JP5488729B2 - 配送用シール、配送用シールの使用方法、識別シール、識別シールの使用方法 - Google Patents

配送用シール、配送用シールの使用方法、識別シール、識別シールの使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、配送用シール、配送用シールの使用方法、識別シール、識別シールの使用方法に関するものである。
近年、被着体である冊子状の印刷物その他の軽量物を対象とする「メール便」と呼ばれる宅配サービスが多く利用されている。
この「メール便」は、配送業者が送り主から配送物を預かり、集荷した配送物を配達地域別に仕分けして発送し、受取人の郵便受け等に配送物を投函して配送を完了するもので、配送物が投函可能な大きさのものに制限されている。
このサービスでは、従来から実施されている宅配便と異なり、配送物を受取人に渡す際に受領印や、サインを貰う、いわゆる判取りは行わない。
通常の宅配システムでは、伝票に記載された番号で配送物の配送状況を管理しているが、「メール便」でも、管理番号のみが表示されたラベルを配送伝票とともに配送物に貼付し、配送状況の管理に使用している。
そこで、配送物に届け先(受取人)の住所のみを記載し、併せて機械読取り用のコードだけが印刷されたラベルを貼付する配送システムが提供されている。
このシステムにおいて、受取人の確認は前述の機械読取り用のコードを携帯端末で読取ることによって、コードに紐つけされた受取人名を携帯端末の表示部に表示させて確認するというものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−272914号公報
また、近年では、通常条件で送付される通常メール便のほかに、速達扱いの速達メール便等、複数の種別が出現している。
そこで本発明は、1つのシールであっても複数の種別に対応して使用することができる配送用シール、配送用シールの使用方法、識別シール、識別シールの使用方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、剥離基材の剥離処理面上に粘着剤層を介して紙基材が貼り合わされた積層体からなり、前記紙基材表出面に表示された取扱種別表示及び配送情報を選択することによって速達、通常何れにも使用することが可能な配送用シールであって、前記紙基材には配送物に貼付される矩形状の貼付シール部が前記紙基材を貫通する貼付シール部周縁切込みによって形成され、前記貼付シール部には主シール部とその両脇の副シール部に分断する二本の切取りミシンが貼付シール部の短辺に平行に、かつ、紙基材を貫通する状態で形成され、前記主シール部の紙基材表出面には管理コードが機械読み取り可能に印刷され、貼付シール部の外側で、かつ、配送用シールの紙基材表出面には問い合わせ情報が目視可能に印刷され、一方の切取りミシンで主シール部と副シール部を分断し、主シール部を剥離基材から引き剥がしたときに、他方の副シール部が主シール部に連接して剥がされ、貼付シール部が剥がされた配送用シールは客控となることを特徴とする配送用シールである。
・第2の発明は、第1の発明の配送用シールにおいて、一方の切取りミシンの近傍の紙基材表出面には、速達の取扱種別表示が印刷によって表示され、他方の切取りミシンの近傍の紙基材表出面には、通常の取扱種別表示が印刷によって表示され、配送物の大きさを示す配送情報及び当該配送情報を囲むマークガイドが前記それぞれの切取りミシンを跨ぐように印刷されていることを特徴とする配送用シールである。
・第3の発明は、第1の発明の配送用シールにおいて、貼付シール部周縁切込みの一方の短辺の切込み近傍の紙基材表出面には、速達の取扱種別表示が印刷によって表示され、他方の短辺の切込み近傍の紙基材表出面には、通常の取扱種別表示が印刷によって表示され、配送物の大きさを示す配送情報及び当該配送情報を囲むマークガイドが前記それぞれの切取りミシンを跨ぐように印刷されていることを特徴とする配送用シールである。
・第4の発明は、剥離層を備える剥離基材と、前記剥離基材上に粘着層及び基材を備えるシール層とが積層された識別シールで(1,1−1,1−2,1−3,201,301,401,501)あって、周辺シール部(10)と、前記シール層により形成され、前記基材を貫通する貼付シール部周縁切込み(11,411,511)によって、前記周辺シール部から分離して剥離基材から剥離可能に形成された貼付シール部(20,20−1,220,320,420,520)とを備え、前記貼付シール部は、主シール部(30,30−1,230,330,430,530)と、第1分離線(41,41−2,41−3,241,341,441,541)を介して前記主シール部に連設された第1副シール部(40,40−1,240,340,440,540)と、第2分離線(51,51−2,51−3,251,351,451,551)を介して前記主シール部に連設された第2副シール部(50,50−1,250,350,450,550)とを備え、前記第2分離線で分離して前記剥離基材から剥離することにより前記主シール部及び前記第1副シール部が一体で剥離する態様と、前記第1分離線で分離して前記剥離基材から剥離することにより前記主シール部及び前記第2副シール部が一体で剥離する態様とが選択可能であること、を特徴とする識別シールである。
・第5の発明は、第4の発明の識別シールにおいて、前記第1副シール部(40−1,240,340,440,540)は、第1副シール部識別情報(42b−1)を備え、前記第2副シール部(50−1,250,350,450,550)は、第2副シール部識別情報(52b−1)を備えること、を特徴とする識別シールである。
・第6の発明は、第5の発明の識別シールにおいて、前記周辺シール部(10)及び前記第1副シール部(40−1,240,340,440,540)に設けられ、前記貼付シール部周縁切込みを跨ぐように配置された第1細識別情報(43−1)と、前記周辺シール部及び前記第2副シール部(50−1,250,350,450,550)に設けられ、前記貼付シール部周縁切込みを跨ぐように配置された第2細識別情報(53−1)とを備えること、を特徴とする識別シールである。
・第7の発明は、第4の発明の識別シールにおいて、前記主シール部(30)は、前記第1分離線(41,41−2,41−3)側に主シール部第1識別情報(42a)を備え、前記第2分離線(51,51−2,51−3)側に主シール部第2識別情報(52a)を備えること、を特徴とする識別シールである。
・第8の発明は、第7の発明の識別シールにおいて、前記主シール部(30)及び前記第1副シール部(40)に設けられ、前記第1分離線(41,41−2,41−3)を跨ぐように配置された第1細識別情報(43)と、前記主シール部及び前記第2副シール部(50)に設けられ、前記第2分離線(51,51−2,51−3)を跨ぐように配置された第2細識別情報(53)とを備えること、を特徴とする識別シールである。
・第9の発明は、第6又は第8の発明の識別シールにおいて、前記第1細識別情報(43,43−1)及び前記第2細識別情報(53,53−1)は、それぞれ複数の種類が設けられていること、を特徴とする識別シールである。
・第10の発明は、第6、第8又は第9の発明の識別シールにおいて、前記各第1細識別情報(43,43−1)及び前記各第2細識別情報(53,53−1)の周囲全周又は周囲一部に、前記貼付シール部周縁切込みを跨ぐように配置されたマークガイド(44,54)を備えること、を特徴とする識別シールである。
・第11の発明は、第4から第10のいずれかの発明の識別シールにおいて、前記主シール部(30,30−1,230,330,430,530)、前記周辺シール部(10)にそれぞれ設けられた管理情報(62,63)を備えること、を特徴とする識別シールである。
・第12の発明は、第4から第11のいずれかの発明の識別シールにおいて、前記識別シールは、配送用シール(1,1−1,1−2,1−3,201,301,401,501)であり、前記貼付シール部(20)は、配送物(70)である被着体に再貼付され、前記周辺シール部(10)は、配送元の控えであること、を特徴とする識別シールである。
・第13の発明は、第12の発明の識別シールにおいて、前記周辺シール部(10)の前記管理情報(62)が設けられた部分(62a)は、分離線(62b)により前記周辺シール部から分離可能であり、発送元の控え片に再貼付可能であること、を特徴とする識別シールである。
・第14の発明は、第4から第13のいずれかの発明の識別シールの使用方法であって、前記貼付シール部(20,20−1,220,320,420,520)を、前記第2分離線(51,51−2,51−3,251,351,451,551)で分離して前記剥離基材から剥離することにより前記主シール部(30,30−1,230,330,430,530)及び前記第1副シール部(40,40−1,240,340,440,540)が一体で剥離する態様と、前記第1分離線(41,41−2,41−3,241,341,441,541)で分離して前記剥離基材から剥離することにより前記主シール部及び前記第2副シール部(50,50−1,250,350,450,550)が一体で剥離する態様とを選択する工程と、剥離した前記貼付シール部を、被着体に再貼付する工程とを備えること、を特徴とする識別シールの使用方法である。
・第15の発明は、剥離層を備える剥離基材と、前記剥離基材上に粘着層及び基材を備えるシール層とが積層された識別シールであって、周辺シール部(10)と、前記シール層により形成され、前記基材を貫通する貼付シール部周縁切込み(11,411,511)によって、前記周辺シール部から分離して剥離基材から剥離可能に形成された貼付シール部(20,20−1,220,320,420,520,620)とを備え、前記貼付シール部は、主シール部(30,30−1,230,330,430,530,630)と、一端が易分離端(41U,241U,341U,441U,541U,641U)であり他端が難分離端(41D,241D,341D,441D,541D,641D)である第1分離線(41,41−2,41−3,241,341,441,541,641)を介して、前記主シール部に連設された第1副シール部(41,41−2,41−3,241,341,441,541,641)とを備え、前記易分離端側から剥離することにより、前記主シール部と前記第1副シール部とを前記第1分離線で分離して、前記主シール部を前記剥離基材から剥離し、前記難分離端側から剥離することにより前記主シール部及び前記第1副シール部を一体で前記剥離基材から剥離すること、を特徴とする識別シールである。
・第16の発明は、第15の発明の識別シールにおいて、前記第1分離線(41,41−2,41−3,241,341,441,541,641)は、前記易分離端(41U,241U,341U,441U,541U,641U)が貼付シール部周縁切込み(11,411,511)に連続しており、前記難分離端(41D,241D,341D,441D,541D,641D)が貼付シール部周縁切込み(11,411,511)に不連続であること、を特徴とする識別シールである。
・第17の発明は、第15又は第16の発明の識別シールにおいて、前記貼付シール部(20,20−1,220,320,420,520)は、前記第1副シール部に加えて、第2分離線(51,51−2,51−3,251,351,451,551)を介して前記主シール部(30,30−1,230,330,430,530)に連設された第2副シール部(50,50−1,250,350,450,550)を備え、前記第2分離線は、前記第1分離線の前記易分離端(41U,241U,341U,441U,541U,641U)側が、難分離端(51U,251U,351U,451U,551U)であり、前記第1分離線の前記難分離端(41D,241D,341D,441D,541D,641D)側が、易分離端(51D,251D,351D,451D,551D)であり、前記貼付シール部(20,20−1,220,320,420,520)は、前記主シール部及び前記第1副シール部と、前記第2副シール部とを前記第2分離線で分離して、前記主シール部及び前記第1副シール部を前記剥離基材から剥離し、前記主シール部及び前記第2副シール部と、前記第1副シール部とを前記第1分離線で分離して、前記主シール部及び前記第2副シール部を前記剥離基材から剥離すること、を特徴とする識別シールである。
・第18の発明は、第17の発明の識別シールにおいて、前記貼付シール部(20,20−1,220,320,420,520)は、一辺側に前記第1分離線(41,41−2,41−3,241,341,441,541)の易分離端(41U,241U,341U,441U,541U)と、前記第2分離線(51,51−2,51−3,251,351,451,551)の難分離端(51U,251U,351U,451U,551U)とが配置され、前記一辺側に対向する他辺側に前記第1分離線の難分離端(41D,241D,341D,441D,541D)と、前記第2分離線の易分離端(51D,251D,351D,451D,551D)とが配置され、前記他辺側から剥離することにより、前記主シール部及び前記第1副シール部と、前記第2副シール部とを、前記第2分離線の易分離端から分離して、前記主シール部及び前記第1副シール部を前記剥離基材から剥離し、前記一辺側から剥離することにより、前記主シール部及び前記第2副シール部と、前記第1副シール部とを、前記第1分離線の易分離端から分離して、前記主シール部及び前記第2副シール部を前記剥離基材から剥離すること、を特徴とする識別シールである。
・第19の発明は、第18の発明の識別シールにおいて、前記貼付シール部(420,520)は、前記主シール部の前記他辺側を前記一辺側に向けて剥離するか、前記一辺側から前記他辺側に向けて剥離するか、を選択できるものであり、前記貼付シール部周縁切込み(411,511)のうち前記第1副シール部(441,541)及び前記周辺シール部(10)間の境界(411a)は、前記主シール部の前記他辺側を前記一辺側に向けて剥離する状態で、前記第1副シール部及び前記周辺シール部間の境界の分離強度を、前記第2分離線(451,551)の分離強度と同等に調整する第1調整切込み(411a)であり、前記貼付シール部周縁切込みのうち前記第2副シール部(450,550)及び前記周辺シール部(10)間の境界(411b)は、前記主シール部の前記一辺側を前記他辺側に向けて剥離する状態で、前記第2副シール部及び前記周辺シール部間の境界の分離強度を、前記第1分離線(441,541)の分離強度と同等に調整する第2調整切込み(411b)であること、を特徴とする識別シールである。
本発明によれば、1つのシールであっても、複数の種別に対応して使用することができる配送用シール及びその使用方法を提供できる。
また、本発明は、被着体の識別に好適な識別シール、識別シールの使用方法を提供できる。
本発明の配送用シールの第1実施形態について説明するための図である。 第1実施形態の配送用シールの使用方法の一例について説明するための図である。 第1実施形態の速達メール便に使用される客控の一例について説明するための図である。 第1実施形態の図3から剥がされた貼付シール部の一例について説明するための図である。 第1実施形態の配送用シールの他の形態について説明するための図である。 第1実施形態の速達メール便に使用される客控の他の一例について説明するための図である。 第1実施形態の図5から剥がされた貼付シール部の一例について説明するための図である。 第1実施形態の切取りミシンの変形例を示す図である。 第1実施形態の切取りミシンの他の変形例を示す図である。 第1実施形態の貼付シール部が貼付された配送物の一例について説明するための図である。 第2実施形態の配送用シール201を説明する図である。 第2実施形態の貼付シール部220の剥離方法を説明する図である。 第2実施形態の貼付シール部220の剥離方法を説明する図である。 第3実施形態の配送用シール301を説明する図である。 第4実施形態の配送用シール401を説明する図である。 第4実施形態の貼付シール部420の剥離方法を説明する図である。 第5実施形態の配送用シール501を説明する図である。 第6実施形態の配送用シール601を説明する図である。 第6実施形態の貼付シール部620の「速達」選択時の使用方法を説明するである。 第6実施形態の貼付シール部620の「通常」選択時の使用方法を説明するである。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の配送用シールの一実施形態について説明するための図である。
図1aの二点鎖線内は、切取りミシン41の上端41U近傍を拡大して示す図である。
図1bの二点鎖線内は、切取りミシン41の下端41D近傍を拡大して示す図である。
図1において、本実施形態の配送用シール1は図示しないが、積層構造(積層体)になっており、剥離基材の片面に粘着剤層を伴った紙基材が貼り合わされている。
剥離基材の片面には、剥離層が設けられている。つまり、剥離基材の粘着剤と接する面には剥離処理が施されており、紙基材が容易に剥離基材から剥がせるようになっている。
配送用シール1は、紙基材表出面に印刷された取扱種別情報、配送情報を選択することによって速達、通常何れにも使用することができるようになっている。
本実施形態の以下の説明では、配送物が「速達」で取り扱われる例で説明する。
紙基材側には、配送物に貼付される矩形状の貼付シール部20が前述の紙基材を貫通する貼付シール部周縁切込み11(貼付シール部周縁切込み)によって形成されている。
貼付シール部20には、主シール部30とその両脇の副シール部40,50に分断する二本の切取りミシン41,51(第1分離線、第2分離線)が、紙基材を貫通する状態で貼付シール部20の短辺に平行に形成されている。
本実施形態の配送用シール1は、剥離基材と紙基材が薄い粘着剤層によって貼り合わされており、前述の紙基材を貫通する貼付シール部周縁切込み11及び切取りミシン41,51は、多くの場合、薄い粘着剤層をも貫通する状態で形成されている。
後述するように、一方の切取りミシン41,51で主シール部30と副シール部40,50を分断し、主シール部30を剥離基材から引き剥がしたときに、他方の副シール部40,50が主シール部30に連接して剥がれるようになっている。
また、主シール部30の紙基材表出面には管理コード63が機械読み取り可能に印刷され、貼付シール部20の外側、配送用シール1の紙基材表出面には問合せ情報62が目視可能に印刷されている。
上記問合せ情報62は、数字、アルファベット、記号、仮名、又はこれらの組合せで構成される。以下の説明では、問合せ情報62は、数字だけで構成された「問合せ番号」の例で説明する。
また、貼付シール部周縁切込み11の外側、客控10となる配送用シールの表出面には、「速達扱引き剥がし」や、「通常扱引き剥がし」などの文言、「速達サービス」や、「通常サービス」などの取扱種別表示(以下、本実施形態の説明では、取扱種別表示を文字で表示する例で説明する)が印刷によって表示されている。
また、貼付シール部20の切取りミシン41,51の近傍の紙基材表出面(図1の切取りミシン41,51の左右)には、前述の取扱種別表示「速達」、「通常」の文字や、配送情報43,53である「A4 230」、「B4 350」などの文字、配送情報43,53を囲むマークガイド44,54が印刷されている。配送情報43,53や、マークガイド44,54は、何れも切取りミシン41,51を跨ぐように印刷されている。
すなわち、配送用シール1の構成は、以下の通りである。
配送用シール1は、剥離基材上にシール層が積層されて構成されている。
剥離基材は、上面に剥離層が積層されている。
シール層は、紙基材の下面に接着剤層が積層されている。この接着剤層の粘着剤は、再貼付可能な種類である。
剥離基材及びシール層は、貼付シール部周縁切込み11によって、客控10(周辺シール部)と、貼付シール部20とに分断されている。
貼付シール部周縁切込み11の断面形状は、シール層を貫通して、剥離基材の上部まで達している(図示は省略する)。これは、貼付シール部周縁切込み11が粘着剤層を完全に貫通することにより、貼付シール部20が剥離基材から剥離しやすくなるためである。
貼付シール部20は、シール層により形成され、剥離基材から剥離して、客控10から分離可能に形成されている。貼付シール部20の外形は、左右方向に長い長方形である。
貼付シール部20は、主シール部30、副シール部40(第1副シール部)、副シール部50(第2副シール部)を備える。
主シール部30は、貼付シール部20の中央の部分である。
副シール部40は、切取りミシン41(第1分離線)を介して主シール部30の右側に連設されている。
切取りミシン41は、貼付シール部20の右側の領域に配置されている。切取りミシン41は、縦方向に平行であり、貼付シール部20の上辺及び下辺間を結ぶような線である。
切取りミシン41のカット部の断面形状は、貼付シール部周縁切込み11と同様に、シール層を貫通して、剥離基材の上部まで達しており、副シール部40が剥離しやすくなっている(図示は省略する)。
図1aの二点鎖線内に示すように、切取りミシン41の上端41U(一端)は、易分離端である。すなわち、切取りミシン41の上端41Uに配置された切込み41bは、切取りミシン41の上端のカット部41aと、貼付シール部周縁切込み11の上辺とを、斜めに接続する。このため、カット部41aは、切込み41bを介して、貼付シール部周縁切込み11に連続している。
これにより、主シール部30及び副シール部40は、切取りミシン41の上端41Uの切込み41bをきっかけにして分離しやすい。
一方、図1bの二点鎖線内に示すように、切取りミシン41の下端41D(他端)は、難分離端である。すなわち、切取りミシン41の下端41Dは、アンカット部41dであり、貼付シール部周縁切込み11に不連続である。
このため、主シール部30及び副シール部40は、切取りミシン41の下端41Dでは、上端41Uよりも分離しにくく、切取りミシン41では分離しない。
貼付シール部20を剥離する場合の切取りミシン41の作用については、後述する。
取扱種別表示42a(主シール部第1識別情報)は、主シール部30内の右側(切取りミシン41側)の領域であって、切取りミシン41の近傍に配置されている。取扱種別表示42aは、「速達」の文字が視認可能に印刷されたものである。
副シール部40には、取扱種別表示42aに対応して、「速達」の文字が印刷された取扱種別表示42bが設けられている。
また、客控10内の右側(副シール部40側)の領域には、取扱種別表示42aに対応して、「速達サービス」の文字が印刷された取扱種別表示42cが設けられている。
配送情報43(第1細識別情報)は、主シール部30内の右側の領域と、副シール部40とに連続するように設けられており、切取りミシン41を跨ぐように配置されている。
配送情報43は、「A4 230」、「B4 350」の2種類が設けられており、配送物の大きさ、配送料金の情報が印刷されている。つまり、配送情報43は、取扱種別「速達」を、さらに詳細に識別するための情報である。
マークガイド44は、配送情報43の周囲全周に、切取りミシン41を跨ぐように配置されている。
なお、マークガイド44は、配送情報43の周囲一部に設けてもよい。この場合には、例えば、括弧の記号等を、配送情報43の左側及び右側に設ければよい。
副シール部50は、切取りミシン41と同様な、切取りミシン51(第2分離線)を介して主シール部30の左側に連設されている。
副シール部50及び切取りミシン51の外形は、主シール部30の中心を対称の中心として、副シール部40及び切取りミシン41と点対称である。このため、切取りミシン51の易分離端、難分離端の配置は、切取りミシン41とは上下反対になる。
そのため、貼付シール部20の上辺側(一辺側)には、切取りミシン41の上端41Uである易分離端が配置され、かつ、切取りミシン51の上端51Uである難分離端が配置される。
一方、貼付シール部20の下辺側(他辺側)には、切取りミシン41の下端41Dである難分離端され、かつ、切取りミシン51の下端51Dである易分離端が配置される。
貼付シール部20を剥離する場合の切取りミシン51の作用については、後述する。
取扱種別表示52a(主シール部第2識別情報)は、主シール部30内の左側(切取りミシン51側)の領域であって、切取りミシン51の近傍に配置されている。取扱種別表示52aは、「通常」の文字が視認可能に印刷されたものである。
副シール部50には、取扱種別表示52aに対応して、「通常」の文字が印刷された取扱種別表示52bが設けられている。
また、客控10内の左側(副シール部50側)の領域には、取扱種別表示52aに対応して、「通常サービス」の文字が印刷された取扱種別表示52cが設けられている。
配送情報53(第2細識別情報)は、主シール部30内の左側の領域と、副シール部50とに連続するように設けられており、切取りミシン51を跨ぐように配置されている。
配送情報53は、配送情報43と同様に、取扱種別「通常」を、さらに詳細に識別するための情報である。配送情報53は、「150 A4」、「300 B4」が設けられている。
マークガイド54は、マークガイド44と同様に、配送情報53の周囲全周に、切取りミシン51を跨ぐように配置されている。
客控10、貼付シール部20の主シール部30は、同一の番号(管理情報)が付された、問合せ情報62、管理コード63を備える。
客控10の問合せ情報62は、番号のみが問合せ情報片62aに印刷されている。
問合せ情報片62aは、切り込み線である分離線62bによって客控10と分離している。分離線62bは、貼付シール部周縁切込み11等と同様に、シール層を貫通している。
これにより、問合せ情報片62aは、客控10から分離して、剥離基材から剥離できる。
主シール部30の管理コード63には、番号に加えて、その番号を示すバーコードが付されている。バーコードは、取扱店が配送物の荷受のためポスレジスターで読み込んだり、配送担当者が配送管理のため携帯端末で読み込むために利用されたりする。
(使用方法)
図2を参照して配送用シール1の使用方法の一例について説明する。
配送物取扱店では、配送物の配送依頼があったときに、まず、集荷票(図示せず)に配送物の受取人の氏名を記載し、品名欄にマークを記載し、出荷票の金額記載欄に金額を、日付記載欄に受取日を記載する。
なお、信書の取り扱いができない等の事情がある場合には、取扱店の担当(作業者)は、配送物70が信書ではないという署名を、依頼者に対して依頼する。依頼者は、了解すると、署名シート(図示しない)に署名する。
署名シートは、複写片になっており、署名の店舗控、署名の客控を備える。複数の配送物70を同時に依頼する場合でも、署名シートは、1枚でよい。
取扱店の担当は、配送物を確認して、配送情報43,53が印刷されている位置にマークを記載する。マークガイドが印刷されている場合はマークガイドに沿ってマークを記載する。
図2は、配送物が「速達」扱いで依頼され、配送用シールに印刷されている「速達」扱い配送情報の周りにマーク44aを記載した例である。
図10に示すように、取扱店の担当は、配送物70に受取人の宛先情報71が正確に記載されていることを確認し、配送用シール1から貼付シール部20を剥がす。
取扱店の担当は、受取人の宛先情報71に重ならない所定の場所に貼付シール部20を再貼付する。
図3を参照して、速達メール便に使用される配送用シールの客控の一例について説明する。
配送物は「速達」扱いであるため、図2に示す右上コーナ部の切取りミシン41の引き剥がし部(切取りミシン41の切込み41b)から、主シール部30を左側(左側の副シール部50)に向かって剥がしてゆく。
前述したように、右側の切取りミシン41の上端41Uのカット部41aは、切込み41bによって、貼付シール部周縁切込み11に接続されている。このため、主シール部30及び剥離基材は、上辺側が切込み41bをきっかけに、切取りミシン41から貼付シール部周縁切込み11に沿って右側から左側に向けて剥離し、かつ、上辺側から下辺側に向けて剥離する。また、主シール部30及び副シール部40は、切取りミシン41によって容易に分離する。
剥離は、上辺を左側に進み、切取りミシン51の上端51Uに達する。
ここで、前述したように、左側の切取りミシン51は、貼付シール部周縁切込み11の手前の上端51Uがアンカット部となっている。なお、切取りミシン51の上端51Uが主シール部30及び副シール部50を連結する強度は、主シール部30及び副シール部50が接着剤層から剥離する場合に切取りミシン51の上端51Uに加わる力よりも、十分に強く設定してある。
このため、剥離が切取りミシン51の上端51Uに達しても、主シール部30及び副シール部50は、左側の切取りミシン51で分離しない。
そのため、主シール部30及び副シール部50は、連接された状態で貼付シール部周縁切込み11に沿って、一体で剥離基材から剥がされる。
このようにして、貼付シール部20は、主シール部30、副シール部40及び副シール部50のうち主シール部30及び副シール部50のみが剥離基材から分離し、副シール部40が剥離基材上に残存した状態となる。
なお、貼付シール部20は、副シール部50の左上コーナ部から剥離してもよい。
この場合には、副シール部50及び剥離基材間の剥離が、副シール部50の上辺側のうち左上コーナ部から始まり、左側から右側に進み、切取りミシン51の上端51Uに到達する。切取りミシン51の上端51Uは、アンカット部(難分離端)であるので、主シール部30及び副シール部50は、左側の切取りミシン41,51で分離することがない。
そして、主シール部30及び剥離基材間の剥離は、切取りミシン41の上端41Uに到達する。切取りミシン41の上端41Uは、易分離端であるので、主シール部30及び副シール部40は、切取りミシン51の上端41Uの切込みをきっかけに分離する。
これにより、前述した例と同様に、主シール部30及び副シール部50のみが剥離基材から分離し、副シール部40が剥離基材上に残存する態様となる。
なお、詳細な説明は省略するが、配送物が「通常」扱いの場合には、マークガイド54にマークした後、主シール部30を、切取りミシン51の下端51Dから右側に向かって剥離するか、副シール部40を右下コーナ部から左側に向かって剥離すればよい。
これにより、貼付シール部20は、主シール部30、副シール部40及び副シール部50のうち主シール部30及び副シール部40のみが剥離基材から分離し、副シール部50が剥離基材上に残存した態様となる。
このように、店舗の担当は、配送物の取扱種別に応じて、貼付シール部20の剥離方法を選択すればよいので、配送物の荷受を簡単に作業できる。
図3は、配送用シール1から、貼付シール部20の主シール部30と左側の副シール部が剥がされた後の状態を示しており、右側の切取りミシン41の外側にマーク44aが残されている。問合せ情報62が「1123―4567−8901」の配送物は速達で配送された証拠として依頼人に渡される。すなわち、配送用シール1は、貼付シール部20の主シール部30と左側の副シール部が剥がされた後は、剥離基材の剥離処理面2aが露出した状態の客控10として使用される。なお、前述した署名シートに署名した場合には、署名シートの客控(図示せず)も、依頼主に渡される。
問合せ情報62は、配送物の配送を依頼した者が配送物の配送状況を問合せる際に使用される。
なお、複数の配送物70を同時に依頼した場合には、複数の客控10が依頼主に渡され、客控10の管理が煩雑になる可能性がある。この場合には、依頼主は、複数の客控10から各問合せ情報片62aを剥離して、紙片等に貼付して、これを控え片として利用できる。前述した署名シートの客控え片がある場合には、各問合せ情報片62aを、この客控え片に貼付してもよい。
これにより、客控10を破棄等しても、問合せ情報62を確認できる。このため、依頼主は、署名シートの客控等のみを管理すればよいので、管理が容易になる。
図4は、図2の配送用シールから剥された主シール部30と切取りミシン51を介して連接された左側の副シール部50による貼付シール部20を示している。
貼付シール部20は、図4に示す状態で配送物に貼付される。
配送物は、取扱店から配達担当者が受け取る。
貼付シール部20の切取りミシン41の近傍には切取りミシン41を跨いで記載されたマーク44aの半分が表示されている。このことによって、配達担当者は、貼付シール部20が貼付された配送物は「速達」扱いの、大きさが「B4」の配送物であることが識別できる。
図10に示す配送物70が受取人のポストに投函される直前に、配送物70が配送されたことを記録に残すために、配送担当の携帯端末の光センサなどによって貼付シール部20の管理コード63が読み取られ、携帯端末に記憶される。
このように、配送用シール1は、「通常」、「速達」を選択して、配送物70の識別に利用できる。これにより、「通常」、「速達」用それぞれにシールを用意する必要がなく、シールの在庫管理が容易である。また、「通常」、「速達」用にそれぞれバーコードを発行する必要がないので、バーコードの番号を破棄することがなく、バーコードを有効利用できる。さらに、取扱店の担当は、配送物70の「通常」、「速達」に応じて、貼付シール部20の剥離方法を選択すればよいので、作業が簡単である。
図5を参照して本発明の配送用シールの他の実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、図1に示す配送用シール1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、又は同一の符号に枝番を付して、重複する説明を適宜省略する。
図5に示す配送用シール1−1と、図1で示した配送用シール1とは、形状が同一であり、各印刷の位置が異なる。
図1で示した例は、一方の切取りミシン41の近傍の紙基材表出面に、「速達」の取扱種別を識別させる取扱種別表示42a,42bが印刷によって表示され、他方の切取りミシン51の近傍の紙基材表出面に、「通常」の取扱種別を識別させる取扱種別表示52a,52bが印刷によって表示された例であった。
貼付シール部周縁切込み11の一方の短辺の切込み近傍の紙基材表出面に、「速達」の取扱種別表示が印刷によって表示され、他方の短辺の切込み近傍の紙基材表出面に、「通常」の取扱種別表示が印刷によって表示された例である。
図5に示す例の場合も、配送情報43−1,53−1及びマークガイド44−1,54−1が、切取りミシン41,51を跨ぐように印刷されている。
すなわち、配送用シール1−1の構成は、以下の通りである。
副シール部40−1(第1副シール部)は、取扱種別表示42b−1(第1副シール部識別情報)を備える。取扱種別表示42b−1は、取扱種別を識別するために、「速達」の文字が印刷されたものである。また、副シール部40−1の全面の色彩は、ハッチングで示すように、青色である。
客控10(周辺シール部)には、貼付シール部周縁切込み11を介して、取扱種別表示42b−1に対応する位置に、「速達」の文字が印刷された取扱種別表示42d−1が設けられている。
配送情報43−1(第1細識別情報)は、客控10及び副シール部40−1に連続するように設けられており、貼付シール部周縁切込み11を跨ぐように配置されている。
マークガイド44−1は、配送情報43−1の周囲全周に、切取りミシン41を跨ぐように配置されている。
同様に、副シール部50−1(第2副シール部)は、「通常」の文字が印刷された取扱種別表示52b−1(第2副シール部識別情報)を備える。また、副シール部50−1の全面の色彩は、ハッチングで示すように、赤色である。
客控10には、取扱種別表示52b−1に対応する位置に、「通常」の文字が印刷された取扱種別表示52d−1が設けられている。
配送情報53−1(第2細識別情報)は、客控10及び副シール部50−1に連続して、貼付シール部周縁切込み11を跨ぐように配置されている。
マークガイド54−1は、配送情報53−1の周囲全周に、切取りミシン51を跨ぐように配置されている。
図2に示す例では、「速達」と印刷されている取扱種別表示42a側の切取りミシン41によって主シール部30を剥がしたが、図5に示す例では、「通常」と印刷されている取扱種別表示52b−1側の切取りミシン51よって主シール部30−1を剥がす。
したがって、主シール部30−1を剥がす際の案内文「速達扱い引き剥がし」が、図2の例では貼付シール部20の上に、図5の例では貼付シール部20−1の下に印刷されている。
図5に示す配送用シール1−1の使用方法は、図2で説明した内容に準じているため省略する。
図6を参照して、速達メール便に使用される配送用シールの客控の一例について説明する。配送物は「速達」扱いであるため、図5に示す左側の切取りミシン51の引き剥がし部である下端51Dの切込みから、主シール部30−1を右側の副シール部40−1に向かって剥がしてゆく。
左側の切取りミシン51は、貼付シール部周縁切込み11までカット部が形成されており、主シール部30−1は切取りミシン51の下端51Dから貼付シール部周縁切込み11に沿って剥がされてゆく。
一方、右側の切取りミシン41は、貼付シール部周縁切込み11の手前である下端41Dが難分離端でありカット部が止まっているため、主シール部30−1は主シール部30−1に右側の副シール部40−1を右側の切取りミシン41で連接した状態で貼付シール部周縁切込み11に沿って剥がされる。
図6は、配送用シール1−1、貼付シール部20−1の主シール部30−1と右側の副シール部40−1が剥がされた後の状態を示している。右側の貼付シール部周縁切込み11の外側にマーク44a−1が残されており、問合せ情報62が「1123―4567−8901」の配送物は速達で配送された証拠として依頼人に渡される。すなわち、配送用シール1−1は、貼付シール部20−1の主シール部30−1と右側の副シール部40−1が剥がされた後は、剥離基材の剥離処理面2aが露出した状態の客控10として使用される。
問合せ情報62は、配送物の配送を依頼した者が配送物の配送状況を問合せる際に使用される。
図6に示すように、配送用シール1−1の場合には、マーク44a−1の半分は、客控10に直接記載されることになる。このため、客が客控10の携行時等に、副シール部50−1が剥離基材から剥離し紛失してしまったような場合でも、マーク44a−1が客控10に残る。これにより、この場合でも、客は、配送物の配送種別を確認できる。
図7は、図5の配送用シール1−1から剥がされた主シール部30−1と右側の副シール部40−1である。
貼付シール部20−1は、図7に示す状態で配送物に貼付される。
貼付シール部20−1の右側の短辺近傍の紙基材表出面に「速達」の取扱種別表示42b−1が印刷によって表示されている。
貼付シール部20−1には、貼付シール部周縁切込み11の短辺の切込みを跨いで記載されたマーク44a−1の半分が表示されている。このことによって、貼付シール部20−1が貼付された配送物は「速達」扱いの、大きさが「B4」の配送物であることが識別できる。
また、副シール部40−1の全面は、青色の色彩になっているので、配送担当等は、一目瞭然で、配送物の取扱種別が「速達」扱いであることを識別できる。
図10に示す配送物70が受取人のポストに投函される直前に、配送物70が配送されたことを記録に残すために、配送担当の携帯端末の光センサなどによって貼付シール部20−1の管理コード63が読み取られ、携帯端末に記憶される。
図8、図9に示す配送用シール1−2,1−3は、図1で示した配送用シール1とは、切取りミシン41−2,51−2、41−3,51−3の形状が異なる。
配送用シール1−2,1−3は、切取りミシン41−2,51−2、41−3,51−3のカット部の形状をジッパーミシンの片側の形状(以下、単にジッパーミシンという)とした例である。
ジッパーミシンにはさまざまな形状がある。
例えば、図8に示す切取りミシン41−2,51−2のように、引き裂く方向に直線を「く」の字に曲げた形状(図8aに拡大して示す)である。
また、図9に示す切取りミシン41−3,51−3のように引き裂く方向に直線を「く」の字に曲げ、「く」の字の先端をアンカット部に向けて更に「かぎ状」に曲げた形状(図9aに拡大して示す)などである。
更に、「Y字」状のカット部を直線状に縦に並べたものなども使用される。
図8及び図9に示す配送用シール1−2,1−3の詳細な説明は、図1で説明した内容に準じるため省略する。
以上説明したように、本実施形態の配送用シールは、従来宅配などで使用されるメール便で、配送のためのシールを通常メール便用と、速達メール便用とを別々に用意し使い分けする必要があったものを、一つの配送用シールにまとめることができ、取り違えて使用されることを抑制できる。また、在庫管理も容易になり、結果としてコストダウンを計ることもできる。
また、本実施形態の配送用シールは、一方の切取りミシンの近傍の紙基材表出面には、速達の取扱種別表示が印刷によって表示され、他方の切取りミシンの近傍の紙基材表出面には、通常の取扱種別表示が印刷によって表示され、配送物の大きさを示す配送情報及び当該配送情報を囲むマークガイドがそれぞれの切取りミシンを跨ぐように印刷されていることによって、配送物貼付シールを剥がす位置と取扱種別を示す表示の位置を同じ側に設定することができ、使い勝手を向上できる。
さらに、本実施形態の配送用シールは、貼付シール部周縁切込みの一方の短辺の切込み近傍の紙基材表出面には、速達の取扱種別表示が印刷によって表示され、他方の短辺の切込み近傍の紙基材表出面には、通常の取扱種別表示が印刷によって表示され、配送物の大きさを示す配送情報及び当該配送情報を囲むマークガイドがそれぞれの切取りミシンを跨ぐように印刷されていることによって、配送物貼付シールに余白が生まれ、配送物貼付シールの使用面積を広げることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第2実施形態以降の説明及び図面では、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
また、第2実施形態以降の配送用シールは、形状のみを第1実施形態から変更し、印刷に係る部分(取扱種別表示、配送情報、マークガイド、問合せ情報、管理コード等)、マークへの記入方法、配送物への貼付方法等は、第1実施形態と同様である。このため、第2実施形態以降は、形状に係る部分を主に説明し、印刷に係る部分、各使用方法等の図示、説明を適宜省略する。
図11は、第2実施形態の配送用シール201を説明する図である。
図11(a)は、切取りミシン241の拡大図である。
図11(b)は、切取りミシン251の拡大図である。
第2実施形態の配送用シール201の印刷に係る主な部分は、第1実施形態の配送用シール1−1と同様である(図5参照)。
配送用シール201は、切取りミシン241,251、つまみ245,255を備える。
切取りミシン241,251は、「く」の字側のカット部が配列されたジッパタイプである。
図11(a)に示すように、切取りミシン241は、斜めカット部241bの端部から、本カット部241aに向けて、微細な切込み241cが設けられている。
図11(b)に示すように、同様に、切取りミシン251は、斜めカット部251bの端部から、本カット部251aに向けて、微細な切込み251cが設けられている。
つまみ245,255は、店舗の担当が貼付シール部220を剥離するときに、つまめるようにした部分である。
つまみ245は、副シール部240の右下コーナ部から、外側に突出するように、設けられている。つまみ255は、副シール部250の左上コーナ部から、外側に突出するように、設けられている。
図12、図13は、第2実施形態の貼付シール部220の剥離方法を説明する図である。
店舗の担当等(作業者)は、以下のようにして、貼付シール部220を剥離できる。
ここでは、主シール部230、副シール部240を一体で剥離する例を説明する。
図12(1)に示すように、副シール部240のつまみ245をめくりあげて、副シール部240を左上に向けて、剥離基材から剥離する。
剥離は、副シール部240の右辺に沿って上側に向けて進み(矢印12a参照)、副シール部240の下辺に沿って左側に向けて進む(矢印12b参照)。
剥離は、副シール部240の下辺を左に向けて進むと、切取りミシン241の下端241Dに到達する。切取りミシン241の下端241Dは、アンカット部であり難分離端である。
下端241Dのアンカット部の強度は、主シール部230及び副シール部240が一体で剥離する場合に加わる力よりも十分に大きく設定してある。このため、主シール部230及び副シール部240は、切取りミシン241では分離しない。
図12(2)に示すように、そのため、主シール部230は、副シール部240と一体となって、下辺に沿って右側に向けて剥離する(矢印12c参照)。
図11(a)に示すように、主シール部230及び副シール部240は、切取りミシン241では分離しないが、切取りミシン241の斜めカット部241bの端部には、力が集中しようとして、亀裂が入ってしまう可能性がある(矢印11a参照)。実施形態では、切込み241cによって力を分散し(矢印11b参照)、この亀裂発生を抑制している。貼付シール部220は、破損が抑制される。
図13(3)に示すように、主シール部230の剥離は、左側に進むと、切取りミシン251の下端251Dに到達する。切取りミシン251の下端251Dは、易分離端である。このため、主シール部230及び副シール部250は、切取りミシン251で分離する。
図12(4)に示すように、主シール部230は、切取りミシン251に沿って上側に移動する(矢印13a参照)。
図11(b)に示すように、切取りミシン251は、ジッパタイプであるので、本カット部241aの端部から斜めカット部241bに向けて、より確実に亀裂が入る(矢印11c参照)。
以上の作業によって、貼付シール部220は、主シール部230、副シール部240及び副シール部250のうち主シール部230及び副シール部240のみが剥離基材から剥離し、副シール部250が残存した形態になる。これは、第1実施形態の貼付シール部20−1と同様な形態である(図6、図7参照)。
これにより、本実施形態の配送用シール201は、第1実施形態の配送用シール1−1と同様に、配送物の識別に利用できる。
配送用シール201は、つまみ245,255を有するので、作業性を向上できる。
なお、説明は省略するが、貼付シール部220の主シール部230、副シール部240及び副シール部250のうち主シール部230及び副シール部250のみを剥離基材から剥離する場合には、つまみ255を右下に向けて剥離すればよい。
これにより、主シール部230及び副シール部250は、切取りミシン251で分離することなく剥離基材から分離し、副シール部240が剥離基材に残存した態様となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態の説明及び図面では、前述した第2実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図14は、第3実施形態の配送用シール301を説明する図である。
図14(a)は、切取りミシン341の下端341Dの拡大図である。
図14(b)は、切取りミシン351の下端351Dの拡大図である。
図14(c)は、切取りミシン341の上端341Uの拡大図である。
第3実施形態の配送用シール301は、切取りミシン341の上端341U、下端341Dの形状と、切取りミシン351の上端351U、下端351Dの形状とを、第2実施形態から変更した。
以下の説明のうち剥離に係る説明は、主に、作業者がつまみ345をつまんで、副シール部340及び主シール部330を一体で剥離する例を説明する。
図14(a)に示すように、切取りミシン341の下端341D近傍には、貼付シール部周縁切込み11の下辺に連結するように、斜めカット部341bが設けられている。
作業者がつまみ345をつまんで、副シール部340を剥離し、副シール部340の貼付シール部周縁切込み11の左端11aに到達すると、亀裂が矢印14aの方向に進む。副シール部340の貼付シール部周縁切込み11及び主シール部330の貼付シール部周縁切込み11は、繋がる。
また、仮に、亀裂が矢印14bの方向に傾いても、斜めカット部341bに到達するので、結局、副シール部340の貼付シール部周縁切込み11及び主シール部330の貼付シール部周縁切込み11は、繋がる。
なお、この場合、亀裂が斜めカット部341bに沿って右上に進んで、斜めカット部341bの端部に到達したとしても、切込み341cによって力が分散され(矢印14c参照)、斜めカット部341bの端部における亀裂も抑制できる。
また、切込み341cの端部から本カット部341aまでの部分の長さL341dは、アンカット部341eの長さL341eよりも十分に大きく、この部分での破断も抑制できる。
これにより、切取りミシン341の下端341Dでは、副シール部340及び主シール部330が連続して剥離され、剥離作業の失敗を抑制できる。
図14(b)に示すように、切取りミシン351の下端351Dには、主シール部330の左下コーナ部に、R部351hが設けられている。このため、貼付シール部320は、主シール部330及び副シール部340が一体で剥離した状態では、コーナ部にRがつくことになり、見た目がよい。
また、貼付シール部周縁切込み11は、切取りミシン351の下端351Dでは、止め351jが設けられており、主シール部330及び副シール部350が不連続である。このため、剥離時には、主シール部330及び副シール部350が確実に分離し、主シール部330のみが剥離される。
図14(c)に示すように、切取りミシン341の上端341Uには、主シール部330の右上コーナ部のR部341hに連結する切込み341iが設けられている。このため、剥離時には、貼付シール部周縁切込み11の左端から切込み341iに向けて、左上に亀裂が入る(矢印14d参照)。これにより、貼付シール部周縁切込み11は、切取りミシン351の上端341U部分に止め341jが設けられていても、剥離時には、貼付シール部周縁切込み11が繋がる。
これにより、切取りミシン341の上端341Uでは、副シール部340及び主シール部330が連続して剥離され、剥離作業の失敗を抑制できる。
なお、切取りミシン341の下端341D近傍の斜めカット部341bは、前述したように、本カット部341aの破断を主目的とするものではないため、切取りミシン341の構成には含まれない。このため、本実施形態においても、切取りミシン341(第1分離線)は、貼付シール部周縁切込み11に不連続である。切取りミシン351の上端351U近傍の斜めカット部も、同様である。
また、つまみ355を右下に向けて剥離する場合には、図14(a)に示す下端341Dでは、本カット部341aの下端341kから、斜めカット部341bに向けて亀裂が入り、主シール部330及び副シール部340が分離する。
このため、斜めカット部341bには、つまみ345,355のいずれから剥離しても、亀裂が入ることになる。このように、いずれから剥離しても、亀裂が斜めカット部341bに繋がるように、斜めカット部341bは、傾きを45°にして、貼付シール部周縁切込み11の左端11aと、本カット部341aの下端341kとの中間に配置するのが好適である。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図15は、第4実施形態の配送用シール401を説明する図である。
配送用シール401は、切取りミシン411a(第1調整切込み)、切取りミシン411b(第2調整切込み)、切取りミシン441,451、つまみ445,455を備える。
切取りミシン411a,411bは、貼付シール部周縁切込み411の右側及び左側の辺を形成するミシン目である。
つまり、切取りミシン411aは、貼付シール部周縁切込み411のうち副シール部440(第1副シール部)及び客控10(周辺シール部)間の境界に設けられている。切取りミシン411bは、貼付シール部周縁切込み411のうち副シール部450(第2副シール部)及び客控10(周辺シール部)間の境界に設けられている。
切取りミシン411a,411bは、カット部の両側に斜めカット部が設けられたジッパータイプである。
切取りミシン411aは、切取りミシン451(第2分離線)と同様な形状のミシン目である。つまり、切取りミシン411aの斜めカット部の方向と、切取りミシン451の斜めカット部の方向とは、上矢印方向であり、同じである。
同様に、切取りミシン411bは、切取りミシン441(第1分離線)と同様な形状のミシン目である。つまり、切取りミシン411bの斜めカット部の方向と、切取りミシン441の斜めカット部の方向とは、下矢印方向であり、同じである。
また、切取りミシン411aと、切取りミシン451とは、縦方向において、ジッパ部が設けられている位置が同じである。同様に、切取りミシン411bと、切取りミシン441とは、縦方向において、ジッパ部が設けられている位置が同じである。
例えば、切取りミシン411aの最上部のジッパ部の位置と、切取りミシン451の最上部のジッパ部の位置は、長さL1,L2に示すように同じである。
切取りミシン451の下端451Dは、主シール部430の左下コーナ部が、R部451bになっている。このため、切取りミシン451の下端のカット部451cは、貼付シール部周縁切込み411の下辺に連続している。
また、貼付シール部周縁切込み411は、第3実施形態とは異なり、切取りミシン451の下端451Dの部分で連続している。
つまみ445は、主シール部430の下辺を、外側(下側)に突出した部分である。つまみ445は、半円状である。
左右方向において、つまみ445の中心から、切取りミシン411aまでの長さL411aと、切取りミシン451までの長さL451は、同等(又はほぼ同等)である。
同様に、つまみ455は、主シール部430の上辺に、設けられている。
図16は、第4実施形態の貼付シール部420の剥離方法を説明する図である。
店舗の担当等(作業者)は、以下のようにして、貼付シール部420を剥離できる。
ここでは、第2実施形態と同様に、主シール部430、副シール部440を一体で剥離する例を説明する。
図16(1)に示すように、主シール部430のつまみ445をめくりあげて、主シール部430の下辺側(他辺側)から上辺側(一辺側)に向けて剥離する。
図16(2)に示すように、剥離は、つまみ445の部分から、下辺を左右両方に均等に進む(矢印16a参照)。
長さL411a,L451が同等なので(図15参照)、剥離は、主シール部430の左下コーナ部、副シール部440の右下コーナ部にほぼ同時に到達する。
図16(3)に示すように、左側の領域では、切取りミシン451の下端451Dが易分離端であり貼付シール部周縁切込み411に連続しているので、主シール部430は、副シール部450とは分離して剥離する。また、右側の領域では、主シール部430は、貼付シール部周縁切込み411の右辺(切取りミシン411a)に沿って剥離する。
これにより、剥離は、切取りミシン451に沿って上側に進むとともに、切取りミシン411aに右辺に沿って上側に移動する(矢印16b参照)。
切取りミシン411a、切取りミシン451は、同様な形状である。また、縦方向において、切取りミシン411aのジッパ部は、切取りミシン451のジッパ部と、同様な位置に配置されている。このため、切取りミシン411aは、分離強度を切取りミシン451の分離強度と同等に調整することができる。これにより、作業者は、つまみ455を上辺側に向けて移動すれば、切取りミシン411a、切取りミシン451を、均等な速度で分離しながら、主シール部430、副シール部440を剥離できる。
また、図15(a)に示すように、ジッパ部は、両方向の切込み451aを備えるので、カット部451c端部からの亀裂が確実に切込み451aに進み(矢印15a参照)、アンカット部451dを安定して破断できる。
以上により、配送用シール401は、主シール部430、副シール部440が連結した状態で、一体で剥離できる。
なお、詳細な説明は省略するが、つまみ455を、主シール部430の上辺側から下辺側に向けて剥離すれば、主シール部430、副シール部450が連結した状態で、一体で剥離できる。
以上説明したように、配送用シール401は、主シール部430のつまみ445、455を選択して剥離することにより、主シール部430、副シール部440のみを剥離、又は主シール部430、副シール部450のみを剥離できる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図17は、第5実施形態の配送用シール501を説明する図である。
配送用シール501は、切取りミシン541,551の易分離端の形状を、第4実施形態の形状から第2実施形態の形状に変更した。
すなわち、配送用シール501は、第2実施形態と同様に、切取りミシン551の下端551Dに、R部551h、止め551jを備える。切取りミシン541の上端541Uも、同様である。
これにより、配送用シール501は、第2実施形態と同様な効果を奏する。すなわち、主シール部530及び副シール部540(又は副シール部550)が一体で剥離する場合に、コーナ部にRがつき見た目がよく、また、主シール部530及び副シール部550(又は副シール部550)を確実に分離できる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
図18は、第6実施形態の配送用シール601を説明する図である。
配送用シール601は、第2実施形態から以下の構成を変更した。
・副シール部250、切取りミシン251を削除した。
・主シール部630の左側に「通常」の文字が印刷された取扱種別表示652aを設けた。客控10に「通常」の文字が印刷された取扱種別表示652bを設けた。取扱種別表示652a,652bは、貼付シール部周縁切込み11の左辺を挟んで、ほぼ左右対称の位置に配置した。
・取扱種別「通常」に関連する配送情報653(細識別情報)を、貼付シール部周縁切込み11の左辺を跨いで、連続するように設けた。同様に、マークガイド654を、配送情報653を囲むように設けた。
・つまみ655を、主シール部630に左上コーナ部に設けた。
なお、副シール部640側の構成は、第2実施形態と同様である。
図19は、第6実施形態の貼付シール部620の「速達」選択時の使用方法を説明するである。
図20は、第6実施形態の貼付シール部620の「通常」選択時の使用方法を説明するである。
・「速達」選択時
図19に示すように、「速達」選択時の使用方法は、第1実施形態の配送用シール1−1(図5参照)、第2実施形態と同様である。
すなわち、図19(a)に示すように、店舗の担当等(作業者)は、「速達」の配送物の依頼を受けた場合には、「速達」のマークガイドに沿って、マーク644aを記載する。
そして、つまみ645を左上に向けてめくり上げる(矢印19a参照)。切取りミシン641の下端641Dは、難分離端である。
図19(b)に示すように、このため、貼付シール部620は、主シール部630、副シール部640が一体で剥離する。
配送担当等は、副シール部640の色彩によって、配送物の取扱種別を、一目瞭然で識別できる。
・「通常」選択時
図20(a)に示すように、店舗の担当等は、「通常」の配送物の依頼を受けた場合には、「通常」のマークガイド654に沿って、マーク654aを記載する。図20は、サイズB4、料金300円の例である。
そして、つまみ655を右下に向けてめくり上げる(矢印20a参照)。切取りミシン641の上端641Uは、易分離端である。
図20(b)に示すように、このため、貼付シール部620は、主シール部630、副シール部640が切取りミシン641で分離して、主シール部630のみが剥離する。
主シール部630には、マーク654aの半分が記載されているので、貼付シール部620として主シール部630のみを配送物に貼付した場合でも、取扱者(店舗の担当、配送担当等)は、配送物が「通常」であること、配送物のサイズ等を識別できる。
また、配送担当等は、副シール部640が存在せず、副シール部640の青色が存在しないことによって、配送物の取扱種別を、一目瞭然で識別できる。
客控10にも、マーク654aの半分が記載されているので、客(依頼者)は、配送物を「通常」で依頼したこと、配送物のサイズ等を識別できる。
以上説明したように、本発明の配送用シール601は、貼付シール部620が、主シール部630、副シール部640のみを備える構成でも、剥離態様を選択することにより、配送種別の識別に利用できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態において、通常と、速達とを識別する例を示したが、これに限定されない。例えば、通常と、チルド等とを識別等してもよい。
(2)実施形態において、識別シールは、配送物の種別の識別のために用いる例を示したが、これに限定されない。識別シールは、他の被着体の識別に用いてもよい。例えば、病院等において、複数の看者(被着体)の容態を識別したり、工場等において、複数の製品(被着体)の品質を識別するために用いてもよい。
1,1−1,1−2,1−3,201,301,401,501,601 配送用シール
10 客控
11,411,511 貼付シール部周縁切込み
20,20−1,220,320,420,520,620 貼付シール部
30,30−1,230,330,430,530,630 主シール部
40,40−1,240,340,440,540,640 副シール部(第1副シール部)
41,41−2,41−3,241,341,441,541,641 切取りミシン(第1分離線)
41U,241U,341U,441U,541U,641U 上端(易分離端)
41D,241D,341D,441D,541D,641D 下端(難分離端)
42a 取扱種別表示(主シール部第1識別情報)
42b 取扱種別表示
42b−1 取扱種別表示(第1副シール部識別情報)
42c 取扱種別表示
42d 取扱種別表示
43 配送情報(第1細識別情報)
43−1 配送情報(第1細識別情報)
44 マークガイド
50,50−1,250,350,450,550 副シール部(第2副シール部)
51,51−2,51−3,251,351,451,551 切取りミシン(第2分離線)
51U,251U,351U,451U,551U 上端(難分離端)
51D,251D,351D,451D,551D 下端(易分離端)
52a 取扱種別表示(主シール部第2識別情報)
52b−1 取扱種別表示(第2副シール部識別情報)
53 配送情報(第2細識別情報)
53−1 配送情報(第2細識別情報)
54,654 マークガイド
62 問合せ情報(管理情報)
62a 情報片
62b 分離線
63 管理コード(管理情報)
411a 切取りミシン(第1調整切込み)
411b 切取りミシン(第2調整切込み)
652a 取扱種別表示
652b 取扱種別表示

Claims (19)

  1. 剥離基材の剥離処理面上に粘着剤層を介して紙基材が貼り合わされた積層体からなり、前記紙基材表出面に表示された取扱種別表示及び配送情報を選択することによって速達、通常何れにも使用することが可能な配送用シールであって、
    前記紙基材には配送物に貼付される矩形状の貼付シール部が前記紙基材を貫通する貼付シール部周縁切込みによって形成され、
    前記貼付シール部には主シール部とその両脇の副シール部に分断する二本の切取りミシンが貼付シール部の短辺に平行に、かつ、紙基材を貫通する状態で形成され、
    前記主シール部の紙基材表出面には管理コードが機械読み取り可能に印刷され、貼付シール部の外側で、かつ、配送用シールの紙基材表出面には問い合わせ情報が目視可能に印刷され、
    一方の切取りミシンで主シール部と副シール部を分断し、主シール部を剥離基材から引き剥がしたときに、他方の副シール部が主シール部に連接して剥がされ、貼付シール部が剥がされた配送用シールは客控となること
    を特徴とする配送用シール。
  2. 請求項1に記載の配送用シールにおいて、
    一方の切取りミシンの近傍の紙基材表出面には、速達の取扱種別表示が印刷によって表示され、他方の切取りミシンの近傍の紙基材表出面には、通常の取扱種別表示が印刷によって表示され、
    配送物の大きさを示す配送情報及び当該配送情報を囲むマークガイドが前記それぞれの切取りミシンを跨ぐように印刷されていること
    を特徴とする配送用シール。
  3. 請求項1に記載の配送用シールにおいて、
    貼付シール部周縁切込みの一方の短辺の切込み近傍の紙基材表出面には、速達の取扱種別表示が印刷によって表示され、他方の短辺の切込み近傍の紙基材表出面には、通常の取扱種別表示が印刷によって表示され、
    配送物の大きさを示す配送情報及び当該配送情報を囲むマークガイドが前記それぞれの切取りミシンを跨ぐように印刷されていること
    を特徴とする配送用シール。
  4. 剥離層を備える剥離基材と、前記剥離基材上に粘着層及び基材を備えるシール層とが積層された識別シールであって、
    周辺シール部と、
    前記シール層により形成され、前記基材を貫通する貼付シール部周縁切込みによって、前記周辺シール部から分離して剥離基材から剥離可能に形成された貼付シール部とを備え、
    前記貼付シール部は、
    主シール部と、
    第1分離線を介して前記主シール部に連設された第1副シール部と、
    第2分離線を介して前記主シール部に連設された第2副シール部とを備え、
    前記第2分離線で分離して前記剥離基材から剥離することにより前記主シール部及び前記第1副シール部が一体で剥離する態様と、前記第1分離線で分離して前記剥離基材から剥離することにより前記主シール部及び前記第2副シール部が一体で剥離する態様とが選択可能であること、
    を特徴とする識別シール。
  5. 請求項4に記載の識別シールにおいて、
    前記第1副シール部は、第1副シール部識別情報を備え、
    前記第2副シール部は、第2副シール部識別情報を備えること、
    を特徴とする識別シール。
  6. 請求項5に記載の識別シールにおいて、
    前記周辺シール部及び前記第1副シール部に設けられ、前記貼付シール部周縁切込みを跨ぐように配置された第1細識別情報と、
    前記周辺シール部及び前記第2副シール部に設けられ、前記貼付シール部周縁切込みを跨ぐように配置された第2細識別情報とを備えること、
    を特徴とする識別シール。
  7. 請求項4に記載の識別シールにおいて、
    前記主シール部は、
    前記第1分離線側に主シール部第1識別情報を備え、
    前記第2分離線側に主シール部第2識別情報を備えること、
    を特徴とする識別シール。
  8. 請求項7に記載の識別シールにおいて、
    前記主シール部及び前記第1副シール部に設けられ、前記第1分離線を跨ぐように配置された第1細識別情報と、
    前記主シール部及び前記第2副シール部に設けられ、前記第2分離線を跨ぐように配置された第2細識別情報とを備えること、
    を特徴とする識別シール。
  9. 請求項6又は請求項8に記載の識別シールにおいて、
    前記第1細識別情報及び前記第2細識別情報は、それぞれ複数の種類が設けられていること、
    を特徴とする識別シール。
  10. 請求項6、請求項8又は請求項9に記載の識別シールにおいて、
    前記各第1細識別情報及び前記各第2細識別情報の周囲全周又は周囲一部に、前記貼付シール部周縁切込みを跨ぐように配置されたマークガイドを備えること、
    を特徴とする識別シール。
  11. 請求項4から請求項10のいずれかに記載の識別シールにおいて、
    前記主シール部、前記周辺シール部にそれぞれ設けられた管理情報を備えること、
    を特徴とする識別シール。
  12. 請求項4から請求項11のいずれかに記載の識別シールにおいて、
    前記識別シールは、配送用シールであり、
    前記貼付シール部は、配送物である被着体に再貼付され、
    前記周辺シール部は、配送元の控えであること、
    を特徴とする識別シール。
  13. 請求項12に記載の識別シールにおいて、
    前記周辺シール部の前記管理情報が設けられた部分は、
    分離線により前記周辺シール部から分離可能であり、
    発送元の控え片に再貼付可能であること、
    を特徴とする識別シール。
  14. 請求項4から請求項13のいずれかに記載の識別シールの使用方法であって、
    前記貼付シール部を、前記第2分離線で分離して前記剥離基材から剥離することにより前記主シール部及び前記第1副シール部が一体で剥離する態様と、前記第1分離線で分離して前記剥離基材から剥離することにより前記主シール部及び前記第2副シール部が一体で剥離する態様とを選択する工程と、
    剥離した前記貼付シール部を、被着体に再貼付する工程とを備えること、
    を特徴とする識別シールの使用方法。
  15. 剥離層を備える剥離基材と、前記剥離基材上に粘着層及び基材を備えるシール層とが積層された識別シールであって、
    周辺シール部と、
    前記シール層により形成され、前記基材を貫通する貼付シール部周縁切込みによって、前記周辺シール部から分離して剥離基材から剥離可能に形成された貼付シール部とを備え、
    前記貼付シール部は、
    主シール部と、
    一端が易分離端であり他端が難分離端である第1分離線を介して、前記主シール部に連設された第1副シール部とを備え、
    前記易分離端側から剥離することにより、前記主シール部と前記第1副シール部とを前記第1分離線で分離して、前記主シール部を前記剥離基材から剥離し、
    前記難分離端側から剥離することにより前記主シール部及び前記第1副シール部を一体で前記剥離基材から剥離すること、
    を特徴とする識別シール。
  16. 請求項15に記載の識別シールにおいて、
    前記第1分離線は、
    前記易分離端が貼付シール部周縁切込みに連続しており、
    前記難分離端が貼付シール部周縁切込みに不連続であること、
    を特徴とする識別シール。
  17. 請求項15又は請求項16に記載の識別シールにおいて、
    前記貼付シール部は、
    前記第1副シール部に加えて、第2分離線を介して前記主シール部に連設された第2副シール部を備え、
    前記第2分離線は、
    前記第1分離線の前記易分離端側が、難分離端であり、
    前記第1分離線の前記難分離端側が、易分離端であり、
    前記貼付シール部は、
    前記主シール部及び前記第1副シール部と、前記第2副シール部とを前記第2分離線で分離して、前記主シール部及び前記第1副シール部を前記剥離基材から剥離し、
    前記主シール部及び前記第2副シール部と、前記第1副シール部とを前記第1分離線で分離して、前記主シール部及び前記第2副シール部を前記剥離基材から剥離すること、
    を特徴とする識別シール。
  18. 請求項17に記載の識別シールにおいて、
    前記貼付シール部は、
    一辺側に前記第1分離線の易分離端と、前記第2分離線の難分離端とが配置され、
    前記一辺側に対向する他辺側に前記第1分離線の難分離端と、前記第2分離線の易分離端とが配置され、
    前記他辺側から剥離することにより、前記主シール部及び前記第1副シール部と、前記第2副シール部とを、前記第2分離線の易分離端から分離して、前記主シール部及び前記第1副シール部を前記剥離基材から剥離し、
    前記一辺側から剥離することにより、前記主シール部及び前記第2副シール部と、前記第1副シール部とを、前記第1分離線の易分離端から分離して、前記主シール部及び前記第2副シール部を前記剥離基材から剥離すること、
    を特徴とする識別シール。
  19. 請求項18に記載の識別シールにおいて、
    前記貼付シール部は、
    前記主シール部の前記他辺側を前記一辺側に向けて剥離するか、前記一辺側から前記他辺側に向けて剥離するか、を選択できるものであり、
    前記貼付シール部周縁切込みのうち前記第1副シール部及び前記周辺シール部間の境界は、
    前記主シール部の前記他辺側を前記一辺側に向けて剥離する状態で、前記第1副シール部及び前記周辺シール部間の境界の分離強度を、前記第2分離線の分離強度と同等に調整する第1調整切込みであり、
    前記貼付シール部周縁切込みのうち前記第2副シール部及び前記周辺シール部間の境界は、
    前記主シール部の前記一辺側を前記他辺側に向けて剥離する状態で、前記第2副シール部及び前記周辺シール部間の境界の分離強度を、前記第1分離線の分離強度と同等に調整する第2調整切込みであること、
    を特徴とする識別シール。
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