JP6172656B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、不揮発性メモリセルとトランジスタとが混載された半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1は、ロジック回路が混載された、コントロールゲートおよびフローティングゲートを有する不揮発性メモリ型の半導体装置を開示している。当該半導体装置は、LOCOS法などによってフィールド酸化膜の分離領域が複数形成されている。各分離領域の間の一素子形成領域にメモリセルと、そのメモリセル用のセレクトトランジスタとが形成されている。
特開平9−283643号公報
不揮発性メモリセルおよびトランジスタそれぞれの製造技術は、既に確立されている。そのため、これら両方の素子を共通の半導体基板に混載する場合、トランジスタのゲート酸化膜を形成するプロセスにおいて、不揮発性メモリセル用の領域が、熱酸化やウエットエッチングの影響を受ける。そして、これら熱酸化およびウエットエッチングの影響がONO膜の構造を変化させ、不揮発性メモリの特性に影響を与えるという問題がある。
本発明の目的は、不揮発性メモリセルのフローティングゲートを覆うONO膜の構造変化を抑制でき、メモリセルの特性に与える影響を低減できる半導体装置の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法は、不揮発性メモリセルおよびトランジスタを共通の半導体基板上に選択的に備える半導体装置の製造方法であって、前記不揮発性メモリセル用の領域にフローティングゲートを選択的に形成する工程と、前記フローティングゲート上に、酸化シリコン(SiO2)膜、窒化シリコン(SiN)膜および酸化シリコン(SiO2)膜をこの順に積層することによってONO膜を形成する工程と、前記ONO膜上に保護膜を形成する工程と、前記トランジスタ用の領域の所定領域を選択的に覆うように、前記保護膜と同じ材料からなる第2保護膜を形成する工程と、前記保護膜および前記第2保護膜を前記半導体基板上に残した状態で、前記トランジスタ用の領域の前記第2保護膜で覆われた領域外の酸化膜形成領域を選択的に熱酸化することによって、当該酸化膜形成領域にゲート酸化膜を形成する工程と、前記ゲート酸化膜の形成後、前記保護膜および前記第2保護膜同一工程で除去する工程とを含み、前記保護膜は、前記第2保護膜よりも薄い
この方法によれば、酸化シリコン(SiO2)膜、窒化シリコン(SiN)膜および酸化シリコン(SiO2)膜をこの順に積層する従来のプロセスを変更することなくONO膜を形成でき、しかも、トランジスタ用の領域の熱酸化の際には、当該ONO膜を保護膜によって保護できる。これにより、当該熱酸化によってONO膜が受ける影響を抑制できる。また、当該熱酸化後にゲート酸化膜のパターニング(ウエットエッチング)が行われる場合には、そのウエットエッチングによってONO膜が受ける影響も抑制できる。その結果、当該影響に起因するONO膜の構造変化(膜質のばらつき等)を抑制でき、メモリセルの特性に与える影響を低減できる。
また、この方法によれば、保護膜と第2保護膜を同一工程で除去できるので、製造プロセスを簡単にできる。
また、この方法によれば、保護膜の除去に必要なエッチング時間が、第2保護膜のエッチング時間よりも短くて済むので、第2保護膜の除去完了時に、保護膜の除去を確実に終えることができる。これにより、ONO膜上に保護膜が残ることを防止できる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法では、前記保護膜は、窒化シリコン(SiN)膜からなっていてもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法では、前記トランジスタ用の領域は、定格電圧が5Vを超えて40V以下の第1トランジスタ用の領域を含み、前記第1トランジスタ用の領域を熱酸化するときに、前記ONO膜を前記保護膜で覆っておいてもよい
定格電圧(耐圧)が5Vを超えて40V以下という高耐圧のトランジスタ用のゲート酸化膜は、比較的高温(たとえば、900℃〜1000℃)の熱酸化によって分厚く形成される。したがって、この熱酸化時にONO膜を保護膜で覆っておくことで、ONO膜が受ける影響を効果的に抑制できる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法では、前記トランジスタ用の領域は、定格電圧が5V以下の第2トランジスタ用の領域をさらに含み、前記第2トランジスタ用の領域を熱酸化するときには、前記ONO膜を前記保護膜で覆わないで露出させておいてもよい
格電圧(耐圧)が5V以下という低中耐圧のトランジスタ用のゲート酸化膜は、比較的低温(たとえば、850℃〜950℃)の熱酸化によって薄く形成される。したがって、この熱酸化時にONO膜を保護膜で覆わないようにすることで、少なくとも、定格電圧が5V以下のトランジスタ用の領域の熱酸化のためだけに保護膜を形成する手間を省くことができる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法では、前記ゲート酸化膜を形成する工程は、前記ONO膜を前記保護膜で覆った状態で、厚さが380Å〜440Åのゲート酸化膜を形成する工程を含んでいてもよい
厚さが380Å〜440Åのゲート酸化膜を形成するには、比較的高温(たとえば、900℃〜1000℃)の熱酸化を行う必要がある。したがって、この熱酸化時にONO膜を保護膜で覆っておくことで、ONO膜が受ける影響を効果的に抑制できる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法は、前記保護膜の除去後、前記ONO膜上にコントロールゲートを形成し、同時に、前記コントロールゲートと同じ材料からなるゲート電極を前記ゲート酸化膜上に形成する工程をさらに含んでいてもよい
この方法によれば、不揮発性メモリセル用の領域とトランジスタ用の領域に、同時にゲート電極を形成できるので、製造プロセスを簡単にできる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法では、前記トランジスタ用の領域は、CMOSトランジスタ用の領域を含んでいてもよい。その場合、前記CMOSトランジスタ用の領域は、定格電圧が5Vを超えて40V以下の高耐圧CMOS用の領域、定格電圧が2V以上5V以下の中耐圧CMOS用の領域、および定格電圧が2V未満の低耐圧CMOS用の領域を選択的に含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法によって製造できる半導体装置として、不揮発性メモリセル用の領域およびトランジスタ用の領域が形成された半導体基板と、前記不揮発性メモリセル用の領域に形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に形成され、酸化シリコン(SiO2)膜、窒化シリコン(SiN)膜および酸化シリコン(SiO2)膜がこの順に積層された構造を有するONO膜と、前記トランジスタ用の領域に形成されたゲート酸化膜とを含み、前記ONO膜は、その最表面にN成分が含まれている、半導体装置ある。
この半導体装置は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法によって製造できる。そのため、製造プロセスにおいて、ONO膜が熱酸化およびウエットエッチングの影響をほとんど受けていない。したがって、良好な膜質のONO膜を有する不揮発性メモリセルが形成された半導体装置を提供できる。
前記半導体装置は、前記ONO膜上に形成されたコントロールゲートをさらに含み、前記ONO膜は、前記コントロールゲートに接する上側の酸化シリコン膜が、その表裏面から間隔を空けた厚さ方向途中部分にN成分濃度が0となる極小値Lminを有しており、前記コントロールゲートと接する部分に当該極小値Lminよりも高い濃度でN成分を含んでいてもよい。
前記半導体装置では、前記トランジスタ用の領域は、定格電圧が5Vを超えて40V以下の第1トランジスタ用の領域を含んでいてもよい
前記半導体装置では、前記第1トランジスタは、厚さが380Å〜440Åのゲート酸化膜を含んでいてもよい
前記半導体装置では、前記トランジスタ用の領域は、CMOSトランジスタ用の領域を含んでいてもよい
前記半導体装置では、前記CMOSトランジスタ用の領域は、定格電圧が5Vを超えて40V以下の高耐圧CMOS用の領域、定格電圧が2V以上5V以下の中耐圧CMOS用の領域、および定格電圧が2V未満の低耐圧CMOS用の領域を選択的に含んでいてもよい
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の平面図である。 図2は、図1(a)における各切断面線から見た断面図である。 図3は、図1(b)における各切断面線から見た断面図である。 図4は、ONO膜におけるN成分濃度を説明するためのグラフである。 図5は、前記半導体装置の製造工程の一例を説明するための断面図である。 図6は、前記半導体装置の製造工程の一例を説明するための断面図である。 図7は、図5の次の製造工程を示す図である。 図8は、図6の次の製造工程を示す図である。 図9は、図7の次の製造工程を示す図である。 図10は、図8の次の製造工程を示す図である。 図11は、図9の次の製造工程を示す図である。 図12は、図10の次の製造工程を示す図である。 図13は、図11の次の製造工程を示す図である。 図14は、図12の次の製造工程を示す図である。 図15は、図13の次の製造工程を示す図である。 図16は、図14の次の製造工程を示す図である。 図17は、図15の次の製造工程を示す図である。 図18は、図16の次の製造工程を示す図である。 図19は、図17の次の製造工程を示す図である。 図20は、図18の次の製造工程を示す図である。 図21は、図19の次の製造工程を示す図である。 図22は、図20の次の製造工程を示す図である。 図23は、図21の次の製造工程を示す図である。 図24は、図22の次の製造工程を示す図である。 図25は、図23の次の製造工程を示す図である。 図26は、図24の次の製造工程を示す図である。 図27は、図25の次の製造工程を示す図である。 図28は、図26の次の製造工程を示す図である。 図29は、図27の次の製造工程を示す図である。 図30は、図28の次の製造工程を示す図である。 図31は、図29の次の製造工程を示す図である。 図32は、図30の次の製造工程を示す図である。 図33は、図31の次の製造工程を示す図である。 図34は、図32の次の製造工程を示す図である。 図35は、図33の次の製造工程を示す図である。 図36は、図34の次の製造工程を示す図である。 図37は、図35の次の製造工程を示す図である。 図38は、図36の次の製造工程を示す図である。 図39は、図37の次の製造工程を示す図である。 図40は、図38の次の製造工程を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置1の平面図である。図1(a)は、半導体装置1のメモリセル領域3を示す平面図であり、図1(b)は、半導体装置1のCMOS領域4を示す平面図である。また、図2は、図1(a)における各切断面線から見た断面図であって、図2(a)が切断面線IIa−IIaに対応し、図2(b)が切断面線IIb−IIbに対応している。また、図3は、図1(b)における各切断面線から見た断面図であって、図3(a)が切断面線IIIa−IIIaに対応し、図3(b)が切断面線IIIb−IIIbに対応している。
以下では、まず、図1(a)および図2(a),(b)を参照して半導体装置1のメモリセル領域3を説明し、次に、図1(b)および図3(a),(b)を参照して半導体装置1のCMOS領域4を説明する。
<メモリセル領域>
半導体装置1は、半導体基板2と、この半導体基板2上に設定されたメモリセル領域3とを含む。半導体基板2は、たとえば、p型の導電性を有するシリコン基板である。
メモリセル領域3は、素子分離部5によって、複数のアクティブ領域6に区画されている。素子分離部5は、半導体基板2の表面に形成されたトレンチ10と、トレンチ10に埋め込まれた埋め込み絶縁膜11とを含む。
トレンチ10は、この実施形態では、直線状のライントレンチが互いに平行となるようにストライプ状に配列されている。互いに隣り合うトレンチ10間の距離は、たとえば、0.13μm以上、好ましくは、0.17μm〜0.19μmである。この距離は、各アクティブ領域6の幅に対応している。各トレンチ10は、その長手方向に直交する幅方向で切断したときの断面視(以下、単に「断面視」という。)において、開口端から底部へ向かう深さ方向に幅が狭まるテーパ状に形成されている。また、トレンチ10は、この実施形態では、深さが0.23μm〜0.25μmのシャロートレンチであるが、その深さは適宜変更できる。
埋め込み絶縁膜11は、酸化シリコン(SiO2)からなり、その上面が半導体基板2の表面とほぼ面一になるようにトレンチ10内に収容されている。
素子分離部5によって区画された複数のアクティブ領域6には、それぞれ不揮発性メモリセル20(EEPROM)が1つずつ設けられている。
不揮発性メモリセル20は、半導体基板2の表面部に互いに間隔を空けて形成されたn型ソース領域23およびn型ドレイン領域24と、これらの間のチャネル領域25に対向するように配置されたフローティングゲート26と、このフローティングゲート26に積層されたコントロールゲート27とを備えている。n型ソース領域23、n型ドレイン領域24およびコントロールゲート27の表面には、それぞれシリサイド21,22,31が形成されている。
フローティングゲート26は、各アクティブ領域6に1つずつ設けられている。各フローティングゲート26は、アクティブ領域6の長手方向に直交する幅方向における両端部(オーバーラップ部分)が、埋め込み絶縁膜11にオーバーラップするように形成されている。
このような形状のフローティングゲート26は、前述のように各アクティブ領域6に1つずつ設けられている。したがって、1つの素子分離部5に対して幅方向一方側およびその反対側それぞれにフローティングゲート26が配置されていて、それらのフローティングゲート26は、共通の素子分離部5の埋め込み絶縁膜11にオーバーラップすることになる。
コントロールゲート27は、アクティブ領域6の長手方向に直交する幅方向に延びる直線状に形成されている。コントロールゲート27は、複数のアクティブ領域6に跨っていて、その上面が平坦となるように全てのフローティングゲート26を一括して覆っている。つまり、コントロールゲート27は、複数の不揮発性メモリセル20の共通の電極となっている。
また、アクティブ領域6の長手方向におけるフローティングゲート26およびコントロールゲート27の両側面は、互いに面一に形成されている。これにより、フローティングゲート26およびコントロールゲート27の積層構造は、段差のない平面状の側面を有している。すなわち、これらの2つのゲート26,27が半導体基板2の同じスペース上の領域に収まっている。これらの2つのゲート26,27により、フローティングゲート26の閾値電圧のばらつきを抑えると共に、不揮発性メモリセル20の微細化が図られている。そして、フローティングゲート26およびコントロールゲート27の両側面は、窒化シリコン等の絶縁材料からなるサイドウォール28に覆われている。
n型ソース領域23およびn型ドレイン領域24と、フローティングゲート26との間、すなわち、サイドウォール28の直下の領域には、それぞれn型ソース低濃度層29およびn型ドレイン低濃度層30が形成されている。これにより、LDD(Lightly Doped Drain)構造が形成されている。
n型ソース低濃度層29およびn型ドレイン低濃度層30は、n型ソース・ドレイン領域23,24よりも低濃度に形成され、かつ、これらよりも浅く不純物イオンを注入して形成された領域である。n型ソース・ドレイン低濃度層29,30は、フローティングゲート26およびコントロールゲート27に対して自己整合的に形成されている。一方、n型ソース・ドレイン領域23,24は、サイドウォール28に対して自己整合的に形成されている。
チャネル領域25において半導体基板2の表面には、フローティングゲート26に対向するようにトンネル酸化膜37が形成されている。トンネル酸化膜37の厚さは、たとえば90Å程度である。このトンネル酸化膜37は、チャネル領域25とフローティングゲート26との間で、FN(ファウラー・ノルドハイム)トンネリングによって電子を通過させる。
また、フローティングゲート26とコントロールゲート27との間は、絶縁膜によって絶縁されている。
ここで図4を参照して、この絶縁膜は、たとえば、窒化シリコン膜361を一対の酸化シリコン膜362,363で挟み込んだONO(酸化シリコン膜-窒化シリコン膜-酸化シリコン膜)構造の膜(以下、ONO膜36とする。)からなる。各膜の厚さは、窒化シリコン膜361が130Å厚程度、フローティングゲート26に接する下側の酸化シリコン膜362が40Å厚程度、コントロールゲート27に接する上側の酸化シリコン膜363が100Å厚程度である。また、ONO膜36は、その最表面にN成分が含まれている。具体的には、ONO膜36の上側の酸化シリコン膜363が、その表裏面から間隔を空けた厚さ方向途中部分にN成分濃度が0となる極小値Lminを有しており、コントロールゲート27と接する部分に当該極小値Lminよりも高い濃度でN成分を含んでいる。一方、ONO膜36の下側の酸化シリコン膜362は、窒化シリコン膜361との界面近傍でN成分を若干含むものの、N成分濃度に関して極小値を有しておらず、その厚さ方向途中部分からフローティングゲート27側へ向かってはN成分濃度が0となっている。
<CMOS領域>
半導体装置1は、本発明の第1トランジスタ用の領域の一例としてのHV−CMOS(High Voltage−Complementary Metal Oxide Semiconductor)領域40、本発明の第2トランジスタ用の領域の一例としてのMV−CMOS(Middle Voltage−Complementary Metal Oxide Semiconductor)領域70、および本発明の第2トランジスタ用の領域の一例としてのLV−CMOS(Low Voltage−Complementary Metal Oxide Semiconductor)領域90を共通の半導体基板2上に備えている。
HV−CMOS領域40、MV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90は、素子分離部5によって互いに分離されている。以下、(1)HV−CMOS領域40、(2)MV−CMOS70領域および(3)LV−CMOS領域90の順に説明する。
(1)HV−CMOS領域
HV−CMOS領域40は、n型のHV−nMOS41およびp型のHV−pMOS42を含む。n型のHV−nMOS41およびp型のHV−pMOS42は、これらを矩形状に取り囲む素子分離部5によって互いに分離されている。HV−nMOS41およびHV−pMOS42は、たとえば、定格電圧が5Vを超えて40V以下の高耐圧素子である。
HV−nMOS41用の領域には、この領域を矩形状に取り囲む素子分離部5の辺に沿って、ディープn型ウェル32が形成され、さらにディープn型ウェル32の内方領域には、p型ベース領域43が形成されている。p型ベース領域43は、その底部がトレンチ10よりも深くなるように形成されている。
p型ベース領域43において半導体基板2の表面には、HV−nMOSゲート絶縁膜51が形成されている。HV−nMOSゲート絶縁膜51は、たとえば、380Å〜440Åの厚さで形成されている。そして、HV−nMOSゲート絶縁膜51を挟んで半導体基板2に対向するように、HV−nMOSゲート電極52が形成されている。HV−nMOSゲート電極52の表面には、シリサイド49が形成されている。また、HV−nMOSゲート電極52の両側面は、窒化シリコン等の絶縁材料からなるサイドウォール53で覆われている。
そして、HV−nMOSゲート電極52に対して一方側に、HV−n型ドリフト領域50、HV−n型ソース領域44およびHV−n型ソースコンタクト領域47が形成され、その反対側に、HV−n型ドリフト領域50、HV−n型ドレイン領域45、およびHV−n型ドレインコンタクト領域48が形成されている。
HV−n型ドリフト領域50は、HV−nMOSゲート電極52に対して自己整合的に形成され、HV−n型ソース・ドレイン領域44,45は、それぞれサイドウォール53に対して自己整合的に形成されている。また、HV−n型ソース・ドレインコンタクト領域47,48は、それぞれHV−n型ソース・ドレイン領域44,45の内方領域に形成されている。また、HV−n型ソース・ドレインコンタクト領域47,48の表面には、それぞれシリサイドが形成されている。
HV−pMOS42用の領域には、HV−nMOS41用の領域と同様に、この領域を矩形状に取り囲む素子分離部5の辺に沿って、ディープn型ウェル32が形成され、さらにディープn型ウェル32の内方領域には、n型ベース領域54が形成されている。n型ベース領域54は、その底部がトレンチ10よりも深くなるように形成されている。
n型ベース領域54において半導体基板2の表面には、HV−pMOSゲート絶縁膜62が形成されている。HV−pMOSゲート絶縁膜62は、HV−nMOSゲート絶縁膜51と同じ厚さ、たとえば、380Å〜440Åの厚さで形成されている。そして、HV−pMOSゲート絶縁膜62を挟んで半導体基板2に対向するように、HV−pMOSゲート電極63が形成されている。HV−pMOSゲート電極63の表面には、シリサイド60が形成されている。また、HV−pMOSゲート電極63の両側面は、窒化シリコン等の絶縁材料からなるサイドウォール64で覆われている。
そして、HV−pMOSゲート電極63に対して一方側に、HV−p型ドリフト領域61、HV−p型ソース領域55およびHV−p型ソースコンタクト領域58が形成され、その反対側に、HV−p型ドリフト領域61、HV−p型ドレイン領域56、およびHV−p型ドレインコンタクト領域59が形成されている。
HV−p型ドリフト領域61は、HV−n型ドリフト領域50よりも深く形成され、HV−pMOSゲート電極63に対して自己整合的に形成されている。HV−p型ソース・ドレイン領域55,56は、HV−n型ソース・ドレイン領域44,45と同じ深さで形成され、それぞれサイドウォール64に対して自己整合的に形成されている。また、HV−p型ソース・ドレインコンタクト領域58,59は、HV−n型ソース・ドレインコンタクト領域47,48と同じ深さで形成され、それぞれHV−p型ソース・ドレイン領域55,56の内方領域に形成されている。また、HV−p型ソース・ドレインコンタクト領域58,59の表面には、それぞれシリサイドが形成されている。
(2)MV−CMOS領域
MV−CMOS領域70は、n型のMV−nMOS71およびp型のMV−pMOS72を含む。n型のMV−nMOS71およびp型のMV−pMOS72は、これらを矩形状に取り囲む素子分離部5によって互いに分離されている。MV−nMOS71およびMV−pMOS72は、たとえば、定格電圧が2V以上5V以下の中耐圧素子である。
MV−nMOS71用の領域には、HV−nMOS41用の領域と同様に、この領域を矩形状に取り囲む素子分離部5の辺に沿って、ディープn型ウェル32が形成され、さらにディープn型ウェル32の内方領域には、MV−p型ウェル73が形成されている。MV−p型ウェル73は、p型ベース領域43よりも不純物濃度が高く、かつ、p型ベース領域43よりも浅く形成されている。たとえば、MV−p型ウェル73は、その底部がトレンチ10の底部と同じ深さ位置になるように形成されている。また、MV−p型ウェル73は、HV−p型ドリフト領域61および後述するLV−p型ウェル93と同じ不純物濃度および同じ深さで形成されている。
MV−p型ウェル73の内方領域には、MV−n型ソース領域74およびMV−n型ドレイン領域75が、半導体基板2の表面に沿って互いに間隔を空けて形成されている。このMV−n型ソース領域74とMV−n型ドレイン領域75との間の領域が、MV−p型ウェル73のチャネル領域である。
MV−nMOS71用の領域において半導体基板2の表面には、MV−nMOSゲート絶縁膜77が形成されている。MV−nMOSゲート絶縁膜77は、前述のHV−nMOSゲート絶縁膜51よりも薄く形成されている。その厚さは、たとえば、130Å〜145Åである。そして、MV−nMOS71のチャネル領域に対向するように、MV−nMOSゲート絶縁膜77を挟んで、MV−nMOSゲート電極78が形成されている。MV−nMOSゲート電極78の表面には、シリサイド76が形成されている。また、MV−n型ソース領域74およびMV−n型ドレイン領域75は、MV−nMOSゲート電極78に対して自己整合的に形成されている。
MV−nMOSゲート電極78の両側面は、窒化シリコン等の絶縁材料からなるサイドウォール79で覆われている。
そして、MV−n型ソース・ドレイン領域74,75の内方領域には、それぞれサイドウォール79に対して自己整合的に、MV−n型ソースコンタクト領域80およびMV−n型ドレインコンタクト領域33が形成されている。また、MV−n型ソース・ドレインコンタクト領域80,33の表面には、それぞれシリサイドが形成されている。
MV−pMOS72用の領域には、HV−nMOS41用の領域と同様に、この領域を矩形状に取り囲む素子分離部5の辺に沿って、ディープn型ウェル32が形成され、さらにディープn型ウェル32の内方領域には、MV−n型ウェル81が形成されている。MV−n型ウェル81は、n型ベース領域54よりも不純物濃度が高く、かつ、n型ベース領域54よりも浅く形成されている。たとえば、MV−n型ウェル81は、その底部がトレンチ10の底部と同じ深さ位置になるように形成されている。また、MV−n型ウェル81は、後述するLV−n型ウェル101と同じ不純物濃度および同じ深さで形成されている。
MV−n型ウェル81の内方領域には、MV−p型ソース領域82およびMV−p型ドレイン領域83が、半導体基板2の表面に沿って互いに間隔を空けて形成されている。このMV−p型ソース領域82とMV−p型ドレイン領域83との間の領域が、MV−n型ウェル81のチャネル領域である。
MV−pMOS72用の領域において半導体基板2の表面には、MV−pMOSゲート絶縁膜85が形成されている。MV−pMOSゲート絶縁膜85は、MV−nMOSゲート絶縁膜77と同じ厚さ、同じ材料で形成されている。そして、MV−pMOS72のチャネル領域に対向するように、MV−pMOSゲート絶縁膜85を挟んで、MV−pMOSゲート電極86が形成されている。MV−pMOSゲート電極86の表面には、シリサイド84が形成されている。また、MV−p型ソース領域82およびMV−p型ドレイン領域83は、MV−pMOSゲート電極86に対して自己整合的に形成されている。
MV−pMOSゲート電極86の両側面は、窒化シリコン等の絶縁材料からなるサイドウォール87で覆われている。
そして、MV−p型ソース・ドレイン領域82,83の内方領域には、それぞれサイドウォール87に対して自己整合的に、MV−p型ソースコンタクト領域88およびMV−p型ドレインコンタクト領域89が形成されている。また、MV−p型ソース・ドレインコンタクト領域88,89の表面には、それぞれシリサイドが形成されている。
(3)LV−CMOS領域
LV−CMOS領域90は、n型のLV−nMOS91およびp型のLV−pMOS92を含む。n型のLV−nMOS91およびp型のLV−pMOS92は、これらを矩形状に取り囲む素子分離部5によって互いに分離されている。LV−nMOS91およびLV−pMOS92は、たとえば、定格電圧が2V未満の低耐圧素子である。
LV−nMOS91用の領域およびLV−pMOS92用の領域には、これらの領域を一括して覆うように、素子分離部5の辺に沿ってディープn型ウェル140が形成されている。ディープn型ウェル140は、n型ベース領域54と同じ不純物濃度および同じ深さで形成されている。
LV−nMOS91用の領域においてディープn型ウェル140の内方領域には、この領域を矩形状に取り囲む素子分離部5の辺に沿ってLV−p型ウェル93が形成されている。LV−p型ウェル93は、p型ベース領域43よりも不純物濃度が高く、かつ、p型ベース領域43よりも浅く形成されている。たとえば、LV−p型ウェル93は、その底部がトレンチ10の底部と同じ深さ位置になるように形成されている。
LV−p型ウェル93の内方領域には、LV−n型ソース領域94およびLV−n型ドレイン領域95が、半導体基板2の表面に沿って互いに間隔を空けて形成されている。このLV−n型ソース領域94とLV−n型ドレイン領域95との間の領域が、LV−p型ウェル93のチャネル領域である。
LV−nMOS91用の領域において半導体基板2の表面には、LV−nMOSゲート絶縁膜97が形成されている。LV−nMOSゲート絶縁膜97は、前述のMV−nMOSゲート絶縁膜77よりもさらに薄く形成されている。その厚さは、たとえば、23Å〜25Åである。そして、LV−nMOS91のチャネル領域に対向するように、LV−nMOSゲート絶縁膜97を挟んで、LV−nMOSゲート電極98が形成されている。LV−nMOSゲート電極98の表面には、シリサイド96が形成されている。また、LV−n型ソース領域94およびLV−n型ドレイン領域95は、LV−nMOSゲート電極98に対して自己整合的に形成されている。また、LV−nMOSゲート電極98の両側面は、窒化シリコン等の絶縁材料からなるサイドウォール99で覆われている。
そして、LV−n型ソース・ドレイン領域94,95の内方領域には、それぞれサイドウォール99に対して自己整合的に、LV−n型ソースコンタクト領域100およびLV−n型ドレインコンタクト領域34が形成されている。また、LV−n型ソース・ドレインコンタクト領域100,34の表面には、それぞれシリサイドが形成されている。
LV−pMOS92用の領域においてディープn型ウェル140の内方領域には、この領域を矩形状に取り囲む素子分離部5の辺に沿ってLV−n型ウェル101が形成されている。LV−n型ウェル101は、n型ベース領域54よりも不純物濃度が高く、かつ、n型ベース領域54よりも浅く形成されている。たとえば、LV−n型ウェル101は、その底部がトレンチ10の底部と同じ深さ位置になるように形成されている。
LV−n型ウェル101の内方領域には、LV−p型ソース領域102およびLV−p型ドレイン領域103が、半導体基板2の表面に沿って互いに間隔を空けて形成されている。このLV−p型ソース領域102とLV−p型ドレイン領域103との間の領域が、LV−n型ウェル101のチャネル領域である。
LV−pMOS92用の領域において半導体基板2の表面には、LV−pMOSゲート絶縁膜105が形成されている。LV−pMOSゲート絶縁膜105は、LV−nMOSゲート絶縁膜97と同じ厚さ、同じ材料で形成されている。そして、LV−pMOS92のチャネル領域に対向するように、LV−pMOSゲート絶縁膜105を挟んで、LV−pMOSゲート電極106が形成されている。LV−pMOSゲート電極106の表面には、シリサイド104が形成されている。また、LV−p型ソース領域102およびLV−p型ドレイン領域103は、LV−pMOSゲート電極106に対して自己整合的に形成されている。また、LV−pMOSゲート電極106の両側面は、窒化シリコン等の絶縁材料からなるサイドウォール107で覆われている。
そして、LV−p型ソース・ドレイン領域102,103の内方領域には、それぞれサイドウォール107に対して自己整合的に、LV−p型ソースコンタクト領域108およびLV−p型ドレインコンタクト領域109が形成されている。また、LV−p型ソース・ドレインコンタクト領域108,109の表面には、それぞれシリサイドが形成されている。
そして、前述のメモリセル領域3およびCMOS領域4を覆うように、半導体基板2上に層間絶縁膜110が積層されている。層間絶縁膜110は、たとえば、酸化シリコン等の絶縁材料からなる。
層間絶縁膜110上には、アルミニウム等の導電材からなる複数の配線111が形成されている。複数の配線111は、層間絶縁膜110を貫通するコンタクトプラグ113を介して、n型ソース領域23、n型ドレイン領域24、HV−n型ソースコンタクト領域47、HV−n型ドレインコンタクト領域48、HV−p型ソースコンタクト領域58、HV−p型ドレインコンタクト領域59、MV−n型ソースコンタクト領域80、MV−n型ドレインコンタクト領域33、MV−p型ソースコンタクト領域88、MV−p型ドレインコンタクト領域89、LV−n型ソースコンタクト領域100、LV−n型ドレインコンタクト領域34、LV−p型ソースコンタクト領域108、LV−p型ドレインコンタクト領域109にそれぞれ接続されている。
そして、層間絶縁膜110上には、それぞれの配線111を被覆するように、窒化シリコン等の絶縁材料からなる表面保護膜118が形成されている。
不揮発性メモリセル20に対する情報の書き込み、消去および読み出しの各動作は、以下のように行うことができる。
フローティングゲート26に対する電子の注入は、たとえば、n型ソース領域23をグランド電位とした状態で、コントロールゲート27およびn型ドレイン領域24に正電圧を印加すると、n型ソース領域23からトンネル酸化膜37を介するFNトンネリングによって、フローティングゲート26に電子が注入される。
フローティングゲート26からの電子の引き抜きは、たとえば、n型ドレイン領域24をオープンとした状態で、コントロールゲート27に負電圧を印加し、n型ソース領域23に正電圧を印加すると、フローティングゲート26からトンネル酸化膜37を介するFNトンネリングによって、n型ソース領域23へと電子が引き抜かれる。
フローティングゲート26に電子が注入されると、このフローティングゲート26が帯電している状態では、不揮発性メモリセル20を導通させるためにコントロールゲート27に印加すべき閾値電圧が高くなる。そこで、コントロールゲート27に与えるべき読出電圧を、フローティングゲート26が非帯電状態(電子が引き抜かれた状態)のときにn型ソース領域23−n型ドレイン領域24間が遮断状態に保持され、かつ、フローティングゲート26が帯電状態(電子が注入された状態)のときにn型ソース領域23−n型ドレイン領域24間を導通させることができる値に設定しておく。このとき、ソース側に電流が流れるか否かを調べることによって、フローティングゲート26に電子が注入されているかどうかを区別できる。このようにして、不揮発性メモリセル20に対する情報の書き込み、消去および読み出しの各動作を行うことができる。
次に、図5〜図40を参照して、半導体装置1の製造工程を説明する。
図5〜図40は、本発明の半導体装置1の製造工程の一例を工程順に説明するための断面図である。図5〜図40において、図5、図7、図9のように奇数番号の図面がメモリセル領域3の工程を示し、図6、図8、図10のように偶数番号の図面がCMOS領域4の工程を示している。
半導体装置1を製造するには、図5および図6に示すように、たとえば熱酸化法によって、半導体基板2の表面にパッド酸化膜114が形成され、その後、たとえばCVD法によって、パッド酸化膜114上にハードマスク120が形成される。パッド酸化膜114の厚さは、たとえば125Å程度である。また、ハードマスク120は、たとえば厚さ800Å程度の窒化シリコン膜によって形成されている。
次に、図7および図8に示すように、トレンチ10を形成すべき領域に選択的に開口を形成するために、ハードマスク120およびパッド酸化膜114が選択的にエッチングされる。そして、この開口を介して半導体基板2にエッチングガスが供給される。エッチングガスが当該開口から半導体基板2の深さ方向に向けて進行して、断面視テーパ状のトレンチ10がメモリセル領域3およびCMOS領域4に同時に形成される。
次に、図9および図10に示すように、当該トレンチ10が酸化シリコンの堆積によって埋め戻される。酸化シリコンの堆積は、たとえば、たとえば、P−CVD(Plasma-Enhanced Chemical Vapor Deposition:プラズマCVD)法、または、HDP−CVD(High-Density Plasma Chemical Vapor Deposition:高密度プラズマCVD)法によって行われる。好ましくは、HDP−CVD法である。トレンチ10およびハードマスク120の開口が酸化シリコンで埋め戻され、さらにハードマスク120が酸化シリコンで完全に覆われる。その後、当該酸化シリコンの不要部分(トレンチ10およびハードマスク120の開口外の部分)が、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)法によって除去される。CMPは、ハードマスク120の表面と埋め込み酸化膜の表面(研磨面)とが面一になるまで続けられる。これにより、トレンチ10およびハードマスク120の開口を満たすように埋め込み絶縁膜11が埋め込まれ、素子分離部5が形成される。この工程では、トレンチ10内へ酸化シリコンを均一かつ一様に埋め込むために、たとえば、RIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)法による薄膜化と、P−CVD法またはHDP−CVD法による堆積とを交互に繰り返しながら、酸化シリコンを堆積させてもよい。
素子分離部5の形成後、図11および図12に示すように、ハードマスク120と共に、ハードマスク120の開口に残っていた埋め込み絶縁膜11が除去される。次に、HV−CMOS領域40およびMV−CMOS領域70において、ディープn型ウェル32を形成すべき領域に、レジスト膜や酸化シリコン膜等をマスク(図示せず)として用いて、n型不純物イオンが選択的に注入される。たとえば、n型不純物イオンとしてヒ素(As+)イオンまたはリン(P+)イオンが用いられる。これにより、ディープn型ウェル32が形成される。
次に、HV−CMOS領域40およびLV−CMOS領域90において、n型ベース領域54およびディープn型ウェル140を形成すべき領域それぞれに、レジスト膜や酸化シリコン膜等をマスク(図示せず)として用いて、n型不純物イオンが選択的に注入される。たとえば、n型不純物イオンとしてヒ素(As+)イオンまたはリン(P+)イオンが用いられる。これにより、n型ベース領域54およびディープn型ウェル140が同時に形成される。
次に、HV−CMOS領域40において、p型ベース領域43を形成すべき領域に、レジスト膜や酸化シリコン膜等をマスク(図示せず)として用いて、p型不純物イオンが選択的に注入される。たとえば、p型不純物としてホウ素(B+)イオンが用いられる。これにより、p型ベース領域43が形成される。
次に、図13および図14に示すように、たとえばCVD法によって、半導体基板2の表面全域にハードマスク122が形成される。ハードマスク122は、たとえば厚さ300Å程度の窒化シリコン膜によって形成されている。ハードマスク122の形成後、ハードマスク122の表面に酸化膜123が形成される。酸化膜123は、たとえば熱酸化法によって、窒化シリコンからなるハードマスク122の表面を酸化することによって形成できる。なお、酸化膜123は、CVD法によって形成してもよい。
次に、図15および図16に示すように、たとえばエッチングによって、メモリセル領域3およびHV−CMOS領域40上にある、酸化膜123、ハードマスク122およびパッド酸化膜114が選択的に除去される。これにより、メモリセル領域3およびHV−CMOS領域40において、半導体基板2の表面が露出する。
次に、図17および図18に示すように、MV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90がハードマスク122で覆われた状態で、半導体基板2が熱酸化される。これにより、ハードマスク122で覆われていないメモリセル領域3およびHV−CMOS領域40の半導体基板2の表面に、トンネル酸化膜37が形成される。次に、半導体基板2上に、不純物イオン(たとえばリン(P+)イオン)を添加したポリシリコン膜115が堆積される。ポリシリコン膜115の厚さは、たとえば700Å程度である。
次に、図19および図20に示すように、メモリセル領域3において、素子分離部5上のポリシリコン膜115が選択的に除去されることによって、フローティングゲート26が形成される。
次に、図21および図22に示すように、半導体基板2上に、図4に示す酸化シリコン膜362、窒化シリコン膜361および酸化シリコン膜363を順に積層することによって、3層構造のONO膜36が形成される。次に、ONO膜36上に保護膜126が形成される。この保護膜126は、たとえば、窒化シリコンからなり、MV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90を覆うハードマスク122よりも薄く形成される。たとえば、保護膜126が100Å程度であり、ハードマスク122が300Åである。
次に、CMOS領域4の熱酸化工程が行われる。具体的には、HV−CMOS領域40、MV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90の熱酸化がこの順に行われる。
まず、HV−CMOS領域40用のゲート酸化が行われる。図23および図24に示すように、HV−CMOS領域40を覆っている保護膜126、ONO膜36およびポリシリコン膜115が選択的に除去される。この際、MV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90においても、ハードマスク122上の保護膜126、ONO膜36およびポリシリコン膜115が除去される。次に、HV−CMOS領域40のトンネル酸化膜37が除去されることによって、HV−CMOS領域40において半導体基板2の表面が露出する。トンネル酸化膜37の除去の際には、ハードマスク122上の酸化膜123が除去される。
次に、図25および図26に示すように、MV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90にハードマスク122を残した状態で、半導体基板2が熱酸化される。この熱酸化は、たとえば、900℃〜1000℃で10分〜30分間行われる。これにより、ハードマスク122、ポリシリコン膜115およびONO膜36等で覆われていないHV−CMOS領域40に、HV−nMOSゲート絶縁膜51およびHV−pMOSゲート絶縁膜62が同時に形成される。この際、ハードマスク122および保護膜126も表面側から酸化されて、それぞれの表面部に酸化シリコン部分が形成される。なお、この実施形態では、保護膜126の厚さは100Å程度であるが、HV-CMOS領域40の熱酸化後に窒化シリコンの部分が保護膜126の下部に残る構成であれば(つまり、保護膜126が完全に酸化されて表面の酸化シリコン部分に支配されなければ)、さらに薄くてもよい。
次に、半導体基板2上にフッ酸(HF)を供給してハードマスク122および保護膜126の表面の酸化シリコン部分を選択的に除去した後、リン酸(H3PO4)を供給することによって、MV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90を覆うハードマスク122および保護膜126が同時に除去される。この際、保護膜126がハードマスク122よりも薄く形成されているので、保護膜126の除去に必要なエッチング時間が、ハードマスク122のエッチング時間よりも短くて済む。そのため、ハードマスク122の除去完了時に、保護膜126の除去を確実に終えることができる。これにより、ONO膜36上に保護膜126が残ることを防止できる。
次に、MV−CMOS領域70用のゲート酸化が行われる。具体的には、図27および図28に示すように、ハードマスク122の除去によって露出したMV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90からパッド酸化膜114が選択的に除去される。そして、MV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90において露出した半導体基板2の表面が熱酸化される。この熱酸化は、HV−CMOS領域40用のゲート酸化よりも低温で行われ、たとえば、850℃〜950℃で5分〜10分間行われる。これにより、MV−CMOS領域70に、MV−nMOSゲート絶縁膜77およびMV−pMOSゲート絶縁膜85が同時に形成される。その後、この熱酸化によってLV−CMOS領域90に形成された絶縁膜116が選択的に除去される。
次に、LV−CMOS領域90用のゲート酸化が行われる。図29および図30に示すように、残ったLV−CMOS領域90において露出した半導体基板2の表面が熱酸化されることによって、LV−CMOS領域90に、LV−nMOSゲート絶縁膜97およびLV−pMOSゲート絶縁膜105が同時に形成される。この熱酸化は、MV−CMOS領域70用のゲート酸化よりも低温で行われ、たとえば、700℃〜800℃で5分〜10分間行われる。
次に、図31および図32に示すように、MV−n型ウェル81およびLV−n型ウェル101を形成すべき領域に、n型不純物イオンが選択的に注入される。これにより、MV−n型ウェル81およびLV−n型ウェル101が同時に形成される。
次に、MV−p型ウェル73およびLV−p型ウェル93を形成すべき領域に、p型不純物イオンが選択的に注入される。これにより、MV−p型ウェル73およびLV−p型ウェル93が同時に形成される。
次に、半導体基板2上に、不純物イオン(たとえばリン(P+)イオン)を添加したポリシリコン膜117が堆積される。ポリシリコン膜117の厚さは、たとえば210nm程度である。
次に、図33および図34に示すように、このポリシリコン膜117が選択的にエッチングされる。これにより、コントロールゲート27、HV−nMOSゲート電極52、HV−pMOSゲート電極63、MV−nMOSゲート電極78、MV−pMOSゲート電極86、LV−nMOSゲート電極98およびLV−pMOSゲート電極106が同時に形成される。すなわち、CMOS領域4のゲート電極52、63、78、86、98、106が、コントロールゲート27の材料を利用して形成される。
その後、トンネル酸化膜37、HV−nMOSゲート絶縁膜51、HV−pMOSゲート絶縁膜62、MV−nMOSゲート絶縁膜77、MV−pMOSゲート絶縁膜85、LV−nMOSゲート絶縁膜97およびLV−pMOSゲート絶縁膜105における、上述のゲート電極27(26)、52、63、78、86、98、106の直下にある部分以外の部分が選択的に除去される。
次に、図35および図36に示すように、半導体基板2への選択的なイオン注入によって、n型ソース低濃度層29、n型ドレイン低濃度層30、HV−n型ドリフト領域50、HV−p型ドリフト領域61、MV−n型ソース領域74、MV−n型ドレイン領域75、MV−p型ソース領域82、MV−p型ドレイン領域83、LV−n型ソース領域94、LV−n型ドレイン領域95、LV−p型ソース領域102およびLV−p型ドレイン領域103が形成される。
次に、図37および図38に示すように、フローティングゲート26およびコントロールゲート27の側面、ならびにCMOS領域4のゲート電極52、63、78、86、98、106の側面のそれぞれにサイドウォール28、53、64、79、87、99、107が同時に形成される。サイドウォール28、53、64、79、87、99、107は、たとえば、CVD法によって、半導体基板2の全面に窒化シリコン膜等の絶縁膜が形成された後、その絶縁膜をドライエッチングによってエッチバックすることにより形成される。
次に、図39および図40に示すように、半導体基板2への選択的なイオン注入によって、n型ソース領域23、n型ドレイン領域24、HV−n型ソース領域44、HV−n型ドレイン領域45、HV−n型ソースコンタクト領域47、HV−n型ドレインコンタクト領域48、HV−p型ソース領域55、HV−p型ドレイン領域56、HV−p型ソースコンタクト領域58、HV−p型ドレインコンタクト領域59、MV−n型ソースコンタクト領域80、MV−n型ドレインコンタクト領域33、MV−p型ソースコンタクト領域88、MV−p型ドレインコンタクト領域89、LV−n型ソースコンタクト領域100、LV−n型ドレインコンタクト領域34、LV−p型ソースコンタクト領域108およびLV−p型ドレインコンタクト領域109が形成される。
次に、コントロールゲート27、HV−nMOSゲート電極52、HV−pMOSゲート電極63、MV−nMOSゲート電極78、MV−pMOSゲート電極86、LV−nMOSゲート電極98、LV−pMOSゲート電極106、n型ソース領域23、n型ドレイン領域24、HV−n型ソースコンタクト領域47、HV−n型ドレインコンタクト領域48、HV−p型ソースコンタクト領域58、HV−p型ドレインコンタクト領域59、MV−n型ソースコンタクト領域80、MV−n型ドレインコンタクト領域33、MV−p型ソースコンタクト領域88、MV−p型ドレインコンタクト領域89、LV−n型ソースコンタクト領域100、LV−n型ドレインコンタクト領域34、LV−p型ソースコンタクト領域108およびLV−p型ドレインコンタクト領域109のそれぞれの表面にシリサイドが形成される。
この後は、図2および図3に示すように、層間絶縁膜110が形成された後、各種コンタクトプラグ113および配線111が形成される。次に、メモリセル領域3およびCMOS領域4における層間絶縁膜110および各配線111を被覆するように、窒化シリコン等の絶縁材料からなる表面保護膜118が形成され、表面保護膜118に各電極をワイヤボンディング用のパッドとして露出させる開口(図示せず)が形成される。
以上の工程を経て、図1〜図3に示したメモリセル領域3およびCMOS領域4を備えた半導体装置1が得られる。なお、層間絶縁膜110は複数積層されてもよい。
以上のように、図5〜図40に示した方法によれば、従来と同様に、酸化シリコン膜362、窒化シリコン膜361および酸化シリコン膜363を順に積層することによって、3層構造のONO膜36が形成される(図21参照)。その後、このONO膜36を保護膜126で覆った状態で、HV−CMOS領域40用のゲート酸化が行われる(図26参照)。この熱酸化は、たとえば、900℃〜1000℃で10分〜30分間行われるため、ONO膜36が完全に露出していると、上側の酸化シリコン膜363が熱酸化の影響を受け、その構造が変化する場合がある。たとえば、ONO膜36の膜質にばらつきが出るかもしれない。
そこで、この実施形態では、この熱酸化時にONO膜36を保護膜126で覆うことによって、当該熱酸化によってONO膜36が受ける影響を抑制できる。その結果、当該影響に起因するONO膜36の構造変化を抑制でき、不揮発性メモリセル20の特性に与える影響を低減できる。
一方、比較的低温で行われるMV−CMOS領域70およびLV−CMOS領域90用のゲート酸化時(図27〜図30参照)には、ONO膜36を保護膜で覆わないようにすることで、少なくとも、これらの領域70,90用の熱酸化のためだけに保護膜を形成する手間を省くことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態において、半導体装置1の各半導体部分の導電型を反転した構成が採用されてもよい。たとえば、半導体装置1において、p型の部分がn型であり、n型の部分がp型であってもよい。
また、メモリセル領域3およびCMOS領域4の周囲には、チャージポンプ、ツェナーダイオード、MISトランジスタ等の各種素子が形成された周辺回路領域が設定されていてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 半導体装置
2 半導体基板
3 メモリセル領域
4 CMOS領域
20 不揮発性メモリセル
26 フローティングゲート
27 コントロールゲート
36 ONO膜
40 HV−CMOS領域
41 HV−nMOS
42 HV−pMOS
51 HV−nMOSゲート絶縁膜
52 HV−nMOSゲート電極
62 HV−pMOSゲート絶縁膜
63 HV−pMOSゲート電極
70 MV−CMOS領域
71 MV−nMOS
72 MV−pMOS
77 MV−nMOSゲート絶縁膜
78 MV−nMOSゲート電極
85 MV−pMOSゲート絶縁膜
86 MV−pMOSゲート電極
90 LV−CMOS領域
91 LV−nMOS
92 LV−pMOS
97 LV−nMOSゲート絶縁膜
98 LV−nMOSゲート電極
105 LV−pMOSゲート絶縁膜
106 LV−pMOSゲート電極
122 ハードマスク
126 保護膜
361 窒化シリコン膜
362 酸化シリコン膜
363 酸化シリコン膜

Claims (8)

  1. 不揮発性メモリセルおよびトランジスタを共通の半導体基板上に選択的に備える半導体装置の製造方法であって、
    前記不揮発性メモリセル用の領域にフローティングゲートを選択的に形成する工程と、
    前記フローティングゲート上に、酸化シリコン(SiO2)膜、窒化シリコン(SiN)膜および酸化シリコン(SiO2)膜をこの順に積層することによってONO膜を形成する工程と、
    前記ONO膜上に保護膜を形成する工程と、
    前記トランジスタ用の領域の所定領域を選択的に覆うように、前記保護膜と同じ材料からなる第2保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜および前記第2保護膜を前記半導体基板上に残した状態で、前記トランジスタ用の領域の前記第2保護膜で覆われた領域外の酸化膜形成領域を選択的に熱酸化することによって、当該酸化膜形成領域にゲート酸化膜を形成する工程と、
    前記ゲート酸化膜の形成後、前記保護膜および前記第2保護膜同一工程で除去する工程とを含み、
    前記保護膜は、前記第2保護膜よりも薄い、半導体装置の製造方法。
  2. 前記保護膜は、窒化シリコン(SiN)膜からなる、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記トランジスタ用の領域は、定格電圧が5Vを超えて40V以下の第1トランジスタ用の領域を含み、
    前記第1トランジスタ用の領域を熱酸化するときに、前記ONO膜を前記保護膜で覆っておく、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記トランジスタ用の領域は、定格電圧が5V以下の第2トランジスタ用の領域をさらに含み、
    前記第2トランジスタ用の領域を熱酸化するときには、前記ONO膜を前記保護膜で覆わないで露出させておく、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記ゲート酸化膜を形成する工程は、前記ONO膜を前記保護膜で覆った状態で、厚さが380Å〜440Åのゲート酸化膜を形成する工程を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記保護膜の除去後、前記ONO膜上にコントロールゲートを形成し、同時に、前記コントロールゲートと同じ材料からなるゲート電極を前記ゲート酸化膜上に形成する工程をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記トランジスタ用の領域は、CMOSトランジスタ用の領域を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記CMOSトランジスタ用の領域は、定格電圧が5Vを超えて40V以下の高耐圧CMOS用の領域、定格電圧が2V以上5V以下の中耐圧CMOS用の領域、および定格電圧が2V未満の低耐圧CMOS用の領域を選択的に含む、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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