JPH0618382Y2 - 多連表示ラベル - Google Patents

多連表示ラベル

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JPH0618382Y2
JPH0618382Y2 JP1988071615U JP7161588U JPH0618382Y2 JP H0618382 Y2 JPH0618382 Y2 JP H0618382Y2 JP 1988071615 U JP1988071615 U JP 1988071615U JP 7161588 U JP7161588 U JP 7161588U JP H0618382 Y2 JPH0618382 Y2 JP H0618382Y2
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JP
Japan
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display
label
thermoplastic resin
layer
polyethylene
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JP1988071615U
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JPH01173775U (ja
Inventor
孝 小村
Original Assignee
狭山化工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は表示ラベルに係り、特に同一の表示内容を有す
る複数のラベルを互いに切離なし可能に結合した形態の
多連表示ラベルに関する。
〔従来の技術および解決すべき課題〕
出荷元から市場の最終ユーザまでの各段階を流通される
商品もしくはその外装体には通常商品の内容を表示する
ラベルが添付されており、前記各段階での発送および在
庫状況等の把握に用いられる。
たとえば集配センター等で入/出荷される商品の品目別
の個数等を確認するためには、商品に付された表示ラベ
ルの記載を転記して集計するか、またはラベル表示がバ
ーコードである場合にはこれらをリーダで読取って記憶
する等の手段がとられる。
しかし個々のラベルの記載の転記は繁雑で誤りを生じや
すい。また、リーダによるバーコードの読取りは効果的
ではあるが、夫々の作業員が常にリーダを携帯していな
ければならない。また入場チケット等のように互いに対
応する内容の記載を有する対片をミシン目等で分離可能
に結合しておく形態も知られている。しかし、このよう
なラベルをたとえば出荷用ラベルに適用して出荷商品に
貼着される表示ラベルと控え用ラベルとを一体化して構
成したとしても、従来の粘着ラベルの場合では、出荷用
の表示ラベルを確実に被着体に接着し、他方で控え用ラ
ベルを円滑に分離できるようにすることは困難であっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
前記従来技術の課題は、異なった熱可塑性樹脂層を互い
に剥離可能に結合させたフィルム積層体を、表示紙と剥
離紙との間に設けた表示ラベルにおいて、前記異なった
熱可塑性樹脂層の一方の熱可塑性樹脂層が前記表示紙の
裏面に形成されたこれと同系の熱可塑性樹脂層と他方の
異種の熱可塑性樹脂層との間に溶融状態で供給されて冷
却圧着されており、前記表示ラベルが互いに対応する表
示を有する複数の表示領域に区分され、各表示領域が互
いに切離し可能になされていることを特徴とする表示ラ
ベルによって解決される。
〔実施例〕
以下本考案を図面に示す実施例によって説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例としてのバーコ
ード表示による多連ラベルの断面および平面を夫々示す
説明図である。
第1図中、アート紙等のラベル紙1の裏面に対して通常
の熱ラミネーション法によって施されたポリエチレンラ
ミネート層2と透明なPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)フィルム3との間にフィルム3とは異種でラミネ
ート層2とは同系のポリエチレン樹脂層4を約300〜
315℃の温度で熱押出しによって供給し、冷却ローラ
等によりラミネート層2とPETフィルム3の一方の面
との間で挟圧して冷却固化させフィルム積層体を形成す
る。
次いでPETフィルム3の他方の面に透明な感圧性接着
剤層5を介してシリコン剥離紙6を貼着させる。
第1図および第2図に示すように、表示ラベルAの各表
示領域AおよびAの中央部にはこれら領域を互いに
分離するための切取線7がラベル紙1の表面側から積層
体中のPETフィルム3の上面に達する深さで形成さ
れ、かつ表示領域A、Aには夫々同一の内容を示す
商品のバーコードが印刷されている。
前記表示ラベルAの表示紙1とPETフィルム3とはポ
リエチレン樹脂層4を介して結合されている。
この場合通常のラミネート温度に近い溶融温度(たとえ
ば310℃)で供給されるポリエチレン樹脂層4はその
上方の表示ラベル紙1の裏面に熱ラミネーション法によ
って実質的に剥離不能に密着形成されたポリエチレンエ
ミネート層2の部分とは溶融状態で部分的に相溶し、引
きつづく圧着冷却により相互に強固に一体化される。一
方下方の異種の熱可塑性樹脂であるPETフィルム3と
は約40g/cmの(180°方向)剥離強度をもって剥
離可能に結合されている。この剥離強度は表示ラベルを
通常の取扱い常態で一体化しておくためには充分である
が、感圧性接着剤層5による剥離強度に比較しては極め
て小さい。
尚全体の表示ラベルAの中、こゝでは領域Aのみを容
易に切離すことができるように、分離される側のラベル
領域Aの外縁部のフィルム3と樹脂層4との間の剥離
面に予めスリットを入れて剥離代8を形成すると共に、
被着体に残される側のラベル領域AのPETフィルム
3の剥離面にコロナ放電等による表面処理域9を形成
し、領域AではAのようなフィルム間の剥離が生じ
ないようにしてある。このようなコロナ放電加工は表示
紙1、PETフィルム3、ポリエチレン層4等のラミネ
ート加工時にたとえばPETフィルム3の表面の領域A
に相当する部分に流れに沿ってコロナ放電を加えるこ
とによって容易に達成できる。表面処理域は図示のよう
に領域Aの全面にわたってもよく、また切取線7に沿
って帯状(図中では右側)に設けてもよい。コロナ処理
に代えてACコード等の下地処理を施してもよい。
このような表示ラベルAを使用する際には、剥離紙6を
除き、ラベル全体を感圧性接着剤層5によって被着物と
しての商品(図示せず)に接着させる。このような状態
でたとえば商品出荷時に領域Aのラベルのみを切離し
て集札しておき、適宜なときに一括してバーコードリー
ダで内容を読み取る。
この場合、領域Aの左縁部のPETフィルム3とポリ
エチレン樹脂層4との間の結合面には予めナイフ等によ
りスリットを入れて剥離代8を形成してあるのでラベル
はこゝを起点として容易に剥離される。シルム3と
樹脂層4の間の剥離強度は前記のように40g/cm程度
であり接着剤層5の剥離強度よりは遥かに低いので、表
示ラベル1のA領域はPETフィルム3を被着体表面
に残して容易に剥離される。
剥離が中央の切取線7に達すると、それより右側の部分
にはコロナ放電加工による密着面9が形成されているの
で、ラベルAはそれ以上剥離せずラベル領域Aが切
取線7に沿ってラベル領域Aから分離される。
このようにラベルに関する作業は単に切取り、集札のみ
なので、出荷作業等に遅滞をもたらすことはなく、読取
り、集計等は後で一括して行なわれるので誤りも少なく
なる。
尚ラベルの領域AはPETフィルム3の上面から剥離
されるのでラベルの剥離時に商品自体の表面を傷付ける
ことは全くなく、またこの剥離面には粘着ラベルによる
場合と異なって何等の粘着性も存在しないので汚れの付
着等のおそれもなく剥離した側のラベルの処理も容易で
ある。
尚図中では全く同一の内容の二枚の管理ラベルA、A
からなる場合について説明したが、実際にはラベルの
表示は各領域間で適宜異ったものでもよく、また切取線
の設定や剥離部の形成も夫々場合に応じて変えることが
できる。
第3図および第4図は本考案の別の実施例としての管理
用ラベルBおよび出荷用ラベルBからなるラベルB
の断面および平面を夫々示す説明図である。
表示ラベルBはPETフィルム12、14をポリエチレ
ン樹脂層13を介して前記と同様に剥離可能に結合させ
たフィルム積層体の両面に感圧性接着剤15、15を塗
布し、その両面に剥離紙を貼着させた形態の中間原料
(図示せず)からつくられる。
この中間原料の上面の剥離紙を除いて表示紙11を感圧
性接着剤層15で接着すれば表示ラベルが形成される。
PETフィルム12、14の中の一方、この例ではフィ
ルム12の下面にコロナ処理面19が形成されてPET
フィルム12とポリエチレン樹脂層13とを密着させ、
一方剥離がPETフィルム14とポリエチレン樹脂層1
3との間で起こるようにしてある。
第3図および第4図に示すように表示ラベルBの中央部
にはPETフィルム14の上面に達する切取線17が形
成され、一方管理ラベルとなるラベル表示領域Bの外
端部には剥離紙16側からポリエチレン樹脂層13の下
面に達する切込線18が形成されている。
第4図に示すように表示領域BおよびBには前記切
取線17を中心として互いに等しい部分に分けられるよ
うな特定のバーコード表示が印刷されており、切取線1
7に沿って分離するとBおよびBに互いに同一のバ
ーコードが表示されるようにしてある。
この表示ラベルBは予めラベル領域B側の切込線18
に沿ってその左側の縁部20からPETフィルム14お
よび下層側の粘着剤層15を除いた状態に加工されてい
る。
この状態で表示ラベルを被着体に接着させると、切込線
18から左側の縁部20が被着体の表面から離なれてい
るので、後でこの縁部20を剥し代として表示領域B
を容易に剥離しPETフィルム14とポリエチレン樹脂
層13との剥離面に沿って剥離することができる。
前記実施例の場合と同様にPETフィルム12とポリエ
チレン樹脂層とはコロナ放電処理面19で密着してお
り、ラベル領域Bは剥離が切取線17に達するとこの
線に沿ってラベル領域Bから分離される。
本実施例では分離されるラベル領域Bの剥離縁部20
がずでに被着面から浮いた状態となっているので剥離の
きっかけが確実に得られる。
尚本考案において前記各ラベル表示領域の数は二つ以上
任意のものとすることができ、 またラベル中の剥離面を形成するフィルムないしは樹脂
層の材料の組合せについてもPET−ポリエチレンの
他、PET−EVA、ポリプロピレン−ポリエチレン、
ポリプロピレン−EVA等々互いに異なった種類の熱可
塑性樹脂を適宜に合せて用いることができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、商品等に貼着される表示
ラベルを互いに切離なし可能な多連表示ラベルの形態と
することにより、商品の取扱い過程で容易にラベルを分
離して商品管理のために用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面を示す説明図、第2図
は前記実施例の平面を示す説明図、第3図は本考案の別
の実施例の断面を示す説明図、第4図は前記実施例の平
面を示す説明図である。 図中 1、11……表示ラベル 2……ポリエチレンラミネート 3、12、14……PETフィルム 4、13……ポリエチレン樹脂層 5、15……感圧性接着剤層 6、16……剥離紙 7、17……切取線 8、18……剥離代(剥離縁部) 9、19……コロナ放電処理域

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なった熱可塑性樹脂層を互いに剥離可能
    に結合させたフィルム積層体を、表示紙と剥離紙との間
    に設けた表示ラベルにおいて、 前記異なった熱可塑性樹脂層3、4の一方の熱可塑性樹
    脂層4が前記表示紙1の裏面に剥離不能に形成されたこ
    れと同系の熱可塑性樹脂層2と他方の異種の熱可塑性樹
    脂層3との間に溶融状態で供給されて冷却圧着されてお
    り、 前記表示ラベル1が互いに対応する表示を有する複数の
    表示領域A、A……に区分され、各表示領域A
    ……が互いに切離し可能になされていることを特徴
    とする表示ラベル。
  2. 【請求項2】前記異なった熱可塑性樹脂層がポリエチレ
    ン層4とポリエチレンテレフタレートフィルム3とから
    なり、前記ポリエチレン層4が前記表示紙1の裏面に熱
    ラミネーション法によって剥離不能に形成したポリエチ
    レンラミネート層2と前記ポリエチレンテレフタレート
    フィルム3との間に溶融状態で供給され冷却圧着されて
    いる前記請求項1記載の表示ラベル。
  3. 【請求項3】前記異なった熱可塑性樹脂層がポリエチレ
    ン層13を挟持した一対のポリエチレンテレフタレート
    フィルム12、14からなり、いずれか一方のフィルム
    面にコロナ放電等の表面処理19を施した状態で前記ポ
    リエチレン層13を一対のフィルム12、14間に溶融
    状態で供給し冷却圧着させたことを特徴とする請求項1
    記載の表示ラベル。
  4. 【請求項4】前記表示ラベルの複数の表示領域A、A
    ……が表示紙1の表面から熱可塑性樹脂層3、4間の
    剥離面迄達する切込線7によって互いに切離し可能に区
    分され、かつ少なくとも一つの表示領域Aの端部には
    前記積層体中の剥離面の両側の樹脂層3、4を予め分離
    させた剥離代8が形成されている請求項1記載の表示ラ
    ベル。
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