JP6172090B2 - 中継装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車外装置と車載装置との間で通信を行うための技術に関する。
車両において制御の高度化およびサービスの充実などを図るために、電子制御装置(ECU)等の車載装置同士を通信線で相互に接続してローカルエリアネットワーク(いわゆる車内LAN)を構成し、車載装置間で情報を共有する技術が知られている。特に車内LANに多用されている通信プロトコルとして、CAN(Controller Area Network)およびLIN(Local Interconnect Network)などが知られている。
また、車両において、外部ツール(車外装置)と車内LANに接続されている車載装置との間で通信を行うことで、車両状態の診断や、プログラムの書換処理(リプログラミング)などを行う技術が知られている。特許文献1には、車両に搭載された中継装置を介して、車外装置と車内LANに接続されている車載装置との間で通信を行う技術が記載されている。
特開2013−192090号公報
ところで、近年、車外装置と車内LANに接続されている車載装置との間の通信において、従来利用されてきたCAN及びLINなどよりも通信速度が速いイーサネット(登録商標)の導入が進んでいる。例えば、車外装置とイーサネットにより接続され、車外装置から送信された通信フレームを受信し、受信した通信フレームをイーサネットにより接続された車載装置に送信する中継装置が知られている。
車外装置と車載装置との間では、前述のプログラムの書き換え処理などのように、正規の作業者以外の者が実施すべきでない通信も行われる。この為、中継装置は、正規の作業者以外の者による車外装置(非正規の車外装置という)との通信が行われることを抑制する機能を備えることが望ましい。
しかしながら、非正規の車外装置との通信が行われることを抑制する機能を実現するために中継装置の処理負荷が増加すると、外部装置と車載装置との間の通信速度が低下することが問題となっていた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、車外装置と車内装置との間の通信において、通信速度の低下を抑制する技術を提供することを目的としている。
また、本発明は、非正規の車外装置と車内装置との間で通信が行われることを抑制することを目的としている。
本発明の一側面は、中継装置であって、単位時間あたりのデータ通信量が第2の通信プロトコルによるデータ通信よりも大きい第1の通信プロトコルによるデータ通信を行う自車両外部の第1の通信装置との間で、第1の通信プロトコルによるデータ通信を行う。また、中継装置は、第1の通信プロトコル及び第2の通信プロトコルによるデータ通信を行う自車両に搭載される複数の第2の通信装置との間で、少なくとも第2の通信プロトコルによるデータ通信を共通の通信路を介して行う。
中継装置は、許可判断手段と開始切替手段とを備える。許可判断手段は、第1の通信装置及び第2の通信装置とともに接続され第1の通信装置との間で第1の通信プロトコルによるデータ通信を行う接続先が制御信号に従って切り替えられる接続切替手段を介して、第1の通信装置から受信した、第1の通信プロトコルに用いられる第1の通信フレームに含まれる所定の認証情報に基づいて、第1の通信装置と対象とする第2の通信装置とのデータ通信を許可するか否かを判断する。開始切替手段は、許可判断手段によってデータ通信が許可された場合に、対象とする第2の通信装置を接続先とする制御信号を接続切替手段に出力する。
このような構成によれば、第1の通信装置と対象とする第2の通信装置との通信が許可された場合に、これ以降、当該中継装置を介在させること無く、第1の通信装置と対象とする第2の通信装置との間でデータ通信によるデータ通信を行うことができる。すなわち、当該中継装置における処理負荷を低減することができるため、第1の通信装置と対象とする第2の通信装置とのデータ通信の通信速度の低下を抑制することができる。
また、このような構成によれば、第1の通信装置と対象とする第2の通信装置との間のデータ通信が許可された以降、仮に第1の通信装置に代えて何らかの非正規の車外装置が接続されたとしても、該非正規の車外装置は、少なくとも対象とする第2の通信装置以外の第2の通信装置とはデータ通信を行うことができない。したがって、非正規の車外装置との通信が行われることを抑制することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の通信システム及び車載システムの構成を示すブロック図。 スイッチングハブにおいてデータ通信可能なポートを示す図であって、(a)は外部ツールとゲートウェイECUとが通信可能な場合を示す図であり、(b)は外部ツールと1つのECUとが通信可能に接続される一例を示す図。 (a)はECUの構成を示すブロック図であり、(b)は外部ツールの構成を示すブロック図。 外部ツールが実行する外部ツール接続処理のフローチャート。 イーサネット通信フレームの一例を示す図。 認証コードと接続目的コードとの対応関係の一例を示す図。 ゲートウェイECUが実行するゲートウェイ接続処理のフローチャート。 各ECUが対応可能な接続目的コードの一例を示す図。 CAN通信フレームの一例を示す図。 ECUが実行するECU接続処理のフローチャート。 ECUが実行するイーサネット通信処理のフローチャート。 外部ツールとECUとの接続が許可される場合の作動の一例について説明する図。 外部ツールとECUとの接続が許可されない場合の作動の一例について説明する図。 第2実施形態の通信システム及び車載システムの構成を示すブロック図。 ECUの構成を示すブロック図。 外部ツール接続処理のフローチャート。 ゲートウェイ接続処理のフローチャート。 ECU接続処理のフローチャート。 外部ツールとECUとの接続が許可される場合の作動の一例について説明する図。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す通信システムは、車両(自車両)に搭載された車載システム1と、自車両外部の装置である外部ツール(車外装置)2と、を備える。
車載システム1は、外部ツール2を接続するためのコネクタ30と、ゲートウェイ装置(以下GW装置という)10と、複数のECU20a、20b、…20dとを備える。GW装置10は、スイッチングハブ40と、ゲートウェイECU50とを備える。
ここで、ゲートウェイECU50及び複数のECU20a〜20dは、共通の通信路であるバス11に接続されてネットワーク(車内LAN)を構築し、バス11を介してCAN通信プロトコルに従ったデータの送受信を行う。以下では、CAN通信プロトコルに従ったデータ通信をCAN通信という。なお、以下では、ECU20a、ECU20b、…のような複数の同一の構成については、個々について説明する場合を除き、ECU20、のように符号のアルファベットを省略して記載する。
また、ゲートウェイECU50及びECU20は、スイッチングハブ40に接続され、スイッチングハブ40に接続された外部ツール2とともに、スイッチングハブ40を介したネットワークを構築し、イーサネット通信プロトコルに従ったデータの送受信を実行する。以下では、イーサネット通信プロトコルに従ったデータ通信をイーサネット通信という。
スイッチングハブ40は、複数のポート、具体的にはポート41a〜ポート41fを備える。ポート41aには、通信線12を介してゲートウェイECU50が接続され、ポート41bには、通信線13及びコネクタ30を介して外部ツール2が接続される。ポート41c〜ポート41fにはそれぞれ通信線14〜17を介してECU20a〜ECU20dが接続される。
スイッチングハブ40は、ポート41から入力されたイーサネット通信フレームに含まれる識別情報に基づいて、該イーサネット通信フレームを送出する接続先(他のポート41)を特定し、特定したポート41へイーサネット通信フレームを出力する。出力先とするポート41の特定は、例えば、電子回路等により構成された特定回路により実現される。このように、スイッチングハブ40は、イーサネット通信フレームの中継を行う。
スイッチングハブ40は、本実施形態では一例として、イーサネット通信フレーム(通信フレームの構成については後述する図5を参照)のヘッダ部に含まれる宛先MACアドレスを識別情報として、イーサネット通信フレームを送出する接続先を特定する。
具体的には、例えばECU20aのMACアドレスを宛先MACアドレスとして含むイーサネット通信フレームがポート41bに入力された場合、スイッチングハブ40は、ECU20aが接続されているポート41cに該イーサネット通信フレームを出力する。なお、スイッチングハブ40は、ポート41と該ポート41に接続された接続先(接続装置)のMACアドレスとの対応関係を学習する学習機能を備える。学習機能については周知であるため、ここでは説明を省略する。
さらにまた、スイッチングハブ40は、複数のポート41をグループ分けしたテーブルに従って、同一グループに所属するポート41同士についてはイーサネット通信フレームの中継を可能とし、異なるグループに所属するポート41同士についてはイーサネット通信フレームの中継を不可能とする機能(所謂、VLAN機能)を備える。
例えば、図2(a)に示すテーブルでは、ポート41a及びポート41bが同一グループである車外接続グループに所属し、ポート41c〜ポート41fが車外接続グループとは異なる車内接続グループに所属する。この場合、ポート41bに接続される外部ツール2は、ポート41aに接続されるゲートウェイECU50とのみ、相互にイーサネット通信が可能である。外部ツール2は、車内接続グループに所属するポート41c〜ポート41fに接続されるECU20a〜20dとはイーサネット通信を行うことができない。
また例えば、図2(b)に示すテーブルでは、ポート41b及びポート41cが同一グループである車外接続グループに所属し、ポート41a、ポート41d〜ポート41fが車外接続グループとは異なる車内接続グループに所属する。この場合、ポート41bに接続される外部ツール2は、ポート41cに接続されるECU20aとのみ、相互にイーサネット通信が可能である。外部ツール2は、車内接続グループに所属するポート41a、ポート41d〜ポート41fに接続されるゲートウェイECU50、ECU20b〜20dとはイーサネット通信を行うことができない。
本実施形態のスイッチングハブ40では、このようにデータ通信可能なポート41の組み合わせ、すなわちデータ通信可能となる接続先が、ゲートウェイECU50から出力される制御信号により設定される。なお、後述するGW接続処理(S250)によって設定される場合を除いて、通常は、ポート41bに接続される外部ツール2は、ポート41aに接続されるゲートウェイECU50とのみ、イーサネット通信可能に接続されるように、制御信号により設定されている(図2(a)参照)。
図1に戻り、説明を続ける。ゲートウェイECU50は、イーサネットトランシーバ60、CANトランシーバ70、ゲートウェイ制御部(以下、GW制御部という)80を備える。
イーサネットトランシーバ60は、通信線12を介してスイッチングハブ40のポート41aに接続される。イーサネットトランシーバ60は、スイッチングハブ40を介して接続される他の通信装置、すなわち外部ツール2または各ECU20と、イーサネット通信を行うためのインタフェースである。
CANトランシーバ70は、バス11を介して接続される他の通信装置、すなわち各ECU20と、CAN通信を行うためのインタフェースである。
GW制御部80は、イーサネットコントローラ81、CANコントローラ82、中継制御部83、及びフラッシュメモリ84を備える。
イーサネットコントローラ81は、イーサネットトランシーバ60に接続され、他の通信装置との間で行われる通信をイーサネット通信プロトコルに基づいて実行するハードウェアである。
CANコントローラ82は、CANトランシーバ70に接続され、他の通信装置との間で行われる通信をCAN通信プロトコルに基づいて実行するハードウェアである。
中継制御部83は、CPU101、ROM102、RAM103等を有する周知のマイクロプロセッサを備える。中継制御部83(CPU101)は、ROM102又はフラッシュメモリ84に記録されたプログラムに従い、各種機能を実現する。例えば、中継制御部83は、制御信号を出力してスイッチングハブ40の設定を行う。また例えば、中継制御部83は、後述する中継処理を実行し、外部ツール2とECU20との通信の制御を行う。
フラッシュメモリ84は、電気的に記録内容の書換えが可能な不揮発性の記録装置であり、中継制御部83(CPU101)が実行する各種プログラムや、後述する認証コード、接続目的コード等が予め記録されている。
各ECU20は、一例として図3(a)に示すように、イーサネットトランシーバ21、CANトランシーバ22、及び制御部23を備える。制御部23は、CPU24、フラッシュメモリ25、CANコントローラ26、及びイーサネットコントローラ27を備える。CPU24は、フラッシュメモリ25に記録されたプログラムに従い、各種機能を実現する。フラッシュメモリ25には、これらのプログラムや、認証コード、接続目的コード等が予め記録されている。イーサネットトランシーバ21は、スイッチングハブ40を介して、外部ツール2とイーサネット通信を行うためのインタフェースである。CANトランシーバ22は、バス11を介して、ゲートウェイECU50や他のECU20と通信を行うためのインタフェースである。
外部ツール2は、一例として図3(b)に示すように、イーサネットトランシーバ201及び制御部202を備え、制御部202はCPU203、フラッシュメモリ204、イーサネットコントローラ205を備える。外部ツール2(CPU203)は、コネクタ30を介して車載システム1に接続された状態で、スイッチングハブを介して、ECU20またはゲートウェイECU50との間でイーサネット通信を行う。外部ツール2(CPU203)は、一例として、該イーサネット通信により、車両状態の診断、データ(セキュリティ関連情報等)の設定及び解除や、ゲートウェイECU50やECU20に記録されているプログラムの書換処理を行う。フラッシュメモリ25には、これらの処理をCPU203に実行させるためのプログラムや、認証コード、接続目的コード等が予め記録されている。なお、外部ツール2は、汎用のパーソナルコンピュータやスマートフォン(多機能型携帯電話機)などを用いて構成してもよい。
なお、本実施形態では、車両のイグニッションスイッチがオフの状態でも車載システム1に電源が供給され、ゲートウェイECU50、及び各ECU20は、それぞれ、後述するGW接続処理、ECU接続処理を実行できるように構成されている。
[1−2.処理]
次に、本実施形態の通信システムで実行される処理(通信方法)について説明する。
[1−2―1.外部ツールによる処理]
外部ツール2において制御部202が実行する外部ツール接続処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、制御部202(CPU203)は、ゲートウェイECU50に、通信対象とするECU20との接続要求を、イーサネット通信によって送信する(S110)。
CPU203が送信するイーサネット通信フレームは、一例として図5に示すように、プリアンブル部、ヘッダ部、データ部、及びフッタ部を含む。周知のように、ヘッダ部は、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス等を含み、フッタ部はFCS(Frame Check Sequence)を含む。なお、S110にてCPU203が送信するイーサネット通信フレームでは、宛先MACアドレスは通信対象とするECU20のMACアドレスであり、送信元MACアドレスは、外部ツール2のMACアドレスである。データ部は、少なくとも、認証コード及び接続目的コードを含む。
認証コードは、該認証コードを含むイーサネット通信フレームが正規の作業者によって作業される外部ツール2から送信されたことを表す、予め定められたコードである。接続目的コードは、該接続目的コードを含むイーサネット通信フレームの送信元である外部ツール2が、通信対象とするECU20との間でイーサネット通信を行う目的を表す、予め定められたコードである。
一例として図6に示すように、認証コードと接続目的コードとの間には予め対応関係が定められている。すなわち、1つの認証コードに対して1つ又は複数の接続目的コードが対応するように予め定められている。認証コード、接続目的コード、及びこれらの対応関係は、テーブルとしてフラッシュメモリ204に予め記録されている。
例えば、通信対象とするECU20に対する故障コード読み出しを目的として外部ツール2が該ECU20との間でイーサネット通信を行う場合、CPU203は、故障コード読み出しを表す第1目的コードを接続目的コードとし、第1目的コードに対応する第1認証コード及び第2認証コードのいずれか一方を認証コードとするイーサネット通信フレームを送信する。なお、本実施形態では、CPU203は、送信するイーサネット通信フレームの全てに、認証コードと接続目的コードとを含める。
図4に戻り説明を続ける。次に、CPU203は、ゲートウェイECU50からイーサネット通信による応答が有ったか否かを判断する(S120)。CPU203は、ゲートウェイECU50から応答が有った場合、処理をS140へ移行させ、応答が無かった場合、処理をS130へ移行させる。
S130では、CPU203は所定期間が経過したか否かを判断する。CPU203は、所定期間が経過していない間(S130;NO)は処理をS120へ移行させて待機し、所定期間が経過した場合(S130;YES)に本外部ツール接続処理を終了する。
ゲートウェイECU50からイーサネット通信による応答が有った場合に移行するS140では、CPU203は、ゲートウェイECU50から受信したイーサネット通信フレームに基づいて、通信対象とするECU20との接続要求が許可されたか否かを判断する。CPU203は、通信対象とするECU20との接続要求が許可された場合、処理をS150へ移行させ、許可されなかった場合(接続不許可である場合)、本外部ツール接続処理を終了する。
通信対象とするECU20との接続要求が許可された場合に移行するS150では、CPU203は、イーサネット通信を終了すると判断しない間(S160;NO)、通信対象とするECU20とのイーサネット通信を継続して行う。CPU203は、イーサネット通信を終了すると判断した場合(S160;YES)、本外部ツール接続処理を終了する。一例として、CPU203は、次の(1)及び(2)に示す終了条件のいずれかを満たす場合に、通信対象とするECU20とのイーサネット通信を終了すると判断する。
(1)通信対象とするECU20へ送信すべきデータを全て送信し終えたこと。
(2)ゲートウェイECU50から、通信対象とするECU20との接続を許可しない(接続不許可とする)通知を、イーサネット通信により受信したこと。
[1−2―2.ゲートウェイECUによる処理]
次に、ゲートウェイECU50の中継制御部83(CPU101)が実行するゲートウェイ接続処理(GW接続処理)について、図7のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、中継制御部83は、外部ツール2から、通信対象とするECU20との接続要求を、イーサネット通信により受信したか否かを判断する(S210)。中継制御部83は、接続要求を受信しない場合、本GW接続処理を終了し、接続要求を受信した場合、処理をS215へ移行させる。
S215では、中継制御部83は、S210にて受信したイーサネット通信フレームに含まれる認証コード及び接続目的コードに基づいて、接続要求を許可するか否か、すなわち、外部ツール2と通信対象とするECU20とのイーサネット通信による接続を許可するか否かを判断する。ここでは、受信したイーサネット通信フレームが正規の作業者によって作業される外部ツール2から送信されたものである場合に、外部ツール2と通信対象とするECU20とのイーサネット通信を許可する。
中継制御部83は、一例として次の(1)〜(3)に示す許可条件の全てが満たされた場合に、受信したイーサネット通信フレームが正規の作業者によって作業される外部ツール2から送信されたものであると判断する。
(1)受信したイーサネット通信フレームに含まれる認証コードが、フラッシュメモリ84に予め記録されている認証コードに一致すること。
(2)受信したイーサネット通信フレームに含まれる認証コードと接続目的コードとの対応関係が、フラッシュメモリ84に予め記録されている該認証コードと該接続目的コードとの対応関係に一致すること。
(3)受信したイーサネット通信フレームに含まれる接続目的コードが、通信対象とするECU20にて対応可能な接続目的コードであること。
各ECU20にて対応可能な接続目的を表す接続目的コード、換言すれば各ECU20の機能を表す接続目的コードは、一例として図8に示すように、予め定められている。すなわち、各ECU20に対して1つ又は複数の対応可能な接続目的コードが予め定められている。これらの対応関係はテーブルとしてフラッシュメモリ84に予め記録されている。
図8によれば、ECU20aは、故障コード読み出し、動作テスト、及びプログラム書き込み、といった接続目的に対応可能である。例えば、中継制御部83は、受信したイーサネット通信フレームがECU20aを通信対象とするものである場合、該イーサネット通信フレームにおいて接続目的コードとして第1目的コードが設定されているときは、該接続目的コードが通信対象とするECU20(ECU20a)にて対応可能な接続目的コードであると判断する。なお、本実施形態では、受信したイーサネット通信フレームがどのECU20を通信対象とするかを示すデータが受信したイーサネット通信フレームのデータ部に含まれており、中継制御部83は該データに基づいて通信対象とするECU20を特定する。
図7に戻り説明を続ける。S215において、中継制御部83は、受信したイーサネット通信フレームが正規の作業者によって作業される外部ツール2から送信されたものでないと判断した場合、すなわち、外部ツール2による通信対象とするECU20との接続要求を許可しない場合、処理をS220へ移行させる。一方、中継制御部83は、受信したイーサネット通信フレームが正規の作業者によって作業される外部ツール2から送信されたものであると判断した場合、すなわち、外部ツール2による通信対象とするECU20との接続要求を許可する場合、処理をS230へ移行させる。
S230では、中継制御部83は、通信対象とするECU20に、外部ツール2からの接続要求が有ることを、CAN通信によって通知する。ここで中継制御部83が送信するCAN通信フレームは、一例として図9に示すように、ヘッダ部、データ部、及びフッタ部を含む。周知のように、ヘッダ部は、SOF、アービトレーションフィールド等を含み、フッタ部は、CRCフィールド、EOF等を含む。データ部は、少なくとも、S210にて受信したイーサネット通信フレームに含まれていた認証コード及び接続目的コードと、イーサネット通信フレームの送信元を識別するためのイーサネット送信元IDを含む。本実施形態では、S210にて受信したイーサネット通信フレームに含まれる送信元MACアドレスをイーサネット送信元IDとする。
次に、中継制御部83は、外部ツール2からの接続要求が有ることに対して、通信対象とするECU20からCAN通信による応答が有ったか否かを判断する(S235)。ここで、中継制御部83は、通信対象とするECU20からCAN通信による応答を有った場合、処理をS245へ移行させ、応答が無かった場合、処理をS240へ移行させる。
S240では、中継制御部83は、所定期間が経過していない間(S240;NO)は、処理をS235へ移行させ、所定期間が経過した場合(S240;NO)、本GW接続処理を終了する。
S245では、S230における通信対象とするECU20からの応答が、外部ツール2とのイーサネット通信を行うための準備を完了したことを示すか否かを判断する。中継制御部83は、応答が準備完了を示す場合、処理をS250へ移行させ、応答が準備完了を示さない場合、処理をS220へ移行させる。
S220では、中継制御部83は、外部ツール2に、通信対象とするECU20との接続が許可されない(接続不許可である)ことを、イーサネット通信により通知する。そして、中継制御部83は本GW装置接続処理を終了する。
通信対象とするECU20からの応答が外部ツール2とのイーサネット通信を行う準備を完了したことを示す場合に移行するS250では、中継制御部83は、通信対象とするECU20のみが外部ツール2とデータ通信可能となるように、スイッチングハブ40におけるポート41のグループ分けを設定する制御信号を出力する。例えば、ECU20aが通信対象である場合、中継制御部83は、ECU20aのみが外部ツール2とデータ通信可能となるように、図2(b)のテーブルに示すようにスイッチングハブ40におけるポート41のグループ分けを設定する制御信号を出力する。
次に、中継制御部83は、外部ツール2に、通信対象とするECU20との接続要求が許可されたことを、イーサネット通信により通知する(S255)。
続いて、中継制御部83は、CAN通信により、通信対象とするECU20から、外部ツール2とのイーサネット通信が終了したことを示す通信終了通知が有ったか否かを判断する(S260)。ここで、通信対象とするECU20から通信終了通知が無かった場合、中継制御部83は、所定期間が経過するまで待機し(S265;NO)、所定期間の経過後に(S265;YES)本GW接続処理を終了する。なお、この所定期間は、外部ツール2と通信対象とするECU20との間でイーサネット通信が実行される期間の取り得る最大値よりも長い期間に設定される。一方、通信対象とするECU20から通信終了通知が有った場合(S260;YES)、中継制御部83は、処理をS270へ移行させる。
S270では、中継制御部83は、ゲートウェイECU50のみが外部ツール2とイーサネット通信可能となるように、図2(a)のテーブルに示すように、スイッチングハブ40におけるポート41のグループ分けを設定する制御信号を出力する。すなわち、外部ツール2と通信対象とするECU20との接続を解除する。そして、中継制御部83は、本GW接続処理を終了する。
[1−2−3.ECUによる処理]
次に、各ECU20の制御部23(CPU24)が実行するECU接続処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。
はじめにCPU24は、ゲートウェイECU50から、CAN通信により、外部ツール2からの接続要求を示す通知が有ったか否かを判断する(S310)。CPU24は、外部ツール2からの接続要求が無かった場合、本ECU接続処理を終了し、接続要求が有った場合、処理をS320へ移行させる。
S320では、CPU24は、外部ツール2との接続要求を承認するか否かを判断する。CPU24は、予め定められた承認条件が満たされる場合、外部ツール2との接続要求を承認する。一例として、CPU24は、S310で受信したCAN通信フレームに含まれる接続目的コードが、自ECU20にて対応可能な接続目的コードであることを、承認条件とする。
各ECU20は、対応可能な接続目的コードを予めフラッシュメモリ25に記録している。ここで、受信した接続目的コードが自ECU20にて対応可能な接続目的コードである場合、CPU24は、処理をS340へ移行させる。一方、受信した接続目的コードが自ECU20にて対応可能な接続目的コードでない場合、CPU24は、ゲートウェイECU50に、外部ツール2との接続要求を許可しないこと(接続不許可)を、CAN通信により通知する(S330)。そして、本ECU接続処理を終了する。
外部ツール2からの接続要求が有った場合に移行するS340では、CPU24は、外部ツール2とのイーサネット通信を開始するための準備を行う。
次に、CPU24は、ゲートウェイECU50に、外部ツール2(イーサネット送信元IDを有する送信元)とのイーサネット通信を開始する準備を完了したことを、CAN通信により通知する(S350)。
続いて、CPU24は、外部ツール2とのイーサネット通信を行うイーサネット通信処理を実行する(S360)。
次に、CPU24は、イーサネット通信の終了を検出したか否かを判断する(S370)。ここでは、後述する終了フラグがセットされている場合に、イーサネット通信の終了を検出したと判断する。CPU24は、イーサネット通信の終了を検出しない場合(S370;NO)、処理をS380へ移行させ、イーサネット通信の終了を検出した場合(S370;YES)、処理をS390へ移行させる。
S380では、CPU24は、所定期間が経過していない間(S380;NO)は、処理をS370へ移行させ、所定期間が経過した場合(S370;NO)、本GW接続処理を終了する。
S390では、CPU24は、ゲートウェイECU50に、イーサネット通信が終了したことを示す通信終了通知をCAN通信により送信し、本ECU接続処理を終了する。
次に、ECU接続処理のS360で実行されるイーサネット通信処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、CPU24は、終了フラグをリセットする(S410)。終了フラグは、イーサネット通信が終了したか否かを示すフラグである。
次に、CPU24は、S310にて受信したCAN通信フレームに含まれる認証コードを取得する(S420)。
続いて、CPU24は、S420にて取得した認証コードが、予めフラッシュメモリ25に記録されている認証コードに一致するか否かを判断する(S430)。CPU24は、認証コードが一致しない場合、処理をS460へ移行させ、認証コードが一致する場合、処理をS440へ移行させる。
S440では、CPU24は、外部ツール2との間で、イーサネット通信フレームの送信又は受信を行う。
次に、CPU24は、イーサネット通信が終了したか否か、すなわち、送信元から送信された全てのイーサネット通信フレームの受信が終了したか否かを判断する(S450)。CPU24は、イーサネット通信が終了していない場合、処理をS440へ移行させて外部ツール2とのイーサネット通信を継続し、イーサネット通信が終了した場合、処理をS460へ移行させる。
S460では、CPU24は、終了フラグをセットし、本イーサネット通信処理を終了する。
[1−3.作動]
次に、車載システム1の作動を、図12及び図13に示すシーケンス図を用いて説明する。
はじめに、外部ツール2と通信対象とするECU20との接続が許可される場合の作動の一例について、図12を用いて説明する。
まず、外部ツール2は、通信対象とするECU20との接続要求をイーサネット通信により送信する(S510)。前述のように、通常時は、ゲートウェイECU50のみが外部ツール2とデータ通信可能となるように、スイッチングハブ40におけるポート41のグループ分けが設定されているため、外部ツール2が送信したイーサネット通信フレームは、スイッチングハブ40を介してゲートウェイECU50へ送信される。
次に、スイッチングハブ40を介してイーサネット通信フレームを受信したゲートウェイECU50は、受信したイーサネット通信フレームに含まれる認証コード、接続目的コードに基づいて、外部ツール2と通信対象とするECU20との接続要求を許可した場合(S215;YES)、通信対象とするECU20に、外部ツール2からの接続要求をCAN通信により送信する(S520)。
続いて、通信対象とするECU20は、受信したCAN通信フレームに含まれる接続目的コードが自ECU20にて対応可能な接続目的コードである場合(S320;YES)、外部ツール2とのイーサネット通信を行うための準備を行い(S340)、ゲートウェイECU50に、準備完了の通知をCAN通信により送信する(S530)。
次に、ゲートウェイECU50は、対象とするECU20からの準備完了の通知をCAN通信により受信すると(S245;YES)、通信対象とするECU20のみが外部ツール2とデータ通信可能となるように、スイッチングハブ40におけるポート41のグループ分けを設定する制御信号を出力する(S540)。これにより、通信対象とするECU20と外部ツール2とがイーサネット通信可能となる。
続いて、ゲートウェイECU50は、外部ツール2に、通信対象とするECU20との接続許可通知をイーサネット通信により送信する(S550)。
そしてこれ以降、外部ツール2と通信対象とするECU20との間で、イーサネット通信が行われる(S560)。
次に、通信対象とするECU20は、外部ツール2とのイーサネット通信を終了すると、ゲートウェイECU50に、通信終了通知をCAN通信により送信する(S570)。
最後に、ゲートウェイECU50は、通信対象とする20から通信終了通知をCAN通信により受信すると、ゲートウェイECU50のみが外部ツール2と通信可能となるように、スイッチングハブ40におけるポート41のグループ分けを設定する制御信号を出力する(S580)。これにより、通信対象としたECU20と外部ツール2とが通信不可能となる。
次に、外部ツール2と通信対象とするECU20との接続が許可されない場合の作動の一例について、図13を用いて説明する。
まず、外部ツール2は、通信対象とするECU20との接続要求をイーサネット通信により送信する(S610)。
次に、スイッチングハブ40を介して該イーサネット通信フレームを受信したゲートウェイECU50は、受信したイーサネット通信フレームに含まれる認証コード、接続目的コードに基づいて、外部ツール2と通信対象とするECU20との接続要求を許可した場合(S215;YES)、通信対象とするECU20に、外部ツール2からの接続要求をCAN通信により送信する(S620)。
続いて、通信対象とするECU20は、受信したCAN通信フレームに含まれる接続目的コードが自ECU20にて対応可能な接続目的コードでない場合(S320;NO)、ゲートウェイECU50に、外部ツール2との接続が不許可であることをCAN通信により通知する(S630)。
最後に、ゲートウェイECU50は、外部ツール2に、通信対象とするECU20との接続が不許可であることをイーサネット通信により通知する(S640)。
[1−4.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
[1A]スイッチングハブ40を介して外部ツール2から受信したイーサネット通信フレームに含まれる認証情報、具体的には、認証コード、接続目的コード及びこれらの対応関係等に基づいて、外部ツール2と通信対象とするECU20とのデータ通信を許可した場合に、通信対象とするECU20を外部ツール2の接続先とする制御信号を出力する。これにより、外部ツール2と通信対象とするECU20との通信が許可された以降は、ゲートウェイECU50を介在させること無く、外部ツール2と通信対象とするECU20との間でイーサネット通信によるデータ通信が行われる。したがって、ゲートウェイECU50における処理負荷を低減することができるため、外部ツール2と通信対象とするECU20とのイーサネット通信の通信速度の低下を抑制することができる。
また、外部ツール2と通信対象とするECU20との通信が許可された場合に、スイッチングハブ40により、外部ツール2と通信対象とするECU20とがイーサネット通信可能に接続される。これにより、許可された以降は、通信対象とするECU20以外のECU20は、外部ツール2とイーサネット通信を行うことができない。このとき、仮にコネクタ30に何らかの非正規の車外装置が接続されたとしても、該非正規の車外装置は、少なくとも通信対象とするECU20以外のECU20とはイーサネット通信を行うことができない。したがって、各ECU20と非正規の車外装置との通信が行われることを抑制することができる。
[1B]許可されたイーサネット通信の終了が検出された場合に(S260;YES)、ゲートウェイECU50を外部ツール2の接続先とする制御信号をスイッチングハブ40に出力する(S270)。これにより、許可されたイーサネット通信の終了後は、ゲートウェイECU50以外の各ECU20は、外部ツール2との間でイーサネット通信を行うことができない。このとき、仮に何らかの非正規の車外装置がコネクタ30に接続されたとしても、該非正規の車外装置は、各ECU20とのイーサネット通信を行うことができない。したがって、各ECU20と非正規の車外装置との通信が行われることを抑制することができる。
[1C]外部ツール2とのイーサネット通信の終了を、通信対象とするECU20からCAN通信によって送信される終了信号、すなわち通信終了通知(S260)によって検出する。これによれば、仮に外部ツール2と通信対象とするECU20との間のイーサネット通信が何らかの理由で終了されないような状況が生じたとしても、ゲートウェイECU50は、イーサネット通信とは異なるCAN通信によって通信対象とするECU20からの終了信号を受信することができる。つまり、ゲートウェイECU50は、該終了信号に基づいて外部ツール2とゲートウェイECU50とが接続されるようにスイッチングハブ40の設定を切り替えるため、外部ツール2と通信対象とするECU20とのイーサネット通信を終了させることができる。
[1D]通信対象とするECU20は、ゲートウェイECU50に、外部ツール2とのイーサネット通信が終了した場合に終了信号を送信する(S390)。これにより、外部ツール2とのイーサネット通信の終了後に確実に、スイッチングハブ40の設定を切り替えることができる。
[1E]通信対象とするECU20は、外部ツール2から送信されるイーサネット通信フレームに含まれる認証情報に基づいて、外部ツール2とのイーサネット通信を許可するか否かを判断し、許可しない場合(S430;NO)に終了信号を送信する(S460、S390)。これにより、外部ツール2と通信対象とするECU20とがイーサネット通信可能にスイッチングハブ40により接続されている場合、仮に外部ツール2に代えて何らかの非正規の車外装置がコネクタ30に接続されると、通信対象とするECU20は終了信号を送信する。非正規の車外装置から送信されるイーサネット通信フレームには認証情報が含まれないからである。ゲートウェイECU50は、該終了信号に基づいてスイッチングハブ40の設定を切り替え、該非正規の車外装置とのイーサネット通信を終了させることができる。したがって、非正規の車外装置との通信が行われることを抑制することができる。
[1F]外部ツール2が送信するイーサネット通信フレームは、通信対象とするECU20の機能を表す機能情報、具体的には接続目的コードを認証情報として含む。これによれば、より多くの情報に基づいて許可判断を行うため、判断精度が向上し、非正規の車外装置との通信が行われることをより確実に抑制することができる。
[1G]外部ツール2とのデータ通信は、CAN通信よりも単位時間あたりのデータ通信量が大きいイーサネット通信により行われる。このため、プログラムの書き換え処理等のように大容量のデータ通信を行う場合に、データ通信に要する時間を短縮することができる。
なお、第1実施形態では、ゲートウェイECU50が中継装置の一例に相当し、スイッチングハブ40が接続切替手段としての一例に相当する。また、S215が許可判断手段としての処理の一例に相当し、S250が開始切替手段としての処理の一例に相当し、S260が終了検出手段としての処理の一例に相当し、S270が終了切替手段としての処理の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
[2−1.構成]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
前述した第1実施形態では、自車両のイグニッションスイッチがオフの場合でも、車載システム1に電源が供給されていた。これに対し、図14に示す第2実施形態では、車両のイグニッションスイッチがオフの場合、ゲートウェイ装置10の一部及び各ECU20の一部にのみ電源が供給される点で、第1実施形態と相違する。以下では、ゲートウェイ装置10の一部及び各ECU20の一部にのみ電源が供給される状態をスリープ状態という。
図14に示すように、外部ツール2は、イーサネット通信用の接続線211とは異なる接続線(アクティベーションライン)212を介して、ウェイクアップ信号、スリープ信号を出力する。本実施形態では一例として、アクティベーションラインに出力するハイレベルの信号をウェイクアップ信号とし、ローレベルの信号をスリープ信号とする。
車載システム1は、車両のイグニッションスイッチがオフの場合でも、スイッチングハブ40、及びゲートウェイECU50の一部(イーサネットトランシーバ60、イーサネットコントローラ81、中継制御部83、及びフラッシュメモリ84)に、電源を供給している。外部ツール2から出力されたウェイクアップ信号は、コネクタ30及び通信線19を介して、ゲートウェイECU50の中継制御部83に入力される。
図15に示すように、ECU20は、図3(a)に示す構成と比べて、電源制御部28を更に備える。電源制御部28は、制御部23への電源の供給の制御を行う装置であり、ウェイクアップ指示信号を受信した場合に制御部23に電源を供給し、スリープ指示信号を受信した場合に制御部23への電源の供給を停止する。ウェイクアップ指示信号は、CANトランシーバ22から出力される。スリープ指示信号は、制御部23から出力される。ECU20は、車両のイグニッションスイッチがオフの場合でも、CANトランシーバ22、電源制御部28に電源を供給している。
[2−2.処理]
次に、本実施形態の通信システムで実行される処理(通信方法)について説明する。
[2−2−1.外部ツールによる処理]
本実施形態の外部ツール2において制御部202(CPU203)が実行する外部ツール接続処理について、図16のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、CPU203は、アクティベーションライン212にウェイクアップ信号を出力する(S100)。そして、これ以降、S110〜S160については、図4と同様に処理を実行する。
最後に、CPU203は、アクティベーションライン212にスリープ信号を出力し(S170)、本外部ツール接続処理を終了する。
[2−2−2.ゲートウェイECUによる処理]
次に、本実施形態のゲートウェイECU50の中継制御部83(CPU101)が実行するGW接続処理について、図17のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、中継制御部83は、外部ツール2からウェイクアップ信号を受信したか否かを判断する(S200)。中継制御部83は、ウェイクアップ信号を受信した場合、処理をS205へ移行させ、ウェイクアップ信号を受信していない場合、処理をS280へ移行させる。
S205では、中継制御部83は、ゲートウェイECU50の構成要素の全てに電源を供給し、スリープ状態であったゲートウェイECU50を起動(ウェイクアップ)させる。中継制御部83は、S210〜S215については図7と同様に処理を実行する。
S215にて外部ツール2からの通信対象とするECU20との接続要求を許可した場合に移行するS225では、中継制御部83は、CAN通信により、通信対象とするECU20をウェイクアップさせるCAN通信フレーム(ウェイクアップフレーム)を送信する。CPU203は、S220、S230〜S270については図7と同様に処理を実行する。
最後に、S280では、中継制御部83は、ゲートウェイECU50をスリープ状態とし、本GW接続処理を終了する。
[2−2−3.ECUによる処理]
次に、本実施形態の各ECU20の制御部23(CPU24)が実行するECU接続処理について、図18のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、CPU24は、ゲートウェイECU50からウェイクアップフレームを受信したか否かを判断する(S300)。CPU24は、ウェイクアップフレームを受信した場合、処理をS305へ移行させ、ウェイクアップフレームを受信していない場合、処理をS395へ移行させる。CPU24は、S310〜S390については、図10と同様に処理を実行する。
S305では、CPU24は、ECU20の構成要素の全てに電源を供給し、スリープ状態であったECU20を起動(ウェイクアップ)させる。
最後に、S395では、CPU24は、ECU20をスリープ状態とし、本ECU接続処理を終了する。
[2−3.作動]
次に、本実施形態の車載システム1の作動を、図19示すシーケンス図を用いて説明する。図19は、外部ツール2と通信対象とするECU20との接続が許可される場合の作動の一例を示す図である。
まず、外部ツール2は、アクティベーションライン212にウェイクアップ信号を出力する(S500)。
次に、ウェイクアップ信号を受信したゲートウェイECU50(中継制御部83)は、ゲートウェイECU50をウェイクアップさせる(S502)。
続いて、外部ツール2は、通信対象とするECU20との接続要求をイーサネット通信により送信する(S510)。
次に、ゲートウェイECU50は、外部ツール2と通信対象とするECU20との接続要求を許可した場合(S215;YES)、通信対象とするECU20に、ウェイクアップフレームを送信する(S504)。
続いて、ウェイクアップフレームを受信した通信対象とするECU20は、自ECU20をウェイクアップさせる(S506)。
これ以降、S520〜S580については、図12と同様に処理が実行される。
通信対象とするECU20とのイーサネット通信を終了した後のS590では、外部ツール2は、アクティベーションライン212にスリープ信号を出力する。
スイッチングハブ40におけるポート41のグループ分けを設定する制御信号を出力した後のS592では、ゲートウェイECU50(中継制御部83)は、ゲートウェイECU50をスリープ状態とする。
ゲートウェイECU50に通信終了通知をCAN通信により送信した後のS594では、通信対象とするECU20は、自ECU20をスリープ状態とする。
[2−4.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果[1A]〜[1G]に加え、以下の効果が得られる。
[2A]ゲートウェイECU50は、外部ツール2から送信されるウェイクアップ信号に従ってスリープ状態からウェイクアップすることが可能であり(S205)、ウェイクアップ信号に従ってウェイクアップした場合に、スリープ状態となっている通信対象とするECU20をCAN通信によってウェイクアップさせることが可能である(S225)。これにより、車載システム1の消費電力を低減することができる。
なお、第2実施形態では、S205がウェイクアップ手段としての処理の一例に相当し、S225が対象ウェイクアップ手段としての処理の一例に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
[3A]上記実施形態では、中継制御部83は、外部ツール2から受信したイーサネット通信フレームのデータ部に含まれる所定の認証情報、具体的には、認証コード、接続目的コード、及びこれらの対応関係に基づいて、外部ツール2からの通信対象とするECU20との接続要求を許可するか否かを判断した。認証情報はこれらに限るものではなく、中継制御部83は、外部ツール2から受信したイーサネット通信フレームのデータ部に含まれる種々の情報に基づいて、接続要求を許可するか否かを判断してよい。例えば、中継制御部83は、認証コード及び接続目的コードのいずれか一方に基づいて、接続要求を許可するか否かを判断してもよい。または、中継制御部83は、外部ツール2から受信したイーサネット通信フレームのヘッダ部に含まれる送信元MACアドレス基づいて、接続要求を許可するか否かを判断してもよい。または、中継制御部83は、外部ツール2から受信したイーサネット通信フレームに含まれるIPアドレス等に基づいて、接続要求を許可するか否かを判断してもよい。
[3B]上記実施形態では、外部ツール2が、通信対象とするECU20との間で、イーサネット通信によりプログラム書き換え等を行う例を説明した。ただしこれに限らず、外部ツール2は、ゲートウェイECU50との間で、イーサネット通信によりプログラム書き換え等を行ってもよい。
[3C]上記実施形態では、外部ツール2と通信対象とするECU20との接続要求が許可された場合、中継制御部83は、外部ツール2と該ECU20とのみがデータ通信可能となるように、制御信号をスイッチングハブ40に出力していた。これに限らず、例えば、このような場合に、中継制御部83は、外部ツール2と該ECU20とゲートウェイECU50のみがデータ通信可能となるように、制御信号をスイッチングハブ40に出力してもよい。
[3D]ゲートウェイECU50は、スイッチングハブ40を備える構成であってもよい。
[3E]上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
[3F]本発明は、前述した車載システム1、GW装置10、ゲートウェイECU50の他、ゲートウェイECU50を機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、通信方法など、種々の形態で実現することができる。
1…車載システム 2…外部ツール 10…GW装置 20…ECU 40…スイッチングハブ 50…ゲートウェイECU 101…CPU。

Claims (8)

  1. 単位時間あたりのデータ通信量が第2の通信プロトコルによるデータ通信よりも大きい第1の通信プロトコルによるデータ通信を行う自車両外部の第1の通信装置(2)との間で前記第1の通信プロトコルによるデータ通信を行うと共に、前記第1の通信プロトコル及び前記第2の通信プロトコルによるデータ通信を行う自車両に搭載される複数の第2の通信装置(20)との間で少なくとも前記第2の通信プロトコルによるデータ通信を共通の通信路を介して行う、自車両に搭載される中継装置(50)であって、
    前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置とともに接続され前記第1の通信装置との間で前記第1の通信プロトコルによるデータ通信を行う接続先が制御信号に従って切り替えられる接続切替手段(40)を介して、前記第1の通信装置から受信した、前記第1の通信プロトコルに用いられる第1の通信フレームに含まれる所定の認証情報に基づいて、前記第1の通信装置と前記対象とする第2の通信装置とのデータ通信を許可するか否かを判断する許可判断手段(S215)と、
    前記許可判断手段によって前記データ通信が許可された場合に、前記対象とする第2の通信装置を前記第1の通信装置との前記接続先とする制御信号を前記接続切替手段に出力する開始切替手段(S250)と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記許可判断手段によって許可された前記データ通信の終了を検出する終了検出手段(S260)と、
    前記終了検出手段によって前記データ通信の終了が検出された場合に、当該中継装置を前記第1の通信装置との前記接続先とする制御信号を前記接続切替手段に出力する終了切替手段(S260)と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  3. 請求項2に記載の中継装置であって、
    前記終了検出手段は、前記対象とする第2の通信装置から前記第2のプロトコルによるデータ通信によって送信される終了信号に基づいて、前記データ通信の終了を検出する
    ことを特徴とする中継装置。
  4. 請求項3に記載の中継装置であって、
    前記対象とする第2の通信装置は、前記第1の通信装置とのデータ通信の終了した場合に、前記終了信号を送信する
    ことを特徴とする中継装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の中継装置であって、
    前記対象とする第2の通信装置は、前記第1の通信装置から送信される前記第1の通信フレームに含まれる前記認証情報に基づいて前記第1の通信装置とのデータ通信を許可するか否かを判断し、前記第1の通信装置とのデータ通信を許可しない場合に、前記終了信号を送信する
    ことを特徴とする中継装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の中継装置であって、
    前記第1の通信装置が送信する前記第1の通信フレームは、前記対象とする第2の通信装置の機能を表す機能情報を前記認証情報として含む
    ことを特徴とする中継装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の中継装置であって、
    前記第1の通信装置から送信されるウェイクアップ信号に従ってウェイクアップするウェイクアップ手段(S205)と、
    ウェイクアップした場合に、スリープ状態となっている前記対象とする第2の通信装置を、前記第2の通信プロトコルによるデータ通信によってウェイクアップさせる対象ウェイクアップ手段(S225)と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の中継装置であって、
    前記第1のプロトコルによるデータ通信は、イーサネット通信である
    ことを特徴とする中継装置。
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