JP6268763B2 - 投射用ズームレンズおよび画像表示装置 - Google Patents
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Description
投射用ズームレンズの高性能化が求められる所以である。
(4) 1.7 < f3/f4 < 5.0
を満足することを特徴とする。
この発明の投射用ズームレンズも、被投射面に画像を結像する投射用光束としては「斜光線の光束」が用いられる。
上記各図において、図の左方が「拡大側」、右方が「縮小側」である。繁雑を避けるために、これらの図において符号を共通化する。
上記各図において、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群をこの順序で、それぞれ符号G1ないしG6で示す。
これら実施の形態・実施例において、ライトバルブとしては「微小ミラーデバイスであるDMD」を想定しているが、勿論、ライトバルブがこれに限定される訳ではない。
即ち、第1レンズ群G1ないし第4レンズ群G4の屈折力配分は「負・負・正・正」である。
このような条件を満足させるためには、負レンズ群先行型が好ましい。
特に、軸上色収差と球面収差が大きく成りがちである。
(2) 0.1 < f1/f2 < 0.8
(3) 0.0 < |D6/f6| < 0.2
(5) 0.1 < |D3/D4| < 0.7
これらの条件(1)ないし(3)および(5)において、各パラメータの記号の意味は以下のとおりである。
条件(2)の下限を超える場合は、第1レンズ群の屈折力が絶対値で相対的に大きくなり、非点隔差が大きくなり易い。
即ち、条件(3)を満足しない場合、第6レンズ群の屈折力が強くなるか、第6レンズ群の変倍に際しての移動量が大きくなる。
条件(5)の上限または下限を超えると、第3レンズ群、または第4レンズ群の「変倍に際しての移動量」が過大となる。
ズームレンズ4と照明系2のスペースの上記の如き関係上、投射用ズームレンズ4のバックフォーカスを「ある程度確保」する必要がある。
従って、変倍中においてもバックフォーカスは十分に大きく確保される。
Fno:開口数
R:曲率半径(非球面にあっては「近軸曲率半径」)
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数
BF:バックフォーカス 。
+C4・H4+C6・H6+C8・H8+C10・H10+・・・ 。
実施例1の投射用ズームレンズは、図1に示したものである。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、縮小側に凹の負レンズL51と両凸レンズL52で構成されている。レンズL51とレンズL52は接合されている。
なお、実施例1ないし8に関する説明において、「両凸レンズ」は正レンズの1形態であり、「両凹レンズ」は負レンズの1形態である。
実施例1のデータを表1に示す。
非球面のデータを表2に示す。
条件(1)ないし(5)のパラメータの値を、表4に示す。
図2の上段は「広角端(広角と表示)」、中段は「中間焦点距離(中間と表示)」、下段は「望遠端(望遠と表示)」の収差を示している。
「非点収差」の図における「T」はタンジェンシアル、「S」はサジタルの各光線に対するものであることを示す。
実施例2の投射用ズームレンズは、図3に示したものである。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、縮小側に凹の負レンズL51と両凸レンズL52で構成されている。レンズL51とレンズL52は接合されている。
実施例2の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
実施例2のデータを表5に示す。
非球面のデータを表6に示す。
条件(1)ないし(5)のパラメータの値を、表8に示す。
実施例3の投射用ズームレンズは、図5に示したものである。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、縮小側に凹の負レンズL51と両凸レンズL52で構成されている。レンズL51とレンズL52は接合されている。
実施例3の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
実施例3のデータを表9に示す。
非球面のデータを表10に示す。
条件(1)ないし(5)のパラメータの値を、表12に示す。
実施例4の投射用ズームレンズは、図7に示したものである。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は正群で、両凹レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
実施例4の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
実施例4のデータを表13に示す。
非球面のデータを表14に示す。
条件(1)ないし(5)のパラメータの値を、表16に示す。
実施例5の投射用ズームレンズは、図9に示したものである。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は正群で、縮小側に凹の負レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
実施例5のデータを表17に示す。
非球面のデータを表18に示す。
条件(1)ないし(5)のパラメータの値を、表20に示す。
実施例6の投射用ズームレンズは、図11に示したものである。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、両凹レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
実施例6のデータを表21に示す。
非球面のデータを表22に示す。
条件(1)ないし(5)のパラメータの値を、表24に示す。
実施例7の投射用ズームレンズは、図13に示したものである。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、縮小側に凹の負レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
実施例7のデータを表25に示す。
非球面のデータを表26に示す。
条件(1)ないし(5)のパラメータの値を、表28に示す。
「実施例8」
実施例8の投射用ズームレンズは、図15に示したものである。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、縮小側に凹の負レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
実施例8のデータを表29に示す。
非球面のデータを表30に示す。
条件(1)ないし(5)のパラメータの値を、表32に示す。
また、実施例1ないし8において、第1レンズ群G1には「非点収差と歪曲収差の補正効果」を持たせている。
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
G6 第6レンズ群
Claims (10)
- 画像表示素子の表示面に表示された投射用画像を被投射面に投射して拡大表示させる画像表示装置の投射光学系を構成する投射用ズームレンズであって、
拡大側から縮小側へ向かって順次、第1レンズ群ないし第6レンズ群を配した6レンズ群構成であり、
第1レンズ群は負の屈折力を有し、
第2レンズ群は負の屈折力を有し、
第3レンズ群は正の屈折力を有し、
第4レンズ群は正の屈折力を有し、
広角端から望遠端への変倍に際して、隣合うレンズ群同士の間隔が変化し、前記第1レンズ群が固定で、前記第2レンズ群は縮小側にカーブを描くように縮小側に移動した後拡大側に移動し、
第3レンズ群の焦点距離:f3、第4レンズ群の焦点距離:f4が、条件:
(4) 1.7 < f3/f4 < 5.0
を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1記載の投射用ズームレンズにおいて、
前記第2レンズ群は、拡大側から順に、正レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズの4枚で構成されることを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1または2記載の投射用ズームレンズにおいて、
画像表示素子の表示面から最も拡大側のレンズ面までの距離:OAL、像高:Y’が、条件:
(1) 11.6 ≦OAL/Y’< 15.0
を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし3の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
第1レンズ群の焦点距離:f1、第2レンズ群の焦点距離:f2が、条件:
(2) 0.1 < f1/f2 < 0.8
を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし4の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
広角端から望遠端への変倍に際しての第6レンズ群の移動量:D6と、第6レンズ群の焦点距離;f6が、条件:
(3) 0.0 < |D6/f6| < 0.2
を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし5の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
広角端から望遠端に変倍する際に、第3レンズ群と第4レンズ群が拡大側に移動することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし5の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
広角端から望遠端への変倍に際しての、第3レンズ群の移動量:D3、第4レンズ群の移動量:D4が、条件:
(5) 0.1 < |D3/D4| < 0.7
を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし6の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
第5レンズ群と第6レンズ群のうちの、すくなくとも1方が負の屈折力のレンズ群であることを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 請求項1ないし7の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
変倍比が1.9倍以上であることを特徴とする投射用ズームレンズ。 - 光源と、
投射されるべき投射用画像を表示面に表示する画像表示素子と、
前記光源から射出した光で、前記表示面を照明する照明光学系と、
該照明光学系により照明され、前記投射用画像により変調された投射光束を入射され、被投射面に前記投射用画像の拡大画像を投射する投射光学系と、を備え、
投射光学系として、請求項1ないし9の任意の1に記載の投射用ズームレンズを用いることを特徴とする画像表示装置。
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