JP6172116B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6172116B2
JP6172116B2 JP2014220972A JP2014220972A JP6172116B2 JP 6172116 B2 JP6172116 B2 JP 6172116B2 JP 2014220972 A JP2014220972 A JP 2014220972A JP 2014220972 A JP2014220972 A JP 2014220972A JP 6172116 B2 JP6172116 B2 JP 6172116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side frame
vehicle
auxiliary machine
auxiliary
bending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014220972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016088125A (ja
Inventor
秀典 松岡
秀典 松岡
山田 健
健 山田
晃義 益田
晃義 益田
幸治 松下
幸治 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2014220972A priority Critical patent/JP6172116B2/ja
Publication of JP2016088125A publication Critical patent/JP2016088125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6172116B2 publication Critical patent/JP6172116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、車両の前後方向に延びる左右一対のサイドフレームと、上記左右一対のサイドフレームのうちの一方に近接して配設された補機とを備えたような自動車の車体構造に関する。
一般に、自動車の車体には、車体剛性を確保する目的で、車両の前後方向に延びる左右一対のサイドフレームが設けられており、さらに該サイドフレームの側方には給油管やバッテリ等の補機が設けられている。
車両の衝突時には、上述の補機を避けるようにサイドフレームを変形させて荷重吸収を図り、補機の破損を回避することが望まれている。
近年、鋼板の高張力化によるサイドフレームの薄肉軽量化が図られており、板厚が薄いことに起因して、サイドフレームが座屈しにくくなったり、高張力であることに起因してサイドフレームが折れたり、溶接部が剥離したりして、サイドフレームにおける荷重吸収変形のコントロールが難しくなっている。
上述のサイドフレームはその基端側(車両前後方向の中央側)で強固に支持しつつ、先端側(車両前後方向の前端側または後端側)から順に折って衝突荷重を確実に吸収することが望まれるが、該サイドフレームの変形制御と補強との整合が困難で、サイドフレームをその先端側から順に折るよう変形を安定させることが困難であった。
そこで、サイドフレームの屈曲変形を安定させるためには、サイドフレームに屈曲促進部を設ける等して、屈曲の容易化を図ることが考えられるが、この場合には、衝突に対する耐力が低下しやすく、荷重吸収量が減少する懸念があった。したがって、サイドフレームの屈曲変形を安定させ、充分な荷重吸収と補機の保護とを両立させることが要請されている。
ところで、特許文献1には、リヤフロアパネルの下部に車両前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレームを設けると共に、該リヤサイドフレームの左右には前後方向に離間して軸直ビードを形成し、車両後突時にリヤバンパビームからの衝突荷重が左右のリヤサイドフレームに入力された時、上記軸直ビードが座屈起点となる構成が開示されている。
しかしながら、該特許文献1には補機が開示されておらず、衝突に対する荷重吸収量の確保と補機の保護との両立を図る点については、何等の示唆もない。
また、特許文献2には、リヤフロアパネルの下部に車両前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレームを設けると共に、左右一対のリヤサイドフレーム間において上述のリヤフロアパネルの下部には、車両前後方向に延びる左右一対のリヤフロア補強メンバを設け、さらに、一対のリヤフロア補強メンバのうちの車両右側のリヤフロア補強メンバを、同側のリヤサイドフレームに近接すべく片寄って配設した構成が開示されている。
しかしながら、該特許文献2においても特許文献1と同様に、補機が開示されておらず、この特許文献2においても、衝突に対する荷重吸収量の確保と補機の保護との両立を図る点については、全く示唆されていない。
特開2013−233898号公報 特許第4593014号公報
そこで、この発明は、左右のサイドフレームの変形性能を非対称に設定することで、補機側サイドフレームでの補機を保護する変形モードの信頼性を高めつつ、反対側サイドフレームの衝突に対する耐力を高めて、荷重吸収量の増大を図り、衝突に対する荷重吸収量の確保と補機の保護との両立を図ることができる自動車の車体構造の提供を目的とする。
この発明による自動車の車体構造は、車両の前後方向に延びる左右一対のサイドフレームと、上記左右一対のサイドフレームのうちの一方に近接して配設された補機とを備えた自動車の車体構造であって、上記サイドフレームは補機側に位置する補機側サイドフレームと、該補機側サイドフレームに対して車幅方向の反対側に位置する反対側サイドフレームとに設定され、上記補機側サイドフレームの補機に対する車両前後方向の略同位置に、上記反対側サイドフレームに対して車両前後方向の耐力が低く、補機が配設された車幅方向の一方側とは反対の車幅方向の他方側への変形を促進する変形促進部が上記補機側サイドフレームに設けられたものである。
上述のサイドフレームは、フロントサイドフレームまたはリヤサイドフレームに設定してもよく、上述の補機は給油管またはバッテリに設定してもよい。
上記構成によれば、上述の変形促進部により補機に対する車両前後方向の略同位置の耐力を、補機側サイドフレームで低く、反対側サイドフレームで相対的に高くなるように形成して、左右のサイドフレームの変形性能を左右非対称に設定したので、補機側サイドフレームでの補機を保護する変形モードの信頼性を高めつつ、反対側サイドフレームの衝突に対する耐力を高めて、荷重吸収量の増大を図ることができる。
要するに、衝突に対する荷重吸収量の確保と、補機の保護との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記左右一対の両サイドフレームと略平行に車両の前後方向に延びる補強メンバを設け、該補強メンバが上記補機側サイドフレームに近接すべく片寄って配設されたものである。
上記構成によれば、補強メンバを補機側サイドフレームに近接すべく片寄って配設したので、補機側サイドフレームの変形の正確さと、車体の左右における荷重吸収量のバランスとを両立させることができる。
特に、オフセット衝突時の荷重吸収量を、補機側サイドフレームを補強することなく、車体の左右で略均等化することができる。
この発明の一実施態様においては、上記補機側サイドフレームは、上記補機近傍に該補機から離間する方向への屈曲を促進する離間方向屈曲促進部と、上記補機へ近接する方向への屈曲を促進し、上記離間方向屈曲促進部の前後に位置する接近方向屈曲促進部とが設けられ、上記サイドフレーム先端側の接近方向屈曲促進部よりも先端側にクロスメンバが設けられ、上記離間方向屈曲促進部と上記クロスメンバとの間が、反対側サイドフレームに対して車幅方向の曲げ剛性が脆弱化されたものである。
上記構成によれば、補機側サイドフレームの離間方向屈曲促進部とクロスメンバとの間が、反対側サイドフレームに対して車幅方向の曲げ剛性が脆弱化されているので、上記クロスメンバによる補機側サイドフレームの離間方向への屈曲阻害を防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記補機側サイドフレームは、衝突荷重を受けて車幅方向内側へ屈曲すると共に、この屈曲する補機側サイドフレームと干渉する位置に上記補強メンバが配設されたものである。
上記構成によれば、屈曲する補機側サイドフレームが補強メンバに干渉すると、該補機側サイドフレームのそれ以上の屈曲を防止することができ、補機側サイドフレームの屈曲起点よりも車両前後方向中央側の基端側の変形を抑制し、先端側での荷重吸収変形を促進することができる。
この発明によれば、左右のサイドフレームの変形性能を非対称に設定することで、補機側サイドフレームでの補機を保護する変形モードの信頼性を高めつつ、反対側サイドフレームの衝突に対する耐力を高めて、荷重吸収量の増大を図り、衝突に対する荷重吸収量の確保と補機の保護との両立を図ることができる効果がある。
本発明の自動車の車体構造を示す底面図 図1の要部拡大底面図 自動車の車体構造を示す側面図 補機側サイドフレームを車幅方向外側から見た状態で示す側面図 補機側サイドフレームを車幅方向内側から見た状態で示す側面図 補機側サイドフレームの平面図 反対側サイドフレームを車幅方向外側から見た状態で示す側面図 反対側サイドフレームを車幅方向内側から見た状態で示す側面図 自動車の車体構造の衝突前の状態を示す概略底面図 自動車の車体構造の衝突後の状態を示す概略底面図
補機側サイドフレームでの補機を保護する変形モードの信頼性を高めつつ、反対側サイドフレームの衝突に対する耐力を高めて、荷重吸収量の増大を図り、衝突に対する荷重吸収量の確保と補機の保護との両立を図るという目的を、車両の前後方向に延びる左右一対のサイドフレームと、上記左右一対のサイドフレームのうちの一方に近接して配設された補機とを備えた自動車の車体構造において、上記サイドフレームは補機側に位置する補機側サイドフレームと、該補機側サイドフレームに対して車幅方向の反対側に位置する反対側サイドフレームとに設定され、上記補機側サイドフレームの補機に対する車両前後方向の略同位置に、上記反対側サイドフレームに対して車両前後方向の耐力が低く、補機が配設された車幅方向の一方側とは反対の車幅方向の他方側への変形を促進する変形促進部が上記補機側サイドフレームに設けられるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車の車体構造を示し、図1は当該車体構造を示す底面図、図2は図1の要部拡大底面図、図3は自動車の車体構造を示す側面図である。
図1において、車室の床面を形成するフロアパネル1を設け、このフロアパネル1の後部には上方に立上がるキックアップ部2を介してリヤフロアパネル3を一体的に連設している。
上述のリヤフロアパネル3はその後部における車幅方向の中間部に、下方に窪むスペアタイヤパンを兼ねる凹部3aが一体形成されている。
上述のフロアパネル1の左右両サイドには、サイドシルインナ4とサイドシルアウタ5とから成るサイドシル6が連結されている。このサイドシル6は車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面をもった車体強度部材である。
図1に示すように、リヤフロアパネル3の下部左側には、前側部材11と中間部材12と後側部材13との前後3分割構造の部材から成る左側のリヤサイドフレーム10が設けられており、このリヤサイドフレーム10はコ字状断面またはハット状断面に形成されており、該リヤサイドフレーム10とリヤフロアパネル3との間には、車両の前後方向に延びるリヤサイド閉断面が形成されている。
同様に、図1に示すように、リヤフロアパネル3の下部右側には、前側部材21と中間部材22と後側部材23との前後3分割構造の部材から成る右側のリヤサイドフレーム20が設けられており、このリヤサイドフレーム20はコ字状断面またはハット状断面に形成されており、該リヤサイドフレーム20とリヤフロアパネル3との間には、車両の前後方向に延びるリヤサイド閉断面が形成されている。
図1に示すように、上述のキックアップ部2の直後には、左右の前側部材11,21の前部を介して左右のサイドシル6,6(詳しくは、サイドシルインナ4,4)を車幅方向に連結するクロスメンバ7(いわゆるNo.3クロスメンバ)を設け、このクロスメンバ7とリヤフロアパネル3前部との間には、車幅方向に延びる閉断面が形成されている。
左右の中間部材12,22の前部相互間には左右一対のリヤサイドフレーム10,20を車幅方向に連結するリヤクロスメンバ8(いわゆるNo.4クロスメンバ)を設け、このリヤクロスメンバ8とリヤフロアパネル3の前後方向中間部との間には、車幅方向に延びる閉断面が形成されている。
図1に示すように、上述のクロスメンバ7とリヤクロスメンバ8との間におけるリヤフロアパネル3の下部には、鞍形の燃料タンク30が配置されると共に、この燃料タンク30の車幅方向中間部はインシュレータ31で保護されている。
図1に示すように、左右のリヤサイドフレーム10,20を構成する中間部材12,22、後側部材13,23の車幅方向外側には、ホイールハウスインナ32およびホイールハウスアウタ33が設けられており、図3に示すように、車両左側においてホイールハウスアウタ33の外面に設けられたリヤフェンダパネル34には、フィラボックス35が形成されており、このフィラボックス35と燃料タンク30との間は、補機としての給油管36(いわゆるフューエルパイプ)で連通接続されている。
この給油管36は、その複数箇所が車体に支持されているが、図3に示すホースクリップ37よりも前方側の部分は、車両後突時に当該給油管36を前方へ移動許容する目的でラバーにより形成されている。
図1,図3に示すように、上述の給油管36は燃料タンク30のインレットポートから車両後方に延びた後に、ホースクリップ37の直後部から車両左側のリヤサイドフレーム10の車幅方向外側においてフィラボックス35に向けて上方に立上がるように配設されている。
すなわち、車両の前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレーム10,20と、これら左右一対のリヤサイドフレーム10,20のうちの一方10に近接して配設された補機としての給油管36(特に、図3に示す立上り部36a参照)とを備えており、上述のリヤサイドフレーム10,20は補機(給油管36)側に位置する補機側リヤサイドフレーム10と、該補機側リヤサイドフレーム10に対して車幅方向の反対側に位置する反対側リヤサイドフレーム20とに設定されたものである。
図1,図2に示すように、左右一対のリヤサイドフレーム10,20とリヤクロスメンバ8とで囲繞されたリヤフロアパネル3の下部は、補強メンバ40により補強されている。
この補強メンバ40は、左右一対のリヤサイドフレーム10,20の後部相互間を車幅方向に連結し、リヤフロアパネル3との間に車幅方向に延びる閉断面を形成する後側クロスメンバ41と、
上述のリヤクロスメンバ8(No.4クロスメンバ)と後側クロスメンバ41との間を車両前後方向に連結し、リヤフロアパネル3との間に車両前後方向に延びる閉断面を形成する左右一対の前後メンバ42,43(いわゆるサイドメンバ)と、
左右一対の前後メンバ42,43の前後方向中間部を車幅方向に連結し、リヤフロアパネル3との間に車幅方向に延びる閉断面を形成する中間クロスメンバ44と、
を備えている。
ここで、上述の各メンバ41,42,43,44は、リヤフロアパネル3との間に上記閉断面を形成すべく、その断面がハット形状に形成されている。
また、上述の後側クロスメンバ41の右側端部と車両右側のリヤサイドフレーム20との間にはガセット45が介設されている。このガセット45も断面ハット形状に形成されており、該ガセット45とリヤフロアパネル3との間には、車幅方向に延びる閉断面が形成されている。
さらに、図2に示すように、上述の補強メンバ40における中間クロスメンバ44よりも車両後方側において上記前後メンバ42,43には、その前端側に対して衝突耐力が低い荷重吸収変形部としての複数横ビードによる蛇腹部42a,43aが設けられている。
図1,図2に示すように、上述の左右一対のリヤサイドフレーム10,20は、補強メンバ40よりも先端側である後端側において、車幅方向に延びる連結部材としてのリヤエンドパネル50およびリヤバンパレインフォースメント51で連結されている。
つまり、上述の各リヤサイドフレーム10,20の後端部には、図2に示すようにセットプレート52を取付けており、このセットプレート52に取付けプレート53およびクラッシュカン54を介して上述のリヤバンパレインフォースメント51を取付けたものである。
一方、図2に示すように、反対側リヤサイドフレーム20の後端部には、タイダウンフック29(図7,図8参照)を取付けるインナ部材55とアウタ部材56とを取付けている。
なお、図1,図2,図3において、9はリヤサスペンションの一部を構成するスプリングアッパシートである。
図4は補機側リヤサイドフレームを車幅方向外側から見た状態で示す側面図、図5は補機側リヤサイドフレームを車幅方向内側から見た状態で示す側面図、図6は補機側リヤサイドフレームの平面図、図7は反対側リヤサイドフレームを車幅方向外側から見た状態で示す側面図、図8は反対側リヤサイドフレームを車幅方向内側から見た状態で示す側面図である。
図4に示すように、補機側リヤサイドフレーム10(つまり車両左側のリヤサイドフレーム)は、中間部材12によるベース部BAと、後側部材13で形成され、かつ上述のベース部BAから車両後方に延びるエクステンション部EXと、を備えている。
同様に、図7に示すように、反対側リヤサイドフレーム20(つまり車両右側のリヤサイドフレーム)は、中間部材22によるベース部BAと、後側部材23で形成され、かつ上述のベース部BAから車両後方に延びるエクステンション部EXと、を備えている。
図4,図5,図6に示すように、補機側リヤサイドフレーム10の補機(給油管36の立上り部36a)よりも車両前後方向の後端側には、図7,図8に示す反対側リヤサイドフレーム20に対して車両前後方向の耐力が低く、補機(給油管36)が配設された車幅方向の一方側(外側)とは反対の車幅方向の他方側(内側)への変形を促進する変形促進部14が設けられている。
この実施例では、反対側リヤサイドフレーム20の後側部材23の前部内面に補強ビード24(図8参照)を設けて、当該リヤサイドフレーム20の剛性(衝突耐力)向上を図る一方で、補機側リヤサイドフレーム10の上記補強ビード24と対応する部位には補強ビードを設けておらず、当該部位における剛性を補機側リヤサイドフレーム10が反対側リヤサイドフレーム20に対して相対的に低く、相対的に脆弱と成すことで、上記変形促進部14を形成したものである。
この変形促進部14により給油管36の立上り部36aよりも車両前後方向の後端側の耐力を、補機側リヤサイドフレーム10で相対的に低く、反対側リヤサイドフレーム20で相対的に高くなるように形成して、左右のリヤサイドフレーム10,20の変形性能を左右非対称に設定し、これにより、補機側リヤサイドフレーム10での給油管36を保護する変形モードの信頼性を高めつつ、反対側リヤサイドフレーム20の衝突(後突)に対する耐力を高めて、荷重吸収量の増大を図るように構成したものである。
詳しくは、図4,図5,図6に示すように、補機側リヤサイドフレーム10は、後突時に給油管36の立上り部36aから離間する方向つまり車幅方向内側への屈曲を促進する離間方向屈曲促進部としての中間屈曲促進部15と、後突時に給油管36の立上り部36aへ近接する方向への屈曲を促進し、中間屈曲促進部15の前後に位置する接近方向屈曲促進部としての前端側屈曲促進部16(基端側屈曲促進部)および後端側屈曲促進部17(先端側屈曲促進部)とが設けられており、図2に示すように、リヤサイドフレーム10の後端側の接近方向屈曲促進部である後端側屈曲促進部17よりもさらに後端側に後側クロスメンバ41が設けられ、中間屈曲促進部15と後側クロスメンバ41との間が、反対側リヤサイドフレーム20に対して車幅方向の曲げ剛性が脆弱化されたものである。
すなわち、補強ビード24(図8参照)を設けた反対側リヤサイドフレーム20に対して、補機側リヤサイドフレーム10の各要素15,41間には該補強ビード24に相当するような補強ビードを設けることなく、各要素15,41間の車幅方向の曲げ剛性を、反対側リヤサイドフレーム20に対して相対的に脆弱化したものである。
ここで、上述の各屈曲促進部15,16,17は何れもリヤサイド閉断面内に窪むように形成されると共に、補機側リヤサイドフレーム10の上下方向過半部にわたって上下方向に延びるようビード構造に形成されている。
また、図5に示すように、補機側リヤサイドフレーム10の各屈曲促進部15,16間において、中間部材12の車幅方向内側面には、車両前後方向に延びる補強ビード18を形成して、当該部位の剛性向上を図っている。
そして、補機側リヤサイドフレーム10の中間屈曲促進部15と後側クロスメンバ41との間を、反対側リヤサイドフレーム20に対して車幅方向の曲げ剛性を脆弱と成すことで、後側クロスメンバ41による補機側リヤサイドフレーム10の給油管36の立上り部36aから離間する方向(つまり車幅方向内側)への屈曲阻害を防止するように構成したものである。
換言すれば、補機側リヤサイドフレーム10には、補強ビード24に相当する補強ビードを設けないことで、上述の変形促進部14を形成しており、この変形促進部14により補機側リヤサイドフレーム10は後突荷重で座屈状に変形する。このため、補機側リヤサイドフレーム10の後端が給油管36側へ倒れ込むことを抑制するように構成している。
図6に示すように、補機側リヤサイドフレーム10の中間部材12内面において前端側屈曲促進部16とスプリングアッパシート9とに対応する位置にはリヤサイド閉断面内に、車両正面視でL字状のガセット19を設けている。
このガセット19により上述の前端側屈曲促進部16とスプリングアッパシート9とを補強しており、補機側リヤサイドフレーム10の後端側から荷重吸収変形させ、該ガセット19も変形させて荷重吸収量を増やすと共に、スプリング支持剛性を高めるように構成している。
さらに、上述の前端側屈曲促進部16はビード構造で上下方向に延びており、この屈曲促進部16にもスプリング支持剛性の補強作用がある。
上述の補機側リヤサイドフレーム10は、給油管36の立上り部36a近傍に位置する中間屈曲促進部15と、その前後の前端側屈曲促進部16および後端側屈曲促進部17とを備えており、前端側屈曲促進部16と中間屈曲促進部15との間の車両前後方向の間隔が、中間屈曲促進部15と後端側屈曲促進部17との間の車両前後方向の間隔よりも長く設定されると共に、給油管36はその一部をラバー製として基端側(前端側)へ変位可能とすることで、車両後突時に、補機側リヤサイドフレーム10の後端側の座屈変形(荷重吸収)を促進し、基端側の変形を可及的抑制しつつ、補機である給油管36を基端側(車両前方側)へ移動させることで、該給油管36を保護するように構成している。
ところで、図2に示すように、後側クロスメンバ41、前後メンバ42,43、中間メンバ44から成る補強メンバ40のうち、上述の前後メンバ42,43は左右一対の両リヤサイドフレーム10,20と略平行に車両の前後方向に延びるものであり、これら前後メンバ42,43のうちの車両左側の前後メンバ42は補機側リヤサイドフレーム10に近接すべく片寄って配設されている。
これにより、補機側リヤサイドフレーム10の変形の正確さと、車体の左右における荷重吸収量のバランスとを両立させ、特に、オフセット衝突時の荷重吸収量を、補機側リヤサイドフレーム10を補強することなく、車体の左右で略均等化するように構成している。
上述の補機側リヤサイドフレーム10は、中間屈曲促進部15を設けたことにより、後突荷重を受けた際に車幅方向内側へ屈曲するものであって、この屈曲する補機側リヤサイドフレーム10と干渉する位置に上述の補強メンバ40の前後メンバ42が配設されている。
上記両者10,42の近接配置構造により、屈曲する補機側リヤサイドフレーム10が補強メンバ40の前後メンバ42に干渉すると、該補機側リヤサイドフレーム10のそれ以上の屈曲を防止し、これにより、補機側リヤサイドフレーム10の屈曲起点よりも車両前後方向中央側である基端側の変形を抑制し、先端側(後端側)での荷重吸収変形を促進するように構成している。
図2示すように、補強メンバ40の前後メンバ42,43は左右一対設けられており、左右一対の前後メンバ42,43の車両前後方向の中間部が車幅方向に延びる中間クロスメンバ44(補強クロスメンバ)で連結されている。
これにより、後突時に中間屈曲促進部15を起点として車幅方向の内方に屈曲する補機側リヤサイドフレーム10を、車両左側の前後メンバ42を介して強固に受け止めるように構成している。
さらに、図2に示すように、補強メンバ40の前後メンバ42,43における中間クロスメンバ44よりも後端側には、その基端側(前端側)よりも耐力が低い荷重吸収変形部としての複数横ビードによる蛇腹部42a,43aが設けられており、これにより、中間クロスメンバ44よりも前端側の前後メンバ42,43の変形を抑制し、屈曲する補機側リヤサイドフレーム10を強固に受け止め、補機である燃料タンク30および給油管36を保護しつつ、車体後端側での荷重吸収量の増大を図るように構成している。
要するに、左右一対のリヤサイドフレーム10,20において、これらの衝突耐力を左右非対称となして、補機側リヤサイドフレーム10は変形促進部14を有して、その先端側(後端側)を座屈変形させて、補機である給油管36を保護すべく構成し、反対側リヤサイドフレーム20は補強ビード24を有し、衝突耐力を高めて荷重吸収量を確保すべく構成し、リヤサイドフレーム10,20の左右で機能分担を図ったものである。
また、補機側リヤサイドフレーム10は、反対側リヤサイドフレーム20に対して相対的に剛性が低いので、このリヤサイドフレーム10に片寄せて前後メンバ42を配置することで、荷重吸収量が相対的に低くなる補機側リヤサイドフレーム10を補完したものである。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
図9は自動車の車体構造の衝突前の状態を示す概略底面図、図10はその衝突後の状態を示す概略底面図である。なお、図9,図10において、38はタンクバンド、60は後輪である。また、図10において補機側リヤサイドフレーム10には図示の便宜上、ハッチングを施している。
車両の後突時には、図10に示すように、クラッシュカン54が潰れた後に、後突荷重が補機側リヤサイドフレーム10に入力し、このリヤサイドフレーム10は中間屈曲促進部15を起点として給油管36の立上り部36aから離れる車幅方向の内方へ屈曲する。また補機側リヤサイドフレーム10には変形促進部14が形成されているので、この部分は座屈変形して変形モードの信頼性を高め、変形する補機側リヤサイドフレーム10で給油管36を挟み込むことを防止する。
このように、上記実施例の自動車の車体構造は、車両の前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム(リヤサイドフレーム10,20参照)と、上記左右一対のサイドフレーム(リヤサイドフレーム10,20)のうちの一方10に近接して配設された補機(給油管36の特に、その立上り部36a参照)とを備えた自動車の車体構造であって、上記サイドフレーム(リヤサイドフレーム10,20)は補機側に位置する補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10参照)と、該補機側サイドフレームに対して車幅方向の反対側に位置する反対側サイドフレーム(反対側リヤサイドフレーム20参照)とに設定され、上記補機側サイドフレームの補機(給油管36)よりも車両前後方向の先端側(後端側)に、上記反対側サイドフレームに対して車両前後方向の耐力が低く、補機が配設された車幅方向の一方側(外側)とは反対の車幅方向の他方側(内側)への変形を促進する変形促進部14が設けられたものである(図2参照)。
この構成によれば、上述の変形促進部14により補機(給油管36)よりも車両前後方向の先端側(後端側)の耐力を、補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)で低く、反対側サイドフレーム(反対側リヤサイドフレーム20)で相対的に高くなるように形成して、左右のサイドフレーム(リヤサイドフレーム10,20)の変形性能を左右非対称に設定したので、補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)での補機(給油管36)を保護する変形モードの信頼性を高めつつ、反対側サイドフレーム(反対側リヤサイドフレーム20)の衝突に対する耐力を高めて、荷重吸収量の増大を図ることができる。
要するに、衝突に対する荷重吸収量の確保と、補機(給油管36)の保護との両立を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、上記左右一対の両サイドフレーム(リヤサイドフレーム10,20)と略平行に車両の前後方向に延びる補強メンバ40(特に、その前後メンバ42,43参照)を設け、該補強メンバ40が上記補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)に近接すべく片寄って配設されたものである(図2参照)。
この構成によれば、補強メンバ40(特に、前後メンバ42参照)を補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)に近接すべく片寄って配設したので、補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)の変形の正確さと、車体の左右における荷重吸収量のバランスとを両立させることができる。
特に、オフセット衝突時の荷重吸収量を、補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)を補強することなく、車体の左右で略均等化することができる。
この発明の一実施形態においては、上記補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)は、上記補機近傍に該補機(給油管36)から離間する方向(この実施例では車幅方向の内方)への屈曲を促進する離間方向屈曲促進部(中間屈曲促進部15参照)と、上記補機へ近接する方向(この実施例では車幅方向の外方)への屈曲を促進し、上記離間方向屈曲促進部(中間屈曲促進部15)の前後に位置する接近方向屈曲促進部(前端側屈曲促進部16、後端側屈曲促進部17参照)とが設けられ、上記サイドフレーム先端側の接近方向屈曲促進部(後端側屈曲促進部17)よりも先端側(後端側)にクロスメンバ(後側クロスメンバ41)が設けられ、上記離間方向屈曲促進部(中間屈曲促進部15)と上記クロスメンバ(後側クロスメンバ41)との間が、反対側サイドフレーム(反対側リヤサイドフレーム20)に対して車幅方向の曲げ剛性が脆弱化されたものである(図2参照)。
この構成によれば、補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)の離間方向屈曲促進部(中間屈曲促進部15)とクロスメンバ(後側クロスメンバ41)との間が、反対側サイドフレーム(反対側リヤサイドフレーム20)に対して車幅方向の曲げ剛性が脆弱化されているので、上記クロスメンバ(後側クロスメンバ41)による補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)の離間方向への屈曲阻害を防止することができる。
この発明の一実施形態においては、上記補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)は、衝突荷重を受けて車幅方向内側へ屈曲すると共に、この屈曲する補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)と干渉する位置に上記補強メンバ40(特に、その前後メンバ42参照)が配設されたものである(図2参照)。
この構成によれば、屈曲する補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)が補強メンバ40(特に、その前後メンバ42)に干渉すると、該補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)のそれ以上の屈曲を防止することができ、補機側サイドフレーム(補機側リヤサイドフレーム10)の屈曲起点よりも車両前後方向中央側の基端側(前端側)の変形を抑制し、先端側(後端側)での荷重吸収変形を促進することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のサイドフレームは、実施例のリヤサイドフレーム10,20に対応し、
以下同様に、
補機は、給油管36に対応し、
補機側サイドフレームは、補機側リヤサイドフレーム10に対応し、
反対側サイドフレームは、反対側リヤサイドフレーム20に対応し、
離間方向屈曲促進部は、中間屈曲促進部15に対応し、
接近方向屈曲促進部は、前端側屈曲促進部16、後端側屈曲促進部17に対応し、
クロスメンバは、後側クロスメンバ41に対応するも、
この発明は、上記実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においてはサイドフレームとしてリヤサイドフレーム10,20を例示したが、これはフロントサイドフレームであってもよく、また補機としては給油管36に代えてバッテリを採用してもよい。
以上説明したように、本発明は車両の前後方向に延びる左右一対のサイドフレームと、上記左右一対のサイドフレームのうちの一方に近接して配設された補機とを備えた自動車の車体構造について有用である。
10…補機側リヤサイドフレーム(補機側サイドフレーム)
14…変形促進部
15…中間屈曲促進部(離間方向屈曲促進部)
16…前端側屈曲促進部(接近方向屈曲促進部)
17…後端側屈曲促進部(接近方向屈曲促進部)
20…反対側リヤサイドフレーム(反対側サイドフレーム)
36…給油管(補機)
40…補強メンバ
41…後側クロスメンバ(クロスメンバ)

Claims (4)

  1. 車両の前後方向に延びる左右一対のサイドフレームと、
    上記左右一対のサイドフレームのうちの一方に近接して配設された補機とを備えた
    自動車の車体構造であって、
    上記サイドフレームは補機側に位置する補機側サイドフレームと、
    該補機側サイドフレームに対して車幅方向の反対側に位置する反対側サイドフレームとに設定され、
    上記補機側サイドフレームの補機に対する車両前後方向の略同位置に、上記反対側サイドフレームに対して車両前後方向の耐力が低く、補機が配設された車幅方向の一方側とは反対の車幅方向の他方側への変形を促進する変形促進部が上記補機側サイドフレームに設けられた
    自動車の車体構造。
  2. 上記左右一対の両サイドフレームと略平行に車両の前後方向に延びる補強メンバを設け、
    該補強メンバが上記補機側サイドフレームに近接すべく片寄って配設された
    請求項1記載の自動車の車体構造。
  3. 上記補機側サイドフレームは、上記補機近傍に該補機から離間する方向への屈曲を促進する離間方向屈曲促進部と、
    上記補機へ近接する方向への屈曲を促進し、上記離間方向屈曲促進部の前後に位置する接近方向屈曲促進部とが設けられ、
    上記サイドフレーム先端側の接近方向屈曲促進部よりも先端側にクロスメンバが設けられ、
    上記離間方向屈曲促進部と上記クロスメンバとの間が、反対側サイドフレームに対して車幅方向の曲げ剛性が脆弱化された
    請求項1または2記載の自動車の車体構造。
  4. 上記補機側サイドフレームは、衝突荷重を受けて車幅方向内側へ屈曲すると共に、
    この屈曲する補機側サイドフレームと干渉する位置に上記補強メンバが配設された
    請求項2記載の自動車の車体構造。
JP2014220972A 2014-10-30 2014-10-30 自動車の車体構造 Active JP6172116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220972A JP6172116B2 (ja) 2014-10-30 2014-10-30 自動車の車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220972A JP6172116B2 (ja) 2014-10-30 2014-10-30 自動車の車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016088125A JP2016088125A (ja) 2016-05-23
JP6172116B2 true JP6172116B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=56018121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014220972A Active JP6172116B2 (ja) 2014-10-30 2014-10-30 自動車の車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6172116B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6323517B2 (ja) * 2016-09-06 2018-05-16 マツダ株式会社 車両の後部車体構造
JP6848536B2 (ja) * 2017-03-03 2021-03-24 三菱自動車工業株式会社 車体構造
CN109823396B (zh) * 2017-11-23 2024-05-10 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种车身底盘后框架总成
CN113086007B (zh) * 2021-03-24 2023-04-07 北京新能源汽车股份有限公司 用于车辆的副车架总成及车辆
CN115503822A (zh) * 2022-08-31 2022-12-23 浙江极氪智能科技有限公司 用于车辆的副车架及车辆

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2991311B2 (ja) * 1991-03-30 1999-12-20 マツダ株式会社 車体後部構造
JP4593014B2 (ja) * 2001-06-05 2010-12-08 富士重工業株式会社 自動車の後部車体構造
JP2004196109A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Toyota Motor Corp リヤサイドメンバ補強構造
JP2005231477A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Toyota Motor Corp 車体後部構造
JP5883720B2 (ja) * 2012-05-10 2016-03-15 本田技研工業株式会社 車体後部構造
JP5842747B2 (ja) * 2012-06-28 2016-01-13 トヨタ自動車株式会社 車両後部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016088125A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6647332B2 (ja) 車両後部構造
US9090160B2 (en) Vehicle body structure
JP6235628B2 (ja) 自動車の車体構造
US9242675B2 (en) Automobile vehicle-body front structure
US11279409B2 (en) Vehicle front portion structure
JP6172116B2 (ja) 自動車の車体構造
JP6033300B2 (ja) 車体後部構造
US9714052B2 (en) Rear vehicle-body structure of automotive vehicle
US8950778B2 (en) Vehicle-occupant protection structure and vehicle-occupant protection method
KR102383247B1 (ko) 전방 차체 보강구조
US9132861B2 (en) Vehicle body reinforcing structure
KR102440606B1 (ko) 전방 차체 보강구조
JP5417463B2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP6674494B2 (ja) 車両後部構造
US20240034141A1 (en) Vehicle body rear structure
JP6136873B2 (ja) 自動車の後部車体構造
US11084533B2 (en) Vehicle body structure of vehicle
JP5760979B2 (ja) 車両の前部構造
JP2009132302A (ja) 自動車のリヤドア構造
JP6172046B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP4507871B2 (ja) オープンカーの後部車体構造
JP6024808B2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP6123780B2 (ja) 自動車の車体構造
KR101637300B1 (ko) 전방 차체 보강구조
US20240017768A1 (en) Vehicle body rear structure

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6172116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150