JP6172370B1 - 穿刺手技練習用の模擬組織体及びその使用方法。 - Google Patents

穿刺手技練習用の模擬組織体及びその使用方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】穿刺練習による傷の対策を図り、血管位置及び深さの違いの血管位置特定練習と穿刺手技練習をする模擬組織体及びその使用方法を得ること。【解決手段】模擬表皮層と模擬組織層と模擬筋肉層と模擬組織層と模擬表皮層の順に積層状に形成すると共に該模擬筋肉層に模擬血管を配置し、また該模擬血管の血管チューブの外周面を軟質粘着材で形成し、また該模擬表皮層と模擬組織層を一体的に取替えができる交換模擬皮膚層とし、また模擬血管により交換模擬皮膚層の表面が若干盛上るように、該模擬血管の下部にその盛上り程度の模擬筋肉層を設け、また模擬血管の直径より若干乃至所定量厚い模擬筋肉層の表面側に模擬血管を片寄せて埋設状に配置した模擬組織体と、該模擬組織体の両表面側から血管位置特定練習及び穿刺手技練習に使用できるように該模擬組織体を表裏反転させて使用する使用方法。【選択図】図1

Description

本発明は、人体に触知による血管位置特定練習と、穿刺する手技の練習におけるその血管位置特定練習及び穿刺手技練習用の模擬組織体及びその使用方法に関する。
従来、静脈注射、皮下注射、或いは筋肉注射等の練習のために注射針を刺入する穿刺手技練習用として、模擬皮膚及び皮下組織又は模擬筋肉組織で構成する模擬組織体内に模擬血管を埋設して構成し、その表面側の模擬皮膚の穿刺部位における血管位置を触知により特定する血管位置特定練習及び穿刺手技練習用器具が一般的に知られている。
また、その穿刺する模擬組織体は、模擬皮膚、皮下組織及び模擬筋肉組織を人体の組織と類似した柔らかさの皮膚感触を有する合成樹脂で製作したものが一般的に使用されている。
そして、上記模擬血管は、穿刺することにより損傷し、その損傷と模擬血液の液圧により模擬血管近傍に漏れ出し、よって繰り返し使用することができないことから損傷ごとに、その損傷部材若しくは全体を交換使用されている。
而して、先行技術として、針の貫通を阻止するベースと、その外表面が略舟底形の吸水性のあるスポンジ材の肉厚部と、その肉厚部の上面に人工血管を配置し、その上から覆う人工皮膚は、表皮内面に薄いゲル材を貼付して成り、前記肉厚部に対しては弱粘着性を持たせ、その吸水性のある肉厚部に対し装脱自在の形で剥離可能に構成したとする実施例が開示される「血管注射シミュレータ」がある。(例えば、特許文献1参照)
また、他の先行技術として、繰り返し使用に耐えると共に、皮下の血管への注射の練習に際して、人体のそれに近似し、同様の感触を持って練習可能な注射練習器及びその製造方法を提供する(段落0009)とし、その構成を「…高弾力性層を構成する下層の高弾力シリコンゴムシート1と、その上面に接合状態に配した低弾力性層を構成する上層の低弾力シリコンゴムシート2と、低弾力シリコンゴムシート2に埋め込んだ大径の模擬血管用チューブ3a及び小径の模擬血管チューブ3bとで構成した…」、(段落0036)とし、その注射練習器の形成は「下型k1上に上型k2をセットし、該シリコンゴム材12の上面を加圧成形及び加熱により、該シリコンゴム材12は低弾力シリコンゴムシート2に変換され、同時に高弾力シリコンゴムシート1とも一体となって基材4を構成し、かつこれも同時に模擬血管用チューブ3a、3bもこれに埋設状態で一体となる。」(段落0043、0044)とした実施例が開示される「注射練習器及びその製造方法」がある。(例えば、特許文献2参照)
さらに、他の先行技術として、ポリウレタンゲル材製の下層模擬筋肉層(31)と、ポリウレタン材製の袋状体(33)内にポリウレタンゲル材製の充填物(34)を充填した上層模擬筋肉層(32)との間に前記模擬血管(2)を配置した構成とした実施例が開示される「注射練習器具」がある。(例えば、特許文献3参照)
特開2006−第317635号公報 特開2010−第243867号公報 特開2007−第206379号公報
従来、注射針を刺入する穿刺手技練習用として、模擬皮膚及び皮下組織又は模擬筋肉組織の模擬組織体内に埋設される模擬血管とで構成された高価な穿刺手技練習用器具があり、その穿刺手技練習用器具で練習生が穿刺手技練習するとき、不慣れから刺入ミスをして模擬血液が漏れ、また何度も刺入を繰り返すことによる模擬皮膚及び模擬血管の破損も早く、そしてその破損部分の交換を簡易にすばやくできるものは無く、結果、高価な割には十分な練習ができず、また高価が故にプレッシャーにより練習に集中できないという大きな課題があった。
また、従来、模擬組織体内に埋設された模擬血管は、一定の深さに埋設されているため血管の皮下深度差の違いを知る触知練習にならず、よって血管位置の浅いものと深いものの違いを特定する触知による血管位置特定練習と、その血管位置に穿刺する穿刺手技練習に対応しておらず、よって深度差の違いによる血管位置特定練習と、その穿刺手技練習に対応できないという課題があった。
よって、模擬皮膚及び模擬血管の穿刺による破損とそれによる液漏れの防止対策、また破損部位の交換が容易にできることと、それによるランニングコストの削減、そしてそれらによる安価な穿刺手技練習装置で気遣い無く穿刺練習ができ、また模擬血管の深度差の違いの触知による血管位置特定練習と、その穿刺手技練習ができる模擬組織体の改善が要望されていた。
而して、先行技術の特許文献1の「血管注射シミュレータ」は、針の貫通を阻止するベースと、その外表面が吸水性のある肉厚部と、その肉厚部の上面に人工血管を配置し、その上から覆う表皮内面に薄いゲル材を貼付した人工皮膚を、その肉厚部を介して装脱自在で剥離可能に構成し、その人工皮膚を剥離することで「人工血管15−1を取り換えて10人位続けて練習できる。」(段落0041)の記載があり、また刺入する針の行方を細かく観察するため、その人工皮膚を剥離することで「失敗の場合には人工皮膚7をめくり上げ、針の行方を細かく観察することができる。」(段落0039)との記載から、人工皮膚を剥離することで人工血管15−1の取り換えと、針の行方を細かく観察することできるとしている。
しかしそのことは、(段落0041)に記載される「次の実施者に他の人工血管15−1に対して採血練習することができる。人工血管15−1を取り換えて10人位続けて練習できる。…」の記載から一度、採血練習すると、その人工血管15−1を取り替えることが前提として記載されており、その都度の取り替えるための手間と、その取り替え消費する人工血管15−1がコスト高となり、多くの採血練習を行うことが制限されるという課題が存在していた。
また、人工皮膚7に対しては、(段落0041)に「…ディスポーザル品は人工血管15−1のみで、人工皮膚7の表皮5として針の痕跡が残らないものを使用すれば、…」との記載から、人工皮膚7は取り替えないこととし、しかしそのことは針の痕跡が残らなくても、そこには穿刺によるキズが現実に存在し、見えないキズがある状態で続けて穿刺練習すると、そのキズにより針を刺入する感覚が微妙に変化し、特に、何度も穿刺した後でのキズは、見えなくとも針を刺入する感覚がそのキズにより大きく変化し、実際とは違う穿刺練習となり、また適切な注射針の刺入部を探すという、注射の練習にとって重要と思われる練習が、その繰り返しのキズにより臨場感のある穿刺練習ができないという課題が存在する。
而して、先行技術である特許文献2の「注射練習器及びその製造方法」は、下層の高弾力シリコンゴムシート1と、上層の低弾力シリコンゴムシート2との間に、その低弾力シリコンゴムシート2に埋め込んだ大径の模擬血管用チューブ3a及び小径の模擬血管チューブ3bを接合状態に配して埋設状態に一体とした基材4とした構成を注射練習器とし、また課題解決の(段落0009)の「…模擬血管が繰り返し使用に耐える…」の記載から複数回の穿刺練習で、その一体とした基材4では、模擬血管用チューブ3a及び模擬血管チューブ3bに針を刺入する感覚が、その穿刺のキズにより変化して臨場感のある穿刺練習ができず、繰り返し使用に耐えるとすることが、反って臨場感のある穿刺練習ができ無いという穿刺練習の課題が存在することとなる。
また、基材4の注射練習器を一体としたことで、穿刺練習により寿命となったとき、その一体とした基材4の注射練習器を全て交換することとなり、コスト高の要因となる課題が存在することとなる。
而して、先行技術である特許文献3の「注射練習器具」は、ポリウレタンゲル材製の下層模擬筋肉層31と、ポリウレタン材製の袋状体33内にポリウレタンゲル材製の充填物34を充填した上層模擬筋肉層32との間に前記模擬血管2を配置した構成とすることで、繰り返し注射針を刺しても損傷することが無いとしているが、模擬筋肉層3のポリウレタン材製の袋状体33内にポリウレタンゲル材製の充填物34を充填した上層模擬筋肉層32のポリウレタンゲルそのものは、繰り返し注射針を刺しても損傷することが無いとしても、ポリウレタン材製の弾性チューブよりなる模擬血管2は、注射練習による穿刺のキズは残り、模擬血管2の損傷はさけられない。
そして、上層模擬筋肉層32は、袋状体33内にポリウレタンゲル材製の充填物34を充填しているので、注射針を穿刺するとき、上層模擬筋肉層32のその袋状体33の上側と下側の二度穿刺して次に模擬血管2の表面を穿刺する、そのことは各層の境界面に三度穿刺するということとなり、そのことにより針を刺入する感覚が微妙に変化し、人体とは遠く離れた感覚の穿刺となり、該注射練習器具では注射の練習にとって重要と思われる人体の肌感覚の穿刺練習ができないという課題が存在する。
そこで上述各課題を解決するために本発明の目的とするところは、注射の穿刺練習とその穿刺部位の交換がすばやく対応でき、よって途切れることなく連続して練習ができることとし、その繰り返しの穿刺練習による模擬血管の液漏れにも耐え、また寿命に達した模擬血管の取り替え及び模擬組織層の寿命部分のみを取り替えることで、簡易に交換できると共にそのコストダウンもでき、さらに血管位置の深度差の血管位置特定練習及びその深度差の穿刺練習ができる穿刺練習用の模擬組織体と、練習がすばやく繰り返し行えるようその模擬組織体を表裏反転させて両面を使用する注射練習用の模擬組織体の使用方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために第1の解決手段として、人体腰部の部位を模した模擬組織体であって、該模擬組織体は、表皮に相当する模擬表皮層と、真皮及び皮下組織に相当する模擬組織層と、筋肉に相当する模擬筋肉層と、先端側を封止すると共に基端側から血液に相当する模擬血液が注入される連結部を設けた血管に相当する模擬血管の各配置において、模擬表皮層と、模擬組織層と、模擬筋肉層と、模擬組織層と、模擬表皮層の順に積層状に形成すると共に該模擬筋肉層に模擬血管を配置できるように、並設される模擬筋肉層と模擬筋肉層の間に該模擬血管を狭持状に介在させて配置した模擬組織体により、
模擬組織体で触知による血管位置特定練習するとき、該模擬組織体の一方側の模擬表皮層から触知し、また表裏反転させて他方側の模擬表皮層から触知するようにその両面を使用して血管位置特定練習する、また穿刺手技練習するときも同様に、該模擬組織体の一方側の模擬表皮層から穿刺し、また表裏反転させて他方側の模擬表皮層から穿刺するようにその両面を使用して穿刺手技練習する。
また、第2の解決手段として、血管チューブと、その外周面に軟質粘着材で形成する軟質粘着層を有し、該軟質粘着層は該血管チューブより所定量厚く形成した模擬血管とすることにより、
模擬組織体で穿刺手技練習すると、それぞれ模擬表皮層と、模擬組織層と、模擬血管に注射針の穴が空き、該穿刺による穴を軟質粘着層が粘着して模擬血液の漏れを塞ぐと共に該軟質粘着層が模擬血管の周縁部に介在する模擬組織層と模擬筋肉層との隙間を軟質変形して埋めるように粘着し、また該軟質粘着層が軟質変形部材であるため、血管触診探索又は穿刺する外力により若干模擬血管が移動し、人体に似た血管の動きのように作用する。
また、第3の解決手段として、模擬表皮層と模擬組織層と模擬血管が取替えできるように、模擬筋肉層と模擬筋肉層との間に取替え可能に模擬血管を介在して配置される該模擬血管の直上及びその近傍の該模擬表皮層と該模擬組織層とを一体的に形成して交換模擬皮膚層とし、該交換模擬皮膚層は模擬組織体の片側又は双方に取替え可能に設けることで、
模擬組織体で穿刺手技練習すると、該穿刺練習により傷ついた交換模擬皮膚層を剥離するように除去し、また模擬血管も剥離するように除去して新たな交換模擬皮膚層及び模擬血管に取替える。
また、第4の解決手段として、模擬表皮層と模擬組織層が、模擬血管の配置されるその直上の該模擬表皮層の部位が、人体における血管部位の皮膚表面が若干盛上る程度に形成できるように、模擬血管の下部側であって、前記交換模擬皮膚層と略同巾に、前記盛上りに対応する厚さの模擬筋肉層を設けたことにより、
一方側の模擬表皮層が若干盛上る状態と、他方側の平らな状態の模擬表皮層で、それぞれ触知による血管位置特定練習をすると共に穿刺手技練習も可能となる。
また、第5の解決手段として、模擬筋肉層が、模擬血管の直径より層厚が若干乃至所定量厚く、且つ該模擬血管を模擬筋肉層のその一方の表面側に片寄せて埋設状に配置した模擬筋肉層により、
模擬組織体の一方の模擬表皮層と、他方の模擬表皮層との間の近傍に配置される模擬血管に、それぞれの模擬表皮層から該模擬血管までの距離に偏りが生じ、その偏りを模擬血管の深さの違いとして利用し、該模擬組織体を表裏反転させることで、血管深さの違う血管位置特定練習及び穿刺手技練習をする。
また、第6の解決手段として、繰り返しの穿刺練習に模擬血管が耐えられ、また血管位置の深度差の血管位置特定練習及び穿刺手技練習ができるように、人体腰部の部位を模した模擬組織体であって、該模擬組織体は、表皮に相当する模擬表皮層と、真皮及び皮下組織に相当する模擬組織層と、筋肉に相当する模擬筋肉層と、先端側を封止すると共に基端側に血液に相当する模擬血液が注入される連結部を設け、且つ血管チューブと、その外周面に該血管チューブより所定量厚くした軟質粘着層を有する血管に相当する模擬血管の各配置において、模擬表皮層と、模擬組織層と、模擬筋肉層と、模擬組織層と、模擬表皮層の順に積層状に形成すると共に該模擬筋肉層に模擬血管を配置できるように、並設される模擬筋肉層と模擬筋肉層の間に該模擬血管を狭持状に介在させて配置すると共に模擬血管の直径と略同幅の層厚とし、または模擬血管の直径より層厚が若干乃至所定量厚く、且つ該模擬血管を模擬筋肉層のその一方の表面側に片寄せて配置させた模擬組織体とし、積層状に形成された模擬組織体の双方の模擬表皮層からそれぞれ血管位置特定練習及びその穿刺手技練習ができるように、該模擬組織体を表裏反転させて使用するとしたことにより、
該模擬組織体の一方面の模擬表皮層から使用し、次に模擬組織体を裏側に反転させて該模擬表皮層の反対面からそれぞれ両面を利用して血管位置特定練習及びその穿刺手技練習に使用する。
本発明は、上述したそれぞれの手段によって有効な効果を得ようとするもので、特に、第1の解決手段によるその効果は、模擬表皮層と、模擬組織層と、模擬筋肉層と、模擬組織層と、模擬表皮層の順に積層状に形成し、該模擬筋肉層に模擬血管を配置した模擬組織体により、
該模擬組織体の両面で穿刺練習ができ、またその穿刺部位を表裏反転させることですばやく穿刺練習に戻れ、よって途切れることなく連続して練習ができ、さらに両表面を利用することでコスト削減となる穿刺手技練習用の模擬組織体が得られる。
而して、第2の解決手段によるその効果は、血管チューブの外周に形成した軟質粘着層の軟質粘着材が軟質変形することにより、模擬血管が若干移動することから、
模擬組織体の表面を触知すると、軟質粘着層の軟質変形により模擬血管が若干逃げるように移動することが分かり、その移動が臨場感のある血管位置特定練習となり、また穿刺するとき、その移動することが人体の血管に似ており、そのことが人体の肌感覚により重要と思われる臨場感のある効果として穿刺手技練習ができる。
また、血管を触知により特定して注射針により模擬表皮層から模擬組織層と模擬血管に穿刺すると、その穿刺による穴の内、軟質粘着層の穴は、該軟質粘着材の粘着により粘着して塞がれることで、血管チューブ内の模擬血液が漏れないので繰り返し使用でき、コスト削減と傷ついた穿刺部位の寿命による交換を遅らせることができ、その交換の手間も改善できる。
而して、第3の解決手段によるその効果は、模擬表皮層と模擬組織層を一体として形成した交換模擬皮膚層と、模擬血管を取替え可能としているので、
穿刺練習により傷ついた交換模擬皮膚層と、模擬血管をそれぞれ剥離するように除去して取替えることで、その穿刺部位がすばやく交換できることで途切れることなく連続して穿刺練習ができ、また穿刺部位の交換模擬皮膚層及び模擬血管の交換により、従来のように全体を交換するものに比較してコスト削減となる。
而して、第4の解決手段によるその効果は、人体における皮膚表面のように血管部位が若干盛上るように模擬表皮層の表面が形成されているので、
触知による血管位置特定練習及び穿刺手技練習が、人体に近いモデルとしての臨場感を持ってできるので、その練習効果が実体験に活かせることができる。
而して、第5の解決手段によるその効果は、模擬表皮層の表面から模擬血管までの距離の偏りを利用することで、
各模擬表皮層の両表面から模擬血管までの距離の違いを、その表裏反転することにより血管深さの違いとして利用して血管深さの違う血管位置特定練習及び穿刺手技練習の多彩な練習の効果が得られる。
また、該模擬組織体の両表面が利用できるので、煩雑な手間を要することなく表裏反転させる簡易な方法で交換ができ、その交換の後、すばやく穿刺練習に戻ることができることからその分練習時間を多く取れ、またそのことと両表面を利用することでコスト削減となる。
而して、第6の解決手段によるその効果は、模擬組織体の模擬表皮層の両表面を表裏反転させる使用方法により、
該模擬組織体の一方面の模擬表皮層から使用し、次に裏側に反転させて該模擬表皮層の反対面からそれぞれ両面を利用して、血管深さの違いの血管触診探索練習及びその穿刺練習と多彩な練習に利用でき、またその穿刺部位を表裏反転させることで、すばやく各練習に戻ることができ、よって交換に煩雑な手間を要することなく、その分練習時間を多く取れ、またそのことと両表面を利用することでコスト削減となる。
よって、これらの効果から本願発明は、実用上著大な効果を奏する。
本発明の第一実施例の要部を示す正面断面図である。 本発明の第二実施例の模擬血管5の正面断面図である。 本発明の第三実施例の交換模擬皮膚層9の剥離状態を示す図1のA−A線側面断面図である。 本発明の第一から第三実施例の穿刺練習状態を示す要部の正面断面図である。 本発明の第四実施例の要部を示す正面断面図である。 本発明の第五実施例の模擬組織体1bの使用事例1の要部を示す正面断面図である。 本発明の第五実施例の模擬組織体1bの使用事例1の穿刺状態を示す図6のB−B線側面断面図である。 本発明の第五実施例の模擬組織体1bの使用事例2の要部を示す正面断面図である。 本発明の第五実施例の模擬組織体1bの使用事例2の穿刺状態を示す図8のC−C線側面断面図である。
第1の実施例として、人体の腰部の部位を模した模擬組織体であって、該模擬組織体の表皮に相当する模擬表皮層は、ウレタンフィルムで形成され、他にシリコンフィルム、オレフィンフイルム、塩ビフィルム、EVAフィルム、ポリアミドフィルムが使用可能であり、
また、真皮及び皮下組織に相当する模擬組織層は、スチレン系ゲルの0から5程度の硬度で形成され、他にウレタン系ゲル、シリコンゲル、オレフィン系ゲル、エステル系ゲル、PVA系ゲル、イソブチレン系ゲルが使用可能であり、
また、筋肉に相当する模擬筋肉層は、上述模擬組織層と同様のスチレン系ゲルで硬度が少し硬い5から15程度の硬度で形成され、他にウレタン系ゲル、シリコンゲル、オレフィン系ゲル、エステル系ゲル、PVA系ゲル、イソブチレン系ゲルが使用可能であり、
また、血管に相当する模擬血管の血管チューブは、ウレタン系エラストマーで形成され、他にスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、シリコンゴム、ウレタンエラストマー、エステル系エラストマー、塩ビ系エラストマー(軟質塩ビ)が使用可能であり、
さらに該模擬血管の軟質粘着層は、スチレン系ゲルの0近傍の硬度で形成され、他にウレタン系ゲル、シリコンゲル、オレフィン系ゲル、エステル系ゲル、PVA系ゲル、イソブチレン系ゲルが使用可能で、該模擬血管は、先端側を封止すると共に基端側に血液に相当する模擬血液が注入される連結部を設けている。
なお、上記記載している硬度は、一般的に使われるゴムの硬さのタイプAを表し、その硬さは、人肌に似せて、幼児及び老人の柔らかい肌質から成人で筋肉質及び脂肪量など各肌質の硬さによって適宜選ばれる。
また、該模擬組織体は、模擬表皮層と、模擬組織層と、模擬筋肉層と、模擬組織層と、模擬表皮層の順に積層状に形成すると共に該模擬筋肉層に模擬血管を配置できるように、並設される模擬筋肉層と模擬筋肉層の間に該模擬血管を狭持状に介在させて配置し、各層の材料が持つ微粘着性によりそれぞれ積層保持されることで、
模擬組織体を表裏反転させてその両面で穿刺練習に使用し、その穿刺部位の交換をすばやく対応させ、途切れることなく連続して練習ができる穿刺手技練習用の模擬組織体の提供を実現させた。
なお、模擬血管を一本として例示しているが複数本導入して、より多くの穿刺練習等に使用できるようにしても好ましい。
第2の実施例として、模擬血管の軟質粘着層は、血管チューブ外周に形成した軟質粘着層を軟質粘着材とし、該軟質粘着層は該血管チューブより所定量厚く形成したことで、
模擬組織体の表面を触知すると軟質粘着層の軟質変形により模擬血管が若干逃げるように移動することが分かり、その移動が臨場感のある血管位置特定練習となり、また穿刺するとき、その移動することが人体の血管に似ており、そのことが人体の肌感覚により重要と思われる臨場感のある穿刺手技練習できる模擬組織体の提供を実現させた。
なお、軟質粘着層は、該血管チューブと同時押出し成型により形成するとコストダウンにつながり、また該血管チューブより所定量厚くしているその所定量は、年齢、筋肉量及び脂肪量など、人によりそれぞれの違う体組成によって選ばれ、そのことにより人肌に似せた想定量から一定の厚さが選ばれる。
第3の実施例として、模擬表皮層と模擬組織層を一体として取替え可能に形成した交換模擬皮膚層と、その下部に取替え可能な模擬血管を設けたことで、
注射の穿刺練習と、その穿刺部位の交換がすばやく対応できることで連続して穿刺練習ができ、またその穿刺練習により傷ついた交換模擬皮膚層及び模擬血管の穿刺部位は、剥離するように除去して取替えることでコスト削減ができる模擬組織体の提供を実現させた。
なお、前記第3実施例では、交換模擬皮膚層が、模擬組織体の上下両表面側を取替え可能として設けることを例示しているが、片側だけを取替え可能として設けても上述の取替え可能な効果の点では使用可能である。
第4の実施例として、模擬表皮層の部位を人体における血管部位の皮膚表面が、若干盛上るように形成したことで、
人体に近いモデルとしての臨場感を持って血管位置特定練習及び穿刺手技練習できる模擬組織体の提供を実現させた。
第5の実施例として、模擬血管の直径より模擬筋肉層を若干乃至所定量厚く、且つ該模擬血管を模擬筋肉層のその一方の表面側に片寄せて埋設状に配置して模擬表皮層の表面から模擬血管までの距離の偏りを利用することで、
該模擬組織体を表裏反転させて該模擬表皮層の表側の表面又は、裏側の表面から模擬血管までの二つの深さの違いを利用して、その血管深さの違いを触知により血管位置特定し、また穿刺すると言う多彩な練習ができ、そしてその穿刺による傷に対応させるときは、模擬組織体を表裏反転させてその両面を使用することで、交換に煩雑な手間を要することなく、すばやく穿刺練習に戻れ、その分練習時間を多く取れ、またそのことと両面を使用することでコスト削減となる模擬組織体を実現させた。
第6の実施例として、模擬組織体を、模擬表皮層と模擬組織層と模擬筋肉層と模擬組織層と模擬表皮層の順に積層状に形成すると共に該模擬筋肉層に模擬血管を配置した該模擬組織体を血管位置特定練習及び穿刺手技練習用として、その模擬組織体を表裏反転させて模擬表皮層の両面を使用するとした使用方法により、
該模擬組織体の一方面の模擬表皮層と、次に裏面に反転させて該模擬表皮層の反対面からそれぞれ両面を使用する方法により、その穿刺練習により傷ついた穿刺部位を、表裏反転させてその穿刺の傷を新たな部位と交換することで新たにし、また該模擬組織体を表裏反転させることで、血管深さの違いの血管位置特定の練習が触知により行え、またその部位に穿刺練習もできるなど多彩な練習に使用し、さらにその穿刺部位を表裏反転させて穿刺の傷を新たな部位と交換することで、すばやく各練習に戻ることができ、よって交換に煩雑な手間を要することなく、その分多くの時間を練習に割くことができ、またそのことと両面を利用することでコスト削減となる模擬組織体の使用方法を得た。
なお、上記表裏反転させてその穿刺部位を新たにすることとしているが、前記第3実施例のように模擬表皮層と模擬組織層を一体の交換模擬皮膚層とし、その模擬組織体の一方若しくは双方に該交換模擬皮膚層を設け、そして該交換模擬皮膚層を剥離可能に設けて穿刺部位を新たにするように使用しても好ましい。
本発明の第一実施例の模擬組織体1は、人体における表皮に相当する模擬表皮層2と、真皮及び皮下組織に相当する模擬組織層3と筋肉に相当する模擬筋肉層4と、血管に相当する模擬血管5を有し、該模擬血管5の先端側を封止すると共に基端側に血液に相当する模擬血液が、人の血圧に相当する圧を持って注入される後述する連結部6を設けている。
そして、模擬組織体1は、図1に示すように、最上部の模擬表皮層2と、その下部に模擬組織層3と、その下部に模擬筋肉層4と、その下部に模擬組織層3と、その下部に模擬表皮層2の順に積層状に形成すると共に中間部に当たる該模擬筋肉層4に模擬血管5を配置できるように、該模擬血管5を模擬筋肉層4,4の間に狭持状に介在させて配置している。
また、第二実施例として図2に示すように、該模擬血管5は、血管チューブ7の外周面に軟質粘着材の軟質粘着層8を該血管チューブ7より所定量厚くして形成している。
そして、第三実施例として、図1及び図2から模擬組織体1には、模擬筋肉層4,4の間に取替え可能に模擬血管5を介在して配置される該模擬血管5の直上及びその近傍の該模擬表皮層2と該模擬組織層3を一体的に形成して交換模擬皮膚層9とし、該交換模擬皮膚層9は、図3に示すように模擬組織体1の上部及び下部の双方に取替え可能に設けている。
そして、図3に示すように該交換模擬皮膚層9は、穿刺練習により傷ついて交換が必要となったとき、捲るように剥がして交換し、また模擬血管5も同様に穿刺練習により傷つくとその時同時に交換する。
上述した第一から第三実施例で示す模擬組織体1を使用して、模擬血管5に後述する連結部6を介して模擬血液が人の血圧に相当する圧を持って注入されている状態で、図4に示すように、上側の交換模擬皮膚層9から注射器10の注射針11を模擬血管5内まで刺入して穿刺手技練習をする。
而して、第四実施例の模擬組織体1aは、上述した図1に示す第一実施例と略同様で、相違において、図5に示すように、模擬血管5の下部側に模擬筋肉層4aを設けて、模擬血管5を若干、上側の交換模擬皮膚層9に寄せることで、その寄せた該該模擬血管5の分、交換模擬皮膚層9が盛上り、人体における血管が若干浮き出たような状態になり、そして指で撫でるように触知すると、その盛上りが人体の血管位置として感じられ、そこに注射針11を上側の交換模擬皮膚層9から模擬血管5内まで刺入して穿刺練習をすることで、人体に近いモデルとしての臨場感を持って血管位置特定練習及び穿刺手技練習が同時にできる。
そして、模擬組織体1aを裏返して使用することで、模擬血管5が交換模擬皮膚層9から遠い側となり、触知による血管位置特定も難易度が上がって該模擬血管5も感じづらくなり、また穿刺練習も該模擬血管5が深い側となりより難易度が上がることで、両面を使用することで多彩な練習ができ、単に傷ついた交換模擬皮膚層9及び模擬血管5の交換に留まらず、練習の難易度を上げた血管位置特定練習及び穿刺手技練習もできる。
なお、後述する第五実施例の模擬組織体1bも同様に多彩な練習ができる。
而して、第五実施例の模擬組織体1bは、上述した図1に示す第一実施例と略同様で、相違において、図6に示すように、模擬筋肉層4aを、模擬血管5の直径より層厚が若干乃至所定量厚く、且つ該模擬血管5を模擬筋肉層4aのその一方の表面側に片寄せて埋設状に配置し、また模擬表皮層2と模擬組織層3を一体に形成して、該模擬血管5に近い側及び遠い側、双方を剥離交換可能な交換模擬皮膚層9a,9bとして形成している。
なお、模擬組織体1bは、図6,図7に使用事例1として示し、図8,図9に使用事例2としてそれぞれ示す。
また、上述該模擬筋肉層4aの層厚が若干乃至所定量厚くとは、模擬血管5の直径を基準に年齢、筋肉量及び脂肪量など人によりそれぞれの違う体組成によって設定され、そのことにより人肌に似せる想定量から一定の厚さが選ばれ、よって人体に近いモデルとしての臨場感を持って該練習できる。
そして、図7に示すように、上述第五実施例の模擬組織体1bを使用した使用事例1として、先端側が封止されると共に基端側の連結部6から模擬血液が、人の血圧に相当する圧を持って注入されているその状態で、注射器10の注射針11を交換模擬皮膚層9aから模擬血管5内まで刺入して穿刺手技練習をする。
なお、その穿刺によって血管チューブ7に穴が空くが、その穴から模擬血液が漏れ出すのを模擬血管5の外周に設けられた軟質粘着層8の粘着材で粘着封止される。
また、図8,図9は、上述第五実施例の模擬組織体1bを、表裏反転させて使用した使用事例2を示し、図6に示す交換模擬皮膚層9a直下に配置された位置関係の模擬血管5が、その表裏反転させたことで、図8に示すように交換模擬皮膚層9bと一部の模擬筋肉層4aを介して最も深い位置に模擬血管5が配置された状態の使用事例1とは逆の状態となる。
その状態で上述同様に、交換模擬皮膚層9bから深い配置の模擬血管5内まで刺入して奥深い模擬血管5の難易度の高い穿刺手技練習をし、また交換模擬皮膚層9b表面から指で撫でるように触知して奥深い模擬血管5の血管位置特定する難易度の高い血管位置特定練習をする。
本発明の模擬組織体及びその使用方法は、静脈注射、皮下注射、或いは筋肉注射等の練習のために注射針を刺入する穿刺手技練習用と、また血管位置及び深さの違いの血管位置特定練習用として使用することができる。
1,1a,1b 模擬組織体
2 模擬表皮層
3 模擬組織層
4,4a 模擬筋肉層
5 模擬血管
7 血管チューブ
8 軟質粘着層
9,9a,9b 交換模擬皮膚層
10 注射器。

Claims (6)

  1. 人体腰部の部位を模した模擬組織体であって、該模擬組織体は、表皮に相当する模擬表皮層と、真皮及び皮下組織に相当する模擬組織層と、筋肉に相当する模擬筋肉層と、先端側を封止すると共に基端側に血液に相当する模擬血液が注入される連結部を設けた血管に相当する模擬血管の各配置において、模擬表皮層と、模擬組織層と、摸擬筋肉層と、模擬組織層と、模擬表皮層の順に積層状に形成すると共に該模擬筋肉層に模擬血管を配置できるように、並設される模擬筋肉層と模擬筋肉層の間に該模擬血管を狭持状に介在させて配置したことを特徴とする穿刺手技練習用の模擬組織体。
  2. 前記模擬血管が、血管チューブと、その外周面に軟質粘着材で形成する軟質粘着層を有し、該軟質粘着層は該血管チューブより所定量厚く形成した請求項1記載の穿刺手技練習用の模擬組織体。
  3. 前記模擬表皮層と模擬組織層と模擬血管が取替えできるように、模擬筋肉層と模擬筋肉層との間に取替え可能に模擬血管を介在して配置される該模擬血管の直上及びその近傍の該模擬表皮層と該模擬組織層とを一体的に形成して交換模擬皮膚層とし、該交換模擬皮膚層は模擬組織体の片側又は双方に取替え可能に設けた請求項1乃至2記載の穿刺手技練習用の模擬組織体。
  4. 前記模擬表皮層と模擬組織層が、模擬血管の配置されるその直上の該模擬表皮層の部位が、人体における血管部位の皮膚表面が若干盛上る程度に形成できるように、模擬血管の下部側であって、前記交換模擬皮膚層と略同巾に、前記盛上りに対応する厚さの模擬筋肉層を設けた請求項記載の穿刺手技練習用の模擬組織体。
  5. 前記模擬筋肉層が、模擬血管の直径より層厚が若干乃至所定量厚く、且つ該模擬血管を模擬筋肉層のその一方の表面側に片寄せて埋設状に配置した請求項1乃至4記載の穿刺手技練習用の模擬組織体。
  6. 繰り返しの穿刺練習に模擬血管が耐えられ、また血管位置の深度差の血管位置特定練習及び穿刺手技練習ができる人体腰部の部位を模した模擬組織体であって、該模擬組織体は、表皮に相当する模擬表皮層と、真皮及び皮下組織に相当する模擬組織層と、筋肉に相当する模擬筋肉層と、先端側を封止すると共に基端側に血液に相当する模擬血液が注入される連結部を設け、且つ血管チューブと、その外周面に該血管チューブより所定量厚くした軟質粘着層を有する血管に相当する模擬血管の各配置において、模擬表皮層と、模擬組織層と、模擬筋肉層と、模擬組織層と、模擬表皮層の順に積層状に形成すると共に該模擬筋肉層に模擬血管を配置できるように、並設される模擬筋肉層と模擬筋肉層の間に該模擬血管を狭持状に介在させて配置すると共に模擬血管の直径と略同幅の層厚とし、または模擬血管の直径より層厚が若干乃至所定量厚く、且つ該模擬血管を模擬筋肉層のその一方の表面側に片寄せて配置させた模擬組織体とし、積層状に形成された模擬組織体の双方の模擬表皮層からそれぞれ血管位置特定練習及びその穿刺手技練習ができるように、該模擬組織体を表裏反転させて使用することを特徴とした模擬組織体の使用方法。
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