JP2019020691A - 注射練習器 - Google Patents

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Abstract

【課題】血管が浅い位置にある患者を想定した練習と、血管が深い位置にある患者を想定した練習とを行える注射練習器を提供する。
【解決手段】本発明の注射練習器は、皮膚を模した疑似皮膚シート1と、疑似皮膚シート1の下面側に積層された軟質性の中間シート2と、中間シート2の下面側に積層され、かつ筋肉を模した疑似筋肉シート3とを備える。疑似皮膚シート1および中間シート2間に、血管を模した第1疑似血管チューブ51が介装されるとともに、中間シート2および疑似筋肉シート3間に、血管を模した第2疑似血管チューブ52が介装されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば医学、看護学において必須である注射操作技術を習得する際に使用される注射練習器に関する。
注射には、治療目的、注射薬の種類/性質等によって、皮下注射、筋肉注射、静脈注射(血管注射)等の様々な種類がある。注射等の生体侵襲を伴う技術を習得するためには、臨床場面を疑似体験できる注射練習器が欠くことができないものである。
例えば点滴、採血等は、血管に針を刺入する血管注射によって行われる。この血管注射の操作技術を習得するための従来の注射練習器は基本的には、皮膚を模した疑似皮膚シートの下面側に、筋肉を模した疑似筋肉シートが積層されるとともに、疑似筋肉シートおよび疑似皮膚シート間に血管を模した疑似血管チューブが設けられている(特許文献1,2等)。そして練習者は、注射針を疑似皮膚シート上から疑似血管チューブに刺入して、点滴、採血等の練習を行うようにしている。
一方、実際に血管注射される患者には個人差があり、例えば皮下脂肪が少なくて筋肉質の若年者等では血管が皮膚直下の浅い位置にあり、血管部分が浮き上がっていて血管位置を簡単に判別することができる。これに対し、皮下脂肪が多くて筋肉量が少ない年配者等では血管が深い位置にあり血管位置を素早く判別するのが困難である。このため優れた注射操作技術を習得するためには、血管が浅い位置にあり血管位置の判別が容易な患者を想定した練習と、血管が深い位置にあり血管位置の判別が困難な患者を想定した練習とを偏り無く十分に行うのが好ましい。
特許第5870349号 特許第5390241号
しかしながら、上記従来の血管注射練習器においては、例えば血管が浅い位置にある仕様に製作すると、血管が深い位置にある患者を想定した練習を行うことができず、逆に血管が深い位置にある仕様に製作すると、血管が浅い位置にある患者を想定した練習を行うことができなくなってしまう。このようにいずれか一方の練習しか行うことができず汎用性が低く、所望の注射操作技術を確実に習得するのが困難であるという課題があった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、血管が浅い位置にある患者を想定した練習と、血管が深い位置にある患者を想定した練習とのいずれの練習も適確に行うことができ汎用性が高く、優れた注射操作技術を確実に習得することができる注射練習器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]皮膚を模した疑似皮膚シートと、
前記疑似皮膚シートの下面側に積層された軟質性の中間シートと、
前記中間シートの下面側に積層され、かつ筋肉を模した疑似筋肉シートとを備え、
前記疑似皮膚シートおよび前記中間シート間に、血管を模した第1疑似血管チューブが介装されるとともに、
前記中間シートおよび前記疑似筋肉シート間に、血管を模した第2疑似血管チューブが介装されていることを特徴とする注射練習器。
[2]前記第1および第2疑似血管チューブ内に、血液を模した疑似血液を注入するための疑似血液注入手段をさらに備えた前項1に記載の注射練習器。
[3]積層された状態の前記疑似皮膚シート、前記中間シートをおよび前記疑似筋肉シートを着脱自在に保持するホルダーをさらに備えた前項1または2に記載の注射練習器。
[4]前記疑似筋肉シートの下面側に、注射針の刺入を防止するための防護シートが配置されている前項1〜3のいずれか1項に記載の注射練習器。
発明[1]の注射練習器によれば、第1疑似血管チューブが疑似皮膚シートの直下の浅い位置に配置されるとともに、第2疑似血管チューブが疑似皮膚シートの下側に中間シートを介して深い位置に配置されるため、血管が浅い位置にあり血管位置の判別が容易な患者を想定した練習と、血管が深い位置にあり血管位置の判別が困難な患者を想定した練習とのいずれの練習も適確に行うことができ、汎用性が高く、所望の注射操作技術を確実に習得することができる。
発明[2]の注射練習器によれば、疑似血液注入手段によって疑似血液が第1および第2疑似血管チューブに注入されているため、注射針を刺入した際に、疑似血管チューブ内の疑似血液が注射器に流入するか否かに基づいて、注射針が疑似血管チューブに正確に刺入されているか否かを簡単かつ確実に判断することができる。
発明[3]の注射練習器によれば、疑似皮膚シート、中間シートおよび疑似筋肉シートを着脱自在に保持するホルダーを備えているため、複数枚のシートをホルダーによってまとめて保持でき、使い勝手が良くなるとともに、必要に応じて各シートをホルダーから取り外すことができ、各シートの保守点検や修理等を簡単に行うことができる。
発明[4]の注射練習器によれば、疑似筋肉シートの下側に、注射針の刺入を防止する防護シートを配置しているため、注射練習時に誤操作等によって注射針が必要以上に深く刺し込まれたとしても、注射針が防護シートを貫通することがなく、注射針が不用意にも練習器裏面側から突き出るような不具合を確実に防止することができる。
図1はこの発明の実施形態である注射練習器を示す斜視図である。 図2は実施形態の注射練習器を示す平面図である。 図3は図2のD−D線断面図である。
図1はこの発明の実施形態である注射練習器を示す斜視図、図2は平面図、図3は断面図である。なお本実施形態においては、発明の理解を容易にするために、図2の紙面に向かって下側を「前側」とし、上側を「後側」として説明し、図3の紙面に向かって下側を「下側」または「裏面側」とし、上側を「上側」または「表面側」として説明する。
図1〜図3に示すようにこの発明の実施形態である注射練習器は、疑似皮膚シート1と、中間シート2と、疑似筋肉シート3と、第1および第2疑似血管チューブ51,52と、ホルダー6と、疑似血液注入手段7とを基本的な構成要素として備えている。
疑似皮膚シート1は、人体の皮膚を模したものであって、触った際の感触や、注射針を刺入した際の穿刺感等が、人体の皮膚に近似するような柔軟性ないし弾力性を有する合成樹脂シートによって構成されており、ペールオレンジ等のいわゆる肌色に着色されている。本実施形態において、疑似皮膚シート1は前後方向が左右方向(幅方向)に比べて長い平面視矩形状(長方形状)に形成されている。
中間シート2は、平面形状が上記疑似皮膚シート1とほぼ同じ形状でほぼ同じ大きさに形成されており、疑似皮膚シート1の下面側(裏面側)に積層配置されている。この中間シート2は、疑似皮膚シート1を介して触った際の感触や、注射針を刺入した際の穿刺感等が、人体の皮下組織に近似するような柔軟性および弾力性を有する合成樹脂シートによって構成されている。本実施形態において、中間シート2は、厚さ5mm程度の白色の軟質性合成樹脂発泡シート(スポンジシート)によって構成されている。
疑似筋肉シート3は、平面形状が上記疑似皮膚シート1および中間シート2とほぼ同じ形状でほぼ同じ大きさに形成されており、中間シート2の下面側(裏面側)に積層配置されている。この疑似筋肉シート3は、疑似皮膚シート1および中間シート2を介して触った際の感触や、注射針を刺入した際の穿刺感等が、人体の筋肉に近似するような柔軟性および弾力性を有する部材によって構成されている。本実施形態において、疑似筋肉シート3は、厚さ5mm程度の灰色の硬質性合成樹脂発泡シート(スポンジシート)31,31が2枚重ね合わされた積層体によって構成されている。
第1および第2疑似血管チューブ51,52のうち、第1疑似血管チューブ51は、前後方向に沿うように配置された状態で、疑似皮膚シート1および中間シート2間に介在さるように配置されている。この第1疑似血管チューブ51は、その前端側が両シート1,2の前端から前方に引き出されるとともに、後端側が両シート1,2の後端から後方に引き出されるように配置されている。
第2疑似血管チューブ52は、前後方向に沿うように配置された状態で、かつ平面視において第1疑似血管チューブ51とほぼ平行に配置された状態で、中間シート2および疑似筋肉シート3間に介在されるように配置されている。この第2疑似血管チューブ52は、その前端側が両シート2,3の前端から前方に引き出されるように配置されるとともに、後端側が両シート2,3の後端から後方に引き出されるように配置されている。
第1および第2疑似血管チューブ51,52は、疑似皮膚シート1のみを介して、あるいは疑似皮膚シート1および中間シート2を介して触った際の感触や、注射針を刺入した際の穿刺感等が、人体の血管に近似するような柔軟性および弾力性を有する透明な合成樹脂チューブによって構成されている。
なお言うまでもなく、本実施形態においては、第1疑似血管チューブ51と第2疑似血管チューブ52とは平面視において位置をずらせて重なり合わないように配置されている。
本実施形態において、疑似皮膚シート1および中間シート2間と、中間シート2および疑似筋肉シート3間とは部分的に、溶剤や接着剤によって接着ないし溶着されるとともに、疑似皮膚シート1および中間シート2に対する第1疑似血管チューブ51の接触部と、中間シート2および疑似筋肉シート3に対する第2疑似血管チューブ52の接触部とは、必要に応じて部分的に、溶剤や接着剤によって接着ないし溶着されている。従ってシート1〜3は積層された状態に保持されている。
ここで本実施形態においては、疑似皮膚シート1、中間シート2および疑似筋肉シート3と、第1および第2疑似血管チューブ51,52とによって、練習器本体Aが構成されている。さらに本実施形態においては、練習器本体Aにおけるシート1〜3に対応する部分をシート積層部と称している。
また本実施形態において、練習器本体Aにおける第1および第2疑似血管チューブ51,52の各前端部には、クリップ等の閉止部材55,55が取り付けられて、両疑似血管チューブ51,52の前端部が閉じられている。このように閉止された状態では、後述するように第1および第2疑似血管チューブ51,52内に注入された疑似血液が、疑似血管チューブ51,52の前端から漏出されないようになっている。なお閉止部材55,55を取り外せば、疑似血管チューブ51,52内の疑似血液を疑似血管チューブ51,52の前端から排出できるようになっている。
ホルダー6は、扁平なボックス形状に形成されており、上面(表面)の領域のうち両側のリップ部61,61を除いた領域が開放されて上面開口部60が形成されている。このホルダー6は例えば柔軟性を有する軟質合成樹シートによって構成されている。さらにホルダー6の前壁および後壁には、上面開口部60に対応する部分が切り取られるようにして切欠部62,62が形成されている。
またホルダー6の内部における底面には、底面全域に配置されるように防護シート64が取り付けられている(図3参照)。この防護シート64は、注射針の刺入や貫通を防止できるような素材によって構成されている。
ホルダー6の内部(中空部)は練習器本体Aのシート積層部に対応する形状に形成されており、ホルダー6の内部にその上面開口部60を介して練習器本体Aのシート積層部が適合状態に収容されている。この収容状態においては、ホルダー6のリップ部61,61がシート積層部における疑似皮膚シート1の上面両側に沿って配置されることにより、シート積層部がホルダー6内に保持された状態となり、シート積層部(練習器本体A)が不用意にホルダー6から外れて脱落しないようになっている。
また練習器本体Aにおける第1および第2疑似血管チューブ51,52の前部および後部は、ホルダー6の前後の切欠部62,62を介して前方および後方に引き出された状態に配置されている。
またホルダー6の下面には、ベルト65の中間部が取り付けられている。このベルト65の一端部には面ファスナー66が取り付けられており、この面ファスナー66を介してベルト65の一端部をベルト65のいずれの位置にも着脱自在に止着できるようになっている。
疑似血液注入手段7は、いわゆる点滴ボトル等によって構成される透明な軟質合成樹脂製の疑似血液封入袋71を備えている。この疑似血液封入袋71の内部には疑似血液が封入されている。
疑似血液封入袋71の下端部には、疑似血液封入袋71の内部と外部との間を連通する硬質合成樹脂製の透明なジョイント(管継手)72が貫通状態に固定されている。このジョイント72の先端部には、Y字コネクター等の硬質合成樹脂製の透明な分岐ジョイント73が連結されており、一方側の分岐部が上記第1疑似血管チューブ51の後端部に連結されるとともに、他方側の分岐部が第2疑似血管チューブ52の後端部に連結されている。従って、疑似血液封入袋71をホルダー6よりも高位に配置したり、あるいは疑似血液封入袋71を圧迫することによって、疑似血液封入袋71内の疑似血液がジョイント72,73を通って第1および第2疑似血管チューブ51,52内に注入されるようになっている。
ここで本実施形態においては、疑似血液封入袋71およびジョイント72,73によって疑似血液注入手段7が構成されている。
なお、疑似血液封入袋71の下端部には、上記ジョイント72とは別に、他のジョイント75が連結されているが、このジョイント75は、クリップ等の閉止部材76によって管路が閉塞されている。
本実施形態の注射練習器は以上のように構成されており、この注射練習器を用いて以下に説明するように採血や点滴を行う場合の血管注射の練習を行うものである。
まず注射練習器における疑似血液封入袋71内の疑似血液を既述したように練習器本体Aの第1および第2疑似血管チューブ51,52内に注入しておく。
その状態で例えば採血用の血管注射を練習する場合には、練習の補助を行う者(練習補助者)の肘の内側等に練習器本体Aが配置されるようにして、注射練習器のベルト65を練習補助者の腕に巻き付けて面ファスナー66により固定する。また点滴用の血管注射を練習する場合には例えば、練習器本体Aを練習補助者の手首周辺等の外側の位置に、ベルト65によって固定する。
こうして練習器本体Aを練習補助者の所定の箇所に固定しておいて、練習者は、注射針を練習器本体Aの疑似皮膚シート1から疑似血管チューブ51,52に刺入する。この刺入時において、注射針が正確に疑似血管チューブ51,52内に刺入されていると、疑似血管チューブ51,52内の疑似血液が注射器のシリンダー内に流入するため、注射針が正確に刺入されているか否かを正確かつ迅速に判断することができる。
なお採血の練習の場合には、引き続き疑似血管チューブ51,52内の疑似血液を注射器のシリンダー内に吸引して、十分な疑似血液を注射器に採取するようにしても良い。
ここで本実施形態においては、第1疑似血管チューブ51は疑似皮膚シート1の下側に直接配置されている。従って第1疑似血管チューブ51は疑似皮膚シート1の表面から浅い位置に配置されるとともに、疑似皮膚シート1における第1疑似血管チューブ51に対応する部分は、顕著に浮き上がるため、練習者は第1疑似血管チューブ51の位置を疑似皮膚シート1の上方から明確に判別することができる。つまり練習器本体Aにおける第1疑似血管チューブ51の部分においては、皮下脂肪が少なくて筋肉量が多い若年者等の血管部分に近似するようになり、練習者は血管が浅い位置にあり、血管位置の判別が容易な患者を想定した練習を行うことができる。
一方、第2疑似血管チューブ52は疑似皮膚シート1の下側に中間シート2を介して配置されている。従って第2疑似血管チューブ52は疑似皮膚シート1の表面から深い位置に配置されるとともに、疑似皮膚シート1における第2疑似血管チューブ52に対応する部分は、周辺部と共に広い範囲で緩やかに浮き上がるため、練習者は第2疑似血管チューブ52の位置を簡単に判別することは困難となる。つまり練習器本体Aにおける第2疑似血管チューブ52の部分においては、皮下脂肪が多くて筋肉量が少ない年配者等の血管部分に近似するようになり、練習者は血管が深い位置にあり、血管位置の判別が困難な患者を想定した練習を行うことができる。
このように本実施形態の注射練習器においては、血管が浅い位置にあり血管位置の判別が容易な患者を想定した練習と、血管が深い位置にあり血管位置の判別が困難な患者を想定した練習とのいずれの練習も適確に行うことができ、汎用性が高く、所望の理想的な注射操作技術を短期間で確実に習得することができる。
また本実施形態の注射練習器においては、ホルダー6の底面、換言すると疑似筋肉シート3の下側に、注射針の刺入を防止する防護シート64を配置しているため、注射練習時に誤操作等によって注射針が必要以上に深く刺し込まれたとしても、注射針が防護シート64を貫通することがなく、注射針が不用意にホルダー6の裏面側から突き出るような不具合を確実に防止することができる。
また本実施形態の注射練習器においては、ホルダー6に練習器本体Aを着脱自在に収容するようにしているため、ホルダー6によって3枚のシート1〜3をまとめて保持でき、使い勝手が良い。さらに必要に応じて注射器本体Aをホルダー6から簡単に取り外すことができるため、注射器本体Aの保守点検や修理等を簡単に行うことができる。
また本実施形態においては、疑似筋肉シート3を硬質性の2枚のスポンジシート31,31を重ね合わせて構成しているため、注射器本体Aを表面側から指で押し込んだ際に、2枚のスポンジシート31,31が微妙に位置ずれすることにより、実際の筋肉に近い感触を得ることができ、より臨場感のある注射練習を行うことができる。
なお上記実施形態においては、2本の疑似血管チューブ51,52を設ける場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、3本以上の疑似血管チューブを設けるようにしても良い。例えば3本の疑似血管チューブを設ける場合、1本目の疑似血管チューブを疑似皮膚シート1の直下に配置し、2本目の疑似血管チューブを疑似皮膚シート1の下側に1枚の中間シートを介して配置し、3本目の疑似血管チューブを疑似皮膚シート1の下側に2枚の中間シートを介して配置することにより、疑似血管チューブの深さを3段階に設定することができ、汎用性が増し、より変化に富んだ注射練習を行うことができる。同様にして、4本以上の疑似血管チューブと3枚以上の中間シートとを用いて、4本以上の疑似血管チューブをその深さを4段階以上に設定するように構成することも可能である。
また上記実施形態においては、疑似血液封入袋71のジョイント72に分岐ジョイント73を接続して、第1および第2疑似血管チューブ51,52に注入するようにしているが、それだけに限られず、例えば疑似血液封入袋71に連結された2本のジョイント72,75のうち一方のジョイントを第1疑似血管チューブ51に連結し、他方のジョイントを第2疑似血管チューブ52に連結することによって、分岐ジョイント(Y字コネクター)を用いずに、2本の疑似血管チューブ51,52に疑似血液を注入することも可能である。
また上記実施形態においては注射練習器の練習器本体Aを身体の腕に装着して練習する場合を例に挙げて説明したが、言うまでもなく、練習器本体Aの装着位置は限定されるものではなく、あらゆる血管注射の練習を想定して、どのような位置に練習器本体Aを装着するようにしても良い。さらに本発明における注射練習器の練習器本体Aは必ずしも身体に装着する必要はない。例えば練習器本体Aを作業台等の台上に載置した状態で注射練習を行うようにしても良いし、人体模型等に装着した状態で注射練習を行うようにしても良い。
また上記実施形態においては、ベルト65および面ファスナー66によって注射練習器を装着するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、どのような手段で注射練習器を装着するようにしても良く、さらに注射練習器を身体等に装着するための手段を設けなくとも良い。
この発明の注射練習器は、例えば点滴や採血等を行う際の血管注射の注射操作技術を習得するために好適に用いることができる。
1:疑似皮膚シート
2:中間シート
3:疑似筋肉シート
51:第1疑似血管チューブ
52:第2疑似血管チューブ
6:ホルダー
64:防護シート
7:疑似血液注入手段

Claims (4)

  1. 皮膚を模した疑似皮膚シートと、
    前記疑似皮膚シートの下面側に積層された軟質性の中間シートと、
    前記中間シートの下面側に積層され、かつ筋肉を模した疑似筋肉シートとを備え、
    前記疑似皮膚シートおよび前記中間シート間に、血管を模した第1疑似血管チューブが介装されるとともに、
    前記中間シートおよび前記疑似筋肉シート間に、血管を模した第2疑似血管チューブが介装されていることを特徴とする注射練習器。
  2. 前記第1および第2疑似血管チューブ内に、血液を模した疑似血液を注入するための疑似血液注入手段をさらに備えた請求項1に記載の注射練習器。
  3. 積層された状態の前記疑似皮膚シート、前記中間シートをおよび前記疑似筋肉シートを着脱自在に保持するホルダーをさらに備えた請求項1または2に記載の注射練習器。
  4. 前記疑似筋肉シートの下面側に、注射針の刺入を防止するための防護シートが配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の注射練習器。
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