JP6170835B2 - 歯ブラシおよび電動歯ブラシ - Google Patents
歯ブラシおよび電動歯ブラシ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6170835B2 JP6170835B2 JP2013270313A JP2013270313A JP6170835B2 JP 6170835 B2 JP6170835 B2 JP 6170835B2 JP 2013270313 A JP2013270313 A JP 2013270313A JP 2013270313 A JP2013270313 A JP 2013270313A JP 6170835 B2 JP6170835 B2 JP 6170835B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- toothbrush
- central
- bundle group
- head portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B9/00—Arrangements of the bristles in the brush body
- A46B9/02—Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups
- A46B9/04—Arranged like in or for toothbrushes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B9/00—Arrangements of the bristles in the brush body
- A46B9/02—Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups
- A46B9/028—Bristle profile, the end of the bristle defining a surface other than a single plane or deviating from a simple geometric form, e.g. cylinder, sphere or cone
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46D—MANUFACTURE OF BRUSHES
- A46D1/00—Bristles; Selection of materials for bristles
- A46D1/02—Bristles details
- A46D1/0238—Bristles with non-round cross-section
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C17/00—Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
- A61C17/16—Power-driven cleaning or polishing devices
- A61C17/22—Power-driven cleaning or polishing devices with brushes, cushions, cups, or the like
- A61C17/222—Brush body details, e.g. the shape thereof or connection to handle
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B2200/00—Brushes characterized by their functions, uses or applications
- A46B2200/10—For human or animal care
- A46B2200/1066—Toothbrush for cleaning the teeth or dentures
Description
歯磨剤の泡立ち性を向上させる技術としては、植毛密度900〜3000本/cm2の高密度植毛領域を設けること(特許文献1参照)や毛束の本数を減らし、さらにプロファイルを最適化するといった技術(特許文献2参照)が知られている。
しかし、いずれの従来技術も泡のキメの細かさを十分に達成できるものではないし、毛の高さを低くした場合、毛先の動きが制限され、起泡に必要な空気の取り込みが不十分になり易く、問題があった。
また、美しい歯を保つことは対人関係上重要であり、外出先であってもステイン除去効果の高い歯ブラシが求められる。ステイン除去効果の向上のためには、強い毛腰が必要となるが、一般的な歯ブラシで強い毛腰を達成できる刷毛で毛の高さを低くすると、毛先の撓りが不十分となる。毛先の撓りを確保するために、植毛穴配列を疎にすること(穴間を大きくとること)も考えられるが、その場合植毛本数が減少してしまい、ステイン除去力が発揮できない問題があった。
また、本発明は上述の特徴を有する歯ブラシをハンドル部に備えた電動歯ブラシの提供を目的とする。
本発明の歯ブラシは、首部の先端にヘッド部が設けられ、該ヘッド部の植毛面に形成された複数の植毛穴に毛束が植設された歯ブラシにおいて、前記植毛面には、前記ヘッド部の長さ方向に並設された複数の中央毛束からなる中央毛束群と、前記ヘッド部の幅方向両側に位置して前記中央毛束群の両側に位置する外側毛束群とが備えられ、前記中央毛束群と前記外側毛束群を構成するいずれの用毛も毛の高さが8.5mm以下であり、前記外側毛束群の用毛はテーパー毛であり、3000本/cm2以上の高密度植毛であって、前記ヘッド部の幅方向両側の各外側毛束群の幅が、前記ヘッド部の横幅に対し20%以上、30%以下であり、前記中央毛束群の植毛密度が400本/cm2以上、1000本/cm2以下であることを特徴とする。
本発明の歯ブラシにおいて、前記中央毛束群の高さが前記外側毛束群の高さより一段低くされたことが好ましい。
本発明の歯ブラシにおいて、前記中央毛束群の毛先毛切り形状は波形にすることができる。
本発明の歯ブラシにおいて、前記外側植毛領域の毛束は1つの植毛穴において外側が内側よりも短く、その毛丈差を0.5〜1.5mmにすることができる。
本発明の電動歯ブラシは、先のいずれかに記載の歯ブラシをハンドル部の先端側に備えたことを特徴とする。
更に、テーパー毛からなり、ヘッド部の幅方向両側に位置する各外側毛束群の幅をヘッド部の横幅に対し20〜30%とすることにより、外側毛束群としての必要幅を確保して当たり心地の良い歯ブラシとすることができ、外側毛束群の幅を大きくし過ぎないようにしてテーパー毛の動きをスムーズにして毛の動きやすさに優れた歯ブラシを提供することができる。
また、中央毛束群の植毛密度を400本/cm2以上、1000本/cm2以下にすることにより、毛丈を短くした中で十分なステイン除去力を備えた歯ブラシを提供できる。
本発明の歯ブラシにおいて、中央毛束群の用毛を異形断面形状とすることでステイン除去力を高くすることができる。
本発明の歯ブラシにおいて、外側植毛領域の毛束は1つの植毛穴において外側が内側よりも短く、その毛丈差を0.5〜1.5mmにすることにより、毛先の動きやすさがさらに向上し、歯頸部への進入性を高める効果がある。
本発明の歯ブラシは、電動歯ブラシ用として好適であり、ハンドル部の先端に先の歯ブラシを備えることで、携帯に好適な電動歯ブラシとして毛丈を短くした中で歯磨剤の泡立ちをキメ細かい泡立ちとし、泡立ち性の良好な電動歯ブラシを提供できる。また、電動歯ブラシとして歯ブラシ部分にキャップを装着できる構造とした場合、毛丈を短くしてキャップを装着した状態で携帯性の良好な電動歯ブラシを提供できる。
図1および図2に、本実施形態の歯ブラシを示す。本実施形態の歯ブラシ1は、首部2の先端側に幅狭の板状のヘッド部3を備えている。
ヘッド部3は、首部2の軸線Lに沿って延在する略長方形板状であり、その一面側の植毛面3Aにヘッド部の長さ方向(軸先Lと平行な方向)に沿って複数の植毛穴5、6が形成され、これらの植毛穴5、6に用毛が植設され、毛束群7、8が形成されている。
首部2とヘッド部3を構成する材料は、歯ブラシ1に求められる剛性や機械特性等を勘案して選択され、例えば曲げ弾性率(JIS K7203)が500MPa以上3000MPa以下である高硬度樹脂とされている。このような高硬度樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、セルロースプロピオネート(CP)、ポリアリレート、ポリカーボネート、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂(AS)、ポリアセタール(POM)等が挙げられる。これらの樹脂は、一種単独であってもよく、二種以上を適宜組み合わせて用いられていてもよい。
外側植毛穴5の直径は、ヘッド部3の横幅に対し、20%以上、30%以下の範囲が好ましく、25%以上、28%以下の範囲であることがより好ましい。
換言すると、本実施形態の歯ブラシ1において、各外側毛束11の幅が、ヘッド部3の横幅に対し20%以上、30%以下の範囲であることが好ましい。これは、テーパー毛10の集合体である外側毛束11が4.5mm以上、8.5mm以下であり一般的な歯ブラシよりも短い毛丈であることに起因し、歯茎への当たり心地を優しくするとともに、歯頸の刷掃感、歯磨剤のキメの細かい泡立ち等を確保するために必要な範囲である。
テーパー毛10の一例を図4に示すが、略円柱状であって、基部10aからその先端部10bに向かってその径が順次小さくなる形状とされている。本実施形態においては、各植毛穴5の開口部から突出されているテーパー毛10の長さ(毛丈)は略同一長さとされている。
用毛12の断面形状は、星形、三つ葉のクローバー型、四葉のクローバー型などの異形断面形状が望ましいが、これらの断面形状に限るものではなく、円形、楕円形、多角形(例えば、三角形、四角形、五角形、六角形等)などの断面形状でも差し支えない。
毛束を構成する用毛は、全てが同じ太さであってもよいし、2種以上の異なる太さの用毛が組み合わされてもよい。
用毛12の太さは、特に限定されないが、ステイン除去と歯茎への当たり心地を良好にする点から、太さ7mil以上、9mil以下の範囲であることが好ましい。上述の樹脂材料からなる太さにおいて7〜9milの範囲であるならば、ステイン除去に有効な毛腰強度の用毛12が得られる。
用毛12の毛丈は、テーパー毛10と同等あるいはテーパー毛10よりも若干短い毛丈とすることができる。用毛12をテーパー毛10より短くする場合、8.5mm以下、4.5mm以上の範囲でテーパー毛10より短い値を選択できる。
テーパー毛10と用毛12において毛丈が4.5mmを下回るようであると、毛の動きと当たり心地が悪くなるので、上述の範囲を選択することが望ましい。また、毛丈が4.5mm未満では、ヘッド部3の厚みとのバランスが悪く、外観が良好ではない。
また、中央毛束群8の植毛密度を400本/cm2以上、1000本/cm2以下とすることが好ましい。中央毛束群8の植毛密度を400本/cm2未満ではステイン除去力が不足し、1000本/cm2を超える植毛密度では、当り心地が悪くなる。
中央毛束群8の植毛密度を700本/cm2以上、1000本/cm2以下とすることがより好ましい。
植毛密度の計算は、中央植毛密度=中央総植毛本数/中央植毛領域の面積、外側植毛密度=外側総植毛本数/外側植毛領域の面積、の2式から計算される。
この関係を満足することで、歯茎への当たり心地の良さとステイン除去力を得ることができる。当たり心地のより良い範囲として、総植毛本数の比において、0.05以上、0.15以下、ステイン除去力のより良い範囲として、総植毛本数の比において、0.09以上、0.20以下範囲を選択することが好ましい。
本実施形態の歯ブラシ1において、中央毛束群8の植毛面積と外側毛束群7の植毛面積比は、0.9以下の範囲を選択することが好ましい。ステイン除去性を確保する観点から0.50〜0.90の範囲が好ましく、0.70〜0.90の範囲がより好ましい。植毛面積比が0.5未満では十分なステイン除去性が得られず、0.90を超えると当たり心地が悪くなる。
中央毛束13を構成する用毛8の毛切り形状について、図3に示すように三角波型とすることが好ましい。用毛8の先端の毛切り形状を三角波型とすることにより、ステイン除去効果を更に高めることができる。
平線を打ち込む方法では、用毛を複数本束ねて二つ折りにし、その間に平線と呼ばれる抜止め具を挟んで植毛穴に打ち込むことによって、毛束を各植毛穴に植毛する。
平線は、植毛穴の中心部を通り、且つ、植毛穴を跨ぐように植毛穴に打設される。平線の材質としては、例えば、真鍮やステンレスなどの金属を挙げることができ、その他にも硬質プラスチックや生分解性プラスチックなどを挙げることができる。
平線の長さや幅、厚みは、毛束や植毛穴に合わせて任意に調整すればよいが、通常、平線の長さは植毛穴の直径よりも大きく、平線の幅は植毛穴の深さよりも小さくされる。また、平線の厚みを調節することによって、毛束を植毛穴内に確実に固定して空隙を少なくすることができる。また、平線は、植毛穴からの抜けを防ぐため、植毛穴の両側からはみ出した部分の長さの合計が0.3〜0.6mmであることが好ましい。
更に、テーパー毛10からなり、ヘッド部3の幅方向両側に位置する各外側毛束群7の幅をヘッド部3の横幅に対し20〜30%の範囲とすることにより、外側毛束群7としての必要幅を確保して当たり心地の良い
歯ブラシ1とすることができ、テーパー毛10の動きをスムーズにすることができる。
電池25は、一次電池(例えば、単3又は単4の乾電池)であってもよいし、二次電池(例えば、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池)であってもよい。
制御回路は、電池25と接続されて、ハンドル部21に設けられた操作ボタンを使用者が操作した際に、その操作に応じた制御信号を生成し、この制御信号に基づいて後述する振動子への電力供給、並びに振動子の駆動を制御するものである。
振動子27は、配線を介して上記ハンドル部21内の制御回路と電気的に接続され、電力が供給された際に振動するものである。
ハンドル部21の先端側には先窄まり状の連結部21aが形成され、この連結部21aの先端部に歯ブラシ1の首部2の基端2bに連結するための金属製の接続ピン21bが形成されている。前記基端2bの下端面には前記接続ピン21bを挿入するための差込穴が形成されていて、この差込穴に接続ピン21bを挿入することで、歯ブラシ1がハンドル部21に対し着脱自在に装着されている。
更に、中央毛束群8の用毛の総植毛本数と外側毛束群7のテーパー毛10の総植毛本数の比を0.05以上、0.25以下とすることにより、中央毛束群7の用毛12の数を確保し、ステイン除去に有効な電動歯ブラシ20を提供できる。
電動歯ブラシ20において、キャップ30をハンドル部21に装着することにより歯ブラシ1を覆い隠すことができ、これにより携帯性に優れた状態にできる。例えば、ハンドバッグや鞄、ポーチなどに収容した場合に歯ブラシ1が汚れることを防止できる。
また、携帯性に優れるためにキャップ30の直径はできるだけ小さいことが望ましい。例えば、女性が口紅等の化粧品とともにポーチに収容することを想定すると、口紅等の直径と比べて携帯性を損なわないことを勘案し、キャップ30の直径はφ14〜φ20mm程度とすることが望ましい。このため、キャップ30の直径、キャップ30の周壁の肉厚、歯ブラシ1のヘッド部3の厚み3mm程度を考慮すると、テーパー毛10の毛丈は歯ブラシ1の説明において記載したように4.5mm以上8.5mm以下の範囲が望ましい。
その他、先に説明したように歯ブラシ1を備えたことにより得られる効果を得ることができる。
試作した歯ブラシにおいて、表1に示す直径の外側植毛穴をヘッド部(長さ18.95mm、幅8.7mm、厚み3.5mm)の両側に等間隔で5個ずつ、隣接する外側植毛穴間の間隔を3.20(中心間距離)mmとして、合計10個の外側植毛穴を形成した。これら外側植毛穴に表1に示す植毛密度でテーパー毛(表1にSTと記載)を毛丈6mmとなるように平線を用いて植毛した。表1に、用毛径、外側植毛領域の面積、外側植毛密度、毛先毛切り形状(プロファイル)を記載した。
<泡のキメ評価試験>
ライオン株式会社製ブラッシングマシーンに各実施例および各比較例の歯ブラシをセットし、さらに刷掃板に1gの歯磨剤と2倍量の水をのせ、ブラッシング力=200g、60回刷掃した。ブラッシング後、泡を回収し、ランダムに20個の泡の直径を光学顕微鏡で測定した。泡の直径が小さいほど、キメ細かい泡ができている。
評価基準は以下のとおり。
◎:20個の泡の平均の直径が0.12mm未満のもの
○:20個の泡の平均の直径が0.12mm以上0.16mm未満のもの
△:20個の泡の平均の直径が0.16mm以上0.20mm未満のもの
×:20個の泡の平均の直径が0.20mm以上のもの
専門家パネル10人を用いた官能試験により評価した。歯ブラシの毛の動きやすさを、以下の基準で評価してもらった。
4点:歯ブラシの毛が十分に撓り、非常に毛が動いている感じがする。
3点:歯ブラシの毛が撓り、毛が動いている感じがする。
2点:歯ブラシの毛が撓り難く、毛の動きを感じにくい。
1点:歯ブラシの毛が撓らず、毛の動きが感じられない。
10名の評価結果を平均し、以下の基準で◎及び○の歯ブラシの毛の動きやすさが確保されるものを毛の動きやすさが良好な歯ブラシであると判断した。
◎:3.5点以上4.0点以下
○:3.0点以上3.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
1.ステイン付着HAPの作製方法
ハイドロキシアパタイトペレット(HAP)表面(HOYA株式会社製、直径7mm×厚さ3.5mm)をサンドブラストにて処理後、中性洗剤水溶液中、超音波洗浄機で洗浄した。30%リン酸水溶液にて表面をエッチング(10分間)、水洗し、自然乾燥させた。上記のHAPに対し、0.5%アルブミン水溶液→タンニン抽出液→0.6%クエン酸鉄(III)アンモニウム水溶液で1時間ずつ繰り返し浸漬する操作を50回繰り返し、常温で1日風乾した後、流水で洗浄し、再び風乾してステイン付着HAPを作製した。
なお、タンニン抽出液は、沸騰させたイオン交換水1200mL中に、日本茶(銘柄:老松)50g、紅茶(ユニリーバ・ジャパン株式会社製、ブリスク ティーバック)5袋、インスタントコーヒー(商品名 ネスカフェ、ネスレ日本株式会社製)12gを入れ一晩放置し、日本茶及び紅茶をろ過にて取り除き作製した。作製したステイン付着HAPの表面の色を分光式色差計(日本電色工業株式会社製、型式:SE−2000)用いて測定し、その値をL1とした。
1gの歯磨剤組成物を2倍量の精製水で希釈し、歯磨分散液を作製した。上記方法で作製したタンニン鉄ステイン付着ハイドロキシアパタイトペレットを歯磨分散液に浸漬し、各実施例および各比較例の歯ブラシについて以下の方法で評価した。
ライオン株式会社製ブラッシングマシーンに各実施例および各比較例の歯ブラシをセットし、ブラッシング力=200g、20回ブラッシング後のHAPのLab値(L2)を測定した。下記式に基づきステイン除去量を算出した。
タンニン鉄ステイン除去量=L2−L1
ステイン除去量から下記の基準に従いステイン除去効果を評価した。
ステイン除去効果の評価基準
◎:ステイン除去量12以上
○:ステイン除去量9以上12未満
△:ステイン除去量6以上9未満
×:ステイン除去量6未満
専門家パネル10人を用いた官能試験により評価した。歯ブラシの歯茎への当り心地を、以下の基準で評価してもらった。
4点:歯茎の痛みがなく、当り心地が非常によい。
3点:歯茎の痛みがなく、当り心地がよい。
2点:歯茎に、弱い痛みを感じる。
1点:歯茎に強い痛みを感じる。
10名の評価結果を平均し、以下の基準で◎及び○の当り心地が確保されるものを当り心地が良好な歯ブラシであると判断した。
◎:3.5点以上4.0点以下
○:3.0点以上3.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
◎:全て◎。
○:○が一番低い評価。
△:△が一番低い評価。
×:×が1つでもある場合。
比較例3の歯ブラシは、外側植毛穴の直径をヘッド部横幅に対し34.5%と大きくした例であるが、ヘッド部の横幅に対して一つの外側毛束群の幅が大きくなりすぎ、テーパー毛の動き易さに制限が生じた。また、中央植毛密度が小さく、ステイン除去力が不足した。
比較例5の歯ブラシは、中央植毛密度が1000本/cm2を超えて大きすぎる例であるが、毛の動きやすさが損なわれ、ステイン除去力も不足した。
Claims (7)
- 首部の先端にヘッド部が設けられ、該ヘッド部の植毛面に形成された複数の植毛穴に毛束が植設された歯ブラシにおいて、
前記植毛面には、前記ヘッド部の長さ方向に並設された複数の中央毛束からなる中央毛束群と、前記ヘッド部の幅方向両側に位置して前記中央毛束群の両側に位置する外側毛束群とが備えられ、前記中央毛束群と前記外側毛束群を構成するいずれの用毛も毛の高さが8.5mm以下であり、
前記外側毛束群の毛束はテーパー毛であり、3000本/cm2以上の高密度植毛であって、前記ヘッド部の幅方向両側の各外側毛束群の幅が、前記ヘッド部の横幅に対し20%以上、30%以下であり、
前記中央毛束群の植毛密度が400本/cm2以上、1000本/cm2以下であることを特徴とする歯ブラシ。 - 前記中央毛束群の用毛の総植毛本数と前記テーパー毛の総植毛本数の比が0.05以上、0.25以下であることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
- 前記中央毛束群の高さが前記外側毛束群の高さより一段低くされたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の歯ブラシ。
- 前記中央毛束群の用毛は異形断面用毛であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
- 前記中央毛束群の毛先毛切り形状は波形であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
- 前記外側植毛領域の毛束は1つの植毛穴において外側が内側よりも短く、その毛丈差が0.5〜1.5mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の歯ブラシをハンドル部の先端側に備えたことを特徴とする電動歯ブラシ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013270313A JP6170835B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 歯ブラシおよび電動歯ブラシ |
KR1020167014740A KR20160103982A (ko) | 2013-12-26 | 2014-12-18 | 칫솔 및 전동 칫솔 |
PCT/JP2014/083557 WO2015098695A1 (ja) | 2013-12-26 | 2014-12-18 | 歯ブラシおよび電動歯ブラシ |
CN201480068711.0A CN105828746B (zh) | 2013-12-26 | 2014-12-18 | 牙刷和电动牙刷 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013270313A JP6170835B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 歯ブラシおよび電動歯ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015123245A JP2015123245A (ja) | 2015-07-06 |
JP6170835B2 true JP6170835B2 (ja) | 2017-07-26 |
Family
ID=53478554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013270313A Active JP6170835B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 歯ブラシおよび電動歯ブラシ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6170835B2 (ja) |
KR (1) | KR20160103982A (ja) |
CN (1) | CN105828746B (ja) |
WO (1) | WO2015098695A1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2918191B1 (en) | 2014-03-11 | 2024-01-24 | The Procter & Gamble Company | Head for an oral care implement |
JP6973900B2 (ja) * | 2016-05-31 | 2021-12-01 | 花王株式会社 | 歯ブラシ |
EP3251548B1 (en) | 2016-06-03 | 2024-02-14 | The Procter & Gamble Company | Filament for an oral care implement and oral care implement |
EP3251550B1 (en) * | 2016-06-03 | 2020-01-01 | The Procter and Gamble Company | Head for an oral care implement and oral care implement |
WO2018016103A1 (ja) * | 2016-07-19 | 2018-01-25 | シャープ株式会社 | 洗浄器 |
US10251470B1 (en) | 2017-10-10 | 2019-04-09 | The Procter & Gamble Company | Head for an oral care implement and oral care implement |
US10869545B2 (en) | 2017-10-10 | 2020-12-22 | The Procter & Gamble Company | Filament for an oral care implement and oral care implement |
US11219302B2 (en) | 2017-10-10 | 2022-01-11 | The Procter & Gamble Company | Head for an oral care implement and oral care implement |
US10869546B2 (en) | 2017-10-10 | 2020-12-22 | The Procter & Gamble Company | Tuft and head for an oral care implement and oral care implement |
WO2019190004A1 (ko) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | (주)상시 | 칫솔 |
USD883677S1 (en) | 2018-12-13 | 2020-05-12 | Colgate-Palmolive Company | Toothbrush |
EP3876786B1 (en) | 2018-12-13 | 2023-12-06 | Colgate-Palmolive Company | Oral care implement |
EP3893694A4 (en) | 2018-12-13 | 2022-10-12 | Colgate-Palmolive Company | ORAL CARE INSTRUMENT |
USD961269S1 (en) | 2020-07-31 | 2022-08-23 | Colgate-Palmolive Company | Oral care implement |
CN112972040A (zh) * | 2021-02-08 | 2021-06-18 | 好维股份有限公司 | 一种电动牙刷头及其制作方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003250632A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-09 | Lion Corp | 歯ブラシ |
JP4992285B2 (ja) * | 2006-04-21 | 2012-08-08 | サンスター株式会社 | 歯ブラシ |
JP4143982B2 (ja) * | 2006-10-17 | 2008-09-03 | 利夫 西野 | 歯列を跨いで磨く歯ブラシ |
JP5947480B2 (ja) * | 2010-08-06 | 2016-07-06 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
JP6117463B2 (ja) * | 2011-08-22 | 2017-04-19 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
CN202536508U (zh) * | 2012-04-09 | 2012-11-21 | 山东省立医院 | 一种儿童专用牙刷 |
WO2013164986A1 (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-07 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
-
2013
- 2013-12-26 JP JP2013270313A patent/JP6170835B2/ja active Active
-
2014
- 2014-12-18 CN CN201480068711.0A patent/CN105828746B/zh active Active
- 2014-12-18 WO PCT/JP2014/083557 patent/WO2015098695A1/ja active Application Filing
- 2014-12-18 KR KR1020167014740A patent/KR20160103982A/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2015098695A1 (ja) | 2015-07-02 |
CN105828746B (zh) | 2017-10-24 |
KR20160103982A (ko) | 2016-09-02 |
JP2015123245A (ja) | 2015-07-06 |
CN105828746A (zh) | 2016-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6170835B2 (ja) | 歯ブラシおよび電動歯ブラシ | |
KR102585455B1 (ko) | 구강 케어 기구를 위한 헤드 및 이러한 헤드를 포함하는 키트 | |
US10376039B2 (en) | Head for an oral care implement | |
JP5211074B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP5401154B2 (ja) | 歯ブラシ及びその製造方法 | |
WO2010069919A1 (en) | Toothbrush | |
JP5909192B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP6385023B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP6117463B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP6141835B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP3148337U (ja) | 電動歯ブラシ | |
JP3146526U (ja) | 舌クリーナー | |
JP2001309819A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2006180973A (ja) | 歯ブラシ | |
JP5779383B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP4530488B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP4076383B2 (ja) | 歯ブラシ | |
TWI826404B (zh) | 電動牙刷用替換刷頭以及電動牙刷 | |
KR102593082B1 (ko) | 구강 케어 기구를 위한 헤드 및 이러한 헤드를 포함하는 키트 | |
TW201733493A (zh) | 牙刷 | |
JP2001346630A (ja) | 歯ブラシ | |
JP6598383B2 (ja) | 歯ブラシ | |
JP2024021493A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2001346632A (ja) | 歯ブラシ | |
JP2006297145A (ja) | 歯ブラシ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170606 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6170835 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |