を伸ばし、その腕の先端に取り付けた機器を用いて建築物を上層階から解体する。
あるいは他の、機器を屋上に吊り上げて解体を行なう工法では、解体作業で使用する機器を屋上まで吊り上げるために大型のクレーンを使用する。また、切断や破砕した鉄骨、鉄筋、コンクリート等を地上に下ろす際にもクレーンを使用する。そのため、解体する建築物の周辺にクレーン等の重機を設置する場所が必要となり、立地条件によっては解体工事に支障をきたす。
さらに上層階から解体することによって、飛石や粉塵が遠方まで飛散し易くなる。建築物全体を保護シートで覆うことによって、飛石や粉塵の飛散を防止することは可能であるが、工期の延長や工費の上昇を招く。また、地上の大型重機を用いて解体する場合には、全面を保護シートで覆うことは困難である。
そこで建築物の下層部から解体する工法が検討されている。建築物を下層部から解体すれば、大型のクレーンを使用する必要はなく、立地条件の制約を受けずに解体工事を行なうことができる。しかも、建築物全体を保護シートで覆う必要もなく、下層部のみを覆うことによって飛石や粉塵の飛散を防止できる。
たとえば特許文献1には、柱体の下層部を解体した後、柱体とその基礎構造物との間に油圧ジャッキを装着して柱体を支持する工法が開示されている。この技術では、図8に示すように、順次、柱体7の下層部を解体した後に油圧ジャッキ24を伸ばして柱体7を支持し、全ての柱体7下層部の解体が終了して各油圧ジャッキ24が伸びた状態から油圧ジャッキ24を縮めて、柱体7を油圧ジャッキ24のストローク分ずつ下ろす。引き続いて、油圧ジャッキ24上の柱体7の解体と油圧ジャッキ24の伸縮を順次行なうことによって、建築物を下層部から解体することができる。
しかし特許文献1に開示された技術では、図8に示すように、柱体7の下層部を解体する際に、解体中の柱体7aは基礎構造物23aから分離しており、その柱体7aに作用する荷重が他の柱体7に分散される。その結果、建築物に歪みが生じて解体作業に支障をきたすことがあり得るので、その際には解体するにも関わらず補強工事を行なわざるを得なくなり、工期の延長や工費の上昇を招くという問題がある。しかも1度に解体できる高さは油圧ジャッキ24のストロークに相当する高さに限定されるので、工期の延長を招く。
また特許文献2には、ステップロッドとアップダウンジャッキを用いて昇降足場を駆動して、塔状構造物の補修を行なう技術が開示されているが、この技術は塔状構造物を下層部から解体するものではない。
特開2009-138377号公報 特開2005-213870号公報
本発明は、建築物を下層部から解体するにあたって、解体中の建築物の荷重が各柱体に設置した支持装置によってバランス良く支持され、解体工事中に建築物に歪みが生じることなく作業を行なうことが可能であり、かつ工期の短縮および工費の低減が可能な解体工法、およびそれに用いる建築物解体用支持装置を提供することを目的とする。
本発明は、主柱、補助柱、架台等を用いて支持されるジャッキ式昇降機によって昇降するステップロッドの下端にフックを配設して建築物の複数の柱体にそれぞれ設置し、建築物の各柱体の貫通孔に挿入した閂部材をフックで支持する建築物支持工程と、フックより下方の建築物を解体する建築物解体工程と、ジャッキ式昇降機の操作によってフックをそれぞれ下降させて建築物を地面まで降下させる建築物降下工程と、ジャッキ式昇降機によってフックを上昇させて、柱体の上方の貫通孔に挿入した閂部材をフックで支持する支持高さ変更工程と、を有し、建築物支持工程にて、フックの背面に水平に設けた揺動防止具の端部に取り付けたコロをそれぞれ主柱に当接させてフックの揺動を防止する建築物の解体工法である。
本発明の解体工法においては、柱体の内部には、強度を高めるための補強用リブが梯子状に配設されることが多いので、支持高さ変更工程にて、揺動防止具を垂直姿勢に回動させてコロを補助柱から離隔させた後、フックを背面側へ回動させて閂部材を回避しつつフックを上昇させて、柱体の上方の貫通孔に挿入された閂部材をフックで支持することが好ましい。
また本発明は、ジャッキ式昇降機によって昇降するステップロッドと、ステップロッドの下端に第1ピンによって回動可能に配設されたフックと、フックの背面上部に水平に固定されかつ両端部にコロを取り付けた第1揺動防止具と、フックの背面下部に第2ピンによって回動可能に配設されかつ両端部にコロを取り付けた第2揺動防止具と、を有する建築物解体用支持装置である。
なお本発明では、ステップロッドとジャッキ式昇降機は、たとえば特許文献2に開示されているように公知のものを使用する。
本発明によれば、建築物を下層部から解体できるので、立地条件の制約を受けず、しかも建築物の下層部を覆うことによって、飛石や粉塵の飛散を防止して解体工事を行なうことができる。しかも、解体中に荷重を各柱体に設置した支持装置によってバランス良く支持して、解体工事中に建築物に歪みが生じることなく作業を行なうことが可能となる。その結果、工期の短縮および工費の低減を達成できるので、産業上格段の効果を奏する。
本発明の建築物解体用支持装置の例を模式的に示す斜視図である。 図1中のフックと揺動防止具、主柱を示す斜視図である。 図1中のフックより下方の柱体を解体した例を示す側面図である。 図3中のフックを下降させた例を示す側面図である。 図4中のフックを背面側へ回動させた例を示す側面図である。 図5中のフックを上昇させた例を示す側面図である。 図2(a)のフックで閂部材を支持する例を示す側面図である。 従来の解体工法の例を模式的に示す側面図である。 ガスホルダーの柱体に本発明の建築物解体用支持装置を設置した例を模式的に示す側面図である。
図1は、本発明の建築物解体用支持装置の例を模式的に示す斜視図である。図1、2を参照して建築物解体用支持装置について説明し、さらに図1〜7を参照して、建築物を解体する手順について説明する。
まず、図1、2を参照して建築物解体用支持装置について説明する。
図1に示すように、4本の補助柱1と4本の主柱20a、20bの上端に架台2が固定されており、その架台2上にジャッキ式昇降機3を設置して、ステップロッド4を昇降させる。
そのステップロッド4の下端に、図1に示すように、フック5を第1ピン6によって回動可能に配設する。フック5の形状は、L字型やI字型のフック、あるいは棒状のフック等を使用できるが、ここでは図1を参照してL字型のフックを使用する例について説明する。
フック5の背面(すなわち柱体7の反対側)には、図2に示すように、上下方向2ケ所に揺動防止具を取り付ける。ここでは上方の揺動防止具を第1揺動防止具8とし、下方の揺動防止具を第2揺動防止具9とする。第1揺動防止具8は、水平に固定され、その正面側(すなわち柱体7の側)の両端部にコロ10aを取り付ける。第2揺動防止具9は、第2ピン11によって回動可能に配設され、その背面側の両端部にコロ10bを取り付ける。第2ピン11は、第2揺動防止具9を水平姿勢(図2(a))と垂直姿勢(図2(b))とに回動させる際の回動軸となる。
あるいは、第2揺動防止具9を着脱可能に配設しても良い。つまり第2揺動防止具9を、回動させる代わりに、必要に応じて装着し、さらに取り外す構成にすることもできる。
ただし、ここでは図2を参照して、回動式の第2揺動防止具9を使用する例について説明する。
図2(a)に示すように、水平に固定された第1揺動防止具8両端部のコロ10aにそれぞれ当接する主柱20aを2本と、水平姿勢に回動させた第2揺動防止具9両端部のコロ10bにそれぞれ当接する主柱20bを2本と、を垂直に設置する。
主柱20a、20bを4本の補助柱1で定まる領域の外側に設置すると、コロ10a、10bを主柱20a、20bに当接させるために、第1揺動防止具8と第2揺動防止具9を延長しなければならず、補助柱1に設けられる横梁等の構造部材が第1揺動防止具8や第2揺動防止具9と干渉して、フック5の昇降に支障をきたす。したがって、合計4本の主柱20a、20bのコロ10a、10bに接触する面は、4本の補助柱1で定まる領域内に設置する必要がある。なお、補助柱1の機能を主柱20a、20bに合わせ持たせた構造にすることも可能である。
次に、上記の建築物解体用支持装置を建築物の複数の柱体7にそれぞれ設置して、建築物を支持しながら、建築物の下層部から解体する解体工法について、図1〜7を参照して説明する。
図1に示すように、まず柱体7に閂部材22を挿入するための貫通孔21を設け、その貫通孔21に閂部材22を挿入する。そして閂部材22をフック5で支持する。その場合は、柱体7の幅より広い間隔を設けて2個のフック5を1セットとして使用するので、図1に示すように閂部材22を支持することができる。このようにして、柱体7に貫通孔21を設け、その貫通孔21に挿入した閂部材22をフック5で支持することによって、柱体7を支持することが可能となる。なお、貫通孔21には建築物の重量や柱体7の強度に応じて開口部に適宜補強を施す。
ただし、必ずしも閂部材22を使用する必要はなく、柱体7に開口部を設けて、その開口部に1個のフック5を挿入して支持する構造にすることも可能である。その場合は、建築物の重量や柱体7の強度に応じて、開口部を適宜補強することによって、簡素な構成で柱体7を支持することができる。
図1には、建築物の柱体7と、その柱体7に設置した建築物解体用支持装置との1組を示すが、建築物は複数の柱体を有するので、建築物を解体するにあたって、複数の柱体に建築物解体用支持装置を設置して、建築物全体を支持する。ただし、複数の柱体に作用する荷重の分布に応じて、十分な強度を有する主柱20a、20b、補助柱1やステップロッド4を用いた建築物解体用支持装置を設置して、解体工事中に建築物の歪みが生じないように荷重をバランス良く支持すれば良く、必ずしも建築物の全ての柱体に建築物解体用支持装置を設置する必要はない。
フック5で閂部材22を支持するにあたって、図2(a)に示すように、フック5の背面上部に水平に固定される第1揺動防止具8の両端部のコロ10aは、それぞれ主柱20aに当接する。フック5の背面下部の第2揺動防止具9は、第2ピン11を回動軸として水平姿勢に回動させて、両端部のコロ10bをそれぞれ主柱20bに当接させる。このようにして、図7に示すように、フック5で閂部材22を支持し、かつコロ10a、10bをそれぞれ主柱20a、20bに当接させることによって、フック5が第1ピン6を軸として揺動するのを防止し、ひいては閂部材22がフック5から脱落するのを防止する。
そしてジャッキ式昇降機3でステップロッド4を保持することによって、フック5を一定の高さに保つ。このようにして建築物の複数の柱体7に、それぞれ建築物解体用支持装置を設置して、各柱体7を支持することによって建築物全体を支持する。この工程を建築物支持工程とする。
建築物支持工程の後に、フック5より下方の建築物を解体する。その結果、図3に示すように、柱体7のフック5より下方の部分が解体除去されて、荷重がフック5に作用するが、フック5を保持するジャッキ式昇降機3は主柱20a、20bと補助柱1上端の架台2に設置されているので、荷重は主柱20a、20bと補助柱1によって支持され、フック5は建築物支持工程と同じ高さに保たれる。なお、図3〜6では、フック5、柱体7、閂部材22、ステップロッド4の配置を明示するために、コロ10aに当接する主柱20aは図示を省略する。
こうして、柱体7のフック5より下方の部分や付随する壁部が解体除去されるが、複数の柱体7に設置した建築物解体用支持装置の支柱1によって、荷重を支持できる。しかも各建築物解体用支持装置に荷重がバランス良く作用するので、解体中の建築物に歪みは生じない。この工程を建築物解体工程とする。
建築物解体工程にてフック5より下方の柱体7や壁部等を全て解体除去した後、ジャッキ式昇降機3を操作してフック5を下降させて、図4に示すように柱体7を地面まで降下させる。このとき、複数の柱体7に設置した各建築物解体用支持装置のジャッキ式昇降機3を一斉に操作して、各フック5を同じ速度で下降させることによって、建築物の歪みを防止しながら建築物を降下させることができる。
また、フック5の背面の第1揺動防止具8のコロ10aと第2揺動防止具9のコロ10bは、それぞれ主柱20a、20bに当接しているので、下降中にフック5の揺動を防止し、閂部材22がフック5から脱落するのを防止できる。また、解体工事中に強風や地震が発生した場合の、振動による水平荷重に対抗して、建築物の倒壊を防止できる。しかも、コロ10a、10bは、主柱20a、20bに対して摩擦を生じないので、円滑にフック5を降下させることが可能である。この工程を建築物降下工程とする。
建築物降下工程で柱体7を地面まで降下させた後、第2揺動防止具9を、図2(b)に示すように、垂直姿勢に回動させる。その結果、第2揺動防止具9両端部のコロ10bはいずれも主柱20bに当接しなくなり、図2(c)に示すように、第1ピンを回動軸としてフック5を背面側(すなわち柱体7の反対側)の2本の主柱20bの間へ回動させることができる。第1揺動防止具8のコロ10aは、正面側(すなわち柱体7の側)の主柱20aに当接しており、背面側へフック5を回動させることによって容易に主柱20aから離隔する。このようにしてフック5を背面側へ回動させることによって、図5に示すように、閂部材22からフック5を離脱させて、閂部材22のみならず、柱体の内部に配設される梯子状の補強用リブ(図示せず)を回避しながらフック5を上昇させることが可能となる。第1ピン6を回動軸としてフック5を回動させる手段は、ロープやワイヤで引張る等、種々の手段を用いることができる。
引き続き、ジャッキ式昇降機3を操作して、図6に示すように、フック5を上昇させ、さらに第1ピン6を回動軸としてフック5を正面側へ回動させて、柱体7の上方の貫通孔21に挿入した閂部材22を支持する。この工程を支持高さ変更工程とする。ジャッキ式昇降機3の操作は、上記した通りであるから、ここでは説明を省略する。
次に、上記の建築物支持工程で説明した通り、第2揺動防止具9を、図2(a)に示すように、水平姿勢に回動させて、コロ10bを補助柱20bに当接させる。その後、第2揺動防止具9をボルト等で固定して、回動を防止することが好ましい。このとき第1揺動防止具8のコロ10aは、正面側の主柱20aに当接する。こうして、図7に示すように、コロ10a、10bをそれぞれ主柱20a、20bに当接させることによって、フック5が第1ピン6を回動軸として揺動するのを防止し、ひいては閂部材22がフック5から脱落するのを防止する。
以上に説明した建築物支持工程、建築物解体工程、建築物降下工程、支持高さ変更工程を繰り返すことによって、建築物を下層部から解体することができる。
なお、柱体としてH型鋼を用いる例を示したが、本発明は、角柱や円筒状の鋼製柱体にも適用できるので、そのような柱体を有する建築物(たとえばガスタンク、ガスホルダー、サイロ、住居用あるいは商業用ビル等)の解体に好適である。
図1に示す本発明の建築物解体用支持装置を用いて、ガスホルダー(容量20万m3、高さ102m、外径58m、総重量1544トン)の解体工事を行なった。
解体するガスホルダーは26本の柱体(H型鋼)を有しており、荷重を均等に支持するために必要な柱体を検討した結果、図9に示すように、1本おきに合計13本の柱体7に建築物解体用支持装置を設置した。なお、図9には、建築物解体用支持装置の外形とジャッキ式昇降機3、ステップロッド4を簡略化して示す。
そして、建築物解体用支持装置を設置した各柱体の地上4mの高さ(H型鋼のウェブ部)に設けた貫通孔に閂部材を挿入し、その閂部材をフックで支持した。
こうして建築物支持工程から、順次、建築物解体工程、建築物降下工程、支持高さ変更工程を繰り返すことによって、大型の重機(たとえばクレーン等)を使用せず、ガスホルダーを下層部から高さ3mずつ解体した。解体工事中にガスホルダーを地上から高さ3.5mまで保護シートで覆うことによって、解体した破片や粉塵が飛散するのを防止できた。
本発明を適用してガスホルダーを下層部から解体することによって、従来の上層部から解体する工法に比べて、工期を1/2に短縮できた。さらに、高所作業が減少したため、解体工事の安全性が向上した。
1 補助柱
2 架台
3 ジャッキ式昇降機
4 ステップロッド
5 フック
6 第1ピン
7 柱体
8 第1揺動防止具
9 第2揺動防止具
10a コロ
10b コロ
11 第2ピン
20a 主柱
20b 主柱
21 貫通孔
22 閂部材
23 基礎構造物
24 油圧ジャッキ

Claims (3)

  1. 主柱、補助柱、架台を用いて支持されるジャッキ式昇降機によって昇降するステップロッドの下端にフックを配設して建築物の複数の柱体にそれぞれ設置し、該建築物の各柱体の貫通孔に挿入した閂部材を前記フックで支持する建築物支持工程と、前記フックより下方の前記建築物を解体する建築物解体工程と、前記ジャッキ式昇降機の操作によって前記フックをそれぞれ下降させて前記建築物を地面まで降下させる建築物降下工程と、前記ジャッキ式昇降機によって前記フックを上昇させて、前記柱体の上方の貫通孔に挿入した閂部材を前記フックで支持する支持高さ変更工程と、を有し、前記建築物支持工程にて、前記フックの背面に水平に設けた揺動防止具の端部に取り付けたコロをそれぞれ主柱に当接させて前記フックの揺動を防止することを特徴とする建築物の解体工法。
  2. 前記支持高さ変更工程にて、前記揺動防止具を垂直姿勢に回動させて前記コロを前記主柱から離隔させた後、前記フックを背面側へ回動させて前記柱体の内部に配設される補強用リブ、および前記閂部材を回避しつつ前記フックを上昇させて、前記柱体の上方の貫通孔に挿入された閂部材を前記フックで支持することを特徴とする請求項に記載の建築物の解体工法。
  3. ジャッキ式昇降機によって昇降するステップロッドと、該ステップロッドの下端に第1ピンによって回動可能に配設されたフックと、該フックの背面上部に水平に固定されかつ両端部にコロを取り付けた第1揺動防止具と、前記フックの背面下部に第2ピンによって回動可能に配設されかつ両端部にコロを取り付けた第2揺動防止具と、を有することを特徴とする建築物解体用支持装置。
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