JP6167514B2 - 配送用シール - Google Patents

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Description

本発明は、メール便と称される宅配の一形態に使用される配送用シールに関する。
近年、カタログ等軽量な冊子状の印刷物その他の軽量物を対象とする「メール便」と呼ばれる宅配手段が多く利用されている。
この「メール便」は、配送業者が送り主から直接引き取り、集荷した配送物を配達地域別に仕分けして発送し、受取人の郵便受け等に配送物を投函して配送を完了するもので、配送物が投函可能な大きさのものに制限されている。また、このシステムでは、従来から実施されている宅配便とは異なり、配送物を受け渡す際に受取人から受領印や、サインを貰う、いわゆる判取りは行なわない。
通常の宅配システムでは、伝票に記載された番号で配送物の配送状況を管理しているが、「メール便」でも、個人情報保護の目的から管理番号のみが表示されたラベルが配送伝票とともに配送物に貼付されて配送状況の管理に使用されている。
そこで、配送物に届け先(受取人)の住所のみを記載し、併せて機械読取り用のコードだけが印刷されたラベルを貼付する配送システムが提供されている。
このシステムにおいては、受取人の確認は前述の機械読取り用のコードを携帯端末で読取ることによって、コードに紐付けされた受取人名を携帯端末の表示部に表示させることによって確認するというものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−321647号公報
特許文献1で開示されている技術は、個人情報保護の観点からは有効なシステムであるが、投函された配送物には受取人の氏名が記載されていないため、家族が多い家庭の場合などは、誰宛のものか判断ができず困惑するという問題や、受取人の名前を端末に入力しなければならないという問題がある。
また、近年では、通常条件で送付される通常メール便のほかに、速達扱いの速達メール便も出現している。
そこで本発明は、宛先情報が記載されたラベル等とともに配送物に貼付され、小口の顧客向けの通常メール便、速達メール便の何れの取扱種別をも選択して使用できる配送用シールを提供することを目的とするものである。
前記課題の目的を達成するために本発明の配送用シールは、内側に四角形状の配送物貼付シール部を有する顧客控が紙基材に形成され、当該紙基材が粘着剤層を介して剥離基材の剥離処理面上に積層されている配送用シールであって、前記四角形状の配送物貼付シール部は、外枠となる顧客控からシール周縁切込みによって区画されるとともに、該配送物貼付シール部の左右の辺に平行に形成された2本の切取ミシンによって、該2本の切取ミシン間の主シール部と、その両側の左右の副シール部とを有するようにされ、さらに前記配送物貼付シール部の上辺中央の左寄りには、顧客控側に突出した一方のつまみが、下辺中央の右寄りには、顧客控側に突出した他方のつまみが前記シール周縁切込みによって形成されている形態において、前記二つのつまみの内、一方のつまみを摘んでシール周縁切込みに沿って配送物貼付シール部を前記剥離基材から引き剥がした際に、引き剥がしを開始した側の副シール部を伴って引き剥がされ、対向する他方のつまみが形成された側の副シール部が顧客控に残るようにされていることを特徴とする、ものである。
上記の配送用シールにおいて、一方の切取ミシンに近接する主シール部と副シール部には配送物の取扱種別を示す二種類の標識の一つが、他方の切取ミシンに近接する主シール部と副シール部には配送物の取扱種別を示す二種類の標識の他の一つが印刷によって表示され、さらに前記それぞれの切取ミシンを跨ぐように配送物の大きさまたは厚みを示す文字及び該文字を囲むようにしたマークガイドが印刷されている、ようにしてもよい。
上記の配送用シールにおいて、シール周縁切込みの左側の辺に近接する副シール部と顧客控には配送物の取扱種別を示す二種類の標識の一つが、シール周縁切込みの右側の辺に近接する副シール部と顧客控には配送物の取扱種別を示す二種類の標識の他の一つが印刷によって表示され、さらに前記それぞれ左右のシール周縁切込みの辺を跨ぐように配送物の大きさまたは厚みを示す文字及び該文字を囲むようにしたマークガイドが印刷されている、ようにしてもよい。
上記の配送用シールにおいて、前記2本の切取ミシンは、それぞれ複数の補助カット部とアンカット部を有する、ようにしてもよいものである。
(1)本発明の配送用シールは、従来は、「通常」メール便用と、「速達」メール便用の配送用シールを、別々に用意し使い分けする必要があったが、一つの配送用シールにまとめることができる。これにより、取り違えて使用されることもなく、在庫管理も容易になり、コストダウンを計ることもできる。
さらに、配送物貼付シール部の引き剥がし部(つまみ)が明確になっていて、正確、かつ、スピーディーに引き剥がし作業を行なうことができる。
(2)本発明の配送用シール(請求項2)は、2本の切取ミシンに近接する主シール部と副シール部には配送物の取扱種別を示す標識が表示され、さらに前記それぞれの切取ミシンを跨ぐように配送物の大きさまたは厚みを示す文字及びマークガイドが印刷されていることによって、配送物に配送物貼付シール部が貼付された状態でその配送物がどのような取扱種別のものかが明確に判別できる。また、副シール部にも取扱種別がわかる標識が残されるため、顧客が確認するのに便利である。
(3)本発明の配送用シール(請求項3)は、シール周縁切込みの左右の辺に近接する副シール部と顧客控には配送物の取扱種別を示す標識が表示され、さらに前記それぞれのシール周縁切込みの辺を跨ぐように配送物の大きさまたは厚みを示す文字及び該文字を囲むようにしたマークガイドが印刷されていることによって、配送物に配送物貼付シールが貼付された状態でその配送物がどのような取扱種別のものかが明確に判別できる。また、顧客控にも取扱種別がわかる標識が残されるため、顧客が確認するのに便利である。
(4)また、本発明の配送用シール(請求項4)においては、前記2本の切取ミシンは、それぞれ複数の補助カット部とアンカット部を有することによって、シールの自然剥離を防止するとともに予定したシールの切取りを確実にすることができる。

本発明の配送用シールの一実施形態を説明する平面図である。 本発明の配送用シールの他の実施形態を説明する平面図である。 本発明の配送用シールのさらに他の実施形態を説明する平面図である。 図1の実施形態の配送用シールが速達メール便に使用される場合について説明する図である。 剥離した配送物貼付シール部と顧客控について説明する図である。 配送物貼付シール部が貼付された配送物の一例について説明する図である。 図3のシール周縁切込みと切取ミシンを拡大図示したもので、配送物貼付シール部の打ち抜き刃型形状に相当する図である。 シール周縁切込みと切取ミシンの他の刃型形状を説明する図である。
以下、図面を参照して、本実施形態の配送用シールについて説明する。
図1の平面図のように、本実施形態の配送用シール1は、長方形状等の紙基材2の内側に四角形状の配送物貼付シール部12と問い合せ番号シール21を有している。
配送物貼付シール部12は、外枠となる顧客控11からシール周縁切込み13によって区画されている。該シール周縁切込み13内には、左右の辺に平行な2本の切取ミシン14a,14bがさらに形成されている。
この切取ミシン14a,14bにより、配送物貼付シール部12は、管理コード(バーコードと数字)22を有する中央の主シール部121と、その両側の副シール部12a,12bの域に分割され、それぞれ分離可能にされている。
また、配送物貼付シール部12には、通常便と速達便を区別する配送物の取扱種別表示24と、配送物の大きさや厚み、送料を表示する配送情報23、および該文字を囲むマークガイド25が設けられている。マークガイド25は長円の鎖線等であり、その線に沿ってマークすることを促すものである。
なお、取扱種別表示24は、文字表示に代えて、記号やマーク、色彩等であってもよい。要するに種別を認識できる標識となるものであればよいものである。
配送物貼付シール部12は、通常便用と速達便用とを区別して使用する必要があり、目的の種別のシールを切取りするために、つまみ3a,3bが形成されている。
紙基材2には、配送物貼付シール部12の形状や文字、模様が印刷され、抜き刃型によりシール周縁切込み13や切取ミシン14a,14b、および問い合せ番号シール21の形状が形成されている。抜き刃型形状は、外観的には殆ど目に見えないものである。
なお、配送物貼付シール部12の四角形状には、長方形状や角丸長方形状を含み、上記のようにつまみ3a,3bのような突起形状等の付属形状による多少の変形を伴うものをも包含するものとする。
本実施形態の配送用シール1は、剥離基材の片面に粘着剤層を伴った紙基材2が貼り合わされている。剥離基材の粘着剤層と接する面には剥離処理が施されており、紙基材2の粘着剤が容易に剥離基材から剥がせるようになっている。従って、配送物貼付シール部4を剥離基材から剥離した場合は、下面に粘着剤層を伴っている。なお、シール周縁切込み13や切取ミシン14a,14bの抜き刃型は、紙基材2と粘着剤層を切断するもので、剥離基材を切断してはいない。
剥がした配送物貼付シール部12は配送物に貼付されるので、顧客控11から配送物貼付シール部12を剥がし取った残り部分が実質的な顧客控になることになる。
問い合せ番号シール21には、管理コード22と同一の問い合せ番号が印字されており、必要により剥離して別途の管理に使用することができる。
主シール部121には、上辺から顧客控11側に突出したつまみ3aと下辺から顧客控11側に突出したつまみ3bが形成されている。図1の配送物貼付シール部12は長方形状にされているが、つまみ3a,3bが長方形状から突出し、半円形の各つまみ3a,3bの底辺部分が長辺に平行ではなく裾を引くように傾斜している特徴がある。
つまみ3aが左寄りにあって、つまみ3bが右寄りにあるのは、それに近い側の副シールを伴って剥離し易くし、他方側の副シール部を顧客控11側に残すためである。
具体的には、つまみ3aの中心は、主シール部121と副シール部12aの合計幅の中心付近に、つまみ3bの中心は、主シール部121と副シール部12bの合計幅の中心付近に、位置するようにするのが好ましい。
このようにすることで、例えば、つまみ3aを摘んで剥離すれば、主シール部121が副シール部12aを伴って剥離され、他方側の副シール部3bは、切取ミシン14aによって分離され、顧客控11側に残るようになる。
シール周縁切込み13には、アンカット部(非切断部)と補助カット部を複数箇所設けることができる。これは、つまみ3a,3bの選択により必要な副シール部12a,12bを伴って容易に切取りできるようにする目的である。ただし、シール周縁切込み13はアンカット部や補助カット部がなくても使用できるので必須のものではない。
この配送物貼付シール部12は、前記のように、主シール部121とその両脇の副シール部12a,12bに分離可能にされているが、主シール部121と副シール部12a,12bが切取り前に剥離しないように、切取ミシン14a,14bにも、0.5〜1.2mm程度長さのアンカット部を複数箇所形成する。剥離後も、一方の副シール部が主シール部に連接している必要があることと、連続したカット線の場合は、シールが自然に剥離し脱落することが生じ得るが、アンカット部はこれを防止するからでもある。
なお、製造現場では、シール周縁切込み13につながるアンカット部を「つなぎ」と云い、それ以外のアンカット部を「とめ」として区別する場合もある。
顧客控11の配送物貼付シール部12の前記主シール部121と、副シール部を剥がした後に剥離基材上に残される顧客控11には、配送物を追跡するための管理コード22と同一番号による問い合せ番号シール21が残っている。
また、図1に示すように、配送物貼付シール部12には、切取ミシン14a,14bを跨ぐように、それぞれ配送物の大きさまたは厚みを示す文字(配送情報23)と該文字を囲むマークガイド25が印刷されている。
上述の配送物の大きさまたは厚みを示す文字には、配送物の大きさを示すA4、B4などの文字、および、1cm、2cmなど配送物の厚さを示す数字などが含まれる。これらの配送情報23は、送り主に配送料金を請求するときに利用される。
送り主または取扱店の店員は配送物に応じた表示を選択し、マークガイド25に沿って筆記具でマーク4(図4参照)を付する。
一方、配送物貼付シール部12の左右の切取ミシン14a,14bに近接(切取ミシンから0.5〜2.0cm程度の距離内)する位置には配送物の取扱種別表示24が、切取ミシンの両側に、「通常」、「速達」、「通常サービス」、「速達サービス」などの文字で印刷されている。文字に限らずその他の標識を使用できるのは前述のとおりである。さらに、上下のつまみ部分には「通常時つまみ」、「速達時つまみ」などの引き剥がしのための「案内文言」が印刷されている。
図2は、本発明の配送用シールの他の実施形態を説明する平面図である。
図2図示の配送用シールの基本形態は、図1の配送用シールと同様であり、四角形状の配送物貼付シール部12を有し、それを区画するシール周縁切込み13や切取ミシン14a,14b、つまみ3a,3b、および問い合せ番号シール21を有している。
図2図示の配送用シール1が、図1図示のものと異なる点は、シール周縁切込み13の左側の辺に近接する顧客控11と副シール部に、配送物の取扱種別表示24の一方が印刷によって表示されており、シール周縁切込み13の右側の辺に近接する顧客控11と副シール部に、取扱種別表示24の他の一方が印刷によって表示され、さらに前記それぞれのシール周縁切込み13の左右の辺を跨ぐように配送物の大きさまたは厚みを示す文字(配送情報23)および該文字を囲むようにしたマークガイド25が印刷されていることである。また、速達時つまみと通常時つまみの位置が、図1の場合とは逆になっていることにも注意が必要である。
上記において、「辺に近接する」とは、双方の取扱種別表示24が、シール周縁切込みから0.5〜2.0cm程度の距離内にあることは、図1の場合と同様である。
文字による取扱種別表示24に代えて、記号やマーク、色彩等の標識であってもよいことも、図1の場合と同様である。
取扱種別表示24とそのつまみを含む領域を、同一の色彩で統一することで間違いを少なくできる。例えば、「速達」の文字とつまみ3aの領域を緑色または緑色白抜き文字にし、「通常」の文字とつまみ3bの領域を赤色または赤色白抜き文字にして、統一するように印刷する場合である。このように、取扱種別表示24やマークガイド25をシール周縁切込み13の左右の辺近くに設ける場合は、副シール部12a,12bが切取られても、顧客控11には、取扱種別表示24の一部とマーク4が残る利点がある。
図3は、本発明の配送用シールのさらに他の実施形態を説明する平面図である。
図3図示の配送用シールの基本形態は、図2の配送用シールと同様であり、四角形状の配送物貼付シール部12を有し、それを区画するシール周縁切込み13や切取ミシン14a,14b、つまみ3a,3b、および問い合せ番号シール21を有している。配送物の取扱種別表示24がシール周縁切込み13の左右の辺を跨ぐように印刷され、該文字を囲むようにしたマークガイド25が印刷されていることも同様である。
図3図示の配送用シール1が、図2図示のものと異なる点は、シール周縁切込み13の左右の辺にもアンカット部と補助カット部が形成されていることである。このアンカット部により副シール部12a,12bの予期しない脱落を防止できる。
図1〜図3図示の配送物貼付シール部4の左右の辺、および主シール部121とその両脇の副シール部12a,12bに分離する切取ミシン14a,14bは、「V」字形の補助カット部を有するようにされているが、片側に突き出た波型の形状のジッパーミシン形状でもよく、この形状に限られるものではない。「V」字形の補助カット部は、直前のアンカット部を受ける形状にされていて、切取り方向を矯正する効果を有している。
図4、図5を参照して、配送用シールの使用方法について説明する。
図4は、図1の実施形態の配送用シールが速達メール便に使用される場合について説明する図である。
取扱店では配送物の配送依頼があったときに、まず、集荷票(図示せず)に配送物の受取人欄に氏名を、品名欄にチェックマークを記載し、出荷票の金額記載欄に金額を、日付記載欄に受取日を記載する。
次に、配送物を確認して、配送用シール1の配送情報23が印刷されている位置を確認し、マークガイド25に沿って筆記具でマーク4を記載する。
配送物が「速達」扱いで依頼された場合は、配送用シール1に印刷されている「速達」の取扱種別表示24に近く印刷されている配送情報23の周囲のマークガイド25に沿ってマーク4を記載する。
図4に示す実施形態では、配送物貼付シール部12の上辺に「速達時つまみ」、下辺に「通常時つまみ」などの引き剥がしのための「案内文」が印刷されている。
送り主が配送物を速達扱いでの配送を希望している場合は、取扱店では、上側のつまみ3aを摘んで配送物貼付シール部12の剥離を開始する。つまみ3aによって剥離基材から配送物貼付シール部12を引き剥がしてゆくと、つまみ3a側の副シール部12aに主シール部121が連接した状態で剥離し、切取ミシン14aのカット部(切取ミシン14aとシール周縁切込み13の上辺との交点部のカット部)で主シール部121と右側の副シール部12bを分離し、さらに切取ミシン14aの複数のアンカット部を切断し、副シール部12aは主シール部121を伴って剥離する。従って、副シール部12bは、顧客控11側に残る。
図5は、剥離した配送物貼付シール部と顧客控について説明する図である。
配送物貼付シール部12が剥離された顧客控11は、図5(a)に、黒色で示すように剥離基材5が露出した状態で残される。
また、図5(a)(b)に示すように、副シール部12bと主シール部121にそれぞれマーク4の半分が残される。それにより、お問合せ番号が「1123−4567−8901」の配送物は「速達」扱いで、大きさが「A4」サイズ(サイズを示す文字の横に表示された「230」は、配送料金を示す数字である。)の配送物であることが判る。
配送物の大きさを示す文字の「A4」には併せて、または代えて配送物の厚さの目安数字が表示される場合もある。
図6は、配送物貼付シール部が貼付された配送物の一例について説明する図である。
配送物6には、宛先情報7が記載されており、図5(b)のようにして剥離された配送物貼付シール部12は、配送物6の宛先情報7以外の部分に貼付される。
配送担当者は、配送物を受取人の郵便受け等に投函する前に携帯端末で光学読取管理コード221を読取って、携帯端末の配送済みリスト(メモリ)にこの配送物が配送済みであることを記録する。
依頼主から問い合せ番号シール21に基づき問い合せが有った場合は、光学読取管理コード221の記録を確認して配送物はすでに配送済みであることを伝えることができる。問い合せ番号は、数字、アルファベット、記号、仮名またはこれらの組合せで構成される。
なお、図2、図3の実施形態の使用については、図示していないが、図1の実施形態と同様にできることが理解できる。図2、図3の場合は、送り主が速達扱いでの配送を希望している場合は、副シール部12bの「速達」の取扱種別表示24近くに印刷されている配送情報23の周囲のマークガイド25に沿ってマーク4を記載し、下側のつまみ3bを摘んで配送物貼付シール部1の剥離を開始する。副シール部12bは、主シール部121を伴って剥離し、副シール部12aは顧客控11側に残る。
従って、マーク4は、シール周縁切込み13の右辺の配送情報23部分のマークガイド25に付され、マーク4の半分も当該辺部分に残ることになる。また、図2、図3の実施形態の場合は、顧客控11には、「通常サービス」と「速達サービス」の双方の文字が残るが、マーク4の付されている側の文字が取扱種別を示すことになる。
本実施形態で説明するメール便で扱われる配送物は、信書ではない軽量な配送物を対象としている。すなわち、手紙、はがき、請求書、納品書等の信書、運賃の範囲内で賠償できないもの、有価証券類等は対象としない。カード類もメール便としては扱われない。
また、他の配送物に損害を及ぼす毒物、動植物などもメール便では扱われない。なお、軽量とは、およそ2kg程度以内のものである。
本実施形態の説明では、つまみ3a,3bは半円形の突起状で示しているが、つまみの形状はこれに限られなくその他の形状であっても良い。ただし、配送用シール1に管理コードや、問い合せ番号、配送情報などをプリンタによってプリントする際に、つまみ部分から剥がれてプリンタ内で詰まらない形状にしなければならない。
図7を参照して、シール周縁切込みと切取ミシンについて説明する。
図7は、図3のシール周縁切込みと切取ミシンを拡大図示したもので、配送物貼付シール部12の打ち抜き刃型形状に相当するものである。図1、図2のものとは異なり、シール周縁切込み13の左右の辺にも補助カット部とアンカット部を形成した特徴がある。
シール周縁切込み13の上側の切込み線と切取ミシン14aの接続部分は円弧でつながるようにされ、その部分に補助カット部H1とアンカット部N1を設けている。また、シール周縁切込み13の下側の切込み線と切取ミシン14bの接続部分も円弧でつながるようにされ、その部分に補助カット部H2とアンカット部N2を設けている。
つまみ3aから剥離した場合は、補助カット部H1とアンカット部N1があるため、副シール部12bが主シール部121に連接して切取されることを防止している。一方、つまみ3bから剥離した場合は、補助カット部H2とアンカット部N2があるため、副シール部12aが主シール部121に連接して切取されることを防止している。
また、シール周縁切込み13の右辺には、5箇所の補助カット部(h1〜h5)とアンカット部が、シール周縁切込み13の左辺には、5箇所の補助カット部(h6〜h10)とアンカット部が設けられ、切取ミシン14aには5箇所の補助カット部(h11〜h15)とアンカット部が、切取ミシン14bには5箇所の補助カット部(h16〜h20)とアンカット部が設けられている。これらの補助カット部は全て「V」字形状をしており、直前のアンカット部(アンカット部の符号を付していないが、線の途絶えた部分がアンカット部である。)を受ける形状で形成されている。
「V」字形状の補助カット部は、切取りが進行してくる方向に開いており、アンカット部で進行方向が多少反れても、本来の進行方向に戻して矯正する効果を行うことになる。アンカット部がなければ補助カット部を設ける必要はない。しかし、アンカット部がないと全て連続した切取線になってしまい、自然剥離が生じてしまうこともありえる。
上記において、アンカット部の長さは、0.5〜1.5mm程度、「V」字形状の補助カット部の片側の長さは、1〜3mm程度である。角度αは、125°から140°程度が好ましい。角度βは、140°から160°程度である。
図8は、シール周縁切込みと切取ミシンの他の刃型形状を説明する図である。
図8の場合も、シール周縁切込み13の上側の切込み線と切取ミシン14aの接続部分は円弧R1でつながるようにされ、シール周縁切込み13の下側の切込み線と切取ミシン14bの接続部分は円弧R2でつながるようにされている。ただし、当該部分のシール周縁切込み13には、補助カット部とアンカット部は設けられていない。この構造でも所定のつまみから剥離した場合に、目的の副シール部を伴うことができる。
シール周縁切込み13の右辺に、5箇所の補助カット部(h1〜h5)とアンカット部が、周縁切込み13の左辺に、5箇所の補助カット部(h6〜h10)とアンカット部が設けられ、切取ミシン14aには5箇所の補助カット部(h11〜h15)とアンカット部が、切取ミシン14bには5箇所の補助カット部(h16〜h20)とアンカット部が設けられている。このことは、図7の場合と同様である。アンカット部の長さは、0.5〜1.5mm程度、「V」字形状補助カット部の片側の長さは、1〜3mm程度である。角度αは、125°から140°程度が好ましい。
(配送用シールの製造について)
配送用シールの製造は、紙基材2と粘着剤を塗工した剥離基材5とをラミネートした後、該紙基材2に配送用シールの形状や文字、模様を印刷する。印刷とインラインの工程で、抜き刃型によりシール周縁切込み13や切取ミシン14a,14b、補助カット部やアンカット部、問い合せ番号シール21を打ち抜く工程行う。打ち抜きは紙基材2(と粘着剤層)を切断するようにするが、剥離基材5までを切断しないようにする。
ここまでの工程は、マージナルゾーンに送り孔を有する連続紙の状態で行う。その後、ロット毎に、管理コード22や問い合せ番号の印字を行う。この印字工程は、簡易プリンタによるものであって良い。印字工程は枚葉にして行ってもよい。
紙基材2には、十分な強度と印字適性および搬送適性を有するものであれば使用でき、例えば、上質紙、インクジェット紙、複写用紙、コート紙、等を使用できる。
(実施例1)
紙厚175μm(坪量165g/m程度)の上質系インクジェット用紙2と剥離基材5とを粘着剤層を介してラミネートした後、インクジェット用紙2面に、顧客控11や配送物貼付シール部12の所定の文言等を印刷し、同時の工程で、周縁切込み13や切取ミシン14a,14b、問い合せ番号シール21の打ち抜きを行った。
シール周縁切込み13や切取ミシン14a,14bの打ち抜き刃型には、図7図示の形状のものを使用した。その際の配送物貼付シール部12の長さL1は、66mm、幅L2は、33mm、L3は、10mmとし、各アンカット部の長さは、1.2mmとし、補助カット部hの長さは、3.5mmとした。補助カット部の角度αは135°、角度βは150°とした。配送用シール1全体の横幅は90mm、縦寸法は70mm程度になった。
その後、インキジェットプリンタを用いて、ロット毎に、問い合せ番号や管理コード22の印字を行った。
(実施例2)
紙厚175μm(坪量165g/m程度)の上質系インクジェット用紙2と剥離基材5とを粘着剤層を介してラミネートした後、インクジェット用紙2面に、顧客控11や配送物貼付シール部12の所定の文言等を印刷し、同時の工程で、周縁切込み13や切取ミシン14a,14b、問い合せ番号シール21の打ち抜きを行った。
シール周縁切込み13や切取ミシン14a,14bの打ち抜き刃型には、図8図示の形状のものを使用した。その際の配送物貼付シール部12の長さL1は、70mm、幅L2は、35mm、L3は、12mmとし、各アンカット部の長さは、1.0mmとし、補助カット部hの長さは、3mmとした。補助カット部の角度αは140°、角度βは145°とした。配送用シール1全体の横幅は100mm、縦寸法は75mm程度になった。
その後、レーザービームプリンタを用いて、ロット毎に、問い合せ番号や管理コード22の印字を行った。
実施例1、実施例2で得られた配送用シール1は、目的のつまみから剥離して、予定した配送物貼付シール部12が得られ、好適に使用できるものであった。
メール便と称される宅配の一形態に使用される配送用シールに利用できる。
1 配送用シール
2 紙基材
3a,3b つまみ
4 マーク
5 剥離基材
6 配送物
7 宛先情報
11 顧客控
12 配送物貼付シール部
121 主シール部
12a,12b 副シール部
13 シール周縁切込み
14a,14b 切取ミシン
21 問い合せ番号シール
22 管理コード
221 光学読取管理コード
23 配送情報
24 取扱種別表示
25 マークガイド
N1,N2 アンカット部
H1,H2 補助カット部
h1〜h20 補助カット部

Claims (4)

  1. 内側に四角形状の配送物貼付シール部を有する顧客控が紙基材に形成され、当該紙基材が粘着剤層を介して剥離基材の剥離処理面上に積層されている配送用シールであって、
    前記四角形状の配送物貼付シール部は、外枠となる顧客控からシール周縁切込みによって区画されるとともに、該配送物貼付シール部の左右の辺に平行に形成された2本の切取ミシンによって、該2本の切取ミシン間の主シール部と、その両側の左右の副シール部とを有するようにされ、さらに前記配送物貼付シール部の上辺中央の左寄りには、顧客控側に突出した一方のつまみが、下辺中央の右寄りには、顧客控側に突出した他方のつまみが前記シール周縁切込みによって形成されている形態において、
    前記二つのつまみの内、一方のつまみを摘んでシール周縁切込みに沿って配送物貼付シール部を前記剥離基材から引き剥がした際に、引き剥がしを開始した側の副シール部を伴って引き剥がされ、対向する他方のつまみが形成された側の副シール部が顧客控に残るようにされていることを特徴とする配送用シール。
  2. 一方の切取ミシンに近接する主シール部と副シール部には配送物の取扱種別を示す二種類の標識の一つが、他方の切取ミシンに近接する主シール部と副シール部には配送物の取扱種別を示す二種類の標識の他の一つが印刷によって表示され、さらに前記それぞれの切取ミシンを跨ぐように配送物の大きさまたは厚みを示す文字及び該文字を囲むようにしたマークガイドが印刷されていることを特徴とする請求項1記載の配送用シール。
  3. シール周縁切込みの左側の辺に近接する副シール部と顧客控には配送物の取扱種別を示す二種類の標識の一つが、シール周縁切込みの右側の辺に近接する副シール部と顧客控には配送物の取扱種別を示す二種類の標識の他の一つが印刷によって表示され、さらに前記それぞれ左右のシール周縁切込みの辺を跨ぐように配送物の大きさまたは厚みを示す文字及び該文字を囲むようにしたマークガイドが印刷されていることを特徴とする請求項1記載の配送用シール。
  4. 前記2本の切取ミシンは、それぞれ複数の補助カット部とアンカット部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1の請求項記載の配送用シール。
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