JP6167651B2 - 投射用ズームレンズおよび画像表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、投射用ズームレンズと画像表示装置に関する。
画像表示装置は、プロジェクタ装置として実施できる。
装置前方のスクリーン上に拡大画像を投射するフロント投射型のプロジェクタ装置は、企業でのプレゼンテーション用や学校での教育用、家庭用に近年広く普及している。
拡大投射される画像を「画像表示面」上に表示する画像表示素子は「ライトバルブ」とも呼ばれるが、液晶パネルを初めとして、種々のタイプのものが知られている。
近年、テキサスインスツルメント社製のデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)に代表される「微小ミラーデバイス」が、ライトバルブとして注目されている。
投射用ズームレンズは勿論、種々のライトバルブに適用可能であることが好ましい。
上記微小ミラーデバイスでは、画像表示面にアレイ配列されたマイクロミラーを選択的に傾斜させて画像の表示を行う。
微小ミラーデバイスは、ライトバルブとして用いる場合、種々の制約条件があるが、プロジェクタ装置の小型化や高輝度化に有利であり、近来、広く普及しつつある。
近来、投射用ズームレンズには「高倍率であり、かつ広角であること」が要請されるようになってきている。
「画像の投射に用いられるレンズ」は、一般に、結像光線として「斜光線」が用いられる点で、カメラ用の撮影レンズ系と異なる。
カメラ用の撮影レンズでは、レンズ系の光軸に対する回転対称な領域が撮影領域となり、広画角の撮影レンズでは「レンズ光軸を中心とする大きな撮影領域」が可能である。
画像の投射に用いられるレンズでは、投射画像が斜光線により結像されるため、画像投射領域として利用できるのは前記「レンズ光軸を中心とする大きな領域」の一部である。
このため、画像を投射される被投射面の大面積化には、投射用ズームレンズの広角化が欠かせない。
また、近時は、プロジェクタ装置の投射距離を小さくし、プロジェクタ装置を被投射面に「より近づけて配置」することが強く要請されている。
このような被投射面への近接配置で、且つ、大面積の被投射面を実現するためにも、投射用ズームレンズには、さらなる広角化が望まれる。
4レンズ群で構成した投射用ズームレンズは、従来から種々知られている。
特許文献1は、拡大側(スクリーン側)から縮小側(ライトバルブ側)へ、負・負・正・正の4レンズ群を配した4レンズ群構成の投射用ズームレンズを開示している。
特許文献1に記載された投射用ズームレンズは、収差が十分に抑えられているが、広角端での半画角は29度に留まり、近時の要請に十分応えているとは言いがたい。
この発明は上述した事情に鑑み、広画角で高性能な、新規な投射用ズームレンズの実現を課題とする。
この発明の投射用ズームレンズは、画像表示素子に表示された投射用画像を被投射面に投射して拡大表示させる画像表示装置に用いられる投射用ズームレンズであって、4レンズ群構成で、拡大側から縮小側へ向かって順次、第1ないし第4レンズ群が配置され、第1レンズ群は、負の屈折力を有し、第2レンズ群は、負の屈折力を有し、第3レンズ群は、正の屈折力を有し、第4レンズ群は、4枚のレンズからなり、広角端から望遠端への変倍に際し、拡大側に移動することを特徴とする。
この発明によれば、広画角で高性能な、新規な投射用ズームレンズを実現できる。
実施例1の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例1の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例2の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例2の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例3の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例3の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例4の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例4の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例5の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例5の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例6の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例6の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例7の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例7の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例8の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例8の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例9の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例9の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 画像表示装置としてのプロジェクタ装置の概略構成図である。
以下、発明を実施する形態を説明する。
この発明のズームレンズは、上記の如く「投射用ズームレンズ」である。
前述の如く、「投射用のレンズ」は結像光線が「斜光線」であり、この発明の投射用ズームレンズでも、投射画像を結像する投射用光束としては「斜光線の光束」が用いられる。
図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15、図17に、投射用ズームレンズの実施の形態を9例示す。
これらの実施の形態の投射用ズームレンズは、この順に、後述する具体的な実施例1ないし9に相当する。
上記各図において、図の左方が「拡大側」、右方が「縮小側」である。「拡大側」は、スクリーン等の被投射面に向かう側であり、「縮小側」は画像表示素子に向かう側である。
即ち、各実施の形態の投射用ズームレンズは、画像表示素子に表示された投射用画像を、投射光学系により被投射面に投射して拡大表示する投射光学系を構成する。
繁雑を避けるために、上記各図において符号を共通化する。
上記各図において、符号G1は第1レンズ群、符号G2は第2レンズ群、符号G3は第3レンズ群、符号G4は第4レンズ群をそれぞれ示す。
即ち、上記各図に実施の形態を示す投射用ズームレンズは、拡大側から縮小側へ向かって第1レンズ群G1ないし第4レンズ群G4を順次配してなる4レンズ群構成である。
また、第3レンズ群G3以下には「開口絞り」が配置されている。
さらに、上記各図において、符号CGは「画像表示素子(ライトバルブ)のカバーガラス」を示す。
これら実施の形態・実施例において、ライトバルブとしては「微小ミラーデバイスであるDMD」を想定しているが、勿論、ライトバルブがこれに限定される訳ではない。
上記各図の、上段の図は「広角端におけるレンズ群配置(広角と表示)」を示し、下段の図は「望遠端におけるレンズ群配置(望遠と表示)」を示す。
また、これ等の図における「上段の図と下段の図の間に描かれた矢印」は、広角端から望遠端への変倍の際の、第2レンズ群G2ないし第4レンズ群G4の変移の方向を示す。
各レンズ群を構成するレンズについては、第iレンズ群(i=1〜4)において、拡大側から数えて第j番目のレンズを「Lij」で表す。
上記各図に実施の形態を示す投射用ズームレンズにおいて、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とはともに負の屈折力を有し、第3レンズ群は正の屈折力を有する。
即ち、第1ないし第4レンズ群において、第1レンズ群G1ないし第3レンズ群G3の屈折力配分は「負・負・正」である。
第4レンズ群G4の屈折力は、後述する具体的な実施例におけるように「正または負」であることができる。
広角端から望遠端への変倍に際しては、第4レンズ群G4が拡大側へ移動する。
第4レンズが拡大側に移動することにより「変倍に伴う収差変動」を小さくすることが可能となり、特に、像面湾曲の変動量を小さくすることができる。
以下に説明する実施の各形態の投射用ズームレンズは、以下の条件(1)を満足する。
(1) 34度 < ωw <50度
条件(1)は、広角端における半画角の範囲を規定している。
即ち、この発明の投射用ズームレンズの広角端における半画角は、34度よりも大きく、50度未満であり、該ズームレンズは極めて広画角である。
このような条件を満足させるには、負レンズ群先行型が好ましい。
この発明の投射用ズームレンズは、第1レンズ群G1ないし第3レンズ群G3の屈折力分布を「負・負・正」として、負レンズ群(第1と第2レンズ群)を先行させている。
負レンズ群先行とすることで、主光線高さをより低くすることができ、レンズ有効径を小さく出来る。従って、広画角の投射用ズームレンズをコンパクトに実現可能である。
また、画像投射時の第2レンズ群から第1レンズ群への「光束の跳上げ角」を小さく抑えることができる。
画像投射時には、ライトバルブ側からの投射光束(斜光線による光束)が、第4レンズ群の側から、第1レンズ群側へ導光される。
このとき、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2が共に負であるので、第3レンズ群からの光束の発散角を、第2、第1レンズ群で無理なく拡大できる。
従って上記の如く、第2レンズ群G2から第1レンズ群G1へ受け渡される光束の跳上げ角を小さく抑えることができる。
このため、第1レンズ群G1から放射される結像光束の発散角を無理なく増大出来る。
また、製造時のレンズの偏心による性能劣化を抑制させる効果がある。
この発明の投射用ズームレンズは、広角端から望遠端への変倍に際し、第2レンズ群は縮小側に移動し、第3レンズ群が拡大側に移動することが好ましい。
広角端から望遠端への変倍に際し、第2レンズ群は、「緩やかで単調に縮小側へ移動」するか、もしくは「縮小側に凸となる軌跡を描いて移動」することができる。
広角端から望遠端への変倍に際して、第3レンズ群が拡大側へ移動する場合、投射用ズームレンズは、上記の如き構成に加え、以下の条件(4)を満足することが好ましい。
(4) 1.0 < D3/D4 < 1.2
条件(4)において「D3」、「D4」はそれぞれ、変倍の際の、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の移動量である。
第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の移動の向きが同じ向きであるので、移動量:D3、D4は同符号である。
条件(4)を満足することにより、1.45倍以上の変倍比で「広角短から望遠端にいたる全変倍域」における高性能の保持が容易に可能となる。
条件(4)の範囲外では、変倍時に、特に望遠側の諸収差の変動が大きくなり易い。
この発明の投射用ズームレンズはまた、広角端から望遠端への変倍に際し、第1レンズ群が固定であることが好ましい。
このように、変倍に際して第1レンズ群G1が固定されると、画像形成装置に装備された投射用ズームレンズの外形が変化しない。
従って、変倍時に第1レンズ群が移動するタイプと比較すると「レンズ群の偏心」が発生しにくい利点がある。
第1レンズ群ないし第4レンズ群の、変倍に伴う上記の如き移動は、変倍に伴う諸収差の変動量、特に、コマ収差の変動量を小さくすることを可能とする。
この発明の投射用ズームレンズは、上述した構成に加え、以下の条件(2)、(3)の1以上を満足させることにより、さらに良好な性能を実現できる。
(2) |F3|<|F4|
(3) 0.9 < F3-4w/F3-4t < 1.1 。
条件(2)、(3)におけるパラメータの記号の意味は、以下の通りである。
「F3」は第3レンズ群の焦点距離、「F4」は第4レンズ群の焦点距離である。
「F3-4w」は、広角端における「第3レンズ群と第4レンズ群の合成焦点距離」で、「F3-4t」は望遠端における「第3レンズ群と第4レンズ群の合成焦点距離」である。
条件(2)は、焦点距離:F3、F4の絶対値の大小関係を規定している。
条件(2)が満足されない場合、投射用ズームレンズの全系のパワー配分をバランスさせるのが難しく、諸収差が大きく成り易い。
条件(2)を満足させることにより、全系のパワー配分をバランスさせ易く、諸収差の良好な補正が容易である。
条件(3)の上限を超えると、変倍の際に「第3レンズ群と第4レンズ群の合成焦点距離の差」が大きくなり、変倍時に球面収差と軸上色収差が大きく成り易い。
また、望遠端における非点収差が大きくなりやすい。
条件(3)の下限を超えると、望遠端におけるコマ収差が増大しやすい。
条件(3)を満足させることにより、望遠端における非点収差やコマ収差の増大を抑制し、変倍時の球面収差・軸上色収差の変動を有効に抑制することが可能になる。
第4レンズ群G4の屈折力は、全レンズ群中で「絶対値において最も小さい」ことが好ましい。
第4レンズ群の屈折力が、絶対値において他のレンズ群の屈折力よりも大きくなると、全系のパワー配分をバランスさせ難くなり、諸収差の増大を招きやすい。
広角端から望遠端への変倍に際して、第2レンズ群G2が縮小側へ移動する場合、第2レンズ群G2の縮小側への移動は「緩やか」であるのが好ましい。
この場合、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4が「個別」に、拡大側へ移動することが好ましい。
第2レンズ群G2ないし第4レンズ群G4の移動を上記の如くにすることで、変倍時の収差変動を小さく抑えることが容易で、高性能な投射用ズームレンズを実現可能である。
とくに、第1レンズ群を固定すると、コンパクト性も良好にできる。
広角端から望遠端への変倍に際して、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4を拡大側に移動させると、変倍の際にも、バックフォーカスを確保しやすい。
従って、投射用ズームレンズのライトバルブとして、DMD等の微小ミラーデバイスを用いやすい。
投射用ズームレンズの具体的な実施例を挙げる前に、図19を参照して、画像表示装置の1形態例であるプロジェクタ装置の実施の1形態を簡単に説明する。
画像表示装置は、光源と、画像表示素子と、照明光学系と、投射光学系を有する。
「光源」は、被投射面上に投射する拡大画像を結像するための光を放射する。
「画像表示素子」は、投射用画像を表示する。
「照明光学系」は、光源から射出した光で、画像表示素子を照明する。
「投射光学系」は、照明光学系により照射され、画像表示素子に表示された投射用画像により変調された投射光束を入射され、被投射面に投射用画像の拡大画像を投射する。
図19に示すプロジェクタ装置1は、ライトバルブ3として、微小ミラーデバイスであるDMDを採用した例である。
プロジェクタ装置1は、照明系2と、ライトバルブであるDMD3と、投射光学系としての投射用ズームレンズ4とを有する。
投射用ズームレンズ4としては、請求項1ないし9の任意の1に記載されたもの、具体的には実施例1ないし9の何れかのものを用いる。
照明系2は、光源21、コンデンサレンズCL、RGBカラーホイールCW、ミラーMを備えており、これを配置するスペースを「ある程度大きく確保」する必要がある。
このため、照明系2からDMD3に入射させる照明光の入射角をある程度大きくする必要がある。
投射用ズームレンズ4と照明系2のスペースの上記の如き関係上、投射用ズームレンズ4のバックフォーカスを「ある程度の大きさ」に確保する必要がある。
光源21からの光を、コンデンサレンズCLを介して、RGBカラーホイールCWに入射させる。
RGBカラーホイールCWは、回転することによって、透過光をR(赤)、G(緑)、青(B)に順次に色分解する。即ち、RGB3色の光が時間的に順次に分離される。
照明系2から「RGB3色の光」を時間的に分離してDMD3に照射し、各色光が照射されるタイミングで個々の画素に対応するマイクロミラーの傾斜を制御する。
このようにしてDMD3に「投射用画像」が表示され、該投射用画像により強度変調された光が、投射用ズームレンズ4で拡大され、スクリーン5に拡大投射される。
なお、コンデンサレンズCL、RGBカラーホイールCWと、ミラーMとは「照明光学系」を構成する。
実施例1ないし9のズームレンズでは、広角端から望遠端への変倍に際して、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4が拡大側に移動する。
従って、変倍中においてもバックフォーカスは十分に大きく確保される。
以下、この発明の投射用ズームレンズの具体的な実施例を9例挙げる。
各実施例における記号の意味は以下の通りである。
F:光学系全体の焦点距離
Fno:開口数
R:曲率半径(非球面にあっては「近軸曲率半径」)
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数
BF:バックフォーカス 。
非球面は、周知の次式により表される。
X=(H/R)/[1+{1−K(H/r)}1/2
+C4・H+C6・H+C8・H+C10・H10+・・・ 。
この式において、Xは「面頂点を基準としたときの光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位」、Kは「円錐係数」、C4、C6、C8、C10・・は「非球面係数」である。
「実施例1」
実施例1の投射用ズームレンズは、図1に示したものである。
図1に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は2枚のレンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は4枚のレンズL41ないしL44で構成されている。
前述の如く、ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は、変倍に際して固定される。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の正メニスカスレンズL11、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、メニスカスレンズL13で構成されている。
メニスカスレンズL13は、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、両凹レンズL23、両凸レンズL24で構成されている。
両凸レンズL21と両凹レンズL22は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、2枚の正レンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は負群で、拡大側に凸の負メニスカスレンズL41、両凸レンズL42、拡大側に凹の負メニスカスレンズL43、両凸レンズL44で構成されている。
負メニスカスレンズL41と両凸レンズL42とは接合されている。
なお、実施例1ないし9に関する説明において、「両凸レンズ」は正レンズのレンズ形態であり、「両凹レンズ」は負レンズのレンズ形態である。
実施例1の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=16.3〜24.4mm、Fno=2.55〜3.33、ωw=35.7°
実施例1のデータを表1に示す。
Figure 0006167651
表1において、「S(面番号)」は拡大側から数えた面の番号であり、開口絞りの面(表中の面番号:18)、カバーガラスCGの面(表中の面番号:26、27)を含む。
また、表中における「INF」は、曲率半径が無限大であることを示す。さらに、「*」は、この記号が付された面が「非球面」であることを示す。
これらの事項は、実施例2以下の各実施例においても同様である。
「非球面のデータ」
非球面のデータを表2に示す。
Figure 0006167651
表1の「Dの列」の、S6、S13、S18は「変倍に際して変化するレンズ群間隔」を表す。
投射距離を2000mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表3に示す。
Figure 0006167651
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(4)のパラメータの値を、表4に示す。
Figure 0006167651
図2に、実施例1の収差図を示す。
図2の上段は「広角端(広角と表示)」、中段は「中間焦点距離(中間と表示)」、下段は「望遠端(望遠と表示)」の収差を示している。
各段の収差図において、左側の図は「球面収差」、中央の図は「非点収差」、右側の図は「歪曲収差」である。
「球面収差」の図におけるR、G、Bはそれぞれ、波長:R=625nm、G=550nm、B=460nmを表す。
「非点収差」の図における「T」はタンジェンシアル、「S」はサジタルの各光線に対するものであることを示す。
なお、非点収差および歪曲収差については、波長:550nmについて示す。
収差図におけるこれ等の表示は、以下の実施例2ないし9の収差図においても同様である。
「実施例2」
実施例2の投射用ズームレンズは、図3に示したものである。
図3に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は2枚のレンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は4枚のレンズL41ないしL44で構成されている。
ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負メニスカスレンズL11、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、メニスカスレンズL13で構成されている。
メニスカスレンズL13は、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、拡大側に凸の負メニスカスレンズL22、両凹レンズL23、両凸レンズL24で構成されている。
両凹レンズL23と両凸レンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、2枚の正レンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は負群で、拡大側に凸の負メニスカスレンズL41、両凸レンズL42、拡大側に凹の負メニスカスレンズL43、両凸レンズL44で構成されている。
負メニスカスレンズL41と両凸レンズL42とは接合されている。
実施例2の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=13.1〜19.6mm、Fno=2.55〜3.34、ωw=41.9°
実施例2のデータを表5に示す。
Figure 0006167651
「非球面のデータ」
非球面のデータを表6に示す。
Figure 0006167651
投射距離を1600mmとしたときの、レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表7に示す。
Figure 0006167651
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(4)のパラメータの値を、表8に示す。
Figure 0006167651
図4に、実施例2の収差図を図2に倣って示す。
「実施例3」
実施例3の投射用ズームレンズは、図5に示したものである。
図5に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は2枚のレンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は4枚のレンズL41ないしL44で構成されている。
ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負メニスカスレンズL11、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、メニスカスレンズL13で構成されている。
メニスカスレンズL13は、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、拡大側に凸の負メニスカスレンズL22、両凹レンズL23、両凸レンズL24で構成されている。
両凹レンズL23と両凸レンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、2枚の正レンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は負群で、拡大側に凸の負メニスカスレンズL41、両凸レンズL42、拡大側に凹の負メニスカスレンズL43、両凸レンズL44で構成されている。
負メニスカスレンズL41と両凸レンズL42とは接合されている。
実施例3の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=11.5〜17.2mm、Fno=2.56〜3.34、ωw=45.5°
実施例3のデータを表9に示す。
Figure 0006167651
「非球面のデータ」
非球面のデータを表10に示す。
Figure 0006167651
投射距離を1400mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表11に示す。
Figure 0006167651
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(4)のパラメータの値を、表12に示す。
Figure 0006167651
図6に、実施例3の収差図を図2に倣って示す。
「実施例4」
実施例4の投射用ズームレンズは、図7に示したものである。
図7に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は2枚のレンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は4枚のレンズL41ないしL44で構成されている。
ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負メニスカスレンズL11、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、メニスカスレンズL13で構成されている。
メニスカスレンズL13は、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、拡大側に凸の負メニスカスレンズL22、両凹レンズL23、両凸レンズL24で構成されている。
両凹レンズL23と両凸レンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、2枚の正レンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は負群で、拡大側に凸の負メニスカスレンズL41、両凸レンズL42、拡大側に凹の負メニスカスレンズL43、両凸レンズL44で構成されている。
負メニスカスレンズL41と両凸レンズL42とは接合されている。
実施例4の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=10.3〜15.4mm、Fno=2.56〜3.34、ωw=48.6°
実施例4のデータを表13に示す。
Figure 0006167651
「非球面のデータ」
非球面のデータを表14に示す。
Figure 0006167651
投射距離を1250mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表15に示す。
Figure 0006167651
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(4)のパラメータの値を、表16に示す。
Figure 0006167651
図8に、実施例4の収差図を図2に倣って示す。
「実施例5」
実施例5の投射用ズームレンズは、図9に示したものである。
図9に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL12で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は2枚のレンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は4枚のレンズL41ないしL44で構成されている。
ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、メニスカスレンズL12で構成されている。
メニスカスレンズL12は、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、両凹レンズL23、両凸レンズL24で構成されている。
両凸レンズL21と両凹レンズL22は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、2枚の正レンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は負群で、両凹レンズL41、両凸レンズL42、拡大側に凹の負メニスカスレンズL43、両凸レンズL44で構成されている。
負メニスカスレンズL41と両凸レンズL42とは接合されている。
実施例5の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=11.4〜17.1mm、Fno=2.56〜3.34、ωw=45.7°
実施例5のデータを表17に示す。
Figure 0006167651
「非球面のデータ」
非球面のデータを表18に示す。
Figure 0006167651
投射距離を1400mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表19に示す。
Figure 0006167651
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(4)のパラメータの値を、表20に示す。
Figure 0006167651
図10に、実施例5の収差図を図2に倣って示す。
「実施例6」
実施例6の投射用ズームレンズは、図11に示したものである。
図11に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は2枚のレンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は4枚のレンズL41ないしL44で構成されている。
ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、メニスカスレンズL13で構成されている。
メニスカスレンズL13は、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されているメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、両凹レンズL23、両凸レンズL24で構成されている。
両凸レンズL21と両凹レンズL22は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、2枚の正レンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、両凹レンズL41、両凸レンズL42、拡大側に凹の負メニスカスレンズL43、両凸レンズL44で構成されている。
負メニスカスレンズL41と両凸レンズL42とは接合されている。
実施例6の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=14.7〜22.1mm、Fno=2.55〜3.34、ωw=38.5°
実施例6のデータを表21に示す。
Figure 0006167651
「非球面のデータ」
非球面のデータを表22に示す。
Figure 0006167651
投射距離を1800mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表23に示す。
Figure 0006167651
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(4)のパラメータの値を、表24に示す。
Figure 0006167651
図12に、実施例6の収差図を図2に倣って示す。
「実施例7」
実施例7の投射用ズームレンズは、図13に示したものである。
図13に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は2枚のレンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は4枚のレンズL41ないしL44で構成されている。
ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、メニスカスレンズL13で構成されている。
メニスカスレンズL13は、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されているメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2は負群で、拡大側に凸の正レンズL21、拡大側に凸の負メニスカスレンズL22、両凹レンズL23、両凸レンズL24で構成されている。
拡大側に凸の正レンズL21と拡大側に凸の負メニスカスレンズL22とは接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、2枚の正レンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、両凹レンズL41、両凸レンズL42、拡大側に凹の負メニスカスレンズL43、両凸レンズL44で構成されている。
負メニスカスレンズL41と両凸レンズL42とは接合されている。
実施例7の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=13.1〜19.6mm、Fno=2.55〜3.34、ωw=41.8°
実施例7のデータを表25に示す。
Figure 0006167651
「非球面のデータ」
非球面のデータを表26に示す。
Figure 0006167651
投射距離を1600mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表27に示す。
Figure 0006167651
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(4)のパラメータの値を、表28に示す。
Figure 0006167651
図14に、実施例7の収差図を図2に倣って示す。
「実施例8」
実施例8の投射用ズームレンズは、図15に示したものである。
図15に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は2枚のレンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は4枚のレンズL41ないしL44で構成されている。
ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、メニスカスレンズL13で構成されている。
メニスカスレンズL13は、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されているメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2は負群で、拡大側に凸の正レンズL21、縮小側に凹の負メニスカスレンズL22、両凹レンズL23、両凸レンズL24で構成されている。
拡大側に凸の正レンズL21と拡大側に凸の負メニスカスレンズL22とは接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、2枚の正レンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、両凹レンズL41、両凸レンズL42、拡大側に凹の負メニスカスレンズL43、両凸レンズL44で構成されている。
負メニスカスレンズL41と両凸レンズL42とは接合されている。
実施例8の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=11.5〜17.2mm、Fno=2.55〜3.34、ωw=45.5°
実施例8のデータを表29に示す。
Figure 0006167651
「非球面のデータ」
非球面のデータを表30に示す。
Figure 0006167651
投射距離を1400mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表31に示す。
Figure 0006167651
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(4)のパラメータの値を、表32に示す。
Figure 0006167651
図16に、実施例8の収差図を図2に倣って示す。
「実施例9」
実施例9の投射用ズームレンズは、図17に示したものである。
図17に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は2枚のレンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は4枚のレンズL41ないしL44で構成されている。
前述の如く、ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、メニスカスレンズL13で構成されている。
メニスカスレンズL13は、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されているメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2は負群で、拡大側に凸の正レンズL21、縮小側に凹の負メニスカスレンズL22、両凹レンズL23、両凸レンズL24で構成されている。
拡大側に凸の正レンズL21と拡大側に凸の負メニスカスレンズL22は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、2枚の正レンズL31とL32で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、両凹レンズL41、両凸レンズL42、拡大側に凹の負メニスカスレンズL43、両凸レンズL44で構成されている。
負メニスカスレンズL41と両凸レンズL42とは接合されている。
実施例9の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=10.7〜16.0mm、Fno=2.55〜3.34、ωw=47.5°
実施例9のデータを表33に示す。
Figure 0006167651
「非球面のデータ」
非球面のデータを表34に示す。
Figure 0006167651
投射距離を1300mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表35に示す。
Figure 0006167651
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(4)のパラメータの値を、表36に示す。
Figure 0006167651
図18に、実施例9の収差図を図2に倣って示す。
収差図に示すように、各実施例の投射用ズームレンズともに、諸収差は高レベルで補正され、球面収差、非点収差、像面湾曲、倍率色収差、歪曲収差も十分に補正されている。
実施例1ないし9に示されたように、第1レンズ群G1は、2または3枚のレンズで構成されている。
第1レンズ群G1には、レンズ径の大きいレンズが用いられるが、実施例のように、第1レンズ群の構成を2枚または3枚とすることで、第1レンズ群を軽量化できる。
この軽量化により、自重によるレンズの偏心を抑えることができる。
実施例1ないし9において、第1レンズ群G1には「非点収差と歪曲収差の補正効果」を持たせている。
このようにすることにより、変倍時における「像面湾曲と歪曲収差の変動を低減」させる効果を得ることができている。
実施例1ないし9の投射用ズームレンズは何れも、広角端から望遠端への変倍の際、第1レンズ群G1が固定である。
そして、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3は拡大側に移動する。
各実施例の投射用ズームレンズにおいて、第1レンズ群G1はフォーカス群、第2レンズ群G2がコンペンセータ(収差補正群)、第3レンズ群が変倍群となっている。
この発明の投射用ズームレンズは、広角端の半画角が34度より大きい「広画角」であり、望遠端への変倍の際に、第4レンズ群G4を拡大側に移動させている。
このようにすることにより、変倍の際の諸収差の変動を小さくできている。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
特開2012−189971号公報

Claims (11)

  1. 画像表示素子に表示された投射用画像を被投射面に投射して拡大表示させる画像表示装置に用いられる投射用ズームレンズであって、
    4レンズ群構成で、拡大側から縮小側へ向かって順次、第1ないし第4レンズ群が配置され、
    第1レンズ群は、負の屈折力を有し、
    第2レンズ群は、負の屈折力を有し、
    第3レンズ群は、正の屈折力を有し、
    第4レンズ群は、4枚のレンズからなり、広角端から望遠端への変倍に際し、拡大側に移動することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  2. 請求項1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端への変倍に際し、第2レンズ群は縮小側に移動し、第3レンズ群が拡大側に移動することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  3. 請求項1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端への変倍に際して、第2レンズ群が、緩やかで単調に縮小側へ移動するか、もしくは、縮小側に凸となる軌跡を描いて移動することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  4. 請求項1ないし3の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端への変倍に際し、第3レンズ群が拡大側に移動し、
    変倍の際の、第3レンズ群の移動量:D3と第4レンズ群の移動量:D4とが、条件:
    (4) 1.0 < D3/D4 < 1.2
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  5. 請求項1ないし4の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端への変倍に際し、第1レンズ群が固定であることを特徴とする投射用ズームレンズ。
  6. 請求項1ないし5の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第3レンズ群の焦点距離:F3、第4レンズ群の焦点距離:F4が、条件:
    (2) |F3|<|F4|
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  7. 請求項1ないし6の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    広角端における第3レンズ群と第4レンズ群の合成焦点距離:F3-4w、望遠端における第3レンズ群と第4レンズ群の合成焦点距離:F3-4tが、条件:
    (3) 0.9 < F3-4w/F3-4t < 1.1
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  8. 請求項1ないし7の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第4レンズ群の屈折が、全レンズ群中で、絶対値において最も小さいことを特徴とする投射用ズームレンズ。
  9. 請求項1ないし8の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端への変倍に際して、第2レンズ群が緩やかに縮小側に移動し、第3レンズ群と第4レンズ群が個別に拡大側に移動することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  10. 請求項1ないし9の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    広角端における半画角:ωwが、条件:
    (1) 34度 < ωw < 50度
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  11. 光源と、
    投射用画像を表示する画像表示素子と、
    前記光源から射出した光で、上記画像表示素子を照明する照明光学系と、
    該照明光学系により照射され、前記画像表示素子に表示された投射用画像により変調された投射光束を入射され、被投射面に前記投射用画像の拡大画像を投射する投射光学系と、を備え、
    前記投射光学系として、請求項1ないし10の任意の1に記載の投射用ズームレンズを用いることを特徴とする画像表示装置。
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